楽天(☆1対0★)ロッテ =リーグ戦20回戦(2022.08.21)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ロッテ
0000000000100
楽天
00001000X1700
勝利投手:藤平 尚真(1勝0敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝2敗26S))
敗戦投手:小島 和哉(2勝9敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ロッテ戦チケット予約

DAZN

◆楽天は0-0で迎えた5回裏、2死一二塁の好機から小深田が適時二塁打を放ち、先制に成功する。投げては、先発・藤平が6回途中1安打無失点。その後は4投手の継投でリードを守り、藤平は今季初勝利を挙げた。敗れたロッテは先発・小島が好投するも、打線が沈黙した。

◆ロッテは悔やまれる形で先制を許した。先発の小島和哉投手(26)は初回からテンポよく楽天打線を抑えていた。5回2死一、二塁で小深田を迎えた。初球、スライダーで右飛に打ち取ったと思われた。右翼の岡大海外野手(31)が落下点へ。が、直後にボールは岡の数メートル手前にポトリと落ちた。ボールを見失っていた。その間に二塁走者が生還。先制を許す適時二塁打となった。この日の試合は午後5時開始で、先制打の場面は午後6時半ごろ。既にナイター照明はついていたが、薄明かり。薄暮の時間帯だった。

◆楽天藤平尚真投手(23)が、"初勝利"を挙げた。今季7度目の登板、4試合目の先発。5回1/3を1安打無失点と好投し、今季初勝利を挙げた。これまでプロ通算7勝はすべてビジター登板だった。18年9月17日ロッテ戦以来、1434日ぶりの勝利は、待望の仙台でつかんだ。「とても長かったですけど、とてもうれしいです」と笑顔だった。新球チェンジアップで一皮むけた。7月31日日本ハム戦で5回3失点。その後小山1軍投手コーチから、決め球とカウントを取る球をしっかり区別して投げるようにと助言をもらった。 何かを変えたい。オフに岸と自主トレをした際に書き込んだノートを読みあさった。「岸さんにチェンジアップについていろいろ聞いていた。その時は他に悩みがあってそこまで至らなかった」。これまでは130キロ台後半から140キロ台前半の速いチェンジアップ。先輩からの助言で、緩急をつけられるものへと変えていった。"師匠"はそれでも百戦錬磨のベテラン。「岸さんの感覚は、僕の中ではちょっと難しすぎて...。結構天才的な表現なので。たくさん細かく聞いて、どうなっているんですかとか身ぶり手ぶりでいろいろ教えてもらいながら、自分の感覚と岸さんの感覚を合わせた」と笑う。試行錯誤で自己流にアレンジ。少しずつ自分のものに落としていった。前回登板の14日西武戦から本格的に投げ始め、手応えをつかんできた。この日の7奪三振のうち、3つは新球。「取り組んできたチェンジアップもしっかり形になった」。自信が増す1勝となった。【湯本勝大】▽楽天石井GM兼監督(藤平について)「過去の成績はあんまり関係ないですよね。これからの選手。将来は楽天で先発の柱としてやってくれるような努力を、またステップを踏んでくれればいいんじゃないかな」

