楽天(★5対6☆)ロッテ =リーグ戦18回戦(2022.08.19)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ロッテ
0110040006501
楽天
1002110005603
勝利投手:佐々木 朗希(7勝3敗0S)
(セーブ:オスナ(2勝0敗2S))
敗戦投手:岸 孝之(7勝7敗0S)

本塁打
【ロッテ】安田 尚憲(3号・2回表ソロ)
【楽天】茂木 栄五郎(6号・4回裏2ラン),浅村 栄斗(20号・5回裏ソロ),鈴木 大地(4号・6回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ロッテ戦チケット予約

DAZN

◆ロッテがシーソーゲームを制した。ロッテは1点を先制された直後の2回表、安田のソロで同点とする。その後2-4で迎えた6回には、松川の3点適時二塁打などで逆転に成功した。敗れた楽天は、浅村の通算250本塁打などで中盤まで試合を優位に進めるも、投手陣がリードを守りきれなかった。

◆ロッテ佐々木朗希投手が19日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発する。17日のオリックス戦が雨天中止になりスライドされた。「投げる相手、場所が変わっても同じで、チームが勝てるように。強い球を投げて1人1人抑えられるように頑張ります」と後半戦自身初勝利へ意気込んだ。上位チームとの差を縮めたい3連戦は佐々木朗、ロメロ、小島のローテーションで挑む。

◆令和の怪物狩りで"ブラックフライデー"を止める。楽天は金曜13連敗中。5月6日オリックス戦(京セラドーム)を最後に勝利がない。だが、負のジンクスを覆す心強いデータもある。先発岸孝之投手(37)は、今季本拠地では8試合で5勝2敗、防御率2・18と好相性。チームも5月以来の4連勝中と勢いに乗る。ロッテ先発の佐々木朗希投手(21)は、今季15試合で防御率1・96の安定感を誇るが、対楽天戦は0勝1敗で防御率4・70。さほど苦手にはしていない。現在首位西武と3ゲーム差の3位。最大貯金18が0になる史上初の屈辱を味わったが、立て直してきた。逆転優勝へ向けて、白星の安売りはもうできない。

◆楽天オコエ瑠偉外野手(25)が、今季初めて1軍に昇格する。辰己が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことにより、特例2022により出場選手登録を抹消される予定。オコエは代替指名選手として選手登録される見通し。昨年11月には左膝の手術を受け、今年はリハビリからのスタート。今季2軍戦では40試合で打率3割1分6厘、1本塁打、10打点と好調を維持している。石井一久GM兼監督(48)は、「オコエは膝のあれもあったりとか、いろいろあったけど、順調に打席を踏んで結果も出している。出た時にはいいアピールをしてほしいなとは思います。思い切っていくことがすごく大事になってくる」と期待した。

◆楽天浅村栄斗内野手(31)が、史上67人目の通算250号本塁打を放った。5回2死、ロッテ佐々木朗希から、右翼席へ今季20号を運んだ。20年9月4日に達成した通算200本塁打もシーズン20本目だった。初本塁打は西武時代の10年8月10日、現在所属する楽天戦(Kスタ宮城)で山村から。通算250本塁打=浅村(楽天) 19日のロッテ18回戦(楽天生命パーク)の5回、佐々木朗から今季20号を放って達成。プロ野球67人目。初本塁打は西武時代の10年8月10日の楽天14回戦(Kスタ宮城)で山村から。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ入り後、自身初となる1試合2被本塁打を喫した。1本目は、2-1の4回1死一塁、楽天茂木に右越えへ逆転2ランを打たれた。カウント1-1から投じたフォークが真ん中に入った。2本目は、2-3の5回2死走者なしで浅村に右越えへソロを浴びた。カウント2ボールから投げた152キロをライナーで放り込まれた。浅村は、これが通算250本塁打となった。【ライブ速報】佐々木朗希2被弾、浅村は250号の記念弾 楽天岸孝之-ロッテ佐々木朗希

