DeNA(☆4対1★)阪神 =リーグ戦19回戦(2022.08.11)・横浜スタジアム=
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阪神
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DeNA
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勝利投手:石田 健大(4勝2敗0S)
(セーブ:エスコバー(4勝0敗2S))
敗戦投手:才木 浩人(2勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(14号・4回裏ソロ),嶺井 博希(5号・7回裏2ラン)

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◆DeNAが同一カード3連勝。DeNAは1点を追う4回裏、佐野のソロで同点とする。そのまま迎えた7回には嶺井の2ランなどで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・石田が7回4安打1失点8奪三振の力投で今季4勝目。敗れた阪神は、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆DeNAは6月28日阪神戦から横浜スタジアムで10連勝中。同球場での最多連勝は06年6月2日~7月1日、15年4月22日~5月22日の11連勝。今日の阪神戦に勝利すれば本拠地連勝記録に並ぶ。

◆この日先発する阪神才木浩人投手(23)が1軍登録された。前回7月30日のヤクルト戦後、1日に出場選手登録を抹消されていた。才木に代わり、中継ぎの及川雅貴投手(21)が登録を外れた。今季初めて1軍登録された4日の巨人戦で救援し、1回1失点。登板はこの1試合のみだった。この日は1軍に同行して練習した。

◆敵地横浜スタジアムでのナイターゲームで今季8戦全敗の阪神が、コロナ禍で離脱者続出の苦境の中、連敗ストップを目指す。今季19度目の完封負けを喫した前日10日から、打順の変更はなし。コロナ陽性判定を受けた近本光司外野手(27)が務めた中堅には、2日連続で島田海吏外野手(26)が入った。先発は才木浩人投手(23)。横浜スタジアムでの登板は19年4月24日以来、約3年3カ月ぶり。右肘のトミー・ジョン手術から復活した今季は、登板間隔を空けて慎重に起用されており、中11日のマウンドで無傷の3連勝を目指す。「山の日」で祝日のこの日、試合は午後5時開始。

◆東京五輪のサーフィン女子で銅メダルを獲得した都筑有夢路(21)が、DeNA-阪神19回戦(横浜)で始球式を務めた。DeNAのプロ野球史上初の襟付き開襟シャツ型のユニホームに袖を通し、ワンバウンド投球でスタンドから拍手を浴びた。

◆DeNAが、阪神才木の前に、4者連続でファウルフライに倒れるレアなアウトを重ねた。1点を追いかける1回2死一塁、牧が二邪飛に凡退すると、2回は宮崎が捕邪飛、ソトが一邪飛、嶺井が三邪飛に倒れた。3回は先頭の柴田が中飛に凡退した。

◆DeNAが阪神に競り勝ち、15年以来となる球団タイ記録の横浜スタジアム11連勝を達成した。

◆虎が3連敗で貯金生活に別れを告げた。阪神が7月28日以来、14日ぶりに勝率5割に戻った。自身3連勝を狙ってマウンドに上がった才木浩人投手(23)が6回2/3 8安打4失点。1-1と同点の7回2死一塁から嶺井に左越えの勝ち越し2ランを被弾。その後、代打オースティンの安打に失策もからみ追加点を許す悔しいマウンドとなった。コロナ禍の影響を受ける野手陣は最後まで精彩を欠いた。阪神はこれでハマスタ6連敗。同一シーズン中の6連敗は、99年6連敗以来23年ぶりワースト2位タイとなった。横浜で同一年に同一カード3連敗3度は初だ。

◆DeNA嶺井博希捕手(31)が、華麗なバット投げで決勝弾をマークした。同点の7回2死一塁、阪神才木の直球をフルスイング。打った瞬間それと分かる1発を左翼席に運んだ。 広報を通じ「石田が頑張っているので、勝ち越しができ良かったです!」とコメントした。今季は5月5日の中日戦で984日ぶりのアーチを放った。決勝弾はキャリアハイに並ぶ5本目のアーチだった。

◆DeNAタイラー・オースティン外野手(30)が、気迫のヘッドスライディングでチームメート、スタンドを沸かせた。2点を勝ち越した直後の7回2死一塁から、代打で出場。左中間への二塁打を放ち、本塁へのボールがそれる間に三塁へ頭から突っ込み、ベンチに向かって、雄たけびを上げた。ベンチでは、牧が襟付き開襟シャツ型のユニホームの襟を持ちながら、オースティンの雄たけびに応え、ムードは最高潮だった。

