中日(★1対2☆)巨人 =リーグ戦16回戦(2022.08.10)・バンテリンドーム=
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巨人
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中日
0001000001510
勝利投手:戸郷 翔征(10勝5敗0S)
(セーブ:大勢(1勝1敗27S))
敗戦投手:R.マルティネス(2勝3敗24S)

本塁打
【巨人】中田 翔(13号・9回表ソロ)

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◆巨人は2回表、1死一三塁から石川が適時打を放ち、1点を先制する。その後同点とされて迎えた9回には、中田のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・戸郷が8回1失点12奪三振の熱投で今季10勝目。敗れた中日は、3番手のR.マルティネスが痛恨の一発を浴びた。

◆巨人のスタメンが右打者で固められた。中日先発が左腕上田ということもあり、3番丸佳浩外野手(33)以外の8人が右打ちに。また、増田陸内野手(22)がプロ初となる二塁手でのスタメンとなった。

◆巨人中田翔内野手(33)が値千金の1発を放った。1-1の9回2死、中日の守護神R・マルティネスから勝ち越しの13号ソロを左翼席へ放り込んだ。

◆巨人が中田翔内野手(33)の値千金の1発で接戦をものにした。1-1の9回2死、中日の守護神R・マルティネスから勝ち越しの13号ソロを左翼席へ放り込んだ。勝利を呼び込んだのは、先発の戸郷翔征投手(22)の熱投だった。テンポのいい投球で、8回を5安打12奪三振の1失点、今季自己最多の138球を投げ、自身初の10勝目を挙げた。9回は守護神の大勢投手(23)が締めて、27セーブ目をマークした。

◆中日上田洸太朗投手(19)が自己最長の7回を投げ1失点の好投を見せた。7月15日以来、4度目の先発。プロ初勝利は逃したが、中盤からチェンジアップを有効に使い、3番丸以外は右打者を並べた巨人打線を5安打に抑えた。「右、左問わずストライクゾーンで勝負する投手。自分が0に抑えれば負けることはないのでそこを追い求めてやっていきたい」。5月に育成から支配下登録された19歳の2年目左腕は次戦を見据えた。▽中日立浪監督(9回2死からR・マルティネスが中田に決勝弾を浴び)「細心の注意は払ったのでしょうが、配球にも問題があったと思う。(先発上田が7回1失点)点を取って勝ちをつけてあげないとね。投手を見殺しにしている試合が多い。打者陣もそういうことを感じてくれないと」

◆巨人が中田翔内野手(33)の値千金の一発で接戦をものにした。1-1の9回2死、中日の守護神R・マルティネスから勝ち越しの13号ソロを左翼席へ放り込んだ。勝利を呼び込んだのは、先発の戸郷翔征投手(22)の熱投だった。テンポのいい投球で、8回を5安打12奪三振の1失点、今季自己最多の138球を投げ、自身初の10勝目を挙げた。9回は守護神の大勢投手(23)が締めて、27セーブ目をマークした。試合後、原辰徳監督(64)の主な一問一答は以下の通り。-戸郷「ねえ!良かった。でも全然点数が入る気配がないもんね。まさに起死回生でしょう」-8回続投は桑田投手チーフコーチと決めたことか。「もう本人と、そうですよね。やっぱりすごく強い思いで今日も試合に臨んだと思いますね。その部分でしょうな」-今年の戸郷の成長点「まあ、まあ、まだ、ね、半ばだしね。まだまだ高みを本人に狙ってもらいたいしね、まだそこまで言わない方がいいでしょう」-今日は戸郷に託した試合にも見えた。「(うなずく)」-中田は見事だった「そうですね。よく打って、この頃打ってくれているしね。4番だね、問題はね、やっぱりね。乗り切れないね」-スタメンに右打者8人を並べた「いろんな状況の中でかなり体力面の部分で、総合的に考えてというところですね」-中田は小さいのを打ったり、大きいのを打ったり、使い分けているように見える「どうでしょう、どうでしょう(笑い)。本人に聞いてください。我々はどういう形でも打ってくれればいいので(笑い)」

