広島(☆5対0★)中日 =リーグ戦18回戦(2022.08.16)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:森下 暢仁(10勝6敗0S)
敗戦投手:柳 裕也(7勝9敗0S)

本塁打
【広島】堂林 翔太(6号・1回裏ソロ),矢野 雅哉(1号・2回裏2ラン),堂林 翔太(7号・5回裏ソロ)

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◆広島は初回、堂林の先頭打者本塁打で先制する。続く2回裏には、會澤の適時二塁打と矢野のプロ初本塁打となる2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・森下が9回無失点9奪三振の快投。2試合連続となる完封で10勝目を挙げた。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆広島森下暢仁投手(24)が明大の3学年先輩にあたる柳裕也投手(28)と投げ合う。両者の先発対決は20年に2度、21年に1度の計3度あり、結果は森下2勝0敗(勝敗なし1度)、柳1勝2敗。今季初の「明大対決」を制するのはどちらの投手か。

◆試合前に菊池涼介内野手(32)ら新型コロナウイルス感染者が複数発覚した広島は、大幅なオーダー変更を強いられた。二塁には羽月隆太郎内野手(22)を起用。小園海斗内野手(22)の遊撃代役には矢野雅哉内野手(23)を起用した。佐々岡真司監督(54)も陽性判定を受け、中日3連戦は河田雄祐ヘッド兼外野守備走塁コーチ(54)が指揮を執る。

◆広島に激震が走った。佐々岡真司監督(54)、矢崎拓也投手(27)、薮田和樹投手(30)、一岡竜司投手(31)、菊池涼介内野手(32)、野間峻祥外野手(29)、小園海斗内野手(22)、上本崇司内野手(31)とスタッフ3人の計11人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。菊池涼、上本、野間、一岡は発熱の症状がある。試合前練習が始まった午後2時の段階では菊池涼、上本、野間、一岡の姿がなかった。発熱があったため練習を欠席していたとみられるが、佐々岡監督や小園らも練習に参加していた。トレーナーが慌ただしく動いたのは午後2時15分頃だ。まず佐々岡監督に陽性判定を伝えた模様で、指揮官は驚きの表情を見せ、グラウンドから引き揚げた。その後トレーナーは、外野でキャッチボールをしていた薮田、矢崎にも通達し、そのまま練習を切り上げた。室内練習場にいた小園も練習途中で引き揚げたとみられる。4年ぶりAクラスへ、1つも落とせない試合が続く中、二遊間の菊池涼、小園が離脱した。中日3連戦は河田ヘッド兼外野守備走塁コーチが指揮を執る。広島がコロナ禍に見舞われた。【前山慎治】

◆代役でスタメン出場した広島矢野雅哉内野手(23)がプロ1号を放った。試合前には正遊撃手の小園海斗内野手(22)の新型コロナウイルス感染が発覚。その代役として「8番遊撃」で出場となった。2-0の2回1死二塁で中日先発柳裕也投手(28)の内角カットボールを右翼席最前列に運んだ。「必死にいきました。いい反応で打つことができて本塁打になって良かったです」。とびはねるように喜びながらダイヤモンドを1周した。20年ドラフト6位の矢野は試合前時点で通算安打数が「2」。いずれも単打で初めての長打が本塁打となった。矢野雅哉(やの・まさや)1998年(平10)12月16日、大阪府生まれ。育英(兵庫)から亜大に進学。亜大3年秋には打率4割1分5厘で首位打者に輝き、遊撃手でベストナイン獲得。20年ドラフト6位で広島入団。遠投130メートルで50メートル走は5秒9。171センチ、70キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸600万円。

◆広島堂林翔太内野手(30)が8年ぶり3度目のマルチ本塁打を放った。まずは1回先頭。新型コロナウイルス陽性判定を受けた野間峻祥外野手(27)に代わって「1番右翼」で出場していた堂林が先頭打者で打席に入った。中日先発柳裕也投手(28)の初球を左中間席に放り込んだ。6号ソロは先頭打者初球本塁打。貴重な先制点を呼び込んだ。2本目は5回先頭。柳の2球目を左翼ポール直撃のソロとした。「打ったのはストレート。切れずに本塁打になって良かった」。中日立浪監督はリクエストしたが、7号ソロは覆らなかった。1試合2発は14年9月13日阪神戦(甲子園)以来8年ぶり3度目。代役リードオフマンは2回の2打席目でも二塁打を放っており、早くも猛打賞。試合前に多数の新型コロナウイルス感染者が出た不安を振り払う活躍を見せている。