◆ああ苦しい...。コロナ禍に苦しむ阪神がハマスタ3連敗を喫した。初回にDeNA石田の暴投で1点を挙げるも、その後はゼロ行進。貯金は底をつき勝率は5割に戻った。コロナ禍の影響で大山、中野、近本ら主力野手が次々と戦線を離脱。指揮を執る矢野燿大監督(53)は苦しい胸の内を明かしつつ、「チーム一丸で戦うことが必要」と力を込めた。-才木が頑張っていただけに、早い回で援護点が取れれば「チャンスがないからね」-DeNA先発石田もよかった「うーん、そんなに絶好調という感じはしなかったけどね。特に立ち上がりはやっぱり不安定な感じではあったんで、立ち上がりで何とかね、もうちょっといけたらなっていうところやったけど」-6回山本のバスターは「どうやったら点を取れるかなと考えた中の作戦やけど」-才木は最後は残念だったが内容は「まあ、ねえ、全体的にナイスピッチングやったし。まあ、あと1人、何とかね、あそこで頑張ってくれたらっていうところの課題はあるにしろ、今日の負けは才木の責任ということは別にないと思うので。まあ、あいつらしくしっかり投げたところもあったし、でもこれでよしというところでは。やっぱり最後のアウトの1個を疲れた中でもどう取れるか。ああいうイニングになったところでのあいつが勝つために、いい課題が出たと思う。そこはそう思いながらやっていってくれたらと思う」-近本が陽性判定。帰ってきた時に悔しさをぶつけてもらう「それは近本はそう思っていると思うし、まあまあどうしようもないんで、頑張るしかないよね」-場所も相手も変えて「苦しいチーム状況であることは変わりないんで。だからといって、頭下げて後ろ向いて、背中丸めてやる野球はしたくないんで。そういうところではこういう状況だからこそ、みんなでさらにチーム一丸で戦うことが必要になってくると思う。誰か1人が活躍して勝てるような感じじゃないんで。1人1人の状態を上げるとか、全員で束になっていかないと、なかなか突破口は開けない。逆にそれができると突破口は開けると思うんで、頑張ります」

◆DeNAが阪神に競り勝ち、15年以来となる球団タイ記録の横浜スタジアム11連勝を達成した。同点の7回2死一塁、嶺井が勝ち越しの5号2ラン。さらに代打オースティンの二塁打に失策が絡み、追加点を挙げた。同一カード3連勝で貯金は今季最多の3へと増えた。口火を切ったのは、佐野だった。1点を追う4回1死、阪神才木の146キロの直球を強振し、右中間席に運んだ。悠々とダイヤモンドを1周し、今月初の本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を決めた。「高めのストレートでしたが、振り抜くことができました。風と応援に乗ってくれて、良かったデスターシャ!」広報を通じ、本塁打を放った時にのみ発せられる、「良かったです」と本塁打パフォーマンスの「デスターシャ」を掛け合わせた定番コメントを配信。この日は「キッズスターナイト」が開催され、子どもたちに豪快な1発を届けた。3冠王を視野に入れるヤクルト村上と打率でハイレベルな争いを繰り広げる。試合前時点で打率3割2分4厘でトップ。20年に首位打者を獲得し、巧みなバットコントロールで安打を量産するキャプテンが打線をけん引する。【久保賢吾】DeNAが本拠地の横浜スタジアムで6月28日阪神戦から1分けを挟んで11連勝。横浜スタジアムで11連勝は06年6~7月、15年4~5月に次いで3度目のタイ記録。大洋時代の川崎球場では10連勝が最多で、同球団にとっては本拠地球場連勝としても3度目のタイ記録。ちなみに、本拠地球場連勝のプロ野球記録は65年南海が大阪球場、80年広島が広島市民球場でマークした19連勝。

◆阪神先発の才木浩人投手(23)が終盤に力尽き、今季初黒星を喫した。1失点で踏ん張り、同点で迎えた7回2死一塁。7番嶺井に145キロを捉えられ、左中間への勝ち越し2ランを浴びた。さらに味方失策も絡んで1点を失った。右肘のトミー・ジョン手術から復活した今季最長の6回2/3、同最多95球を投げたが4失点(自責3)で無念の降板。「(7回の)あそこを任されてゼロで帰ってこれないっていうところは、自分の実力不足。そういうところで信頼を勝ち取っていかないといけない」と悔しさを押し殺すように言った。序盤から力で押した。3回までの35球のうち、29球が真っすぐ。初回2死の4番牧から4回先頭の2番桑原まで、8人連続でフライアウトに斬った。だが持ち味はもろ刃の剣で、4回に浴びた佐野の同点ソロも含め、浴びた2発は真っすぐを捉えられたものだった。「回を追うごとに最後、(球が)弱くなっているのかなっていうのがある」とくちびるをかんだ。矢野監督も同様に「最後のアウト1個を疲れた中でどう取れるか。あいつが勝つために、いい課題が出た」と終盤の投球を指摘。19年4月4月24日以来3年ぶりだった横浜のマウンドで、宿題ができた。【中野椋】

◆阪神2番手島本浩也投手(29)が火消し役を完璧に全うした。一挙3点を奪われた7回2死三塁で登板。楠本を一邪飛に打ち取り、トミー・ジョン手術をともに乗り越えた才木が作ったピンチを脱した。「才木がずっと頑張っていたので、何とかしっかり抑えて、と思って投げました。1試合1試合抑えて信頼してもらえるように、目の前の試合を頑張るだけです」。これで1軍昇格後、3試合連続無失点。19年に63試合に登板した左腕の存在感が増しつつある。

