DeNA(☆5対2★)広島 =リーグ戦16回戦(2022.08.02)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
広島
10001000021001
DeNA
01310000X51011
勝利投手:今永 昇太(5勝3敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗21S))
敗戦投手:森下 暢仁(8勝6敗0S)

本塁打
【広島】菊池 涼介(5号・1回表ソロ)
【DeNA】楠本 泰史(3号・4回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 広島戦チケット予約

DAZN

◆DeNAは1点を追う2回裏、今永の適時打で同点とする。続く3回に大和、嶺井、桑原の3者連続適時打で3点を勝ち越すと、4回には楠本のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・今永が6回2失点の好投で今季5勝目。敗れた広島は、先発・森下が乱調だった。

◆広島は今季DeNA相手に12勝3敗で、特に敵地の横浜では6勝0敗と負けなし。同球場で開幕から7連勝すれば、12年以来10年ぶりになる。横浜で今季2戦2勝と相性の良い森下暢仁投手(24)で、連勝をさらに伸ばすか。

◆1軍に今季初昇格したDeNAタイラー・オースティン外野手(30)が、広島戦のスタメンから外れ、ベンチスタートで復帰初戦を迎えた。1番に楠本、2番には蝦名を起用。クリーンアップは佐野、牧、宮崎で、桑原は8番に入った。

◆DeNA今永昇太投手(28)が、ラッキーな同点の適時打を放った。1点を追いかける2回2死一塁、7球目を左翼にライナーではじき返し、正面かと思われたが、左翼の中村健が目測を誤って、頭上を越えた。一塁から嶺井が全力疾走し、一気に同点のホームを踏んだ。

◆横浜スタジアムの右翼席後方に打ち上げ花火が上がり、球場は大きな音につつまれた。5回2死一塁で坂倉将吾捕手(24)の打席から右翼席の後方で打ち上げ花火が上がり始めた。当日は徒歩30分ほどの地点で「みなとみらいスマートフェスティバル2022」が開催されており、午後7時半から約30分間で2万発が打ち上げ予定となっている。球場は時折発射音がとどろき、地響きも伝わった。しかし試合は中断などなく進行された。

◆横浜スタジアムの夏の恒例イベントが、満員のスタンドで開催された。今カードの広島3連戦では「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2022 Supported by 横浜銀行」を実施。7月29日からの巨人3連戦の中止の影響で、チームにとっては9日ぶりの実戦で、プロ野球史上初となる襟付き"開襟"シャツ型のユニホームで後半戦の"開幕"を迎えた。"開幕投手"を託されたのは、今永だった。2回を除き、毎回走者を背負いながら粘りの投球。6回を9安打2失点でゲームメークした。この日は、横浜の花火大会「みなとみらいスマートフェスティバル2022」が開催。午後7時30分から右翼席の向こう側で花火が上がった。クライマックスの55分には花火が連発する中、プレートを外した後、一塁けん制で小園を刺し、6回を投げ終えた。

◆DeNA今永昇太投手(28)が、冷静なマウンドさばきでピンチを脱した。3点リードの6回2死一塁、会沢をカウント1-2と追い込んだ後、右翼席の向こう側で爆音を響かせた「みなとみらいスマートフェスティバル2022」の花火大会がクライマックスを迎えた。鮮やかな花火が連発される中、今永は1度プレートを外した。花火が終了するとスタンドからも大きな拍手。プレーが再開した直後に一塁けん制で小園を刺し、6回を投げ終えた。

