中日(★2対4☆)DeNA =リーグ戦14回戦(2022.08.05)・バンテリンドーム=
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DeNA
0010120004700
中日
0000020002600
勝利投手:大貫 晋一(8勝4敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗22S))
敗戦投手:大野 雄大(4勝7敗0S)
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◆DeNAは3回表、楠本の適時打で1点を先制する。その後は5回に嶺井の適時打、6回には宮崎の適時二塁打が飛び出すなど、試合を優位に進めた。投げては、先発・大貫が6回2失点の好投で今季8勝目。敗れた中日は、打線が6回の2得点のみと振るわなかった。

◆3日のヤクルト戦(神宮)でセ・リーグタイ記録の1試合6安打を放った中日大島洋平外野手(36)の連続打席安打は「6」で止まった。「1番・中堅」で先発出場した大島は、初回DeNA先発大貫の初球から積極的バットを出したが、カウント1ボール2ストライクからの5球目に死球。連続打席安打の継続はならなかった。3回2死走者なしでまわった第2打席は二ゴロに倒れ、連続打数安打も「6」で止まった。中日では阿部が6月28日巨人戦の2打席目から8打席連続ヒットを放ちチーム記録を更新したばかり。連続打席安打の記録は91年レイノルズ(大洋)の11打席がある。連続打数安打は、球団では過去に51年西沢、05年ウッズ、18年には大島が「8」を記録していたが、タイ記録到達はならなかった。打席と打数 打席は打者が打撃を行い、自身がアウトとなるか、塁に達した場合の記録。打席数から四死球、犠打、犠飛、打撃妨害、走塁妨害の数を除いたもの。

◆DeNA大貫晋一投手(28)が、痛烈な打球を右翼へはじき返したが、中日岡林の強肩でライトゴロに倒れた。4点リードの6回2死二、三塁、カウント1-2からの6球目を捉え、追加点かと思われたが、相手の好守に阻まれた。

◆DeNAが、中日に競り勝ち、3連勝で勝率5割に復帰した。3回に神里の内野安打を起点に、楠本が先制の適時打をマーク。5回にも神里の左翼への飛球を中日レビーラが目測を誤る形で三塁打とし、嶺井の適時打でリードを広げた。6回にも、無死二、三塁から宮崎が中越えの2点適時二塁打を放ち、中日大野雄大を6回4失点でKOした。投げては、先発の大貫が6回2失点で今季8勝目を挙げた。7回からは伊勢、エスコバー、山崎の「勝利の方程式」でリードを守り抜いた。

◆中日リードオフマン大島の連続打席安打、連続打数安打が「6」で止まり、DeNAに今季11敗目を喫した。初回大島の死球出塁からの1死一、二塁もビシエドが併殺で無得点。1点を追う5回先頭神里の飛球を左翼レビーラが捕球ミスし三塁打に。そこから痛恨の2点目を献上し、先発大野雄も6回4失点で降板した。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。-大貫に今季4戦4敗で勝てない立浪監督 「初回をものにしたかったが。見ていると(中日に)長打がないということで思い切って右(打者)も左(打者)もインコースを攻められている。そこを狙っていかないと、ずっと投げられる」-大貫の攻略には立浪監督 「右打者へのツーシームの制球がいい。切れがいい。150キロくらい出るわけじゃないが、彼の1つの武器。見極めと狙ったときに、誰かが攻略していかないと同じような結果になっていくかな」-初回ビシエドの併殺も立浪監督 「打ちに行ったときに、インサイドの見極めがなかなか(できない)。次の打席では低く来たときはつかまえたりできた。がまんできるかどうか」-終盤では打線もつながった立浪監督 「きょうは大野雄も立ち上がりから球がいっていた。レビーラの守備が足を引っ張ってしまい申し訳ないことをした。それも承知の上で使っている。可能性も秘めていて、打つ方でも必ず力になってくれると思う。それを信じて使っている。大野には悪いことをしたが、どこかでレビーラが、守備のミスを、返せるように頑張ってもらいたい」-今季初昇格の滝野が結果を残した立浪監督 「ファームで打撃がいい。外野のポジションが空いていないので、二塁をやらせている。二遊間は守り重視でいきたいが、打線のことも考えながら、今年はいるメンバーでやりくりしていくしかない」-土田を二塁で起用立浪監督 「彼の場合は両方を守れるように。遊撃もうまいが二塁も決してできない選手じゃない。2つのポジションを守れた方が彼のためにもいい」-DeNAに分が悪い立浪監督 「同じチームに、まだ2勝しかしていない。何とかしないと。明日は小笠原で、今日の反省をしっかりして、先に点を取って優位に進められるようにがんばっていきます」▽中日大野雄(今季DeNA戦初登板で6回7安打4失点で7敗目)「次はピンチになっても粘れるように頑張ります」▽中日滝野(初昇格で代打出場し今季初安打)「さっそくチャンスをいただき、積極的に振ることを考えた。与えられた所で期待に応えたい」