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)は6回5安打5失点で降板した。3本塁打を浴びた。1試合で複数の本塁打を打たれるのは、プロ入り後、初めて。ただ、味方打線が6回までに6得点。勝利投手の権利を持って降板した。1本目は、2-1の4回1死一塁、楽天茂木に右越えへ一時逆転の2ランを打たれた。カウント1-1から投じたフォークが真ん中に入った。2本目は、2-3の5回2死走者なしで浅村に右越えへソロを浴びた。カウント2ボールから投げた152キロをライナーで放り込まれた。浅村は、これが通算250本塁打となった。3本目は、6-4の2死走者なしで鈴木大に右越えへソロを打たれた。カウント3-1から152キロを捉えられた。降板後「今日は失投が多くて長打を打たれてしまうことが多かったのでしっかり修正していきます。今はチームが勝つことを信じて応援します」とコメントした。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が3本塁打を浴びながら、6月22日西武戦以来、約2カ月ぶりの白星となる7勝目を挙げた。4回に茂木、5回に浅村、6回に鈴木大に1発を献上し、6回5安打4四死球で、今季ワースト5失点。プロ入り後初めて1試合でマルチ本塁打を許したが、打線が6回までに6点を奪って援護した。7回から継投で1点のリードを守り切り、チームも2連勝とした。

◆"ブラックフライデー"から抜け出せない。楽天はロッテに競り負け、金曜14連敗となった。令和の怪物を打っても勝てなかった。1回2死一塁、島内がカウント1-2から、佐々木朗の真ん中161キロ直球を振り抜いた。右翼へ先制の適時三塁打。「んー、コメントはなしで」と島内語録は出なかったが、主砲のひと振りで先手を取った。1点を追う4回1死一塁では、茂木が右翼席へ逆転の6号2ラン。5回2死走者なしからは、浅村が史上67人目の通算250号となる20号ソロを右翼席へライナーで運んだ。6回には鈴木大が右翼へ4号ソロ。佐々木朗にとっては自己ワーストの1試合3被弾。打線は6回5安打5得点と奮起した。一方で先発岸が5回1/3を5失点、2番手石橋が2/3回を1失点と粘れず。1点リードの6回に一挙4失点で逆転負けを喫した。金曜最後の勝利は、5月6日オリックス戦(京セラドーム)。暗いトンネルから抜け出せなかった。