◆広島が今季最長に並ぶ2度目の5連敗で4位に転落した。Bクラスは7月14日以来19日ぶり。打線は幸先よく相手先発今永昇太投手(28)を攻略した。1回1死から菊池涼介内野手(32)の2試合連続となる5号ソロで先制した。しかしDeNA戦で今季4戦3勝、20年から6連勝中の先発森下暢仁投手(24)が誤算だった。2回2死一塁で投手の今永に左越え適時二塁打を打たれ、同点とされた。1-1の3回には3者連続適時打を含む5連打などで3失点。4回にも失点を重ね、4回5失点で降板となった。1-5の5回2死三塁では秋山翔吾外野手(34)の中前適時打で1点を返したが、反撃はおよばなかった。チームは後半戦開幕から、未勝利の5連敗。5連敗は6月11日西武2回戦~同19日ヤクルト9回戦以来、今季2度目で最長タイ。試合前でゲーム差なしで4位だったDeNAと順位が入れ替わった。

◆DeNAタイラー・オースティン外野手(30)が、1軍昇格即代打で起用された。3点リードの8回1死で広島藤井と対戦し、初球を147キロの直球を空振りし、2球目の146キロの直球を右翼に高々と打ち上げた。ベンチに引き揚げるオースティンに対し、スタンドからは大きな拍手が起こった。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が、ラッキィ池田と試合後のグラウンドで「BLUE BLUE DANCE(ブルブルダンス)」を軽快に踊った。この日は「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2022 Supported by 横浜銀行」が開催された。試合後には「YOKOHAMA NEW NATSU MATSURI」と題した同イベントで総勢100人のパフォーマーによる光の大行進や新たなダンス「BLUE BLUE DANCE(ブルブルダンス)」が披露された。三浦監督、コーチ、選手がグラウンドに集結する中、知野がマウンド付近で「BLUE BLUE DANCE(ブルブルダンス)」の先陣を切って、牧がラッキィ池田と共演した後は入江も軽快に踊った。

◆勝ち頭が...。広島森下暢仁投手(24)がDeNA16回戦(横浜)に先発し、4回5失点で6敗目を喫した。チーム最多タイの8勝右腕は長いイニングを期待されて、今季初の火曜日、週頭のマウンドに立ったが、今季2番目に短いKOとなった。自身の連勝は4で止まり、チームも後半戦4連敗で今季2度目の5連敗。7月14日以来の4位に転落した。3万超の観客が訪れた横浜スタジアム。勝利の余韻に浸る華やかなDeNAの演出が、5連敗を喫した広島ナインの傷心にしみる。先発森下は大きな期待を背負って登板した。今季19試合目で、後半戦では初めての先発。佐々岡監督は従来の土曜日ではなく、火曜日を右腕に託した。DeNAには今季4戦3勝。20年からは6連勝中と好相性を誇る。さらに試合前でリーグ最多122回を投じており、ブルペン陣の負担を軽減する「イニングイーター」として長いイニングを期待されていた。しかし終わってみれば今季2番目に短い4回で降板。5失点で6敗目を喫した。「見ての通り。本当に反省。カード頭を投げさせてもらって、取らないといけない。長いイニングを投げないといけない。そういうところをしっかりやりたい」何度も反省の言葉を重ね、勝利に導けなかった投球を悔いた。勝ち越し点を許したのは同点の3回。3者連続適時打を含む5連打などで3失点し、これが決勝点となった。直前の全力疾走が響いたかもしれない。3回の攻撃は1死から右前打で出塁。2死一塁となり、菊池涼の右中間への二塁打で一塁から本塁へ走った。結果はクロスプレーで憤死。攻守交代となり、直後の投球で失点が重なった。「1点欲しかったし、セーフだったらまた違った形になったと思う。特に気にはしていない」と右腕は影響は否定。佐々岡監督も「これは野球。影響とか言ってはダメだと思う。セ・リーグは9番目の打者としてあるので」と言い訳にさせなかった。チームは今季2度目の5連敗で7月14日以来の4位に後退した。後半戦は4戦全敗。Aクラス最短復帰へ、まずは1勝が絶対条件だ。【前山慎治】○...菊池涼が2戦連発となる先制の5号ソロを放った。1回1死、カウント2ボールから先発今永の直球を左翼席へ。「たまたま入ってくれました。先制点になって良かったです」。6月24日の同戦(横浜)でも今永から左翼へ3号2ランを放った。5発中3発が横浜でのDeNA戦と、得意の球場で結果を出した。○...秋山が2戦連続適時打を含むマルチ安打を放った。4点差を追った5回2死三塁。カウント3-1と有利な場面で中前適時打。「今永君の印象がライオンズ時代から良くなかった。カウントが良くなったので振りにいった結果、安打になって良かった」。1回1死でも中前打を放っており、出場は17試合ながら打率を一時の1割台前半から3割2厘まで上げてきた。○...1軍昇格した末包が代打でプロ初三塁打を放った。1-5の5回先頭で5月18日以来の打席へ。今永の2球目を左翼フェンス直撃の三塁打とし、その後秋山の中前適時打で生還した。「こすって上がりすぎた。しっかり走って打って良かったと思う。久しぶりの1軍の試合で緊張せずにフルスイングできた」。横浜では開幕戦で猛打賞を放つなど今季12打数6安打と相性が良い。

