楽天(☆5対2★)ロッテ =リーグ戦19回戦(2022.08.20)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:田中 将大(7勝9敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝2敗25S))
敗戦投手:ロメロ(8勝7敗0S)

本塁打
【楽天】島内 宏明(12号・6回裏2ラン)

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◆楽天が逆転勝利。楽天は2点を追う6回裏、鈴木大の適時打などで同点とする。なおも続く好機で島内が勝ち越し2ランを放つと、さらに渡邊佳の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・田中将が7回2失点の好投で今季7勝目。敗れたロッテは、先発・ロメロが6回につかまった。

◆楽天オコエ瑠偉外野手(25)が、「7番中堅」で今季初出場初先発する。19日に今季初めて出場選手登録をされた。昨年11月には左膝の手術を受け、今年はリハビリからのスタート。今季2軍戦では40試合で打率3割1分6厘、1本塁打、10打点と好調を維持している。19日の試合前には石井一久GM兼監督(48)は、「オコエは膝のあれもあったりとか、いろいろあったけど、順調に打席を踏んで結果も出している。出た時にはいいアピールをしてほしいなとは思います。思い切っていくことがすごく大事になってくる」。インパクトあるプレーを期待していた。

◆"島内サマー"が止まらない。楽天島内宏明外野手(32)の12号2ランで突き放した。2点を追う6回、3連打で同点に追いついた直後、無死三塁で迎えた第3打席。カウント1ストライクからロメロの内角スライダーを右翼席へ運んだ。「本日もコメントはなしで」と島内語録は封印し、試合に集中した。7月は打率3割5分0厘、3本塁打、16打点と好調。8月もこの打席時点で打率3割4分9厘、5本塁打、16打点。絶好調が続いている。

◆ロッテ益田直也投手(32)が20日、出場選手登録を抹消された。抑えとして今季ここまで25セーブを挙げているが、後半戦に入り9回に失点するケースが増えていた。15日には、益田と話し合った井口監督が抑えを固定しない方針を示していた。この日の楽天戦後、井口監督は「本人の中でちょっと調整の時間が欲しいと言われたので、彼の意見を尊重した。こちらとしても抜けられると困るし、早い段階で戻ってきて欲しい」と話した。再調整は本人の希望としつつ、早期の1軍復帰を願っていた。

◆5位ロッテは連勝が2で止まり、4位楽天とのゲーム差は再び4.5に広がった。先発のエンニー・ロメロ投手(31)は6回が悔やまれた。落差のあるスライダーで楽天打線を5回まで無安打。ところが先制の2点をもらった直後の6回、先頭からの4連打と味方の失策で4点を失った。井口資仁監督(47)は「5回までしっかり投げてくれたけど、突破口を開いた後。4人で4点。配球なのか、もう1回、検証しながらやっていきたい。取った後、抑えれば完全に流れが来るんですけど」と話した。首位西武が連敗。4位楽天まで2ゲーム差の混戦となっている。連勝で流れに乗り、再びその争いに加わりたいところだったが、痛恨の逆転負けを喫した。▽ロッテ・ロメロ(5回0/3、4安打4失点、自責3で7敗目)「5回まではうまく投げられたけど、6回のあの1イニングが悔いの残るピッチングになってしまった。しっかり反省して次の登板でいいピッチングができるように備えるよ」

◆楽天オコエ瑠偉外野手(25)が、今季初出場で躍動した。「7番中堅」で先発。「頑張ってきてよかったと思います。しっかり結果を残そうと思っていました」と闘志を燃やして試合に入った。2点リードした直後の6回2死走者なしで、1ボールから広畑の低め144キロカットボールを引っ張り、左前打。今季初安打を記録した。続く渡辺佳の打席では、初球の暴投で二塁に到達。渡辺佳が中前打を放つと、快足を飛ばし、本塁に生還した。「自分の取りえでもあるので、ギリギリの場面でもしっかりセーフになれるように走りました」。長所を存分に発揮し、8回には二盗も記録。バットと足で攻撃に貢献した。思い切りのいいプレーに、首脳陣も高評価。石井GM兼監督は「オコエのよさというか思い切りがいいところ。走塁も走ったら速いですからね。スライディングのとこまで走塁なので、そのスライディングの速さも彼の武器。(思い切ったプレーが)いい方向にいくときもあるし悪い方向にいくときもあるんですけど、そこは気にせずに思いきっていってくれればいいんじゃないかなと思います」と期待していた。

