1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 6 | 10 | 0 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:宮城 大弥(8勝6敗0S) 敗戦投手:與座 海人(9勝4敗0S) 本塁打 |
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◆オリックスは2回表、頓宮の適時二塁打で先制する。その後は、7回に頓宮が再び適時二塁打を放つと、続く8回には宗の3ランなどで一挙4点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・宮城が8回無失点の快投で今季8勝目。敗れた西武は先発・與座が好投を見せるも、打線が援護できなかった。
◆西武山川穂高内野手(30)は与座が先発する試合で好成績を残している。与座先発試合は13試合で50打数19安打、6本塁打、打率3割8分で、特に直近3試合は14打数7安打、打率5割。今日も与座を援護して白星をプレゼントできるか。
◆今季限りでの現役引退を表明している西武内海哲也投手兼投手コーチ(40)が、9回に登板した。6点を追う展開で、直前の攻撃で1死満塁から源田が併殺打に打ち取られた直後だった。ブルペンからマウンドに向かう内海を、スタンドのファンは拍手で出迎えた。「今日も相変わらず緊張していましたが、点差が開いていたので、前回よりも落ち着いて投げられたと思います」。先頭の伏見を初球116キロのカーブで空振り。2球目は138キロの直球で追い込むと5球目の直球で中飛に打ち取った。続く福田に初球中前打を許すものの、大城を空振り三振に仕留めた。中川圭に右前打を打たれ、一、三塁とピンチを背負ったが、吉田正を遊飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。引退発表後、2試合目の登板。いずれも中継ぎで無失点で切り抜けている。内海は「点差は開いていましたが、投げさせてもらえたことに感謝しています。ランナーを出しましたが、粘り強く自分のピッチングをしようと心掛けて、それができたのは良かったと思います」と、変わらぬ姿勢で臨んでいた。ラストシーズンも終盤に入り、首位争いも激しさを増すが「ファンの方の拍手は本当にありがたいですし、その応援に後押ししてもらって、最後まで走り抜けたいと思います」と、全力で駆け抜ける。
◆西武のサブマリンこと与座海人投手(26=沖縄尚学)が、沖縄対決で屈した。同郷で興南出身のオリックス宮城との投げ合いで、2回に先制点を許した。それでも直後の打者から13者連続凡打に打ち取る快投を披露。ところが、打線は宮城を攻めあぐね、無得点に抑えられた。与座は7回にも追加点を許し、7回4安打2失点で降板。「オリックスとは今季2度目の対戦でしたが、打者と駆け引きしながら、自分らしい投球をしようとマウンドにあがりましたが、先制点を与えてしまったのが反省点です」と振り返った。自身初の10勝目はお預け。4敗目を喫した。「中盤は、なんとか修正して立て直せたのですが、7回の1点は、この先勝っていくうえで、いかにあの1点を防ぐことができるかが重要になってくると思います。今日は粘りきれませんでした。(2回と7回のピンチのときは)冷静に、1人1人やるべきことを整理していくということで、しっかり間が取れたのは良かったと思います」。チームも2連敗。「ここからが本当に大事な試合になってくるので、マウンドに上がるからにはチームに勢いを持ってくるピッチングをしたいと思います」と切り替えた。
◆オリックスが首位西武に連勝し、ゲーム差を1.5に詰めた。宮城大弥投手(20)が8回無失点の好投で8勝目を挙げた。西武与座海人(26)との沖縄出身同士の投げ合いを制した。カーブ、チェンジアップ、スライダーと緩急自在に、全ての球種をコーナーに投げ分けた。「先頭打者を出さないという意識で投げて、それを何イニングも続けられたことが良かった。打線の援護があったので、落ち着いて自分のテンポで投げることができたと思います」と野手陣に感謝した。左腕の我慢強い投球に打線も応えた。「6番一塁」で先発した頓宮裕真捕手(25)が2回に先制の二塁打。7回にも2点目となる適時二塁打を放った。「宮城が頑張っていたので何とか追加点がほしかった」。突き放したい8回は中川圭太内野手(26)の犠飛と、宗佑磨内野手(26)の3号3ランで4点。大量援護をもらった宮城は、その裏に1死満塁のピンチを招いたが、源田を遊ゴロ併殺にしとめた。この時点で100球。惜しくもプロ初完投、初完封は逃した。中嶋聡監督(53)は7回ごろから足がつりかけていたことを明かした。「前回から力が抜けて、自分のボールを制球できるようになってきていた。よかったと思います」と称賛した。昨季は6戦全勝した西武キラー。今年は4度目の対戦で初勝利だった。25日で21歳になる。昨季は13勝とブレークして新人王に輝き、優勝に貢献。登板に向けては「いろいろな経験をさせてもらい、非常に濃い1年間だった。21歳はもっと濃い1年にしたい」と話していた。前日完投したエース山本由伸(24)に続き、昨季Vに導いた左右両輪の活躍で首位に2連勝。オリックスの勢いが増してきた。○...オリックス頓宮が決勝の先制打を含む2本の適時二塁打で、起用に応えた。「6番一塁」で先発し、2回1死一塁で左中間へ。1-0の7回にも左翼フェンス直撃の一打を放った。「宮城が頑張っていたし、何とか追加点がほしかった」。ほとんどの打者が与座攻略に苦しむ中での働きに、中嶋監督は「本当にいい仕事をした」とほめ上げた。