◆右肘の手術から復帰したDeNAタイラー・オースティン外野手(30)が2日、広島16回戦(横浜)で今季初昇格し、代打で出場した。3点リードの8回1死で右飛に凡退した。打席に立つ直前には大きな拍手を受け「感極まりそうになりました。待っていてくれたファンの皆さまに感謝します」と感激。三浦監督は「球場の雰囲気がガラッと変わった」と評した。▽DeNA今永(6回2失点で5勝目)「テンポの悪い投球の中、援護してくれた野手陣に感謝です」実戦復帰 足の張りで2軍調整中のDeNA大田泰示外野手(32)が、イースタン・リーグの楽天戦(平塚)に「4番右翼」で実戦復帰し、2打数1安打で6回の守備から交代した。100万人突破 DeNAは、広島16回戦(横浜)で今季主催試合の観客動員数が100万人を突破したことを発表した。

◆DeNAがイベントめじろ押しの後半戦初戦を快勝で飾って、3位に浮上した。先発今永昇太投手(28)が6回2失点と粘投。打線は天敵の森下を4回5失点でKOした。三浦監督は「いい攻撃ができたし、今永もゲームを作ってくれた」と評価した。この日は「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」が開催され、史上初の襟付き開襟シャツ型のユニホームを着用。試合途中にはみなとみらいでの花火大会、試合後の「ブルブルダンス」と大盛り上がりだった。▽DeNA今永(6回2失点で5勝目)「テンポの悪い投球の中、援護してくれた野手陣に感謝です」100万人突破 DeNAは、広島16回戦(横浜)で今季主催試合の観客動員数が100万人を突破したことを発表した。実戦復帰 足の張りで2軍調整中のDeNA大田泰示外野手(32)が、イースタン・リーグの楽天戦(平塚)に「4番右翼」で実戦復帰し、2打数1安打で6回の守備から交代した。

◆DeNAの新ダンス「BLUE BLUE DANCE(ブルブルダンス)」が、この日の野球界で大きな注目を浴びた。試合後、「ブルブルダンス」を考案したラッキィ池田がグラウンドに登場。三浦監督、コーチ、選手もグラウンドに集まる中、知野が先陣を切って、軽快にダンス。牧はラッキィ池田と一緒に踊って、ラストは入江がノリノリで踊った。この日は、プロ野球史上初の襟付き開襟シャツ型のユニホームでも注目を集めたが、想像を超えるダンスパフォーマンスに、ツイッターでは「#ブルブルダンス」「入江くん」らダンス関連がトレンド入りした。

