広島(☆6対3★)ヤクルト =リーグ戦18回戦(2022.08.11)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:野村 祐輔(2勝1敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗22S))
敗戦投手:サイスニード(6勝4敗0S)

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(12号・6回表ソロ),村上 宗隆(40号・8回表ソロ)
【広島】西川 龍馬(7号・4回裏3ラン)

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◆広島が同一カード3連勝。広島は4回裏、西川の3ランで先制する。その後1点差に迫られるも、6回に小園と會澤の適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・野村が5回1失点で今季2勝目。敗れたヤクルトは、先発・サイスニードが試合をつくれなかった。

◆今季の広島野村祐輔投手(33)は4試合先発して1勝1敗。19回を投げて被打率2割6分9厘も、4番打者には10打数6安打、被打率6割。先発した試合すべて4番に安打を許しているが、今日は無安打に抑えられるか。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、両リーグトップとなる40号本塁打を放った。8回2死走者なしで広島ターリーから右翼席へ運んだ。22歳シーズンでの40号到達は、63年巨人王貞治、85年西武秋山幸二の23歳シーズンを上回る最年少記録となった。試合前時点で打点98をマークし、本塁打、打点はリーグ断トツ。残す打率は10日時点で3割2分2厘。トップのDeNA佐野を2厘差で追う位置につけている。令和初の3冠王が現実味を帯びる中、持ち前の長打力で自身初の大台に到達した。村上宗隆(むらかみ・むねたか)2000年(平12)2月2日、熊本県生まれ。九州学院では1年夏に甲子園出場。17年ドラフト1位でヤクルト入団し、捕手から内野手に転向。18年9月16日広島戦でプロ初打席本塁打。19年は36本塁打、96打点で新人王。20年に最高出塁率。21年は本塁打王を獲得し、史上最年少でMVPに輝いた。同年は東京五輪日本代表として金メダルに貢献。188センチ、97キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸2億2000万円。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、両リーグトップとなる40号本塁打を放った。22歳の村上が今季40号を放った。シーズン40本塁打以上は19年のソト(DeNA)坂本(巨人)山川(西武)以来で、ヤクルトでは13年バレンティン以来8人、9度目。22歳シーズンに40本塁打は63年王(巨人)と85年秋山(西武)の23歳シーズンを抜く最年少記録だ。村上はチーム102試合目に到達。40号到達のスピード記録は66、67年王と85年バース(阪神)のチーム97試合目で、村上は9位タイ。143試合制の今季はまだ41試合残している。40試合以上残して40号到達は01年ローズ(近鉄)13年バレンティン(ヤクルト)に次いで3人目だが、最終本数はローズが55本、バレンティンが60本。2人のように村上も50本を突破できるか。