◆ロッテはリーグ単独ワーストとなる今季16度目の完封負けを喫し、再び自力優勝が消えた。楽天藤平を打てなかった。2回の菅野の左前打のみ。6回途中からは強力リリーフ陣に抑えられた。1安打完封負けは今季3度目の屈辱だ。守備でも痛恨のミスが出た。5回2死一、二塁で、右翼岡が小深田のフライを見失った。午後6時半ごろ。ナイター照明はついていたが、ちょうど薄暮で、打球が見づらかった可能性はある。とはいえ、完全に打ち取った当たりが適時二塁打になった。走者を背負っても粘り強く投げていた小島は、これが唯一の失点。打線の援護もなく、見殺しにされた。ベンチの勝負手も空振りとなった。1点を追う7回、先頭の山口が四球を選ぶと、代走で和田を送った。宋家豪の4度のけん制の後、和田は二盗を試みる。だが、外角真っすぐを要求した炭谷は、捕球後、二塁へ好送球。ベテラン捕手の思惑が勝り、球界屈指の俊足は刺された。仮に盗塁成功なら無死二塁。そこから1死三塁をつくれれば、同点のチャンスは広がっただろう。僅差の終盤にもう1度、打席が回る可能性がある4番を下げてでも1点を取るべく、積極的に動いた。現状を打開しようという意図は伝わってきた。しかし、突破口を開く前に封じられた。井口資仁監督(47)は「(小島は)いいピッチングをしてました。野手が、ちょっと足を引っ張ってしまいましたね。打つ方は1安打しか打ててない。本当に小島を援護できなかった」と嘆いた。対戦が少ない藤平だったが、ミーティングは重ねていた。「1打席で終わってるわけじゃないので、攻略していかないといけない。打てる球はいっぱいありました」と、理由にはしなかった。今カード、初戦は佐々木朗が3本塁打を浴びながらも、松川の逆転打が飛び出し、白星スタートだった。だが、そこから2連敗で負け越し。この日は1安打とはいえ、失点は1点のみだ。勝機が全くなかったとは言えない。9回は相手の守護神・松井裕に簡単に3人で終わった。もちろん、負けるつもりでやっている選手は誰もいない。ただ、あまりに悔しさが残る試合だった。23日からは本拠地で6連戦が待つ。西武、楽天と上位チームが相手。井口監督は「しっかり1週間、打ち込める時間もあるので頑張っていきたい」と言った。屈辱を、どう生かすか。何もしなければ、CS圏内は離れていくばかりだ。【古川真弥】ロッテが今季3度目の1安打敗戦となったが、4月19日西武戦、同20日西武戦に続き、3試合とも唯一の安打が菅野。シーズンに3度も1人でチームの全安打を記録してノーヒットを阻止したのは、82年山本浩(広島)96年久慈(阪神)13年陽岱鋼(日本ハム)に次いで4人目だ。また、ロッテが1安打負けをシーズン3度以上は、4度喫した東京時代の65年以来57年ぶり2度目。▽ロッテ小島(6回7安打1失点で9敗目)「ランナーを出す機会が多かったですが、しっかりバッテリーで攻めたり、かわしたりするピッチングができたと思います。もう1イニングは投げなければいけないと思いますし、中継ぎ陣にも申し訳ないです」

◆楽天宮森智志投手(24)がデビューから10戦連続無失点とした。6回1死一塁で2番手で登板。高部を遊ゴロ、中村奨を空振り三振に打ち取った。21年育成ドラフト1位で入団し、今年7月30日に支配下登録。現在は勝ちパターンの一角を担うほど、首脳陣からの評価も急上昇している。中継ぎとしてチームの3位浮上に貢献した右腕は「育成からここまで上がってこれたのはうれしいですが、責任が伴うポジションでもあるので全力でやっていこうと思います」と引き締めた。

◆おまたせしました! 楽天藤平尚真投手(23)が、5回1/3を1安打無失点と好投。18年9月17日ロッテ戦以来、1434日ぶりの勝利を挙げた。これまで通算7勝はすべてビジター登板。念願の本拠地仙台で初勝利。「自分の野球人生の中でも、とても印象深い1日になった」と笑顔だった。直球がキレた。1回先頭の荻野を外角151キロ直球で見逃し三振。2死では中村奨をカウント2-2から高め150キロ直球で見逃し三振を奪った。「指のかかりはすごいいいものはあった」と手応えをつかんだ。最大の武器をさらに生かすため、新球に取り組んだ。昨年オフの自主トレを一緒に行った岸から、チェンジアップを教わった。これまで、ボールを挟んで握り、130キロ台後半から140キロ台前半と速いものだった。先輩投手のアドバイスを受け、自分に合うようにアレンジ。球速が遅く進化した。前回登板の14日西武戦から本格的に投げ始め、この日も要所で効いた。緩急があるから、直球で差し込める。「銀さん(炭谷)に、真っすぐを生かしてくれるような配球をしてもらいました」と頭を下げた。横浜時代は西武今井、ヤクルト寺島、広島高橋昂と「高校BIG4」と呼ばれ、高校野球を沸かせた。プロ入り後は苦労が続き、やっと立てた仙台のお立ち台。「ずっと期待して応援してくれている方がいるんだなと思いながら見ていたら、ちょっとグッとくるものがありました。そういう人たちのためにももっと勝ちを見せたい」。まだまだ6年目の若手。これからもたくさんのファンを喜ばせていく。【湯本勝大】