◆右肘の手術から復帰したDeNAタイラー・オースティン外野手(30)が、ツイッターでも大きな注目を集め、「オースティン」がトレンド入りした。今季初昇格し、3点リードの8回1死で代打で出場。スタンドからは大きな拍手が起こる中、打席に立ち、2球目を高々と右翼に打ち上げた。オースティンは「打席に入るまでは落ち着いていましたが、ファンの皆さんの拍手で感極まりそうになりました。自分を待っていてくれたファンの皆さまに感謝しています」と感激。次戦に向け「与えられた役割を1日1日やっていき、チームのために頑張ります」と意気込んだ。▽DeNA今永(6回2失点で5勝目)「テンポの悪い投球の中、援護してくれた野手陣に感謝です」実戦復帰 足の張りで2軍調整中のDeNA大田泰示外野手(32)が、イースタン・リーグの楽天戦(平塚)に「4番右翼」で実戦復帰し、2打数1安打で6回の守備から交代した。100万人突破 DeNAは、広島16回戦(横浜)で今季主催試合の観客動員数が100万人を突破したことを発表した。

◆DeNAが、恒例イベントの「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2022 Supported by 横浜銀行」を開催し、プロ野球史上初となる襟付き開襟シャツ型のユニホームでプレーした。着こなし方は個性にあふれた。お立ち台で大和は「(ユニホームの)中にアンダーシャツを着ているので、バランスを取って、ボタンを2つ開けてみました」と話した。この日から1軍に合流したオースティンは、襟の間から鍛え上げられた強靱(きょうじん)なボディーをチラリとのぞかせ、ファン、チームメートから注目を浴びた。三浦大輔監督(48)は「試合に入れば集中してましたし、着こなし方は選手、コーチ、それぞれ自由」と振り返りながら「初戦で勝てたので、ゲンのいいユニホームにしていかないといけないです」と連勝を誓った。

◆右肘の手術から復帰したDeNAタイラー・オースティン外野手(30)が、今季初昇格即代打で出場し、スタンドからの拍手に胸を熱くさせた。3点リードの8回1死、代打に「オースティン」がコールされた瞬間、スタンドからは大きな拍手。2球目を高々と右飛に打ち上げ、ベンチに戻る時にも再び大きな拍手が起こった。「打席に入るまでは落ち着いていましたが、ファンの皆さんの拍手で感極まりそうになりました。自分を待っていてくれたファンの皆様に感謝しています」三浦大輔監督(48)は「ファンの方も、球場の雰囲気もグッと盛り上がりましたし、さすがオースティンだなという存在感というかね。非常に大きなプレーヤーだなと思います」と絶賛した。

◆DeNAが連敗を3で止め、3位に浮上した。同点の三回に大和、嶺井、桑原の連続適時打で3点を勝ち越した。今永が6回2失点で5勝目、山崎は21セーブ目を挙げた。広島は5連敗で4位に後退した。森下は4回5失点で6敗目。

◆DeNAは4日遅れで迎えた後半戦初戦に勝利。開幕3連敗を喫するなど、6戦全敗だった本拠地での広島戦で今季初勝利を挙げた。夏の人気イベント『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』の第1戦。今年は、NPB史上初となる襟付き開襟シャツ型のユニホーム着用して臨んだ。広島の先発・森下に対しては今季、4度対戦して0勝3敗に終わっていた。森下に対し今季7打数無安打だった桑原を8番に下げ、左打者の楠本を1番に据える新オーダーを組み、1―1の三回2死走者なしから5連打で3得点。四回は楠本が起用に応える一発を放ち、森下に5度目の対戦で初黒星を付けた。先発の今永は課題の一回に菊池涼に先制弾を浴びたが、その後は粘って6回2失点。自ら適時打も放ち、1カ月ぶりの5勝目を挙げた。

◆DeNA・大和内野手(34)が1―1の三回2死一、三塁の好機で、カウント2―2から森下の150キロの速球を華麗に流し打ち。右前へ決勝の適時打を放った。「追い込まれていたので、前に飛ばすことだけを考えてスイングした。勝ち越しのタイムリーとなりよかった」今永、嶺井のバッテリーとともにお立ち台に上がった大和。巨人3連戦が中止となり、4日遅れで迎えた後半戦初戦での活躍に「(オールスター休み期間は)朝6時半からラジオ体操をしていました。間違いなく規則正しい生活です」と活躍の秘訣(ひけつ)を明かした。チームは後半戦初戦に勝利。開幕3連敗を喫するなど、6戦全敗だった本拠地での広島戦で今季初勝利を挙げ、3位に浮上した。

