DeNA(☆4対3★)巨人 =リーグ戦16回戦(2022.08.18)・横浜スタジアム=
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巨人
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DeNA
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勝利投手:伊勢 大夢(3勝2敗1S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗27S))
敗戦投手:戸郷 翔征(10勝6敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(15号・4回裏ソロ),佐野 恵太(16号・8回裏ソロ)

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◆DeNAが接戦を制した。DeNAは1-3の6回裏、牧の適時二塁打などで2点を挙げ、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた8回には、佐野のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・伊勢が今季3勝目。敗れた巨人は、打線が序盤の好機を生かせなかった。

◆巨人の中田翔内野手(33)は史上47人目の通算1000打点に残り2。中田は89年生まれで、平成生まれの選手で達成すれば初めてになる。4番に起用されてから6試合で7打点と打点を稼いでいるが、節目の記録に到達するか。

◆DeNAフェルナンド・ロメロ投手(27)が、横浜スタジアム14連勝をかけ、18日の巨人戦の先発マウンドに上がる。今季、巨人戦は4試合に先発し、2勝1敗、防御率5・23。今季5度目の対戦に向け「1番から9番まで素晴らしい打者がそろっているチームなので、特段、誰かを意識しているわけではないですけど、自分の持っている球種を全て生かして、アウトを1つずつ積み重ねていきたいと思います」と意気込んだ。

◆巨人が痛恨の"お見合い"で同点に追い付かれた。2点リードの6回無死一塁、戸郷が145キロ直球でDeNA楠本に飛球を打たせた。打ち取ったかに見えたが、左翼線際の飛球に遊撃手坂本と左翼手ポランコがともに譲って捕球できず。左翼線上にポトリと落ちる左前打で無死一、二塁とピンチが広がった。続く佐野の二ゴロで1死一、三塁とされると、4番の牧に中前へ適時二塁打を浴びて1点差。宮崎を申告敬遠で1死満塁とすると、続くソトに押し出し四球を与えて試合を振り出しに戻された。それでも戸郷は柴田を二飛、代打オースティンを三直で切り抜け、この回の逆転は許さなかった。

◆2位DeNAが、巨人から同一カード3連勝を達成し、球団記録を更新する横浜スタジアム14連勝を飾った。1点を先制された直後の4回に佐野が同点の15号ソロ。5回に2点を勝ち越されたが、6回に牧の適時二塁打と押し出し四球で同点に追いついた。同点の8回には、キャプテン佐野がこの日2本目となる決勝ソロで試合を決めた。投手陣は、先発のロメロが5回3失点で降板。6回からは中川、エスコバー、伊勢、山崎のリレーで巨人打線を無失点に抑えた。

◆巨人が先発・戸郷翔征投手(22)の粘投も実らず、7月15日からの広島3連戦(東京ドーム)以来、1カ月ぶりの同一カード3連敗を喫した。4回2死満塁からは自らの適時打で先制点をもぎ取った戸郷だったが、直後の4回先頭、佐野に同点ソロを浴びた。5回にはポランコの2点適時打で勝ち越すも、守備の乱れも重なって試合を振り出しに戻された。6回無死一塁、三塁後方の飛球に遊撃手坂本と左翼手ポランコが"お見合い"。左翼線上にポトリと落ちる左前打で無死一、二塁とピンチが広がった。そこから牧の適時二塁打、ソトへの押し出し四球で同点とされた。それでも戸郷は後続を断ち切ると、7回も3者凡退で終え、8回も続投。しかし、先頭の佐野にスライダーを捉えられ、勝ち越しソロを打たれて降板。94球の粘投もむなしく、7回0/3を8安打4失点5奪三振で11勝目はお預けとなった。「点を取ってもらいながらも粘りきれませんでした。しっかり修正して次に挑みたい」と前を向いたが、チームにとっても自身にとっても手痛い敗戦となった。