◆阪神が2位DeNAに痛恨の3タテを食らい、ついに貯金がなくなった。この日、近本光司外野手(27)も陽性判定を受けたことが発表され、大山や中野らの主力をコロナ禍で欠く打線は3連戦で3得点と貧打が深刻。守備もほころび、3連戦5失策でリーグ最多65失策となった。ナイターは今季9戦全敗など、かつて「横浜銀行」と称された得意の敵地で怪現象も続く。首位ヤクルトも6連敗で幸い8・5差はそのまま。ミラクルVへ今が踏ん張りどころだ。阪神代打の原口とロハスが9回、走者2人を置いて左翼へ大飛球を上げた。起死回生の同点3ランか。だが、いずれも伸びが足りず、ファンの歓声はため息に変わった。得点は初回暴投でもらった1点だけで25イニング適時打なし。3戦合計3得点で、打線の迫力不足が明らかな3連敗だ。矢野監督は「チャンスがないからね。立ち上がりで何とか、もうちょっといけたら」と先発石田を2回以降リズムに乗せた拙攻を悔やんだ。貯金は7月28日以来、2週間ぶりの0になった。この日、近本が新型コロナの陽性判定を受けたことが発表された。前日10日は感染の疑いだったが発熱の症状もあり、長期離脱が避けられない状況になった。5番大山に続き、DeNA初戦の9日に1番中野が抜け、3番近本も復帰時期が未定では頭が痛い。矢野監督も「どうしようもないんでね。頑張るしかないよね」と必死に前を向いた。打てない上に、守れない。7回は才木が嶺井に勝ち越し2ランを浴びた後、2死一塁からオースティンの中前への打球を島田がはじいた。さらに、中継に入った遊撃木浪も本塁悪送球のダブルエラーで、3点差に広げられた。何とか持ちこたえてきた失策数は65に増え、ついに巨人と並びリーグワースト。適時失策11もリーグワーストで、長年課題の守りも、主力の離脱でほころびが目立っている。"ハマスタの怪"もつきまとう。この球場に来ると打線が爆発し、「横浜銀行」と称された時代もあった横浜スタジアムで年間3度の3連敗は球団初の屈辱。2勝9敗でナイターは9戦全敗だ。4位巨人とも1差で再びBクラスの危機に陥った。矢野監督は「苦しいチーム状況に変わりはない。だからといって、頭を下げて、後ろを向いて、背中丸めてやる野球はしたくない」と懸命にファイティングポーズをつくった。「誰かひとりが活躍して勝てる感じじゃない。全員で束になっていかないと突破口は開けない」。首位ヤクルトも6連敗と苦しみ、幸い8・5差は変わらない。12日からは京セラドーム大阪で中日と3連戦。今こそ一丸で、最大の窮地を乗り切りたい。【石橋隆雄】○...4番佐藤輝は3度の得点圏で凡退した。初回1死一、二塁の好機は石田の変化球で投ゴロ。3点を追う8回は、1発が出れば同点の2死一、二塁だったが、2番手伊勢の真っすぐに手が出ず見逃し三振に倒れた。4回は中前打を放ったが、DeNA3連戦の安打はこの1本だけ。トータル11打数1安打6三振で悔しい横浜ナイトになった。

◆阪神・才木浩人投手(23)が今季4試合目の先発登板。新型コロナウイルスの陽性疑いだった近本がこの日、陽性判定を受けたと発表されるなど、チームはコロナ禍で離脱者が続出している。矢野阪神は2連敗中。奇跡のような大逆転Vを目指すなか、勢いに陰りがみえる。若き右腕が、2019年4月24日以来の横浜のマウンドで、今季3勝目をつかみ、苦境を打破したい。

◆阪神がバッテリーエラーで先制に成功した。一回1死で山本が左前打を放ち、ロドリゲスは死球で一、二塁。佐藤輝は投ゴロに倒れて2死一、三塁となったが、先発・石田の糸原に対する初球が暴投となり、その間に三走が生還し、先制した。

◆阪神は七回に勝ち越しのチャンスを作ったが、あと一本が出ず、無得点に終わった。その直後に先発の才木が打たれ、勝ち越しを許した。先頭の糸原が四球で出塁し、陽川が犠打で送って1死二塁。しかし、梅野が変化球に空振り三振、木浪も一ゴロに倒れ、DeNA先発の石田を攻略することはできなかった。先発の才木は1―0の四回に佐野に同点ソロを浴びたが、安定した投球でゲームメーク。しかし、打線がチャンスをいかせなかった七回の裏に右腕が苦しんだ。2死一塁で嶺井に外角の直球を左翼席に運ばれて勝ち越しを許した。直後にも柴田が右前打。代打・オースティンにも左中間へはじき返されると、捕球しようとした中堅・島田がグラブではじき、さらに中継に入った遊撃・木浪の本塁悪送球も重なって一走が生還。守備でのミスが連続し、相手に流れを渡してしまった。ここでベンチからタオルが投げられた。才木は6回2/3を投げ、8安打4失点(自責3)で降板となり、ベンチで悔しさをにじませた。

