ソフトバンク(☆9対3★)日本ハム =リーグ戦20回戦(2022.08.20)・福岡PayPayドーム=
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日本ハム
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ソフトバンク
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勝利投手:武田 翔太(2勝0敗0S)
敗戦投手:上沢 直之(6勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】佐藤 直樹(1号・4回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは2点を追う4回裏、ガルビスの適時二塁打で同点とすると、続く佐藤直がプロ初本塁打となる2ランを放ち、勝ち越しに成功する。さらに高田と柳田に適時打が飛び出し、この回一挙7点を奪った。投げては、先発・武田が今季2勝目。敗れた日本ハムは、先発・上沢が4回に崩れた。

◆ソフトバンクの先発メンバーが発表された。牧原大成内野手(26)、周東佑京内野手(29)が外れるなど、藤本博史監督(58)が「1~5番は昨日と同じ。6番谷川原、レフト。7番野村大、ファースト。8番ガルビス。後は一緒です」と、試合前に想定していたラインアップとは大幅に変更されている。チームでは前日に中村晃ら1軍3選手が新型コロナウイルス陽性となっており、何らかのアクシデントがあった可能性がある。

◆手負いのソフトバンク打線で、伏兵たちが躍動した。2点を追う4回、2死二、三塁で、6月以来の1軍昇格となったガルビスが右翼線へ同点適時二塁打。続く19年ドラフト1位の佐藤直が、左越えにプロ1号となる勝ち越し2ランを運び「思い切ってスイングすることができました。プロ初のホームランはうれしいというよりは驚きしかありません」と振り返った。さらに今季初先発の高田も2点適時打を放つなど、この回一挙7点を奪った。この日は柳町が体調不良、前日に新型コロナウイルスの陽性の三森とともに出場選手登録を抹消された。出場予定だった牧原大、周東にもアクシデントがあったとみられ、先発を外れた。前日から大幅にメンバー変更を強いられ、藤本監督は「大変じゃ、こりゃ。どうしようか」と頭を抱えていたが、伏兵の思わぬ活躍でうれしい誤算となった。

◆日本ハム上沢直之投手(28)が4回1/3を投げて被安打9、今季ワーストの8失点(自責7)でKOされた。球団を通じて「ただただ力になれず悔しい気持ちでいっぱいです。味方が先制点を取ってくれたにも関わらず、僕の投球で試合を壊してしまう結果になり、申し訳ない気持ちです」とコメントした。打球直撃で右足中指付け根付近を骨折した7月16日西武戦(札幌ドーム)以来の復帰先発は、3回まで2安打無失点。上々の立ち上がりだったが、2点リードの4回に突如として大きく崩れた。2死二、三塁からガルビスに2点適時二塁打を浴びて同点とされ、開幕戦以来となる打点を献上。続く佐藤直にプロ初アーチとなる1号3ランを打たれた。さらに高田や柳田にも適時打を浴びて、4回だけで打者11人を相手に6安打を許して一挙7失点を喫した。5回も続投したが、先頭の谷川原に内野安打を浴びると、続く野村大のボテボテの三ゴロを清宮がショートバウンドで合わせられずに失策。ガルビスには四球で無死満塁。続く佐藤直から見逃し三振を奪ったところで降板した。球数は100球だった。救援したメネズが犠飛を浴びて、上沢に自責点は付かなかったが、失点は8に膨れ上がった。

◆日本ハムが今季5度目の5連敗で今季ワーストの借金「21」となった。1回に近藤の適時二塁打で先制し、2回は佐藤がセーフティースクイズを成功。序盤で2点を先行したが、右足骨折から約1カ月ぶりに復帰先発となった上沢が4回に一挙7失点と崩れて逆転を許した。打線も3回以降はソフトバンク武田を捉えきれず、大量失点をはね返せなかった。これで2カード連続で負け越しが決定。21日の同戦は、最後にチームが勝った14日ロッテ戦(ZOZOマリン)で先発して勝利に導いた加藤に連敗脱出を託す。