◆ついに巨人戸郷翔征投手がプロ初の10勝目をつかんだ。今季最多の138球を投げ、8回5安打1失点。中日打線から12三振を奪う力投で、焦れずに援護を待った。同点の9回2死、勝ち星の権利が消えかかったその時、中田が夢のような決勝13号ソロを放った。2年連続の9勝止まり。昨季は7月以降1勝にとどまり、5度の足踏みをした。今季を合わせ8度目の挑戦で報われた苦労。「長かった。3年間のいろいろなことを考えながら、ゲームに入った」と感慨深げだった。原点ともいえる「悪夢の1球」が潜在意識にこびりついている。20年11月3日広島戦(マツダスタジアム)。初完封目前の9回2死一塁の初球、菊池涼に同点2ランを浴びた。「テレビでしか見たことがなかった」ことが自身を襲った。中田の1発が逆に今後の教訓に思えた。「やっぱり野球は最後まで何が起こるか分からないことを見せつけられた」。悲願の10勝を達成しても「また、一からやり直そうと思えた」。7月のオールスターでは昨季の最多勝投手、阪神青柳に2桁勝利へのアドバイスを求めた。「死ぬ気で投げて、バッターの援護を待て」。その言葉を守った先の9回2死、勝利の女神がほほ笑んだ。【三須一紀】▽巨人原監督(10勝目を挙げた戸郷に)「良かった。すごく強い思いで今日も試合に臨んだと思いますね。その部分でしょうな。(決勝本塁打の中田は)この頃、打ってくれているしね。4番だね、問題はね、やっぱりね。乗り切れないね」▽巨人桑田投手チーフコーチ(戸郷について)「ジャイアンツのエースイコール球界のエースですから。そういう高いところを目指して頑張っていこうと、そういう話を常々していますので。まだまだ課題もたくさんありますけど、2ケタ勝ったことを自信にして、さらに大きなピッチャーになってほしいなと思います」

◆巨人は中日先発の左腕、上田洸太朗投手(19)対策として丸をのぞく右打者8人(投手含む)を並べた。左打ちの正二塁手、吉川尚輝内野手(27)も今季初めてのベンチスタートとなった。

◆巨人の石川が「7番・右翼」で出場し、0―0の二回に適時打を放った。ウォーカーが四球、中田が中前打とつないでつくった1死一、三塁の好機。鋭いゴロで三遊間を抜いて「中田さんがチャンスをつくってくれて、何とか(走者を)かえしたいと思っていた」とコメントした。パンチ力が売りで、初対戦となった中日左腕の上田攻略のために並べられた8人の右打者の一人。7月8日以来の先発出場を勝ち取り、6月23日以来の打点をマークして起用に応えた。

◆巨人が競り勝った。1―1の九回2死から中田のソロ本塁打で勝ち越した。戸郷が8回を1失点、12奪三振の力投で10勝目を挙げた。九回を無失点で締めた大勢が27セーブ目を挙げた。中日はR・マルティネスが痛恨の一発を浴びた。

◆巨人が競り勝ち、先発の戸郷が10勝目を挙げた。巨人は二回、1死からウォーカーが四球で出塁。続く中田の中前打で一、三塁とすると石川の左前適時打で先制した。中日に四回に同点に追いつかれたが、九回に中田が13号決勝ソロを放った。巨人の先発オーダーにずらりと右打者が並んだ。3番・丸を除き、投手を含めて実に8人。大胆な策は二回に奏功した。7月8日以来、約1カ月ぶりにスタメンに名を連ねた石川が先制の適時打を放った。「中田さんがチャンスをつくってくれて何とかかえしたいと思っていた。先制できてよかった」1死からウォーカーが四球を選び、中田は中前打で一、三塁と好機を広げた。続く石川が甘く入った直球を左前へ運び、ベンチに向かって拳を掲げた。中日の先発は高卒2年目左腕の上田。試合前までの被打率は左打者の・154に対し、右打者は・273と苦手にしていた。主力で左打ちの吉川や大城を外し、データに裏打ちされたオーダーだった。先発の戸郷は味方の援護を受けてアクセルを踏み込んだ。二回2死から4者連続三振。四回1死から岡林に中前打を浴びるまで一人の走者も許さない完全投球だったが、この回に3安打を集められて同点に追いつかれたが、8回を投げ12三振を奪うなど1失点で10勝目。九回2死から中田が値千金の決勝ソロを放ち、接戦をものにした。

