ヤクルト(☆5対0★)中日 =リーグ戦14回戦(2022.08.02)・明治神宮野球場=
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中日
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ヤクルト
20200100X5903
勝利投手:高橋 奎二(7勝2敗0S)
敗戦投手:柳 裕也(6勝8敗0S)

本塁打
【ヤクルト】山田 哲人(17号・1回裏ソロ),村上 宗隆(38号・1回裏ソロ),村上 宗隆(39号・3回裏2ラン)

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◆ヤクルトは初回、山田と村上の2者連続本塁打で2点を先制する。そのまま迎えた3回裏には村上のこの日2本塁打目となる2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・高橋が7回4安打無失点7奪三振の力投で今季7勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球タイ記録となる史上14人目の4打席連続本塁打を放った。1回2死、中日柳から右翼スタンド上段へ38号ソロ。四死球を挟まない4打席連発は、97年ウィルソン(日本ハム)以来で、球団では初の快挙となった。村上は7月31日阪神戦(甲子園)で7回に35号ソロ、9回に36号ソロ、11回に37号2ランを放ち、チームの全得点をたたき出す大活躍で勝利に導いた。中日柳とは今季初対戦だが、通算成績は47打数19安打の打率2割9分8厘で、阪神青柳と並ぶ最多の6本塁打を放っていた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球タイ記録となる史上14人目の4打席連続本塁打を放った。1回2死、中日柳から右翼スタンド上段へ38号ソロ。四死球を挟まない4打席連発は、97年ウィルソン(日本ハム)以来で、球団では初の快挙となった。4打席連続本塁打を記録した選手は以下の通り青田昇(大洋)1956年5月6日広島戦、ダブルヘッダー※2試合王貞治(巨人)1964年5月3日阪神戦、※1試合長池徳二(阪急)1967年6月4日東京戦、6月6日南海戦※2試合松原誠(大洋)1976年6月1日、2日阪神戦、※2試合醍醐猛夫(ロッテ)1971年7月3日、4日東京戦、※2試合羽田耕一(近鉄)1974年4月29日阪急戦、5月1日太平洋戦、※2試合高木守道(中日)1977年(昭和52年)6月12日阪神戦、14日大洋戦、※2試合トニー・ソレイタ(日本ハム)1980年9月4日、5日近鉄戦、※2試合谷沢健一(中日)1981年9月20日、21日巨人戦、※2試合ランディ・バース(阪神)1986年5月31日、6月1日大洋戦、※2試合ロデリック・アレン(広島)1990年5月10日ヤクルト戦、12日巨人戦、※2試合D・J(ダグ・ジェニングス=オリックス)1995年8月8日、9日近鉄戦※2試合ナイジェル・ウィルソン(日本ハム)1997年6月21日近鉄戦、※1試合村上宗隆(ヤクルト)2022年7月31日阪神戦、8月2日中日戦※2試合

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打数連続本塁打を放った。3回1死一塁、中日柳から左中間スタンドへ39号2ラン。カウント3-2からの6球目。柳の外角130キロチェンジアップにややタイミングをずらされたが、最後は右手1本でスタンドへと運んだ。2発を食らった柳はマウンドでガックリとうなだれた。「打ったのはチェンジアップです。追い込まれていたので食らいついて打ちました。追加点が取ることができて良かったです」。プロ入り5年目、22歳の若きスラッガーがプロ野球の歴史にその名を刻んだ。村上は7月31日阪神戦(甲子園)で7回に35号ソロ、9回に36号ソロ、11回に37号2ランを放ち、チームの全得点をたたき出す大活躍で勝利に導いた。迎えたこの日。第1打席で中日柳から豪快に右翼スタンドに38号ソロを運び、プロ野球タイ記録をマークしていた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)の連続打席本塁打は5で止まった。第2打席でプロ野球新記録となる5打数連続本塁打をマークし迎えた6回先頭の第3打席、左翼線への二塁打を放ったが、6打数連続本塁打はならなかった。フルカウントからの外角直球に逆らわずにバットを合わせると、打球は左翼へのライナーとなった。6打席連発はならなかったが、堂々の二塁打。神宮のファンからは温かい拍手が送られた。村上は7月31日阪神戦(甲子園)で7回に35号ソロ、9回に36号ソロ、11回に37号2ランを放ち、チームの全得点をたたき出す大活躍で勝利に導いた。迎えたこの日。第1打席で中日柳から豪快に右翼スタンドに38号ソロをたたき込み、4打数連続本塁打プロ野球タイ記録。3回の第2打席では1死一塁から左中間に39号2ランを運び、プロ野球新記録の5打数連続本塁打を記録していた。6打数連発こそ逃したが、プロ入り5年目、22歳の若きスラッガーがプロ野球の歴史にその名を刻んだ。

◆中日柳裕也投手(28)がヤクルト村上に日本新記録を献上した。今季同カード初先発で、初回2死から山田、村上にソロ本塁打を連続被弾。3回にも村上に39号2ランを許し、7月31日阪神戦から5打席連続アーチの日本記録を達成された。登板前に、「すごい打撃をしている。チームの中心だし、プロ野球を代表する打者。しっかりと抑えないといけない」と意気込んでいただけに、右腕はマウンドでがっくりと肩を落とした。自己ワーストタイ1試合3被弾で8敗目。降板後には「自分がチームの足を引っ張っているので、何とか力になれるよう練習します」と話した。

