広島(★5対6☆)中日 =リーグ戦17回戦(2022.07.31)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
中日
00101013061200
広島
10000120151221
勝利投手:福 敬登(2勝2敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝1敗23S))
敗戦投手:森浦 大輔(1勝2敗0S)

本塁打
【広島】菊池 涼介(4号・6回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 広島戦チケット予約 中日戦チケット予約

DAZN

◆中日がシーソーゲームを制して3連勝。中日は2-2で迎えた7回表、2死満塁から相手失策の間に走者が生還し、勝ち越しに成功する。その後逆転を許すも、8回にビシエドと木下の適時打で3点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、4番手・福が今季2勝目。敗れた広島は最終回に1点を返すも、反撃は及ばなかった。

◆後半戦1勝目が遠い...。広島が中日17回戦(マツダスタジアム)で1回には秋山翔吾外野手(34)の先制犠飛で22イニングぶりの得点。1点ビハインドの7回には菊池涼の犠飛で追いつき、秋山の適時内野安打で再びリードを奪った。しかし、1点リードの8回に森浦がまさかの3失点。イニング別失点数最多60点の8回が重く、最下位中日に3連敗。4位DeNAにはゲーム差なしに迫られた。同点に追いつきなお2死二、三塁の7回。二塁手の前へ高いバウンドが転がった。打った秋山は全力で一塁へ向かう。ふわりと浮いた二塁手三ツ俣のトス送球よりも、秋山の右足がコンマ数秒先着した。内野安打を確信した秋山が両手を広げ、直後に一塁塁審も腕を広げた。魂の全力疾走で適時内野安打をもぎ取り、一時はリードを奪うこの試合2打点目を呼び込んだ。1回無死二、三塁でも先制犠飛を放っていた背番号9。「1、2番が仕掛けてくれて良い形でチャンスをつくってくれる。(走者を)かえせて動かしていく攻撃ができて良かった」と機能した上位打線を誇る。2点を追う9回2死二、三塁にもその姿勢は変わらなかった。「後ろはサク(坂倉)。僕が無理にということはない」と気負いはなかった。二遊間への打球を遊撃手が回り込んで捕球したが、秋山の足が速かった。「センターに抜けていれば一番良かったが」と悔やむも、遊撃内野安打を全力疾走でつかみ、最低限の仕事は果たした。7回の秋山の一打で勝ち越したものの、5番手森浦が逆転を許した。8回に先頭内野安打から2死二、三塁のピンチを招き、ビシエドに痛恨の逆転2点適時打を許した。今季イニング別失点数は8回が最多の60点。魔の8回が重くのしかかり、逆転負け。佐々岡監督は「攻めた結果ではある」と決勝打を浴びた森浦をかばった。その上で「勝負させた僕の責任もある」。後半戦1勝目が遠い。この試合のスタメン捕手は白浜。17年8月4日DeNA戦(横浜)以来の先発起用だった。野村を5回途中2失点とリードしたが、勝利につながらなかった。最下位中日に3タテをくらい、連敗は4に伸びた。4位DeNAとはゲーム差なしとなった。後半戦は3戦未勝利。負の重い数字が広島にのしかかる。【前山慎治】○...野村が"広陵バッテリー"で白星を逃した。今季4試合目の先発。バッテリーを組むのは広陵の4学年先輩で14年6月9日以来となる白浜。1-2の5回1死満塁で降板となり「丁寧にいき過ぎて球数が増えてしまったことは反省点。5回は粘りたかった。リリーフに助けてもらい申し訳ない」。結果的に5回途中2失点で勝ち負けはつかず。長いイニングを投げられず反省を第一に述べた。○...菊池涼が2度の同点打でチームを勢いづけた。1-2の6回1死では左中間へ4号同点ソロ。2-3とされた7回1死満塁では右犠飛で同点とした。「(本塁打は)良い風が吹いてくれました。(犠飛は)なんとかつなげた。同点に追いつくことができて良かった」。初回無死一塁ではヒットエンドランを成功させ好機を拡大させるなど、終始存在感を放っていた。▽広島佐々岡監督(4-3の8回に森浦が3失点で逆転負け)「勝負させた僕の責任。(野村の次回登板は)考える」

