広島(★1対6☆)中日 =リーグ戦20回戦(2022.08.18)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:松葉 貴大(5勝4敗0S)
敗戦投手:野村 祐輔(2勝2敗0S)
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◆中日は初回、ビシエドと三ツ俣の適時打で3点を奪い、先制に成功する。その後4-1となって迎えた9回表には、阿部の適時三塁打と木下の犠飛が飛び出し、2点を追加した。投げては、先発・松葉が6回5安打1失点の好投で今季5勝目。敗れた広島は、打線が1得点と振るわなかった。

◆中日松葉貴大投手(32)が今季本拠地以外で初白星を挙げた。初回3点の援護もあり、「らしさ」を発揮した。2回までヒットで出塁させてもスライダー、カーブで併殺でピンチを脱出。4回2死二塁で西川の適時二塁打で1点を失ったが、6回を5安打1失点にまとめ、7月8日以来の5勝目を手にした。「久しぶりに自分らしい投球ができた。ビジターでもいい投球で勝てることを見せたかった」。5本のヒット以外に外野フライはなし。内野ゴロ、フライや三振だけ、ダイヤモンド内で18個のアウトを積み重ね、胸を張った。今季14試合、75回2/3を投げ、被本塁打は2。「本塁打は他の投手より少なくないとダメ。ヒットは防げないが、本塁打は防げる安打。大事なことで継続したい」と、安定感の要因を振り返った。6回を終えたベンチでは立浪監督が松葉を迎えグータッチ。指揮官も「松葉は投球術も度胸もある。試合を作ってくれてありがたい」と、開幕当初のバンテリンドーム限定起用から脱皮した左腕を称賛した。この日から柳が再調整でファーム落ち。エース大野雄に並ぶ5勝目を手にした左腕が先発ローテの中で、さらに輝きを増す。【伊東大介】

◆広島西川龍馬外野手(27)が3安打1打点と気を吐いた。打線が苦手とする中日先発松葉から4回に右中間への適時二塁打を放つなど2安打をマーク。9回には左腕福から中前打を放ち、今季9度目の猛打賞を記録した。チームの連勝は止まったものの、6日の復帰後の打率は4割超。コロナ禍で若手が増えた打線を秋山とともにけん引する。広島打線が苦手とする左腕相手に、嫌なイメージを植え付けた。4点を追う4回2死二塁。打撃好調の西川が中日松葉の真っすぐをとらえて右中間への適時二塁打とした。序盤の拙攻が重くのしかかる中、試合の空気を引き締めた。2回の中前打を含め、今季4度の対戦で2敗の左腕から秋山とともに2安打。敗戦の中で、爪痕は残した。「いるメンバーで支え合いながら、1人1人がつないでつないで1点ずつコツコツと。それが勝ちにつながると思う。(チームを)引っ張るというよりは自分の打席、役割をしっかり考えながら、自分のやるべきことをやっていきたい」5点差に広がった9回にも中前打を放ち、諦めない姿勢をバットで示した。復帰後11試合で無安打の試合はわずか2試合。2試合続けて無安打に抑えられていない。前日の無安打から、この日は今季9度目の猛打賞。「今は気候的に暑いので、体が動く。ケガをして気持ち的には取り返さないといけない。自分の体と向き合いながら取り組んでやっていることでいい状態が続いているのだと思う」。長期離脱から1軍復帰後は、打率4割3分2厘と安定感が際立つ。状態の良さが運も引き寄せる。16日中日戦の6回だ。柳の投球モーションと同時に、打席内でホームベースから遠ざかるように1歩下がって緩い変化球を右前打にした。常人では考えられない動きに、ファンだけでなく関係者もざわついた。狙いは「コースだけを読んだ。インコース100%で、外(角)に来たら空振りはOKのイメージだった。球種は関係なく、とにかくインコースを引っ張るという気持ちで打ちにいった」という。捕手の構えは読みとは違う外角だったが、結果的に内寄りに来たことで捉えられた。繊細さと大胆さを併せ持つ。打席結果や勝敗に左右されず、安定した打撃には気持ちの切り替えがある。「引きずらない、次の日は次の日、悪いイメージを持たない、ということができているのではないのかな」。チームの連勝は2で止まった。借金は3に逆戻りも、3位はキープ。西川の姿勢こそ、今の広島に求められる。【前原淳】○...監督代行を務める河田ヘッドコーチは19日DeNA戦(横浜)で秋山の1番起用の可能性を示唆した。打線はこの日、松葉ら中日投手陣の前に沈黙。その中で3番秋山と5番西川がそろって複数安打を記録し、2人で唯一の得点を呼び込んだ。コロナ禍で主力を数人欠くチーム状況だけに、西武時代に定位置だった「1番秋山」の起用も浮上。「全然アリだと思う。可能性はないことはない」。打線入れ替えの可能性も検討されている。○...野村が今季最短タイの3回4失点でチームの連勝を止めた。立ち上がりから精彩を欠き、1回にビシエドの先制2点適時二塁打などで3点を失った。3回は先頭の連打から1失点。チームは2戦連続ゼロ封だったが、勢いに乗れなかった。「立ち上がりに、ああいう形で複数失点してしまったので、そこが全てだと思います。自分自身でも悔しいですし、チームにも申し訳ない」と悔いた。