◆セ・リーグ2位のDeNAが3連勝。チームは本拠地ハマスタの連勝を11に伸ばした。先発の石田が7回を投げ8三振を奪うなど4安打1失点で4勝目(2敗)。同点の七回に嶺井が5号決勝2ランを放ち、さらにこの回1点を追加した。好投を続ける先発陣に乗り遅れまいと、鋭い視線を阪神打線にぶつけた。先発の石田が、7回102球を投げ4安打1失点の好投。七回は2死二塁のピンチを背負ったが、木浪の胸元に直球を差し込み、一ゴロに打ち取った。快進撃を続ける要因の一つが先発陣だ。この日の石田を含め、後半戦全8試合で先発が5回以上2失点以下と安定した試合運びができている。4日の広島戦(横浜)では石田も4回無失点と好投していたが、雨天ノーゲームとなり〝後半戦初登板〟のマウンドで左腕も先発陣の流れに乗った。石田がピンチを乗り切った七回には打線が奮起。2死一塁から嶺井が左中間席へ2ランを放ち勝ち越すと、相手の失策も絡んで3点のリードとした。プロ野球初となる襟付き開襟シャツ型ユニホームを着用した「STAR☆NIGHT WEEKS」の主催5試合で無敗を貫いたDeNA。12日からは首位・ヤクルトとの3連戦だ。

◆阪神は攻撃ではチャンスで得点できず、守備ではミスの連続から点を献上するなど、かみ合わずに3連敗を喫した。同一カード3連敗は6月28―30日のDeNA戦(横浜)以来、今季7度目となった。一回に相手のバッテリーエラーで幸先よく先制点を挙げたが、結局得点はこの1点のみだった。先発の才木は力投を続けたが、1―1の七回につかまった。2死一塁で嶺井に勝ち越し2ランを被弾。なおも2死一塁で代打・オースティンに左中間二塁打を許し、中堅・島田がグラブで打球をはじき、中継に入った遊撃・木浪の悪送球も重なって一走が一気に生還した。七回に失った3点が重くのしかかった。九回に1死一、二塁と一発が出れば同点のチャンスに代打・原口、代打・ロハスがともにフェンス手前の左飛に打ち取られ、試合終了。今季、ハマスタでは6連敗となり、合計11試合で2勝9敗となった。

◆阪神が今季7度目の同一カード3連敗を喫し、7月28日以来の貯金ゼロとなった。同点で迎えた七回、才木浩人投手(23)が嶺井博希捕手(31)に2ランを浴びて、さらに島田海吏外野手(26)、木浪聖也内野手(28)の失策が重なり、3点を奪われて、試合を落とした。四回に16打席ぶりの安打を放った佐藤輝明内野手(23)は六回2死二塁、八回2死一、二塁で三振に倒れるなど、得点は暴投による1点のみだった。また近本光司外野手(27)と小幡竜平内野手(21)のコロナ陽性が明らかになった。チーム失策数が巨人と並んでリーグ最多の「65」となった矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績52勝52敗2分、観衆3万2275人)。ーー才木が頑張っていただけに、早い回で援護点が取れれば「チャンスがないからね」ーーDeNA石田もよかった「うーん、そんなに絶好調という感じはしなかったけどね。特に立ち上がりは不安定な感じではあったんで、立ち上がりで何とかね、もうちょっといけたらなっていうところやったけど」ーー六回の山本のバスターの場面は「どうやったら点を取れるかなと考えた中の作戦やけど」ーー才木は内容は「全体的にナイスピッチングやったし。あと一人、何とかね。あそこで頑張ってくれたらっていうところの課題はあるにしろ、今日の負けは才木の責任ということは別にないと思う。アイツらしくしっかり投げたところもあったし、でもこれでよしというところでは。やっぱり最後のアウトの一個を疲れた中でも、どう取れるか。ああいうイニングになったところでのアイツが勝つために、いい課題が出たと思う。そう思いながらやっていってくれたらと思う」ーー近本が陽性判定。帰ってきた時に悔しさをぶつけてもらう「近本はそう思っていると思うし、まあまあどうしようもないんで、頑張るしかないよね」ーー場所も相手も変えて(12日から京セラで中日3連戦)「苦しいチーム状況であることは変わりないんで。だからといって、頭下げて後ろ向いて、背中丸めてやる野球はしたくないんで。こういう状況だからこそ、みんなでさらにチーム一丸で戦うことが必要になってくると思う。誰か一人が活躍して勝てるような感じじゃないんで。一人一人の状態を上げるとか、全員で束になっていかないと、なかなか突破口は開けない。逆にそれができると突破口は開けると思うんで、頑張ります」

◆セ・リーグ2位のDeNAが3連勝。チームは本拠地ハマスタの連勝を11に伸ばした。先発の石田が7回を投げ8三振を奪うなど4安打1失点で4勝目(2敗)。同点の七回に嶺井が5号決勝2ランを放った。以下、嶺井のヒーローインタビュー--決勝本塁打は狙っていた「ありがとうございます。普通に打ったら当たりました。いい風が吹いてくれて良かったです。風(のおかげ)だと思います」--リードでも活躍「石田が前回、カープ戦中止になったんですけど、いい投球していて。『俺、今年はこんな年なのかな』と寂しそうな顔をしていたので何とか勝たせてあげたいと思っていました」--ファンが選んだこの日のMVPに選ばれた「すごくうれしいです」--横浜スタジアム11連勝「本当にたくさんのファンの方々が暑い中声援をおくってくれているたまものだと思います」

