1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 8 | 0 | 0 |
巨人 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 0 | 2 |
勝利投手:ケムナ 誠(3勝0敗0S) (セーブ:栗林 良吏(0勝1敗23S)) 敗戦投手:平内 龍太(4勝4敗0S) 本塁打 |
巨人戦チケット予約 | 広島戦チケット予約 |
◆広島が接戦を制した。広島は2-5で迎えた5回表、マクブルームの適時二塁打などで1点差に迫る。その後8回には、西川の適時二塁打と小園の犠飛で2点を挙げ、逆転に成功した。投げては、4番手・ケムナが今季3勝目。敗れた巨人は、5番手・平内が踏ん張れなかった。
◆1回1死一塁、丸佳浩外野手(33)が2ストライクと追い込まれてから広島大瀬良の138キロカットボールを捉え、右翼席に22号同点2ラン。「追い込まれていたので、食らいつく気持ち100%でいきました」と喜んだ。その直後の2回には好守を見せた。2死二塁、広島菊池涼の飛球を中堅手丸が猛ダッシュで前進し、滑り込みながら捕球した。2-2の3回1死二塁には、勝ち越しとなる中前適時打を放ち「(中田)翔につなぐ気持ちで食らいついていきました」と語った。その直後、中田が14号2ランを放った。
◆試合前、6日のヤクルト-巨人20回戦(神宮)で史上10人目の監督通算1200勝を達成した巨人原辰徳監督(64)の連盟表彰が行われた。セレモニーではチームを代表して、小林誠司捕手(33)と吉川尚輝内野手(27)から「HARA GIANTS 1200 WINS」とデザインされたプリザーブドフラワーの大型のアレンジメントが贈呈された。この贈呈品は、13日から今シーズン終了まで、東京ドーム内の1階コンコースに展示される。
◆巨人の「第91代4番」の中田翔内野手(33)が"4番初アーチ"を決めた。1点リードの3回1死一塁、広島大瀬良の初球137キロカットボールを捉えた。打った瞬間確信歩きの打球は左中間席に飛び込む14号2ラン。ベンチに戻ると味方ナインと笑顔で喜びを爆発させた。「丸のタイムリーで良い流れで打席に入ることができました。いい感触で打つことができました」と、直前に勝ち越し適時打を放った同学年の丸に感謝した。前日11日の中日戦(バンテリンドーム)では加入後初めて4番起用され、先制の適時打を放っていた。
◆巨人堀田賢慎投手(21)が本拠地初勝利にあとアウト2つ届かなかった。1回に2四球の走者を置いて2死一、二塁、広島西川に左翼線へ先制の適時二塁打を浴びる。それでも1回に丸の同点2ランで援護を受けると、4回までは0を重ねる。中田の2ランなどで3点のリードをもらったが、5回に暗雲が垂れ込めた。四球と右前打で無死一、三塁から秋山に左犠飛を打たれると、1死二塁から続くマクブルームにも適時二塁打を浴びて降板となった。4回1/3を6安打4失点、4四球と乱れて本拠地初白星はならず「全ての失点が四球がらみだったので、しっかりと反省をして次につなげられるようにしたい」と振り返った。
◆巨人が広島に競り負け5位に順位を落とした。初回に先制を許したがその裏、丸佳浩外野手(33)の22号2ランで即座に追いついた。3回には丸の勝ち越し適時打や、「巨人4番」としての初アーチとなる中田翔内野手(33)の14号2ランで5-2とするも、投手陣が踏ん張れなかった。先発の堀田賢慎投手(21)が本拠地初勝利まであとアウト2つ届かなかった。4回1/3を6安打4失点、4四球と乱れ「全ての失点が四球がらみだったので、しっかりと反省をして次につなげられるようにしたい」と肩を落とした。5日ヤクルト戦(神宮)のクロールから、のべ21人の中継ぎ投手が無失点を続けていたが、この日8回に登板した平内龍太投手(24)が1回2安打2失点で敗戦投手となった。