◆ロッテ佐々木朗希投手が甲子園の東北勢初優勝へ向け、エールを送った。20日に仙台育英(宮城)と聖光学院(福島)が準決勝を戦うため、東北勢の決勝進出は確定している。東北出身だけに「東北勢はまだ(甲子園で)優勝していないので、頑張って欲しいなと思いながら見ています」と明かした。佐々木朗は大船渡(岩手)で3年夏に県大会決勝まで進んだが、花巻東に敗れ甲子園出場を逃した。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が、およそ2カ月ぶりに白星を手にした。6回まで投げ、楽天打線に3本塁打を含む5安打5失点と打ち込まれた。だが、松川虎生捕手(18)が3-4の6回2死満塁で逆転の3点適時二塁打を放ち、6月22日以来となる7勝目を贈られた。プロ入り後、初めて1試合複数本塁打を打たれ、5安打は全て長打。5失点も自己ワーストタイ。それでも勝ち、チームは自力優勝が復活した。ベンチで応援していた佐々木朗は、松川の決勝打に思い切り右手を上げた。「泣きそうになりました」と打ち明けた。試合後はベンチ裏でヒーローインタビューの女房役を待ち受け、「ありがとう」と素直に伝えた。立ち上がりから制球に苦しんだ。初回2死走者なし。楽天浅村を3球で追い込んだが、フォークを2球、引っかけフルカウント。最後は真っすぐが外れ歩かせた。続く島内はカウント1-2と追い込みながら、この日最速161キロを捉えられた。右翼線へ先制を許す適時三塁打とされた。4回の茂木の2ランも、先頭を四球で歩かせていた。さらに、5回の浅村と6回の鈴木大のソロは、ボール先行で打たれた。四球を与えたくない心理から、カウントを取る真っすぐを狙われる場面が目立った。反省は残ったが、2カ月ぶりの白星だ。「もちろん反省しないといけませんが、後半戦の悪い流れをチームが変えてくれると思う。次はしっかり自分の力で勝てるように頑張りたい」と前向きに話すことができた。17日のオリックス戦に先発予定だったが、試合開始30分前に雨が強まり中止。登板日が2日ずれた。調整の難しさはあったとしても「その中で、やっていかないといけない。また、いい勉強になったと思います」と言い訳にはしなかった。後半戦3試合目で初勝利。シーズンを通しての戦いで、当然、相手にもデータは蓄積される。だからこそ「まだまだ修正しないといけない。たくさん勉強していって、いいピッチングができるように。少しずつ成長できたら」と自らを戒めるように言った。この日も4回以降はフォークで空振り三振を奪った。修正、勉強、成長。前向きな言葉で、チーム再浮上の軌道も描く。【古川真弥】○...佐々木朗が甲子園の東北勢初優勝へ向け、エールを送った。20日に仙台育英(宮城)と聖光学院(福島)が準決勝を戦うため、東北勢の決勝進出は確定している。同じ東北の岩手出身だけに「東北勢はまだ(甲子園で)優勝していないので、頑張って欲しいなと思いながら見ています」と明かした。○...松川は6回の打席に入る前、森脇ヘッド兼内野守備コーチから「四球の後、必ず甘い球がくる。積極的に振っていけ」と助言された。代打菅野が四球を選び、塁が埋まっていた。石橋の初球、甘くきた146キロを捉え、右中間を破る走者一掃の3点適時二塁打。佐々木朗に白星を贈り「勝ちというのが似合う投手だと思う。何とか勝たせられて良かった」と喜んだ。○...安田が同点の3号ソロを放った。1回に1点を失った直後、2回2死走者なしで楽天岸のチェンジアップを右越えに放り込んだ。「先制された後だったので、なんとか塁に出ようと思っていました。すぐに取り返すことができて良かったです」とニッコリ。立ち上がり、制球が不安定だった佐々木朗を勇気づける1打になった。ロッテ松川が6回に満塁走者一掃の逆転二塁打を放ち、プロ初の勝利打点(V打)をマークした。松川の殊勲安打は6月26日オリックス戦の先制打以来2本目で、逆転打は初めて。ロッテ高卒新人のV打は18年9月24日オリックス戦の安田尚憲以来となり、球団の高卒新人捕手では毎日時代の57年に3度記録した醍醐猛夫以来65年ぶり。松川が満塁で迎えた打席は3打数3安打(2二塁打)、7打点となった。▽ロッテ井口監督(松川の決勝打に) 真っすぐを自分で絞って一発で仕留められた。彼の持っている勘というか、そういうのがしっかりはまったと思う。(佐々木朗は)自分の投げたい球は、ずっと投げてるんで、バッテリーで配球を組み立てながらやっていかないと。

