中日(☆3対2★)巨人 =リーグ戦15回戦(2022.08.09)・バンテリンドーム=
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巨人
1010000002700
中日
01101000X31300
勝利投手:柳 裕也(7勝8敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝2敗24S))
敗戦投手:メルセデス(5勝5敗0S)
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◆中日は1-2で迎えた3回裏、岡林の適時二塁打で同点とする。その後は、5回に1死一三塁からビシエドが適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・柳が6回2失点で今季7勝目。敗れた巨人は、先発・メルセデスが試合をつくれず、打線も4回以降2安打と振るわなかった。

◆巨人が4番岡本和真内野手(26)の6試合連続安打で先制した。1回2死二塁、中日柳の132キロのカットボールを右前へ先制適時打。「外のカットボールをしっかりと捉えることができました。先制できて良かったです」と喜んだ。試合前時点で柳との対戦成績は12打数6安打の打率5割で、2本塁打と得意としていた。第1打席の安打も6試合連続となった。

◆巨人グレゴリー・ポランコ外野手(30)が積極打法で適時二塁打を放った。1-1の3回2死一塁、中日柳の初球を強振。打球は一塁線を破り、一塁走者の丸が一気に本塁生還を果たした。直近のヤクルト3連戦で11打数5安打3本塁打の好調をキープしているポランコは「ゾーン内のボールをアグレッシブにいこうと思っていました。一塁線を抜けてくれて良かったし、マルさんが一塁から懸命に走ってくれて点につながってうれしいよ」と話した。

◆巨人が逆転負けを喫し、連勝は4で止まった。初回に岡本和真内野手の右前適時打で先制したが、先発のメルセデスがピリッとしない。2回に追いつかれ、3回に勝ち越し点をもらった直後にも1失点。5回に1点を勝ち越されたところで、被安打10の3失点で降板した。2番手の赤星以降の中継ぎ陣は無失点でつないだが、打線は4回以降は2安打無得点。7安打2得点とかみ合わず、惜敗した。▽巨人メルセデス(5回途中3失点で降板し、7戦連続勝ちなしの5敗目)「要所でボールが甘くなり打たれてしまい粘り切れなかった。長いイニングを投げられずチームに申し訳ない」▽巨人岡本和(1回2死二塁から先制適時打で6試合連続安打)「外のカットボールをしっかりと捉えることができた」

◆巨人が逆転負けを喫し、連勝が4で止まった。初回に4番岡本和の適時打で先制し、追いつかれた直後の3回にはポランコの適時二塁打で再びリードを奪った。だが、先発メルセデスが5回途中までに10安打を浴びて3失点で降板。打線も4回以降は2安打無得点と抑え込まれた。原監督は「ちょっと、打たれすぎだね。やっぱりなかなか、攻撃にもリズムが出てこないね」と振り返った惜敗にも光明はある。新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱していた今村、赤星、平内がそれぞれ無失点で1軍復帰戦を飾った。原監督は「上げてきた3人がいいスタートを切ってくれたな、というところがよかった」とうなずいた。連勝はストップし、5位広島にも0・5差に迫られた。つかみかけた上昇気配を手放さないためにも、指揮官は「また、切り替えて」と連敗阻止を誓った。▽巨人メルセデス(5回途中3失点で降板し、7戦連続勝ちなしの5敗目)「要所でボールが甘くなり打たれてしまい粘り切れなかった。長いイニングを投げられずチームに申し訳ない」▽巨人岡本和(1回2死二塁から先制適時打で6試合連続安打)「外のカットボールをしっかりと捉えることができた」

◆巨人の岡本和が一回に適時打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。2死二塁で柳の外角低めに逆らわず、ライナー性の強い打球を右前に運んだ。「外のカットボールをしっかりと捉えることができた」と先制の一打を振り返った。7日のヤクルト戦で80打席ぶりの本塁打を記録し「少しずつだが良くなっている」と復調気配を感じていた。7月20日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた後の隔離期間中も自宅で振り込みやトレーニングを継続。心配された実戦感覚の鈍りを感じさせず、4番打者の本来の姿を取り戻しつつある。