◆巨人・中田翔内野手(33)が1―1の九回2死から劇的な13号決勝弾を放ち、戸郷翔征投手(22)へ記念すべき今季10勝目をプレゼントした。「打った瞬間、本当に〝切れないでくれ〟というのだけを願って打球を見ていました」と振り返った中田。昨季まで2年連続9勝に終わった戸郷は、通算8度目の〝10勝チャレンジ〟となったこの日も、8回138球、12奪三振1失点と好投。九回の攻撃は2者が凡退し、今回もお預けと思われた2死走者なしから、中田がマルティネスの高めの変化球を左翼席ポール際へほうり込んだ。九回裏は守護神・大勢が無失点で抑え、戸郷に10勝目(5敗)がもたらされた。中田は「本当に粘り強く投げていたので、なんとかしたいなという気持ちがあの打席はすごく強かった。9勝していたということで、それプラス気持ちも自分自身も高まっていましたし、いい結果になってくれてよかった」と笑顔を浮かべた。

◆1―1の九回2死から劇的な決勝弾を放った巨人・中田翔内野手(33)が試合後、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)に言及した。日本ハム時代の後輩がこの日、1918年のベーブ・ルース以来となる「2桁勝利、2桁本塁打」を達成したことについて「一番近くでアイツのすごさというものを見てきたので別に驚かないですけど、いちファンとして、もっともっと頑張ってくれるのを応援したい」と笑顔で明かした。ともに高卒ドラフト1位で2016年には中田が4番、大谷がエースとして日本ハムを日本一に導いた。

◆男の花は耐えて咲く。巨人・戸郷翔征投手(22)が、ついに〝10勝の壁〟を突き破った。高卒4年目で初の2桁勝利に破顔一笑した。「長かったですね。今年は(直球の)精度があまり落ちることなく、長いイニングを投げられている。それが10勝できた要因じゃないかな」138球を投げ抜き、8回5安打1失点で自己最多の12三振を奪った。同点の八回は2死満塁のピンチを背負ったが、5番・木下を149キロの直球で遊飛に仕留めた。直後の攻撃で中田が決勝ソロを放ち、待望の白星が舞い込んだ。過去2年は9勝止まりで、昨季は7月以降1勝と失速した。徹底的な走り込みでスタミナを強化し、持ち味の球威を追求。ブルペンでは全身の連動性を確認するためにスローモーションの投球を取り入れ、課題の制球も見直してきた。10勝への挑戦は通算8度目だった。原動力となったのはエースたちの言葉だ。菅野は「粘っていけば今年はいける」と背中を押してくれた。今夏の球宴では阪神・青柳に〝壁〟を突破する術を聞いた。「バッターの援護を待つだけ。ずっと死ぬ気で投げる」。説かれたのは、やはり忍耐力の重要性だった。最多勝を目標に掲げる右腕には、チームを高みに導く覚悟がある。「優勝に向かって全力で腕を振っていきたい」。次なる物語の幕が上がった。(鈴木智紘)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59411 0.590
(↓0.006)
-
(-)
42441
(+1)
390
(+4)
121
(-)
57
(-)
0.253
(-)
3.450
(↓0.01)
2
(1↑)
DeNA
48462 0.511
(↑0.006)
8
(↑1)
47336
(+3)
368
(-)
69
(-)
33
(-)
0.251
(-)
3.460
(↑0.04)
3
(1↓)
阪神
52512 0.505
(↓0.005)
8.5
(-)
38360
(-)
301
(+3)
67
(-)
79
(-)
0.239
(↓0.001)
2.540
(↑0.02)
4
(-)
巨人
50531 0.485
(↑0.005)
10.5
(↑1)
39405
(+2)
459
(+1)
122
(+1)
46
(-)
0.245
(-)
3.990
(↑0.03)
5
(-)
広島
49533 0.480
(↑0.005)
11
(↑1)
38405
(+4)
396
(+1)
62
(+1)
21
(+1)
0.256
(-)
3.470
(↑0.02)
6
(-)
中日
43551 0.439
(↓0.004)
15
(-)
44292
(+1)
362
(+2)
52
(-)
34
(-)
0.249
(↓0.001)
3.490
(↑0.02)