◆巨人が広島に競り負けて5位に順位を下げた。丸、中田のアベックアーチで援護点をもらうも、先発の堀田が制球を乱して、四球が絡み、4回1/3を6安打4四球4失点とマウンドを守り切れなかった。5日ヤクルト戦(神宮)のクロールから述べ21人の中継ぎ投手が無失点を続けていた。今村、赤星、高梨が無失点でバトンをつなぐも8回に登板した平内が、1回2安打2失点で敗戦投手となった。桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り-堀田の投球は今日はやっぱりコントロールですよね。普段から四球は出して良い四球と、出してはいけない四球があると口酸っぱく言っているんですけど、1回は2死走者なしから四球、5回は先頭に四球という。出していけない四球を出すと苦しくなる。彼も今日は非常に反省していると思いますので。これからはできるだけ、こういうことは避けていって欲しいと思いますね。-三振があまり取れなかったこれも制球が甘いのでファウルかフェアに入ってしまう、バットに当たってしまう、それを上回る球威もなかったということ。前回良い投球をしたので、続けて良い投球ができるように成長して行ってもらいたいと思います。-平内が逆転された平内の球威をもってしても甘いところは打たれるということ。今日は特に変化球が高かったのでそこが反省点ですね。次の登板までには修正してくれると信じてます。-今村、赤星らコロナ復帰から粘り強い投球を復帰2戦目なので、これから調子を上げていこうという話をしてます。まだ長いイニングは投げないので、1イニングをしっかり投げて欲しいと。その中で今村と赤星は非常に、2度目の登板で調子を上げてくれているので頼もしいなと思ってます。平内は失点はしてしまいましたけど、球速も出ているので、変化球の微調整をして欲しいなと思います。-井上が1軍にいた彼もコロナ明けなので、1度リリーフを入れてから先発の方にシフトしていきたいと今のところ考えています。
◆大車輪の活躍だ! 広島西川龍馬外野手(27)が巨人19回戦(東京ドーム)で3安打3打点と大暴れ。チームを4日以来の4位に押し上げた。下半身コンディション不良で一時は戦列を離脱していたが、6日阪神戦で1軍復帰。再合流後は6試合で11安打を放っている。5試合連続で打点も挙げ、好調を維持。西川復帰後はチームが6戦で5勝1敗と好循環を呼んでいる。真っすぐに伸びた左翼線。そのわずか内側で西川が放った白球は、はずんだ。1点を追う8回無死一塁。巨人5番手平内にカウント1-2と追い込まれながら、高めの149キロをバットの先でとらえ、左翼線に落とした。代走の一塁走者曽根が一気に生還し、同点に追いついた。「海成(曽根)がよく走ってくれた。海成に感謝」。激走ヘッドスライディングのスーパーサブに頭を下げた。この試合は今季初めての5番起用だった。秋山、マクブルームのあとを受ける打順。「チャンスをかえすのが仕事」と役割は重々理解していた。佐々岡監督も「龍馬(西川)の調子と(それまで5番が主だった)坂倉の状態を見て、西川の方が先だと考えた」と起用の意図を説明。試合前で5戦8安打のヒットマンの力量を買った。実際にこの日は4打席中、3回が走者のいる打席だった。初回は2死一、二塁。左翼線への2点先制適時打で応えた。5回1死二塁では一ゴロだったものの、4-5の8回無死一塁では同点適時二塁打。「前の打者がチャンスをつくってくれる。今日は5番でしっかり走者をかえせて良かった」。期待に応える3安打にうなずいた。6月に下半身コンディション不良で出場選手登録を抹消されたが、6日に戦列復帰。復帰後は6戦11安打と好調で、チームも6戦5勝1敗と好循環を呼んでいる。指揮官は「5番西川という強力な打線になった。きのう(11日)までは4番を打っていて、今日は5番で"つなぎ"というところ」と、打線に流れを呼ぶ背番号63を高く評価。西川自身も「(状態は)悪くない。うまく対応できている」とうなずく。今季4度目の4連勝で4位浮上。借金は「2」まで減り、完済も見えてきた。後半戦の広島打線は「5番西川」がキーマンだ。【前山慎治】○...先発大瀬良は2被弾などで5失点し、3回で降板した。