DeNA(☆6対5★)広島 =リーグ戦17回戦(2022.08.03)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:平田 真吾(3勝2敗0S)
敗戦投手:藤井 黎來(0勝1敗0S)

本塁打
【広島】長野 久義(3号・2回表ソロ)

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◆DeNAがサヨナラ勝利。DeNAは3-2で迎えた6回裏、戸柱と代打・オースティンの適時打でリードを広げる。その後同点とされるも、延長11回に宮崎が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、6番手・平田が今季3勝目。敗れた広島は、8番手・藤井が踏ん張れなかった。

◆広島はオールスター明けの7月29日中日戦から●●●●の4戦4敗。広島が後半戦初戦から5連敗を喫してしまうと、6連敗した10年以来、球団12年ぶりの屈辱となってしまう。DeNAに勝利して連敗ストップできるか。

◆DeNA伊藤光捕手(33)がオリックス時代の17年以来5年ぶり、移籍後初の「7番一塁」でスタメン出場する。また、2日に今季初昇格したDeNAタイラー・オースティン外野手(30)は当面、代打起用が続く見通し。試合前に取材に応じた三浦大輔監督(48)は「しばらく昨日みたいな形になると思います」と明言。2日は3点リードの8回1死の場面で代打で登場。右飛に倒れた。三浦監督は「昨日も(試合に)慣らすためだけに打席に立たせているわけではなくて、結果を出してもらうため。ここぞ、というところでいってもらいました」と振り返った。

◆DeNA三浦大輔監督(48)が試合前に取材に応じ、前夜にプロ野球新記録の5打席連続本塁打をマークしたヤクルト村上宗隆内野手(22)の活躍に驚いた。「すごいね。すごい。もう、すごいバッターですよ」と感嘆した。ヤクルトとの次回対戦は12日から神宮での3連戦が控える。「来週末か...対戦しますからね、対策を考えていかないと。今、乗りに乗っているバッターですからね」。前半戦の村上とDeNA投手陣の対戦成績は14試合で打率3割6厘、3本塁打、12打点。被本塁打数はリーグ最少だが、三浦監督は「1人の選手と戦っているわけじゃないですから。チームとして勝つためにどうするか、ですから。まあでも、5打席連続ですからね。日本新記録でしょ?」。"世界新"ですと伝え聞くと、あらためて「すごいバッターです」と、たたえた。次回の対戦へ向けて「4番を打っているバッターですから。対策も、もちろん考えています。またアナリストからの報告を受けて、対策を練っていかないといけないと思っています」と、気を引き締めた。

◆「ハマのハマちゃん」改め、一夜限りの「立て襟のハマちゃん」となったDeNA浜口遥大投手(27)が、18年シーズン以来4年ぶりの打点を挙げた。1点を追う2回無死満塁の場面で右前へ同点適時打。続く桑原の内野ゴロの間にチームも勝ち越しに成功した。この日も前夜に続いて恒例イベントの「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2022 Supported by 横浜銀行」が開催され、DeNAはプロ野球史上初となる襟付き開襟シャツ型のユニホームを着用。先発の浜口は襟を立てる着こなしでマウンドに上がった。2回までに2失点も、自身が放った同点打の後の3、4回は3者凡退。投球もリズムに乗ってきた。

◆DeNAタイラー・オースティン外野手(30)が今季初安打を放った。2点リードの6回1死二塁の場面で代打で登場。広島一岡から中前へ適時打を運んだ。球団を通じて「三浦監督にチャンスをいただき感謝しています。シーズン前半はチームに全く貢献できていなかったので、貢献することができ良かったです」とコメントした。右肘の手術で出遅れた今季は2日に今季初昇格。同日の広島戦では代打で今季初打席に臨み、右飛に倒れていた。試合前に取材に応じた三浦大輔監督(48)は「しばらく昨日みたいな形になると思います」と当面は代打起用となることを明言していた。

◆DeNA宮崎敏郎内野手(33)が2年ぶりのサヨナラ打を放った。延長11回1死満塁の場面で、右中間を破る一打でチームを勝利に導いた。自身6度目のサヨナラ打となった。お立ち台では「最高の気分です」と、最高の笑顔。「ゲッツーだけは打ちたくないと思って打席に立ちました」と振り返り、襟付きの限定ユニホームにも「毎年毎年、新しいユニホームを着させてもらって、今年も縁起のいいユニホームを着させてもらっているなという思いです」と感謝。「僕が打ちましたけど、みんながヒーローだと思うので、全員で勝ち取った勝利だと思います。また明日、勝てるように頑張ります」と、ファンに誓った。▽DeNA浜口(先発で6回2失点と好投。2回には4年ぶりの打点となる適時打)「3回から自分の中で修正点を見つけることができ、投げている中で修正することができました」

