巨人(☆3対2★)広島 =リーグ戦21回戦(2022.08.14)・東京ドーム=
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広島
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巨人
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勝利投手:クロール(1勝0敗1S)
(セーブ:大勢(1勝1敗28S))
敗戦投手:ターリー(1勝2敗0S)

本塁打
【巨人】中田 翔(15号・4回裏2ラン)

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◆巨人は4回裏、中田の2ランが飛び出し、幸先良く先制する。2-2で迎えた8回には、1死三塁の好機から丸が適時二塁打を放ち、再びリードを奪った。投げては、4番手・クロールが来日初勝利。敗れた広島は4番手・ターリーが誤算で、打線もつながりを欠いた。

◆巨人中田翔内野手(33)は、4番に座って3試合連続打点。巨人では04年小久保が4番デビューの7月23日横浜戦から1→5→1→1と、4試合続けて打点を記録しているが、中田は今日も4番で打点を挙げられるか。

◆4番中田翔内野手(33)の「自信しかないん打」が、さく裂した。4回無死一塁、広島の先発大道の129キロスライダーをジャストミ~ト! 打った瞬間、それと分かる"確信弾"を左翼席中段に放り込んだ。11日の中日戦で巨人の「第91代4番」に襲名。4番に座ってから4戦2発で4試合連続打点の大暴れ。かつて14年、16年、20年の3度の打点王に輝いた"点取り屋"が本領を発揮した。先制の15号2ランに「打ったのはスライダーです。しっかりとコンタクトできました。先制できて良かったです」とコメント。巨人では04年小久保が4番デビューの7月23日横浜戦から1→5→1→1と、4試合続けて打点をマークしている。真夏の戦いに新4番を張る中田が「期待しかないん打」を打ち続ける。

◆巨人が4月以来となる3カード連続の勝ち越しを決めた。4回無死一塁、4番中田翔内野手の15号2ランで2点を先制。先発シューメーカーが5回無失点で降板し逃げ切りを図ったが、7回に2番手井上が2死二、三塁から広島菊池涼に同点の2点適時打を浴びた。だが、巨人打線が粘りを見せた。同点の8回1死三塁、3番丸佳浩外野手が左翼に勝ち越しの2点適時打を放った。4番手クロールが来日初勝利を飾った。

◆巨人が4月以来となる3カード連続の勝ち越しを決めた。4回無死一塁、4番中田翔内野手の15号2ランで2点を先制。先発シューメーカーが5回無失点で降板し逃げ切りを図ったが、7回に2番手井上が2死二、三塁から広島菊池涼に同点の2点適時打を浴びた。だが、巨人打線が終盤に集中力を発揮した。同点の8回1死三塁、3番丸佳浩外野手が左翼に勝ち越しの適時打を放った。4番手クロールが来日初勝利を飾った。試合後、原辰徳監督(64)のコメントは以下の通り。-8回の攻撃「それぞれがいい役割をしてくれたというところですね。もう少ししつこくされるかな、というのはありましたけど、どちらかというと向こうも攻めてくれた、それを逃さずに丸も仕留めたのが大きかったですね」-8回は吉川の代走に増田大「うーん、そうですね、いろいろ内部的なことももちろんありますけども、簡単に言うと最善策を取って、1点を取る上で最善策を取ったということですね」-4番中田が先制2ラン「フォアボールを取って、その後という部分でね、非常に3番、4番が機能しているなという気がしますね」-岡本和は20打席ぶりの安打となる二塁打「この次は3打席か4打席くらい後に打ってほしいなというですね(笑)。やっぱり越えないといけない、本人が越えないといけませんね」-2番手井上は2失点したが投げっぷりは「見事だったと思いますね。結果が打たれることはもちろんありますけども、しかし前向きに打たれたという言い方があるかは別にしても、しかし投げっぷりの良さと、彼の立ち姿というのはね、ベテランの人たちも勉強になるくらい、そういう素晴らしいものだったと思いますね」-高梨が4連投「昨日も一緒に試合後にお風呂に入ってね(笑い)。『よう頑張ってるな』と。3連投したしね。『明日(14日)はちょっとゆっくりしよう』と言ったら、本人が、『いやいや、明日も行ける』と言ってくれたんでね。なかなかそうやって言ってくれる選手はいなくてね、彼とお風呂で一緒に会ったということが、彼にとって良かったのか、僕にとって良かったのか(笑い)。ピッチングコーチはある意味、今日は投げさせたくなかったんでしょうけど、試合前にその話をしてね。『俺にはそう言ってくれたよ』と(笑)。本人に確認して、確認が取れたということでスタンバイしとこうと。それでああいう結果になったということですね」-来週は2位DeNA戦「そうですね、先発ピッチャーが頑張り、粘って粘って、1点でも上回るという、そういう野球をしたいと思います」

