中日(★0対1☆)DeNA =リーグ戦15回戦(2022.08.06)・バンテリンドーム=
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DeNA
0000000011600
中日
0000000000800
勝利投手:入江 大生(2勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗23S))
敗戦投手:R.マルティネス(2勝2敗23S)
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◆DeNAが投手戦を制した。DeNAは両軍無得点で迎えた9回表、2死一三塁の好機から牧の適時二塁打が飛び出し、試合の均衡を破った。投げては、3番手・入江が今季2勝目。敗れた中日は、先発・小笠原が8回無失点の快投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆DeNA坂本裕哉投手(25)が、今季初勝利をかけ、6日の中日戦に先発する。前回登板の7月22日の阪神戦では4回2失点。約2週間ぶりの先発に向け「フォームのバランス修正だったり、その中での力の入れどころを意識して、修正してきました」とテーマを持って、調整した。今季は開幕ローテーション入りしたが、6試合の登板で0勝3敗、防御率6.11。中日小笠原との左腕対決で、待望の初勝利を目指す。

◆DeNAは45勝45敗2分け。DeNAの貯金1は4月1日が最後だが、それ以降に勝率5割で臨んだ試合は、4月5日阪神戦●、12日巨人戦●、22日広島戦●、7月19日中日戦●、22日阪神戦●と5戦5敗。6度目のチャレンジで4カ月ぶり貯金を目指す。

◆DeNA砂田毅樹投手(27)が6日、出場選手登録を抹消された。7月15日に登録された後、2試合に登板し、2回を無失点だった。この日の中日戦に先発する坂本裕哉投手(25)が登録された。また、神里和毅外野手(28)は、脳振とうの特例措置の対象選手で抹消された。

◆DeNA三浦大輔監督(48)が、中日土田の二塁へのスライディングに対し、リクエストを要求したが、認められず、試合が再開された。7回無死一塁、中日小笠原の投前のバントを京山が二塁に送球。ショートバウンドで捕球した大和と土田が二塁ベース上で交錯した。津川球審は「三浦監督より、セカンドのスライディングがボナファイド、危険なスライディングじゃないかというリクエストがありましたが、危険なリクエストとは判断せず、アウトとして、試合を再開します」と場内に丁寧に説明した。ボナファイドルールを巡っては、3日の巨人-阪神戦(東京ドーム)で、梅野の遊ゴロで一塁走者だった熊谷が、二塁ベース上で巨人吉川と接触した。きわどいタイミングに阪神矢野監督がリクエストを要求すると、巨人原監督も二塁へのスライディングに対し、リクエストを要求。"ダブルリクエスト"の結果、ボナファイドルールが適用され、打者走者もアウトとされた。

◆DeNAが中日に競り勝ち、三浦大輔監督(48)が監督通算100勝目を飾った。0-0で迎えた9回2死一、三塁、牧秀悟内野手(24)が値千金の決勝の適時二塁打を放ち、指揮官にメモリアル勝利を贈った。守っては、先発坂本が5回無失点と好投し、6回以降は京山、入江、山崎とリレーした。チームは、6度目の挑戦で4月1日以来、約4カ月ぶりの貯金生活に入った。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が決勝の適時二塁打を放ち、三浦大輔監督に通算100勝目となるメモリアル勝利をプレゼントした。0-0で迎えた9回2死一、三塁、中日の守護神R・マルティネスから値千金の一打をマークした。チームは6度目の挑戦で4月1日以来、約4カ月ぶりの貯金生活に入った。牧はベース上で右手を高々と掲げ、最高潮に盛り上がるベンチの称賛に応えた。0-0で迎えた9回2死一、三塁。中日の守護神R・マルティネスから、値千金の決勝の適時二塁打を放った。「甘いボールじゃなかったですし、何とか食らいついていけた」。カウント1-2から、球界を代表する守護神のスプリットを右中間にはじき返した。牧 ピッチャーがすごく頑張ってくれていましたし、関根さんが体を張って、(死球で)出塁してくれたので、何とか点を取りたいという気持ちでした。チーム全体が勝ちに向かっていく中で打てました。自身の一打で、開幕4番を託してくれた三浦監督のメモリアル勝利を飾った。オープン戦中の3月上旬、指揮官から掛けられた言葉は「4番でいくぞ。ドッシリと構えてくれたらいい」。6月に打率2割7厘と不振に陥っても、オースティンが1軍合流しても「4番は牧です」と貫く信頼に結果で恩返しした。9回を締めた山崎から監督室でウイニングボールをプレゼントされた三浦監督は「4番が決めてくれた。さすが、勝負強いです。みんなでつないでつないで、無失点で打線も1点取って、持ってきてくれました。家に飾りたいと思います」と笑顔。殊勲打の牧は「うれしいです。記念になればいいかなと思います」とかみしめた。チームにとって、6度目の挑戦で4月1日以来、約4カ月ぶりの貯金生活に入った。シーズン序盤は新型コロナウイルス感染者の大量離脱などで苦しんだが、7月に10勝7敗2分けと盛り返し、後半戦は4連勝スタート。三浦監督は「まだまだですよ。貯金1で満足していられないですし、明日も試合があるわけですから。ここから1個1個積み重ねていく作業だと思います」とさらなる"反撃"を誓った。【久保賢吾】○...坂本裕哉投手が、5回無失点と粘りの投球で試合を作った。課題の打線の2巡目の4回に2死満塁のピンチを背負ったが、土田を二ゴロ。要所で丁寧にコーナーを突いた。「調子自体あまり良くありませんでしたが、嶺井さんがうまくリードしてくれたおかげで無失点に抑えることができました」と感謝した。