◆ソフトバンクの19年ドラフト1位、佐藤直樹外野手(23)が、3年目でうれしいプロ1号を放った。同点に追いついた直後の4回2死二塁で、左翼越えに勝ち越しの2ラン。「レフトフライかなと思って見たら、ボールがはねていなかった。入ったんや、と思いました」と、驚いた様子で振り返った。試合前にチーム内に、スクリーニング検査で新型コロナウイルスの陽性疑い者が出たため、緊急で先発出場が決まった。「元々なかったチャンスなので、開き直っていきました。結果を気にせずに、練習のままのイメージで行ったのが本塁打になったと思います」と、想定外の出番をものにした。昨年の2軍監督時代から期待をかけてきた藤本博史監督(58)は「振り回しすぎですよね。本塁打は出たけど、その後の内容は悪い。走塁面でもね。勝ったからこそ、悪いところはしっかり反省してもらいたい。これからレギュラーを取ろうという選手なんでね」と、さらなる注文も付けた。

◆チームの窮地を伏兵たちが救った。ソフトバンクは新型コロナウイルスの影響などで、前日からスタメンが5人も入れ替わる緊急事態。出場予定だった周東と牧原大は試合開始直前に、スクリーニング検査で陽性疑いとなったため、急きょベンチ入りを外れた。苦しい状況で野手陣が奮起し、13安打で9得点。藤本博史監督(58)は「緊急事態、通り過ぎましたね」と苦笑いで振り返った。2点を追う4回2死二、三塁。2カ月ぶりに1軍復帰したガルビスが、上沢から右翼線へ同点の2点二塁打。打点は開幕戦の逆転満塁弾以来、約5カ月ぶりだった。そして緊急スタメンの佐藤直が左翼越えに勝ち越し2ラン。「うれしいというより、驚きしかありません」。ここ一番で19年ドラフト1位のプロ1号が飛び出すなど、この回一挙7点を奪って逆転した。苦手の日本ハムに3カードぶりの勝ち越し。この日敗れた首位西武に0・5ゲーム差まで詰め寄った。指揮官は「今いるメンバーでやらんとしょうがないんでね。調子のいい選手をどんどん入れ替えてやっていきたい」と総力戦を宣言。「緊急の緊急の緊急なんで。使える者は全部呼びます」。21日は腰痛で離脱していたグラシアルも緊急招集する。ピンチをチャンスに変えて一気の再奪首を狙う。【山本大地】○...武田が大量援護で2勝目を手にした。2回までに2点を先制されたが、打線が4回に7得点で逆転。7回途中3失点も今季チーム最多128球の粘投で連勝に導いた。「先制を許してしまいましたが、逆転してもらい、自分のリズムで投球することができました」。先発は千賀、大関を欠きローテが苦しい現状。7回を投げ切れなかった投球に「6回と7回は淡白な投球になって、失点してしまったことは反省点」と引き締めた。○...新型コロナウイルス陽性で離脱していた千賀が、21日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(タマスタ筑後)で実戦復帰する。藤本監督は「2イニングかな、40球くらい。確認してこっち(1軍)に来ると思います」と明かした。千賀は今月4日に陽性判定を受け、同16日に2軍で練習復帰。2軍戦をはさまずに1軍登板させるプランもあった。

◆日本ハムは上沢直之投手(28)が4回に大量失点を喫し、今季5度目の5連敗で借金が今季ワーストの「21」となった。右足中指付け根付近の骨折から復帰登板だったエースは「今日の失敗を、ただの炎上というか、失敗にならないように次は必ずしっかりやりたい」と、自戒した。崩れたのは、2点リードの4回だった。2死二、三塁のピンチでガルビスに、同点適時二塁打を浴びた。「もったいない点の取られ方をしてから、ズルズルいった」。助っ人打者への初球が甘く入ったところを痛打された。続く佐藤直にはプロ初アーチを被弾。その後も勢いを止められず、一挙7失点した。打球直撃による戦線離脱から約1カ月ぶりの1軍先発登板。14日の2軍戦で3イニングを投げていたとはいえ、肉体もメンタルもスタミナ不足だった。「途中、球が浮き出すのが早いな、と。僕の感覚の問題。バテるのが早いなと感じた」。2回に谷川原から高めの直球で奪った空振り三振の直後も、首をひねった。その違和感が、4回の"炎上"につながってしまった。収穫は、5回も続投して100球を投げたことだ。加藤投手コーチは「90球か100球くらいかなと思っていた。そこの範囲でボスが判断してくれた」と、次回先発を見据えて新庄監督が交代を引き伸ばしていた。そのBIGBOSSは試合後に広報を通じて「わがファイターズは現在ドラマをつくっている真っ最中です」とコメント。上沢も「今日の結果を無駄にしないで次につなげたい」。ドラマに試練は付きもの。近い未来の、最高の幕切れへの伏線としたい。【木下大輔】

