楽天(★4対6☆)ロッテ =リーグ戦15回戦(2022.08.02)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
3100200006901
楽天
0001020104910
勝利投手:ロメロ(8勝5敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝1敗24S))
敗戦投手:則本 昂大(6勝6敗0S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(8号・1回表2ラン)

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◆ロッテは初回、中村奨の2ランなどで幸先良く3点を先制する。続く2回表には、2死一二塁からレアードの適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ロメロが6回3失点の好投で今季8勝目。敗れた楽天は、打線が中盤以降に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆ロッテ打線が楽天先発の則本を苦しめた。初回、1番荻野貴司外野手(36)が7球目で四球を選ぶと、1死後に3番中村奨吾内野手(30)が初球の高めカットボールを振り抜き、左翼席への8号先制2ラン。試合中、球団広報を通じ「まず先制点を取ることができて良かったです」とコメントした。その2点で終わらず、今度は満塁を作って8番安田尚憲内野手(23)が押し出し四球で3点目。初回だけで36球を投げさせた。2回はブランドン・レアード内野手(34)の適時打で1点を加えるなどで27球。気温30度で湿度も高い中、力投する則本に2回終了までに63球を投げさせ、連敗脱出へまずは試合の主導権を握った。

◆楽天内田靖人内野手(27)が、待望の今季初安打を放った。4点を追う6回2死一、三塁で代打で登場。ロメロに対し、初球からスイングをしかけ、3球連続のファウル。カウント2ストライクからの4球目、外角低めいっぱいの153キロ直球を右前に運び、適時打となった。今季13打席目で待望の1打。「ここまで打席をもらっていたんですけど、結果が出ていなかったですからね。チャンスで結果が出て良かったです。1本出たので、これからも1打席1打席を大事に、しっかり結果を出せるように頑張ります」と胸をなで下ろした。7月2日に今季初めて出場選手登録され、同日の今季初打席で右犠飛を放ったが、無安打が続いた。同14日に登録抹消された。24日に、銀次、山崎が特例2022によって抹消され、代替指名選手として1軍復帰。ようやく結果が出た。28日にはDeNAから同じ右の内野手の伊藤裕季也がトレードで加入。1軍定着へ、勝負の夏を迎えている。代行で指揮を執る真喜志ヘッドコーチは「なかなか出る機会ない中で、ああやってあそこでチャンスもらって結果を出してくれれば、次のチャンスを与えることできるのかなと思う」と評価した。

◆ロッテ坂本光士郎投手(27)が新天地ロッテでの初ホールドを挙げた。3点リードの7回に、先発ロメロの後を継いで2番手として登板。浅村に安打を許したものの、上位打線の小深田、島内、岡島と左打者3人は凡打に抑えた。7月末にヤクルトから移籍し、登板3試合目で初のホールドを挙げた。「すごく緊張しましたが、ゼロでつなぐことができたのは良かったと思います」と話した。ロッテはチーム全体で今季ここまで94ホールドを挙げ、12球団トップを走っているものの、ここまで左腕投手のホールドは4月27日の楽天戦(ZOZOマリン)で中村稔が挙げた1つのみ。左腕投手のホールドは3カ月以上ぶりとなった。昨季も12球団トップの115ホールドながら、左腕は鈴木の1つのみ。20年には松永が3ホールド、チェンが2をホールドを記録している。

◆楽天は序盤の失点が響き、ロッテに敗れた。先発則本が乱れた。1回、先頭荻野を四球。犠打で1死二塁とされて、中村奨に左翼へ先制2ランを献上した。制球を乱し、2死満塁では押し出し四球。2回にもレアードに適時打を浴びた。序盤に合計4点を失い、流れを引き寄せられなかった。則本は「何も良くなかったです」と投球を悔いた。石井GM兼監督が新型コロナウイルス陽性のため、代役で指揮を執る真喜志ヘッドコーチは「6連戦の頭任されたピッチャーにしてはちょっとさびしい内容でしたね。全般的に球も高いし、気合入るのは分かるんですけど、長いこと投げてきているわけですからね」と厳しかった。打線は9安打4得点と粘りを見せたが、追いつくことができず。4月26日から5月10日まで11連勝して以来の3連勝を逃した。

◆楽天則本昂大投手(31)が乱れた。1回、先頭荻野を四球。犠打で1死二塁とされて、中村奨に左翼へ先制2ランを献上した。制球を乱し、2死満塁では押し出し四球。2回にもレアードに適時打を浴び、序盤に合計4点を失った。4回7安打4失点で6敗目。「何も良くなかったです」と言葉少なめだった。6月28日オリックス戦を最後にこれで4連敗。本拠地のマウンドは6月12日以来。間隔が空いたことについては「そんなこと言っている場合ではないです」と投球を悔いた。

