中日(☆5対2★)ヤクルト =リーグ戦18回戦(2022.08.21)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
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勝利投手:祖父江 大輔(3勝3敗1S)
(セーブ:R.マルティネス(3勝3敗27S))
敗戦投手:木澤 尚文(6勝3敗0S)
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◆中日は0-0で迎えた5回裏、代打・平田と岡林の連続適時二塁打で2点を挙げ、先制に成功する。その後同点を許すも、7回に土田が適時打を放ち、再びリードを奪った。投げては、先発・上田が5回無失点。3番手・祖父江が今季3勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、救援陣が精彩を欠いた。

◆首位ヤクルトが中日に競り負け、カード負け越しとなった。2点を追う7回に相手失策で追いついたが、その裏、1死二塁から木沢が中日土田に勝ち越し適時打を献上。8回には1死一、二塁から梅野が後藤に2点適時三塁打を浴び、リードを広げられた。村上宗隆内野手(22)は2つの四球を選んだが、2打数無安打で打率は、3割2分9厘から3割2分7厘に落とした。チームは8月ここまで6勝10敗。2位DeNAが猛追を見せる中で、痛い敵地での負け越しとなった。▽ヤクルト小沢(5回6安打2失点)「今日は緩急を使いながら中村さんがすごく引っ張ってくれて投げることができました。最後、粘り切れず悔しい」

◆首位ヤクルトが中日に競り負け、カード負け越しとなった。得点圏に再三走者を進めながら、得点は7回2死一、三塁から山田の三塁へのゴロが失策を誘ったことによる2点のみ。山田、塩見、サンタナの主力3人で計12打数1安打に沈んだ。高津監督も「打線的に下降気味というか、いい状態でないのは確か。少し我慢しなきゃいけないかな」と険しい表情だった。それでも、前日20日に来日初安打を含む2安打を放った2番キブレハンが、この日も3安打したのは好材料。指揮官も「元気よく力強いスイングもしてくれている。すごく期待してます。ハングリー精神を持って、アグレッシブに初球からどんどん振ってくれる」とうなずいた。23日からは本拠地神宮で広島3連戦。「勝つためにどうすればいいのか(打線の組み替えなど)出来ることはすべてやりたいね」と立て直しを図っていく。○...前日20日に打撃3冠に立った村上は2打数無安打に終わり、打率を3割2分9厘から3割2分7厘に落とした。第1打席はストレートの四球、第2打席はフルカウントから2つ目の四球を選んだ。しかし6回1死三塁の好機では左飛、8回先頭の最終打席はハーフスイングで空振り三振。4回に今季11個目の盗塁は決めたが、悔しそうな表情だった。

◆固定できていなかった遊撃手争いで、若い芽が顔を出してきた。中日の2年目、土田龍空(りゅうく)内野手(19)が7回に決勝打を放った。持ち前の強心臓で、19日のサヨナラ打に続く大仕事をやってのけ「いい気分。追い込まれてから何とか対応しようと思っていた」とさらりと言った。甲子園3季連続4強で沸かせた近江(滋賀)出身。エースで4番、山田陽翔(はると)投手(3年)の2年先輩が負けじと躍動した。2点差を追いつかれた直後の7回。1死二塁で打席に向かった。右腕の木沢に3球で追い込まれ「何とかファウルで粘る」と強振から軽打に切り替えた。力感のないスイングでシュート系の154キロにうまく合わせて左前に運んだ。就任1年目の立浪監督がチームづくりのポイントに挙げていたのが、センターラインを固めること。遊撃では京田が不調でレギュラーを外れ、三ツ俣、溝脇らが次々と入れ替わった。チームが低空飛行する中、7月半ばから土田が守備力を武器に頭角を現し、先発での出番をつかんでいる。監督は「(4回の)併殺も速い」と高評価。今秋のドラフトでも即戦力遊撃手の指名が予想される。年上の選手が入って来る前に攻守で存在感を高めたいところだ。シーズン終盤まで、来季の立ち位置を懸けたアピールの場になる。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、ノーヒットも「3冠王」の座を守った。2打数無安打2四球で打率を3割2分9厘から3割2分7厘に落としたが、DeNA佐野が4打数無安打で同3割2分5厘となったため、首位打者をキープ。44本塁打、107打点と合わせて、2日続けて3部門でトップに立った。

◆中日は前日2発を浴びたヤクルト村上を、極端に内角球を増やして攻めた。先発上田らが4打席で投じた17球のうち、外角を要求したのは1球だけ。無安打に抑えた。立浪監督は「思い切った攻めでいこうと試合前に話はした」と狙いを明かした。1、4回は四球で歩かせたが、得点は与えず。6回は1死三塁で左飛、8回は中途半端なスイングで空振り三振に仕留めた。

◆ヤクルトのパトリック・キブレハン外野手(32)=前ホワイトソックス3A=が、一回に左翼へ二塁打、三回に中前打を放ち、前日から4打席連続安打と調子を上げてきた。5月末に入団会見を行ったキブレハンは、7月5日に初昇格を果たしたが、5試合で10打席無安打に終わり、同17日に出場選手登録を外れていた。イースタン・リーグで30試合に出場し、打率・326、2本塁打、23打点の好成績。8月19日に再昇格し、20日に来日14打席目で初安打を記録した。

◆中日は七回、同点とされた直後に土田の適時打で勝ち越し、八回は途中から出場した後藤の2点三塁打でリードを広げた。3番手祖父江が3勝目、R・マルティネスは27セーブ目を挙げた。ヤクルトは終盤に救援陣が踏ん張れなかった。

◆中日は20日の試合で2本塁打された村上に対し、極端に内角球を増やして攻めた。4打席で投じた17球のうち、外角を要求したのは1球だけ。安打は許さず、立浪監督は「思い切った攻めでいこうと試合前に話はした」と意図を説明した。一、四回は四球で出したが、得点には結びつかず。六回は1死三塁で左飛、八回は中途半端なスイングで空振り三振に仕留めた。

◆ヤクルト・キブレハンが来日初の猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。一回に左翼線二塁打を放つと三回に中前打、七回は左前打。打線がつながらない中、高津監督は「元気よく、力強いスイングをしてくれているのですごく期待している。ハングリー精神を持って、アグレッシブに攻めていこうという姿勢、積極性を持った選手」と評価した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
63461 0.578
(↓0.005)
-
(-)
33474
(+2)
427
(+5)
132
(-)
60
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.490
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
56472 0.544
(↑0.005)
4
(↑1)
38376
(+3)
391
(-)
85
(+3)
35
(-)
0.252
(-)
3.390
(↑0.03)
3
(-)
阪神
56572 0.496
(↑0.005)
9
(↑1)
28395
(+6)
329
(+1)
73
(-)
88
(+3)
0.241
(↑0.002)
2.520
(↑0.02)
4
(-)
広島
53593 0.473
(↓0.004)
11.5
(-)
28435
(-)
434
(+3)
69
(-)
22
(-)
0.255
(↓0.001)
3.490
(-)
5
(-)
巨人
53601 0.469
(↓0.004)
12
(-)
29432
(+1)
498
(+6)
130
(+1)
50
(-)
0.243
(-)
3.970
(↓0.01)
6
(-)
中日
49591 0.454
(↑0.005)
13.5
(↑1)
34321
(+5)
391
(+2)
55
(-)
40
(-)
0.248
(↑0.001
3.390
(↑0.03)