阪神(★2対4☆)ヤクルト =リーグ戦16回戦(2022.07.31)・阪神甲子園球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 1234567891011
ヤクルト
000000101024823
阪神
000200000002700
勝利投手:田口 麗斗(1勝1敗1S)
(セーブ:マクガフ(0勝2敗26S))
敗戦投手:石井 大智(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(35号・7回表ソロ),村上 宗隆(36号・9回表ソロ),村上 宗隆(37号・11回表2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 阪神戦チケット予約 ヤクルト戦チケット予約

DAZN

◆ヤクルトが延長戦を制した。ヤクルトは1点ビハインドの9回表、村上のソロが飛び出し、土壇場で同点とする。そのまま迎えた延長11回には村上が3打席連続本塁打となる2ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、6番手・田口が今季初勝利。敗れた阪神は終盤まで試合を優位に進めるも、リードを守りきれなかった。

◆阪神はオールスター明けから29日ヤクルト戦6-0、30日同戦7-3と連勝スタート。阪神が後半戦初戦から3連勝すれば、4連勝(1分け含む)した10年以来。首位ヤクルトに勝利して12年ぶりの連勝スタートを飾れるか。

◆阪神の最年長、糸井嘉男外野手が31日、41歳の誕生日を迎え、ヤクルト戦前のチーム練習中にサプライズで祝福された。午後3時11分、フリー打撃を開始しようと打撃ケージに入った瞬間、甲子園におなじみのソングが流れた。「ハッピー バースデー トゥー ユー...♪」ナイン、首脳陣、そして試合前イベントでスタンドで練習見学をしていたファンから拍手が起こった。糸井は帽子を取って周囲に頭を下げ、照れくさそうに笑った。ビジョンには「HAPPY BIRTHDAY YOSHIO ITOI 2022・7・31」と特別演出で映し出された。記念撮影に応じると、近大の後輩、佐藤輝明内野手(23)とのツーショット撮影にも応じた。練習後には「ありがとう」と素直に心境を言葉にし、41歳の抱負を「突っ走る。走る走る俺たち~、や」と超人節で述べた。糸井は19年目の今季、2年ぶりに開幕スタメンを取り戻し、59試合で打率2割2分4厘、3本塁打、22打点。直近は代打起用が続いており、6月19日DeNA戦を最後に1カ月以上安打が出ていない。チームは首位ヤクルトに勝ち越しを決め、5連勝中。自らの誕生日を祝う超人の一打に期待がかかる。

◆首位ヤクルトを9ゲーム差で追う2位阪神は、今季3度目の6連勝を狙う。先発はジョー・ガンケル投手(30)が務める。7月は3試合登板して2勝0敗、防御率0・00と絶好調。今季ヤクルト戦は5月19日以来、4度目の登板だ。「(ヤクルトは)コロナから選手が戻って、攻撃面ではすごく状態が上がっていると思う。失投を減らしていきたいですし、真ん中付近を避けたボールを投げていきたい。カウント有利に物事を進めてコーナーを狙って低めにボールを集めて投げていきたい」。3年目の助っ人が7月負けなしで締める。また、この日41歳の誕生日を迎えた糸井嘉男外野手はベンチスタートとなった。

◆この3連戦で開催している「夏休みこどもまつり」のイベントの一環で、YouTubeなどSNSを中心に癖の強いキャラクターで大人気のチビみらんちゃん(5)が親子でゲスト出演した。みらんちゃんは同イベント期間中に小学生以下の来場者先着7000人にプレゼントされる「KIDSハッピ」を着用し、お母さんは好きな選手という糸井のユニホームを着て登場。「こんにちは。5歳です」と自己紹介したみらんちゃんは、司会者のかけ声とともに「(ヤクルト戦3連勝)するぞ~!」と声を張り上げた。その後は親子で阪神のスタメン発表を行い、場内を盛り上げた。チビみらんちゃんは「楽しかったです。またやりたいなと思いました」とコメントした。

◆勢いが止まらない! 阪神大山悠輔内野手(27)が適時打を放ち、ヤクルトから先制。今季3度目の6連勝へ向けて好スタートを切った。4回に先頭の近本が、ヤクルト先発原から中前打を放ち出塁。続く佐藤輝も右前打とチャンスを広げた無死一、三塁で大山の打席だった。カウント2-0から142キロの直球を捉え、右前適時打。1点を奪い、均衡を破った。「ガンケルが良い投球を続けてくれていますし、早く先制点が欲しかったので、打つことができてよかったです」なおも続く無死一、三塁。糸原健斗内野手(29)の中犠飛で2点目を挙げた。「(大山)悠輔が良い形でランナーをかえしてくれたので、少し楽な気持ちで打席に立つことができました。最低限ですが、追加点を取ることができてよかったです」4回まで無失点投球の先発ガンケルを援護した。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、2試合連発となる35号ソロを放った。2点を追う7回無死走者なし。阪神2番手の左腕・渡辺に対し、カウント1-2からの4球目、外角高めスライダーを逆らわずに左翼席へ。「チャンスメークする気持ちで打席に入りました。強引にいかずコンパクトに打つことができました」と振り返った。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、2打席連発となる36号同点ソロを放った。まずは2点を追う7回無死。阪神2番手渡辺に対し、カウント1-2からの4球目、外角高めスライダーを逆らわずに左翼席へ35号ソロ。「チャンスメークする気持ちで打席に入りました。強引にいかずコンパクトに打つことができました」と振り返った。1点を追う9回1死では、阪神守護神岩崎に対し、初球を完璧に捉えた。打球は右翼から左翼方向に強く吹く浜風に負けず、右翼席に飛び込んだ。土壇場で試合を振り出しに戻す1発に、悠然とダイヤモンドを周回すると、次打者サンタナとエルボータッチで喜び合うと「まだ同点なので勝ち切れるように頑張ります」と話した。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が自身初の3打席本塁打を放ち、チームを逆転勝利に導いた。試合後、村上は「なんかあんまり実感が湧かないというか...、今日の試合とれたことが、すごく良かったです」と、まずは自身の3発よりもチームの勝利を喜んだ。3発で全4打点をたたき出す、これぞ4番の働き。言葉の端々に「それぐらい責任を背負っていますし、そういう打順ということを自覚していますし、これからまだまだ厳しい戦いが続くと思うので、しっかり勝って頑張りたいと思います」と主砲のプライドがのぞく。まずは2点を追う7回無死だ。阪神2番手渡辺に対し、カウント1-2からの4球目、外角高めスライダーを逆らわずに左翼席へ35号。「チャンスメークする気持ちで打席に入りました。強引にいかずコンパクトに打つことができました」と振り返った。1点を追う9回1死では、阪神守護神岩崎に対し、初球を完璧に捉えた。打球は右翼から左翼方向に強く吹く浜風に負けず、右翼席へ36号同点ソロ。土壇場で試合を振り出しに戻す1発に、悠然とダイヤモンドを周回すると、次打者サンタナとエルボータッチで喜び合った。とどめは同点の延長11回、2死一塁から阪神石井の3球目、高め変化球を捉え、左翼席中段に運んだ。決勝の37号2ラン。「(本塁打を)狙うことはなかったんですけど、甘く来た球をしっかりスイングするという意識はありました」。"村神様"の大活躍でヤクルトはカード3連敗を逃れ、貴重な1勝をつかんだ。