◆広島西川龍馬外野手(27)が豪快な7号先制3ランで3連勝に導いた。0-0の4回1死一、三塁。ヤクルトのサイスニードが3ボールから投じた甘い直球を逃さずに思い切り振り抜いた。「サイスニードにあまり打っているイメージがなかったので、仕留めるならここしかないなと思った。ファウルでもオッケーぐらいで、真っすぐ一本に絞っていった」。打った瞬間、確信歩きでバットをくるっと回転させて一塁へ走りだした。打球は右翼席中段に吸い込まれた。下半身のコンディション不良から復帰後5戦連続安打。4番を任されたヤクルト3連戦は1本塁打含む5安打5打点と、首位たたきをけん引した。豪快弾の次打席は曲打ちを披露した。6回1死から地面すれすれのボール球を寝かせるように振り下ろしたバットに当て、右前打に。らしさ全開のセンスあふれる打撃でチームに勢いをもたらした。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、両リーグトップとなる40号本塁打を放った。8回に広島ターリーから右翼席中段へソロアーチを運んだ。22歳シーズンでの40号到達は、63年巨人王貞治、85年西武秋山幸二の23歳シーズンを上回る最年少記録となった。村上は「長い歴史の中で最年少記録を塗り替えられたことは素直にうれしく思います。今まで指導し使い続けてくれた監督、コーチの方々に感謝いたします。日々の積み重ねがこういう結果になっていると思いますので、これからも1日1日努力し成長してシーズンを通してチームとしても良い結果を残したいと思います」と話した。打点99をマークし、本塁打、打点はリーグ断トツ。残す打率は3割2分1厘。トップのDeNA佐野を5厘差で追う位置につけている。令和初の3冠王が現実味を帯びる中、持ち前の長打力で自身初の大台に到達した。村上宗隆(むらかみ・むねたか)2000年(平12)2月2日、熊本県生まれ。九州学院では1年夏に甲子園出場。17年ドラフト1位でヤクルト入団し、捕手から内野手に転向。18年9月16日広島戦でプロ初打席本塁打。19年は36本塁打、96打点で新人王。20年に最高出塁率。21年は本塁打王を獲得し、史上最年少でMVPに輝いた。同年は東京五輪日本代表として金メダルに貢献。188センチ、97キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸2億2000万円。▽ヤクルト高津監督(村上の最年少40号到達に) 40本という区切りはホームランバッターにとっては、すごく大きな数字だと思うし、それを最年少で達成したというのは、すごく大きな意味がある。ずっと見てきた僕にとっても、ちょっとうれしかったですね。○...ヤクルトは今季ワーストタイとなる6連敗を喫した。打線が沈黙し、得点は捕逸による1点と、ソロ2発のみ。4試合連続で適時打なしとなり、打線につながりが生まれなかった。高津監督は「タイムリーなかったのでね。その差というか、それだけじゃないですけれど、点が入らなかった要因かなと思います」。12日から7ゲーム差となった2位DeNA3連戦に臨む。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、両リーグトップとなる40号本塁打を放った。8回2死走者なしで広島ターリーから右翼席へ運んだ。22歳シーズンでの40号到達は、63年巨人王貞治、85年西武秋山幸二の23歳シーズンを上回る最年少記録となった。村上金字塔アラカルト最年少サヨナラ弾 19年8月12日DeNA戦で山崎から逆転サヨナラ弾。19歳6カ月でのサヨナラ弾は史上最年少。高卒2年目の本塁打&打点記録 2年目の19年に36本塁打、96打点。高卒2年目に36発は53年中西(西鉄)に並ぶ最多タイで、96打点は新記録。清原超え 21年9月19日広島戦で通算100号。21歳7カ月で達成は89年清原の21歳9カ月を抜き最年少。最年少100打点 21年は9月26日中日戦でシーズン100打点に到達。21歳シーズンに達成は18年岡本和の22歳を抜く最年少。2試合連続満塁弾 今年5月6、7日巨人戦で2試合続けて満塁本塁打。史上9人目のプロ野球タイ記録で、最年少で達成。5打席連発 今年7月31日阪神戦から8月2日中日戦にかけて、プロ野球史上初の5打席連続本塁打。

◆「村神様」が村上を超えた。ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、史上最年少で40号に到達した。8回に広島ターリーのチェンジアップを捉え、昨季マークした自己最高の39本を塗り替えた。22歳シーズンでの40号到達は63年巨人王貞治、85年西武秋山幸二の23歳を上回る最年少記録。99打点とともに2冠独走中で、令和初の3冠王も視野に入れながらシーズン終盤を走り抜く。チームは敗れ、今季ワーストタイの6連敗となった。確信の1発は右翼中段席まで伸びていった。4点を追う8回2死、村上はカウント1-1から高めに浮いたチェンジアップを、真芯でとらえた。敵地スタンドも見上げる大きな1発。22歳シーズンで、史上初めて40号の節目に届いた村上は「長い歴史の中で最年少記録を塗り替えられたことは素直にうれしく思います。今まで指導し使い続けてくれた監督、コーチの方々に感謝いたします」と周囲への感謝を口にした。2連覇を狙うヤクルトの4番を担い、2日中日戦では5打席連続本塁打を記録。数々の新たな記録を打ち立てた村神様。目標にしていた40号という節目をクリアして、上方修正するほど勢いは止まらない。「目標は目標でシーズン始まる前の目標。それをクリアできることはすごくいいことですけど、そこは通過点かなって思うので、もっともっといい成績を残していきたい」と上積みを狙う。追う立場から追われる立場になり、昨季とは違ったムードを感じている。独走態勢に入った今季とは違い、昨季102試合終了時点ではまだ3位だった。「去年とはちょっと違う順位で、違う感じ。去年の経験というよりかは、また新たに挑戦して優勝したい」。プレッシャーを感じる日々で、母校・九州学院(熊本)が7年ぶりに甲子園出場。弟慶太(3年)の活躍に「感動しましたし、刺激になりました。僕も頑張りたい」。発奮材料に変えていた。残り41試合。40本塁打、99打点は独走状態。打率も急浮上させ、令和初の3冠王に最接近している。「日々の積み重ねがこういう結果になっていると思いますので、これからも1日1日努力し成長して、シーズンを通してチームとしても良い結果を残したいと思います」。いくつもの金字塔を打ち立てても、村神様のスタンスは変わらない。【栗田成芳】

