ロッテ(★3対4☆)ソフトバンク =リーグ戦16回戦(2022.08.10)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
0300000104801
ロッテ
0010000113731
勝利投手:東浜 巨(7勝5敗0S)
(セーブ:モイネロ(0勝1敗17S))
敗戦投手:佐々木 朗希(6勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(15号・2回表ソロ)
【ロッテ】荻野 貴司(3号・8回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは2回表、柳田のソロなどで3点を先制する。その後3-1で迎えた8回には、1死三塁から牧原大が適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・東浜が7回1失点の力投で今季7勝目。敗れたロッテは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆ソフトバンク村上隆行打撃コーチ(56)が、独特の「佐々木朗希対策」を打ち出した。この日は午前中に、ZOZOマリン近くの幕張海岸で風を浴びたことを明かし「風を感じないと、今日の朗希のボールがどうなのかわからないので。今日の風が味方に付くのか敵に付くのかを判断しに、身を持って行きました。風と対話してきました」と説明した。この日は前日に続いて強風の中でのゲームが予想されている。村上コーチは「スライダーが曲がりすぎるんじゃないかな。フォークも落ちるんじゃないかな。コントロールがつきづらくなれば、絞って行きやすくなる。風がいい方向に出てくれれば」と前向きにとらえた。強風の様子は村上コーチのインスタグラムでも投稿されており、ハリウッド俳優のような上半身裸のサービスショットも見ることができる。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が、ロッテ佐々木朗希投手(20)との超人対決に勝った。柳田は2回無死で、佐々木朗の内角への変化球をとらえて、右翼席へ先制15号ソロを運び「とにかくバットに当てにいくことだけを考えました。当たった結果がホームランになりました」と振り返った。最速164キロの完全試合男に対して柳田は、試合前時点では今季6打数無安打と抑え込まれていたが、昨年6月の対戦で放って以来の1発をマークした。