◆ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が苦しみながらも今季8勝目を手にした。初回いきなり連続四球も、3番浅村を併殺にし「それ以降は自分の投球ができました」と、少しずつ落ち着きを取り戻した。4回、6回にも制球が乱れ失点したが「神様のおかげで6回まで投げることができて、最低限の仕事はできたと思います」と感謝した。ロッテは6試合連続で先発投手がQS(=クオリティースタート、投球回6回以上自責点3以内)が未達成だったが、チームの勝ち頭が7試合ぶりのQS達成。3日は佐々木朗希投手(20)が約1カ月ぶりに公式戦で先発する。

◆ロッテが連敗を4で止めた。中盤以降に楽天に追い上げられるも、最後は守護神の益田直也投手(32)がリードを守りきった。初回に中村奨吾内野手(30)の8号2ランなどで3点を先制。2回にはブランドン・レアード内野手(34)の適時打、5回には2つの犠飛などで6点を奪った。先発のエンニー・ロメロ投手(31)が制球に苦しみながらも6回3失点にまとめ、チームとしては6試合ぶりに先発投手がQS(=クオリティースタート、投球回6回以上自責点3以内)を達成し、ロメロは8勝目を挙げた。リリーフの坂本光士郎投手(27)は移籍後初ホールドを挙げた。

◆楽天宮森智志投手(24)が、プロ初登板を果たした。2点を追う9回に5番手として登板。先頭レアードに対し、いきなりカウント3ボールとしたが、立て直して、2-2から外角低めのスライダーで空振り三振。続くエチェバリアは、初球150キロ直球で一邪飛。佐藤都にはカウント1-2から外角低め141キロフォークで空振り三振に打ち取った。呉商、流通経大、四国IL・高知をへて、昨年育成ドラフト1位で入団。イースタン・リーグでは、24試合で0勝3敗17セーブ、22奪三振、防御率3・68の成績を残し、7月30日に支配下登録を勝ち取った。即日1軍選手登録された。「支配下登録されて、2試合登板がなくて、気持ちが高まっていっている中で、今日、こうして投げられて、最初は本当に良くなかったんですけど、全力で頑張ろうと思っていました」と力を込めた。1回無安打無失点2奪三振と上々のデビュー。自信をつけた1日となった。「スライダーだったり、フォークだったりが1軍で通用するんだと思ったので、伸ばせていければなと思います。今日はまだバタバタして、結果、抑えられたという感じだったので、今度はちゃんと自分の計算のなかで抑えられるようにしていきたいと思います」と前を向いた。

◆ロッテ中村奨吾内野手の8号先制2ランで則本攻略に勢いをつけ、連敗を4で止めた。初回、粘って四球をとった荻野を二塁に置き、初球のカットボールを左翼席へ運んだ。「初回からどんどん攻めていこうというミーティングだったので、最高の結果になったと思います」。7月20日以降は7戦2安打と苦しんでいたが、この日はフルカウントからの四球も2つ選ぶなど、チームに貢献している。

◆俳優黒羽麻璃央(29)が始球式を行った。背番号「968」の楽天のユニホームを着て登場。ノーワインドアップからノーバウンドで捕手太田のミットに収まった。左腕から繰り出された直球は、110キロを計測した。黒羽は仙台市出身で楽天ファンを公言。みやぎ絆大使を務めている。地元登板を終え、「直前に楽天イーグルスのロゴが入ったグローブを渡されて、テンションが上がってしまって、天にも昇るような気持ちになったのですが、なんとか110キロ台の球を投げることができてうれしかったです。つい先日も草野球の試合があって、若干筋肉痛が残っていますが、そのおかげで力み過ぎずに臨めたように思います。この命尽きるまで楽天イーグルスを追いかけます!」と喜んでいた。【写真たっぷり詳細ライブ】佐々木朗希が後半戦初先発 楽天-ロッテ/ライブ速報

◆ロッテ・中村奨吾内野手(30)が「3番・二塁」で先発出場し、先制弾となる左越え8号2ランを放った。0-0、一回1死二塁。相手先発、則本の初球を仕留め、7月19日の西武戦(ZOZOマリン)以来の一発を放った。球団広報を通じて、「打ったのはストレートです。まず先制点を取ることができてよかったです。次も頑張ります」とコメントした。

◆ロッテの佐々木朗希投手が3日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)で先発し、右手中指のまめがつぶれて降板した7月1日の楽天戦以来となるリーグ戦のマウンドに臨む。2日はダッシュ走などで調整し「久しぶりの登板なので、先発としての結果が出せるように。1イニングでも多く投げられるように頑張ります」とコメントした。ファン投票で選出されたオールスター戦では7月27日に松山市の松山中央公園野球場で行われた第2戦で先発し、2014年に日本ハムの大谷(エンゼルス)が記録した日本選手の球宴最速に並ぶ最速162キロをマークするも奪三振はなく、1回3安打1失点だった。今季は13試合に登板し、6勝1敗、防御率1・48で、6月22日以来の白星を目指す。