◆明るい表情が状態の良さを物語る。巨人・岡本和の本来の打棒が戻ってきた。一回2死二塁で先制の適時打を放ち、塁上で相好を崩した。「外のカットボールをしっかりと捉えることができた。先制できて良かったです」簡単な球ではなかった。柳が外角低めに投じたカットボールを踏み込んで捉え、逆らわずに右前へ。巧みな一打で6試合連続安打とした。7日のヤクルト戦(神宮)で7月6日以来、実に80打席ぶりの本塁打を放った。7月は打率・222、1本塁打、3打点と苦しんだが、「少しずつ良くなっている」と手応えをにじませていた。不振からの脱却を目指し、阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチから身ぶり手ぶりを交えた打撃指導を受けた。精神面の助言も受け、トンネルを抜け出そうとバットを振り込んだ。真夏に本領発揮してきた。レギュラーに定着した2018年8月に、打率・340、8本塁打、28打点と大暴れ。19年と21年も3割超の打率をマークしており、今季も猛打の予感が漂う。7月に新型コロナウイルスに感染し、隔離を余儀なくされた自室で素振りを繰り返した。もがき苦しんだ主砲が、猛暑に負けずギアを上げる。試合は中日打線に13安打を許し、逆転負け。連勝は4で止まった。(鈴木智紘)

◆巨人は競り負け、連勝が4で止まった。先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(28)が、五回途中10安打3失点で5敗目(5勝)を喫した。一回こそ三者凡退で抑えたが、二回以降は毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球だった。6月4日を最後に白星から遠ざかる助っ人は「要所でボールが甘くなり、粘り切れなかった。長いイニングを投げられずチームに申し訳ない」と肩を落とした。

◆中日がしぶとく競り勝った。1―2の三回に岡林の適時二塁打で追い付き、五回にビシエドの適時内野安打で勝ち越した。柳は6回を7安打2失点で約1カ月ぶりの7勝目を挙げた。巨人はチャンスを生かせず、連勝は4で止まった。

◆新型コロナウイルスに感染して離脱していた巨人・平内龍太投手(24)が戦列復帰し、1回を無失点に抑えた。勝ちパターンを担ってきた右腕は、1点を追う七回に4番手で登板。先頭の岡林に単打を許したが、続く阿部からのクリーンアップを150キロ超の直球で押して打ち取った。同様に離脱していた今村と赤星も復帰。今村は1回、赤星は?回を無失点だった。桑田投手チーフコーチは「復帰3人組がしっかりと投げてくれた。非常に心強いリリーフ陣になってきている」と評価。原監督は「3人がいいスタートを切ってくれたところがよかった」と安堵(あんど)した。

◆守りからリズムをつくれなかった。4位の巨人の連勝は4でストップ。原辰徳監督(64)は、4回?を3失点で10安打を浴びたメルセデスに注文を付けた。「ちょっと打たれすぎだね。やっぱりなかなか、攻撃にもリズムが出てこないね」序盤は1点ずつを小刻みに奪い合う接戦だったが、メルセデスの制球が甘く、打ち込まれた。左腕は開幕4連勝後、5月以降は11試合で1勝5敗と不調が続いており、「要所で球が甘くなり、粘り切れなかった。長いイニングを投げられずチームに申し訳ない」と悔しがった。一方、重要な場面での救援を任されてきた平内、今村、赤星の3投手が新型コロナ感染から復帰登板し、それぞれ無失点。敗戦の中にも光はあった。(谷川直之)

◆中日の岡林が3年目で初のシーズン100安打をマークした。三回1死一塁で左翼線に同点二塁打を放つと、七回は初球の152キロ速球を中前に運んで大台に乗せた。「1軍で出続けるのは1年目で未知の世界。残りの試合も一打席一打席大事にやっていきたい」と慢心はなかった。今季欠場は1試合だけで首脳陣の期待に応える打撃を見せている。安打が出なかったここ3試合は「トップが浅くなっていた」と分析。すぐに修正し、2安打につなげた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59401 0.596
(↓0.006)
-
(-)
43440
(-)
386
(+2)
121
(-)
57
(+1)
0.253
(↓0.001)
3.440
(↑0.02)
2
(-)
阪神
52502 0.510
(↓0.005)
8.5
(-)
39360
(+2)
298
(+3)
67
(-)
79
(-)
0.240
(↓0.001)
2.560
(-)
3
(-)
DeNA
47462 0.505
(↑0.005)
9
(↑1)
48333
(+3)
368
(+2)
69
(-)
33
(-)
0.251
(-)
3.500
(↑0.01)
4
(-)
巨人
49531 0.480
(↓0.005)
11.5
(-)
40403
(+2)
458
(+3)
121
(-)
46
(-)
0.245
(↓0.001)
4.020
(-)
5
(-)
広島
48533 0.475
(↑0.005)
12
(↑1)
39401
(+2)
395
(-)
61
(-)
20
(-)
0.256
(-)
3.490
(↑0.04)
6
(-)
中日
43541 0.443
(↑0.005)
15
(↑1)
45291
(+3)
360
(+2)
52
(-)
34
(-)
0.250
(↑0.001
3.510
(↑0.01)