◆ヤクルト山田哲人内野手(30)が、先制の17号ソロを放った。1回2死、中日先発柳の初球、高め143キロ直球を捉え、右中間席に運んだ。前半戦最終戦となった7月24日広島戦(神宮)以来の1発に「初球からしっかり良いスイングすることができました」と振り返った。通算1000三振=山田(ヤクルト) 2日の中日14回戦(神宮)の3回、柳から空振り三振を喫して記録。プロ野球75人目。初三振は12年5月24日のロッテ2回戦(QVCマリン)で藤岡から。

◆村神様が真夏の夜の正夢で日本一ヤ!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間にシーズン自己最多タイとなる39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成。プロ入り5年目、熊本出身の若きスラッガーが、球史にその名を深く刻んだ。力と技の歴史的2発で、村上が名だたるホームランアーチストの頂点に立った。まずは第1打席。カウント2-1からの4球目、真ん中に甘く入った109キロカーブを強振。打った瞬間それと分かる当たりにベンチに向かってポーンとバットを放り投げ、悠然とダイヤモンドを周回。「本当に今年一といっていいくらい完璧なホームランでした」と自画自賛した。さらには2点リードの3回1死一塁。フルカウントからの6球目は外角の130キロチェンジアップ。タイミングを外されながら、ほぼ右手1本で捉えた打球は左中間席へ。「体勢を崩されながら、いいフォロースルーといい押し込みで打てた」という技ありの1発。感嘆とため息が入り交ざった歓声の中、再びダイヤモンドを1周。球団マスコットつばみから花束を贈られると、ファンの拍手喝采に帽子を取って応えた。王貞治らを上回る大記録に「実感はまだわかないですけど...そうっすね。それだけすごいことができたんだと...」と振り返った。後半戦最初の本拠でお立ち台に上がると「今日、夢でホームランを打つの見たので、もしかしたら打てるんじゃないかなと打席に立ちました」と"正夢弾"だったことを告白した。「打てるかなと思って球場来たので、誰にも話さなかったです」とニヤリ。「5打席目は見ていないです」と夢には見ていない5打席連発まで実現してみせた。7月。コロナ禍に苦しんだチームの中で、開幕からただ1人先発出場を続け、不動の4番として燕ファミリーを支えてきた。「すごく苦しくて、いろいろな感情も持ちましたけど、今日こうしてちょっとご褒美かなというふうに思いました」。6回無死の第3打席は二塁打で記録更新こそ途絶えたが、8月最初の試合で2発。95試合で39本塁打はシーズン58発ペースで、王貞治の55発を上回り、バレンティンの日本記録60発も視界に入る。シーズン前から「とれるものは全部とりたい」と話していた村上。令和初の3冠王に輝く夢を見て、それが現実になる日も近いかもしれない。【鈴木正章】村上宗隆が7月31日阪神戦の第3打席から5打席連続本塁打のプロ野球新記録。これまで連続本塁打の記録は20人、21度がマークした4打数、四死球を挟まない連続打席では13人の4打席で、村上が「打数」と「打席」の両方を更新した。 30日からの本塁打は1本→3本→2本の合計6本となり、3試合以内で6本の固め打ちは16年7月筒香(DeNA)以来8人目だ。 これで村上は早くも昨年に並ぶ自己最多の39本塁打。40本の最年少記録は63年王(巨人)85年秋山(西武)の23歳シーズンで、40本の最速記録は66、67年王、85年バース(阪神)のチーム97試合目。現在、22歳でチーム95試合目の村上が40本の最年少と最速記録を狙う。村上宗隆(むらかみ・むねたか)2000年(平12)2月2日、熊本県生まれ。九州学院では1年夏に甲子園出場。17年ドラフト1位でヤクルト入団し、捕手から内野手に転向。18年9月16日広島戦でプロ初打席本塁打。19年は36本塁打、96打点で新人王。20年に最高出塁率。21年は本塁打王を獲得し、史上最年少でMVPに輝いた。同年は東京五輪日本代表として金メダルに貢献。188センチ、97キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸2億2000万円。▽ヤクルト高津監督(村上の5打席連発に)「自分のスイングが出来るよね。片手で打ってみたりとかも、あれも彼のスタイルというか、飛ばせる技術の1つなのかな。入ってきたときから、やっぱりこいつはただものじゃないと思っていた。ここまで来るのは想像してました。今もまだ成長過程だと思っているので」

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間に39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成。プロ入り5年目、熊本出身の若きスラッガーが、球史にその名を深く刻んだ。試合後、ヒーローインタビューに臨んだ村上は、開口一番「疲れました」と笑った。新記録となった第2打席の39号を振り返り「ちょっと狙ってましたけど、それぐらいの気持ちでいきました。史上初なんだ、うれしいなと思いました」と振り返った。▽ヤクルト高津監督(村上の5打席連発に)「自分のスイングが出来るよね。片手で打ってみたりとかも、あれも彼のスタイルというか、飛ばせる技術の1つなのかな。全ての球種に、コースに対応できているのかなという感じはします」