◆ロッテ松川虎生捕手(18)が決勝打を放った。2-4の6回、1点を返し、なお2死満塁で回ってきた。打席に入る前、森脇ヘッド兼内野守備コーチから「四球の後、必ず甘い球がくる。積極的に振っていけ」と助言された。代打菅野が四球で塁が埋まっていた。その助言通り、楽天石橋の初球、真ん中に来た146キロを振った。右中間を破る走者一掃の3点適時二塁打で逆転した。捕手として、先発の佐々木朗をリードした。だが、立ち上がりから制球とフォークの精度が定まらず、長打を献上。失点を重ねていた。試合中もコミュニケーションを取りながら、なんとか修正を図っていた。そんな中で放った一打で、佐々木朗の負けを消すどころか、およそ2カ月ぶりの白星を贈った。「(佐々木朗は)めちゃめちゃ喜んでたかな。(二塁)ベースからは(ベンチの)山口さんしか見えなかったですけど」と笑って振り返った。ビジターでは初となるヒーローインタビューを受け、ベンチ裏に引き揚げると、佐々木朗から「ありがとう」と伝えられた。「(佐々木朗は)勝ちというのが似合う投手だと思う。何とか勝たせられて良かった」若きバッテリーの絆を感じさせる1勝となった。ロッテ松川が6回に満塁走者一掃の逆転二塁打を放ち、プロ初の勝利打点(V打)をマークした。松川の殊勲安打は6月26日オリックス戦の先制打以来2本目で、逆転打は初めて。ロッテ高卒新人のV打は18年9月24日オリックス戦の安田尚憲以来となり、球団の高卒新人捕手では毎日時代の57年に3度記録した醍醐猛夫以来65年ぶり。松川が満塁で迎えた打席は3打数3安打(2二塁打)、7打点となった。▽ロッテ井口監督(松川の決勝打に) 真っすぐを自分で絞って一発で仕留められた。彼の持っている勘というか、そういうのがしっかりはまったと思う。(佐々木朗は)自分の投げたい球は、ずっと投げてるんで、バッテリーで配球を組み立てながらやっていかないと。

◆ロッテ佐々木朗希が苦しみながらも勝利投手になった。仙台での今季初勝利。車で約2時間の故郷・陸前高田では先日、3年ぶりに「うごく七夕」が開催され、盛り上がった。幼少期の佐々木朗にもゆかりのあった祭り。奇跡の一本松近くの「道の駅高田松原」でも朗希グッズの販売が始まり、売れ行きも快調だ。4月に地元・陸前高田で創設された「佐々木朗希選手を応援する会」は現在、会員数は約1500人になった。村上知幸事務局長によると約半数が岩手県民。千葉県の会員は200人超。「朗希君をきっかけに陸前高田に興味を持っていただければ」という思いに、全国から共鳴が届いた。現時点で会員0人の県は西日本6県のみで"全国制覇"までもう少し。「今はコロナ禍ですが、来年以降は応援バスツアーもぜひ」と構想し、かつての教え子でもある背番号17を通じた盛り上がりに感謝している。【ロッテ担当=金子真仁】

◆ロッテ・佐々木朗希投手(20)が19日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発する。18日は室内練習場で約2時間、キャッチボールなどで汗を流した。先発予定だった17日のオリックス戦(ほっと神戸)が雨で中止となり、初のスライド登板。「投げる相手、場所が変わっても同じで、チームが勝てるように。強い球を投げて一人一人抑えられるように頑張ります」と7勝目を狙う。(楽天生命パーク)

◆ロッテ・安田尚憲内野手(23)が「7番・三塁」で先発出場し、右翼ポール際に同点3号ソロを放った。1点を追う一回2死走者なしの場面で岸の6球目を捉えた。6月1日のヤクルト戦(神宮)以来の一発。球団広報を通じて、「打ったのはチェンジアップです。先制された後だったので、なんとか塁に出ようと思っていました。すぐに取り返すことができてよかったです。次の打席も頑張ります」とコメントした。

◆楽天の茂木が佐々木朗から自身初本塁打となる6号2ランを放った。1―2の四回1死一塁で甘く入った139キロのフォークボールを強振。右翼席へ軽々と放り込み「甘い球を一発で仕留められて良かった」と気合の入った表情で振り返った。4日のロッテ戦以来の一発となった。後半戦は打撃不振が目立っていたが、3試合ぶりに出場した17日の日本ハム戦で3安打4打点をマークし、徐々に調子を上げてきた。「打ち続けないとなかなか試合に出られない。本当に危機感を持ち続けてやっている」と本拠地に意気込んで臨み、豪腕投手からアーチをかけた。