◆巨人増田大輝外野手(29)が好走塁で決勝打を演出した。8回無死一塁、吉川の代走で出場。次打者重信の2球目で二盗を決め、三進後に丸の二塁打で決勝のホームを踏んだ。「ネガティブにならず攻めた結果が盗塁成功につながってくれた。成功すればチームに勢いがつくので腹をくくってスタートを切った」と話す増田大を、原監督も「1点を取る上で最善策を取ったということ。プロフェッショナルであるわけだしね」とたたえた。

◆6番に打順が下がった巨人岡本和真内野手(26)が20打席ぶりの安打を放った。2回1死、広島先発の大道から5試合ぶりの安打となる二塁打を左翼に放った。この日は4打数1安打。復調を願う原監督は「この次は3打席か4打席くらい後に打ってほしいなというですね」と目尻を下げつつ「まあ明後日から頑張るよ。大丈夫」と兆しを感じ取っていた。

◆巨人丸佳浩外野手(33)が決勝の適時二塁打を決めた。8回1死三塁。「みんながそれぞれの役割を果たしてつないでくれたので何とか走者をかえす仕事を果たそうと思い切っていった」と、広島ターリーの初球155キロを仕留めた。同学年の中田と3、4番を形成した直近4試合は打率3割、1本塁打で、2人で計10打点。「もう頼もしいですよ」と話しつつ「僕は僕で持ち味を出していけたら」と力を込めた。

◆真夏の猛チャージだ。巨人が広島に競り勝ち、Aクラス3位を死守した。2連勝で4月以来4カ月ぶりに3カード連続の勝ち越しを決めた。4回に新4番に座る中田翔内野手(33)が先制の15号2ランで先手をとった。7回に同点に追いつかれるも、8回に丸佳浩外野手(33)の決勝打で寄り切った。最大7あった借金を残り1とし、16日からは2位DeNA戦。5割復帰、その先へと進む。"新4番"の中田が言った。「仮の4番って言ったら申し訳ないですけど、誰がどう考えても、4番の席っていうのは(岡本)和真の席なので」。そして「自分自身、ジャイアンツの4番だとは思っていない」と重ねた。0-0で迎えた4回無死一塁。広島大道の129キロスライダーを捉えた。打った瞬間、それと分かる15号2ランを左翼席中段に放り込んだ。2戦ぶりの1発は「手応えはすごく良かった。しっかりと崩されることなく、自分のスイングができたかな」と自画自賛の一打だった。巨人の「第91代4番」を襲名した11日中日戦から4戦で14打数7安打、2本塁打。存在感が際立つ。4戦連続打点をマークし、この間のOPSは脅威の1.517。6番に打順を下げた岡本和は4戦で15打数1安打で打点0と苦しむ。1点を勝ち越した直後の8回1死二塁で申告敬遠で歩かされた中田は、その後2死一、二塁で打席に入った岡本和を、両手をたたいて鼓舞した。"仮4番"の中田が言った。「和真も今、もがき苦しんでいると思う。僕もそうやってもがいた。でも僕が今までプレッシャーを感じながら4番を打っていたというレベルとは違うプレッシャーを、和真は感じていると思う」と"真4番"の心中をおもんぱかった。だから「自分は今は援護したいなという気持ちが強い」と寄り添った。16年前の06年夏。2年生で大阪桐蔭の4番を張った。2回戦敗退も先輩、後輩、仲間と聖地で白球を追った。この日、最強軍団と称される後輩たちは、19得点の猛打で3回戦進出を決めた。「後輩たちも頑張っているので刺激になりますし、僕も今日は頑張りました」と中田。あの夏から変わらない思いで、グラウンドに立つ。【為田聡史】▽巨人クロール(4番手で1回無失点に抑え、来日7試合目の登板で初勝利)「結果的に勝てたことがもちろん一番うれしいですけど、それに付随して自分に勝ちがついてうれしい。すごく雰囲気がいいチームです。(日本語で)サイコウ ジャイアンツ!」