1回に2点の援護を受けたがその裏、丸に同点2ランを浴びた。1点勝ち越しを許した直後の3回には、1死一塁から4番中田に2ランを運ばれた。「球の強さがあってもコントロール、制御ができていない。その辺が今日に限らず、できていない試合が続いている。1軍にいる以上は現状打破していかないといけない」。チームは逆転したが、勝ち星は6戦遠ざかる。○...小園が決勝犠飛を放ち、今季3度目のヒーローに選ばれた。同点に追い付き、なお1死三塁の8回。平内の初球を中堅に打ち上げ、飛距離十分の犠飛で三塁走者西川を迎え入れた。「なんとか当てることだけを意識した。(調子が)悪くもなく,良くもなく入れている。良い方向にもっていけるようにしたい」。連続試合安打は「11」で止まったが、殊勲の一打に笑顔を見せた。○...栗林が今季2度目の3連投で試合を締めた。1点リードの9回に登板。石川、ウォーカー、吉川を3者連続三振で23セーブ目を挙げた。「体がきついとかもない。ブルペンの雰囲気も良い。(13日も)もちろん出番があるなら準備するし、休みならしっかり休んで次の試合に準備する。自分は(4連投)行くと思って過ごしたい」。2年間で1度もない4日連続の登板も視野に勝利の余韻に浸った。▽広島ケムナ(4-5の7回を3者凡退。直後に逆転し、3勝目)「僅差の試合で投げさせてもらえてうれしい。チームが勝てた要因の1つになれたのがうれしい」▽広島マクブルーム(4戦ぶりの先発で2安打1打点)「(チームが)勝てたことが非常に良かった。体調を整えようと休みをもらった。今は大丈夫」
◆巨人・丸佳浩外野手(33)が同点の22号2ランを放った。一回にいきなり2点を先制された直後、その裏の1死一塁で、真ん中低めのカットボールを巧みにバットに乗せて右翼席へ運んだ。7日のヤクルト戦(神宮)以来、4試合18打席ぶりの一発。節目の通算250号まであと「4」となった。
◆東京パラリンピックの車いすバスケットボール男子で銀メダルを獲得した日本代表の鳥海連志が始球式を務めた。背番号2がついた巨人のユニホーム姿で車いすに乗って登場。マウンドより本塁に近い位置から捕手役の頭上を越えそうな山なりの球を投げ込んだ。役目を終え「純粋に楽しかった。ジャイアンツの一員になったような体験ができた」とコメントした。
◆巨人・中田翔内野手(33)が「巨人軍第91代4番」として初本塁打となる14号2ランを放った。「丸のタイムリーで良い流れで打席に入ることができた。いい感触で打つことができた」。2―2の三回、丸の適時打で1点を勝ち越してなお1死一塁。甘く入った初球のカットボールを逃さず左中間席へ運んだ。大型ビジョンに表示された飛距離は127メートルだった。なかなか調子が上がらない岡本和に代わり、11日から4番に座っている。「4番は(岡本)和真の席。和真が戻ってくるまで、みんなでカバーしながらやっていくだけ」と語っていた。
◆快音を響かせた打球は、弾丸ライナーで右翼席に突き刺さった。2点を追う一回1死一塁で巨人・丸佳浩外野手(33)が22号2ランを放った。「食らいつく気持ち100%でいきました。いいスイングができて良かった」。カウント0-2から大瀬良のカットボールを一閃。体勢を崩されながらも、右手一本で完璧にすくい上げた。7日のヤクルト戦以来、4試合ぶりの一発。一回に2死から2四球を与え、2点を献上した堀田をバットで援護した。これだけでは止まらない。同点の二回2死二塁では、菊池の放った中前の打球をスライディングキャッチ。三回1死二塁の第2打席では、勝ち越しの中前適時打をマークするなど、好守に渡り躍動した。今季は試合前までで打率・279。試合中はスコアラーと情報共有をしながら、相手バッテリーの傾向を把握し、狙い球を絞って打席に向かう。「狙った球がきたときに打ち損じしない、狙っていない球に手を出さない。ささいなことですけど、もう少し突き詰めてやらないといけない」。打席に入るまでの入念な準備があるからこそ、コンスタントに結果を残し続けていている。丸の奮闘に4番も続いた。11日の中日戦から2試合連続で4番に座った中田翔外野手(33)が1点を勝ち越した三回に14号2ランをたたき込んだ。1989年生まれの同学年3、4番コンビがアベックアーチを描いた。(樋口航)