◆DeNAは、今季初対戦の中日大野雄対策でスタメン起用された「大野キラー」が結果で応え、3連勝で勝率5割に復帰した。左打者に苦戦している大野雄に対し、昨季対戦成績が3打数2安打だった楠本泰史外野手(27)を2番に起用。「前の打席にバントを失敗してしまったので、何としても取り返すんだという思いで」と、3回に先制の適時打を放った。大野雄攻略の口火を切ったのは、昨季、満塁本塁打を含む打率3割3分3厘と好相性の神里和毅外野手(28)だった。0-0で迎えた3回、先頭でチーム初安打となる遊撃内野安打を放ち、2死から二盗を決め、楠本の適時打で生還。5回には左翼への飛球を中日レビーラが目測を誤る形で三塁打とし、嶺井の適時打で2点目のホームを踏んだ。6回には宮崎が2点適時二塁打を放ち、6回までに4点を奪い難敵の攻略に成功。得点を奪った3、5、6回のみ安打をマークし、効率良く得点を挙げた。三浦監督は「相性もありますし、対右、対左を考えても、左の方が打っているので」。7月21日以来の借金完済で3位をキープし「これからですね。ここから積み上げていかないと」と気を引き締めた。【久保賢吾】

◆DeNA大貫晋一投手が、6回2失点の好投で今季8勝目を挙げた。「直球が良かったので、嶺井さんのリードにうまく乗っかりながら」と直球を軸に攻め、対中日戦4勝目をマークした。6回2死二、三塁では右翼へ会心の打球を放ったが、ライトゴロで凡退。「結構、恥ずかしかったです。めちゃくちゃ全力で走りましたけど、余裕でアウトだったので」と頭をかいた。▽DeNA嶺井(1点リードの5回に適時打で追加点)「大貫が頑張っていたので、追加点を挙げることができて良かったです」▽DeNA宮崎(6回に2点適時二塁打で追加点)「みんながつないでくれたチャンスだったので、後ろにつなぐ気持ちで打席に向かいました」

◆DeNA山崎康晃投手(29)が、1回を無失点で締め、今季22セーブ目を挙げた。この日で439試合目の登板で、「大魔神」と称される佐々木主浩氏(日刊スポーツ評論家)の球団在籍時の登板数に並んだ。三浦監督は「マウンドに上がるところはしんどいところで、重圧がかかるところ。今日も先頭もあれだけケアしながら、最後打たれましたけど、走者が出てからも慎重さと大胆さを使い分けながら、しっかり締めてくれた」と評価した。

◆セ・リーグの日程の追加が5日、発表された。12球団で最も消化試合数の少ないDeNAは、計12試合(予備日→正式日程含む)の追加日程が発表され、9月は当初組まれていた9連戦の後、中1日で16-25日まで10連戦を戦うなど、30日中休養日3日のみで27試合を戦う〝試練の秋〟となった。試合前に慣例の報道陣の取材に応じた三浦大輔監督(48)は、秋の過密日程について「予想していました。われわれは日程通りやるだけ。もちろん、選手のコンディショニングはしっかりやらないといけないと思っている。与えられた日程で何とか戦っていくしかない」と語った。

◆DeNA・大田泰示外野手(32)が1軍に復帰した。7月8日に脚の張りと全身の疲労を考慮されて出場選手登録を抹消された。8月2日のイースタン・リーグ、楽天戦で実戦復帰し、適時打を放つなど2軍戦で結果を残した。三浦監督は試合前、大田の状態について問われると「合流するということはそういうこと」と万全を強調した。右肘のクリーニング手術を受け出遅れていたオースティンも前カードから1軍に合流しており、打線の威力が増した。代わって、細川が2軍再調整に。大田の抹消に伴い8日の昇格後は、12打席に立ち、代打本塁打の1安打のみで4三振と結果を残せなかった。

◆中日・大島洋平外野手(36)の連続打数安打が「6」で止まった。一回の第1打席は死球で連続打数安打のチャンスは続いたが、三回の第2打席で二ゴロに倒れた。大島は3日のヤクルト戦(神宮)で両リーグ最多に並ぶ1試合6安打(延長試合は除く)をマークしていた。