◆阪神が首位ヤクルトの4番村上に3打席連発を浴び、痛恨の逆転負けで今季3度目の6連勝を逃した。7月を14勝6敗で終え、貯金は1に逆戻り。ヤクルトとのゲーム差は10に広がった。まずは両チーム無得点で迎えた4回裏、クリーンアップが右腕原から3連打で試合展開を動かした。先頭の3番近本光司外野手(27)が二遊間を破り、4番佐藤輝明内野手(23)の右前打で無死一、三塁。5番大山悠輔内野手(27)は144キロシュートを押し返し、一、二塁間を破って先制点をたたき出した。なおも無死一、三塁で6番糸原健斗内野手(29)が中犠飛。流れを一気に引き寄せた。投手陣は先発のジョー・ガンケル投手(30)が4回2死まで完全投球。6回を3安打無四球無失点と好投した。だが、この日は自慢の中継ぎ陣がリードを守り切れなかった。2点リードの7回無死、2番手の渡辺雄大投手(30)が4番村上に左越えソロを被弾。1点リードの9回には守護神の岩崎優投手(31)が再び4番村上に同点の右越えソロを献上。土壇場でゲームを振り出しに戻され、試合は延長戦に突入した。打線は同点の10回裏1死、代打の陽川尚将外野手(31)が左腕田口から右中間二塁打。1死二塁のサヨナラ好機をつくったが、後続が凡退した。最後は11回表2死一塁、石井大智投手(25)が決勝の左越え2ランを許して、力尽きた。

◆再び悪夢が...。阪神投手陣がヤクルト村上宗隆内野手(22)に3打席連発を喫して逆転負けした。2-0の7回に2番手で登板した渡辺雄大投手(30)が左越えにソロを浴び、1点差に。9回は守護神岩崎優投手(31)が右越えに同点ソロを浴びた。左腕は今季初被弾となった。試合は今季12度目の延長戦に突入。11回はそれまで16試合無失点を続けていた石井大智投手(25)が7番手で登板し、2死一塁から116キロのカーブを完璧に捉えられ、逆方向へ勝ち越し2ランを運ばれた。ここまで盤石だった中継ぎ陣が乱れ、開幕戦でヤクルトに一時8-1としながら救援陣が炎上し、最後は8-10で敗れた悪夢をほうふつとさせた。

◆チーム最年長の阪神糸井嘉男外野手にとって、悔しさの残る誕生日となった。この日41歳となった超人は、2点を追う延長11回2死から代打で出場。空振り三振に倒れ、最後の打者となった。試合前練習のフリー打撃開始前にはサプライズでバースデーソングが流れ、ビジョンに「HAPPY BIRTHDAY YOSHIO ITOI」と映し出された。チームメートから拍手で祝福を受け、練習後に「突っ走る。走る走る俺たち~。イェイ」と超人節で抱負を語っていたが、記念日を白星で飾れなかった。

◆阪神の先発ジョー・ガンケル投手(30)が6回無失点の好投も、今季6勝目はお預けとなった。テンポよく低めに球を集め3回までパーフェクト。6回2死から青木に右越えの二塁打を浴び初めてピンチを背負ったが、山田を中飛に沈め、勝ち投手の権利を持って降板した。助っ人右腕は球団を通じ「序盤はしっかり制球することができたし、いい登板になったね。最後は制球が少し乱れた部分もあったけど、何とか粘ることができてよかったよ」と振り返った。今季初めて借金生活を脱した7月は、先発陣が圧倒的な安定感をみせ続けた。チームは同月20試合中14勝を挙げ、全試合で先発に勝ち星がついた。同期間の先発防御率1・04と驚異の数字を残した。ガンケルも3試合に先発し、2勝0敗、防御率0・00と好投連発で、真夏の大逆襲をけん引。矢野監督が「うちの一番の強み」と胸を張る鉄壁を誇る先発陣が、後半戦もチームをもり立てる。▽阪神アルカンタラ(延長10回に6番手として登板し、3者凡退に抑える)「少し登板間隔はあいたけど、感覚は決して悪くなかったし、少ない球数でイニングを終えることができて、0を並べる自分の役割は果たせたと思うよ」○...浜地が仕事を全うした。渡辺がヤクルト村上から本塁打を浴び、1点差に迫られた7回途中でマウンドへ。サンタナを直球で遊ゴロに仕留めると、中村も遊ゴロに。最後はオスナを149キロの直球で二ゴロに料理した。「自分の仕事を全うする気持ちでマウンドに上がりました。しっかり3人で抑えることができて良かったです」。これで4試合連続無失点と役割を果たしている。○...湯浅が1回を無失点に抑えた。1点リードの8回に登板。ヤクルト先頭長岡に左前打を許し、代打古賀の犠打で1死二塁とされた。塩見には痛烈な打球を打たれたが、左翼島田がスライディングキャッチ。好プレーに助けられながら、最後は青木をフォークで二ゴロに仕留めた。「野手のみなさんに守備で助けてもらって、結果的に0で抑えることができて良かったです。(島田)海吏さんに本当に感謝です」。28ホールド目を挙げ、リーグトップを独走している。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が自身初の3打席本塁打を放ち、チームを逆転勝利に導いた。村上が7、9、11回と3打席連続で本塁打を放ち、自身初の1試合3本塁打。3打席連続本塁打は今年の5月27日塩見(ヤクルト)以来で、甲子園球場では10年6月29日ブラゼル(阪神)以来8人目。阪神以外の選手では61年4月23日中(中日)84年7月31日中畑(巨人)に次いで3人目だが、ラッキーゾーン撤去後(92年以降)にビジターの選手が3打席連発は初めてだ。また、3本目を延長イニングで記録した1試合3本塁打は01年5月29日中村紀(近鉄)以来9人目で、延長イニングで打って3打席連発は71年5月3日江藤(ロッテ=6、8、10回)90年5月11日ブライアント(近鉄=6、8、10回)に次いで3人目になる。ヤクルトの得点は村上の本塁打だけ。3打席連発で全得点をたたき出してチームを白星に導いたのは、16年4月24日メヒア(西武=ソロ、2ラン、満塁で7-6)以来9人目。セ・リーグでは62年9月9日王(巨人)66年10月12日木俣(中日)に次いで3人目。