◆逆転優勝の起爆剤へ! 楽天オコエ瑠偉外野手(25)が、猛アピールを続けている。「6番中堅」で先発し、2安打。5回には先制で決勝となる本塁を踏んだ。19日に今季初の1軍選手登録。20日に今季初出場、初先発を果たすと、1安打1盗塁。連日の活躍となった。ファンからの注目度も高い選手。スタンドを大きく沸かせた。オコエは積極的に仕掛けた。この日の3打席、すべてでファーストストライクを振った。同点で迎えた5回先頭で迎えた第2打席は、カウント1ボールから小島の142キロ直球を中前に運んだ。直後、鈴木大の犠打で二塁へ進み、2死一、二塁で小深田の右二塁打で生還。これが決勝点となった。6回2死一塁では、初球の外角低め131キロチェンジアップを空振り。2球目、同じコースに来たチェンジアップを左前打にした。「元々、初球から甘い球は逃さず打ちにいくタイプ。継続していくとともに、早打ちになってしまったり、裏目に出てしまう時もあるとは思う。そういったミスをなるべく減らす意識はしています。ただ、その中でも引きがちにはならないように気をつけています」と引き締めた。"原点回帰"の打撃を目指している。高卒2年目の17年には141打席だが打率3割を記録。以降は低迷した。「若干ですが自分の思い通りのフォームになっていなかったので、17年の打撃フォームに近づけていて。それが今年はスムーズにいっています。昨年はコンタクト力が足りていなかったのですが、今年はそこもいい手応えがありますね」とうなずいた。今季2軍戦では打率3割1分6厘と好調。勢いそのまま、1軍でも結果を残している。外野は辰己が新型コロナ陽性判定で離脱、西川がコンディション不良で2軍調整中も、島内、岡島、田中和、武藤ら層は厚い。昨年11月には左膝の手術を受け、今年は出遅れただけに、闘争心を熱く燃やしている。「状態がいい時だけではないので、隙のないプレーを常に心がけています」。全力プレーで"混パ"を戦うチームに勢いをもたらす。【湯本勝大】

◆今季初めて中6日での登板となった楽天先発の藤平は5回1/3を投げ、1安打無失点と好投。2018年9月17日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来の白星で、プロ6年目にして本拠地初勝利を手にした。六回途中からは継投で五回に小深田の適時二塁打で得た1点を守り切った。「野手の方が点を取ってくれるまでは絶対に0で抑えるという思いを持って全力で腕を振りました」立ち上がりから攻めの投球を見せ、積極的にストライクゾーン内に150キロ超の直球を投げ込んだ。前回登板から投げ始め「すごくいい感覚」というチェンジアップはこの試合でも効果はてきめん。両コーナーに加え、奥行きを使った投球で五回まで毎回の7三振を奪った。「身体の状態もよかったですし、取り組んできたチェンジアップもしっかり形になった」と手応えを口にした。2017年に横浜高からドラフト1位で楽天に入団。ルーキーイヤーは3勝、18年も4勝を挙げたが19年から勝利が遠ざかり、昨季は1軍登板なしでシーズンを終えた。 同学年で21年のドラフト1位・早川は昨季、新人ながら9勝をマーク。現在は2軍調整中も今季はここまで5勝を挙げており、ひと足先を走られている。この試合は同学年の藤平が気迫あふれる快投で〝ドラ1〟の矜持(きょうじ)を示した。(加藤次郎)