◆広島床田寛樹投手(27)が担架で運ばれ、退場した。5回1死三塁の打席。カウント1-1から一ゴロを打ったが、走塁途中につまずいて、右足で踏ん張った後に、倒れ込んだ。自ら起き上がれることはできず、担架に乗せられて退場した。試合中に横浜市内の病院へ直行したが、詳しい検査はできず。蔦木トレーナーは「両方の足にアクシデントがあった。明日(4日)広島で精密検査し、その診断をもって判断する」と説明した。そのまま4回3失点で降板となり、5回から2番手で中崎翔太投手(29)が上がった。佐々岡真司監督(54)は「まだ詳しいことは分からないが心配」と嘆いた。床田は試合前で16試合に先発し、森下暢仁投手(24)に並ぶチームトップの8勝を挙げていた。チームは後半戦5戦未勝利で6連敗。先発柱の一角が長期離脱となれば、チームに与えるダメージは大きい。

◆DeNAが今季3度目のサヨナラ勝利で、借金1と完済に王手をかけた。延長11回に宮崎敏郎内野手(33)がサヨナラ打を放ち、4時間10分の熱戦に終止符を打った。三浦大輔監督(48)は「選手を信じて、決めてくれると。宮崎が見事に決めてくれました」と、ヒーローをたたえた。3点リードの7回にセットアッパーの伊勢大夢投手(24)がまさかの3失点で同点とされたが、最後は広島を振り切った。三浦監督は「伊勢は打たれたけど同点で、よく踏ん張った。今までいっぱい助けてもらっている。みんなでよくカバーできた」と、チーム一丸での連勝に笑顔。借金1となって迎える4日の広島戦へ向けて「チームの雰囲気もいいので、明日も一丸となって戦っていきます」と、締めくくった。○...右肘手術から復帰2戦目となったオースティンが、代打で今季初安打初打点をマークした。6回1死二塁の場面で登場し、中前適時打。「三浦監督にチャンスをいただき、感謝しています」と、連日の代打起用に応えられて笑顔。試合前に「しばらく昨日みたいな形になる」と明言していた指揮官も「いい仕事してくれた」。強力な代打の切り札が、連勝スタートとなった後半戦を勝ち抜くキーマンとなりそうだ。▽DeNA浜口(先発で6回2失点と好投。2回には4年ぶりの打点となる適時打)「3回から自分の中で修正点を見つけることができ、投げている中で修正することができました」

◆広島が延長11回にサヨナラ負けを喫し、後半戦いまだ勝ち星なし。前半戦最終戦から今季ワースト6連敗となった。打線は7回に代打松山、菊池涼の適時打で3点差を追いついた。だが、延長10、11回はいずれも無死一塁からスリーバント失敗。好機をつくれずに迎えた11回裏に、8番手藤井が先頭への四球から犠打を決められると、満塁とピンチを広げて宮崎にサヨナラ打を浴びた。佐々岡真司監督(54)の試合後の談話は以下の通り。-延長戦2度のバントミスが響いた佐々岡監督 そういうミスが今、目立っている。みんな一生懸命にやっている中で起こっていますが、また明日というところ。もう1回、総力戦ということで。チームも(作戦を)練ってますし、また明日ということでしょう。-延長11回は最後まで藤井投手を代えなかった佐々岡監督 そうですね。総力戦の中でも栗林がいて、あと(前日2イニングの)薮田しか残っていないというところも。全員使ってるんだから任せるしかないという気持ちでいました。なかなかそういうところで投げてない投手なので、次に生かしてもらって。入りとかね。-負傷交代した床田投手が心配佐々岡監督 心配です。今のところはまだ分かりません。明日また病院に行くので。-今日は病院には佐々岡監督 こっちの病院では、足の検査はしてません。まだはっきりしたこと、どういう状況かは僕らには分からない。下半身は下半身ということで、広島に明日帰って検査をします。