◆中日がヤクルト打線に打ち込まれた。先発柳裕也投手(28)が、ヤクルト主砲村上に初回から2打席連続被弾し、5打席連続アーチの日本新記録を献上。チームの連勝も「3」で止まった。立浪監督の試合後の一問一答は以下の通り--村上に2被弾「当たっていることは分かっている。当然、対策も練って意識してやってはいる。見事に打たれた。打たれているところは、最終的に甘いところ。追い込んでからの勝負球。柳あたりだと、ヒットはOKでも長打は防がないといけない」--1打席目はカーブ「いろんな球を使いながら、柳であれば抑えていくしかない。見事にためられた。甘いカーブ。逃してくれない」--3打席目は外角真っすぐを主体に「徹底していろんなことをやっていかないと。本塁打を打つ人は、(本塁打が)出ているときは吸い込まれるように甘いところにいく。それでも状況を見ながら。ここの打線は村上1人じゃない。全体的に長打を打てる打者も多い。集中しないといけないところが多い。それでもいまは(村上が)1番当たっている。明日、また。もちろん点も取れていないですし。本塁打で序盤に決められた試合。反省して明日切り替えてやっていくしかない」--徹底することが村上対策「今日も徹底してやろうとして結果的に打たれている。開き直って、攻める時は攻めてやっていかないというところはある」--明日以降の先発笠原らへの影響は「笠原も球威のある投手じゃない。逃げていてカウントを悪くしたら余計にやられる。立ち上がりからどんどんストライク先行で。行った結果はやられる分には仕方ない。逃げて逃げて、四球絡んで長打が一番大量失点になる。そのように攻める投球をしてもらいたい」

◆ヤクルト高橋奎二投手が7回4安打無失点でチームトップとなる7勝目を挙げた。最速153キロの力強い直球を軸に112球、7奪三振の好投。6月24日巨人戦(神宮)以来となる白星に「今日は力みすぎず良い力感で投げることができました。野手の方に先制してもらい、良いリズムでストライク先行で投げることができました」と振り返った。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。村上宗隆が7月31日阪神戦の第3打席から5打席連続本塁打のプロ野球新記録。これまで連続本塁打の記録は20人、21度がマークした4打数、四死球を挟まない連続打席では13人の4打席で、村上が「打数」と「打席」の両方を更新した。30日からの本塁打は1本→3本→2本の合計6本となり、3試合以内で6本の固め打ちは16年7月筒香(DeNA)以来8人目だ。これで村上は早くも昨年に並ぶ自己最多の39本塁打。40本の最年少記録は63年王(巨人)85年秋山(西武)の23歳シーズンで、40本の最速記録は66、67年王、85年バース(阪神)のチーム97試合目。現在、22歳でチーム95試合目の村上が40本の最年少と最速記録を狙う。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間に39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成。プロ入り5年目、熊本出身の若きスラッガーが、球史にその名を深く刻んだ。大リーグ記録は? 打数、打席とも4連続が最長。最近では20年8月にアブレイユ(ホワイトソックス)がダルビッシュ(カブス、現パドレス)から4連発目を決めた。スタントン(ヤンキース)もマーリンズ時代の16年に記録。4打席連発は1932年ゲーリッグ、62年マントル(ともにヤンキース)、90年にNFLとの二刀流ボー・ジャクソン(カージナルス)、09年プホルス(カージナルス)らが記録。打席と打数 打席は打者が打撃を行い、自身がアウトとなるか、塁に達した場合の記録。打席数から四死球、犠打、犠飛、打撃妨害、走塁妨害の数を除いたもの

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間に39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成。プロ入り5年目、熊本出身の若きスラッガーが、球史にその名を深く刻んだ。今や貫禄十分のヤクルト村上も、初々しい日々があった。3日から復帰予定のつば九郎が、7月初旬のインタビューで明かしてくれた。まだバレンティンが在籍したころ、青木、村上の4人で遠征先で食事をしたという。つば九郎 まだむらかみが、えんりょしているころ。じぶんはもっとたべたいのに、なんかかしこまっちゃって。みんながたべないんだったらいいや、みたいに。でもほんとうは、もうちょっとおにくたべたいな...というとき、とんとんって、ぼくをたたいてきた。それでぼくがおかわりしたら「ぼくもおかわり!」って。先輩との席で自ら「おかわり」するのがためらわれたのか、つば九郎におかわりをさせて、それに便乗する形をとったという。つば九郎 あいこんたくとで「ありがとうございます」みたいなかんじで。まだ、むらかみがみせいねんだったころのはなし。いまはすごいだろうな。なんでもたのめるんだろうなあ。すっかり頼もしくなった今、一緒に"ぱとろーる"したらどうなるか...ちょっぴり楽しみにしている様子だった。【鈴木正章】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】2日、中日戦でヤクルト村上宗隆がプロ野球新記録となる5打席連続本塁打を達成。7月31日の阪神戦での3打席連続弾から四死球を挟まずに達成。MLBにもない大記録です。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間に39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成した。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間にシーズン自己最多タイとなる39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成。プロ入り5年目、熊本出身の若きスラッガーが、球史にその名を深く刻んだ。村上が7月31日阪神戦の第3打席から5打席連続本塁打のプロ野球新記録。これまで連続本塁打の記録は20人、21度がマークした4打数、四死球を挟まない連続打席では13人の4打席で、村上が「打数」と「打席」の両方を更新した。30日からの本塁打は1本→3本→2本の合計6本となり、3試合以内で6本の固め打ちは16年7月筒香(DeNA)以来8人目だ。これで村上は早くも昨年に並ぶ自己最多の39本塁打。40本の最年少記録は63年王(巨人)85年秋山(西武)の23歳シーズンで、40本の最速記録は66、67年王、85年バース(阪神)のチーム97試合目。現在、22歳でチーム95試合目の村上が40本の最年少と最速記録を狙う。