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が八回に広島・5番手の左腕ターリーから右越えに40号ソロを放った。22歳シーズンでの40号到達は1963年の巨人・王貞治、85年の西武・秋山幸二(ともに最終40本)の23歳シーズンを抜く最年少記録となった。村上は昨季の39本を上回る自身最多となり、さらに、今季中にあと6本に迫る通算150号に到達すれば、清原和博(西武)が持つ史上最年少記録(22歳11カ月)を更新する。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が史上最年少となる22歳シーズンで40本塁打を放った。八回2死から左腕・ターリーが投じた140キロのチェンジアップを一閃。鋭い打球がスタンドに突き刺さった。これまでの最年少記録は1963年の王貞治(巨人)、85年の秋山幸二(西武)の23歳シーズンだった。

◆なかなか流れに乗れない。ヤクルトは一―三回全てで先頭打者が出塁するも無得点。すると四回、先発のサイスニードが広島・西川に右翼席への先制3ランを浴びた。セ・リーグ首位ながら、5連敗でこの日を迎えた。7月は主力が相次いで新型コロナウイルスに感染して離脱。既に戦列には復帰しているが、本調子でないことは明らかだ。そんな中、ペナントレースは最終盤を迎える。高津監督は打線の力を信じ、期待した。「それはもう打線に期待しています。やっぱり先に点を取って、いい状態で序盤からゲームをリードしていきたいというのは常々思っています」だからこそ、中心に座る4番・村上に大きな期待がかかる。令和初の三冠王を視界にとらえる主砲は「また去年とは違う順位で違う感じなので、また今年新たに挑戦して優勝したいなという風に思います」と連覇への思いを明かす。この日は、一回2死二塁の好機では空振り三振。四回先頭でも見逃し三振に倒れ、六回1死では二ゴロに仕留められた。〝村上頼み〟になってはいけないが、勝敗を左右する打順であることは本人が一番理解している。村上が好機で打てば勝利がぐっと近づく。高津監督は「我慢して乗り越えるとか、工夫をしていい状態にもっていかないといけない」と苦しい胸中を明かした。波に乗った6月、我慢が続いた7月。結局、サイスニードは六回途中まで6失点。この時点で試合は大勢を決した。村上は2―6の八回、第4打席で自身初の大台40号ソロを放ったが、焼け石に水だった。ヤクルトは8月も我慢が続いている。

◆ヤクルトは今季ワーストとなる2度目の6連敗。ただ八回に村上宗隆内野手(22)が最年少記録を更新する22歳シーズンでの40本塁打を放った。プロ1年目から2軍監督として見守ってきた高津臣吾監督(53)は「僕もうれしかった」と若き主砲の偉業達成を祝った。――一回から三回までの攻撃で先頭を出したが得点につながらなかった「なんとか先にと思って中村をバントさせたり、いろいろ考えたんだけど。塩見のスチールがあったりね。一本がでなかったですね。この3連戦すべてでスコアリングにおいて全部凡退したので、18打席0かな? タイムリーがなかったので。そこの差というかねそれだけじゃないけども、点が入らなかった要因かなと思いますね」――広島と同じ8安打を打ちながら「同じだけ打ったから同じだけ点が入るわけでもないけれど、連打が、3連戦で3回しかなかったのかな。と長打が3本しかなかったのと、いろんなことが点につながっていない要因ですね」――サイスニード含め、粘って我慢しての姿勢は見える「立ち上がりがよかっただけにね、先に本当に点とってと思ったんだけれど、3ボールからの一発と、小園選手の初球に打たれたあそこで、すべて構えたところにいくわけではないだろうけれど、ちょっとミスした球が、失点につながったかなと思いますね。でも調子自体はそんなに悪いとは思わなかったですけれど」――村上が最年少で40本塁打「こういう試合じゃなくて、できれば勝ち試合でね、打つのが一番よかったのかもしれないけど、僕は1年目からムネ(村上)を見ていて、いずれそのような選手になってほしいと思ってずっと見てきたので、僕はバッターじゃないからよくわからないけど、40本というね、区切りというのはホームランバッターにとってはすごく大きな数字だと思うし、それを最年少で達成したというのはすごく大きな意味があるのかなと。ずっと見てきたぼくにとってもちょっとうれしかったです」 ――記録を塗り替えるすごさ「いまはちょっとなかなか評価しづらいね。まだまだ22歳だし。これからまだまだ長く野球をやっていくわけなので、楽しみにしているとしか言いようがないかな。どんな記録をね、作ってくれるのか。けがなく長く野球を楽しんでプレーしてほしいなというのはいまは思っているだけです」――山田、長岡が苦しそうに見える、固定しているのは我慢?信頼?「我慢するところは我慢しますよ。信じているところは信じているし。このメンバーでここまできたわけなので、状態を早く取り戻してくれてね、活発なチームになってくれと思って、願ってはいますよ」――神宮で連敗ストップ「もちろんもちろん。連敗だけではなくね、1つ勝って、2つ勝ってって、ずっと勝つことはイメージしていますけど、そんななかなかうまくいかないですけど、ぜひ毎日勝ちたいなと思ってグラウンドに立っています。明日もその気持ちは変わらず、勝ちたいと思います」

