DeNA(☆3対0★)広島 =リーグ戦20回戦(2022.08.21)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:京山 将弥(2勝1敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗29S))
敗戦投手:大道 温貴(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】楠本 泰史(4号・1回裏ソロ),京山 将弥(1号・2回裏ソロ),牧 秀悟(20号・3回裏ソロ)

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◆DeNAは初回、楠本のソロで幸先良く1点を先制する。続く2回裏に京山のソロ、3回には牧のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・京山が7回途中無失点。その後は3投手の継投で完封リレーを展開し、京山は今季2勝目を挙げた。敗れた広島は、打線がつながりを欠いた。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が球団初の新人から2年連続20本塁打を狙う。牧は昨季22本塁打をマーク。DeNA新人が20本以上は59年桑田(31本)03年村田(25本)以来3人目だが、過去2人の2年目は桑田16本、村田15本だった。

◆DeNA京山将弥投手(24)が、プロ初アーチを放ち、自らを援護した。1点リードの2回2死走者なし。カウント2-1からの144キロの直球を左翼席最前列に運んだ。プロ6年目、79打席目での初アーチは、通算2安打目だった。DeNAの投手では、18年7月10日の中日戦のウィーランド、日本人投手に限れば、16年4月9日の山口俊(現巨人)以来のアーチだった。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が、3試合連続のアーチで2年連続の20本塁打を達成した。2点リードの3回2死走者なし、1ボールから広島大道の143キロの直球を左翼席に運んだ。「すごくいい感触で捉えることができました。京山が投げて、打って、躍動しているので、野手として援護できてよかったです」新人から2年連続の20本塁打は、5年連続を記録した91年の石井浩郎(近鉄)以来。球団では、59年桑田が1年目に31本を放ったが、2年目は16本。03年村田は1年目に25本を放ったが、2年目は15本で、球団史上初の快挙となった。

◆DeNAは、投打ががっちりかみ合って、広島に同一カード3連勝し、球団記録をさらに更新する横浜スタジアム17連勝を飾った。チームは7連勝した19年7月19~27日以来の6連勝を達成し、貯金を今季最多の9とした。投打で勝利に貢献したのは、先発の京山だった。7月3日のヤクルト戦以来の先発マウンドで、7回途中無失点と好投し、先発では今季初勝利を挙げた。バットでは1点リードの2回2死から、広島大道の144キロの高めの直球を強振。ハマスタ連勝中の勢いが乗り移ったかのように打球が伸び、左翼席最前列に飛び込んだ。プロ6年目、通算79打席目の初アーチは自身2安打目で、野手も驚きの表情を浮かべながら、お祭り騒ぎだった。京山のプロ初アーチに闘志を燃やしたのは、同学年の4番牧だった。2点リードの3回2死。3試合連続のアーチで2年連続の20本塁打を達成した。新人から2年連続の20本塁打は、球団史上初で、5年連続を記録した91年の石井浩郎(近鉄)以来だった。前回、日本一を達成した98年生まれの2人が、スタンドを沸かせ、ハマスタ連勝記録を更新し、最大17・5差だった首位ヤクルトに4ゲーム差に迫った。

◆セ・リーグ2位のDeNAが、4位広島と対戦。DeNAが投打ががっちりかみ合い、広島に同一カード3連勝。球団記録をさらに更新する横浜スタジアム17連勝を飾り、最大17・5差だった首位ヤクルトに4ゲーム差に迫った。序盤から楠本、京山、牧の一発攻勢で加点し、無失点リレーで広島打線を完封。先発の京山は投打で勝利に貢献し7回途中無失点と好投、バットでもプロ初本塁打を放ち、先発では今季初勝利。7連勝した19年7月19~27日以来の6連勝を達成し、貯金を今季最多の9とした。広島は7回に2死満塁の好機を迎えたが、長野が空振り三振に倒れるなど打線が沈黙。大道を援護できず敗れた。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が、3試合連続のアーチで2年連続の20本塁打を達成した。牧が自身2度目の3戦連発で、昨年の22本に続いて今季も20本に到達した。プロ1年目からの連続20本塁打は86~98年清原(西武→巨人)の13年が最長で、2年以上続けたのは90年から5年連続の石井(近鉄)以来9人目。1年目は打率3割1分4厘の牧だが、現在の打率は2割8分4厘。過去にプロ入り2年連続「打率3割+20本塁打」は58、59年長嶋(巨人)だけ。牧がここから打率を3割へ乗せ、史上2人目の記録を達成できるか。