◆巨人が接戦を落とし、約1カ月ぶりに同一カード3連敗を喫した。同点の5回にポランコの2点適時打でリードを奪ったが、6回には無死一塁から遊撃坂本と左翼ポランコが三塁後方への飛球を"お見合い"。ピンチを広げて同点に追い付かれると、粘投していた先発戸郷が8回にDeNA佐野にこの日2本目の一発を浴びた。原監督は「競り合いになかなかね。後半に点を取られるってところでしょうな」と振り返った。勝率5割復帰に王手をかけて乗り込んだ横浜で、2位DeNAに3連敗。腰痛(仙腸関節炎)による離脱から坂本が復帰し、コロナの陽性判定を受けて離脱していたエース菅野を初戦に立てたが、上昇ムードに加速度をつけられなかった。残り32試合、借金は4。原監督は「ここは何とか乗り越えないといけませんね」と結んだ。○...戸郷が粘投も実らず6敗目を喫した。4回2死満塁から自ら先制の適時打を放ったが、その裏、先頭で佐野に同点ソロを被弾。2点リードの6回には味方のお見合いなど不運も重なり、同点とされた。8回にはまたも先頭の佐野に決勝ソロを浴び、7回0/3を8安打4失点で降板。「点を取ってもらいながらも粘りきれませんでした。しっかり修正して次に挑みたい」と振り返った。▽巨人桑田投手チーフコーチ(戸郷について)「調子が悪い中であそこまで投げてくれて、本当に頼もしい投手に成長してきたなと」○...2年目の山崎伊が、先発する19日阪神戦(東京ドーム)で自身初の3連勝を狙う。8回無失点の4日阪神戦(東京ドーム)から2連勝中で、計14イニングで1失点と好調を維持する。打っても2試合連続安打中で打率は3割7分5厘を誇る。3連戦初戦を任された右腕は「しっかり腕を振って、長いイニングを投げられるように頑張ります」と5勝目を狙う。

◆DeNA佐野恵太外野手(27)が、1試合2本塁打でチームを逆転勝利に導き、球団記録をさらに更新する横浜スタジアム14連勝を飾った。4回に一時同点の15号ソロを放ち、8回には決勝の16号ソロを放った。3冠王を視野に入れるヤクルト村上と激しい首位打者争いを繰り広げる中、打率3割2分4厘でトップをキープ。首位ヤクルトとの差を6に縮め、貯金は19年9月19日以来の6とした。打った瞬間、佐野は青く染まった右翼席の方に右手を掲げ、ゆっくりと一塁に走り始めた。「角度もついていましたし、打った瞬間、入るなというのは。すごくいい手応えでした」。同点の8回無死、会心の特大アーチで、球団記録をさらに更新する横浜スタジアム14連勝を飾った。「反撃」への号砲も、佐野のバットだった。1点を先制された直後の4回無死。巨人戸郷の149キロの速球を右中間席に運び、一時同点の15号ソロ。5回に2点を勝ち越されたが、6回に牧の適時二塁打、ソトの押し出し四球で同点に追いつき、接戦にケリをつけた。首位打者争いでも、デッドヒートを繰り広げた。1回に右飛に倒れ、打率が3割2分1厘6毛に。阪神戦の1打席目に安打を放ったヤクルト村上が3割2分2厘3毛とし、一時的にトップの座を譲った。試合後、報道陣から伝えられ「そうなんですか」と反応したが、2本のアーチで再びトップに浮上した。巨人を相手に同一カード3連勝を達成し、首位ヤクルトとの差は6ゲームとした。首位争いとともに、タイトル争いではヤクルト村上がライバルとなる。「野球選手として負けたくないという気持ちは常にあります。他の数字はとてつもなくすごいんで、打率だけでも勝ちたいなっていうのは思ってます」と明かしながら、一番はチームの戦いに気持ちを向ける。この日は、お立ち台に1人で立ち、スタンドを見渡した。「本当にこれだけベイスターズのファンの方が足を運んでくれて、すごく僕ら選手にも応援が届きますし、いい雰囲気で試合をできているので、ホームでしっかり勝てるようにというのは継続していきたいです」とさらなる連勝を誓った。【久保賢吾】

