楽天(★6対15☆)ソフトバンク =リーグ戦16回戦(2022.08.23)・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
402025020152001
楽天
10000050061600
勝利投手:石川 柊太(5勝7敗0S)
敗戦投手:則本 昂大(7勝8敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】ガルビス(2号・6回表満塁)

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◆ソフトバンクは初回、野村大と谷川原の適時打で一挙4点を先制する。その後は5回表に今宮の2点適時打、6回にガルビスのグランドスラムが飛び出すなど、終わってみれば20安打で15得点を挙げた。投げては、先発・石川が今季5勝目。敗れた楽天は、投手陣が崩壊した。

◆楽天松井裕樹投手(26)は、3日ロッテ戦から7試合連続セーブ中。連続試合セーブの記録は98年佐々木(横浜)の22試合があるが、楽天では06年福盛の8試合が最長。球団記録に並ぶセーブ機会はあるか。

◆楽天則本昂大投手(31)が、今季最短3回でKOされた。厳しい立ち上がりとなった。1回先頭今宮から3連打を浴び、いきなり無死満塁のピンチを招いた。1死満塁から野村大に右翼へ2点適時打を浴び、先制点を献上。2死満塁では谷川原に右翼へ2点適時打を放たれ、初回に打者一巡で一挙4点を失った。2回は6球で3者凡退とするも、3回にさらに2失点。3回9安打6失点で降板。3回の攻撃時には、太田に代打田中貴が送られ、バッテリーごと入れ替わった。則本は76球のうち、直球は22球のみ。変化球で攻め続けた。直球は最速150キロが1球のみ。140キロ台と、持ち味の力強い投球が鳴りを潜めた。

◆楽天則本昂大投手(31)が、今季最短3回でKOされ、今季8敗目を喫した。1・5差で追う2位ソフトバンクとの一戦。「一生懸命投げてチームが勝てるように。どんな形でも勝てるようにしたい」と闘志を燃やしたが、厳しい立ち上がりとなった。1回先頭今宮から3連打を浴び、いきなり無死満塁のピンチを招いた。1死後、野村大に右翼へ2点適時打を浴び、先制点を献上。2死満塁では谷川原に右翼へ2点適時二塁打を放たれ、初回に打者一巡で一挙4点を失った。2回は6球で3者凡退とするも、3回にさらに2失点。3回9安打6失点で降板。3回の攻撃時には、太田に代打田中貴が送られ、バッテリーごと入れ替わった。則本は76球のうち、直球は22球のみ。直球は最速150キロが1球だけだった。140キロ台と、持ち味の力強い投球が鳴りを潜めた。変化球で攻め続けたが、ソフトバンク打線につかまった。マウンド上では、終始険しい表情だった。4回から2番手で登板した石橋も崩れ、6回時点ですでに今季ワーストの13失点。序盤から大差をつけられた。夏の甲子園で優勝した仙台育英はこの日、宮城野校舎で優勝報告会を行った。楽天生命パークとは徒歩5分ほどの距離。仙台市民が歓喜で沸いた数時間後、ため息が漏れるナイターとなった。

◆楽天則本昂大投手が、今季最短3回でKOされ、今季8敗目を喫した。1回先頭今宮から3連打を浴び、いきなり無死満塁のピンチを招いた。1死後、野村大に右翼へ2点適時打を浴び、先制点を献上。初回に打者一巡で一挙4点を失った。3回にさらに2失点。3回9安打6失点で降板した。76球のうち、直球は22球のみ。直球は最速150キロが1球だけ。140キロ台と、持ち味の力強い投球が鳴りを潜めた。変化球で攻め続けたが、ソフトバンク打線につかまった。マウンド上では、終始険しい表情。試合後は「今はちょっと何も考えられないので、明日以降、冷静になってしっかり振り返りたいと思います」と放心状態だった。救援陣も打ち込まれ、20安打15失点はともに今季チームワースト。仙台育英が甲子園の優勝報告会を行った宮城野校舎から楽天生命パークとは徒歩5分ほどの距離。仙台市民が歓喜で沸いた数時間後、ため息が漏れるナイターとなった。

◆メジャー通算109本塁打のソフトバンク・ガルビスが開幕戦以来約5カ月ぶりの2号本塁打を放った。7点リードの6回1死満塁で、楽天石橋から右翼スタンドへ豪快に運び「真っすぐを完璧に捉えることができた。とにかくボールをよく見てコンタクトすることだけを考えていたよ」。久々の柵越えを確信した助っ人は、打球を悠然と見送り、ゆっくりと走りだした。NPB1号から2本連続でグランドスラムと、千両役者ぶりを発揮した。ガルビスは鳴り物入りで入団も、5月と6月に2度の2軍降格を経験。長いファーム生活となったが、ガルビスは「自分が日本の野球に適応していく1つのプロセス。米国でも最初はマイナーで経験を積んで、やっとメジャーに上がれた。筑後の選手やスタッフに感謝している」と謙虚に取り組んできた。チームのコロナ禍の中、今月20日に再昇格。今度こそ、救世主になる。ガルビスが来日初アーチを放った3月25日の日本ハム戦に続き、2号も満塁本塁打。初本塁打から2本続けて満塁弾は、06年に青野(ロッテ)が6月14日横浜戦、7月1日ソフトバンク戦で打って以来16年ぶり2人目。