◆DeNAが3連勝とした。四回に佐野が同点ソロ本塁打。七回に嶺井が勝ち越し2ランを放ち、代打オースティンの二塁打に失策が絡んで点差を広げた。石田は7回1失点で4勝目。以下、佐野のヒーローインタビュー。――同点本塁打の打席での狙いは「打てるボールがきたら思い切って打とうと決めていた」――セ首位打者「まだ試合数もかなり残っているので1打席、1打席ずつ集中して打席に立つことを心がけている」――阪神戦3連勝「いい雰囲気で試合に挑めてると思うのでこの勢いを止めることなく戦っていきたい」――スターナイトユニで5戦全勝「寝間着にしようかなと思います。僕は正統派でボタンを閉める派です」――12日からのヤクルト戦への意気込み「いまできることに集中してあす以降も戦っていきたい。応援よろしくお願いします」

◆DeNAが3連勝とした。四回に佐野が同点ソロ本塁打。七回に嶺井の勝ち越し2ラン、代打オースティンの二塁打に失策が絡んで点差を広げた。石田は7回1失点で4勝目。4回無失点と好投しながらも降雨ノーゲームとなった4日の広島戦(横浜)以来のマウンドで白星を手にした。以下、石田のヒーローインタビュー。――好投しながらもノーゲームになった広島戦以来の登板「きのう、おとといといい流れでチームが勝っていたので、その勢いに乗るだけだと思って全力で投げた」――前日、前々日と今永、浜口が好投して刺激になったか「いいライバルですし、いい仲間なので負けられないと思ってやっている。まだまだ上を目指したい」――六回はピンチで3者連続三振「三振はたまたま取れていると思う。自分の思った球を嶺井さんのミットに投げ切ることが自分の仕事だと思うので、いい形でアウトが取れて良かった」――嶺井の決勝弾はどういう気持ちでみていた「うれしい気持ちですけど、その前に佐野キャプテンが同点本塁打を打ってくれて僕にもいい流れを持ってきてくれたので、嶺井さんの本塁打、佐野キャプテンの本塁打、野手のみなさんのおかげできょうは勝てたと思います。ありがとうございます」――キッズスターナイトでたくさんの子どもがきていた「試合前から、子どもたちが多くきていることはわかっていましたし、いいプレーをしたい、野球を好きになってくれたらいいなという気持ちでプレーをしていた。いい野球を見てもらえたと思うので、野球をしてほしい」

◆思い切って勝負した結果だったから、後悔は一切なかった。今季自己最長のマウンドに上がった才木は〝7回の壁〟に阻まれた。渾身の直球を左翼に運ばれて勝ち越し被弾。ただただ、自分の実力不足が悔しかった。「こうしておけばよかったなっていう後悔はないし、打たれてしまったという自分の実力不足だと思うので、そこはしようがないかなと」力投していただけに、手痛い2発だった。1―0の四回、佐野に高めに浮いた直球を右中間席にはじき返されて同点。さらに七回2死一塁では2ボールからの3球目の145キロを嶺井に2ランを浴びた。「あそこ(七回)を任されてゼロで帰ってこられないところは、やっぱり自分の実力不足。そういうところで(抑えて)信頼を勝ち取っていかないといけないので」被弾した直後にも連打と味方の失策が絡んで失点を重ね、6回?を投げ8安打4失点(自責3)で今季初黒星を喫した。打線の援護に恵まれず自身3連勝はならなかったが、失点した回以外は散発3安打で二塁すら踏ませない好投。チーム内で次々とコロナによる離脱者が出る中、直球でガンガン攻める姿勢は味方を勇気づけるものだった。矢野監督も「全体的にナイスピッチングやった。きょうの負けは才木の責任ということは別にないと思うので。やっぱり最後のアウトの一個を疲れた中でもどう取れるか。あいつが勝つために、いい課題が出たと思う」と成長に生かすことを期待した。「今回みたいにいろんな選手がコロナで抜けて、しんどい状況が続くと思うので、そういう時にしっかり最少失点で抑えられるようなピッチングができれば」と才木。この1敗をきっかけにする。あの経験があってよかったと笑って勝てる日が来るまで、心の中でリベンジの炎を燃やし続けていく。(織原祥平)

◆好投を続ける先発陣に乗り遅れまいと、鋭い視線を阪神打線にぶつけた。DeNA・石田健大投手(29)が、今季最多の102球を投げ7回4安打1失点。4勝目(2敗)をマークし「いい流れでチームが勝っていたので、その流れに自身も乗るだけだと思って全力で投げました」と、連勝継続へ役割を全うし、笑みを浮かべた。4日の広島戦(横浜)では4回無失点と好投していたが雨天ノーゲームに。ベンチ裏では捕手の嶺井に〝恨み節〟も口にしたが、記録上の後半戦初登板となったマウンドで真価を発揮した。阪神3連戦は今永、浜口、石田と先発左腕トリオにいずれも白星が付いて3連勝。まさに〝左腕王国〟だ。三浦監督は「2点目を与えないように、しっかり投球してくれた。緩い球を使いながら嶺井も大胆にリードしてくれた」とバッテリーを称賛。前半戦で苦しんだ先発陣が〝反撃〟の旗印となっている。