◆完璧な一発だった。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)がプロ野球タイの4打席連続本塁打を達成した。一回2死走者なし。中日・柳の変化球を右翼席上段に捉えて、打った瞬間にわかる38号ソロ。確信歩きのあと、バットを放り投げて悠々とダイヤモンドを一周した。前の打席では3番・山田が右中間に先制の17号ソロを放っており、2者連続での一発だった。村上は7月31日の阪神戦(甲子園)では七回に35号ソロ、九回に36号ソロ、延長十一回に37号2ランを放ち、自身初の1試合3本塁打をマークして大記録に王手としていた。四死球を挟まない4打席連発は1997年ウィルソン(日本ハム)以来14人目で、球団では初めての快挙となった。

◆もう誰にも止められない。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が5打席連続本塁打を達成。三回1死一塁で、中日・柳の投球を捉えた打球は高々と上がり、左中間席に吸い込まれていった。悠々とダイヤモンドを一周して、ホームに帰ってくると球団マスコットのツバミから花束をもらい、球場は拍手に包まれた。村上は7月31日の阪神戦(甲子園)で七回に35号ソロ、九回に36号ソロ、延長十一回にも37号2ランを放ち、自身初の1試合3本塁打。この日も1打席目に特大アーチを放ってプロ野球史上14人目の4打席連続本塁打を達成していた。39号となる5打席連発はプロ野球史上初の快挙。また一つ村上が歴史を作った。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が5打席連続本塁打を達成。三回1死一塁で、中日・柳裕也投手(28)の投球を捉えた打球は高々と上がり、左中間席に吸い込まれていった。悠々とダイヤモンドを一周して、ホームに帰ってくると球団マスコットのツバミから花束をもらい、球場は拍手に包まれた。ツイッターでは「プロ野球史上初」「村神さま」などの関連ワードがトレンド入り。王貞治氏やランディ・バース氏も成し遂げられなかった大記録の達成に「もはや神以上の存在!」「もう神の領域を超えちゃったよ」「凄すぎる。これは化け物すぎる」「1人だけパワプロやってるじゃん」と称える声や驚嘆する声が上がり、被弾してしまった中日・柳に対しては「そんなに悪い球じゃないと思うんだけど、それでも村神様には通用しないのか...」「逃げずに勝負した相手投手も偉いかも...」と同情する声も上がっていた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が2日、中日14回戦(神宮)の一回に右翼席へ38号ソロ、三回に左中間席へ39号2ラン。7月31日の阪神戦(甲子園)を3打席連続本塁打で終えており、5打数(5打席)連続本塁打のプロ野球新記録を樹立した。データBOXは以下の通り。?ヤクルト・村上が7月31日の阪神戦からプロ野球新記録となる5打数(5打席)連続本塁打。これまでの最多は1964年5月3日の巨人・王貞治、86年5月31日-6月1日の阪神・バースら過去20人(21度)がマークした4打数連続だった。MLBでも最多は4打数連続で32年6月3日のルー・ゲーリッグ、62年7月4-6日のミッキー・マントル(ともにヤンキース)、2001年5月19-20日のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)らが記録。?ヤクルト(前身を含む)で4打数以上の連続本塁打は、03年6月28日の古田敦也、13年6月8-12日のバレンティン、15年8月21、22日の山田哲人(いずれも4打数)に次いで7年ぶり4人目。?1試合複数本塁打は7月31日(3本)に続く今季9度目。1シーズンに9度記録したのは16年のDeNA・筒香嘉智(9度)以来6年ぶり。ヤクルトでは13年のバレンティン(11度)以来9年ぶり2人目。2試合連続で1試合複数本塁打をマークしたのは、6月23日の中日戦、24日の巨人戦に次いで今季2度目。シーズンに2度記録したのは、04年の巨人・阿部慎之助以来18年ぶりで、ヤクルトでは初。