◆やっぱり村神様ヤ!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、自身初となる3打席連続本塁打でチームを勝利に導いた。まずは2点を追う7回無死、左腕・渡辺から左翼席へ35号ソロ。1点を追う9回1死では、守護神・岩崎の初球を右翼席へ36号ソロ。とどめは延長11回2死一塁、右腕・石井から左翼席へ勝ち越しの37号2ランを放った。チームの全得点をたたき出す大活躍で連敗を2で止め、2位との差を再び10ゲーム差に離した。延長11回、村上の打球が上がった瞬間、阪神ファンの悲鳴が響いた。打球は浜風に乗って左翼席へ。悠然とダイヤモンドを周回し、ナインと歓喜のハイタッチを交わすと「最高にあのシーンはうれしかったです」。3発でチームを勝利に導くと、お立ち台に慣れっこの主砲も「なんかあんまり実感が湧かないです。今日の試合を勝てたことが、すごく良かったです」と素直な感想をもらした。左投手も、強烈な浜風も"村神様"には関係なかった。まずは劣勢の7回無死、左腕の渡辺に対し、カウント1-2からの4球目、外角高めスライダーに反応。「チャンスメークする気持ちで打席に入りました。強引にいかずコンパクトに打つことができました」と、逆らわずに左翼席へ反撃ののろし上げた。さらに9回1死では、同じく左腕の岩崎に対し、初球の内角高め141キロ直球を捉えた。打球は右翼から左翼方向に強く吹く、甲子園特有の浜風を切り裂き、右翼席最前列に着弾。悠然とダイヤモンドを周回すると、次打者サンタナとエルボータッチで喜び合った。今季の対右投手は打率2割9分6厘、26本塁打。一方で対左は3割5分9厘、11本塁打と、左腕をまったく苦にしない。好調だったチームは7月2日に2リーグ制後では史上最速となる優勝マジック53を点灯させたが、同8日以降に新型コロナウイルス感染者が続出し、苦境に陥った。7月成績はこの日まで6勝13敗の負け越し。19勝4敗と絶好調だった6月から成績を落とし、高津監督が「ここが踏ん張りどころ」と危機感を強めていた第3戦で、主砲が意地を見せた。「こういう試合をものにできたのはすごく良かった」。聖地でさらに覚醒した「村神様」が、しっかりチームを引っ張っていく。【鈴木正章】▽ヤクルト高津監督(3連発の村上に) すごいね。今のムネなら不思議じゃないというか。みんなの期待通りのバッティングが出来ているよね。○...中継ぎ陣が、無失点リレーで勝利に貢献した。先発原が4回途中5安打2失点で降板も、コロナから復帰2連投となった清水、田口を軸に、小刻みな継投で阪神打線を封じた。高津監督も「ムネ(村上)が3発打って勝ったのは間違いないと思うけど、リリーフもよく粘ったと思う。投げる方も守備の方もよく粘ったと思う。だからムネの3発が余計際立つ」と評価した。

◆村上ひとりにやられた...。阪神が今季3度目の6連勝を目前で逃した。31日のヤクルト戦(甲子園)は1点リードの9回に守護神・岩崎優投手(31)が同点弾を浴びるなど、ヤクルト村上に3本のアーチをたたきこまれて壮絶な逆転負け。痛い星を落とし、ヤクルトとは再び10ゲーム差に広がった。甲子園に悲鳴が響いた。マウンドの石井がうなだれる。村上がガッツポーズを決めながら、悠々とダイヤモンド1周する。まさかの3打席連発で逆転負け。時計の針が午後9時30分を回った直後、スコアボードに「2」が刻まれた。"村神様"にのみ込まれた。延長11回。今季主にビハインド展開を担ってきた石井が、2-2同点の場面で起用された。青木に振り逃げを許し、2死一塁。村上には、2ボールから高め116キロカーブを左翼席に放り込まれた。2年目右腕は3月26日の開幕ヤクルト戦以来、16試合ぶりの失点。託した矢野監督は「もちろん、勝負にいった結果っていうのは受け止めています」と振り絞った。鉄壁リリーフ陣がことごとく餌食になった。7回、2番手渡辺が左翼へソロを許した。今季、3打数無安打3三振と抑え込んでいた「村上キラー」が崩され、1点差。9回1死では、守護神岩崎が右翼へ今季初被弾となる同点ソロを浴びた。全4打点をたたき出した相手主砲に、指揮官は「それは見事やしね」と脱帽。「でも、これから対策を練らないと、まだまだ当たるんで。ずっと打たれるってわけにはいかない」。ヤクルト戦は残り9試合。同じことを繰り返すわけにはいかない。5回は無死一、二塁のチャンスを作るも無得点。「ホームランをガンガン打ってっていうチームじゃない。しっかりつなぐとか、1個のアウトでも進めるっていうところをやっていかないと。結果的に苦しい試合展開にどうしてもなってしまう。そこらへんは反省かな」。指揮官が言うように、追加点を取れなかったことも響いた。連勝は5でストップも、7月は14勝6敗でフィニッシュ。貯金1で8月戦線に臨む。甲子園に戻ってくるのは1カ月後、8月30日の広島戦だ。前半戦ラストゲームで借金を完済し、矢野監督は「ドラマを起こす舞台が整った」と言った。台本は変わらない。熱い8月へ物語は進む。【中野椋】阪神が同一打者に1試合3本塁打を許したのは、16年9月10日ヤクルト戦での山田以来6年ぶり。3打席連続となると、12年5月8日広島戦のニック以来、10年ぶりの屈辱となった。阪神のヤクルト戦での14被本塁打は、巨人戦と並び最多だ。選手別では、村上5本、サンタナ3本、山田2本のほか、青木、塩見、浜田、オスナも各1本塁打を記録している。