◆DeNAは4日遅れで迎えた後半戦初戦に勝利。開幕3連敗を喫するなど、6戦全敗だった本拠地での広島戦で今季初勝利を挙げた。夏の人気イベント『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』の第1戦。NPB史上初となる襟付き開襟シャツ型のユニホーム着用して臨んだ。試合後に行われたショータイムでは、ラッキィ池田が振りつけを担当した新ダンス「BLUE BLUE DANCE(ブルブルダンス)」を選手たちが披露。2年目の入江、牧らがキレキレのダンスを披露し、最後までファンを楽しませた。

◆4月に右肘のクリーニング手術を受けて出遅れていたDeNAのタイラー・オースティン外野手(30)が待望の1軍に昇格。八回に代打で今季初出場を果たした。5―2の八回1死走者なし。エスコバーの代打で登場すると、本拠地のファンから大きな拍手が起こった。広島・藤井に対して1ストライクからの2球目、高めの146キロ直球に差し込まれ、右飛に倒れたが、待ち望んだ主砲の復帰にハマスタは再び拍手に包まれた。オースティンは「打席に入るまでは落ち着いていましたが、ファンの皆さんの拍手で感極まりそうになりました。自分を待ってていてくれたファンの皆さまに感謝しています。与えられた役割を一日一日やっていき、チームのために頑張ります」とコメントした。三浦監督も「毎日状態を確認してになりますけれど、あそこの打席でファンの方も、球場の雰囲気もグッと盛り上がりましたし、さすがオースティンだなという存在感というかね。非常に大きなプレーヤーだなと思います」と復帰を喜んだ。

◆広島の森下は4回9安打5失点で6敗目を喫した。前半戦は4試合で3勝負けなしと相性の良かったDeNA打線に対し、立ち上がりから球威がいまひとつ。後半戦に入ってまだ白星がなく、苦境にあるチームを救えず「見ての通り。最少失点で抑えられなかった」と肩を落とした。1―1の三回2死走者なしで、4番の牧から5連続長短打を浴びて3点を失い、勝負の流れが相手に大きく傾いた。佐々岡監督は「得点圏(に走者を背負う)までにギアを上げないと」と指摘した。(横浜)

◆DeNAの今永は6回を投げ、9安打を浴びながらも2失点にとどめて5勝目をつかんだ。三者凡退は二回の1度だけ。毎回のようにピンチを背負ったが、四回2死満塁で会沢を直球勝負で左飛に仕留めるなど、要所を締めた。1カ月ぶりの白星に「結果ほど内容は良くなかったけど、周りの選手がサポートしてくれた」と安堵した。後半戦の初戦を託され、エースの意地は示した。三浦監督は「調子自体は良くなかったが、悪いなりに我慢強く投げた」と奮闘をたたえた。(横浜)