◆ヤクルトが快勝した。4番・村上宗隆内野手(22)が一回に右翼席へ38号ソロ、三回に左中間席へ39号2ラン。7月31日の阪神戦(甲子園)を3打席連続本塁打で終えており、5打数(5打席)連続本塁打のプロ野球新記録を樹立した。先発の高橋が7回4安打無失点で7勝目(2敗)。今野、コールとつなぎ、中日打線を封じた。高まる期待でざわついていた神宮球場から音が消えた。スタンドのファンは夜空に舞い上がった白球を目で追った。村上が一回に右翼席上段へ38号ソロ。さらに三回は左中間席に39号2ランを運び、プロ野球史上初の5打数連続本塁打を達成した。「哲人さんが先制点をとってくれて、いい流れで打席に入ることができました。思い切ってスイングすることができました」後半戦初の本拠地試合で歴史に名を刻んだ。一回2死。カウント2―1からの4球目、中日先発、柳のスローカーブを一閃。瞬時にスタンドインを確信すると、「どうだ!!」とベンチに向かって、勢いよくバットを放り投げた。3番・山田が先制ソロを放っており、アベック弾で史上21人目の4打数連発弾をマークした。これだけでは終わらなかった。三回1死一塁では、カウント3―2からの外角チェンジアップを右手一本で左中間スタンドに届けた。ベンチの高津監督も驚きの表情を見せた一発でプロ野球史上初となる5打数(5打席)連続本塁打を達成。心地よい風を受けながら悠々とダイヤモンドを一周し、球団マスコットのつばみから花束を受け取り、スタンドからの大拍手に手を振って応えた。「7・31」。村上伝説の始まりは甲子園からだった。後半戦開幕シリーズ第3ラウンドの阪神戦で、七回に35号ソロ、九回に起死回生の36号ソロ、延長十一回には勝ち越しの37号2ランを放ち、自身初の1試合3本塁打をマーク。〝村神様〟が降臨し、勢いそのままに本拠地で歴史を塗り替えた。王貞治、バースら、日本球界を代表するスラッガーたちを超える5打席連続アーチ。六回の第3打席は左翼線への二塁打で記録は止まったが、燕の若き主砲が前人未踏の快記録を達成した夜だった。(森祥太郎)

◆ヤクルトは村上宗隆内野手(22)がプロ野球新記録の5打席連続本塁打を放つ活躍を見せ中日に快勝。先発の高橋奎二(25)は7回4安打無失点の好投で7勝目(2敗)を挙げた。以下、村上ヒーローインタビュー。--偉業達成「疲れました」--記録のことは「知りませんでした」--甲子園で3連発、そして今日の第1打席はどんなことを考えた「4打席連続っていうのは意識してましたし、今日、ホームランを打った夢を見たのでもしかしたら打てるんじゃないかって打席に立ちました」--直前に山田選手が本塁打を放ったが「集中して打席に立ちましたけれど、連続記録っていのうが自分の中で、もしかしたらいけるんじゃないかって思っていたので、普段通り打席に立ちました」--狙っていたか「来た球をしっかりスイングしようと思ったので、来た球を1発で仕留められてよかったです」--あらためて5打席連続ならば史上初は知っていたか「知りませんでした。すみません」--どういう気持で打席に入った「5打席連続でたらいいなくらいの気持ちで、ちょっと狙ってましたけど」--バッティングを振り返って「チェンジアップに体勢を崩されたんですけど、左手の感覚も右手のフォロースルーもよかったので、もしかしたら入るんじゃないかって思って走ってました」--5打席連続本塁打達成した気持ちは「史上初なんだっていう、嬉しいなと思いました」--チームメートの反応は「皆さん喜んでくれたので、僕も嬉しい気持ちになりました」--六回の第3打席はどんな気持ちで打席に立った「もう1発打てたらいいなって気持ちでしたけど、打てなかったので...。先頭だったので追い込まれた瞬間、ヒットを狙ってなんとか塁にでる気持ちで打ちました」--6打席連続本塁打に挑戦したいか「あります」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)がプロ野球新記録となる5打席連続本塁打の快挙を達成した。この日の朝、「ホームランを打つ夢を見た」と明かした燕の若き主砲。正夢が偉大な記録達成につながった。――誰も成し遂げたことがないことを達成してのヒーロー「疲れました」――記録のことは知っていた「知りませんでした」――神宮最初の打席は「4打席連続というのは意識していましたし、きょう夢でホームランを打つのを見たので、もしかしたら打てるんじゃないかなと思って打席に立ちました」――山田の先制弾の直後「集中して打席に立ちましたけど、連続記録というのは自分の中ではもしかしたらいけるんじゃないかんというのはあったので、普段通り集中して打席に立ちました」――カウント2―1から狙っていた「甘く来た球をしっかりスイングしようと思っていたので、甘く来た球を一発で仕留めることができたので、よかったです」――三回の打席。どういう気持ちで打席に入った「5打席連続打てたらいいなというぐらいの気持ちで、ちょっと狙っていましたけど、それぐらいの気持ちでいきました」――右手一本で押し込んだ「チェンジアップにちょっと体勢崩されたんですけど、左手の感覚もすごくよかったですし、その前の右手のフォロースルーもよかったので、もしかしたら入るんじゃないかと思って走っていました」――「世界の王」も成しえなかった記録「史上初なんだ、うれしいなというふうになりました。ありがとうございます!」――高津監督も驚いていた。チームメートの反応は「皆さん喜んでくれたので、僕もうれしい気持ちになりました」――六回の第3打席は「まあ、もう一発打てたらいいなぐらいの気持ちでいきましたけど、打てなかったんで。回の先頭だたので、追い込まれた瞬間ヒットを狙って、何とか塁に出るという気持ちで、いきました」――6打席連続にいずれは挑戦したい「あります!」――つば九郎があす帰還。明日の試合へ「きょうは暑い中本当にあるご声援ありがとうございました。こうして打てたのも皆さんの応援のおかげだと心から思っています。明日も応援よろしくお願いします」