◆DeNA三浦大輔監督(48)が、監督通算100勝を達成した。開幕ローテに入れた坂本が5回無失点と好投。開幕4番を託した2年目の牧が決勝打を放ち、9回は守護神を任せた山崎が23セーブ目で締めた。就任1年目の昨季は、54勝73敗16分けでリーグ最下位で終了。「横浜反撃」を掲げた今季は46勝45敗2分けで、節目の100勝に到達した。監督室で山崎からウイニングボールをプレゼントされた三浦監督は「みんなでつないでつないで無失点で、打線も1点を取って。家に飾りたいと思います」と大事に握り締めた。

◆DeNA山崎康晃投手(29)が9回を無失点で締め、三浦監督に監督通算100勝目のウイニングボールをプレゼントした。1点を勝ち越した直後の9回に登板。3者凡退でねじ伏せ、今季23セーブ目を挙げ、通算200セーブにあと7に迫った。試合後、向かったのは監督室だった。直接、三浦監督に記念球を手渡し「うれしかったですね。もっともっと勝っていく監督なので、小さなボールになればいいと思っています」と笑顔で話した。山崎にとって、かつては自主トレをともにするなど、尊敬する特別な存在。「思いを込めてセーブを挙げられたこともそうですし、1点を守り切った試合で節目を飾れてよかったです。本当に迷惑かけてばっかりですけど...。横浜をずっと引っ張ってもらっている名将だと僕は思っています。100勝に少しだけ携われて、良かったなと思いますね」とかみしめた。

◆DeNA三浦大輔監督(48)が、監督通算100勝を達成し、ツイッターでは「三浦大輔」などDeNAの関連ワードが次々とトレンド入りした。9回2死一、三塁で値千金の決勝打を放った牧の関連では「#牧秀悟」「神奈川の牧」やオールスターで実施した特別企画「#牧が好きだと叫びたい」などが入った。0-0の9回、先頭で死球で出塁した関根の「関根くん」も入った。

◆中日が今季18度目の0封負けを喫し、連敗が「4」に伸びた。先発小笠原慎之介投手(24)が8回3安打無失点と好投。0-0の9回に守護神R・マルティネスを投入したが、DeNA牧に決勝二塁打を許し敗れた。今季のDeNA戦通算成績は2勝12敗1分け。今季勝ち越しはなくなり、7日に引き分け以下だと負け越しが決まる。立浪監督の試合後の一問一答は以下の通り-同点でR・マルティネス投入も打たれた「点を取れるチャンスは何回かあった。あと1本が出るか出ないかの差を最後に見せられた。早い回で(点を)取っていれば、小笠原も頑張っていただけに、打線がちょっと見殺しにしてしまった」-DeNA先発坂本を右打者が攻略できなかった「チャンスはあった。いいようにリードされて、やられていると、昨日、今日の試合目につく。技術的なところでうまくいかないなら、もっと狙い球を絞らないといけない。絞ってはいるんでしょうけど。打ちに行ったところですかされて、おっつけにいったときにドンと来られる。その辺じゃないかなと思う」-小笠原の降板タイミングは「(8回2死二塁の)最後のピンチをしのいで本人は当然いきたかったと思う。何とか(9回は)ライデルでいって裏の攻撃でサヨナラを狙いにいった」-小笠原の内容は良かったが「前回、勝ってますし、いい投球をして、勝ちをつけてあげられなかったのが一番、残念なところ。終盤の粘り、球威も落ちなかった。これに勝ちがつけばさらに成長する。確実に成長している」-R・マルティネスは先頭打者を出した(死球)「1点もあげてはいけないところで、先頭を出すと神経も使う。ずっと調子が良かったが、球の走りとか、フォークボールもあんまり落ちてない。彼しか抑えはいない」-新外国人のレビーラがマルチ安打「見ていて、正直期待できるような。粗さもあるが、何とか早く日本の投手にに慣れて欲しい」-ビシエドが併殺含むゴロ4つの無安打「DeNA戦は特に勝負どころで、内角を攻められている。そこの克服がね。スタイル変えていかないと克服できないのかな」-DeNAに勝ち越しがなくなった。「3、4番に試合を決める一打を打たれている。そこだけだと思う」

◆DeNA山崎康晃投手(29)が、1回をパーフェクト投球で締め、今季23セーブ目を挙げた。この日で440試合目の登板で、「大魔神」佐々木主浩氏(日刊スポーツ評論家)の球団在籍時の登板数を超えた。山崎は「偉大な先輩の記録なので光栄ですし、いつかは存在を超えられるような、そこを目指してお立ち台でああいうふうに言ったので。大きな背中ですけど、追いかけながら頑張っていきたいです」と力を込めた。