◆1-0の2回1死一、三塁から、追加点のセーフティースクイズを1球で決めた日本ハム佐藤は「一塁側に転がせる球なら、多少ボール球でも行こうと思っていた。狙い通り」。ただ、6回2死満塁で迎えた第3打席は、ソフトバンク武田の直球に空振り三振に倒れ「あそこでタイムリーが出ていれば...。それか、四球などで後ろにつなげていれば...まだ試合は分からなかった」と悔しがった。

◆ソフトバンク・高田知季内野手(32)が国内FA権の取得条件を満たした。2013年ドラフト3位で亜大から入団した右投げ左打ち、通算437試合出場で126安打、打率・201。練習後、代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。――今の心境「まさか僕が取れるなんて思っていなかったので。権利を得たということは非常にうれしく思います」――考えていくのはまだ今後「まったく何も考えていないです。チーム状況も優勝争いをしていて、もう終盤なので。大事な時期でもあるので、試合に集中したいと思います」――自身の持ち味は、改めて守備力か「そうですね。そこでアピールしていかないといけないと思います。出るからには打つ方もアピールできるようにやっていきたいと思っています」――プロ10年目での取得。ここまでを振り返って「僕の中では運が良かったというか。1年間、フルで日数を取った次の年にだいたい、けがをしていて。手術もしたりして、その何日間かをいただいていたので。運が良かったというか、僕の中ではFA選手だとは思っていないです。たまたま取れたと思いますし、使っていただいた監督さんやコーチの人たちに感謝しています」――感謝の思いが強い「僕みたいな選手が取っていいのかと思っていたんですけど。取れたというのは感謝の思いでいっぱいです」――FAを取るということについては「プロ入りしたときはFAとか思っていなくて、1年でも長くというところでスタートした。その中で10年やりたいというのは一つの目標にしていました。やるにつれて、FAの権利を得られる日数まできて、少し意識はしました。そこで新たな目標を掲げていたので。目標としては達成できたのかなと」(続けて)「まだ何も考えていないので、これからいろんな目標を立てていきたいです」――優勝争いの中で1軍にいられている「晃(中村)さんも悔しいと思いますし、川瀬もね。コロナは僕も経験したので、大事な時期にコロナで離脱するというのはチームにも迷惑をかけますし。自分自身も悔しい思いをするので。その気持ちは僕自身も分かります。その中でも、ある意味チャンスが回ってきたと思えばやりがいもあります。チャンスを生かせるようにやっていきたいと思います」

◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じた。19日の同戦で先発した板東湧梧投手(26)について言及した。「和田もどこかで休ませないとあかんし、週1回だと恐らくもたんよね。そこに板東が入ってきてくれたら。それでも(先発の枚数)足りないからね。あした和田が投げて、どんな状態かやね」板東は4年目右腕。今季初先発を託され、5回?を投げ無失点。通算では3勝目。先発としては初勝利を手にした。指揮官も「テンポが良かった。カーブをうまく使っていたね」と評価した。今後のローテーション定着にも期待がかかるが、連戦が続く今のチーム状況に指揮官も「いろいろ考えています」と頭をひねるしかなかった。8月は6連戦が続く日程で、9月には11連戦が控えている。41歳の和田が7月31日の西武戦(ペイペイドーム)から4週連続で日曜日に先発しているが、指揮官の頭には間隔をあけさせる考えがある。鷹投を総動員して夏場を乗り切る。その中で、板東の力が必ず必要になる。

◆ソフトバンク・佐藤直樹外野手(23)がプロ初本塁打を放った。「同点に追いついてのチャンスだったので、とにかく思い切ってスイングすることができました。その結果がホームランと最高の結果になったと思います。プロ初のホームランはうれしいというよりは驚きしかありません」2点を追う四回2死二、三塁でガルビスが右翼線に2点二塁打を放ち同点。続く佐藤直が打席に入り、上沢と相対した。2球目、128キロのチェンジアップを振り抜くと打球は放物線を描いて左翼席に着弾した。その後も打線はつながり、打者11人の猛攻で7得点を奪い逆転した。試合前に藤本監督は牧原大と周東のスタメン起用を明言していたが、午後5時半ごろにスタメンが発表されると2人はスタメンから外れた。代わりに「8番・中堅」に入ったのが佐藤直だ。2020年にJR西日本からドラフト1位で入団して3年目。試合前の時点でプロ通算1安打だったが、ここで待望の初アーチが生まれた。この日は大人気漫画の「僕のヒーローアカデミア」とのコラボデー。火を吹いたり、身体能力を上げたりなど「個性」と呼ばれる能力があふれた超常社会で、主人公の緑屋出久が最高のヒーローを目指す物語だ。緑屋出久の個性の名は「ワン・フォー・オール」。まさに鷹打線が一丸となり、上沢を攻略した。