◆DeNA佐野恵太外野手(27)が、1試合2本塁打でチームを逆転勝利に導き、球団記録をさらに更新する横浜スタジアム14連勝を飾った。4回に一時同点の15号ソロを放ち、8回には決勝の16号ソロを放った。3冠王を視野に入れるヤクルト村上と激しい首位打者争いを繰り広げる中、打率3割2分4厘でトップをキープ。首位ヤクルトとの差を6に縮め、貯金は19年9月19日以来の6とした。佐野は青く染まった右翼席の方に右手を掲げ、ゆっくりと一塁に走り始めた。「角度もついていましたし、打った瞬間、入るなと。すごくいい手応えでした」。同点の8回無死、会心の特大アーチで、球団記録をさらに更新する横浜スタジアム14連勝を決めた。「反撃」への号砲も、佐野のバットだった。1点先制された直後の4回無死。巨人戸郷の149キロの速球を右中間席に運ぶ同点の15号ソロ。5回に2点を勝ち越されても、6回に牧の適時二塁打、ソトの押し出し四球で追いつき、キャプテンの1発でケリをつけた。首位打者争いでも、デッドヒートを繰り広げた。1回に右飛に倒れ、打率が3割2分1厘6毛に。阪神戦の1打席目に安打を放ったヤクルト村上が3割2分2厘3毛とし、一時的にトップの座を譲ったが、2本のアーチで再びトップを奪い返した。巨人相手に同一カード3連勝を達成し、首位ヤクルトとの差を6ゲームとした。首位争いとともに、タイトル争いでもヤクルト村上はライバルとなる。「意識しないと言ったら、ウソになります」と前置きした上で、素直な思いを語った。「野球選手として、負けたくない気持ちは常にあります。他の数字はとてつもなくすごいんで、打率だけでも勝ちたいなっていうのは思ってます」ただ、最も重きを置くのはチームの勝利、それにつながる一打。「順位的にもAクラス争いをしているので、あまりそっちに気を取られることはなく、試合に臨めています」と目の前の一戦に集中する。ハマスタ14連勝に沸くスタンドをお立ち台の上から見渡した。「これだけ多くのファンの方が足を運んでくれて、すごく僕ら選手にも応援が届きますし、ホームでしっかり勝てるようにというのは継続していきたいです」とさらなる連勝を誓った。【久保賢吾】

◆DeNAの佐野が5試合ぶりにアーチをかけた。1点を先制された直後の四回に先頭打者として打席に立つと、戸郷の速球を完璧に捉え、右中間への15号ソロとした。「一振りで捉えることができて良かった」と納得の一発となった。四回の左翼の守備では2死満塁から戸郷の左前打を素早く遊撃手につなぎ、二塁走者の生還を防いだ。今季は一塁と外野を両方こなして起用の幅を広げ、守備での貢献も光る。「一試合一試合がシーズンの順位に関わる時期。取れる試合をしっかりものにしたい」とチームの勝利が最優先。その中で安打を重ね、村上(ヤクルト)や大島(中日)と激しく争いながら2年ぶりの首位打者へと歩みを進めている。

◆DeNAが接戦を制し、巨人に3連勝。球団記録を更新する横浜スタジアムでの連勝を「14」に伸ばした。1―3の六回に1死一、三塁から牧が中前へ適時二塁打。1死満塁からソトの押し出し四球で同点。八回に3番・佐野恵太外野手(27)がこの日2本目となる16号ソロを放ち、これが決勝点となった。何度、勝ち越されても取り返せる雰囲気が横浜スタジアムに充満している。前夜17日の巨人戦(横浜)で本拠地13連勝を飾ったDeNAは、この日も猛反撃を見せた。0―1の四回は佐野が右中間席へ15号ソロ。「ひと振りで捉えることができてよかったです」と失点直後に同点とし、打線に点火すると、六回に打線がつながった。1―3の六回は先頭の桑原、続く楠本の連続安打で無死一、二塁。佐野の二ゴロで1死一、三塁となると4番・牧が追い込まれながら適時二塁打。併殺打は避けたい場面で外角低めのスライダーに食らいつき、中前への打球で二塁を陥れる好走塁を見せた。クライマックスは八回、佐野がこの日、2本目の16号ソロを放ち、勝利を手繰り寄せた。