◆楽天石井一久GM兼監督(48)が、則本昂大投手(31)の投球に苦言を呈した。1・5差で追う2位ソフトバンクとの3連戦初戦。より重要な1戦で、則本が3回9安打6失点でKO。「今は調子いいと調子悪いでピッチングが左右されちゃいけない。やらないといけないときというのは必ずある。関係ないです。ここまで来たらチームを勝たせるのが仕事」と厳しかった。チームのエースだからこそ、勝負どころで勝たないといけない。「やっぱり中心にいる選手というのはそういう選手。その自覚があるかないか分からないですけど。調子悪くてもその立場にいる人はある程度試合を持ってくるし、他の球団見ててもそうじゃないですか」と話した。これで則本は今季7勝8敗。7月からの2カ月間では1勝6敗とエースらしい投球ができていない。石井GM兼監督は、そのまま先発ローテーションから外さない見通し。「ノリは常にマウンドに立って戦わないといけないと思います。それが使命なので。1回ローテーションを外すとかそういうことじゃない。チームとして大事な時期なので、やっぱりマウンドに立つべきだと思います」と奮起を促した。

◆楽天クリス・ギッテンス内野手(28)が、来日初安打を放った。この日1軍に合流し、「5番DH」で即先発出場。4回無死一塁で迎えた第2打席で、石川から左前打を放った。「1本目が出る出ないというのは本当に大きな意味を持つので、それが出たことが本当に大きかったなと思います」と喜んだ。6回1死一塁での第3打席では、中前打。チームは敗れはしたものの、2安打で存在感を見せた。1軍初出場した4月5日西武戦の第2打席の4球目、空振りをした際に左手首を骨折。リハビリをへて4カ月ぶりに1軍に復帰した。今季の残り試合は少なくなってきたが、優勝争いの中にいる。「スイングの感覚自体はとてもいい。チームから期待されている部分というのは、ホームランであったりタイムリーやフォアボールであっても、とにかく点につながる打撃というところを期待してもらっていると思うので、少しでもそれができるようにしたいと思います」と意気込んだ。

◆「筑後ホークス」打線が大爆発し、新型コロナウイルスによる大量離脱の危機を救った。前日22日に主将の柳田ら5人が陽性判定。藤本博史監督(58)が「筑後ホークスで頑張らなしょうがない」と嘆く状況だったが、若鷹の活躍で今季初の先発全員安打、今季最多タイ20安打。5月28日広島戦以来の2桁得点となる15得点の猛攻で快勝。チームは6月以来の4連勝とし、窮地で底力を発揮した。伏兵たちの活躍に、藤本監督も「ヤングホークス、ちびっ子軍団が頑張ったね」と驚いた様子で振り返った。満身創痍(そうい)の打線が初回から猛攻を見せた。立ち上がりからの3連打で無死満塁。1死後、プロ4年目で初の5番に入った野村大がしぶとく一、二塁間を破る先制の2点適時打。「絶対にランナーをかえそうという気持ちだけでした」と、拳を握った。さらに、21日に昇格してきたばかりで、プロ5年目で3試合目の先発となった6番増田が中前打でつなぐ。2死満塁では、捕手登録ながら8番中堅に入った谷川原が一塁線を破る2点適時二塁打。「師匠柳田さんのバットで臨んだ打席で、力を借りることができた」と、自主トレで師事する柳田に感謝した。初回は打者一巡の攻撃で4点を先行した。2回以降も打線の勢いは止まらなかった。増田は3回に自身初のマルチ安打となる右前打。5回無死でも二塁打を放ち、初猛打賞とした。谷川原も3回、8回に適時三塁打を放つなど計4長打で4打点。自身初の猛打賞をさらに上回る大暴れだった。下位打線で10安打10打点。終わってみれば3カ月ぶりの2桁得点。20安打は今季最多タイで、先発全員安打は今季初という大当たりになった。チームは先週末から新型コロナウイルスの陽性者が続出。前日には主将の柳田を含む5人が陽性判定を受けた。ちょうど1週間前、16日西武戦の先発メンバーと比較すると顕著で、9人中6人が離脱し療養中だ。藤本監督は試合前に「筑後ホークスで頑張らなしょうがないよね。いるメンバーでやるしかない」と、頭を抱えていたが、思わぬ大勝だ。4連勝は5月27日~6月1日の5連勝以来。今季初の7連戦初戦で、最高の滑り出しを見せた。【山本大地】○...ソフトバンク石川が自己ワースト12安打を浴びながら、今季5勝目をつかんだ。初回に味方が4点を先制したが、その裏に1失点。12点リードの7回に4点を失い、ちょうど100球を投げたところで途中降板した。「野手陣の援護、守備に助けられた。後半は難しさを感じてしまい、テンポよく投球ができなかった点は反省しなければいけない」。7連戦の先陣で白星を挙げたが、気を引き締めていた。▽ソフトバンク増田(約1カ月ぶりの先発出場で自身初の3安打)「コロナの影響でチャンスが回ってきて、強い気持ちで臨みました。1打席1打席が勝負だと思うので、1日でも長く1軍に残れるようにやっていきたい」▽ソフトバンク今宮(3安打3打点)「(5回の適時打は)甲斐が満塁でゲッツーとなってしまったので、何とかカバーしようと打席に入りました。展開的にも大きいタイムリーとなったと思います」

