オリックス(☆5対2★)日本ハム =リーグ戦17回戦(2022.08.05)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:竹安 大知(1勝0敗0S)
(セーブ:ワゲスパック(2勝5敗3S))
敗戦投手:ポンセ(2勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】宗 佑磨(2号・4回裏ソロ),杉本 裕太郎(14号・6回裏3ラン)

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◆オリックスは1点を先制された直後の4回裏、宗のソロで同点とする。その後は勝ち越しを許すも、6回に杉本の3ランなどで4点を挙げ、逆転に成功した。投げては、先発・竹安が6回2失点の好投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、先発・ポンセが6回に崩れた。

◆日本ハム今川優馬外野手(25)と万波中正外野手(22)の"見つめ合い"にファンがクスクスとざわついた。1回の守備。オリックス福田の右中間への飛球で、中堅今川と右翼万波は同時に「ガーリー(自分が捕る)」と、声を出して落下点へ。ゆっくりとお互いが近づき、あわや衝突かと思われたが、今川が引いて万波が無事に捕球した。その瞬間、お互いがお互いの顔を見ること約3秒。今川は苦笑いし、万波はやや驚きの表情。場内は一瞬の静寂の後、妙に長く感じた2人の見つめ合いに思わずクスクスと笑い声も混じったざわめきが起きていた。

◆ラオウの昇天弾で連敗ストップだ!オリックス杉本裕太郎外野手(31)が、1点を追う6回無死二、三塁からレフトスタンドへ逆転14号3ランを放った。「3、4番(中川圭、吉田正)がいい形で回してくれたチャンスの場面。なんとか最低でも犠牲フライでランナーをかえそうと思っていたので、最高の結果になってくれてよかったです!」捉えた瞬間にスタンドインの手応えがあったようで"確信歩き"のまま白球を見届けた。ファンの喜ぶ顔が見たい-。その一心で、バットを振る。「この3連戦、僕のボブルヘッド(付きチケット販売)が配られているので、打ててよかったです!」。ファンに愛される男は、自身のPRも忘れない。先発竹安大知投手(27)が6回2失点の粘投で、今季初勝利。連敗を3でストップさせ、本拠地のファンから拍手を浴びた。【真柴健】

◆日本ハムは逆転負けで連勝が止まった。前夜はソフトバンクと札幌ドームで延長12回まで今季最長の4時間57分というロングゲームを戦い、この日は札幌から大阪への移動ゲーム。5回までに1点リードしたが、6回に先発コディ・ポンセ投手(28)が崩れて逆転を許し、2時間42分で敗戦となった。BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)の試合後の主な一問一答は以下の通り。-先発ポンセが6回につかまったちょっとバテたのかな。(14号逆転3ランを浴びた)杉本くんの初球に投げたボール(チェンジアップ)。あそこは、もったいなかった。彼は、ああいうボールは強いからね。-4日ソフトバンク戦で中継ぎ6投手を起用。ポンセには1イニングでも長く投げてもらいたかったね。あそこで1発浴びてなかったら、ポンポンポンとノっていくかもしれないし。これは結果論なので。ちょっと分からない。(9回にリクエストでプロ初安打がアウトに覆った片岡のプレーについて、自ら切り出す)あれ、ヒットにしてよ。ヒットでいいでしょう。-すでにボールも回収していたが...投げたもん。シュッと。-一塁へのヘッドスライディング。片岡の気持ちは出ていたああいう打球は自然にヘッドスライディングする。体が反応して。でも次、きれいなヒットで、いいスタートを切ってもらえたら気持ちいいから。-今季は京セラドーム大阪で7戦7敗...全然、興味ない。明日、明日。

◆日本ハム先発コディ・ジョー・ポンセ投手が来日ワーストの5失点を喫した。1点リードの6回、先頭からの安打と二塁打で無死一、二塁。ここで杉本に逆転3ランを献上した。チームは前夜、延長12回の大激戦。リリーフ陣の負担を考慮し長いイニングを期待されていたが、6回10安打5失点で3敗目。それでも「失投を何球か投げてしまい、それをうまく捉えられてしまった。次回登板に向けて切り替え、準備をしていきたい」と前を向いた。