◆広島河田雄祐監督代行(54)は三塁コーチスボックスからリクエストを要求した。この日は佐々岡真司監督(54)の新型コロナウイルス陽性が発覚し、河田ヘッド兼外野守備走塁コーチが監督代行として指揮を執っていた。8回2死満塁で矢野雅也内野手(23)の三塁へのゴロが一塁でアウトの判定を受けた。三塁ベースコーチを務めていた河田監督代行はコーチスボックスからリクエストを要求した。結果はアウトのまま覆らず、3死で攻守交代になった。監督代行はベンチに戻る前に、本塁付近で立ち止まり、選手の交代を球審に告げた。

◆中日柳裕也投手(28)が6回9安打5失点で自己ワーストを更新する9敗目を喫した。コロナ禍で主力を欠いた広島が相手も初回先頭堂林に6号ソロを被弾。2回には2年目矢野にプロ1号2ランを献上するなどさらに3点を失い、5回には堂林にこの日2本目のダメ押し7号ソロまで被弾した。チームの連勝を3で止める背信投球になった。柳は「毎回、同じようなピッチングでチームに迷惑をかけています。いつまでもチャンスがあるわけではないと感じているので、何としても、結果を残せるように頑張ります」と唇をかんだ。被本塁打はリーグワーストの「15」に増えた。昨季の最優秀防御率右腕は、防御率を3・65まで落とした。明大の3学年後輩の森下との投げ合いも通算4戦1勝3敗になった。

◆代役で乗り越えた! 広島は中日戦前に佐々岡監督と選手7人の新型コロナウイルス感染が判明し、離脱するアクシデントに見舞われた。感染した野間の代役で「1番右翼」で出場となった堂林翔太内野手(31)は8年ぶり2発を含む猛打賞。小園の代わりの矢野雅哉内野手(23)はプロ1号を放った。伏兵たちの活躍でコロナ禍を乗り越え、連敗は2でストップ。先発森下は10勝目を挙げ、チームは4位に浮上した。堂林が初球のファーストスイングでファンを、ナインを、首脳陣を安心させた。陽性判定を受けた野間に代わり「1番右翼」で出場。初回。中日の先発柳が投じた1球目、142キロをバットの真芯でとらえた。マツダスタジアムに歓声が沸く中、本塁打を確信。左中間席に伸びていく放物線を打席内で見送り、ゆっくりとダイヤモンド1周を始めた。「初球から積極的にと思って。最高の結果になった。ここ最近にない最高の当たりでした」。4-0の5回には左翼ポール直撃の7号ソロを放った。中日立浪監督がリクエストし「手袋もヘルメットも全部つけて待ってました」。判定は変わらず。14年9月13日以来、8年ぶりの1試合2発を決めた。「コロナで何人か抜けたが、こういうときだからこそチーム一丸で戦いたい」。堂林は力強く誓った。もう1人の代役もチームに勢いを与えた。小園に代わって出場した2年目の矢野だ。2回。1点を加えて2-0とし、なお1死二塁で柳のカットボールを右翼席最前列に運んだ。プロ3本目の安打がうれしい1号。「野球人生で2本目だった。入ったかどうか分からなかった。ボールどこやどこやと思って走ってました」。一塁塁審のジャッジを見て確信し、とびはねるように喜びながらダイヤモンドを1周した。この日感染が判明したのは二遊間の菊池涼、小園に加え、野間、上本、矢崎、薮田、一岡の7人と佐々岡監督。チームスタッフ3人を加えると計11人が陽性となった。河田ヘッド兼外野守備走塁コーチが監督代行となり、「陽性になったものは仕方ない。明日からもまたやるだけ」と腹をくくって指揮を執った。4年ぶりAクラスを目指す広島にとって試練の夏も一丸となり、前へ進む。【前山慎治】○...2年目矢野は先輩たちからのゲキを胸にプロ1号につなげた。試合前にプロ11年目の菊池涼がコロナ感染発覚で離脱。オフに自主トレをともにした"師匠"から「思い切ってやれ」と言われた。12年目の秋山と16年目の会沢からは「結果どうこうよりもおまえは思いきってやれ。それ以外のことは俺らがやるから」と背中を押された。言葉通り1ボールからの第1ストライクを右翼席へ。河田監督代行は「2度とできないような素晴らしいスイング」と絶賛した。○...河田監督代行は従来通り三塁ベースコーチも兼任した。「今まで通り、コーチャーズボックスに立つのが、選手たちも変わらずできていい。ルール違反でもないし」と、定位置に入った。8回2死満塁では矢野が放った三塁へのゴロで一塁のアウト判定を巡り、リクエスト。結果は失敗に終わったが、三塁ベースコーチがリクエストする珍しい光景だった。