◆広島が首位のヤクルトに同一カード3連勝を飾った。5位のままだが4位・巨人を0・5、3位・阪神と2位DeNAに2・5ゲーム差。佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は次の通り。──四回に西川の7号3ラン。大きかった「そうですね、サイスニードをなかなか打てなかった分、ストレートをなかなか仕留められないというのが、今年だったので(西川)龍馬の3ランというのは、ホームランというのは大きい。チームも良い雰囲気というかね」──西川は3ボールから4球目の直球をひと振りで右翼へ持っていくように打撃技術が高い「ノースリーからのボールを一発で仕留められる、ファウルにならないというところが龍馬らしいというところですね」──野村は5回1失点で2勝目(1敗)。粘った「そうですね、何とか、先頭を4回出しているというところで苦しい投球にはなったが、それを最少失点で粘り強く投げてくれたというところでしょう」──六回から継投に入った。プラン通り「まあそうですね、ボール自体も見て、スパッと判断しましたけど」──中継ぎは中崎─一岡─矢崎─ターリー─栗林のリレー。評価はどう「うーん、まあちょっと(六回の)ザキ(中崎)がね、良いボールも来ているんですけど2死からというところ、(サンタナの)一発を避けてもらわないと」──八回にはターリーが村上にソロを浴びた「まあ、このシリーズはソロであればと、そんなことを思いながらやってきた中で、ああいうところはさすがだなと。40本打っている選手は本当に見逃してくれないというね、さすがだと思いますし。こっちとしては単打、単発で済んだというのは、まあ結果オーライというところで」──9日に発熱と体調不良で離脱したマクブルームが六回に代打で実戦復帰。この日は申告敬遠ではあったが、12日の巨人戦(東京ドーム)からはスタメン復帰できる可能性は「きょうまで様子を見てというところなので、大丈夫だとは思います」──首位のヤクルトに3連勝は大きい「そうですね、後半は本当に苦しい戦いの中で、ここにきてマツダ、地元で首位ヤクルトに3つ。ずっとやられていたのでね。これで本当に勢いに乗って、残り少ない中で、全員でやっていきたいと思います」

◆広島・野村は5回5安打1失点で2勝目(1敗)を挙げた。2020年9月30日の巨人戦以来の本拠地での白星に「本当にうれしい。最高です」と喜んだ。4番の村上を一回2死二塁で空振り三振、四回先頭では見逃し三振に仕留めた。「攻めの投球ができた。ストライク先行で四球を出さずにいけた」と充実の汗をぬぐった。

◆頼れる助っ人が大きなアーチを架けた。2点を追う六回2死で、ヤクルト・サンタナが左翼席上段への12号ソロ。勝利にはつながらなかったが、4番・村上を支える5番打者として一時1点差に詰め寄る一発に「自分の納得のいくスイングができた。感触も良かったし1点取ることができて良かった」と自慢のひげをさすった。六回途中8安打6失点で4敗目(6勝)を喫したヤクルト・サイスニード 「(四回の)西川選手への一発と最後に粘れなかったのが悔しい」