◆楽天の浅村が佐々木朗から自身初の一発を放ち、通算250本塁打を達成した。3―2の五回2死走者なしで、2ボールから外寄りの152キロの速球を逆らわずに右翼席へ運んだ。2年ぶりの20号で節目に到達し、本拠地で記念のボードを掲げ「打てて良かった」とうなずいた。昨季は18本塁打にとどまったが、プロ14年目の今季は本来の長打力を発揮している。石井監督から「チームの中心選手なので、グラウンドに立っていることがすごく大事」と信頼されている。

◆楽天は20日のロッテ戦に田中将大投手(33)が先発する。19日は試合前の練習で調整した。対ロッテは今季4試合の登板で1勝1敗、防御率2・63をマーク。相手のリードオフマンの荻野は楽天戦で打率・389(18日時点)を残されている。「(出塁を許すと)中軸につながっていくわけなので。いろんな手を使って抑えなければいけない」と警戒した。その上で「一番は勝つこと。自分のベストを尽くして頑張ります」と力を込めた。(楽天生命パーク)

◆杜の都で、プロ初の1試合複数本塁打を被弾した。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が先発し、6回を95球、3本塁打を含む5安打6三振5失点で降板した。「今日は失投が多くて長打を打たれてしまうことが多かったので、しっかり修正していきます」。1点リードの四回1死一塁。茂木に投じたフォークボールを仕留められ、逆転2ランを許した。さらに、1点を追う五回2死走者なしから、浅村に右越えソロ。六回にも鈴木大にソロを喫した。最速は161キロを計測したが、許した5安打はいずれも長打だった。左打者を7人並べた楽天打線に、4四死球(四球3、死球1)を与え、四回は29球を費やすなど、制球に苦しむ場面もみられた。先発予定だった17日のオリックス戦(ほっと神戸)が雨で中止となった。この日は初のスライド登板で「投げる相手、場所が変わっても同じで、チームが勝てるように頑張ります」と臨んでいた。井口監督は試合前に、「(佐々木)朗希の状態は(投手コーチから)いいと聞いている。まずは、しっかりとゲームを作ることが大事になる」と背中を押したが、指揮官の期待に応える投球内容ではなかった。それでもマスクをかぶったドラフト1位・松川(市和歌山高)が六回、右中間に逆転3点二塁打を放った。最終的にはこの一打がものをいい、6月22日の西武戦以来、約2カ月ぶりの7勝目(3敗)を挙げた。

◆試合前時点でともにリーグトップの377打点、393得点を誇る楽天打線がロッテ先発・佐々木朗から1試合3本塁打をマーク。空中戦で〝令和の怪物〟を苦しめた。「甘い球を一発で仕留められてよかったです」。まずは1-2の四回1死一塁。茂木が甘く入ったフォークボールをファーストスイングで捉えた。右翼席中段へ完璧に運ぶ逆転2ランで、声を弾ませた。続く五回には浅村が20号ソロを放ち、プロ野球史上67人目となる250本塁打を達成。152キロの直球を捉え、確信歩きで逆(右)方向にアーチを描いた。メモリアル弾も「打ててよかったです」とおなじみコメントで淡々と振り返った。4-6と逆転された六回には鈴木大が152キロの直球を一閃。古巣相手に右翼席への一発をお見舞いし、3イニング連続で佐々木朗に本塁打を浴びせた。渡辺打撃コーチの「打ち損じなく1スイングで前に弾き返せるように集中力して打席に入ってもらえれば」という指示通りの打撃を体現した。だが、あと1点が遠かった。連勝は「4」でストップ。4位転落。佐々木朗は攻略したが、ロッテの救援陣に沈黙した。