◆ロッテが連敗を4で止めて勝率5割に戻った。一回に中村奨の2ランなどで3点を先行し二回にレアードの適時打、五回に岡と荻野の犠飛で加点。ロメロは6回3失点で8勝目、益田が24セーブ目。楽天は則本が4回4失点と崩れた。

◆楽天・内田靖人内野手(27)が2-6の六回2死一、三塁の場面で8番・太田に代わり、代打で登場。うれしい今季初安打が適時打となった。「打ったのはストレート。ここまで打席をもらっていたんですけど結果が出ていなかったですからね。チャンスで結果が出てよかったです」2ストライクから相手先発・ロメロの153キロの直球をしぶとく右前へ運んだ。今季13打席目での初安打は3点差に詰め寄る適時打に。「一本出たので、これからも一打席一打席を大事にしっかり結果を出せるように頑張ります」と前を見据えた。

◆楽天の育成ドラフト1位・宮森智志投手(24)=四国IL高知=が4-6の九回に5番手としてプロ初登板。2奪三振を含む1回を三者凡退に抑え、鮮烈デビューを飾った。「支配下登録されて2試合登板がなくて気持ちが高まっていっている中で今日、こうして投げられて最初は本当によくなかったんですけど、全力で頑張ろうと思っていました」プロ第1球は148キロの直球。外角低めに外れ、先頭のレアードに対しては3ボールまでいったが立て直し、最後は127キロのスライダーで空振り三振に斬った。続くエチェバリアは初球を一邪飛に。3人目の佐藤都には141キロのフォークで再び空振り三振を奪い「自分のスライダーだったり、フォークだったりが1軍で通用するんだと思ったので、伸ばせていければ」とうなずいた。この日の直球の最速はエチェバリアに対して投じた150キロ。7月30日に支配下登録を勝ち取ったばかりの193センチの長身右腕は「今日はまだバタバタして結果、抑えられたという感じだったので今度はちゃんと自分の計算の中で抑えられるようにしていきたいと思います」と前を見据えた。

◆ロッテのロメロが6回を5安打3失点と粘り、チームトップの勝ち星を8に伸ばした。「最低限の仕事ができて良かった」と安堵した。一回に先頭から2者連続で四球を許した後、浅村を二ゴロ併殺打、島内を遊ゴロに抑えた。いきなりのピンチを脱して試合をつくり「それ(一回)以降は自分のピッチングができた」と振り返った。(楽天生命パーク)

◆楽天の則本は今季ワーストの5四球と制球を崩し、今季最短の4回で降板して自身4連敗で6敗目を喫した。一回は先頭打者に四球を与えるなど1死二塁から中村奨に浮いた初球を2ランとされ、2死満塁では押し出し四球。0―3の二回1死一塁で中村奨を歩かせてしまい、2死からレアードに適時打を浴びた。「何も良くなかった」と悔しさをにじませた。真喜志監督代行は「6連戦の頭を任された投手にしては、ちょっとさびしい内容だった。全体的に球も高い」と残念がった。

◆先制弾で勝利を引き寄せた。ロッテ・中村奨吾内野手(30)が一回に8号2ランを左翼席中段にほうり込んだ。「初球からいこうという意識が、いい結果になった」1死二塁で打席に立つと、則本の甘く入ってきた初球を仕留めた。7月19日の西武戦(ZOZOマリン)以来の一発で則本のリズムを崩し、その後の安田の押し出し四球を呼び込んだ。6月は月間打率・292、7月は同・219。同18日からは3日連続でお立ち台に上がったが、好不調の波がある。「波は小さくしたい。打てないときはボール球を選んだり、守備を頑張ったりしている」と自身に言い聞かせる。チームの連敗は4で止まり、勝率も5割に復帰。首位西武とは3・5ゲーム差だ。井口監督は「あす(3日)は(佐々木)朗希に、久しぶりに頑張ってもらいましょう」。最速164キロ右腕で連勝を狙う。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
51442 0.537
(↑0.005)
-
(-)
46325
(+4)
286
(+2)
77
(-)
47
(+1)
0.229
(↑0.001)
2.490
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
47431 0.522
(↓0.006)
1.5
(↓1)
52334
(+5)
303
(+6)
64
(+3)
51
(-)
0.253
(↓0.001)
3.060
(↓0.04)
3
(-)
ORIX
51480 0.515
(↓0.005)
2
(↓1)
44318
(+2)
314
(+4)
49
(+1)
46
(-)
0.244
(-)
2.800
(↓0.02)
4
(-)
楽天
46442 0.511
(↓0.006)
2.5
(↓1)
51342
(+4)
306
(+6)
61
(-)
67
(-)
0.247
(↑0.001
3.200
(↓0.04)
5
(-)
ロッテ
47471 0.500
(↑0.005)
3.5
(-)
48314
(+6)
342
(+4)
58
(+1)
90
(-)
0.226
(-)
3.140
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
39570 0.406
(↑0.006)
12.5
(-)
47312
(+6)
357
(+5)
74
(+3)
64
(+1)
0.234
(-)
3.500
(-)