◆ラオウの一撃で"なかよすぎ三銃士"が、ほほえましく拳を突き上げた。オリックス杉本裕太郎外野手(31)が、1点を追う6回無死二、三塁から左翼席へ逆転14号3ランを放った。「(中川)圭太と(吉田)正尚がチャンスで回してくれた。元々パワーはある。ちゃんと(バットに)当たらん...っていうのが僕の最大の課題。後ろに宗がいたので、最低、犠牲フライを打てばいいやという楽な気持ちでいけました」ポンセの初球139キロチェンジアップを完璧に捉え、渾身(こんしん)の昇天ポーズを披露。後ろで中川圭、吉田正も満面の笑みで拳をかかげ、スタンドのファンを沸かせた。名字の頭文字をもじった"なかよすぎ三銃士"は、この日で23度目のクリーンアップを組んだ。逆転3ランを生んだ6回は、先頭の中川圭が右安打、続く吉田正が左中間二塁打でお膳立て。ラオウ杉本が一撃必殺で主役の座をゲットした。中嶋監督は「クリーンアップが3連打で一気にひっくり返したというのが非常に大きい。チームに『いける!』という雰囲気出ますよね」と絶賛した。これで連敗を3で止め、8月初勝利。本拠地の開催イベント「Bs夏の陣」の初陣を白星で飾った。順位は4位ながら貯金は2。まだまだ上位進出を狙える。ラオウはお立ち台に自身のボブルヘッド人形を持参。限定人形が手に入るチケットが、この3連戦で販売され「ゲットできた方は僕のボブルヘッドと一緒に寝てください!」と場内を盛り上げた。残り41試合。"なかよすぎ三銃士"が、いい夢を見せる。【真柴健】

◆ラオウの一撃で"なかよすぎ三銃士"が、ほほえましく拳を突き上げた。オリックス杉本裕太郎外野手(31)が、1点を追う6回無死二、三塁から左翼席へ逆転14号3ランを放った。もう、あんな暗い顔は見たくない。ラオウの笑顔が、チームを救っている。オリックス杉本裕太郎外野手(31)は春先、極度の打撃不振に陥った。一時は打率が背番号99に並ぶ、9分9厘。本人は「正直、今は野球が楽しくない...」と吐露し、周囲からも"2年目のジンクス"とはやされた。とはいえ、昨季25年ぶり悲願Vに導いた本塁打王。きっかけさえあれば立ち直れる...。そんな4月下旬。新型コロナウイルスに感染してしまった。「野球の神様に『しばらく野球すんな』と言われてる気がした。だから...。あの期間は野球から離れてみた」。隔離中、1軍の試合は映像でチェックしたが、それ以外は野球関連の話題を頭から消した。人気アニメ「HUNTER×HUNTER」に少年のように熱中し、良い切り替えができた。「ゼロからスタートやなと思ったんです」。言葉通り、戦列復帰後は打率2割9分2厘、13本塁打。ラオウはまだ、死んでいなかった。【オリックス担当=真柴健】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】初日を迎えたオリックス恒例のBs夏の陣2022。ミリタリーカラーに包まれたBsGirls2022とナインが打ち勝ちまず1勝。夏の陣、好スタートです。

◆竹安が6回6安打2失点の粘投で今季初勝利をつかんだ。「目の前のバッターを1人1人。一生懸命、腕を振って、アウトを取っていこう」と臨み、リズム良く無四球で粘った直後、ラオウに逆転弾の援護をもらった。中嶋監督は「いつもの竹安らしいと言いますか、要所をしっかり締めていく。なかなか良いと思います」と褒めた。

◆日本ハム近藤健介外野手(28)が5日、オリックス17回戦(京セラドーム大阪)で足の張りを訴えて8回の守備から途中交代した。新庄剛志監督(50)は試合後に「足がちょっと張っていたんじゃないですかね。たぶん疲れもある。(前夜にプレーした)札幌ドームは足に結構疲労がたまるから」と説明。この日も7回の左翼守備でダイビングキャッチするなど好守を見せていたが、大事を取って途中交代となったようだ。