◆ロッテは零封負け。小島が先発し、6回1失点で役割を果たしたが、9敗目を喫した。「走者を出す機会が多かったが、しっかりバッテリーで攻めたり、交わしたりする投球ができたと思います」守備でも足を引っ張られた。0-0、五回2死一、二塁。右翼へ平凡な打球が上がった。失策こそ記録されなかったが、右翼手の岡が打球を見失い、適時二塁打となった。ベンチから見守った木村コーチから「三回は全打者にフルカウントまでいったので、いろいろなことを考えすぎず、もう少しシンプルに攻めてもらいたい」と指摘されたが、左腕は修正しただけに、悔いが残る。計90球、ボールを丁寧に低めに集めた。小島は要所を締めたが「もう1イニングは投げなければいけないし、中継ぎ陣にも申し訳ないです」と責任をかぶった。井口監督は「小島はいい投球をしてくれた」とねぎらった。チームは今季16度目の零封負け。本拠地に戻り、23日から上位の西武、楽天と6連戦。チーム一丸となって食い下がるしかない。

◆ロッテは今季16度目の零封負け。先発した小島和哉投手(26)は6回1失点で9敗目(2勝)を喫した。五回2死一、二塁。小深田の平凡な飛球が右翼に上がり、失策こそ記録されなかったが、右翼手の岡が打球を見失い、適時二塁打となった。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。ーー小島は粘投した「いい投球をしてくれた。野手も足を引っ張り、打つ方も1安打しか打てなくて、本当に小島を援護できなかった」ーー楽天先発の藤平とは対戦が少ない「ミーティングはしました。1打席で終わっているわけではないので、攻略しないといけない。打てる球は結構あったと思います」ーー八回から勝ちパターンのゲレーロをつぎ込んだ「投手陣は何とか1点でしのいでくれましたけど、点が取れなかったということだと思います」ーー23日から本拠地で6連戦「しっかりと切り替えてやりたいと思います。打つ方が、これではいけない。しっかり1週間、打ち込める時間もあるので頑張っていきたいと思います」

◆今季4度目の先発登板に臨んだ楽天・藤平尚真投手(23)は5回?を投げ、1安打無失点。2018年9月17日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来の白星でプロ6年目にして本拠地初勝利を手にした。「絶対に0で抑えるという思いを持って全力で腕を振りました」序盤から強気に投げ込んだ。最速151キロの直球とチームメートの岸から教わり、前回登板から投げ始めたというチェンジアップを軸に五回まで毎回の7奪三振。両コーナーに加え、奥行きを使った投球に「取り組んできたチェンジアップもしっかり形になった」とうなずいた。横浜高3年時には夏の甲子園大会初戦で13奪三振をマーク。17年にドラフト1位で楽天に入団した。2年目までに7勝を挙げたが19年から勝利がなく、昨季は1軍登板なし。それでも「ここにきて気持ち的にも一段階変われている」と強い気持ちを持ち続けた。復活を感じさせる〝ドラ1〟右腕の好投でチームは3位に浮上。初めて本拠地のお立ち台に上がった藤平は「とても長かったですけど、とてもうれしい。ここからチームのために全力で腕を振って頑張ります」と力強く語った。(加藤次郎)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
60513 0.541
(↑0.005)
-
(-)
29386
(+3)
338
(+1)
93
(-)
54
(-)
0.233
(↑0.001)
2.540
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
57492 0.538
(↑0.005)
0.5
(-)
35408
(+5)
367
(+1)
77
(+4)
63
(-)
0.255
(-)
3.160
(↑0.02)
3
(1↑)
楽天
56512 0.523
(↑0.004)
2
(-)
34404
(+1)
367
(-)
77
(-)
80
(-)
0.246
(-)
3.220
(↑0.03)
4
(1↓)
ORIX
59550 0.518
(↓0.004)
2.5
(↓1)
29375
(+1)
352
(+3)
63
(+1)
52
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.730
(-)
5
(-)
ロッテ
51571 0.472
(↓0.005)
7.5
(↓1)
34352
(-)
404
(+1)
68
(-)
102
(-)
0.223
(↓0.002)
3.290
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
44662 0.400
(↓0.004)
15.5
(↓1)
31358
(+1)
418
(+5)
82
(-)
75
(+1)
0.233
(↓0.001)
3.490
(↓0.01)