◆途中出場した阪神植田海内野手(26)が守備でスーパープレーを見せた。9回に代走で出場し、そのまま二塁の守備へ。延長10回1死でヤクルト長岡の右翼前への飛球を背走しながらキャッチした。矢野監督も「(植田)海のは本当に超スーパープレー。あれは海しか捕れないと思う」とたたえた。8回にも左翼島田がダイビングキャッチするなど野手陣の好守備が光った。

◆村上ひとりにやられた...。阪神が今季3度目の6連勝を目前で逃した。31日のヤクルト戦(甲子園)は1点リードの9回に守護神・岩崎優投手(31)が同点弾を浴びるなど、ヤクルト村上に3本のアーチをたたきこまれて壮絶な逆転負け。痛い星を落とし、ヤクルトとは再び10ゲーム差に広がった。痛恨の逆転負けを喫した直後、阪神大山悠輔内野手(27)は深々と観客に頭を下げた。白マスクで覆われた表情からは目元しか見えない。それでも心の底にある感情は容易に想像できた。土壇場で勝利を逃した以上、この日の1打点に満足できるはずがなかった。両チーム無得点で迎えた4回裏無死一、三塁。3番近本、4番佐藤輝の連打でもぎ取った好機を、泥臭くモノにした。2ボールからの3球目。右腕原の高め144キロシュートを狙いすましたかのように、広く空いた一、二塁間に押し返した。「ガンケルが良い投球を続けてくれていた。早く先制点が欲しかった」。欲をかかず、役割に徹した結果の先制打。それは背番号3の魅力が詰まった一打でもあった。「時には苦しく打つ練習もやらないとダメなんじゃないか?」2年前、矢野監督からアドバイスを受けて以来、懸命に打撃の引き出しを増やしてきた。フリー打撃では柵越えに目もくれず、犠飛や内野ゴロを意識したスイングも繰り返す時間帯も作った。「僕はチャンスで回ってくる場面がすごく多い。そこをいい意味でプラスに考えるというか、いい意味で余裕を持つためにも、引き出しを増やしたいと思って」。どんな形でも好機で事を起こせるように-。地道な努力はコツコツと数字に結びついている。今季チーム最多の打点は70に到達した。振り返れば、阪神で4年連続70打点をクリアした選手は過去にたった5人しかいない。藤村富美男、田淵幸一、掛布雅之、ランディ・バース、金本知憲。偉大なる先人の背中を追う日々はまだまだ続く。「勝てれば何でもいいんです」と常々口にする主砲。8月も変わることなく、勝ちを呼び込む打点にこだわり抜く。【佐井陽介】

◆阪神大山悠輔内野手(27)が適時打を放ち、ヤクルトから先制。今季3度目の6連勝へ向けて好スタートを切った。なおも続く無死一、三塁。糸原健斗内野手(29)の中犠飛で2点目を挙げた。追うヤクルトは村上宗隆内野手(22)が、2打席連発となる36号同点ソロを放った。まずは2点を追う7回無死。阪神2番手渡辺に対し、カウント1-2からの4球目、外角高めスライダーを逆らわずに左翼席へ35号ソロ。1点を追う9回1死では、阪神守護神岩崎に対し、初球を完璧に捉えた。打球は右翼から左翼方向に強く吹く浜風に負けず、右翼席に飛び込んだ。とどめは同点の延長11回、2死一塁から阪神石井の3球目、高め変化球を捉え、左翼席中段に運んだ。決勝の37号2ラン。「(本塁打を)狙うことはなかったんですけど、甘く来た球をしっかりスイングするという意識はありました」。"村神様"の大活躍でヤクルトはカード3連敗を逃れ、貴重な1勝をつかんだ。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、自身初となる3打席連続本塁打でチームを勝利に導いた。延長11回、村上の打球が上がった瞬間、阪神ファンの悲鳴が響いた。石井のナックルカーブを捉えた打球は浜風に乗って左翼席へ。悠然とダイヤモンドを周回し、ナインと歓喜のハイタッチ。3連発でチームを勝利に導くと、慣れっこのはずのお立ち台で「なんかあんまり実感が湧かないです。今日の試合を勝てたことが、すごく良かったです」と素直な感想をもらした。左投手も、浜風も"村神様"には関係なかった。まずは7回無死、左腕の渡辺の外角高めスライダーに反応。「強引にいかずコンパクトに打つことができました」と、逆らわず左翼席へ反撃ののろし上げた。さらに9回1死では、同じく左腕の岩崎の初球、内角高め141キロ直球を強振。「勝負してくる、インコースにくるなと思っていた。浜風なのでしっかり打たないと入らない。いいスイングができたかなと思います」。打球は右翼から左翼方向に強く吹く、甲子園特有の浜風を切り裂き、右翼席最前列に着弾した。今季の対右投手は打率2割9分6厘、26本塁打。一方で対左は3割5分9厘、11本塁打。ここまで左腕をまったく苦にしていない。好調だったチームは7月2日に2リーグ制後では史上最速となる優勝マジック53を点灯させたが、同8日以降に新型コロナウイルス感染者が続出し、一気に苦境に陥った。19勝4敗と絶好調だった6月から、7月はこの日まで6勝13敗と大きく成績を落とし、高津監督も「ここが踏ん張りどころ」と危機感を強めた正念場だった。チームでただ1人、開幕から全試合先発出場を続け、4番を張る22歳が「それくらい責任を背負ってますし、そういう打順というのは自覚しているので」とプライドをにじませた。選手も徐々に復帰し戦力も整いつつあるが、苦しい状況には変わりない。「コロナにかかった選手も万全で戻ってないと思うんですけど、みんな必死に戦っているので。そういうチームで勝てたことはすごく良かったなと」。聖地でさらに覚醒した「村神様」が、ますます力強くチームをけん引していく。【鈴木正章】