◆守備の名手日本ハム谷内が、バットで奮起した。同点の1-1で迎えた5回1死一塁、「自分の可能性が広がった」という右中間真っ二つの適時二塁打で一時、勝ち越した。ヤクルトから移籍し今年で4年目となるが、最多となる4打点目をマーク。主力を欠くチームで「第1は個人のトライアウトですけど、チームとしても目の前の試合をしっかり勝てるように」と、スーパーサブが猛アピールした。

◆日本ハムは逆転負けで京セラドーム大阪では昨季から8連敗となった。5回まで1点リードも、6回に先発ポンセが崩れた。延長12回まで今季最長4時間57分を戦った一夜明けは、札幌から大阪への移動ゲーム。新庄監督も「(前夜は中継ぎ6投手を)使っていたからね」とブルペンを温存し、ポンセに長いイニングを期待したが、中盤でもくろみが外れた。2時間42分での敗戦に「明日、明日」とBIGBOSSは前を向いた。

◆前日4日はソフトバンクとの4時間57分の激闘の末、今季98試合目にして初の引き分けとなった日本ハム。新庄監督は「あんな長いゲーム初めてじゃないかな? で、(札幌から大阪への)移動試合。最高じゃないですか?」と苦笑まじりに話したが、どうしても譲れない一戦でもあった。8月5日は「最愛の人」と言い切る父・英敏(享年70)の命日。2011年に食道がんで天国に旅立ってから、11年が経過した。監督就任後も、事あるごとに父との思い出話を披露してきた。今春キャンプ前には「選手がエラーして下向いてふて腐れたり、チンタラしていたら、すぐに2軍に落とす。その辺はやっぱ昭和の血が騒ぎますね。親父が合気道の先生だったから、そういうところは許せない」と話した。福岡・西日本短大付高時代は毎日のように練習を見に来てくれた。米大リーグ、メッツ時代には〝ニューヨークの摩天楼〟エンパイア・ステート・ビルを2人して見上げた。父がもう長くは生きられないと知ると、高知県内の病院から連れ出して、大好きな酒を振舞った。自著の中でも「おやじは僕をプロ野球選手にさせたかった。そして、僕は真剣に向き合われると、やっぱり応えたくなる人間。だから、おやじのおかげでプロ野球選手になれたというのは、その通りだ」と記している。試合は四回1死二、三塁から今川の左犠飛で先制。1―1に追いつかれた五回には、谷内の適時二塁打で2―1と勝ち越した。

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(31)が、逆転の14号3ランを放った。「3、4番がいい形で回してくれたチャンスの場面でしたし、なんとか最低でも犠牲フライでランナーをかえそうと思っていたので、最高の結果になってくれてよかったです!」1─2の六回だ。3番の中川圭、吉田正の連打で無死二、三塁の好機。日本ハム先発のポンセが投じた初球、139キロのチェンジアップを完璧にとらえ、左中間3階席に運んだ。この日から夏の恒例イベント「Bs夏の陣2022 supported by DmMiX」がスタート。「この3連戦、僕のボブルヘッド(付きチケット販売)が配られているので、打ててよかったです!」とアピールした。

◆オリックスが連敗を3で止めた。0―1の四回に宗が2号ソロ。1―2の六回は杉本の14号3ランで逆転し、若月も適時打を放った。竹安が6回6安打2失点で今季初勝利。日本ハムはポンセが来日ワーストの5失点で3敗目を喫した。

◆日本ハムはポンセが六回に杉本の3ランなどで4点を献上して逆転を許した。4日に12回の延長戦を戦って救援陣が疲弊しており、できる限り長い回を投げてもらいたいというもくろみが崩れた新庄監督は「あそこで一発が出ていなかったら乗っていく可能性もあった。これは結果論なので」と言いつつ悔しそうだった。京セラドームでは今季7戦全敗。「全然興味ない。明日明日」と気持ちを切り替えた。

◆3年目の日本ハム・片岡奨人外野手(24)が途中出場し、2―5の九回1死からワゲスパックのグラブをはじく二塁への打球を放った。一塁に猛然とヘッドスライディング。微妙なタイミングながら判定は「セーフ」だったが、オリックス・中嶋監督からのリクエストで「アウト」に覆った。プロ13打席目での待望の初安打は幻に終わり、新庄監督は「あれ、ヒットにしてよ。ヒットでいいでしょ?」と苦笑い。それでも「次、きれいなヒットでプロのスタートを切ってもらえれば...」と期待の若手にエールを送った。