◆プロ3年目の韮沢雄也内野手(21)が4回にプロ初安打を記録した。2死走者なしから投手大道の代打で出場。無失点投球を続ける先発京山の外角スプリットにうまくバットを合わせてゴロで三遊間を破った。5月3日巨人戦でのプロ初打席から、10打席目での初安打となった。試合後は喜びよりも安堵(あんど)の思いが表情ににじんだ。「展開的にも無得点だったので、まず塁に出られるようにと意識していました。やっと打てたなという感じです。(記念球は)両親にあげようかなと思います」。1軍に新型コロナウイルス陽性者が出たことで巡ってきた出番。「もちろんチャンスだと思っている。必死ですね、毎日。打撃においても守備においても自分の役割をしっかりと考えて貢献できるように頑張りたいと思います」。初安打にも、表情を引き締めて球場を後にした。

◆広島はDeNAの勢いにのみ込まれるように、今季11度目のゼロ封負けを喫した。4連敗で今季ワーストタイの借金6となった。先発大道は1回に先制ソロを許すと、2回には投手京山にも1発を浴びた。3回の牧のソロまで3イニング連続被弾で4回3失点。打線も若手右腕を援護できなかった。監督代行を務める河田雄祐ヘッドコーチ兼外野手走塁コーチ(54)の試合後の一問一答は以下の通り。-序盤の3被弾が重かった河田監督代行 「結局、投げ切れずに逆球になったのがホームランになっている。ただ、まだ先発して2試合目だし、コロナの影響もあって(代わりが)いないので。何とか単発の3発で踏ん張ったという見方にはなるかな。今日はもう打つ方がね。京山は良かったんだけど、何とかできるところもあった。(7回は)松山、長野と仕掛けてみたんだけど、あそこで点を取れなかったら、これはしょうがない」-京山投手のイメージがこれまでと違った河田監督代行 「ちょっと違ったね。最初の投球練習で1球もストライク入らないから、ちょっと慌てず、バラバラのようだったら攻撃もいろいろ考えようとは思っていたけど、堂林を(三振に)切ってから全部ストライク先行で。あとは(捕手の)伊藤が高めの真っすぐをうまく使って、それにはまってしまった。指にかかったいい真っすぐだったから、バッターが全部手を出してしまった。見逃せる高さではなかった。そういうところだと思う」-打線の状態について河田監督代行 「心配せずというか、ゼロだからね、結局。それは受け止めないといけないけど、これからまたヤクルト3連戦になるから。まだ28試合あるので、日々気持ちを新たにやっていかないと、本当にズルズルいってしまう」-コロナ陽性者は神宮途中からの合流もあるか河田監督代行 「そこはまだ。早い選手で25日にやっと練習できるくらいだから、(30日からの)甲子園くらいからになるんじゃないかな」

◆広島は投打とも奮わず4連敗を喫した。先発大道は1回に先制ソロを浴びると、2回は投手の京山にも左翼席に運ばれた。3回の牧のソロまで3イニング連続被弾。4回3失点で今季初黒星を喫した。打線も若手右腕を援護できず、今季11度目の完封負け。監督代行を務める河田ヘッドコーチは「受け止めないといけないけど、これからまたヤクルト3連戦。まだ28試合あるので、日々気持ちを新たにやっていかないと、本当にズルズルいってしまう」と懸命に前を向いた。▽広島大道(4回3失点)「相手が乗っていく雰囲気をつくってしまった。(京山の1発は直前に)三振ゲッツーを取って、流れをつくりたいという気持ちが強過ぎて、力が入り過ぎてしまいました」▽広島韮沢(5回に代打でプロ初安打)「展開的に無得点だったので、まず塁に出られるようにと意識していました。やっと打てたなという感じです。(記念球は)両親にあげようかなと思います」

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が、3試合連続のアーチで2年連続の20本塁打を達成した。2点リードの3回2死、広島大道の143キロの直球を左翼席に運んだ。「すごくいい感触で捉えることができました。京山が投げて、打って、躍動しているので、野手として援護できてよかったです」。新人から2年連続の20本塁打は球団史上初で、5年連続を記録した91年の石井浩郎(近鉄)以来の快挙だった。三浦大輔監督(48)は「牧ですから。うちの4番ですからね」と全幅の信頼を寄せた。

◆DeNAの先発、京山将弥投手(24)が二回2死走者なしで迎えた第1打席に、左翼席へプロ初本塁打を放った。プロ入りから昨季まで5年間、67打席連続無安打に終わっていた右腕。79打席目で放った通算2本目の安打が衝撃の一発となり、味方のベンチも思わず頭を抱えた。