◆広島は森下暢仁投手(24)が2戦連続完封勝利で10勝目を挙げた。野手では新型コロナウイルス感染者の"代役"として出場した堂林翔太内野手(30)が1試合2発の活躍。矢野雅也内野手(23)にもプロ1号が生まれた。陽性判定を受けた佐々岡真司監督(54)に代わって、指揮を執ったのは河田雄祐ヘッド兼外野守備走塁コーチ(54)。堂林には「完璧な仕事」と称賛し、矢野には「2度とできないような素晴らしいスイング。まさか本塁打つとはみんな思っていなかった」と絶賛した。河田監督代行の一問一答は以下の通り。-難しい試合で勝てた河田監督代行「監督もああいう状態になってしまって、こっちがいきなりどうこうできるものではないんだけど、ちょっと難しかったのは投手コーチと話して森下を代えるかどうかというところ。最後は完封してくれてそれに尽きるよね、今日は」-交代の権限はそれぞれ分担河田監督代行「みんなで話し合って決めてるような感じだから、俺がベンチにずっといるのかコーチャーズボックスに立つのかというのは、今までと別に変わらずやればルール違反でもないんだから、その方がリズムというか選手たちも変わらずできていいんじゃないかと思ったし、それでこういう形をとった」-堂林が2発河田監督代行「起用に応えてくれて、完璧な仕事をしてくれた。ヤツもレギュラー取りきるためにはこういうところだと思う。また明日やってくれればなと思うし、素晴らしい働きでよかったと思います」-矢野にも1号河田監督代行「2度とできないような素晴らしいスイングをしてね。ほんとに素晴らしかったね。まさか本塁打打つとはみんなが思ってなくて」-代役選手がよくやった河田監督代行「ほんとにね、コーチ陣の推薦で起用が当たってコーチ陣に感謝ですね」-監督と試合前やりとりは河田監督代行「終わってからピッチャーの交代がどうとかやりとりしたんだけど、ただ、監督からは『思い切ってやって』という話だった」

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレーバック】広島カープにコロナが直撃、代役選手たちが出場となるも大活躍!堂林翔太の2本塁打に矢野雅哉のプロ第1号!とチームの危機を救いました。

◆広島は佐々岡真司監督(54)、菊池涼介内野手(32)、小園海斗内野手(22)、上本崇司内野手(31)、野間峻祥外野手(29)、矢崎拓也投手(27)、薮田和樹投手(30)、一岡竜司投手(31)の選手7人と球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。球団によると、16日にPCR検査を受診し陽性が判明した。菊池涼、野間、上本、一岡は発熱の症状があり、その他は無症状。陽性者は所轄保健所の指示に従って療養しており、1軍の監督、コーチ、選手、スタッフは17日も検査を受診する予定。また、球団は16~18日のマツダスタジアムでの中日3試合は佐々岡監督の代わりに河田雄祐ヘッドコーチ兼外野守備・走塁コーチ(54)が指揮を執ることも合わせて発表した。