◆村上ひとりにやられた...。阪神が今季3度目の6連勝を目前で逃した。31日のヤクルト戦(甲子園)は1点リードの9回に守護神・岩崎優投手(31)が同点弾を浴びるなど、ヤクルト村上に3本のアーチをたたきこまれて壮絶な逆転負け。痛い星を落とし、ヤクルトとは再び10ゲーム差に広がった。<データ>阪神のヤクルト戦での14被本塁打は、巨人戦と並び最多だ。選手別では、村上5本、サンタナ3本、山田2本のほか、青木、塩見、浜田、オスナも各1本塁打を記録している。阪神が同一打者に1試合3本塁打を許したのは、16年9月10日ヤクルト戦での山田以来6年ぶり。3打席連続となると、12年5月8日広島戦のニック以来、10年ぶりの屈辱となった。

◆阪神・糸井嘉男外野手が41歳を迎えたこの日、練習中に〝サプライズ〟で祝福された。打撃練習をするためにグラウンドに登場し、フリー打撃を始める直前に場内のBGMが「バースデーソング」に変更された。矢野監督やナインも拍手を送り、糸井も帽子をとって感謝した。電光掲示板には「HAPPY BIRTHDAY YOSHIO ITOI」と表示された。今季は59試合の出場で打率・224、3本塁打、22打点の成績を残している。得点圏打率・306と勝負強い打撃は健在で、矢野阪神の大逆襲に、41歳の超人の力は欠かせない。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神はジョー・ガンケル投手(30)が先発する。7月17日の中日戦(甲子園)で今季4勝目を挙げた右腕は、24日のDeNA戦(甲子園)で5勝目をマークし自身2連勝中。この2試合は14回を投げ1失点(自責0)と好投を続けている。安定感抜群の助っ人が、後半戦の最初の登板で同一カード3連勝に導く。

◆阪神が先制。大山悠輔内野手(27)が右前適時打を放った。0-0の四回。先頭・近本が中前打を放つと、佐藤輝が右前打でつなぎ、無死一、三塁の好機を作った。打席には五番・大山。カウント2-0から、原の144㌔をはじき返した。一、二塁間を抜ける先制打。後半戦最初のカードとなった首位ヤクルトとの3連戦で、阪神が3試合連続で先手を奪った。阪神打線はなおも無死一、三塁で糸原が中犠飛を放ち追加点。2-0とリードした。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が先制の右前適時打を放った。「ガンケルが良い投球を続けてくれていますし、早く先制点が欲しかったので、打つことができてよかったです」。四回無死一、三塁の先制機で打席へ。カウント2-0から原の144㌔シュートをはじき返した。打球は一、二塁間を抜ける先制の右前適時打。大山はこれで3試合連続安打。後半戦も頼れる5番が猛虎打線を牽引している。阪神打線はさらに無死一、三塁で糸原が中犠飛を放って追加点。糸原は「(大山)悠輔が良い形でランナーをかえしてくれたので、少し楽な気持ちで打席に立つことができました。最低限ですが、追加点を取ることができてよかったです」とうなずいた。

◆阪神の先発、ジョー・ガンケル投手(30)は6回3安打無失点で試合を作った。三回まで一人の走者も許さない完璧な投球でヤクルト打線を抑えた。四回2死から山田に左前打を浴びるも、4番・村上は144㌔で捕邪飛。六回は2死二塁とこの日初めて得点圏に走者を背負ったが、山田を中飛に仕留めた。ガンケルは2点の援護をもらい、今季6勝目の権利を持って降板。中継ぎ陣に後を託した。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、主砲の意地を見せた。2点を追う七回先頭で、左翼席へ2戦連発となる35号ソロ。勝利への思いをバットに込めた。「チャンスメークする気持ちで打席に入りました。強引にいかずコンパクトに打つことができました」代わったばかりの2番手左腕・渡辺が投じたスライダーをとらえた。主力選手が新型コロナウイルスの影響でまだ本調子と言えない中、主砲として気を吐いた。

◆阪神・島田海吏外野手(26)が超美技でチームを救った。2-1で迎えた八回。4番手の湯浅がヒットと犠打で1死二塁のピンチを背負った。打席には塩見。その2球目、痛烈な打球が左中間を襲う。これを島田が倒れ込みながら好捕した。抜ければ同点は確実、逆転の走者を得点圏に置くことになっていた。チームを救ったファインプレーに球場から大きな拍手が送られた。湯浅は2死二塁とし、青木を二ゴロに仕留めて無失点。リードを保った。

◆阪神が勝利まであと一歩で試合を振り出しに戻された。2-1の九回。マウンドには守護神・岩崎が上がる。先頭の山田を捕邪飛に仕留めたが、続く四番・村上に右翼席へ2打席連発のソロを被弾。村上は七回にもソロを放つなど、燕の主砲にたった一人で同点とされ、甲子園には悲鳴にも似た声が飛び交った。岩崎は1死からサンタナに左前打を許したが、中村を遊ゴロ併殺に仕留め、同点でしのいだ。

◆阪神-ヤクルト戦は延長戦に突入した。阪神は2-1で迎えた九回に守護神・岩崎が村上に2打席連発となるソロを被弾し、試合を振り出しに戻された。打線はその裏、先頭の大山が四球で出塁し、代走の切り札・植田を投入するも、糸原が2球続けてバントを失敗。結局、一ゴロ併殺に倒れ、得点することができなかった。チームの今季の延長戦成績は2勝7敗2分。

◆まさに〝村神様〟だ!! ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が1点を追う九回1死で、右翼席へ2打席連発となる36号ソロ。ダイヤモンドを一周すると、右腕に力こぶを作り、喜びを爆発させた。阪神の守護神・岩崎が投じた失投を見逃さなかった。初球の高め直球を完璧にとらえた打球は浜風を切り裂いてスタンドへ。土壇場で大きなアーチを架けた。