◆中日の立浪監督は、5打席連続本塁打の快記録を達成した相手の村上について「当たっていることは分かっている。当然、対策も練って意識もしてやってはいるけど、見事に打たれた」と脱帽した。一回は柳の真ん中に入った109キロのカーブを完璧に捉えられ「見事にためられた。甘い球だったけど、逃してくれない」とため息。柳は三回、フルカウントから落ちる球を低めに投げきれず、がっくりと両膝に手をつき「自分が足を引っ張っている。何とかチームの力になれるよう練習します」と言うしかなかった。(神宮)

◆ヤクルトの高橋は7回を4安打無失点で6月24日以来の7勝目を挙げた。150キロ前後の速球で押し、序盤から村上の本塁打記録に沸いた一戦を引き締め「力みすぎず、いい力感で投げられた」と納得した。一回1死一、二塁でビシエドを三ゴロ併殺に切り、二回以降は7三振を奪って100奪三振に到達。高津監督は「右打者も、左打者も差し込んだ。あれができるのが(高橋)奎二」と褒めた。(神宮)

◆ヤクルトは一回2死で山田がバックスクリーン左へ先制の17号ソロ。柳の直球を振り抜き、「初球からしっかりいいスイングすることができました」とうなずいた。直後に4番・村上が放ち、今季7度目のアベック弾となった。自身が7月に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、離脱した際は「気負うなよ」と後輩に伝えていた。グラウンド内外で3、4番コンビがチームを支えている。

◆ヤクルト・高橋が7回4安打無失点の好投で、チーム単独トップの7勝目(2敗)を挙げた。立ち上がりから力強い直球を軸に攻め、チームの今季12度目の零封勝利に貢献。「力みすぎず、いい力感で投げることができた。先制してもらい、いいリズムでストライク先行で投げることができた」と汗を拭った。高津監督は「力感がない奎二(高橋)は久しぶりに見た。次回が楽しみになった」と期待した。

◆プロ野球ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が2日、東京都新宿区の神宮球場で行われた中日14回戦でプロ野球史上初の5打席連続本塁打を達成した。これまでの最多は1964年の王貞治(巨人)、86年のバース(阪神)らの4打数連続(四死球を挟んでの達成を含む)で、過去20人が通算21度マークしていた。セ・リーグ首位を快走するチームを引っ張るプロ5年目の若き4番打者が歴代の強打者の作った記録を塗り替えた。2試合にわたって達成した。7月31日の阪神戦を3打席連続本塁打で終え、2日の中日戦では一回に柳裕也投手から右越えにソロを放ち、三回は再び柳投手から左中間に39号2ランを運んだ。六回の第3打席は二塁打で6打席連続は成らなかった。ヤクルト・高津臣吾監督の話 「入団してきた時から、ただ者じゃないと思っていた。ここまで来るのは想像していた。まだ成長過程で、これで終わらないとも思っている。まだまだ成長していってほしい」西武・山川穂高内野手の話 「3打席連続だけでもすごいのに、5打席連続とは。すごいという言葉の領域を超えてます。えぐいです。もうリーグが違うのでどんどん打ってください、という感じ。今年の数字でいうと、村上に勝ちたいと途中までは思っていたが、もう諦めました」オリックス・山本由伸投手の話 「いや、もう、すげえって感じですね。すごいです。オールスター戦はあまり何打席も対戦できなかったが、勝負は楽しめた」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が2日、中日14回戦(神宮)でプロ野球新記録の5打席連続本塁打を放ち、喜びに浸った。――喜びを誰に伝えたいか「まずはお父さん、お母さん、日頃から応援してくださる全国のファンの皆さま。僕の体のケアをしてくれる先生、チームのトレーナーさん、いろいろな方々に感謝したい」――2本塁打について「1本目は今年一と言っていいぐらい完璧なホームランでした。2本目も体勢を崩されながら、いい押し込み、いいフォロースルーで打てた」――世界の王貞治氏もなし得なかった偉業「目の前の試合、一打席に集中して立った結果なので、5打席連続はご褒美かなと思う」――六回の第3打席は左翼線への二塁打「もう一発、打てたらいいなぐらいの気持ちだった。回の先頭だったので、追い込まれた瞬間に、ヒットを狙って何とか塁に出るという気持ちでいった」――チームは7月に新型コロナウイルス禍に見舞われた「7月は非常に厳しいメンタルというか、苦しい状況だった。月も替わって気持ちを切り替えて、今日の一日を過ごせました」――今後の目標は「シーズン当初から変わらず、目標にしていること(全てのタイトル獲得)は達成したい」――6打席連発に挑戦したい意欲は「あります!!」