◆DeNAの4番、牧秀悟内野手(24)が三回に3試合連続の本塁打。1年目の昨季(22本塁打)に続き、球団史上初となる新人から2年連続の20号に到達した。2―0の三回2死走者なし。大道に対して1ボールからの2球目、甘く入った143キロ直球を左翼席へと運んだ。1959年に1年目で31本塁打を放った桑田武も2年目は16本塁打。2003年に25本塁打を放った村田修一も15本塁打に終わる中、偉大な先輩たちも果たせなかった偉業を牧が成し遂げた。

◆DeNAが快勝し、本拠地ハマスタで17連勝を飾った。一回、楠本が右翼席へ先制4号ソロ。二回は先発の京山が左翼席へ1号ソロを放つと、三回は牧が左翼席へ3戦連発となる20号ソロと一発攻勢をかけた。牧は1年目の昨季(22本塁打)に続き、球団史上初となる新人から2年連続の20号に到達。京山は七回途中無失点で2勝目(1敗)を挙げ、首位・ヤクルトのゲーム差を4に縮めた。ハマの若き4番が、また一つ新たな歴史を刻んだ。DeNA・牧が三回、3試合連続の本塁打をマーク。1年目の昨季(22本塁打)に続き、球団史上初となる新人から2年連続の20号に到達した。「すごく良い感触で捉えることができた。京山が投げて、打って躍動しているので、野手として援護できよかった」2―0の三回2死走者なし。第1打席で左前打を放った広島先発の大道に対し、1ボールからの2球目、甘く入った143キロ直球を力強く振り抜いた。打球は広島ファンが赤く染める左翼席へと一直線。1959年に1年目で歴代新人最多タイの31本塁打を放った桑田武も、2年目は16本塁打どまり。2003年に25本塁打を放った村田修一も翌年は15本塁打に終わっていた。昨季、数々の新人記録を塗り替え、セ・リーグ新人特別賞を受賞した牧が2年目の今季、偉大な先輩たちも果たせなかった偉業を成し遂げた。牧と同学年の先発・京山が二回、プロ通算79打席目に2本目の安打で初本塁打をマーク。衝撃的な一発に触発されるように、主砲もメモリアルアーチを放った。(浜浦日向)

◆DeNAの守護神・山崎が九回に4番手で登板。2三振を奪って三者凡退で試合を締め、リーグ単独2位に浮上する29セーブ目を挙げた。直近6日間で4セーブを記録し、史上8人目の通算200セーブに王手。「ここまでこられたのも仲間のおかげ。監督、コーチ、トレーナーさん、チームの関係者の方々に感謝したい」と偉業達成を誓った。

◆広島は投打で精彩を欠き、4連敗。先発大道は「向かっていく姿勢でいった」ものの立ち上がりから制球が甘く、三回までに毎回ソロ本塁打を浴びた。4回で7安打を許して3失点。「何とか流れを止めたかったが」と今季初黒星に肩を落とした。打線は七回の絶好機を生かせず零敗。3点を追い、安打と死球で1死一、二塁と攻めて京山を降板に追い込んだ。しかし代わった伊勢に代打松山は三邪飛に打ち取られ、四球を挟んで満塁にしても代打長野が空振り三振に倒れた。このカード6連敗となった。

◆DeNA・京山将弥投手(24)が七回途中無失点、6奪三振の力投。7月14日の広島戦(マツダ)以来、先発としては今季初となる2勝目を挙げ「本当に勝ててよかった。伊藤光さんのリードのおかげ」と胸をなで下ろした。力強い直球と鋭い変化球を武器に広島打線を手玉に取った。五回2死から連打で二、三塁のピンチを招いたが、羽月を147キロの直球で左飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。二回2死の第1打席では左翼席へプロ初本塁打を放った。通算79打席で2本目の安打が豪快なアーチとなり、味方ベンチも驚きを隠せなかったが「いつも一発いってやろうと狙っている。それが本塁打になってよかった」。夏の甲子園では母校・近江が4強入り。2年春、3年夏に出場した右腕は「すごく誇りに思う」と後輩の活躍に刺激を受けていた。自身も現役時代にギネス世界記録に認定された、投手で24年連続安打をマークした三浦監督(通算1本塁打)は「びっくりした。よく思い切って振った。本当に完璧でナイスバッティング」と絶賛。本職の投球についても「本人にもチームにも大きな勝利だった」とねぎらった。