◆DeNA山崎康晃投手(29)が9回を締め、三浦監督に通算100勝目のウイニングボールを渡した。1点を勝ち越した直後の9回に登板。3者凡退で今季23セーブ目を挙げた。「うれしかったです。もっともっと勝っていく監督なので、小さなボールになればいいなと思っています」と笑顔。この日は440試合目の登板で、「大魔神」佐々木主浩氏(日刊スポーツ評論家)の球団在籍時の登板数を超えた。

◆DeNAが4連勝。0―0の九回2死一、三塁から牧が適時二塁打を放って均衡を破った。3番手の入江が2勝目、山崎が23セーブ目を挙げた。中日は4連敗。小笠原が8回を無失点と好投したが、九回にR・マルティネスが打たれた。

◆DeNAは抑えの山崎が1点リードの九回に登板し、三者凡退で23セーブ目。通算200セーブに残り7と迫った。「みんなの思いをマウンドで表現できた。1点を守るために一生懸命パフォーマンスできた」とうなずいた。後半戦は最速150キロ超の直球がほとんどで、大島から空振り三振を奪った直球は153キロを計測。力投で三浦監督の通算100勝を演出し、「うれしかった。思いも込めてセーブを挙げられた」と喜んだ。

◆4連勝で貯金の壁を越えた。DeNA・牧秀悟内野手(24)が0―0の九回2死一、三塁で右中間への決勝二塁打を放ち、チームを4月1日以来となる貯金「1」に導いた。「関根さんが体を張って出塁してくれた。何とか前に飛ばそうと思っていた。仕事ができたかなと思います」九回先頭の代打・関根が死球で出塁すると、続く桑原が犠打を決めて1死二塁。三浦監督は2番楠本に代打・オースティンを送り、攻めの意思表示。三振に倒れたが、佐野の一塁内野安打で好機を拡大し、4番が仕留めた。開幕7試合目の4月1日に4勝3敗で貯金1としたが、以降は勝率5割以上の壁を破れなかった。その後、勝率5割で臨んだ試合は5戦5敗と跳ね返されてきたが、6度目の貯金チャレンジで127日ぶりの貯金を積み上げた。就任2年目の三浦監督は監督通算100勝目。試合後に監督室で抑えの山崎から記念球を受け取った。「みんながつないで持ってきてくれました。家に飾りたいと思います」と口角が上がった。後半戦4連勝と上向きのチームに牧も「勝つことが大事。そこ(上位浮上)に向けてすごくいい勢いでやれているのかなと思います」とベンチの雰囲気を誇った。DeNA打線の中心に座る牧の存在感が、輝きを増してきた。(横山尚杜)■データBOX?DeNAが46勝45敗2分けで貯金1となった。貯金1は今季最多タイで4月1日以来。6月27日時点では最多9あった借金が、同28日以降17勝7敗2分けと勝ち越し。DeNAが借金9以上を完済して貯金を作ったのは、2019年(最多借金11→最多貯金9、同年の最終順位は2位)以来3年ぶり。?三浦監督が監督通算100勝目(118敗、18分け)を挙げた。DeNA(前身を含む)の監督で通算100勝以上を挙げたのは別当薫(494勝)、三原脩(461勝)、ラミレス(336勝)らに続き17人目。?スコア1-0での勝利は、5月27日の西武戦(大貫-エスコバ-山崎の継投、ベルーナドーム)以来、今季4度目。シーズン4度以上マークしたのは17年(6度)以来5年ぶり。バンテリンドームでは3月31日(浜口-山崎の継投)以来2度目。同球場でシーズンに複数回記録したのは、1997年(3度)以来25年ぶり。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59381 0.608
(↓0.007)
-
(-)
45436
(+2)
377
(+3)
120
(-)
56
(-)
0.254
(↓0.002)
3.440
(-)
2
(-)
阪神
51492 0.510
(↓0.005)
9.5
(-)
41351
(+5)
290
(+6)
65
(-)
79
(+3)
0.239
(↑0.001)
2.540
(-)
3
(-)
DeNA
46452 0.505
(↑0.005)
10
(↑1)
50330
(+1)
361
(-)
69
(-)
33
(-)
0.252
(-)
3.500
(↑0.04)
4
(-)
巨人
48521 0.480
(↑0.005)
12.5
(↑1)
42394
(+3)
451
(+2)
118
(+1)
46
(+1)
0.246
(-)
4.020
(↑0.02)
5
(-)
広島
47523 0.475
(↑0.006)
13
(↑1)
41394
(+6)
388
(+5)
59
(-)
19
(-)
0.255
(↑0.001)
3.490
(↓0.01)
6
(-)
中日
41541 0.432
(↓0.004)
17
(-)
47283
(-)
358
(+1)
51
(-)
34
(+1)
0.249
(-)
3.560
(↑0.03)