◆島田は、六回先頭で右前打を放ち出塁すると、2死後の佐藤輝の打席で2球目にスタートをきり、見事盗塁を決めた。これが、巨人・吉川と並びセ・リーグ4位タイとなる今季15個目。盗塁成功率は驚異の・938(企図16回、成功15回)で、5月28日のロッテ戦(ZOZOマリン)で今季初盗塁を決めて以降、15回連続成功と足でも存在感を発揮している。

◆こんな状況でも取れる1点を、なんとか目指そうとした。バスター、バント、それらがダメなら盗塁もさせたが、3日間で奪ったのは「2、0、1」のたった3得点だった。策を繰り出す以前の苦境にあえいで、同一カード3連敗で勝率5割に逆戻り。矢野監督は唇をかむしかなかった。「どうやったら点を取れるかなと考えた中の作戦やけど」一回に相手の暴投で1点が転がり込んだが、そこからはまた三塁すら踏めないおとなしい虎に戻ってしまった。四回に1-1の同点とされ、六回先頭で1番・島田が右前打を放つと、指揮官は何とか打線を目覚めさせようと動いた。2番・山本にバスターを指示。初球がファウルになると、2球目はバントに切り替えた。またもファウルで、3球目はまたバスターに戻して空振り三振。サインに応えられなかった山本はうつむくしかなかったが、将の思いがタクトににじんだ。2死後、佐藤輝の打席では一走の島田が二盗に成功。結局、得点にはつながらなかったが、七回無死一塁でも二回に遊撃内野安打を放っていた陽川に犠打を指示したように、「あと一本」という状況を作ることにどこまでもこだわった。10日にコロナ感染の疑いで特例抹消となっていた近本にも、この日の試合前に「陽性」の判定が出た。中野や大山らに続き、しばらく不在が続くことが決まった。一発が出やすい横浜スタジアムで3戦とも本塁打なしに終わり、31イニング連続アーチなしだ。適時打も25イニング連続なし。苦しい。苦し過ぎる戦いだ。8・5ゲーム差の首位ヤクルトも6連敗とつまずくだけに、なおさら歯がゆい。12日の中日戦(京セラ)にも敗れ、借金生活に再突入するようなことになれば、同日に巨人が広島戦(東京ドーム)に勝利した場合に3位で並ばれる。奇跡の逆転Vへ、もたもたしているわけにはいかない。矢野監督は「苦しいチーム状況であることは変わりないんで。だからといって、頭を下げて後ろを向いて、背中を丸めてやる野球はしたくないんで。こういう状況だからこそ、みんなでさらにチーム一丸で戦うことが必要になってくると思う」と必死で言葉をつないだ。開幕直後の低迷は乗り越えた。あとは上がっていくだけなのに、またも先の見えない試練だ。ここを切り抜けた先にしか、ドラマはない。(長友孝輔)

◆「6番・左翼」で3試合連続スタメン出場の陽川が今季初の犠打をマーク。1-1の七回無死一塁でバットを寝かせると、きっちりと三塁に転がした。この回は得点に結びつかなかったが、二回先頭に遊撃内野安打で出塁し、劣勢の九回1死走者なしでは右前打を放った。3試合連続安打に加え、2試合連続複数安打と猛アピールした。

◆ベンチでうなだれる才木のためにも、腕を振った。島本がわずか5球で〝火消し〟成功だ。「きょうも才木がずっと頑張っていたので、何とかしっかり抑えて、と思って投げました」七回、先発の才木が3点を勝ち越され、なおも2死三塁のピンチで左腕がマウンドへ。ボール先行も楠本を126キロスライダーで一邪飛に仕留めた。才木とは同時期にトミー・ジョン手術を受け、辛いリハビリを共にしてきた仲だ。力投も無念の降板となった右腕のために、これ以上傷口を広げるわけにはいかなかった。4日に1軍公式戦に復帰してから、これで3試合連続無失点。「状態は悪くはない」と感覚を取り戻しつつある。「一試合一試合抑えて、信頼してもらえるように、目の前の試合を頑張るだけです」。苦しいチーム状況を、帰ってきた左腕が立て直す。(原田遼太郎)