◆中日が広島に競り勝ち、今季初の敵地3連勝を飾った。2点リードの9回にR・マルティネス投手(25)が1点差に迫られる。なお2死一、三塁で坂倉を空振り三振に仕留めてゲームセットと思われたが、ファウル判定に変更。直後に二盗を決められ、一転サヨナラのピンチとなったが投ゴロに打ち取り、もつれにもつれた試合を勝ちきった。三振判定が覆った際、審判に確認作業を行った立浪和義監督(52)は「いろんなことがありましたけど、勝ちきれたことが大きい。(最後は)あそこで打たれたら悔やまれるが、よく抑えてくれた」とヒヤヒヤ勝利を喜んだ。チーム課題の敵地&屋外球場で結果を出した。前半戦はロードゲームで12勝28敗1分けと大きく負け越した。28日には猛暑のマツダスタジアムで午後2時から練習を行った。首脳陣は慣れることが対策の第1歩と位置づけたが、いきなりその成果が出た。▽中日R・マルティネス(9回、1点差に迫られながらも逃げ切り23セーブ目) 点を取られてピンチも作ってしまったけど、チームが勝ててよかったです。▽中日松葉(新型コロナに感染し8日以来の先発。5回4安打1失点に) 久しぶりの実戦でいつもより緊張感はありましたが、ピンチでも落ち着いて投げることができました。次回はもっと長いイニングを投げられるように頑張ります。▽中日ビシエド(8回の逆転2点適時打を含む3安打3打点) きょうはいい試合だった。いいところで打てた。

◆中日の岡林が1点を追う三回に適時二塁打を放った。2死三塁で2球目の内寄りの変化球に「うまく反応できた」と、しっかり引っ張って右翼線に運んだ。五回の第3打席は好機を広げる四球。1番大島に続く2番打者として、打線を引っ張っている。今季から右翼のレギュラーに定着した高卒3年目の外野手。抜群の打撃センスに加えて、俊足と強肩も兼ね備えている。立浪監督も就任前の臨時コーチ時代から打撃指導するなど期待してきた。この試合前の打率はリーグ10位。29日の広島戦では3安打を放った。「(年間の)規定打席が一つの目標」と宣言して後半戦に入り、奮闘している。

◆中日が4月以来となる同一カード3連勝。1点を追う八回にビシエドの2点適時打、木下の適時二塁打で逆転した。4番手の福に2勝目がつき、R・マルティネスが23セーブ目。打線が粘った広島は森浦がつかまり4連敗となった。

◆広島が逆転負けで後半戦最初の3連戦で同一カード3連敗を喫した。4連敗で借金は3に。試合後の佐々岡真司監督(54)の一問一答は次の通り。──2点を追う九回に秋山の適時打で1点差に迫った。打線の戦いぶりについて「打線は本当に、最後まであきらめない姿勢というか、最後の(R・)マルティネスから。あきらめないというか粘りが出たと思います」──野村は4回?を5安打2失点。評価は「コントロール、切れ、制球で勝負する投手という中で、球の切れを感じなかった。制球も苦しんでいる。何とか2失点ではありますけど本来の...」──次回登板の可能性は「考えます、それはね」──4─3の八回に投入した森浦は2死二、三塁でビシエドとの勝負を選んだ「マウンドに行ってバッテリー間で勝負するということだった。そこは打たれたらね。勝負させた僕の責任もあるし、攻めた結果ではあると思う。投手の気持ちというのは満塁にしてというのもある。ビシエドが当たっているし、次の木下で勝負というのも考えられる中でやっぱり腕を振ってとか、押し出しとか色んな事を考えると二、三塁で攻められるというのもある」──コンディション不良で調整中の上本、西川が2軍戦で守備に就いた。2人が再昇格する可能性は「上本の場合は(昇格の)可能性がありますが、西川の場合はもう少し打席数と守備。長いこと離れていたので、もう少し時間をかけてになるでしょう」──上本は2日のDeNA(横浜)から昇格の可能性も「今は終わったばかりで、2軍もナイターだったので(総合的に判断をする)」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
57361 0.613
(↑0.004)
-
(-)
49415
(+4)
358
(+2)
113
(+3)
56
(-)
0.254
(↓0.001)
3.390
(↑0.03)
2
(-)
阪神
48472 0.505
(↓0.006)
10
(↓1)
46335
(+2)
271
(+4)
62
(-)
74
(+1)
0.240
(-)
2.530
(↑0.01)
3
(-)
広島
46493 0.484
(↓0.005)
12
(↓1)
45379
(+5)
369
(+6)
57
(+1)
19
(+3)
0.254
(↑0.001
3.440
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
42452 0.483
(-)
12
(↓0.5)
54314
(-)
352
(-)
68
(-)
31
(-)
0.250
(-)
3.570
(-)
5
(-)
巨人
45501 0.474
(-)
13
(↓0.5)
47371
(-)
436
(-)
110
(-)
45
(-)
0.246
(-)
4.090
(-)
6
(-)
中日
41501 0.451
(↑0.007)
15
(-)
51274
(+6)
339
(+5)
50
(-)
32
(+1)
0.249
(↑0.001
3.510
(↓0.02)