◆ロッテ荻野貴司外野手(36)が史上313人目となる通算1000安打を達成した。3点を追う3回2死二塁、ソフトバンク東浜から左翼線へ適時二塁打を放った。プロ13年目、通算979試合目での到達となった。「打ったのはカットボールかスライダーですかね。チャンスだったので、とにかくランナーをかえそうと思って打ちました。(1000安打を)達成できたことは通過点だとは思いますが、素直にうれしいです。これからもまた1本1本、打っていきたいです。それがチームの勝利につながる1本になればいいと思います」とコメント。グラウンドへ三木が持って出てきた記念ボードを、照れ笑いを浮かべながら受け取った。通算1000安打=荻野(ロッテ) 10日のソフトバンク16回戦(ZOZOマリン)の3回、東浜から左二塁打を放って達成。プロ野球313人目。初安打は10年3月20日の西武1回戦(西武ドーム)で涌井から。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)は6回5安打3失点(自責2)で降板し、7勝目はつかめなかった。91球、直球の最速は160キロだった。中6日の先発マウンド。ソフトバンク東浜との「完全試合VSノーヒッター」の投げ合いとなった。1回は11球で3者凡退の立ち上がり。直球でソフトバンク周東を中飛、今宮を三ゴロに仕留め、牧原はフォークで空振り三振に仕留めた。2回、先頭の柳田にスライダーを右翼席へ運ばれた。1死後に2連打で1死二、三塁とすると、投前へのスクイズを後逸。自らの失策(記録は犠打と失策)で2点目を失った。なおも1死一、三塁からスクイズを成功され、この回だけで被安打4、3失点。直球は160キロを計測した。3回は持ち直して中軸を3人切り。牧原を158キロ見逃しで3球三振とし、前の打席で本塁打された柳田にはフォークで二ゴロを打たせた。デスパイネからはフルカウントの7球目、外角低め158キロでこの日3つめの三振を奪った。4回は2死から川瀬に中前打されたが、続く甲斐を4連続直球後のフォークで見逃し三振に仕留めた。この甲斐から6回1死の柳田まで、5者連続三振をマーク。周東はフォークで、今宮、牧原、柳田は直球で空を切らせた。6回は3者凡退締め。デスパイネを三ゴロに打ち取った後、最後に中村晃を159キロで空振り三振として、奪三振を今季7度目の2ケタに乗せた。2点ビハインドのまま、この回限りで降板した。佐々木朗は「失点した2回だけ単調なフォーム、単調なボールになり、そこが打たれた原因だと思います。その後はしっかり修正できて、いい形で投げることができました」と振り返った。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が6回5安打3失点(自責2)で降板し、今季初の連敗で3敗目(6勝)を喫した。91球を投げ、直球の最速は160キロ。ソフトバンク東浜との「完全試合VSノーヒッター」の投げ合いに敗れ、6月22日の西武戦以来、3試合連続で勝利から遠ざかる。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が6回5安打3失点(自責2)で降板し、今季初の連敗で3敗目(6勝)を喫した。91球を投げ、直球の最速は160キロ。ソフトバンク東浜との「完全試合VSノーヒッター」の投げ合いに敗れ、6月22日の西武戦以来、3試合連続で勝利から遠ざかる。序盤は自らの失策が失点につながった。1回は11球で3者凡退の立ち上がりだったが、続く2回に3点を失った。先頭の柳田にスライダーを右翼席へ運ばれ先制点を献上。1死後に2連打で1死二、三塁とすると、投前へのスクイズを後逸。自らの失策(記録は犠打と失策)で2点目を失った。なおも1死一、三塁からスクイズを決められ、この回だけで被安打4、3失点を喫した。3回は持ち直して中軸を3人切り。牧原を158キロ見逃しで3球三振とし、前の打席で本塁打された柳田にはフォークで二ゴロを打たせた。デスパイネからはフルカウントの7球目、外角低め158キロでこの日3つめの三振を奪った。4回は2死から川瀬に中前打されたが、続く甲斐を4連続直球後のフォークで見逃し三振に仕留めた。この甲斐から6回1死の柳田まで、5者連続三振をマーク。周東はフォークで、今宮、牧原、柳田は直球で空を切らせた。6回は3者凡退締め。デスパイネを三ゴロに打ち取った後、最後に中村晃を159キロで空振り三振として、奪三振を今季7度目の2ケタに乗せた。徐々に調子を上げたが、2点ビハインドのまま、この回限りで降板。チームもソフトバンク東浜を打ち崩せなかった。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季初連敗を喫し、チームも3連敗で自力Vの可能性が消えた。佐々木朗はソフトバンク東浜との「完全試合男VSノーヒッター」の投げ合い。6回5安打3失点(自責2)で先にマウンドを降りた。2回、先頭の柳田に先制ソロを浴びた。1死から連打で二、三塁とすると、投前へのスクイズを後逸。自らの失策(記録は犠打と失策)で2点目、なおも一、三塁からスクイズで3点目を失った。「2回だけ単調なフォーム、単調なボールになり、そこが打たれた原因だと思います」。崩れたのは2回だけだった。「その後はしっかり修正できて、いい形で投げることができました」と直球とフォークで立て直し、3回以降に許した出塁は単打1本のみ。4回2死からの5者連続を含む10三振で、奪三振を今季7度目の2ケタに乗せた。最速は160キロを計測した。だが打線が東浜を攻略できなかった。チームは後半戦2勝9敗と、早くも3度目の3連敗。3安打した荻野、新型コロナから復帰した高部の1、2番は好調だ。井口監督は「早い回で相手先発を捉えたい。3、4、5番が何とかかえしてくれれば」と中軸の奮起を期待した。

