中日(★1対6☆)巨人 =リーグ戦17回戦(2022.08.11)・バンテリンドーム=
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巨人
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中日
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勝利投手:山﨑 伊織(4勝3敗0S)
敗戦投手:松葉 貴大(4勝4敗0S)
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◆巨人は初回、2死三塁の好機から中田が適時打を放ち、幸先良く1点を先制する。2-0で迎えた6回表には山崎伊と吉川の連続適時二塁打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・山崎伊が6回1失点で今季4勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆巨人中田翔内野手(33)が移籍後初の「4番」で起用された。巨人の4番としては「91代目」。4番を務めてきた岡本和真内野手(26)は、6番に打順を下げた。岡本和が4番以外で先発起用されたのは、5番でスタメン出場した19年9月27日DeNA戦(東京ドーム)以来、3シーズンぶりになる。中田は前日10日の同戦で、1-1の9回2死、中日の守護神R・マルティネスから13号決勝ソロを放つなど、3安打と好調をキープ。岡本和は前日4打数無安打と本来の打撃を発揮できない日々が続いており、試合後には原辰徳監督も「4番だね、問題はね、やっぱりね。乗り切れないね」と語っていた。

◆巨人の「第91代4番」を任された中田翔内野手(33)が、初打席で期待に応えた。1回2死三塁、追い込まれながらもファウルで粘り、中日松葉の9球目のチェンジアップを捉え、先制の中前適時打を放った。「追い込まれたので何とか粘って粘ってと思って食らい付いていきました。先制できて良かったです」と振り返った。中田は前日10日の同戦で9回2死からの決勝アーチを含む3安打猛打賞と活躍。巨人加入後は初となる4番に座った。一方、不動の4番を務めていた岡本和は、同戦で4打数無安打と状態が上がらず、「6番三塁」で先発。4番以外でのスタメンは3シーズンぶりとなっていた。

◆「二刀流」伊織見参! 巨人山崎伊織投手が、6回1失点で4勝目を挙げ、打席でも2安打2打点と投打で躍動した。テンポ良くストライク先行で攻め、全18アウト中12アウトが内野ゴロ。6回無死一塁では、打球に右足を出して止め、1度は治療で下がるも続投。無死満塁のピンチも1失点にとどめた。「低めに丁寧に初回から投げられた。気合で投げた6回でした」と踏ん張った。持ち前の打撃センスも光った。2点リードの6回2死一、二塁、左越えの2点適時二塁打。この日2安打目に、二塁ベース上でガッツポーズで喜んだ。打席前に増田陸と話し合って狙い球を絞り、初球を捉えて今季6安打目、5打点目で打率3割7分5厘とした。4日阪神戦から初の自身2連勝。「1球1球どういうボールを投げようかと考えて、ここ2試合は投げられている」とうなずく2年目右腕に、原監督は「若い力というのはうちの宝ですから」と活躍をたたえた。

◆打線を組み替えた巨人が、中日に連勝し、5月以来3カ月ぶりの2カード連続勝ち越しを決めた。不動の4番だった岡本和を3シーズンぶりに4番以外の打順となる6番に下げ、中田を加入後初めて4番に据えた。1回から「91代4番」が輝いた。2死三塁、追い込まれながらもファウルで粘り、中日松葉の9球目のチェンジアップを捉え、先制の中前適時打を決めた。先発の山崎伊は投打で存在感を示した。本職の投球では6回4安打1失点。18アウトのうち、12のアウトを内野ゴロで奪う、打たせて取る投球で凡打の山を築いた。6回無死一塁では、打球に右足を出して止め、一時は治療で下がるも続投。無死満塁のピンチを招いたが、内野安打の1点にとどめた4勝目をあげた。定評のある打撃では、2点リードの6回2死一、二塁、左越えの2点適時二塁打を放った。5回先頭での右前打に続いて、この日2安打目の適時打に、二塁ベース上でガッツポーズで喜んだ。これで今季6安打目、5打点目とし、16打数6安打で打率3割7分5厘と存在感を示している。チームは3連勝した5日からのヤクルト3連戦に続いて2勝1敗で勝ち越し。2勝1敗だった5月13日からの中日3連戦と、3連勝した同17日からの広島3連戦以来の2カード連続勝ち越しとなった。

◆中日根尾昂投手(22)が、5点ビハインドとなった6回2死から2番手で登板。北村を空振り三振に仕留めると、7回は丸、中田、ウォーカーのクリーンアップを3人で仕留めた。大阪桐蔭の先輩・中田はオール直球勝負で最後は149キロで中飛。「先輩の胸を借りるつもりで思いっ切り投げました」。3日のヤクルト戦(神宮)でサンタナに3ランを浴びて以来の登板となったが「先輩の投球を見て勉強していました。その勉強を試合に取り入れたことがよかったかなと思います」と手応えを明かした。