◆村神様がいる-。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が11日、広島18回戦(マツダ)の八回に右翼席へソロを放ち、プロ野球史上最年少の22歳シーズンで40号に到達した。1963年の王貞治(巨人)、85年の秋山幸二(西武)の23歳シーズンを更新。2日の中日戦(神宮)でプロ野球新記録の5打席連続本塁打を放った主砲が、また球史に名を刻んだ。試合は3―6で敗れ、今季ワーストに並ぶ2度目の6連敗を喫したが、12日からの2位・DeNAとの3連戦(神宮)で勢いを取り戻す。強烈な飛球は、大きな放物線を描いて右翼席中段に吸い込まれた。4点を追う八回2死で、村上が左腕・ターリーのチェンジアップを一閃。劣勢での一発に笑顔はなかったが、誇りと感謝を胸にダイヤモンドを回った。「長い歴史の中で最年少記録を塗り替えられたことは素直にうれしく思います。今まで指導し使い続けてくれた監督、コーチの方々に感謝しています」史上最年少となる22歳シーズンで40号に到達した。1963年の王貞治(巨人)、85年の秋山幸二(西武)の23歳シーズンを更新。また歴史を塗り替えた。初の本塁打王に輝いた昨季は131試合目で39号を放ちながら、あと1本が出なかったが、今季はチーム102試合目で壁を破った。打点も99とし、今季の目標に掲げた「40本塁打、100打点」も目前。岩村明憲が2004年に記録した球団日本選手最多の44本塁打も近づいてきた。「クリアできるというのはすごくいいことですけど、そこは通過点だと思う。もっといい成績を残していきたい」シーズン56本ペースとし、64年に王貞治が記録した日本選手最多の55本超えも見えてきた。さらに本塁打、打点がリーグトップで打率・3210も3位。三冠王を手にすれば令和初で、中島治康、落合博満の29歳シーズンを抜き史上最年少となる。2日の中日戦ではプロ野球新記録の5打席連発を達成。「そういう記録は頑張って残していきたい」と向上心は尽きない。ホームランアーティストとの会話が、村上に大きな刺激を与えた。オールスターゲーム第1戦の地・福岡から、第2戦の松山へ移動した7月27日。福岡空港で通算210本塁打の西武・山川と話す機会に恵まれた。「飛ばすというところは共通していますし、そういう考え方もあるんだなって。すごいホームランを打つ方なので参考になることばかりです」。話はトレーニングの仕方から野球の技術論まで及んだ。左右も違い、打者としてのタイプも体つきも異なるが、現在パ・リーグトップの33本塁打を放ち、2度の本塁打王に輝いている大砲との時間は幸せだった。主砲の一撃も及ばず、今季2度目の6連敗。首位は守っているが、何とか流れを変えたい。12日からは本拠地・神宮で7ゲーム差の2位・DeNAとの3連戦。高津監督は「毎日勝ちたいと思ってグラウンドに立っている。その気持ちは変わらずに」と決意をにじませた。村上が見せた勝利への執念。重い空気は変わった。頼れる4番を中心に前だけを見て突き進む。(赤尾裕希)★監督も感慨 高津監督が〝親心〟をのぞかせた。村上は自身が2軍監督を務めていた2018年にドラフト1位で入団。1年目から成長を見守ってきただけに「いずれそのような選手になってほしいと思ってずっと見てきた。(40本塁打は)すごく大きな数字だと思うし、最年少で達成したというのはすごく大きな意味がある」と感慨深げ。6日に新型コロナウイルスの感染拡大防止特例2022で抹消され、連続先発4番出場は360試合で途切れたが、今後の偉業達成へ「どんな記録を作ってくれるのか、楽しみにしている」と期待した。■データBOX?ヤクルト・村上が八回に40号ソロ。昨季の39本を更新し、自己最多を記録した。22歳シーズンでの40本塁打は1963年の巨人・王貞治、85年の西武・秋山幸二(ともに40本)の23歳シーズンを更新する最年少記録。同じ高卒5年目ながら、村上は2月の早生まれのため22歳シーズンで達成した。?ヤクルト(前身を含む)選手の40本以上は、2013年のバレンティン(プロ野球記録の60本)以来9年ぶり8人目(9度目)で、日本選手では04年の岩村明憲(44本)以来18年ぶり2人目。今季102試合目の40本はシーズン56本ペース。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59421 0.584
(↓0.006)
-
(-)
41444
(+3)
396
(+6)
123
(+2)
58
(+1)
0.253
(-)
3.460
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
49462 0.516
(↑0.005)
7
(↑1)
46340
(+4)
369
(+1)
71
(+2)
33
(-)
0.251
(-)
3.440
(↑0.02)
3
(-)
阪神
52522 0.500
(↓0.005)
8.5
(-)
37361
(+1)
305
(+4)
67
(-)
80
(+1)
0.239
(-)
2.540
(-)
4
(-)
巨人
51531 0.490
(↑0.005)
9.5
(↑1)
38411
(+6)
460
(+1)
122
(-)
46
(-)
0.245
(-)
3.960
(↑0.03)
5
(-)
広島
50533 0.485
(↑0.005)
10
(↑1)
37411
(+6)
399
(+3)
63
(+1)
21
(-)
0.256
(-)
3.460
(↑0.01)
6
(-)
中日
43561 0.434
(↓0.005)
15
(-)
43293
(+1)
368
(+6)
52
(-)
34
(-)
0.248
(↓0.001)
3.520
(↓0.03)