◆楽天田中将大投手(33)が、7回6安打2失点(自責0)の好投で、7月30日日本ハム戦以来の7勝目を挙げた。「めちゃくちゃ調子が良いというわけではなかったですが、ゾーン内でアグレッシブにボールは投げられました」。ストライク先行で、ロッテ打線を攻め続けた。3試合ぶりの勝利で、試合後はお立ち台へ。「仙台育英が決勝に進んで、みなさんそちらの方で盛り上がっていると思いますけど、イーグルスも優勝目指して日々頑張っておりますのでみなさん力を貸してください」と呼びかけた。力投で勝利を呼び込み、チームは4位も、首位西武とは2差。ファンとともに、9年ぶりの優勝を目指す。▽楽天石井GM兼監督(田中将の3試合ぶり勝利に)「ノリ、将大、岸あたりはゲームシチュエーションを想像しながらいける投手だし、行ってほしい投手。しっかりと試合を取れたというのは大きいと思います」

◆"島内サマー"が止まらない! 楽天島内宏明外野手(32)が、12号2ランで試合を決めた。2点を追う6回、3連打で同点に追いついた直後、無死三塁で迎えた第3打席。カウント1ストライクからロメロの内角スライダーを右翼席へ運んだ。7月は打率3割5分0厘、3本塁打、16打点。8月も打率3割4分4厘、5本塁打、16打点と絶好調が続いている。「夏の方が好きですね」と笑顔を見せた。暑さが味方をしてくれる。気温が高いと集中力が下がったり、動きが鈍くなるのが一般的。「ダラッと試合に入りたいんですよね。みんなビシッと入るんですけど、僕は逆で。ダラッと適当にやっているみたいな感じですね。ピッチャーも暑いとどうしてもバテたりするので、そこも関係あるのかな」と"夏男"の要因を分析した。試合前には7月23日西武戦(ベルーナドーム)で達成した通算1000安打の表彰が行われた。ビジョンにはルーキー時代からの映像が流された。「6年目ぐらいまではがむしゃらにやらせていただいたんですけど、今は全然やれていない。自分をしっかり見つめ直して。あの頃のような気持ちもちょっとは大事だと思う。思い出しました」と目線を上げた。今よりも体つきが細かった若手時代。「あの頃はウエートもしたことなかったですし、トレーニングもまったくしていなかった。どちらかといったらポテンシャル、能力で野球をやっていたという感じ。5年目終わって、来年で首になると思って。そこからですね」と振り返る。11年目の夏に思い出した初心。心を新たにバットを振って、好調を維持していく。【湯本勝大】

◆楽天島内宏明外野手(32)が、12号2ランで試合を決めた。同点で迎えた6回無死三塁。1ストライクからロメロの内角スライダーを右翼席へ運んだ。7月は打率3割5分0厘、3本塁打、16打点。8月も打率3割4分4厘、5本塁打、16打点と絶好調が続いている。「夏の方が好きですね」と笑顔を見せた。暑さが味方をしてくれる。気温が高いと集中力が下がったり、動きが鈍くなるのが一般的。「ピッチャーも暑いとどうしてもバテたりするので、そこも関係あるのかな」と"夏男"の要因を分析した。試合前には通算1000安打の表彰が行われ、ルーキー時代からの映像が流された。「6年目ぐらいまではがむしゃらにやらせていただいたんですけど、今は全然やれていない。あの頃のような気持ちもちょっとは大事だと思う」。11年目の夏に思い出した初心。"島内サマー"はまだまだ止まらない。

◆楽天の島内が2―2の六回無死三塁で12号2ランを放った。この回2点差を追い付いてなお迎えた好機で、ロメロの甘く入ったスライダーを引っ張って右翼席へ運んだ。自身5試合ぶりの一発となり、笑顔でナインとグータッチを交わして喜んだ。これで10試合連続安打。プロ11年目で初の打率3割を狙える勢いで、最多安打のタイトル獲得の期待もかかる。その一因は後半戦途中からバットを変えたこと。34インチから33・5インチのものに変更し「操作はしやすい」と手応えを感じている。不動の4番打者が勝負強さを示すアーチで本拠地を沸かせた。

◆楽天が逆転勝ち。0―2の六回に鈴木大の適時打と浅村の二塁打に失策が絡んで追い付き、島内の2ランで勝ち越した。田中将は7回2失点で7月30日以来の7勝目、松井裕が25セーブ目を挙げた。ロッテはロメロが4失点で7敗目。

◆ロッテは五回まで無安打と好投していたロメロが六回に突如崩れ、4失点で7敗目を喫した。チームも3連勝を逃し「五回まではうまく投げられたけど六回が悔いの残る投球になってしまった」と首をひねった。2―0の六回、先頭の小深田にこの日初めての安打を許すと、鈴木大に適時打、浅村に二塁打、島内に勝ち越し2ランと長打を続けて浴びKO。井口監督は「次回はしっかりと投げてもらいたい」と語った。