◆DeNAは11日、阪神19回戦(横浜)に4―1で勝ち、同一カード3連戦3連勝で球団タイ記録の本拠地11連勝を飾った。佐野恵太外野手(27)が、同点の14号ソロを放つなど2安打1打点の活躍で勝利に貢献。2021年の三浦大輔監督(48)就任後最多となる貯金「3」をもたらし、プロ野球初となる襟付き開襟シャツ型ユニホームで臨んだ『YOKOHAMA STAR☆NIGHT WEEKS』を5戦全勝で終えた。満月に照らされた横浜スタジアムで、DeNAナインは夜空の星のように、まばゆい輝きを放った。3万2275人の大観衆を、最初に沸かせたのは佐野。0―1の四回、才木から右中間席へ同点の14号ソロを放った主将は、好調なチームを誇るように、お立ち台で鼻をさすった。「本当に、いい雰囲気で試合に挑めていると思う。この勢いを止めることなく戦っていきたい」後半戦は先発陣が躍進の立役者となり、全8試合で5回以上を投げて2失点以下と安定した投球を披露。佐野、牧が主軸を担う打線も活発で、二塁打を放ったオースティンも右肘手術から復帰し、破壊力を増す。佐野は一回にも安打を放ってリーグトップの打率を・326とし、2位・大島(中日、・3211)、3冠を見据える3位・村上(ヤクルト、・3210)との差を広げた。七回には嶺井の勝ち越し2ランが飛び出し、チームは本拠地での連勝を球団タイ記録となる11に伸ばした。特別ユニホームを着て臨む『STAR☆NIGHT WEEKS』を5戦全勝で終えた。プロ野球初となる襟付き開襟シャツ型ユニは、個性豊かなベイ戦士たちの光をさらに強くした。浜口や伊勢は襟を立て、オースティンはアンダーシャツなし。佐野、山崎、入江らは胸元近くまでボタンを締めてフォーマルに着こなす。頼もしい選手たちをまとめる三浦監督は「験のいいユニホームだと思います。また、どこかで出てくるかも」と笑った。7月4日に最大17・5あった首位・ヤクルトのゲーム差は7まで接近。前例なきユニホームでつくった勢いを、12日からの直接対決に持ち込む。(横山尚杜)■データBOX?セ・リーグ2位のDeNAが3連勝。49勝46敗2分けとして今季最多の貯金を3に伸ばした。敗れた首位・ヤクルトとは7ゲーム差。シーズン97試合以降で首位に7ゲーム差以内は、2位となった2019年(首位・巨人に5・5ゲーム差で終了)以来3年ぶり。?横浜スタジアムでは6月28日の阪神戦から11連勝(1分けを挟む)。DeNA(前身を含む)の本拠地での連勝としてはタイ記録で、06年6月2日の日本ハム戦-7月1日のヤクルト戦、15年4月22日の阪神戦-5月22日の阪神戦に並び7年ぶり3度目。

◆え、もう試合始まってるやん! 午後6時前になって驚かれた方もいらっしゃったかも?(社内の誰とはいいませんヨ)。この日は午後5時プレーボール。そう、国民の祝日だったんです。「山の日」。2016年に「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的に新設されたばかりで、祝日番付の東の横綱・元日や、成人の日、建国記念の日などから言わせれば「ふんっ、あまちゃんが...」なんだろうけど、とにかく、この日からお盆休みを取りやすかったり、地味だけど、ありがた~い一日なのである。「いやぁ...危うく、試合時間を間違えそうでしたよ。長友キャップに言われて、いつもより1時間早いと知りまして...」横浜スタジアムで頭をかいていたのは虎番の原田遼太郎だった。キャップの長友孝輔は10日の試合後に「明日は午後5時からだから、気をつけよう」と声をかけていたそうだ。で、何で? という話になり、山の日をテーマにしたトークに...。原田「山といえば...」長友「大『山』もコロナで離脱してしまったし、高『山』もリハビリ中だし...。『山』本に頑張ってもらおうか」コロナウイルス感染がチーム内に広がって本当に試合どころじゃない状況が続いている。この日、近本に加え、小幡も陽性判定を受けて登録を抹消された。板『山』も上がってきたけど、内野手の数がどう見ても足りない。代走すら気軽に出せなくなってきた。どうするんだ...。虎番の織原祥平は、なぜか気にしていた。「先週、東京ドームでの巨人戦を終えて大阪に帰るときだったのですが、東京駅でたまたまドクターイエローに遭遇したんです」。黄色のボディーを誇る整備車。不定期運行で「幸せの新幹線」ともいわれている。待合室にいると、周りの人が「ドクターイエローや」とザワザワし始めたので、織原もホームに移動し、スマホで写真を撮ったそうだ。「吉兆かな、と思ったんですけど、その後、阪神でコロナ感染が続出して」。絶対に織原のせいではないけど、みんなタテジマを愛し、そして心配しているのだった。原田は試合前、「そろそろ、佐藤輝の二塁起用も現実味を帯びてきたかなと思うんです」と、つぶやいていた。確かに今年3月のオープン戦でプロ初の二塁を経験していた。開幕前の大事な時期に何をしているんだ、という声も多かったけど、今となってはテストしてよかった、となるかも?最近、原田はプライベートで和歌山・那智の滝にいってきたそうだ。落ち口の幅13メートル、滝壺までの落差は133メートルという壮大な景色に感動し「マイナスイオンをたっぷりと浴びてきました」とうれしそうだった。在宅勤務だったサブキャップの新里公章も「きょうは涼しいですよ」と同調してきた。え、マジ? 新里は今夏、自宅でクーラーを一度もつけていない。「もともと暑いのが好きなので平気なんです。扇風機だけで、夜も過ごしています」。ワンルームマンションの3階だが「結構、風通しがいい」という。ホンマかいな?バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発が飛び出し、日本一に輝いた1985年。8月12日、日本航空123便が御巣鷹山で墜落し、当時の阪神球団社長、中埜肇氏も亡くなられた。それから、37年。山の日が過ぎ、阪神にとって、忘れられない日がきました。