◆久々の快音を横浜スタジアムで響かせた。四回2死満塁の好機で巨人先発の戸郷翔征投手(22)が先制の適時打をマーク。4カ月ぶりのHランプを灯し、一塁上で笑顔を浮かべた。力負けすることなく振り抜いた。カウント1-0からロメロの152キロの直球を左前に運んだ。4月19日の広島戦以来の安打。「長いイニングを投げて勝利につながる投球ができるように頑張ります」と意気込んでいた右腕は、まずは自身のバットで貴重な先取点を奪った。打線も奮起した。1-1の五回1死から坂本、丸の連打で二、三塁の好機をつくると、ポランコが2点打。援護点をプレゼントしてもらった。だが、四回に佐野にソロを被弾。2点リードの六回には牧に適時二塁打、ソトに押し出し四球を与えて同点に追いつかれた。七回先頭の佐野に勝ち越しソロを浴びたことで降板。7回0/3を8安打4失点。6敗目を喫し、11勝目はならなかった。前回10日の中日戦では8回1失点で自身初の10勝をマーク。2年連続で阻まれていた2桁の壁を突き破った。「今年は精度もあまり落ちることなく、長いイニングを投げられている。それが早めに10勝できた要因だと思う」と自己分析。シーズンの疲れが出てくる夏場の対策として温冷交代浴などを取り入れる。徹底してきたコンディション管理の成果が4年目に結果として実った。次に見据えるのは開幕前に目標として掲げた最多勝だったが...。12勝を挙げている阪神・青柳との差を詰められず。チームは同一カード3連敗を喫して借金は「4」に膨らんだ。

◆巨人・戸郷翔征投手(22)が八回途中8安打4失点で6敗目を喫し、「点を取ってもらいながらも粘りきれませんでした」と肩を落とした。自身の先制打で1-0とした直後の四回に佐野に同点ソロを被弾。3-1で迎えた六回は1死一、三塁で牧に適時二塁打。宮崎を申告敬遠し、1死満塁でソトと勝負したが、押し出し四球を与えて追いつかれた。八回には、佐野にこの日2本目となる痛恨の勝ち越しソロを被弾し、降板。94球の熱投も、11勝目とはならなかった。

◆DeNAの伊勢が圧巻の投球で勝利を呼び込んだ。3―3の八回に登板すると、中田、ポランコ、岡本和と長打力のある打者を3者連続三振に仕留めた。その裏の攻撃でチームが勝ち越して3勝目を手にし「相手に流れを渡さないことだけを心がけ、冷静に自分のボールを投げ込むことができた」と胸を張った。同僚のエスコバーと並んでリーグ最多の52試合に登板し、防御率1・42と安定感抜群の投球で好調なチームを支えている。本拠地での14連勝に貢献し「ファンの皆さんのおかげで勝利を積み重ねることができた」と感謝した。

◆佐野の後ろを打つ4番・牧も仕事を果たした。1―3の六回無死一、三塁で追い込まれながら中堅左に適時二塁打。併殺打は避けたい場面で外角低めのスライダーに食らいつき、二塁を陥れる好走塁も見せた。「めちゃくちゃ食らいつきました。いい流れだったので、止めないようにめちゃくちゃ食らいつきました」と追撃の一打を興奮気味に繰り返して振り返った。八回は中前打で出塁し、6試合ぶりの複数安打をマーク。6月上旬から不調で成績を落としていたが、後半戦はチームの勢いとともに浮上気配だ。

◆付け入る隙を与えてしまった。守備にほころびが生じた巨人は競り負け、同一カード3連敗。原辰徳監督(64)は「競った状態で勝たないとね」と険しい表情を浮かべた。2点リードで迎えた六回だった。無死一塁で左翼線に飛球が上がり、遊撃手の坂本と左翼手のポランコが落下点を譲り合った。打球はライン際にポトリ。坂本は捕球の構えに入っていただけに、十分な連係を取れていればアウトにできたはずだ。このプレーでピンチを招いて同点に追いつかれ、接戦をものにできなかった。今季のチームの失策数はリーグワースト2位の66個。この日は記録上ノーエラーだったものの、1点勝負でのミスは致命傷となる。指揮官は「切り替えて戦います」と語気を強めた。(鈴木智紘)