◆ソフトバンク打線が大技、小技織り交ぜての攻撃でロッテ佐々木朗を攻略。今季3度目の対戦で初めて黒星を付けた。藤本博史監督(58)は「佐々木を6回でおろせたのが大きいね」と満足そうにうなずいた。まずは「大技」からだ。2回先頭の柳田悠岐外野手(33)が、内角スライダーをとらえて右越えに先制の15号ソロを運んだ。「久々に、本当にうれしかったです」。柳田は試合前時点で、佐々木朗に今季6打数無安打と抑え込まれていた。「いつもやられている。いい投手なのでね。今、プロでやっていないと、こうやって対戦できない。それをかみしめてやっています」。この日は球宴でオリックス吉田正からもらったバットを使用し、昨年6月の対戦で放って以来の1発をお見舞いした。さらに「小技」で攻め立てる。1死から中村晃、柳町の連打で二、三塁と好機を広げ、続く川瀬のスクイズが相手失策を誘い、1点を加えた。9番の甲斐も2者連続となるスクイズを成功させて、この回一挙3得点を奪った。今季ここまで2度の対戦では1点ずつしか取れていなかった。藤本監督は「できるだけ動かしながらね。成功するか失敗するかはわからないけど、いろんなことをやっていきたい。普通にやっていてもなかなか点を取れない」と話していたが、狙い通りの攻撃になった。難敵攻略で2カード連続の勝ち越し。貯金は後半戦開始時点の6まで戻した。首位西武にも1・5差に詰め寄った。【山本大地】○...ノーノー男・東浜が、完全男・ロッテ佐々木朗に投げ勝った。強風に対して直球主体の攻めで組み立て、乱れることなく7回1失点の好投。今季7勝目は6月8日阪神戦以来、2カ月ぶりの白星だ。「どの試合も反省して、試行錯誤してきた。うれしいものですね。ちょっと安心しました。まだ1個勝っただけなので、次が大事になる」と気を引き締めた。▽ソフトバンク牧原大(8回にダメ押しの適時打)「3打席結果を出すことができてなかった中でのチャンスの場面、絶対にこの打席で取り返そうと強い気持ちで打席に入りました。粘って食らいついて打つことができました」

◆ノーノー男・ソフトバンク東浜が、完全男・ロッテ佐々木朗に投げ勝った。強風に対して直球主体の攻めで組み立て、乱れることなく7回1失点の好投。今季7勝目は6月8日阪神戦以来、2カ月ぶりの白星だ。「どの試合も反省して、試行錯誤してきた。うれしいものですね。ちょっと安心しました。まだ1個勝っただけなので、次が大事になる」と気を引き締めた。

◆ソフトバンクの柳田が7試合ぶりの一発となる先制の15号ソロを放ち、佐々木朗からパ・リーグの打者で今季初めて本塁打をマークした。二回に先頭打者で内角低めの変化球を巧みにすくい上げて右翼席へ運び「とにかくバットに当てにいくことだけを考えた。久々にうれしかった」と声を弾ませた。佐々木朗と初対戦した昨年6月には本塁打と適時打を放って黒星をつけ、プロの洗礼を浴びせた。成長著しい相手に、今季は過去2試合で6打数無安打4三振とやり返されていたが、3度目の対戦で意地を見せ「こうやってプロでやってないと対戦できない投手。かみしめてやっている」と充実感に浸った。

◆ソフトバンクは二回、柳田のソロと川瀬、甲斐の連続スクイズで3点を先行し3―1の八回に牧原大の適時打で加点した。東浜が7回1失点で6月8日以来の7勝目。ロッテは3連敗。佐々木朗が6回3失点で2連敗の3敗目を喫した。

◆ロッテは競り負け、3連敗。佐々木朗は試合を作ったものの6回3失点で3敗目(6勝)を喫した。大粒の汗を流し、右腕を振った。ロッテ・佐々木朗が先発し、6回を91球、5安打3失点(自責点2)で降板。傷口を最小限にとどめた。「失点した二回だけ単調なフォーム、単調なボールになり、そこが打たれた原因だと思います。その後はしっかり修正できて、良い形で投げることができました」落とし穴は二回だった。先頭の柳田に先制ソロを浴び、一死後、中村晃に左前打、柳町に右中間二塁打を許して二、三塁。続く川瀬と甲斐に連続スクイズを決められ、この回3点を失った。しかし、やられっぱなしで終わらないのが佐々木朗だ。三回以降は立ち直り、四回2死一塁から、5者連続を含む、計10個の奪三振ショー。最速は160キロを計測し、回を追うごとに調子を上げた。「1イニングでも長く投げられるように頑張ります」と臨んだが、2点リードを許してマウンドを降りたため、後半戦初勝利となる7勝目はならなかった。順調に調整を進めて、次回17日のオリックス戦(ほっと神戸)のマウンドに備える。

