西武(☆3対2★)オリックス =リーグ戦18回戦(2022.08.04)・ベルーナドーム=
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ORIX
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西武
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勝利投手:水上 由伸(4勝1敗1S)
敗戦投手:ワゲスパック(2勝5敗2S)

本塁打
【西武】中村 剛也(5号・4回裏2ラン),中村 剛也(6号・9回裏ソロ)

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◆西武がサヨナラ勝利。西武は0-0で迎えた4回裏、中村の2ランで先制に成功する。その後同点とされるも、9回に中村のこの日2本塁打目となるソロが飛び出し、試合を決めた。投げては、3番手・水上が今季4勝目。敗れたオリックスは、5番手・ワゲスパックが痛恨の一発を浴びた。

◆西武松本航投手(25)は通算28勝しているが、月別の勝利数は3月2勝、4月2勝、5月4勝、6月8勝、7月2勝、8月0勝、9月5勝、10月4勝、11月1勝。8月は通算10試合で0勝3敗と、8月だけ白星がない。

◆久しく遠ざかっていた気持ちいい感触だった。西武中村剛也内野手(38)が5号先制2ランを放った。通算447号は、5月14日楽天戦以来、約2カ月半ぶりのアーチだった。0-0の4回無死一塁。カウント2-1からの4球目だった。オリックス山崎福の143キロはホームベースの真ん中に吸いこまれてきた。絶好球を捉えきった。快音を残した打球は中村らしく、高々と放物線を描いた。両手に残る感触は十分。左中間に伸びていく打球を見つめ、確信歩きだった。待ち望んでいたファンの大歓声と拍手を全身で受け止めながら、ダイヤモンドをゆっくり1周した。「打ててよかったです」。そう納得の表情だった。15日には39歳となる。若い頃のようには、簡単にホームランを打てなくなったと感じる時もある。1発から遠ざかった2カ月半、フェンス直撃の打球はあった。ただ、この日は、しっかりスタンドまで届いた。ベンチに戻ると、栗山からは「よう打った!」。同期入団、同じく21年目の盟友からも祝福された。うれしそうに笑った。5月は4発を放ち、開幕直後の不振から脱却の兆しを見せた。しかし、6月5日ヤクルト戦で右手親指を痛め、登録抹消。復帰後も7月は49打数8安打の打率1割6分3厘など波に乗れなかった。しかし、1本出れば、せきを切るように打ち始めるのが中村。だからこそ猛打爆発の夏となる期待は、これから一気に高まってくる。【上田悠太】

◆オリックスがサヨナラ負けで3連敗を喫した。同点の9回に登板した代役守護神のワゲスパックが、西武中村剛也にこの日2本目の"おかわり弾"を浴びてゲームセット。後半戦開幕の7月29日からの敵地ロッテ戦(ZOZOマリン)で3連勝。勢いに乗ったと思われたが、今カード3連敗で貯金は1となった。

◆眠れる大砲が勝負の8月に、一気にお目覚めした。西武中村剛也内野手(38)が、6号サヨナラ弾を含む1試合2発。まさに"おかわり様"の大活躍で、オリックスに3連勝した。2-2の9回1死走者なし。ワゲスパックの真ん中155キロ直球を完璧に捉えた。打球は中村らしく高々と放物線を描き、左中間席に飛び込んだ。スタンドの視線を独占。「サヨナラですよ? 試合がそこで終わって、めっちゃ見られる。一番恥ずかしい」。また、これも"らしい"。高揚感の中で、大歓声に照れながら、ダイヤモンドを1周した。ホームにたどり着く直前でヘルメットを置く。仲間が囲むベースに飛び込んだ。祝福のウオーターシャワーは、涼しい夏夜に「ちょっと寒いです」。お立ち台に呼ばれ、また少し照れた。4回には先制5号2ラン。5月14日楽天戦以来、約2カ月半遠ざかっていたアーチを「おかわり」し、通算448号に到達。チーム全打点もたたき出した。もがいていた。5月は4本塁打も、6月5日に右手親指を痛め、登録抹消。1軍に戻っても調子は上がらなかった。まだ打率は1割8分6厘。「本塁打も打てなかった。いい場面でも全然打てず、ファンの方に悲しい思いというか、むなしい思いをさせていた」。結果の出ない状況と向き合う中で、おろそかになっていた部分を見つけた。「下半身を使って打つ」。その基本に復活の糸口を見つけた。1本出れば、せきを切るように打ち始めるのが中村。「この感覚を長く続けられるように。(復調の)きっかけにしないといけない」。中村が猛打を振るう夏。その期待は一気に高まってくる。それは獅子の勢いを加速させる大きな力にもなる。【上田悠太】38歳11カ月の中村がサヨナラ弾。中村のサヨナラ本塁打は19年7月19日オリックス戦以来、通算5本目。西武で通算5本は、中西、清原に並んで球団最多となった。また、38歳11カ月でのサヨナラ弾は、今年5月29日DeNA戦でマークした栗山の38歳8カ月を更新する球団最年長。▽西武辻監督(中村のサヨナラ弾について)「まさか、あのワゲスパックからね。本塁打を打つには球威もあるし、カットボールもいい。難しいかなと。でも本当に(中村の)集中力はすごい」▽西武松本(先発で7回7安打2失点)「1人1人にしっかり腕を振って投げることができた結果。いいところで三振が取れた点はよかった。点を取られた5回は、同じテンポで投げ続けてしまった」▽西武水上(9回を3者凡退に抑えて4勝目)「サヨナラにつなげてもらおうと思って投げた。昨日(3日)はちょっと危なかったので、抑えようと、思っていつも以上に気合を入れた」