◆阪神は逆転負けで連勝は5でストップした。打線は四回先頭の近本が中前打で出塁すると、佐藤輝が右前打でつなぎ、無死一、三塁。大山が右前打を放った。クリーンアップの3連打で先制すると、続く糸原が中犠飛で2-0とした。先発のガンケルは6回3安打無失点と試合をまとめたが、七回に2番手の渡辺が村上にソロを浴び、九回には守護神・岩崎が村上に2打席連発のソロを被弾した。さらに、延長十一回、石井が村上に3打席連発となる37号2ランを浴びて試合を決められた。燕の主砲に1試合3発を喫して、悪夢のような結末。連勝は5でストップし、首位ヤクルトとのゲーム差は再び「10」に広がった。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が甲子園で新伝説を作った。3打席連続本塁打を放つなど5打数3安打4打点の活躍でチームの連敗を2で止めた。6番手の田口が今季初勝利。日曜の甲子園に〝村神様〟が降臨した。まずは2点を追う七回、先頭で2番手左腕・渡辺が投じたスライダーを捉え、左翼席へ2戦連発となる35号ソロ。さらに1点を追う九回1死、阪神・岩崎から右越え36号ソロを放った。これで終わらない。十一回には右腕・石井から左翼ポール際に37号2ランを放った。主力選手が新型コロナウイルスの影響でまだ本調子と言えない中、〝村神様〟の3連発に甲子園の虎党からため息が漏れた。

◆阪神が首位ヤクルト相手に同一カード3連勝を逃した。延長十一回2死一塁で、7番手の石井大智投手(25)が村上宗隆内野手(22)に、3打席連続となる37号2ランを浴びて、逆転負けを喫した。2ー0の七回に渡辺雄大投手(30)、九回一死から岩崎優投手(31)が同点弾を許した。これで延長戦成績は2勝8敗2分。7月を20戦14勝6敗で終えたチームは8月2日の巨人戦(東京ドーム)から、夏の長期ロードへと向かう。ヤクルトと10差となった矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績48勝47敗2分、観衆3万6331人)。ーー勝ちパターンで悔しい負け「うん」ーー村上にやられたが彼の打撃は「いやぁ、まあそれは見事やしね。でもこれから対策を練らないと。まだまだ当たるんで」ーー先発陣がずっとゲームを作っている「それが結果にもつながっていると思う。ウチの一番強みだし。そこはこれからも、頑張ってもらわないとダメなところ。その中でもよくやってくれているなと思っています」ーー五回は相手のミスもあってつけ込みたかった(無死一、二塁で無得点)「そうやね、やっぱり負けるには理由がある。あそこで点を取れていない、作戦も決められていないのも、チームとして反省していかなアカン。まあ、ホームランをガンガン打つチームじゃないんでね。そういうところはしっかりつなぐとか、1個のアウトでも進めるところをしっかりやっていかないと。結果的に苦しい試合展開にどうしてもなってしまうんでね。そこらへんは反省かな」ーー島田や植田の好プレーもあった「いや、海(延長十回、二塁後方の飛球を好捕)のは本当に超スーパープレーで、あれは海しか捕れないと思うし。島田(八回、左中間の飛球を好捕)もね、球際で飛び込むとなかなか、目線もずれるし、難しいけど、しっかり捕ってくれたなと思います」ーー村上には際どいところを攻めた結果だったが「勝負にいった結果なので受け止めて、さっき言ったように対策を練っていかないと。ずっと打たれるわけにはいかないので。勝負にいった結果は受け止めています」ーーカードは勝ち越し、ビジター9試合へ「何もやることは変わらない。いい形でできていることは多いので、そこは今まで通り、今まで以上にやっていきます」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が甲子園で新伝説を作った。3打席連続本塁打を放つなど5打数3安打4打点の活躍でチームの連敗を2で止めた。村上のヒーローインタビューは以下の通り。--自身のバットで勝った今の気分は「あまり実感が湧かないというか。今日の試合を取れたことが良かったです」--九回のホームランを振り返って「前の打席(七回)にスライダーをレフト方向に打ってたので、まぁ勝負してくるな、インコースで来るなと思って。この浜風なのでしっかり打たないと(スタンドに)入らないなと思ってたので、しっかり打てて入ったのでいいスイングできたかなと思います」--延長十一回は2死一塁の場面、一発狙ってました「狙うことはなかったんですけど、甘く来た球をしっかりスイングする意識はありました」--甲子園での3打席連続ホームランはこれまでありました「僕自身プロに入って初めてなので。初めてのことです」--7月はチームとして苦しい戦いが続いた。その中で今日は4番のプライドを見たように思うのですが「そうっすね。それぐらい責任を背負ってますし、そういう打順というのは自覚しているので。これからまだまだ厳しい戦いが続くと思うので、しっかり勝って頑張りたいなと思います」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が甲子園で新伝説を作った。3打席連続本塁打を放つなど5打数3安打4打点の活躍でチームの連敗を2で止めた。村上のデータBOXは以下の通り。?ヤクルト・村上が初の1試合3本塁打。1試合3本塁打は7月29日の中日・ビシエド以来、3打席連発は5月27日のヤクルト・塩見泰隆以来。ヤクルト(前身を含む)で1試合3発以上は2003年6月28日に4本を打った古田敦也を筆頭に19人目(23度目)。同一シーズンに2人が記録したのは、1997年の小早川毅彦とホージー以来25年ぶり2度目で、ともに3打席連発だったのは初。?延長回に3本目を放ったのは01年5月29日の近鉄・中村紀洋(十回)以来21年ぶり9人目で、ヤクルトでは初。十一回以降に3本目を打ったのは、69年5月3日の広島・山本一義(十八回)以来53年ぶり2人目。?甲子園での3打席連発は10年6月29日の阪神・ブラゼル以来12年ぶり。阪神以外の選手では84年7月31日の巨人・中畑清以来38年ぶり3人目。?ヤクルトで22歳5カ月での1試合3発以上は15年8月22日の山田哲人の23歳1カ月を抜く球団最年少記録。