◆広島の大瀬良が2本塁打を含む5安打を浴び、3回5失点でKOされた。チームは逆転勝ちしたものの、自身は7月1日を最後に白星がなく「受け止めて、現状を打破していかないといけない」と視線を下げた。一回に2点の援護をもらったものの、その裏に先頭の吉川に四球を与え、1死後に丸に同点2ランを右越えに運ばれた。2―2の三回は1死二塁から丸に勝ち越しの中前打を許し、続く中田には甘く入った初球を左中間席への2ランとされた。苦しい投球が続くエースは「前を向きながらやるしかない」と言葉を絞り出した。
◆広島が4連勝で4位に浮上した。2―5の五回に秋山の犠飛とマクブルームの二塁打で1点差とし、八回に西川の適時二塁打と小園の犠飛で2点を挙げて逆転した。4番手のケムナが3勝目。巨人は5番手の平内が崩れ、5位に後退。
◆巨人の第91代4番として初アーチを描いた。東京ドームに詰めかけたG党の前で豪快な一発を放った中田翔内野手(33)は「いい感触で打つことができた」と手応えをにじませた。2-2で迎えた三回に丸の適時打で1点を勝ち越してなお1死一塁。甘く入った初球のカットボールを逃さず、左中間席へ14号2ランをたたき込んだ。不調の岡本和に代わって11日から打線の中心に座り、この日は3安打と存在感を放った。名古屋での中日3連戦を終えて前夜に帰京。疲労が蓄積しやすい夏場だが、試合前は若手とともに早出でバットを振り込んだ。原監督は背中でも引っ張る大砲を「見事ですね」とたたえた。4番の本塁打で最大3点のリードを奪ったが、投手陣が粘れず逃げ切れなかった。2試合連続で6番に入った岡本和は4打数無安打。「4番は和真の席。和真が戻ってくるまでみんなでカバーしながらやっていくだけ」と語っていた中田の気遣いに、何とか応えたい。(鈴木智紘)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
59 | 43 | 1 | 0.578 (↓0.006) | - (-) |
40 | 447 (+3) | 400 (+4) | 125 (+2) | 58 (-) |
0.252 (↓0.001) | 3.470 (↓0.01) |
2 (-) |
DeNA |
50 | 46 | 2 | 0.521 (↑0.005) | 6 (↑1) |
45 | 344 (+4) | 372 (+3) | 72 (+1) | 33 (-) |
0.251 (-) | 3.430 (↑0.01) |
3 (-) |
阪神 |
52 | 53 | 2 | 0.495 (↓0.005) | 8.5 (-) |
36 | 361 (-) | 309 (+4) | 67 (-) | 80 (-) |
0.238 (↓0.001) | 2.550 (↓0.01) |
4 (1↑) |
広島 |
51 | 53 | 3 | 0.490 (↑0.005) | 9 (↑1) |
36 | 417 (+6) | 404 (+5) | 63 (-) | 21 (-) |
0.256 (-) | 3.470 (↓0.01) |
5 (1↓) |
巨人 |
51 | 54 | 1 | 0.486 (↓0.004) | 9.5 (-) |
37 | 416 (+5) | 466 (+6) | 124 (+2) | 48 (+2) |
0.245 (-) | 3.980 (↓0.02) |
6 (-) |
中日 |
44 | 56 | 1 | 0.440 (↑0.006) | 14 (↑1) |
42 | 297 (+4) | 368 (-) | 53 (+1) | 35 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 3.480 (↑0.04) |
コメント