◆広島先発の床田寛樹投手(27)が走塁で負傷し、担架に乗せられて退場した。DeNA17回戦(横浜)の5回1死三塁の打席。一ゴロを放った際の走塁でつまずき、右足で踏ん張った後に転倒した。自力で起き上がれず、担架で運ばれた。試合中に横浜市内の病院に向かったが詳しい検査はできず。試合後に蔦木トレーナーは「両方の足にアクシデントがあった。明日(4日)広島で精密検査し、その診断をもって判断する」と説明した。床田はそのまま4回3失点で降板した。長期離脱となれば、チームに与える影響は大きい。ここまで森下と並ぶチームトップの8勝を挙げている。前半だけでキャリアハイを更新し、3年ぶり2度目の球宴にも選出された。後半戦開始とともに佐々岡監督は火曜日森下、水曜日床田と勝ち頭2人を合わせ、ローテーションを再編。後半戦2カード目にして、早くもその構想が崩れた。指揮官は「まだはっきりしたことは分からないが、心配」と厳しい表情だ。チームは後半戦5戦未勝利で、今季ワーストの6連敗。後半初戦から5連敗は10年以来12年ぶりの屈辱だ。床田負傷に加え、抜けられない連敗。広島に試練の夏が訪れた。【前山慎治】○...延長11回にサヨナラ負けを喫し、今季最長6連敗となった。10、11回と先頭が出塁しながら、いずれも次打者がバント失敗。8番手藤井は11回無死一塁から犠打を決められるなど満塁とし、宮崎に決勝打を浴びた。栗林は、延長では勝ち越した場面や最終12回に限定しており、登板なし。後半戦5試合は守護神の登板も、白星もない。佐々岡監督は「ミスが今、目立っている」と嘆きつつ「チームも(作戦を)練ってますし、また明日」と懸命に前を向いた。▽広島佐々岡監督(延長で2度のバント失敗も響き、6連敗)「ミスが今、目立っている。みんな一生懸命やっている中で起こっていますが、もう1回総力戦ということで。チームも(作戦を)練ってますし、また明日ということでしょう」▽広島藤井(11回にサヨナラ負けでプロ初黒星)「イニングの入り(先頭への四球)がすべてです。そこから後につながってしまった。しっかり反省して、次やり返せるように頑張ります」

◆両軍のスターティングメンバーが発表され、DeNA・伊藤光捕手(33)が「7番・一塁」に入った。広島の先発は左腕の床田投手。一塁起用の多かったソトは新型コロナウイルスに感染し、2軍で調整している。伊藤光の一塁での先発出場は、オリックス時代の2017年4月4日の西武戦(メットライフ)以来、18年のDeNA移籍後は初となる。7月31日の紅白戦でも一塁に入って出場しており、8番・捕手には直近で先発の浜口とバッテリーを組んできた戸柱が起用された。

◆広島の床田が負傷で途中交代した。2―3の五回1死三塁で巡ってきた第2打席。一ゴロを打って走り出したが数歩でつまずき、つんのめるように転倒。顔をしかめ、脚を痛めた様子で動けず、担架で運ばれた。投げては4回を6安打3失点と苦しんだ。2―1の二回は3連打で迎えた無死満塁のピンチで投手の浜口に適時打を打たれ、続く桑原の内野ゴロの間に勝ち越しを許した。三、四回は走者を許しながら無失点で踏ん張っていたが、思わぬ形で降板となった。6年目の今季は前半戦でチームトップに並ぶ自己最多の8勝をマークし、先発陣の柱に成長。その左腕にチームの連敗ストップを託されたが、無念の結果となった。(横浜)

◆DeNAがサヨナラ勝ち。延長十一回に宮崎が右へ適時打を放ち試合を決めた。十一回を無失点に抑えた平田が3勝目。広島は今季ワーストの6連敗となった。七回に3得点して追い付いたが、それ以降は拙攻が目立った。

◆DeNA・伊藤光捕手(33)が「7番・一塁」で出場。一塁での先発出場は、オリックス時代の2017年4月4日の西武戦(メットライフ)以来、18年のDeNA移籍後は初となった。広島の先発左腕、床田に対して二回無死一塁から中前打を放ち、4連打2得点につなげるなど、下位打線に厚みを持たせた。三浦監督は試合後、伊藤光の一塁起用について「プレースタイルというか、相手投手とか今の状態とか、打撃の状態もいいので、きょうは一塁で思い切っていこうと思って」と説明。「前もって何日か前から準備させていた。1個イレギュラーはあったけどそれ以外はしっかり守ってくれた。よくやってくれている」とねぎらった。

◆広島は連敗が今季最長の6に伸びた。先発の床田が五回の攻撃で足を痛めて担架で運ばれ、その後7投手をつぎ込んだ接戦を落とした。2―5の七回に代打松山の適時二塁打、菊池涼の2点適時打で追い付いたが、それ以降はつながりを欠いて無得点。十、十一回はともに先頭打者が安打しながら、送りバントを失敗した。佐々岡監督は「みんなが一生懸命やっている中でこういうことが起こっている」と責めなかった。