◆世界の〝村神様〟だ!! ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が2日、中日14回戦(神宮)でプロ野球史上初の5打席連続本塁打を達成した。7月31日の阪神戦(甲子園)を3打席連続本塁打で終え、一回に右越えの38号ソロ、三回は左中間に39号2ラン。王貞治(巨人)、ランディ・バース(阪神)や米大リーグのルー・ゲーリッグ(ヤンキース)、バリー・ボンズ(ジャイアンツ)らの4打数連続(四死球を挟んでの達成を含む)を超え、前人未到の大記録を達成した。高まる期待にざわついていた神宮球場から音が消えた。1万9033人の観衆が歴史の瞬間を目撃した。村上が一回に右翼席上段へ38号ソロ。三回は左中間席に39号2ランを運び、プロ野球史上初の5打席連続本塁打を達成した。「4打席連続は意識していた。夢で本塁打を打つのを見ていたので、もしかしたら打てるんじゃないかなと思っていた。5打席連続は見ていない。本当にうれしいですけど、実感はあまりわいていないです」ベンチ前で球団マスコットのつばみから花束を受け取ると、スタンドから降り注ぐ大拍手にヘルメットを掲げて応えた。夢が現実になった。1-0の一回2死で中日・柳のスローカーブを一閃。瞬時にスタンドインを確信すると、「どうだ!!」とベンチに向かって、勢いよくバットをほうり投げた。史上21人目の4打数連続本塁打をマークしたが、そこで終わらなかった。夢も超えていった。三回には外角チェンジアップを右手一本で左中間席に運んだ。前人未到の5打席連発。1964年の王貞治(巨人)や86年のバース(阪神)ら日本球界の強打者だけでなく、ルー・ゲーリッグ、ミッキー・マントル(ともにヤンキース)やバリー・ボンズ(ジャイアンツ)ら伝説的な大打者の記録も一気に超えた。7・31。村上伝説の始まりは甲子園からだった。後半戦開幕シリーズ第3ラウンドの阪神戦で、七回に35号ソロ、九回に同点の36号ソロ、延長十一回には勝ち越しの37号2ランを放ち、自身初の1試合3本塁打をマーク。〝村神様〟が降臨し、勢いそのままに本拠地で歴史を塗り替えた。〝世界新記録〟を達成した22歳は、早くも海の向こうから注目されている。この日は神宮球場のバックネット裏に米大リーグ、ヤンキースのアレックス・サンダーランド環太平洋地域プロスカウトとマリナーズのマニー・ノト日本担当スカウトが視察に訪れていた。高卒5年目の村上が現行の制度で海外フリーエージェント権を取得できるのは順調にいっても2028年。昨夏は東京五輪で金メダル獲得に貢献し、今季は95試合目で既に自己最多タイの39本塁打で59発ペース。本塁打王争いで2位の大山(阪神)に17本差を付ける和製大砲が早くもマークされている。「7月はすごく苦しくて、いろいろな感情も持ちましたけど、ちょっとご褒美かな。今日は今日で喜びに浸って、また明日、勝てるように頑張りたい」と村上は柔和な表情で喜んだ。2022年8月2日。燕の若き主砲が野球の歴史に名を刻んだ。(森祥太郎)★その時 父はテレビ観戦「本当にすごい」 村上の父・公弥さんは熊本県内の自宅でテレビ観戦し、快挙を見届けた。偉大な記録に「日頃の努力の結果。本当にすごい、すごいことをしてくれた」と感嘆の声を上げた。普段から頻繁に連絡を取り合い、野球だけでなく、プライベートの話題にも触れる仲良し親子。「チームを勝たせる姿は本当にすごい。頑張っている姿は頼もしい」と、自慢の息子に目を細めた。■データBOX?ヤクルト・村上が7月31日の阪神戦からプロ野球新記録となる5打数(5打席)連続本塁打。これまでの最多は1964年5月3日の巨人・王貞治、86年5月31日-6月1日の阪神・バースら過去20人(21度)がマークした4打数連続だった。MLBでも最多は4打数連続で、32年6月3日のルー・ゲーリッグ、62年7月4-6日のミッキー・マントル(ともにヤンキース)、2001年5月19-20日のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)らが記録。?ヤクルト(前身を含む)で4打数以上の連続本塁打は、03年6月28日の古田敦也、13年6月8-12日のバレンティン、15年8月21、22日の山田哲人(いずれも4打数)に次いで7年ぶり4人目。?1試合複数本塁打は7月31日(3本)に続く今季9度目。1シーズンに9度記録したのは、16年のDeNA・筒香嘉智(9度)以来6年ぶり。ヤクルトでは13年のバレンティン(11度)以来9年ぶり2人目。2試合連続で1試合複数本塁打をマークしたのは、6月23日の中日戦、24日の巨人戦に次いで今季2度目。シーズン2度は、04年の巨人・阿部慎之助以来18年ぶりで、ヤクルトでは初。

◆村上が入団してから5年間の取材で、一人の人間として感服したエピソードは数えきれない。プロキャリアを順調に上ってきたが、向上心はついえたことがない。一人暮らしする自宅には常に握れるよう、いくつもバットが置いてある。大リーガーの大谷翔平(エンゼルス)やフアン・ソト(ナショナルズ)らの打撃を凝視。世界の名だたる打者も村上のライバルなのだ。ベンチの最前列で仲間を鼓舞する姿は日常の光景だが、それは野球に限らない。九州学院高2年の春。2016年4月に発生した熊本地震の直後は、自発的に避難所を訪れ、ボランティアとしてお年寄りの助けとなった。ヤクルトでブレークした19年オフは母・文代さん、父・公弥さんに日頃の感謝の思いを込めて財布をプレゼントし、年俸の一部を地震で大きな被害が出た熊本城の再建に寄付すると表明した。20歳になると父・公弥さんと晩酌を交わし、「3兄弟とも私学の高校で野球をやらせてもらってありがとう」と感謝を口にした。こうした逸話は村上本人が口にすることは少ない。周囲が証言するまでは明るみに出ない。周囲の変化に左右されることなく、困っている人にも手を差し伸べる優しさがある。昨年12月。JR新大阪駅のホームで侍ジャパン担当になったことを伝えると「一緒にアメリカいきましょうね」と頼もしい言葉をくれたのは忘れられない。故郷にそびえたつ白壁の熊本城のように、まっさらで器が大きい。村上は誰にとっても、「象徴」でいてくれる。(2018-21年、ヤクルト担当・横山尚杜)