◆中日は緊急昇格の京田陽太内野手をプロ初の二塁で先発起用も、起爆剤とはならず連敗を喫した。1回、中田に許した先制打は京田のグラブの下を抜けて中前へ。打線は4安打で1点を返すのが精一杯。立浪和義監督は「もう少し点を取れないと接戦にもならない。(初回、京田の守備で)ミスが出たのは自分がセカンドで使ったこともある。明日からまた考えます」と険しい表情。7日連続13人とチーム内のコロナ感染も止まらず、借金は今季最多タイの13となった。▽中日松葉(6回途中5失点で4敗目) 自分らしい投球が出来ず、悪い流れを作ってしまいました。同じミスをしないように次は頑張ります。

◆巨人の「第91代4番」を任された中田翔内野手(33)が、初打席で期待に応えた。1回2死三塁、追い込まれながらもファウルで粘り、中日松葉の9球目のチェンジアップを捉え、先制の中前適時打を放った。中田が巨人移籍後初の4番に座り、初回に先制点となるV打。巨人の4番打者は中田で91代目になるが、4番初試合でV打を打ったのは、14年4月26日アンダーソン以来10人目で、初打席でマークしたのもアンダーソン以来6人目。ちなみに、日本ハム時代の4番初試合は、11年5月25日中日戦で4打数0安打。初めてV打をマークしたのは11試合目の6月8日で、この試合も中日戦だった。

◆巨人中田翔内野手(33)が「第91代4番」初打席で決勝打を決めた。19年9月27日DeNA戦(東京ドーム)以来の4番以外でのスタメンとなった岡本和に代わり、昨季途中の移籍後では初の4番で先発出場。初回に先制の中前適時打を放って勢いづけ、守備でも6回1死満塁のピンチで好プレー。攻守で存在感を発揮し、5月以来となる2カード連続の勝ち越しに貢献した。「4番中田」のコールに敵地のファンも沸いた。昨季途中まで所属した日本ハムでは慣れ親しんだ打順でも、巨人のそれはまるで歴代首相のように数えられ注目される。第91代はゆっくりと打席に向かった。バッターボックスの土をならした右足を、地面に突き刺すようにセットする普段通りのルーティンで中日先発松葉と向き合う。「いつも通りのことをやるだけ」とバットを構えた。1回2死三塁。追い込まれながら厳しい内角攻めをファウルで粘って9球目。外角チェンジアップを捉え、先制の中前適時打を放った。重圧を1つはねのけたというのに、一塁上では表情すら緩めなかった。守備でも先発山崎伊を助けた。6回1死満塁で打席にはレビーラ。飛球が一塁側内野席に向かっていった。諦めずに追う中田は、客席とグラウンドを隔てるネットに飛び込んだ。「ネットが目に入ったけど、捕れると思ってジャンプした」。一邪飛とし、この日最大のピンチを救った。9回2死から決勝13号ソロを放った前夜の試合後、原監督から告げられた「巨人の4番」。気負いはなかった。「4番はチームの勝敗を分けるところ。(日本ハムでも)うまくいかなければ外されることもあった。自分を信じてやるしかない。これまでもそうしてきた」と、豊富な経験が自らを助けた。最近10試合で打率4割2分1厘、38打数16安打3本塁打という好調を買われての打順。チームとしては不動の4番だった岡本和の奮起を促す狙いもある。打線に好循環が生まれ、2カード連続の勝ち越しを決めた。立役者となった中田だが「4番は和真の席。戻ってくるまでみんなでカバーしながらやっていくだけ」。第91代は平常心のままだった。【三須一紀】▽巨人原監督(中田について)「非常に存在感がありますね。(岡本和と)両方にとっていい刺激になれば、それが一番いいと思います」▽巨人吉川(2試合ぶりにスタメン復帰し、6回2死二塁で右翼線へ適時二塁打)「インサイドのボールをしっかりと捉えることができました。(山崎)伊織のためにも追加点が取れて良かったです」○...打線の組み替えが奏功し2連勝を飾った。4番中田が先制打、2戦ぶり先発の吉川と大城も打点を挙げた。原監督は「流れとしてはよかったですね」と納得の表情。不振でも我慢して起用してきた4番から1049日ぶりに外した岡本和真には「叱咤(しった)激励するほど余裕はないんだけど(笑い)。本人が(復調への)ステップにしてくれないとね。それをいい材料として捉えてくれることを願うばかりですね」と4番奪還を期待した。

◆巨人・中田翔内野手(33)が巨人移籍後初の4番で起用された。10日の第2戦では九回に決勝の13号ソロを放つなど3安打。7月以降は打率・384と絶好調で、「巨人軍第91代4番」となった。不動の4番だった岡本和真内野手(26)は6番に回った。

◆巨人移籍後初めて4番で起用された中田翔内野手(33)が一回、早速適時打で勝負強さを示した。一回2死三塁。中日の左腕、松葉に2球で追い込まれながらもファウルで粘り、9球目のチェンジアップをしぶとく中前へゴロで打ち返した。昨季途中に日本ハムから移籍した中田は、10日の第2戦では九回に決勝の13号ソロを放つなど3安打と好調で、この日「巨人軍第91代4番」を襲名した。4番起用が続いていた岡本和は6番に回った。