◆広島の森下が2試合連続完封で10勝目を挙げた。9安打を浴びながらも要所を締めた。打線は堂林の初回先頭打者本塁打、矢野のプロ1号などで二回までに4点を先行。堂林は五回に2本目のソロを放った。中日は柳が5失点と崩れた。

◆広島の森下が2試合連続の完封で、明大の先輩、柳との投げ合いを制した。9安打を浴びながらも本塁は踏ませなかった。新人王に輝いた2020年に挙げた自己最多に並ぶ10勝目をマークし「2桁勝利を目指してやってきた。到達して良かった」と喜んだ。力強い速球を軸に要所を締めた。最後に代打・郡司を空振り三振に切り、マウンドでガッツポーズ。矢崎ら中継ぎ陣が新型コロナウイルス陽性で離脱する中、一人で投げ抜き「チームにとってもプラスになる投球ができた」とうなずいた。(マツダ)

◆鯉に衝撃-。広島は16日、佐々岡真司監督(54)と菊池涼介内野手(32)ら選手7人と球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。監督代行は河田雄祐ヘッドコーチ兼外野守備・走塁コーチ(54)が務める。Aクラス入りへ、試練をチーム一丸で乗り越える。逆転でのAクラス入りを狙うチームに衝撃が走った。広島・佐々岡監督と1軍の主力7人と球団スタッフ3人の計11人の集団感染が判明。新型コロナウイルスの「第7波」に襲われた。球団発表によると、この日のPCR検査で佐々岡監督と菊池涼、小園、野間、上本、一岡、薮田、矢崎の選手7人とスタッフ3人が陽性判定を受けた。菊池涼、野間、一岡、上本は発熱、その他の7人は無症状で、陽性者全員が保健所の指示に従い療養している。また別のスタッフ2人が濃厚接触の疑いのため自主隔離となっており、1軍は17日も同様の検査を実施する。直近では14日に上半身のコンディション不良により3軍でリハビリ中だったアンダーソンが陽性となっている。球団は16~18日の中日3試合(マツダ)は佐々岡監督に代わって河田ヘッドコーチ兼外野守備・走塁コーチが監督代行を務めると発表した。陽性判定の選手7人はこの日の午後に選手の入れ替えが柔軟にできる「特例2022」を適用した上で出場選手登録を抹消。2軍から韮沢、三好、矢野、羽月の内野手4人と長野とD3位・中村健(トヨタ自動車)の外野手2人と中継ぎ投手の島内を補充した。午後6時からの中日戦は予定通り実施。菊池涼の代役には羽月が「2番・二塁」で、小園の代役には矢野が「8番・遊撃」で、野間の代役には堂林が「1番・右翼」でスタメンに名を連ねた。その堂林が一回に好投手の柳から初球先頭打者本塁打を放つと、二回には会沢の適時二塁打で2点差とし、なお1死二塁で矢野がプロ2年目で初本塁打となる2ランを放ってリードを広げた。カープらしい全員野球で結束を示した。(柏村翔)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
61431 0.587
(↑0.004)
-
(-)
38456
(+5)
404
(+3)
128
(+1)
58
(-)
0.252
(-)
3.440
(-)
2
(-)
DeNA
51472 0.520
(↑0.005)
7
(-)
43348
(+3)
377
(+1)
73
(+1)
34
(-)
0.250
(-)
3.420
(↑0.02)
3
(-)
巨人
53551 0.491
(↓0.004)
10
(↓1)
34424
(+1)
472
(+3)
128
(+1)
50
(-)
0.245
(-)
3.930
(-)
4
(1↑)
広島
52553 0.486
(↑0.005)
10.5
(-)
33425
(+5)
411
(-)
67
(+3)
21
(-)
0.256
(↑0.001
3.440
(↑0.03)
5
(1↓)
阪神
52562 0.481
(↓0.005)
11
(↓1)
33368
(+3)
321
(+5)
69
(+1)
82
(+1)
0.239
(↑0.001)
2.560
(↓0.01)
6
(-)
中日
46571 0.447
(↓0.004)
14.5
(↓1)
39304
(-)
377
(+5)
53
(-)
39
(-)
0.247
(-)
3.470
(↓0.02)