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(78)は延長十一回2死一塁で石井大智投手(25)が村上宗隆内野手(22)に、3打席連続となる37号ソロを浴びた場面にフォーカスを当て、敬遠ではなかったかと疑問を投げかけた。ヤクルト・村上の3発には恐れ入った。詰まってもスタンドに運べるという距離感を、あの若さですでにつかんでいる。投球に対して、常にいい角度でバットが出ている。左打者で、これだけ見事に左右に打ち分けられるのは、最近では松井秀喜(巨人など)、大谷翔平(エンゼルス)。彼らに匹敵するのではないか。故障さえなければ、村上時代は当分続くのではないか。だからと言って「打たれても仕方がない」では済まされない。延長十一回の3発目の場面。勝負したのはベンチの判断なのだろうが、結果論ではなく疑問を感じた。歩かせると一塁走者が得点圏に進むから、セオリーでは村上敬遠の選択肢は考えにくい。しかし5番・サンタナはすでにベンチに下がっており、村上と次打者(代走から守備に就いた渡辺)の力量差は極端すぎるほどあった。本塁打ではなくても間を抜かれる可能性がある村上と、次打者に適時打を打たれる確率の比較は、言うまでもないような気がする。マウンドにいたのは石井。今季、好投を繰り返しているとはいえ、修羅場の経験値は少ない。そんな投手に、最強打者に対して際どいコースを攻めて勝負しろという指示は酷だ。ましてカウント2-0になってから、さらに微妙な制球を求めるのは無理があったと思う。はっきり「歩かせろ」で良かった。九回の同点弾は守護神・岩崎が勝負して打たれたので、諦めはつくが、七回の1本目も反省点はある。私も経験したが、徹底的に抑えられている投手に対しては、考え方を変えて臨むのがホームランバッター。あの場面、渡辺に苦しみ抜いた村上は「左方向へ打つ」ことしか考えていなかったはず。相手が逆方向しか意識していないことは容易に推察できていたら、バッテリーの配球も変わってきたのではないか。今後もまだまだ続く村上との対決。ベンチも、バッテリーも、この日の失敗を生かしてもらいたい。村上の3発に屈した阪神だが、細かなミスが随所にあったことを忘れてはいけない。特に気になったのは送りバントの失敗だ。九回無死一塁から糸原がボール球を2球続けてバントしてファウル。強攻に切り替えて併殺。最悪の展開だった。ガンケルも2度の送りバントのサインを、いずれも決められなかった。投手ではあるが、9人目の打者としてバントも決めてもらいたい。なぜなら、小さなミスに思えるかもしれないが、確実に決めれば攻撃の流れは良くなるし、逆に失敗すると、いい流れを手放す原因になってしまう。この1敗は痛恨だが、別にシーズンが終わったわけではない。いよいよ長期ロードに臨む阪神にとって重要なのは、バント、エンドラン、右打ちなどのケースバッティングをいかに確実にこなすか。ベンチは選手任せにせず、はっきりと指示を出す。選手は何が何でも成功させる。その連係ができていけば、試合の流れを手放すことはないだろう。3連戦の初戦を大事に、諦めることなく戦ってもらいたい。

◆ヤクルトが村上宗隆内野手(22)の自身初となる3打席連続本塁打などの活躍で後半戦初白星。高津臣吾監督(53)はナインの思いを代弁し、「本当にのどから手が出るほどの1勝だったと思う」と喜びの声をあげた。以下、高津監督の主なコメント。――村上が3打席連発の活躍「すごいね。ムネ(村上)が3発打って勝ったのは間違いないと思うけど、よく粘ったと思う。リリーフもね。投げるほうも守備のほうもよく粘ったと思う。だからそのムネの3発が余計、際立つんだと思います」――ベンチからみた村上の雰囲気などは「今のムネなら、不思議じゃないという言葉はちょっと違うかもしれないけど、みんなが期待して、期待通りのバッティングができている。だから、もちろんランナーを置いてムネを打席に立たせたいし、しんどいときは一発で流れを変えたりすることをみんなが願っているよね」――奥村が送らずにいったことで、村上の本塁打につながった「一、二塁になっても敬遠されるんじゃないかな、もしかしたらエンドランして一、三塁になっても敬遠されるんじゃないかなと思っていたので、普通に打つしかないと思って打たせました」――2失点のところで久保にスイッチ。あの場面も勝敗を左右した「きょうはブルペンに9人いて、野手一人元山をあげて、リリーフ総力戦で乗り切ろうと思いました。そんなにたくさん点は取れないと思っていたので、なんとか少ない得点で、少ない失点で競り合ってものにするために、リリーフ9人入れました。久保から最後のスコットまでピンチの連続だったけど、よくつないだと思います。これでいいんだと思いました」――久保の3連投は迷わず「彼が生き残る道っていうか、これまであまり1軍でバリバリというわけではなかったけど、なんとか生かしてやりたいなというのは思った。3連投というのはあまりやりたくはないんだけど、体が強いのであれば、どこも痛くないのであれば、できるだけ彼が生きる使い方というのをやっていきたいなと。いまは、非常によく期待に応えて投げているなと思いますね」――後半戦初白星「すごく大きいと思う。やっぱりああやってみんながハイタッチしているときの顔を見ると、本当に喉から手が出るほどの1勝だったと思う。7月はいろんなことがあって大変な1カ月だった。チームとしてはよくない1カ月だったけど、また明日から8月になってね、月が変わって、流れも変わって。チームの状態も個々の状態も上がっていけば、いいかなと願っています」