◆楽天はシーソーゲームに競り負け、連勝は4でストップ。4位に転落した。これで金曜日は5月6日のオリックス戦(京セラ)の白星を最後に14連敗となった。打撃陣は茂木、浅村、鈴木大がアーチを描き、チームとして相手先発・佐々木朗から1試合3本塁打をマーク。「率直にうれしい。ここがゴールではないのでまた一本一本打てるように」と3-2の五回には浅村が史上67人目の通算250本塁打となる20号ソロを右翼席へ運んだ。石井監督も「チャンスの少ない投手なんですけど自分のチャンスボールをしっかりとコンタクトしてくれた」と評価した。浅村のメモリアル弾で2点差にリードを広げたが直後の六回に一挙、4失点。先発・岸の後を継いだ2番手・石橋が2死満塁で松川に初球をたたかれた。右中間を破る走者一掃の3点二塁打とされ逆転。指揮官は「初球の入り方というのをもう少し慎重にいってほしかったなと思います」と注文をつけた。

◆ロッテの松川が逆転の3点二塁打を放ち、バッテリーを組んだ佐々木朗に7勝目を贈った。3―4の六回2死満塁で石橋の初球の速球を右中間へ運び「思い切ってスイングした結果、ああいう形になって逆転できて良かった。自分のスイングで何とか勝ちを付けられた」。この殊勲打に佐々木朗は「泣きそうになった」とベンチでガッツポーズして喜んだ。3打点は佐々木朗と組んで完全試合を達成した4月10日のオリックス戦以来。井口監督は「初球を振って捉えられない選手が多い中、そういうことができる選手。本当にこれからが楽しみ」と目を細めた。

◆岩手県出身のロッテの佐々木朗が全国高校選手権大会でベスト4に勝ち上がった宮城・仙台育英と福島・聖光学院にエールを送った。試合はチェックしているといい「特に東北勢はまだ優勝していないので、頑張ってほしいなと思いながら見ている」と話した。佐々木朗は岩手・大船渡高3年夏の選手権岩手大会決勝で登板を回避し、チームは敗れている。

◆ロッテ・松川虎生捕手(18)が3―4の六回2死満塁から中越えに走者一掃の二塁打を放った。このドラフト1位ルーキーの一打は、6回5失点と苦しんだ佐々木朗希投手(21)に約2カ月ぶりの7勝目をプレゼントする形になった。以下、松川のヒーローインタビュー。――走者一掃の二塁打が試合を決める一打になった「ホント、ああいう場面で打ててうれしかったですし、まずは勝ててよかったかなと思います」――満塁でのあの打席の狙いは「フォアボールの次の打席だったので、初球はストライクがくると思っていた。何とか思い切って振った結果が、ああいう結果になったと思います」――二塁ベース上ではガッツポーズも「みなさんにうれしそうにガッツポーズをしていただいて、ボクも(思わず)ガッツポーズをしてました」――点を取り合う展開だった「朗希さんもあまりよくない中、コミュニケーションを取りながらやってたんですけど、やっぱり難しい展開もあって。何とか粘っていこうと話していて、そこはよかったと思います」――カード初戦を取った。今後の意気込み「まだまだ優勝を狙える思いますので、1試合1試合大切に、明日も勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
59503 0.541
(↓0.005)
-
(-)
31383
(+3)
331
(+4)
93
(-)
54
(-)
0.233
(↑0.001)
2.530
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
55492 0.529
(↑0.005)
1.5
(↑1)
37394
(+7)
363
(+2)
72
(-)
63
(-)
0.254
(-)
3.180
(↑0.02)
3
(1↑)
ORIX
58540 0.518
(↑0.004)
2.5
(↑1)
31368
(+4)
349
(+3)
61
(+2)
49
(-)
0.248
(-)
2.750
(↑0.01)
4
(1↓)
楽天
54512 0.514
(↓0.005)
3
(-)
36398
(+5)
365
(+6)
76
(+3)
76
(-)
0.246
(-)
3.280
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
51551 0.481
(↑0.005)
6.5
(↑1)
36350
(+6)
398
(+5)
68
(+1)
102
(+2)
0.225
(↓0.001)
3.290
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
44642 0.407
(↓0.004)
14.5
(-)
33354
(+2)
404
(+7)
82
(-)
74
(-)
0.233
(↓0.001)
3.430
(↓0.03)