◆ソフトバンクの武田は七回途中まで9安打を浴びながらも、今季最多の128球を投げて3失点と試合をつくり2勝目を手にした。一、二回に1点ずつを失ったが、その後はリズムを取り戻して味方の援護を呼び込んで役割を全う。「たくさんの援護点をくれた野手に感謝したい」と息をついた。右肩痛や新型コロナウイルス感染で出遅れた今季は、当初は中継ぎとして1軍に復帰したが、8月に入ってからは先発に戻りこれで3試合目。千賀らを欠く苦しい台所事情の中で、実力者らしい安定した投球を見せている。

◆ソフトバンクが2点を追う四回に一挙7点を奪い逆転勝ち。ガルビスの2点二塁打、佐藤直のプロ1号2ラン、柳田の2点打など6安打を集めた。武田が七回途中3失点で2勝目。日本ハムは5連敗で負け越しが今季最多の21となった。

◆右足骨折からの復帰登板となった日本ハムの上沢は上々の立ち上がりから四回に暗転し、一挙7点を失った。五回途中、今季ワーストの8失点で降板し「僕の投球で試合を壊してしまう結果になり、申し訳ない」と自分を責めた。チームは5連敗で負け越しが今季最多の21に膨らんだ。新庄監督は「わがファイターズは現在ドラマをつくっている真っ最中です」とコメントを残して足早に球場を去った。

◆日本ハムが5連敗で借金が今季ワーストの21となった。新庄剛志監督(50)は試合後の会見を行わず、広報を通じて「我がファイターズは現在ドラマを作っている真っ最中です」とコメントした。7月16日の西武戦(札幌ドーム)で右第3趾基節骨骨折のけがを負ってから復帰登板となった上沢直之投手(28)が4回?を9安打8失点。打線は10安打を放ちながらも3得点にとどまり、反撃することができなかった。

◆7月16日の西武戦(札幌ドーム)で右第3趾基節骨骨折のけがを負ってから復帰登板となった日本ハム・上沢直之投手(28)は、4回1/3を9安打8失点で6敗目を喫した。「(患部の状態は)気にならなかった。今日の失敗をしっかり次につなげていきたい。ただの炎上というか、失敗にならないように次は必ずしっかりやりたい」三回までは無失点としていたが、四回につかまった。打者一巡の猛攻に遭い、6安打7失点。「いろいろな方法で抑えようとしていたんですけど、なかなかそれがいい方向にいかなかった」と悔しさをにじませた。この日は球数がちょうど100球となったところで降板した。加藤投手コーチは次回登板について、出場選手登録は抹消しないとしつつ「(中)6日ではいかないですね」と間隔をあけることを示唆した。

◆ソフトバンク先発・武田翔太投手(29)が6回?を投げ3失点で今季2勝目を手に入れた。128球は今季の先発陣で最多の球数。熱投で連勝に貢献した。「野手の方々に逆転してもらい、そこから自分のリズムで投球することができたと思います。六回と七回は淡白な投球になってしまい、失点してしまったことは反省点です。とにかくたくさんの援護点をくれた野手の方々に感謝したいです」一回2死三塁、近藤に右翼フェンス直撃の適時二塁打。二回1死一、三塁でも佐藤に一前スクイズを決められるなど、2点のリードを許した。打線が四回に7点を奪って逆転すると、大量リードにも守られて、三回以降は無失点。七回2死一、二塁で今川に中前適時打を浴びたところで、2番手・甲斐野にスイッチとなった。これまでチームの先発投手では7月21日の楽天戦(ペイペイD)で千賀の125球が最多だった。武田にとっては昨年6月1日のDeNA戦(横浜)で129球を投じて以来の128球。器用さが代名詞でもある武田だが、最大の武器はド根性だ。

