◆台風接近による悪天候のため、午後0時15分に中止が発表された。振り替え試合は未定。

◆シーズン終盤の過密日程に拍車がかかった。DeNAは台風8号接近による悪天候のため、ヤクルト戦（神宮）が中止となった。今季15試合目の中止で、ここまで消化した試合数は12球団で最も少ない98試合。順調に日程を進めるチームとは10試合以上の差がついた。三浦監督は「台風ですからね。コントロールできるところじゃない。大変ですよ、大変だと思います。これからの日程のことを考えれば」と頭を悩ませる。9月は30日のうち、既に27日試合が組まれている。9連戦、1日空いて10連戦と息つく間もないが「言っていてもしようがない。やるしかないので、そこに向けてしっかり準備します」。今後リリーフ陣の登板増が予想される中、前夜接戦で救援した入江を勝ちパターンで計算できるのは好材料。14日は坂本がスライドで先発する。後半戦8勝1敗と、首位ヤクルトに6ゲーム差まで詰めてきた。天気に水を差されても、連勝を止めさせない。

◆台風接近に伴う中止を受けて、ＤｅＮＡは室内練習場にて一部投手陣による練習を行った。報道陣の代表取材に応じた三浦大輔監督（４８）は「台風ですからね、しようがない。いつも言っていることですけど、コントロールできるところじゃないので。まあ大変ですよ、これからの日程のことを考えれば。それを想定しながら、しっかりと準備していくしかない」と語った。後半戦８勝１敗と波に乗るＤｅＮＡだが、１２球団で最も消化試合数が少なく、既に９月の３０日間で２７試合を戦う〝超過密日程〟が発表されている。指揮官は「その期間までには終わらせなくてはいけないですから。言っていても仕方がないので、やるしかない。そこに向けてしっかり準備します」と切り替えた。

◆７連敗中のヤクルトにとっては恵みの雨となった。中止が早く決まったため全体では集まらず、各自で練習した。７月以降、９勝２０敗と失速し、２位ＤｅＮＡに６ゲーム差まで迫られた。７月以降に限ればチーム防御率は４・７３に悪化し、完投がない。伊藤投手コーチは「うちの先発事情では救援の負担が大きい。分担して疲労をためないようにしているが、残り４０試合、もう一踏ん張り」とリリーフ陣の奮闘に期待した。（神宮）

◆台風接近に伴う中止を受けて、ＤｅＮＡは室内練習場で一部投手陣による練習を行った。ＤｅＮＡの中止試合はこれで今季１５試合目（ノーゲーム１試合を含む）となった。この日の試合の振り替え試合は未定だが、すでに９月の３０日間で２７試合を戦う〝超過密日程〟が発表されていることもあり、ツイッターでは「ダブルヘッダー」がトレンド入りした。

◆７連敗中のヤクルトは、台風８号接近のためＤｅＮＡ戦（神宮）が中止となった。小沢怜史投手（２４）が〝連敗ストッパー〟の期待を背に１４日の同戦にスライド登板する。「一人一人アウトを取っていくというのは変わりなく、自分のやれることをやっていきたいと思います」と話す右腕。７月上旬からコロナ禍に見舞われた中、７月１９日の巨人戦（神宮）でも６回５安打無失点と好投し、連敗を６で止めた。２位・ＤｅＮＡとは６ゲーム差あるが、６月２６日に支配下登録されたばかりの横手投げ右腕に再び連敗ストップを託す。先発陣について、伊藤投手コーチは「いいときもあれば悪いときもありますし、焦らずに自分の仕事をやり抜くことが大事」と話した。２年連続のリーグ優勝へ、ここで悪い流れを止めたいところだ。（横山尚杜）

◆ＤｅＮＡは１３日、ヤクルト戦（神宮）の中止を受け、室内練習場で一部投手陣による練習を行った。三浦大輔監督（４８）は「台風なので、しようがない。日程を考えると大変だが、やるしかない、準備していくしかない」と切り替えた。消化した試合数は１２球団で最も少ない９８。既に９月は３０日間で９連戦と１０連戦を含む２７試合が組まれており、さらなる過密日程を強いられる。指揮官は、前日１２日に八回満塁で登板し、ピンチを切り抜ける力投を見せた昨年のドラフト１位右腕、入江をキーマンの一人に挙げ「本人も自信になったと思う。今後の連戦を考えても、入江があそこにハマってくれると非常に大きな存在になる」と期待した。チームは４連勝で後半戦８勝１敗。三浦監督は「投手も野手も接戦を経験して成長しているのが一番大きい」と、今後も一戦必勝の姿勢を貫く。（浜浦日向）