◆広島は勝てば条件次第で3位浮上もあった巨人21回戦(東京ドーム)を落とした。2点を追う7回2死二、三塁では菊池涼介内野手(32)が意地の2点適時二塁打で同点とし、執念は見せた。しかし同点の8回、4番手のターリーが丸に決勝打を許し、敗戦。今季の東京ドーム最終戦を勝利で飾れなかった。1度は沈みかけた反撃ムードを、菊池涼が再燃させた。2点を追う7回。無死から小園と磯村が連打で得点機を演出した。代打堂林が三振で、野間が二ゴロ。東京ドームの左翼席を埋めた赤い観衆はため息を重ねた。2死二、三塁。背番号33が打席へ入った。左腕井上に2球で追い込まれた。しかしそこからファウル2球などでフルカウントにもっていった。「2ストライクからファウルにして自分の中で形が良い感じだった。打ちにいきながら見逃せている、いい感覚の中にいた」。好感触をもって8球目の高め直球を振り抜いた。左翼線への2点適時二塁打で同点とし、勝利への望みをつないだ。「必死に気持ちだけで打った」。打率は2割5分ながら得点圏では同3割2厘と、勝負強さが光る。意地の適時打で一時は同点に追いついた。しかし、8回にターリーが勝ち越し点を献上し、チームは連敗。2カード連続の勝ち越しとはならなかった。「コーチがいつも『やるべきことはしっかりやっていこう』と、声かけしている。気を抜いているわけではないが、もう1回みんなでやれることをしっかりやる。やらなきゃいけないことをしっかりやっていたら勝てた、連勝につながったということもある」。菊池涼は進塁打や、無失策などナインの凡事徹底を求めた。佐々岡監督も投打で苦しい状況を踏まえ「(若手は)チャンス。2軍の投手もチャンス」と若い活力の奮起を促した。16日からは本拠地に戻り、6勝11敗と分が悪い中日を迎える。「とにかく残り少ない中で1戦1戦、戦うしかない」と指揮官。今季は残り34試合。いま一度、チームの底力が試される。【前山慎治】○...今季初登板の先発大道は4回2失点で降板した。失点は4回無死一塁で4番中田に浴びた2ランのみ。直球は強さがあり、毎回の5奪三振。「(被弾の場面は)ゲッツーを狙っていたが、真ん中に入った。長いイニングを投げたいのでもっといい投球を見せたい」。佐々岡監督は「1発は打たれたが、ファームでやってきた成果が出ていた」と、次回登板も与える方針を示した。○...ターリーが決勝打を許し、2敗目を喫した。同点の8回に勝ちパターンとして登板。先頭吉川を中前打で出塁させ、盗塁と犠打で1死三塁。丸に低め直球を左越え適時二塁打とされ、大きな1点を失った。「チームに迷惑をかけてしまった。真っすぐを待っていたのかなと感じる」。かつての「8回の男」森浦が2軍調整中。その代役ターリーは8回で3戦連続失点と波に乗れない。○...5戦連続で回またぎ救援となった薮田は2回無失点で役目を果たした。大道のあとを受け、5回から登板。5回は2死二塁を背負うも無失点。6回には1死一塁で、狙い通り併殺を奪った。「今年は全然併殺がとれなくて、それが苦しかった。外の落ち球でゴロゲッツーというイメージだった。理想的な形で取れた」。4戦、8イニング連続無失点とブルペンを支えている。▽広島高橋投手コーチ(4回2失点の先発大道に)「4回で交代はかわいそうだけど、得点の可能性を増やすための交代。今は(中継ぎが踏ん張る)そういう時期」

◆巨人・中田翔内野手(33)が4試合連続で「4番・一塁」に座り、先制の15号2ランを放った。四回無死一塁で真ん中付近のスライダーを逃さず、左翼席中段へたたき込んだ。左翼手が行方を追わずに見送るほど豪快な打球だった。8月の打率は試合前時点で・441。この一発で7試合連続安打、5試合連続打点となった。絶好調の大砲は「しっかりとコンタクトできた。先制できて良かった」と振り返った。

◆巨人が競り勝った。2―2の八回、代走増田大の二盗と犠打で1死三塁とし、丸が勝ち越し二塁打を放った。4番手のクロールが来日初勝利。広島は逸機を重ねた中、七回に菊池涼の2点二塁打で追い付いたが、ターリーが打たれた。

◆七回に2点差を追い付いた広島は八回、4番手のターリーが丸に勝ち越し二塁打を許した。1死三塁から左越えに運ばれ「うまく打たれた。一生懸命投げたが、チームに迷惑をかけてしまった」と肩を落とした。収穫は今季初登板先発の大道。中田に先制2ランを浴びた四回限りで降板し「カウントを整えようと思ったが、真ん中に入ってしまった」と悔やんだが、威力のある直球を軸に5三振を奪った。佐々岡監督は「ファームでやってきた成果が出たと思う」と評価し、次回も先発起用する考えを示した。