◆ロッテの荻野がプロ13年目で通算1000安打を達成した。0―3の三回2死二塁で東浜のカットボールを左翼線へ適時二塁打し「チャンスだったのでとにかく走者をかえそうと思って打った。1000本安打を達成できたことは通過点だと思うが、素直にうれしい」と振り返った。連続安打を5試合に伸ばすと、六回に先頭打者で左前打、1―4の八回も先頭打者で藤井の高めの速球を捉えて左翼席へ3号ソロを運び、7月23日以来の3安打をマーク。チームは惜敗しただけに「一本一本を打って、それがチームの勝利につながれば良い」と話した。

◆ソフトバンクの東浜は7回4安打1失点で佐々木朗に投げ勝ち、約2カ月ぶりの7勝目を挙げた。自己ワーストの4連敗で臨んだマウンドで、強風の中で粘り「やっぱりうれしい。安心した」と笑みがこぼれた。変化球が荒れ気味だったが「風を受けて吹き上がる感じになっていた」という速球に活路を見いだし、飛球を打たせてアウトを稼いだ。3―1の七回1死一、二塁では代打マーティンを速球で押し込んで中飛に、続く代打の佐藤都は二直に仕留めてグラブをたたいた。「まだまだ一個勝っただけ」と巻き返しを誓った。

◆後半戦初勝利は、3日に続いて再びお預けとなった。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発し、6回5安打3失点(自責点2)で3敗目。チームも3連敗で、自力優勝の可能性が消滅した。「失点した二回だけ単調なフォーム、単調なボールになり、そこが打たれた原因だと思います」二回先頭の柳田に先制ソロを浴び、1死後、中村晃に左前打、柳町に左中間二塁打を許して二、三塁。続く、川瀬と甲斐に連続スクイズを決められ、この回3点を失った。上空の風速が10メートルを超えるなか、三回以降は「しっかり修正できて、良い形で投げられた」と立ち直った。四回2死一塁から5者連続を含む、計10個の奪三振ショー。最速は160キロを計測した。「投手を援護してあげられなかった」と井口監督。右腕は本来の姿を取り戻すべく調整を進めて、次回17日のオリックス戦(ほっと神戸)のマウンドに備える。(広岡浩二)

◆佐々木朗は二回に若さが出てしまった。先頭の柳田に変化球を右翼席へ運ばれたが、柳田が変化球を狙っていたとは思えず、〝交通事故〟のようなものだ。1点は仕方ないと切り替えなければいけなかった。しかし、1死から中村晃への初球、続く柳町には2ボールからストライクを取りに行った真っすぐが甘く入り、連打を浴びた。二、三塁から川瀬と甲斐に連続スクイズを決められて、さらに2失点。ソフトバンクらしい強弱をつけた攻撃にやられた。ボール球から、あるいは変化球から入る冷静さがあれば、追加点は防げたかもしれない。チームにとって黒星は痛いが、捕手の松川を含めて、若いバッテリーはいい経験をしたと思う。二回以外は文句なし。完全試合を含む5勝を挙げた4、5月の好調時まではいかなくても、調子は戻りつつある。まめを気にする素振りもなく、次回に期待したくなる投球だった。(本紙専属評論家)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
55463 0.545
(-)
-
(-)
39351
(+2)
305
(+2)
87
(+1)
50
(-)
0.230
(↑0.001)
2.490
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
51452 0.531
(↑0.005)
1.5
(↑0.5)
45363
(+4)
325
(+3)
68
(+1)
56
(-)
0.255
(-)
3.060
(-)
3
(1↑)
楽天
50472 0.515
(↑0.005)
3
(↑0.5)
44371
(+2)
335
(+1)
69
(+1)
73
(+2)
0.249
(-)
3.240
(↑0.03)
4
(1↓)
ORIX
54520 0.509
(↓0.005)
3.5
(↓0.5)
37338
(+1)
331
(+2)
54
(-)
47
(-)
0.245
(-)
2.770
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
48531 0.475
(↓0.005)
7
(↓0.5)
41331
(+3)
379
(+4)
63
(+1)
93
(-)
0.224
(-)
3.290
(-)
6
(-)
日本ハム
42592 0.416
(-)
13
(-)
40335
(+2)
377
(+2)
79
(-)
68
(-)
0.234
(-)
3.440
(↑0.03)