◆ソフトバンクが今季最多に並ぶ20安打で大勝し4連勝。一回に野村大と谷川原の2点適時打で4点を先制。以降も手を緩めず得点を重ねた。石川が七回途中6失点で5勝目。楽天は今季最悪の15失点。則本が6失点で3回KOとなった。

◆楽天はエース則本が9安打6失点を喫し、今季最短の3回でKOされた。一回に先頭の今宮から3者連続安打を浴びるなど立ち上がりから球に切れがなく、制球面でも際どいコースを突けずに痛打された。則本は「今はちょっと何も考えられない。冷静になってからしっかりと振り返りたい」と肩を落とした。後を継いだ石橋や鈴木翔も勢いを止められず、チームは今季ワーストの15失点で大敗。石井監督は「ビハインドで投げるのも大事な役目。しっかり投げてほしかった」とまくし立てた。(楽天生命パーク)

◆楽天はいずれも今季ワーストの20安打15失点の投壊で大敗した。先発の則本昂大投手(31)は今季自己最短の3回KO。9安打6失点で8敗目を喫した。立ち上がりから野村に先制の2点右前打、谷川原には右翼線へ2点二塁打を許し、4失点。二回はゼロに抑えたが三回、谷川原に2打席連続で適時打を浴びた。投球を立て直すことができず「今はちょっと何も考えられないので明日以降、冷静になってしっかり振り返りたいと思います」と言葉を絞り出した。石井監督は「今は調子いいと調子悪いで投球が左右されちゃいけない。やらないといけないときというのは必ずあるので。そこでできる人がチームの中心選手」と今季、開幕投手も務めた右腕に奮起を求めた。

◆名字は「たにがわら」と読む。師匠の思いを背負い、ホークスを勝たせた男の名だ。ソフトバンク・谷川原がプロ初の4安打4打点と活躍した。「今、離脱してしまっている柳田さんのバットで4安打できたということで。すぐにラインしようと思います」一回、5番に入った野村大の2点打で先制し、なお2死満塁。谷川原は2ストライクから則本のフォークにバットを伸ばした。打球はしぶとく一塁線を突破。初回4得点はチームとしても今季初だった。そのバットには確かに「柳田悠岐」と書かれていた。「(経緯は)何か、使わんから、やるよ、みたいな感じで。ありがとうございます! ってもらいました」19日に三森、中村晃らが新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。22日には周東、牧原大、柳田らが陽性で離脱。谷川原にとっても柳田は自主トレをともにする大先輩。優勝争いの中で離脱した先輩の無念を背負って、仙台にやってきた。谷川原は三回2死一塁ではプロ初の三塁打となる適時打。六回1死に二塁打、八回1死一塁にも適時三塁打と、長打4本10塁打の大暴れだ。愛知県出身で、豊橋中央高から2016年ドラフト3位で入団した7年目。捕手登録ながら俊足と強肩を生かした外野守備も持ち味だが、この日はバットでチームを救った。6番に入った増田もプロ初の猛打賞。チームは5月7日のロッテ戦(ZOZOマリン)に並んで、今季最多タイの20安打を放って4連勝となった。谷川原は「柳田さんのバットのおかげだと思います」と感謝した。首位西武とは0・5ゲーム差のまま。こうして活気ある若鷹がすぐに出てくるから、ホークスは強い。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
61513 0.545
(↑0.004)
-
(-)
28391
(+5)
342
(+4)
93
(-)
54
(-)
0.235
(↑0.002)
2.560
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
58492 0.542
(↑0.004)
0.5
(-)
34423
(+15)
373
(+6)
78
(+1)
63
(-)
0.258
(↑0.003
3.190
(↓0.03)
3
(-)
楽天
56522 0.519
(↓0.004)
3
(↓1)
33410
(+6)
382
(+15)
77
(-)
80
(-)
0.247
(↑0.001
3.330
(↓0.11)
4
(-)
ORIX
59551 0.518
(-)
3
(↓0.5)
28375
(-)
352
(-)
63
(-)
54
(+2)
0.247
(-)
2.710
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
51581 0.468
(↓0.004)
8.5
(↓1)
33356
(+4)
409
(+5)
68
(-)
102
(-)
0.224
(↑0.001)
3.300
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
44663 0.400
(-)
16
(↓0.5)
30358
(-)
418
(-)
82
(-)
75
(-)
0.233
(-)
3.460
(↑0.03)