◆先発した巨人・山崎伊織投手(23)が、バットでも魅せた。五回までわずか被安打1で無失点と好投して迎えた六回の打席。前打者が申告敬遠されての2死一、二塁で、中日の左腕、松葉のカットボールを左打席から逆方向となる左翼へ打ち返した。大きな打球は左翼手の頭上を越え、2点二塁打となり、4―0とリードを広げた。五回の右前打に続くこの日2安打目となり、今季の得点圏打率は驚異の5打数4安打で・800となった。

◆巨人が快勝した。一回に中田の適時打で先制し、四回は大城の適時打で加点。六回は山崎伊、吉川の連続適時二塁打でリードを広げた。山崎伊が6回を1失点で4勝目。中日は六回に松葉が踏ん張れず、直後の好機も1点にとどまった。

◆「巨人軍第91代4番」として起用された中田翔内野手(33)は一回に先制の適時打を放って勝利に貢献した。昨季途中に日本ハムから移籍後、初めての打順となったが試合後の中田は「4番は和真の席なので、和真が(4番に)戻ってくるまでみんなでカバーしながらやっていくことだけ」とこれまでの4番から6番に降格し、本来の爆発力を欠いている岡本和真内野手(26)をおもんばかった。日本ハム時代は不動の4番に君臨していただけに「4番はチームの勝敗を分けるところなので、うまくいかなければ4番を外されることもありました。でも、そこは自分を信じてやるしかない。これまでも自分を信じてやってきました」と、重圧の大きさを語った。

◆巨人の2年目右腕、山崎伊織投手(23)は、6回4安打1失点で4勝目(3敗)を挙げた。投球もさることながら、六回2死一、二塁では左打席から左越え2点二塁打で自らを援護するなど2安打。打率は・375、得点圏では驚異の・800となった。「打撃は自分を助けることがあると(投手チーフコーチの)桑田さんにもキャンプのときから言われていた」。投打の活躍で自身2連勝を飾った。

◆巨人・中田翔内野手(33)が11日、中日17回戦(バンテリンドーム)に第91代4番として先発。昨夏に日本ハムから移籍後初めて打線の中心に座り、先制適時打を放った。6番に入った岡本和真内野手(26)は、2019年9月28日から続いていた4番での先発出場がストップ。6-1で快勝したチームは2連勝で2カード連続の勝ち越しを決めた。幾多の投手を打ち砕いてきた大砲は、ここぞで頼りになる。巨人の第91代4番-。重役を託された中田が、チームを勝利に導くという使命を果たした。「やることはいつもと変わらない。いつも通りのことをやるだけです」一回2死三塁。2球で追い込まれてから粘り、9球目のチェンジアップをしぶとく中前へ運んだ。先制適時打で打線に弾みをつけ、左翼席の一角に陣取ったG党の拍手喝采に帽子を取って応えた。昨夏に日本ハムから加入。4番を務めるのは移籍後初だった。決勝ソロを含む3安打を放った前夜の試合後に打順を告げられた。なかなか調子を取り戻せず、6番に入った岡本和に代わる起用だった。3度の打点王に輝いた古巣ではもちろん、侍ジャパンでも主砲を担った。打てば称賛を浴び、凡退すれば批判の矛先を向けられる。その鮮明なコントラストを「4番は勝敗を分けるところ。うまくいかなければ外されることもあった。でも、自分を信じてやるしかない」と自覚している。六回の守備では、一塁ネットに接触しながらジャンプして邪飛を好捕。好調ぶりを評価して打線の中心に据えた原監督は「非常に存在感がありますね」とたたえた。新たな打順には岡本和にハッパをかける狙いもあり、「いい材料として捉えてくれることを願うばかり」と奮起を期待した。重圧と向き合ってきた33歳だからこそ、もがく後輩の心境が分かる。「4番は和真の席。(調子が)戻ってくるまで、みんなでカバーしながらやっていくだけ」。年輪を刻んだ打棒で、チームを支える。(鈴木智紘)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59421 0.584
(↓0.006)
-
(-)
41444
(+3)
396
(+6)
123
(+2)
58
(+1)
0.253
(-)
3.460
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
49462 0.516
(↑0.005)
7
(↑1)
46340
(+4)
369
(+1)
71
(+2)
33
(-)
0.251
(-)
3.440
(↑0.02)
3
(-)
阪神
52522 0.500
(↓0.005)
8.5
(-)
37361
(+1)
305
(+4)
67
(-)
80
(+1)
0.239
(-)
2.540
(-)
4
(-)
巨人
51531 0.490
(↑0.005)
9.5
(↑1)
38411
(+6)
460
(+1)
122
(-)
46
(-)
0.245
(-)
3.960
(↑0.03)
5
(-)
広島
50533 0.485
(↑0.005)
10
(↑1)
37411
(+6)
399
(+3)
63
(+1)
21
(-)
0.256
(-)
3.460
(↑0.01)
6
(-)
中日
43561 0.434
(↓0.005)
15
(-)
43293
(+1)
368
(+6)
52
(-)
34
(-)
0.248
(↓0.001)
3.520
(↓0.03)