◆後半戦の初戦を迎えたDeNAは2日、広島16回戦(横浜)に5―2で勝ち、連敗を3でストップ。今永昇太投手(28)が6回2失点で5勝目を挙げ、3位浮上に貢献した。プロ野球初の襟付き開襟シャツ型ユニホームで臨む「YOKOHAMA STAR☆NIGHT(スターナイト)」の3連戦。〝横浜反撃〟を信じるベイスターズファンがスタンドを埋め尽くした一戦で、好スタートを切った。首元にしたたる汗が、夜風に当たってひんやり冷えた。真新しいV字型の開襟ユニホームが熱帯夜でプレーするDeNAナインの体感温度を柔らげる。プロ野球初となる襟付きユニホームに袖を通した今永が後半戦の先陣。9安打を浴びながら6回2失点と粘って5勝目をマークし、3位浮上に導いた。「結果ほど内容は良くなかったが、周りの選手がサポートしてくれて勝てて良かったです」一回、菊池涼に直球を左翼席に運ばれて先制を許したが、二回2死二塁から自らバットで左越え適時打を放って同点。三回は2死から5連打で3点を勝ち越すとギアを上げた。登板中に気温が30度を下回らない熱帯夜で115球を投げ、7月1日以来の白星を挙げた。待望の夏の恒例イベント「STAR☆NIGHT」。今年の目玉は襟付き開襟シャツ型のユニホーム。横浜市の花であるバラやランドマークタワー、中華街など横浜の象徴的なモチーフがカラフルな柄となってちりばめられている。今永は2016、17年に続き今季も真夏の祭典で勝利。〝スターナイト男〟はこの日も光り輝いた。この日は偶然にも、みなとみらいの花火大会が3年ぶりに開催された。午後7時30分から25分間で2万発。次々と右翼席奥に大輪の火花が咲いた。左腕は打ち上がる際の爆音にも動じず、トップギアを維持し続けた。新型コロナウイルス禍でチーム編成が困難になった巨人の影響を受け、後半戦の開幕カードとなるはずだった7月29―31日の3連戦(横浜)が中止。三浦監督は試合前練習でナインを集め「借金を一日でも早く返して貯金を積み上げていこう」と号令をかけた。クライマックスシリーズファーストステージ初戦となる10月8日まで、この日を含め68日間で54試合をこなす。8月に〝反撃ギア〟を上げ、まずは2つの借金を完済する。(横山尚杜)★おしゃれ番長 スペシャルユニホームを第2ボタンまで開けた〝おしゃれ番長〟の大和が決勝打を放った。三回に一、二塁間を破る痛烈な勝ち越し打。お立ち台では「(球宴ブレーク中は)毎朝6時半から(テレビ番組の)ラジオ体操を見ていました。規則正しい生活のおかげです」と話し、興奮冷めやらぬファンを笑顔にした。ユニホームの着こなしについては「アンダーシャツとのバランスを取って(ボタンを)2つ開けてみました」と明かした。★ブルブルダンス 11年目を迎えた真夏の恒例イベント『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』。試合後には「YOKOHAMA NEW NATSU MATSURI」と題したショーが行われ、100人のパフォーマーによる光の大行進や新ダンス演出「BLUE BLUE DANCE(ブルブルダンス)」が披露された。振り付けを担当したラッキィ池田がグラウンドに登場すると、牧や入江らがノリノリで共演。球場外には「ハマスタBAYビアガーデン」もオープンし、多くのファンが集まった。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
58361 0.617
(↑0.004)
-
(-)
48420
(+5)
358
(-)
116
(+3)
56
(-)
0.254
(-)
3.360
(↑0.03)
2
(-)
阪神
49472 0.510
(↑0.005)
10
(-)
45341
(+6)
274
(+3)
63
(+1)
74
(-)
0.240
(-)
2.520
(↑0.01)
3
(1↑)
DeNA
43452 0.489
(↑0.006)
12
(-)
53319
(+5)
354
(+2)
69
(+1)
31
(-)
0.251
(↑0.001
3.550
(↑0.02)
4
(1↓)
広島
46503 0.479
(↓0.005)
13
(↓1)
44381
(+2)
374
(+5)
58
(+1)
19
(-)
0.255
(↑0.001
3.460
(↓0.02)
5
(-)
巨人
45511 0.469
(↓0.005)
14
(↓1)
46374
(+3)
442
(+6)
110
(-)
45
(-)
0.245
(↓0.001)
4.100
(↓0.01)
6
(-)
中日
41511 0.446
(↓0.005)
16
(↓1)
50274
(-)
344
(+5)
50
(-)
32
(-)
0.248
(↓0.001)
3.530
(↓0.02)