◆輝が打たなあかん!! 阪神は11日、DeNAに1-4で逆転負けを喫し、3連敗で勝率5割に逆戻りとなった。佐藤輝明内野手(23)が3度の得点圏でいずれも凡退。近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てた土井正博氏(78)=本紙専属評論家=は、佐藤輝にチームの流れを変える本塁打を求めた。最後はバットが出なかった。八回2死一、二塁。同点弾が期待される状況で、佐藤輝は外角直球を見送った。ボール球を2球振って、伊勢の前に見逃し三振。コロナ禍の阪神が同一カード3連敗で、貯金をすべて吐き出した。この重い空気を払拭するために必要なものは? 土井氏の回答は明白だった。「そりゃ、(佐藤輝の)本塁打ですよ。そして、チームが勝つこと。それしかない」大山、中野らに加え、この日は近本も新型コロナの陽性判定を受けたことが発表された。首位ヤクルトと8・5ゲーム差は変わらないが、虎の打撃力の低下は明らか。本来の1番、3番、5番がいない今、誰が打線を引っ張るのか-。それは、もちろん佐藤輝だ。四回の中前打で連続打席無安打を「15」で止めたが、六回の空振り三振を含めて、3度の得点圏で凡退。直球には差し込まれ、変化球には対応できない。土井氏は「力みが目立っている。はっきり言って、ムチャ振りだ。タイミングがまったく合わず、ヘッドアップしているため、空振りが多い。これではホームランは打てない」と指摘した。「突っ立ったり、重心を低くしたり、打席ごとにフォームが違う。迷いがあるのではないか。難しい球を打つのではなく、基本である直球を打つこと。そうしないと本塁打は増えない」佐藤輝に求めたのは〝清原流〟でしっかりとフォームを見つめなおすこと。「状態がいいときは、どういう打ち方をしているのか。今はどうなのか。それを比べることだ」。西武のコーチ時代に清原を球界の4番に育て上げた。当時、必ず清原のフォームの写真、動画を撮り、本人に納得させながら、不振になっても原点に帰ることができるように指導してきた。「(阪神の)首脳陣がどのように伝えているのかは分からないが、分からないままでスイングしているような気がする。本来、打ち込みも必要かもしれないが、長期ロードで難しい。映像を見せて、頭でイメージすることも大事。今は浮足立っている。とにかく自信をもたせて、頭の中をシンプルにさせることが一番だ」6月30日のDeNA戦では左腕エスコバーの154キロを横浜スタジアムの右翼席上段まで弾丸ライナーで運んだ佐藤輝の力を、土井氏は高く評価している。「投球とケンカしないこと。打席に入ったときに『どうしようか』と考えるのではなく『さぁ、いらっしゃい』と構えないと」チームの流れを変えるのは佐藤輝の一発しかない。簡単なことじゃない。18歳で4番を務めた土井氏だからこそ分かる。逆転優勝に向けたドラマの主役になれる権利が、佐藤輝にはある。(阿部祐亮)

◆おい、おい、ちょっと待てや! コロナの影響で大山、中野、ついに近本まで試合に出られないんじゃ、普段でも得点能力の低い虎打線がどーなるか? そんなもん、火を見るより明らかで...限りなく得点が入らないやろー!! 勝ち目なんてありますかいなー!!いやいや、たった一つ勝ち目が残されていたのです。それは、相手に得点を与えない『投手力』だったのだ!!本日だって若虎の才木がハイレベルな投球をしていたのだ。しかし、佐野の同点アーチ、嶺井の決勝2ランと、一発だけは避けなければいけない場面でスタンドインを許した...。当然、甘いところにほうった投手の責任はあるだろうが、このDeNAに3つ負けたシーンを振り返ると、3球勝負で打たれている。本日は嶺井にカウント0-2からストレートを狙い打ちされるとか、梅野コンピューターが、まるで大昔のWindows95くらいの機能なのだ...。次の中日・大野雄をどー攻略するか、楽しみにしてるわ!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59421 0.584
(↓0.006)
-
(-)
41444
(+3)
396
(+6)
123
(+2)
58
(+1)
0.253
(-)
3.460
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
49462 0.516
(↑0.005)
7
(↑1)
46340
(+4)
369
(+1)
71
(+2)
33
(-)
0.251
(-)
3.440
(↑0.02)
3
(-)
阪神
52522 0.500
(↓0.005)
8.5
(-)
37361
(+1)
305
(+4)
67
(-)
80
(+1)
0.239
(-)
2.540
(-)
4
(-)
巨人
51531 0.490
(↑0.005)
9.5
(↑1)
38411
(+6)
460
(+1)
122
(-)
46
(-)
0.245
(-)
3.960
(↑0.03)
5
(-)
広島
50533 0.485
(↑0.005)
10
(↑1)
37411
(+6)
399
(+3)
63
(+1)
21
(-)
0.256
(-)
3.460
(↑0.01)
6
(-)
中日
43561 0.434
(↓0.005)
15
(-)
43293
(+1)
368
(+6)
52
(-)
34
(-)
0.248
(↓0.001)
3.520
(↓0.03)