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チーム のとっておき映像プレイバック】球宴明け初の本拠地帰還のオリックスは、いよいよ「Bs夏の陣2022」開催です。ここはバファローブル&ベルと、バファローズ☆ポンタの活躍を見て球場へGo!

◆西武がサヨナラ勝ちで3連勝。2―2の九回1死から中村が6号ソロ本塁打で勝負を決めた。四回には先制2ランを放った。松本が7回2失点と粘り、3番手の水上が4勝目。オリックスは五回に畳みかけられず、六回の逸機も響いた。

◆オリックスには痛い3連敗となった。五回は追い付いてなお1死一、二塁を生かせず、六回は無死一、三塁の勝ち越し機を逸した。対照的に中村の勝負強さに屈し、中嶋監督は「きょうは完全に打つ方。ここぞの場面でもう一本をどう打つか」と課題を指摘した。首位浮上を狙って敵地に乗り込んだ3連戦で全敗。ゲーム差は4に広がった。監督は「マイナスのことを考えていたら意味ない。(後半戦)3勝3敗だし、ホームに帰れる」と自らに言い聞かせるように前向きな言葉を重ねた。

◆西武・中村剛也内野手(38)が九回、自身3年ぶり5本目のサヨナラ本塁打を放った。21年目を迎えた今季は不調と故障で苦しんでいたが、四回に5月14日以来、約2カ月半ぶりの一発となる先制の5号2ランを放つなど、2本塁打で全得点をたたき出した。チームは昨季王者から3連勝で首位の座をがっちりとキープした【データBOX】?西武・中村のサヨナラ本塁打は、2019年7月19日のオリックス戦(4-4の十一回にソロ)以来3年ぶり通算5本目。西武(前身を含む)でサヨナラ弾を5本放ったのは、中西太、清原和博と並ぶ最多回数?西武で38歳11カ月でのサヨナラ弾は、栗山巧が今季5月29日のDeNA戦でマークした38歳8カ月を上回る最年長記録となった?1試合複数本塁打は昨年10月14日の日本ハム戦以来、現役最多の通算43度目。通算回数の最多は巨人・王貞治の95度で、43度はソフトバンク・小久保裕紀と並ぶ回数。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
52442 0.542
(-)
-
(-)
45328
(-)
287
(-)
79
(-)
47
(-)
0.228
(-)
2.480
(-)
2
(-)
楽天
47442 0.516
(-)
2.5
(-)
50347
(-)
310
(-)
61
(-)
67
(-)
0.248
(-)
3.200
(-)
2
(-)
ソフトバンク
47441 0.516
(-)
2.5
(-)
51335
(-)
308
(-)
64
(-)
51
(-)
0.252
(-)
3.090
(-)
4
(-)
ORIX
51490 0.510
(-)
3
(-)
43319
(-)
317
(-)
50
(-)
46
(-)
0.242
(-)
2.800
(-)
5
(-)
ロッテ
47481 0.495
(-)
4.5
(-)
47318
(-)
347
(-)
59
(-)
93
(-)
0.227
(-)
3.160
(-)
6
(-)
日本ハム
40570 0.412
(-)
12.5
(-)
46317
(-)
358
(-)
77
(-)
64
(-)
0.233
(-)
3.470
(-)