◆DeNAの楠本がミスを取り返す適時打を放った。0―0の三回2死一、二塁で大野雄の直球を左前にはじき返した。一回無死一塁からのバントは投飛。併殺となったとあって「前の打席に失敗してしまったので、何としても取り返すんだという思いで打席に向かった」と安堵した。今季は開幕から外野の定位置をつかんだが、5月に右太もも裏の肉離れで約1カ月間も離脱。その間に後輩の蝦名が台頭し、出番を減らしていた。後半戦に入り、これで3試合連続安打と存在感を取り戻している。三浦監督は「試合に出たときはやってやるんだという気持ちを常に持ち続けている。いい準備をしてくれている」と姿勢を評価する。巧みな打撃で定位置再奪取も見えてきた。

◆貯金街道へ突き進む。後半開幕カードとなった広島戦(横浜)で2連勝を飾ったDeNAは三回、2死一、二塁から楠本が左前適時打を放って先制した。「前の打席で犠打を失敗してしまったので何としても取り返すんだという思いで打席に向かいました。先制点を挙げることができてよかったです」1―0の五回には神里が放った左翼への飛球をレビーラが目測を誤り、三塁打。続く嶺井が左前適時打で加点。六回は佐野、牧の連続安打で無死二、三塁。宮崎が中越えの2点二塁打で畳みかけた。この日、セ・リーグの追加日程が発表。今季は新型コロナウイルスによる影響を受けるなど14試合が中止。12球団で最も消化試合数の少ないDeNAは、計12試合が追加された。9月は当初組まれていた9連戦の後、中1日を空けて16―25日まで10連戦。30日間で27試合こなす過密日程となった。三浦監督は「予想していました。われわれは日程通りやるだけ。もちろん、選手のコンディショニングはしっかりやらないといけないと思っている。与えられた日程で何とか戦っていくしかない」と泰然自若の姿勢を貫く。7月28日には楽天から森原をトレードで獲得し、同30日には平良と宮城を育成から支配下登録するなど、選手契約・譲渡可能期限となっていた同31日の直前に投手陣に厚みを持たせたDeNA。3連勝で勝率も5割に。戦力充実が上位浮上へのさらなる後押しとなる。(横山尚杜)

◆DeNAが逃げ切り、3連勝で勝率5割に復帰した。三回に楠本の適時打で先制。五回は嶺井の適時打、六回は宮崎の2点二塁打で加点した。大貫が6回を2失点で8勝目、山崎が22セーブ目。大野雄が4失点と粘れず、中日は3連敗。

◆安定感抜群の右腕がいれば、超過密日程も怖くない。DeNAは先発の大貫晋一投手(28)が6回5安打2失点で8勝目(4敗)。チームは後半戦3連勝で借金を完済した。「直球が良かったので嶺井さんのリードにうまく乗っかりながら、直球で押し込めることができたんじゃないかなと思います」開幕2戦目から15試合連続で5回以上、自責点2以下とゲームメークの達人だ。5安打はいずれも単打で、打者の手元で小さく変化するカットボール、ツーシームがいずれも低めに集まった。六回は中堅の桑原がダイブで好捕するなど、バックの援護も光った。4―0の六回2死二、三塁では右前へ強烈な一打を放ったが、まさかの右ゴロ。「会心の当たりだったので、めちゃくちゃ走りましたけど、余裕でアウトだった。ダッシュの能力をあげたいです」と愛嬌たっぷりに舌を出した。この日、セ・リーグの追加日程が発表された。新型コロナの影響などで12球団で最も消化試合数の少ないDeNAは9月6-14日の9連戦の後に、中1日で10連戦。30日間で27試合の超過密日程となった。三浦監督は「予想していましたし、日程通りにやるだけ」と泰然自若の構えだ。3連勝で勝率5割。「勢いに乗っていかないといけないし、(ファームから大田)泰示が来たことによって一段とベンチも盛り上がっていた」と指揮官。残り51試合で白星を積み重ねる。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59371 0.615
(↓0.006)
-
(-)
46434
(+5)
374
(+9)
120
(+2)
56
(-)
0.256
(-)
3.440
(↓0.05)
2
(-)
阪神
51482 0.515
(↑0.005)
9.5
(↑1)
42346
(+3)
284
(+2)
65
(+1)
76
(+1)
0.238
(-)
2.540
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
45452 0.500
(↑0.006)
11
(↑1)
51329
(+4)
361
(+2)
69
(-)
33
(+1)
0.252
(-)
3.540
(↑0.02)
4
(1↑)
巨人
47521 0.475
(↑0.006)
13.5
(↑1)
43391
(+9)
449
(+5)
117
(+4)
45
(-)
0.246
(↑0.002)
4.040
(↓0.01)
5
(1↓)
広島
46523 0.469
(↓0.005)
14
(-)
42388
(+2)
383
(+3)
59
(-)
19
(-)
0.254
(↓0.001)
3.480
(-)
6
(-)
中日
41531 0.436
(↓0.005)
17
(-)
48283
(+2)
357
(+4)
51
(-)
33
(-)
0.249
(↓0.001)
3.590
(↓0.01)