◆衝撃の5打席連発。興奮とともに、なぜかこの事実に納得できる自分がいた。理由は「村上だから」。開幕前、シーズンインすることへの不安を聞くと、「まず野球をやるうえで自信がないと絶対にその場所には立てない。打てないことへの不安はもちろんありますけど、打てる自信はあります」と言い切った。幼少期からそうだった。プロ野球選手になることを疑わず、「確信していたというか、ブレることはなかった」という。有言実行。この自信が、どんな状況でも最高のパフォーマンスを発揮できる村上の強さだ。大相撲の世界では、よく「心技体」が大事だといわれるが、村上の場合は「体技心」の順番かもしれない。若手時代は、オフシーズンに故障を繰り返した。2年目の秋季キャンプは下半身のコンディション不良で1日目に離脱。3年目の春季キャンプも下半身のコンディション不良で涙の帰京を経験した。だからこそ、肉体の充実が重要だと意識が変わったのだろう。毎朝と、試合後は入浴とストレッチを欠かさない。試合前のウオーミングアップでは、22歳が誰よりも入念に体をほぐし、準備している。休養日に、早朝から治療を受けることもあるほどだ。合同自主トレに参加させてもらっていた青木の存在も大きく、先輩に習い、己の体を一番に考えている。次なる目標は残り7本となった最年少での通算150号到達だろう。自信ではない。確信に近い感情で、燕の主砲の偉業達成を見届けたい。(2017、20年-、ヤクルト担当・赤尾裕希)

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、王貞治(巨人)らが持つ連続打数本塁打記録を更新した。プロ野球最多の通算868本塁打を放った王さんの現役時代を知る若松勉氏(75)=本紙専属評論家=が、王さんと村上の打撃の違いを語った。村上はもう、長距離打者に成長したと言っていい。王さんの本塁打は中堅から右方向の打球が多かったのに対し、村上は広角に打っている。同じ長距離打者でも、王さんとはタイプが違う。王さんは、インパクトの瞬間の力強さが印象的だった。右足を上げた一本足打法で球をぎりぎりまで呼び込み、普通の打者なら振り遅れて空振りしたり、詰まったりという打球を引っ張って本塁打にしていた。村上はポイントが、もう少し前(投手寄り)。狙い球がしっかりしている上に、この日の2本塁打は、どちらもコースを読んでいたように思う。第1打席の38号は内角のカーブ。打った瞬間はファウルかと思ったが、バットがうまく内側から出ていて切れなかった。第2打席の39号は外角のチェンジアップ。インパクトの瞬間に左手を放して、左方向へ運んだ。落ちる球は上からたたくので、左手がついたままだとゴロになることが多い。まさに技術による一発。こんな打撃ができるようになったのかと、思わずうなってしまった。昨季までは読み通りでも、打ち損じて空振りやファウルになることがあった。今季はバットコントロールがうまくなり、打ち損じが少ない。ストライクゾーンを有効に使い、苦手のコースがほとんどないので、打率も残せている。相当振り込んでいるからだろうし、ものすごい成長力だ。王さんに対し、投手はよく打ちにくいと思われる内角の膝の高さを攻めていたが、苦にしていなかった。村上もこれからは、なかなか勝負してくれなくなると思う。打率のことは意識せず、今の打撃を続けてほしい。(本紙専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
58361 0.617
(↑0.004)
-
(-)
48420
(+5)
358
(-)
116
(+3)
56
(-)
0.254
(-)
3.360
(↑0.03)
2
(-)
阪神
49472 0.510
(↑0.005)
10
(-)
45341
(+6)
274
(+3)
63
(+1)
74
(-)
0.240
(-)
2.520
(↑0.01)
3
(1↑)
DeNA
43452 0.489
(↑0.006)
12
(-)
53319
(+5)
354
(+2)
69
(+1)
31
(-)
0.251
(↑0.001)
3.550
(↑0.02)
4
(1↓)
広島
46503 0.479
(↓0.005)
13
(↓1)
44381
(+2)
374
(+5)
58
(+1)
19
(-)
0.255
(↑0.001)
3.460
(↓0.02)
5
(-)
巨人
45511 0.469
(↓0.005)
14
(↓1)
46374
(+3)
442
(+6)
110
(-)
45
(-)
0.245
(↓0.001)
4.100
(↓0.01)
6
(-)
中日
41511 0.446
(↓0.005)
16
(↓1)
50274
(-)
344
(+5)
50
(-)
32
(-)
0.248
(↓0.001)
3.530
(↓0.02)