◆ソフトバンクが連勝。先発の武田翔太投手(29)が6回2/3を投げて3失点で2勝目。「8番・中堅」で先発した佐藤直樹外野手(23)が四回にプロ初本塁打となる勝ち越しの1号2ランを放った。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。--試合前に予定のスタメンが変わるなど、緊急事態でのスタート「緊急事態は通り過ぎましたね。もうね」--四回に7得点。2死二、三塁でガルビスが同点の2点二塁打「こういう状態で、ガルビスも2軍で状態が上がらずにね。ずっと一生懸命にやってきた結果がきょうタイムリーで出たのは大きかったと思います。自信にして、あしたからやってくれたら」--ガルビスにとっては3月25日の日本ハムとの開幕戦以来の打点。変化を感じた点は「あんまり(ない)。その他の打席の内容はさ、見逃してくるとか。メジャーでやっていてそういうあれなのかわからないけど、打てない球は打てないと決めつけるのか。あそこで打ってくれたのは大きいけど。もっと振っていってくれたら。ただファーストストライクを振るようになっていますよ」--佐藤直樹がプロ初本塁打「7番(ガルビス)8番(佐藤直)の4打点はまさかの4打点だった。すごく大きいですね」--佐藤直も反省点がある「振り回しすぎですよね。その後(本塁打)の内容がね、四球は取っていますけど。もう少し内容を出してもらいたい。悪いところは、勝ったからこそ反省もしやすいと思う。勝ったからこそ、いいホームランが出たからこそ、反省するところはしてもらいたいです。これからレギュラーを取ろうという選手なので」--レギュラーではなかったような選手が活躍した「今ね、けが人とか試合に出られない人たちの、代わりに出ている若い選手はチャンスだと思って、どんどんいい結果を残してもらって。1打席でも多く打席に立てるように。結果が全てですから。若い選手はチャンスですから」--先発の武田については「序盤から飛ばしてもらって、先取点は取られましたけど最少失点に抑えてくれたので。逆転できたんじゃないかなと思います」--緊急事態の中で勝利できた「大きいですよ。それだけ力があるということ。ただ今、牧原大や周東が出られないところのカバーを誰ができるか。カバーできたらそこに近づくわけですから」--日本ハムに負け越しが「1」まできた「いるメンバーでやらないと仕方ないので。代替選手は2軍の方に電話して。調子のいい選手、1日でも交代できるわけですから。調子のいい選手を入れ替えていきたいです」--グラシアルが2軍で守備にも就いている「あしたきます。緊急の緊急の緊急なので。使えるものは全部呼びます」

◆ソフトバンク・佐藤直が1号2ラン。チームをコロナ禍が襲う中、チャンスを結果に変えた。「頭真っ白でそのまま(ホームまで)かえってきました。打った瞬間はレフトフライだと思って」2点を追う四回2死二、三塁、ガルビスが右翼線に2点二塁打。同点となり佐藤直だ。128キロチェンジアップにバットを伸ばすと、打球は放物線を描いて左翼席に着弾。2020年にJR西日本からドラフト1位で入団した3年目が大仕事だ。チームでは19日に三森、中村晃らが新型コロナウイルスの陽性判定。この日も周東、牧原大らが陽性疑いと離脱者が出た。代役として結果を残したチルドレンだが、ほかの打席では快音が響かず、藤本監督は「勝ったからこそ反省してもらいたい」と辛口だった。(竹村岳)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
59513 0.536
(↓0.005)
-
(-)
30383
(-)
337
(+6)
93
(-)
54
(-)
0.232
(↓0.001)
2.560
(↓0.03)
2
(-)
ソフトバンク
56492 0.533
(↑0.004)
0.5
(↓1)
36403
(+9)
366
(+3)
73
(+1)
63
(-)
0.255
(↑0.001
3.180
(-)
3
(-)
ORIX
59540 0.522
(↑0.004)
1.5
(↑1)
30374
(+6)
349
(-)
62
(+1)
51
(+2)
0.248
(-)
2.730
(↑0.02)
4
(-)
楽天
55512 0.519
(↑0.005)
2
(↑1)
35403
(+5)
367
(+2)
77
(+1)
80
(+4)
0.246
(-)
3.250
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
51561 0.477
(↓0.004)
6.5
(-)
35352
(+2)
403
(+5)
68
(-)
102
(-)
0.225
(-)
3.300
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
44652 0.404
(↓0.003)
14.5
(-)
32357
(+3)
413
(+9)
82
(-)
74
(-)
0.234
(↑0.001
3.480
(↓0.05)