◆ロッテの連勝が2でストップ。先発したエンニー・ロメロ投手(31)は、五回まで無安打無失点の快投を演じたが、六回先頭から4連続長短打を許し、1死も取れずに降板した。5回0/3を4失点(自責点3)で、7敗目。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。--ロメロの投球内容について「五回までしっかりと投げてくれた。突破口を開いてくれた後に、4人で点を取られた。そのへんを、配球なのかもう一回、検証しながらやっていきたいと思います」--変化球が低めに決まっていた「やはり(味方打線が五回に2点を)取った後に、しっかり抑えればこっちに完全に流れがくるが、ああいう形になってしまった」--益田投手が出場選手登録を抹消された「本人から『少し調整の時間がほしい』といわれたので、彼の意見を尊重した。こちらとしても抜けられると困るので、なるべく早い段階で戻ってきてほしいと思います」

◆楽天の田中将が7回2失点(自責点0)の好投で、7月30日以来の7勝目を挙げた。0―0の六回無死一塁から自らの犠打野選でピンチを広げ、失策と犠飛で2点を失ったが、その裏に味方が5点を奪って逆転。七回は1番荻野から始まる好打順を三者凡退とし「上位からだったので、何とか一個ずつという気持ちが強かった」と安堵した。力のある速球を軸に序盤に続いたピンチを耐え「めちゃくちゃ調子が良いというわけではなかったが、アグレッシブに球は投げられた」と話した。首位西武とは2ゲーム差。「しびれる場面もこれからどんどん出てくると思う」と気を引き締めた。

◆楽天・オコエ瑠偉外野手(25)が「7番・中堅」で今季初出場初スタメン。1安打1盗塁の活躍で存在感を示した。「頑張ってきてよかったと思います。しっかり結果を残そうと思っていました」4-2の六回、3打席目で今季初安打となる左前打をマーク。暴投で二進すると続く渡辺佳の中前打で自慢の快足を飛ばし、生還した。「自分の取りえでもあるのでああいったギリギリの場面でもしっかりセーフになれるように走りました」と汗を拭った。オコエの好走塁でリードを3点差に広げ、チームは快勝。石井監督も「持ち味という所をしっかり出してくれた」と目を細めた。

◆自身2連敗中の楽天・田中将大投手(33)は先発の役割を果たし、7回6安打2失点(自責点0)。7月30日以来の7勝目を挙げた。「調子がいいというわけではなかったですが、(ストライク)ゾーン内にアグレッシブにボールは投げられました」三回までは全ての回で得点圏に走者を背負ったが「守備にも助けられながら粘って粘って」と要所を締めた。六回は自らの犠打野選でピンチを拡大。味方の悪送球と安田の左犠飛で2点を奪われたが、後続を断って切り抜けた。味方打線がその裏に5点を取り、逆転した。自身の最終回となった直後の七回はきっちりと三者凡退で抑え、石井監督も「彼の嗅覚で最後じゃないかなということを感じて、いい3人の締め方をしてくれた」と目を細めた。この日、夏の甲子園では仙台育英(宮城)が7年ぶりの決勝進出を決めた。駒大苫小牧(北海道)で2年夏に優勝、3年夏に準優勝した右腕は「もちろん(うれしい)。(本拠地から)学校も近いですしね。(決勝は)仙台育英に頑張ってほしい」と同じ東北代表の躍進に笑顔を見せた。逆転勝ちで首位・西武に2ゲーム差とした。背番号18の大黒柱はお立ち台で「仙台育英が決勝に進んで盛り上がっていると思いますけど、イーグルスも優勝目指して日々頑張っております。皆さん力を貸してください」と声を張った。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
59513 0.536
(↓0.005)
-
(-)
30383
(-)
337
(+6)
93
(-)
54
(-)
0.232
(↓0.001)
2.560
(↓0.03)
2
(-)
ソフトバンク
56492 0.533
(↑0.004)
0.5
(↓1)
36403
(+9)
366
(+3)
73
(+1)
63
(-)
0.255
(↑0.001)
3.180
(-)
3
(-)
ORIX
59540 0.522
(↑0.004)
1.5
(↑1)
30374
(+6)
349
(-)
62
(+1)
51
(+2)
0.248
(-)
2.730
(↑0.02)
4
(-)
楽天
55512 0.519
(↑0.005)
2
(↑1)
35403
(+5)
367
(+2)
77
(+1)
80
(+4)
0.246
(-)
3.250
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
51561 0.477
(↓0.004)
6.5
(-)
35352
(+2)
403
(+5)
68
(-)
102
(-)
0.225
(-)
3.300
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
44652 0.404
(↓0.003)
14.5
(-)
32357
(+3)
413
(+9)
82
(-)
74
(-)
0.234
(↑0.001)
3.480
(↓0.05)