◆オリックス宮城大弥投手が8回無失点で8勝目を挙げた。首位西武に2連勝し、1.5ゲーム差にまで迫った。緩急自在にすべての球種を制球良く投げ分ける、本来の投球だった。昨季と同じ2段モーションを試し、最も重視するフォームのバランスを改善した。最大の危機は8回1死満塁。この回は制球がつかず「ストライク、入ってくれ」と直球で源田を遊ゴロ併殺にしとめた。プロ初完投、初完封は目前。8回終了後、グラブを持って目でアピールしたが、降板指令が下った。「バテているからダメで言われました。体力もあったと思う。無失点だったのに行かせてくれなかった。どこかで行かせてもらいたいです」と首脳陣にお願い。中嶋監督によると足がつりかけていたという。昨季は6戦全勝した西武キラーが、今年は4度目の対戦で初勝利だ。そして「8勝」に到達。能見兼任コーチから「今年は8勝どまりだな」と言われ、開幕時に「8勝以上したら車で寮に迎えに来てもらう」と約束した。「男の約束ですから。舞洲で待っています」と笑わせた。25日で21歳になる。昨季は新人王に輝き、優勝に貢献。「もっと濃い1年にしたい」。前日完投のエース山本に続いて昨季の2本柱で西武を連破。オリックスの勢いが増してきた。【柏原誠】
◆西武が2夜連続で天敵に屈した。オリックス宮城に8回無失点に抑えられ、勝機を見いだすことができなかった。前夜は山本に完投負け。昨季2人で11敗喫しており、来週末も敵地での同カードで対戦する可能性がある。2投手の攻略は終盤戦の鍵を握る。2位ソフトバンクには0.5差に迫られ、辻監督は「強がりじゃないけど、みんなが頑張ってこの位置にいるから、ひるむことなくやるしかない」と強気に話した。
◆今季限りで現役引退する西武内海哲也兼任投手コーチ(40)が9回に登板した。15日に発表後、2試合目の登板は6点を追う劣勢の展開。それでも、2死一、三塁のピンチを背負うも、最後は吉田正を遊飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。内海は「投げさせてもらえたことに感謝」。登板直前にはスタンドから拍手で迎えられ「その応援に後押ししてもらって、最後まで走り抜けたいと思います」とあらためて誓った。
◆オリックスは二回に頓宮の適時二塁打で1点を先制し、七回に再び頓宮の適時二塁打で2点目。八回は宗の3ランなどで4点を加えた。宮城が8回5安打無失点で8勝目を挙げた。西武は好投の先発与座を打線が援護できず、2連敗。
◆リーグ連覇を目指す中嶋オリックスに、頼もしい獅子キラーが復活した。先発した宮城は8回無失点で今季8勝目をマーク。チームを今季最多の貯金「5」に導き、首位・西武に1・5ゲーム差と大接近した。「先頭打者をしっかり出さないように、という意識で投げていまして、それを結果的に何イニングも続けられたのがよかったです」強力な西武打線相手に丁寧な投球を心がけた。大きく曲がるスローカーブにチェンジアップをコーナーに投げ分け、時には力強い直球で内角を突いた。八回を投げ終えた時点で球数は100球。プロ初となる完封勝利を目指して九回のマウンドに上がるかと思われたが、首脳陣は交代を決断。2番手の阿部に後を託した左腕も「自分自身はいけたつもりですけど、(中嶋)監督から『ダメ』と言われたので。次回、やりたいと思います」と力を込めた。昨季は西武戦で6勝無敗、対戦防御率1・37と圧倒的な強さを見せた宮城だが、今季は4戦目となったこの日にようやく初勝利。ただ、8回ゼロ封と昨年同様の好相性ぶりを見せつけ、西武キラー復活を予感させた。チームは西武との直接対決でカード勝ち越しを決め、その差は1・5ゲーム差。首位から4位の楽天までは2ゲーム差と、パ・リーグは大混戦模様を呈している。「一つ一つ大事な試合になる。一勝一勝勝ち取って、みんなで優勝に向かってやっていきたい」気が抜けない戦いは続く。ナインが一致団結し、目の前の試合を全力で勝ちに行く。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
59 | 51 | 3 | 0.536 (↓0.005) | - (-) |
30 | 383 (-) | 337 (+6) | 93 (-) | 54 (-) |
0.232 (↓0.001) | 2.560 (↓0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
56 | 49 | 2 | 0.533 (↑0.004) | 0.5 (↓1) |
36 | 403 (+9) | 366 (+3) | 73 (+1) | 63 (-) |
0.255 (↑0.001) | 3.180 (-) |
3 (-) |
ORIX |
59 | 54 | 0 | 0.522 (↑0.004) | 1.5 (↑1) |
30 | 374 (+6) | 349 (-) | 62 (+1) | 51 (+2) |
0.248 (-) | 2.730 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
55 | 51 | 2 | 0.519 (↑0.005) | 2 (↑1) |
35 | 403 (+5) | 367 (+2) | 77 (+1) | 80 (+4) |
0.246 (-) | 3.250 (↑0.03) |
5 (-) |
ロッテ |
51 | 56 | 1 | 0.477 (↓0.004) | 6.5 (-) |
35 | 352 (+2) | 403 (+5) | 68 (-) | 102 (-) |
0.225 (-) | 3.300 (↓0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
44 | 65 | 2 | 0.404 (↓0.003) | 14.5 (-) |
32 | 357 (+3) | 413 (+9) | 82 (-) | 74 (-) |
0.234 (↑0.001) | 3.480 (↓0.05) |
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