◆DeNA・浜口が先発し、6回5安打2失点。降板後に追い付かれて5勝目はならなかったが、力投を見せた。襟付き開襟シャツ型ユニホームを個性的に着こなす選手が多い中、左腕は〝襟立てスタイル〟を披露。一回に1死三塁から秋山に右前適時打、二回に長野にソロを被弾しながらも粘り「三回から自分の中で修正点を見つけることができた」と、三回以降は広島打線を寄せ付けなかった。(横浜)

◆DeNAは5―5の延長十一回、1死満塁から宮崎敏郎内野手(33)が決勝打を放ち、今季4度目のサヨナラ勝ち。夏の人気イベント『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』に連勝し、同イベント2年連続の勝ち越しを決めた。勝負を分けたのは延長戦。DeNAは十、十一回といずれも先頭打者に安打を打たれ出塁を許すも、十回は入江が菊池涼の、十一回は平田が代打・三好のバント失敗を誘い進塁を許さず、無失点で切り抜けた。そしてDeNAは十一回、先頭の桑原が四球を選び出塁すると、続く途中出場の楠本が1球で犠打に成功。佐野の申告敬遠と牧の左前打で満塁と好機が広がり、宮崎の劇打を演出した。三浦監督は試合後、楠本の犠打について「きょうはそこだと思う。うちも失敗があったが、向こうもそう。うちがさせなかったということもあるが、楠本がプレッシャーのかかる中でうまく決めてくれた」と絶賛した。

◆真夏の祭典を号砲に、本格的な上昇ムードが漂ってきた。DeNA・宮崎敏郎内野手(33)が、延長十一回1死満塁で右中間を破るサヨナラの適時打。ウオーターシャワーを浴び「(最後は)自分が打ちましたけど、みんながヒーロー。全員で勝ち取った勝利だと思います」と、灼熱の夜に笑顔を満開にした。5―2から七回に追い付かれ、突入した延長戦。桑原が四球、楠本が犠打、佐野が申告敬遠、牧が左前打で続き、勝利へのお膳立てが整った。特別ユニホームを着用して臨む真夏の恒例イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT(スターナイト)」で始まった後半戦は、これで2連勝。横浜スタジアムでは1分けを挟む8連勝と、勢いが加速する。今季のスローガン「横浜反撃」へ、最大のピースも加わった。右肘のクリーニング手術を受けて開幕から不在だったオースティンが前日2日に今季初昇格。この日は六回に登場すると、1死二塁から初安打初打点となる中前適時打を放った。代走を送られて下がった助っ人に3万人超のファンは拍手で祝福。代打起用が当面続く見込みだが、昨季28本塁打の大砲の存在は、相手に計り知れない重圧を与える。今季のスターナイトはプロ野球初となる襟付き開襟シャツ型ユニホームを着用。得点シーンでは両手で襟を立てる新ポーズで喜び、三浦監督は「決めてくれると選手を信じていた。宮崎が見事に決めてくれた」と目を細めた。ムードは最高潮。2日連続の猛暑日となった横浜で、強力打線が火を噴いた。(横山尚杜)■データBOX?DeNAのサヨナラ勝ちは7月16日のヤクルト戦(○3-2、九回)以来、今季4度目。宮崎のサヨナラ安打は2020年6月21日の広島戦(九回に二塁打)以来2年ぶり6度目。DeNA(前身を含む)でサヨナラ安打を6度記録したのは、田代富雄、村田修一、筒香嘉智らと並ぶ歴代8位。最多は松原誠、谷繁元信らの8度。?本拠地・横浜スタジアムでの8連勝は15年4-5月に11連勝して以来7年ぶり。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
59361 0.621
(↑0.004)
-
(-)
47429
(+9)
365
(+7)
118
(+2)
56
(-)
0.256
(↑0.002)
3.390
(↓0.03)
2
(-)
阪神
50472 0.515
(↑0.005)
10
(-)
44343
(+2)
275
(+1)
64
(+1)
75
(+1)
0.239
(↓0.001)
2.500
(↑0.02)
3
(-)
DeNA
44452 0.494
(↑0.005)
12
(-)
52325
(+6)
359
(+5)
69
(-)
32
(+1)
0.252
(↑0.001
3.560
(↓0.01)
4
(-)
広島
46513 0.474
(↓0.005)
14
(↓1)
43386
(+5)
380
(+6)
59
(+1)
19
(-)
0.255
(-)
3.480
(↓0.02)
5
(-)
巨人
45521 0.464
(↓0.005)
15
(↓1)
45375
(+1)
444
(+2)
111
(+1)
45
(-)
0.244
(↓0.001)
4.070
(↑0.03)
6
(-)
中日
41521 0.441
(↓0.005)
17
(↓1)
49281
(+7)
353
(+9)
51
(+1)
33
(+1)
0.250
(↑0.002)
3.580
(↓0.05)