◆オリックスの竹安が今季3試合目の先発で6回を6安打2失点で乗り切り初勝利を挙げた。1―2の六回に味方が杉本の3ランなどで逆転して白星をつかみ「本当に打者の方々に感謝です」と?を緩めた。多彩な変化球をテンポ良く投げ込み、5三振を奪った。四、五回は先頭打者に安打されてピンチを招いたが、連打は許さず1点ずつで粘った。山岡、椋木ら先発投手陣が新型コロナウイルス感染で離脱した穴を埋め「ここからアピールして、優勝に貢献できるように頑張る」と力強く言った。

◆8月初黒星を喫した日本ハム・新庄剛志監督(50)は「(先発のポンセは)六回はちょっとバテたかな」と逆転された場面を振り返った。指揮官にとって、8月5日は特別な日だった。「最愛の人」と言い切る父・英敏(ひでとし)さん(享年70)の命日。2011年に食道がんで天国に旅立ってから、11年が経過した。福岡・西日本短大付高時代は毎日のように練習を見に来てくれた。米大リーグ、メッツ時代には〝ニューヨークの摩天楼〟エンパイア・ステート・ビルを2人で見上げた。父がもう長くは生きられないと知ると、高知県内の病院から内緒で連れ出して、大好きな酒を振る舞った。チームに浸透させた初球攻撃も小学校時代に受けた父の教え。「明日、明日」。超ポジティブ思考ももちろん父譲りだ。(東山貴実)

◆勝負の夏を最高の形でスタートした。オリックス・杉本が決勝の14号3ラン。豪快な一発でチームを逆転勝ちに導き、連敗を「3」で止めた。「(中川)圭太と(吉田)正尚がチャンスで回してくれて、最低でも犠牲フライを打てばいい、後ろに宗もいる...と楽な気持ちで打席に入りました。うまくゴロにならず、打球を上げられたのでうれしかったです」1─2の六回だ。3番・中川圭、4番・吉田正の連打で作った無死二、三塁。ポンセの初球139キロのチェンジアップを完璧に捉え、左中間3階席へ突き刺した。中嶋監督は「なかなか出なかったクリーンアップの3連打が出てくれたら、チームに勇気が出る。なんとかいけるという空気を作ってくれる。本当に大きな連打」とたたえた。この日から夏の恒例イベント「Bs夏の陣2022 supported by DmMiX」が始まった。さらに今回の日本ハム3連戦(京セラ)では杉本のボブルヘッド人形付きチケットが販売中。営業面でも試合でも〝主役〟となった大砲はお立ち台で「ゲットできた方は、僕のボブルヘッドと一緒に寝てください」とPRした。「新しいユニホームで活躍して、いい思い出になるようにしたいです」イベント期間中はカーキブラウンの特別ユニホームを着用。「バテてくるので、バテたときこそ筋トレして、出力が落ちないように」とウエートトレで付けたパワーを生かし、リーグ連覇へ向けて、戦い続ける。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
54442 0.551
(↑0.009)
-
(-)
43335
(+7)
292
(+5)
83
(+4)
49
(+2)
0.228
(-)
2.470
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
48442 0.522
(↑0.006)
3
(↓0.5)
49345
(+10)
314
(+6)
67
(+3)
53
(+2)
0.253
(↑0.001)
3.070
(↑0.02)
3
(1↓)
楽天
48452 0.516
(-)
3.5
(↓1)
48360
(+13)
318
(+8)
68
(+7)
69
(+2)
0.250
(↑0.002)
3.220
(↓0.02)
4
(-)
ORIX
52500 0.510
(-)
4
(↓1)
41326
(+7)
322
(+5)
52
(+2)
46
(-)
0.243
(↑0.001
2.800
(-)
5
(-)
ロッテ
47501 0.485
(↓0.01)
6.5
(↓2)
45322
(+4)
361
(+14)
60
(+1)
93
(-)
0.226
(↓0.001)
3.240
(↓0.08)
6
(-)
日本ハム
40581 0.408
(↓0.004)
14
(↓1.5)
44322
(+5)
366
(+8)
78
(+1)
66
(+2)
0.232
(↓0.001)
3.480
(↓0.01)