◆広島野村祐輔が今季最短タイの3回4失点で降板し、チームの連勝を止めた。1回にビシエドの2点適時二塁打などで3失点。3回は先頭の連打から得点を許した。2戦連続ゼロ封で連勝したチームの流れに乗れなかった。「立ち上がりに、ああいう形で複数失点してしまったので、そこが全てだと思います。自分自身でも悔しいですし、チームにも申し訳ない」と悔いた。

◆中日・三ツ俣の35打席ぶりの安打が適時打となった。一回、2点を先制した後の2死一、二塁。内に食い込む変化球に詰まらされながらもゴロで二遊間を破る中前打とし「いい流れに乗ることができた。何とか抜けてくれて良かった」と塁上で手をたたいた。「7番・二塁」で今月4試合目の先発出場。最近は2年目の土田が遊撃で起用されていて出番が減っている。その中で三回は送りバントを決め、五回は再び中前打と堅実に仕事をこなし存在感を示した。

◆中日は一回にビシエドの2点二塁打と三ツ俣の適時打で3点を先行。4―1の九回に阿部の適時三塁打、木下の犠飛で2点を追加した。松葉は要所を締めて6回を1失点とし、7月8日以来の5勝目。広島は打線が振るわなかった。

◆広島は苦手の松葉を打ち崩すことができなかった。0―4の四回に西川の適時二塁打で1点を返しただけ。今季、松葉との対戦では4試合の計22回でわずかに4得点。攻略の糸口をつかめず、いずれの試合も敗れている。同一カード3連戦3連勝は逃したが、2勝1敗で勝ち越しに成功。新型コロナウイルス禍で菊池涼ら主力数人を欠いていただけに、河田監督代行は「みんな一生懸命、集中力を持ってやってくれている。その中の結果」と責めなかった。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
62441 0.585
(↓0.005)
-
(-)
36462
(+2)
416
(+10)
130
(-)
58
(-)
0.251
(-)
3.490
(↓0.06)
2
(-)
DeNA
53472 0.530
(↑0.005)
6
(↑1)
41359
(+4)
383
(+3)
77
(+2)
34
(-)
0.251
(↑0.001)
3.410
(-)
3
(-)
広島
53563 0.486
(↓0.005)
10.5
(-)
31427
(+1)
417
(+6)
67
(-)
21
(-)
0.255
(-)
3.420
(↓0.02)
4
(1↑)
阪神
53572 0.482
(↑0.005)
11
(↑1)
31380
(+10)
327
(+2)
72
(+2)
85
(+3)
0.239
(↑0.001)
2.570
(↑0.01)
4
(-)
巨人
53571 0.482
(↓0.004)
11
(-)
32430
(+3)
483
(+4)
128
(-)
50
(-)
0.244
(-)
3.950
(-)
6
(-)
中日
47581 0.448
(↑0.006)
14.5
(↑1)
37310
(+6)
379
(+1)
53
(-)
39
(-)
0.247
(↑0.001
3.420
(↑0.02)