◆セ・リーグ2位のDeNAは18日、巨人16回戦(横浜)に4―3で逆転勝利。同一カード3連戦3連勝を飾り、本拠地・横浜スタジアムでは14連勝で球団記録をさらに伸ばした。3番・佐野恵太外野手(27)が四回に15号ソロ、3―3の八回に決勝の16号ソロを放つなど、今季初の1試合2本塁打。後半戦は11勝2敗と絶好調のチームで首位打者のキャプテンが、打線を引っ張っている。何度、勝ち越されても逆転できる雰囲気が横浜スタジアムに充満している。3―3の八回。先頭の佐野が巨人先発、戸郷のスライダーを捉えた打球は、青く染まった右翼席上段に飛び込んだ。「失投を捉えることができて最高の結果につながった。いい手応えでした。チームとしてすごく勢いがあると感じていて、それに乗ることができた」決勝の16号ソロ。ダイヤモンドを一周した後はベンチ前で恒例の「デスターシャポーズ」で仁王立ちだ。2万1198人の観衆で埋まった本拠地で視線を独占した。0―1の四回は右中間へ同点の15号ソロ。今季初の1試合2本塁打をマークし、球団記録をさらに伸ばす本拠地14連勝に導いた。現在のセ・リーグ本拠地では2012年の中日(当時ナゴヤドーム)に並ぶ最多連勝となった。セ界の灯は消さない。前半戦から独走していた首位・ヤクルトとは7月4日時点で17・5ゲーム差(5位)を付けられていたが、6ゲーム差まで迫った。貯金は3年ぶりに「6」となった。熱いのはチームだけではない。佐野は令和初の三冠王を狙うヤクルト・村上と激しい首位打者争いを繰り広げている。この日はリーグ1位で試合を迎え、1打席目で右飛に倒れて、打率・3216。中前打の村上は・3223となったが、2本塁打で再逆転した。「厘」、「毛」の戦いは今後も続くが、トップの座を譲るつもりはない。試合後にライバル、村上も含めた打率ランキングのチェックは欠かさないという。「全く意識をしないと言ったら?になる。イチ野球選手として負けたくない。打率だけでも勝ちたい。終わったときにどうなっているか楽しみにしている」と不敵に笑った。同じルーティンをこなせる本拠地の恩恵も生かしている。20年に首位打者とベストナインに輝いた27歳は試合後の日課として素振りを欠かさない。「頭の整理と打撃の整理をして、いい状態で次の日を迎えられている」。1球に懸ける思いはナインに波及し、DeNAは後半戦で11勝2敗の快進撃を続けている。「本当に頼りになるキャプテン」。三浦監督は試合後の第一声で佐野をたたえた。「ここぞ、で打ってくれる。見事、素晴らしい!!」と続けると、インタビューを受ける指揮官の横をヒーローが通過した。「ありがとうございます」と佐野が頭を下げ、周囲には笑顔が広がった。19日からは再びハマスタで広島3連戦だ。相手は関係ない。奇跡を信じ、一戦必勝で戦い抜く。(横山尚杜)■データBOX?DeNAは7月4日時点で首位・ヤクルトと最大17・5ゲーム差を付けられていたが、同5日以降、DeNAが20勝7敗2分けに対して、ヤクルトは10勝20敗と失速。6ゲーム差に縮まった。逆転首位の最大ゲーム差は1994年の近鉄の16差(最終順位は2位)、逆転優勝は63年の西鉄の14・5差。DeNAが首位に立ち、優勝すればいずれも上回る。?横浜スタジアムでは6月28日の阪神戦から1分けを挟んで14連勝となり、同球場での最多連勝記録を更新。現在のセ・リーグ本拠地でシーズン14連勝は、2012年の中日のナゴヤドームと並ぶ最多連勝。本拠地制が採用された52年以降の本拠地最多連勝は19で、65年の南海が大阪球場、80年の広島が広島市民球場でマーク。?佐野の1試合複数本塁打は昨年10月8日の中日戦(横浜)以来2度目。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
62441 0.585
(↓0.005)
-
(-)
36462
(+2)
416
(+10)
130
(-)
58
(-)
0.251
(-)
3.490
(↓0.06)
2
(-)
DeNA
53472 0.530
(↑0.005)
6
(↑1)
41359
(+4)
383
(+3)
77
(+2)
34
(-)
0.251
(↑0.001
3.410
(-)
3
(-)
広島
53563 0.486
(↓0.005)
10.5
(-)
31427
(+1)
417
(+6)
67
(-)
21
(-)
0.255
(-)
3.420
(↓0.02)
4
(1↑)
阪神
53572 0.482
(↑0.005)
11
(↑1)
31380
(+10)
327
(+2)
72
(+2)
85
(+3)
0.239
(↑0.001)
2.570
(↑0.01)
4
(-)
巨人
53571 0.482
(↓0.004)
11
(-)
32430
(+3)
483
(+4)
128
(-)
50
(-)
0.244
(-)
3.950
(-)
6
(-)
中日
47581 0.448
(↑0.006)
14.5
(↑1)
37310
(+6)
379
(+1)
53
(-)
39
(-)
0.247
(↑0.001)
3.420
(↑0.02)