◆巨人・中田翔内野手(33)が4試合連続で「4番・一塁」で出場し、4試合連続打点をマークした。同点の四回無死一塁で大道の真ん中付近のスライダーを一閃。左翼席中段に突き刺さる先制の15号2ランを放った。この一発で7試合連続安打、5試合連続打点と4番に座ってからも存在感を示している。本調子でない岡本和に代わって11日の中日戦から4番に座る。古巣の日本ハム時代や日本代表で4番を担ってきた経験があるからこそ、重圧は痛いほどわかる。「誰でも調子の悪い時もある。ずっといい4番なんていませんから。僕も本当にそこは苦しいほど経験してきましたし、それまではみんなでカバーして、やっていくことが大事だと思う」と岡本和を思いやった。「4番の席っていうのは和真の席。和真が戻ってくるまで今日の丸みたいなバッティングだったりで、助けてやっていけたらいい」と話した。

◆巨人は同点の八回に丸が左越えに決勝の適時二塁打を放った。先頭の吉川が中前打で出塁し、代走・増田大が二盗成功。重信の犠打で1死三塁の好機を演出し、丸が試合を決めた。 左腕のターリーが外角低めに投じた155キロの直球を逆らわずにはじき返し、「僕が駄目でも次に(4番の中田ら)いいバッターがいるので積極的にいった」と汗を拭った。

◆巨人は14日、広島21回戦(東京ドーム)に3-2で競り勝ち2連勝。3カード連続の勝ち越しで、最大7あった借金を1に減らした。4試合連続で「4番・一塁」に座った中田翔内野手(33)が、先制の15号2ランを放って勝利に貢献。巨人の4番として打率・500、2本塁打、6打点と好調を維持し、今季の打率を・301まで上昇させた。4万人超の観衆を飲み込んだ東京ドームに、強烈な打球音が響いた。左翼席中段に弾丸ライナーが突き刺さる。先制の15号2ランを放った中田は、貫禄たっぷりにダイヤモンドを一周した。「空振りにしてもファウルにしても、自分のスイングができている。それがたまたま当たって前に飛んでくれている」四回無死一塁。真ん中付近のスライダーを逃さなかった。左翼手が行方を追わずに見送るほど豪快な当たりで、ビジョンに表示された打球速度は驚異の171キロだった。これで5試合連続打点。11日から担う4番での打率は・500に達し、全4試合で打点を挙げている。今季の打率を3割に乗せ「打席の中で冷静に物事を考えることができている」。強振だけでなく、バットを短く持っての軽打も光る。巨人の第25代4番を務めたミスターの教えを胸に刻む。2軍で調整していた6月、長嶋茂雄終身名誉監督の指導を受け、「打順が4番目に回ってくるくらいの感覚でしか捉えていない」と新たなスタイルを取り入れた。第91代4番の思考法はいたってシンプル。不調で6番に入る岡本和をカバーしようと、戦況を見極めて打席に立つ。原監督はそんな大砲が中軸を担う打線を「非常に機能している」と評価した。チームは最大7あった借金を1とした。「和真の代わりはできない。自分ができることを今、精いっぱいやるだけ」と中田。この先も変わらず、謙虚にバットを振る。(鈴木智紘)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
60431 0.583
(↑0.005)
-
(-)
39451
(+4)
401
(+1)
127
(+2)
58
(-)
0.252
(-)
3.440
(↑0.03)
2
(-)
DeNA
50472 0.515
(↓0.006)
7
(↓1)
44345
(+1)
376
(+4)
72
(-)
34
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.440
(↓0.01)
3
(-)
巨人
53541 0.495
(↑0.004)
9
(-)
35423
(+3)
469
(+2)
127
(+1)
50
(+1)
0.245
(↑0.001
3.930
(↑0.02)
4
(1↓)
阪神
52552 0.486
(↓0.005)
10
(↓1)
34365
(+4)
316
(+5)
68
(+1)
81
(+1)
0.238
(-)
2.550
(↓0.01)
5
(-)
広島
51553 0.481
(↓0.005)
10.5
(↓1)
34420
(+2)
411
(+3)
64
(-)
21
(-)
0.255
(-)
3.470
(-)
6
(-)
中日
46561 0.451
(↑0.005)
13.5
(-)
40304
(+5)
372
(+4)
53
(-)
39
(+3)
0.247
(-)
3.450
(-)