◆真夏の大進撃だ!! DeNAは21日、広島20回戦(横浜)に3―0で勝利し、今季初の6連勝。プロ野球史上3球団目の本拠地17連勝を飾った。4番・牧秀悟内野手(24)が三回に3試合連発となる20号ソロ。新人から2年連続で20本塁打に到達するのは、球団史上初の快挙となった。チームの貯金を今季最多の9とし、最大17.5あった首位・ヤクルトとのゲーム差を4とした。ベイスターズの勢いが止まらない。今季3勝14敗と苦しんできた日曜日にも勝利し、今季初の6連勝。プロ野球史上単独3位の本拠地17連勝に、グラウンドで何度も勝利のハイタッチを交わした牧は、充実感を漂わせた。「いやぁ、本当にすごい。去年経験できなかったワクワク感というか、チーム、ファンが一体になっている感じがする」メモリアルな一発で勝利を手繰り寄せた。2―0の三回2死。1ボールから大道の甘く入った143キロの直球を振り抜き「何とか追加点を、という気持ちで、すごくいい感触で捉えられた」と鯉党で赤く染まる左翼席へたたき込んだ。3戦連発の今季20号。昨季の22本塁打に続き、新人から2年連続の20号到達は1年目に31本の桑田武、25本の村田修一も達成できなかった球団史上初の偉業だった。また一つ、球団史にその名を刻み「素直にうれしい気持ちでいっぱい」と喜びを表現した。まさかの一発が、牧の心に火をつけた。二回、同学年右腕の京山がプロ1号をマーク。「あれを見せられたので、野手は何とかしないとまずいなと。本当に京山さまさまです」と自らも次の回に本塁打を放った。球団が前回日本一に輝いた1998年に生まれた2人の活躍が、チームの勢いをさらに加速させた。人気ユーチューバーからパワーをもらっている。移動時間などにゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」で「マリオカート」を楽しむ牧、佐野、桑原らは今季、同ゲームの配信などで人気のYouTubeチャンネル「サワヤンゲームズ」で恒例の右肘を上げるポーズ「デスターシャ」を本塁打パフォーマンスに取り入れた。佐野が同チャンネルを運営する日本在住のウクライナ人、サワヤン兄弟を招待した6月28日の阪神戦(横浜)から、驚異の本拠地17連勝がスタート。前カードの巨人戦からは同チャンネル内に登場する「しゃべる白いウサギ」の人形を桑原が調達し、試合前のベンチに持ち込んだ。円陣の輪にも加わった1週間は6戦全勝だ。燕の背中が見えてきた。7月4日時点で最大17・5(5位)あった首位・ヤクルトとのゲーム差が、ついに4に。23日からの阪神戦(京セラ)の後には、26日から本拠地にヤクルトを迎えて3連戦を戦う。「すごくいい形で勝っているので、来週も続けていきたい」と牧。逆転優勝へ、道筋がはっきりと見えてきた。(浜浦日向)★暑さ対策 牧は夏場の勝負どころを乗り切るために細かい工夫を施している。7月の球宴明けから、練習時に白のスパイクを使用するようになった。黒よりも表面温度、内部温度ともに下がるとして、高校野球でも2019年から使用可能となった白スパイクを暑さ対策として導入。昨年は東京五輪開催に伴う中断期間で〝未体験〟だった8月の戦いも、ここまで月間打率・306、3本塁打と好調を維持している。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
63461 0.578
(↓0.005)
-
(-)
33474
(+2)
427
(+5)
132
(-)
60
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.490
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
56472 0.544
(↑0.005)
4
(↑1)
38376
(+3)
391
(-)
85
(+3)
35
(-)
0.252
(-)
3.390
(↑0.03)
3
(-)
阪神
56572 0.496
(↑0.005)
9
(↑1)
28395
(+6)
329
(+1)
73
(-)
88
(+3)
0.241
(↑0.002)
2.520
(↑0.02)
4
(-)
広島
53593 0.473
(↓0.004)
11.5
(-)
28435
(-)
434
(+3)
69
(-)
22
(-)
0.255
(↓0.001)
3.490
(-)
5
(-)
巨人
53601 0.469
(↓0.004)
12
(-)
29432
(+1)
498
(+6)
130
(+1)
50
(-)
0.243
(-)
3.970
(↓0.01)
6
(-)
中日
49591 0.454
(↑0.005)
13.5
(↑1)
34321
(+5)
391
(+2)
55
(-)
40
(-)
0.248
(↑0.001)
3.390
(↑0.03)