◆まさに〝村神様〟だ!! ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が31日、阪神16回戦(甲子園)で自身初の1試合3本塁打を放ち、4―2の勝利に導いた。七回に左越え35号ソロを放つと、九回に右越えの36号同点ソロ。そして延長十一回、左越えへ決勝の37号2ランを運び、全4打点を一人で稼いだ。1964年に王貞治(巨人)がマークした日本選手最多55本塁打を上回るシーズン56本ペース。若き主砲が後半戦初勝利に貢献し、2位・阪神に再び10ゲーム差をつけた。悲鳴と歓声が交差した。行った!! 延長十一回2死一塁で村上が左翼席へ決勝の37号2ラン。一塁ベースを回ったところで右拳を高々と突き上げ、胸を張ってダイヤモンドを回った。「あまり実感が湧かないというか、今日の試合取れたことがすごく良かったです」打った本人も、ナインも興奮が絶頂に達した。その証拠に普段はベンチ内で迎える仲間たちが、ベンチ前に飛び出してヒーローを迎えた。右翼から左翼方向へ吹く甲子園球場特有の浜風を読んだ。阪神・石井のナックルカーブを捉え「浜風がレフトに吹いていた。いい角度で上がっていたので風に乗ってくれると思った」。緊迫する場面でも、22歳の主砲は冷静だった。1点を追う九回1死は風を切り裂いた。守護神・岩崎の直球を完璧に捉えた打球は逆風をものともせずスタンドへ。土壇場での36号同点ソロに「その前の打席でスライダーをレフト方向に打っていた。勝負してくる、インコースでくると思った。浜風なので、しっかり打たないと入らないと思っていた」。言葉通りに2点を追う七回、左翼席へ2試合連発となる35号で反撃ののろしを上げていた。後半戦も打ちまくる。プロ初の3打席連続本塁打を放ち、巨人・王貞治(1964年に55本)の日本選手最多を更新するシーズン56本ペース。4打点を稼いで95打点となり、シーズン144打点ペースと、こちらは球団記録(13、18年のバレンティンで131打点)を塗り替える勢いだ。首位を走っているものの、新型コロナウイルスに感染した主力選手が本調子でない中、負けていれば後半戦に入って3連敗。阪神に8ゲーム差とされていた。1992、93年以来のリーグ連覇、球団初の2年連続日本一を目指す上で、是が非でも流れを変えたい一戦だった。そこで飛び出した圧巻の3連発。再び頂点に立った時、3本のアーチは伝説として語り継がれる。4番打者としての矜持(きょうじ)を示し「それくらい責任を背負っている。そういう打順ということは自覚している」と言ってのけた。後半戦初白星を飾り、優勝へのマジックナンバーは3日にも再点灯する。「まだまだ厳しい戦いが続くと思う。しっかり勝って頑張りたい」。甲子園の〝風〟は確かに、燕の背番号55に吹いていた。(赤尾裕希)★今夏は弟・慶太さんが聖地に立つ 村上は熊本・九州学院高1年夏に甲子園大会に出場し、2、3年夏は熊本大会決勝で敗退。一番心に残るのは最後の夏で「勝った試合よりも負けた試合のほうが覚えています。次の舞台で活躍するんだって気持ちでしたね」と回顧する。今夏は弟の慶太一塁手(17)が母校の主軸として6日開幕の甲子園大会に出場する。その前に行われた最後のプロの試合で衝撃の3連発。「必ず村上の弟って言われてすごく大変だと思う。一高校球児として見ていただけたら」と思いやった。■データBOX?ヤクルト・村上が初の1試合3本塁打。7月29日の中日・ビシエド以来で、3打席連発は5月27日のヤクルト・塩見泰隆以来。ヤクルト(前身を含む)で1試合3発以上は2003年に4本を打った古田敦也を筆頭に19人目(23度目)。同一シーズンに2人が記録したのは1997年の小早川毅彦とホージー以来25年ぶり2度目。ともに3打席連発だったのは初。?延長回に3本目を放ったのは01年5月29日の近鉄・中村紀洋(十回)以来21年ぶり9人目で、ヤクルトでは初。甲子園での3打席連発は10年6月29日の阪神・ブラゼル以来12年ぶり。阪神以外の選手では61年4月23日の中日・中利夫、84年7月31日の巨人・中畑清に次いで38年ぶり3人目。?ヤクルトで22歳5カ月での1試合3発以上は、15年8月22日の山田哲人の23歳1カ月を抜く球団最年少記録。?ヤクルトの優勝へのマジックナンバーは最短3日に再点灯する。条件はヤクルトが2、3日の中日戦に連勝し、DeNAが広島戦に連敗すると優勝マジック36で点灯する。

◆なんでやねん! 阪神は延長戦の末、ヤクルトに2-4で敗れ、連勝は5でストップした。燕の主砲・村上宗隆内野手(22)が2打席連発中だったにもかかわらず、延長十一回2死一塁で真っ向勝負。自身初の3連発を献上する惨劇となった。奇跡の逆転優勝へ、同一カード3連勝は必須だったが...。首位ヤクルトとは再び10ゲーム差。2日の巨人戦(東京ドーム)から長期ロードだが、後味の悪い出発となった。1本目であっけにとられ、2本目で絶句した。3本目の放物線は、このシナリオだけは、絶対にたどってはいけないものだった。矢野監督が描こうとしていたドラマが、村上ただ一人の手によって悲劇に書き換えられた。延長十一回2死一塁。勝負を避けることなく、挑み、散った。3打席連続本塁打となる決勝2ランを浴び、痛恨の極みとなる1敗となった。「勝負に行った結果なので、受け止めて、対策を練っていかないと。ずっと打たれるというわけにはいかないので。もちろん、勝負に行った結果っていうのは受け止めています」8月以降、ヤクルトに挑めるのか、挑めないのかを決める一戦は2-2で延長戦へと突入。マウンドには2年目の石井を送り出した。今季、僅差のリード時や同点時の登板はなかったが、この日まで今季16試合に登板し防御率0・90と奮投していた。プロ初勝利が転がり込むようなことがあれば、石井にもチームにもターニングポイントになったが...。後から振り返れば、村上に〝手招き〟されていたかのような経過だった。1死から石井は青木を三振に斬ったが、梅野の捕逸による振り逃げ。奥村は中飛で2死。ここで村上を迎えた。次の5番打者はサンタナではなく、代走から右翼に入っていた今季打率・071の渡辺だった。たとえ一塁が埋まっていると言っても、村上との勝負を避けなければいけなかった。2-0の七回には左キラーの渡辺をものともせずに浜風に乗せる左越え35号ソロを架けられていた。次の36号では浜風を切り裂き、2-1の九回1死から守護神・岩崎を打ち砕いて、右越えの同点アーチを許した。見つめた誰もが「二度あることは-」と頭によぎった局面だった。三度目を生んだのは、セ界最恐の4番打者に、阪神ベンチが挑み続けてしまったからに他ならなかった。石井はボール、ボールでカウント不利となり、3球目のカーブが高めに浮いた。浜風に乗った白球は闇夜を切り裂いて左翼フェンスのはるか向こうに消えた。矢野監督は「いやぁ、まあ、それは見事やしね」と思わずうなったが、村上には7月30日の第1戦にも2ランを許していた。どれだけ対策を練っても村上によって高く舞う燕たちは簡単には落ちてはくれない。後半戦開幕を11ゲーム差で迎え、追う身としては絶対に3つ取りたいカードだった。実際に2つ取り、終盤まで優勢に進め、とんでもないドラマを描きながら約1カ月にわたって甲子園を空ける長期ロードでも快進撃を続けるはずだったが、後退だ。「何もやることは変わらない。いい形でできていることは多いので、そこは今まで通り、今まで以上にやっていきます」まなじりを決した虎将だが、この1敗でまた2桁10ゲーム差となった。真っ向からぶつかった3連戦の最後に、挑むには手ごわすぎる相手によって沈められた。(長友孝輔)■データBOX?...阪神の投手が1人の打者に3打席連続本塁打を許したのは2012年5月8日の広島・ニック(新潟。投手は久保、久保、渡辺)以来。1試合3本塁打を献上したのは16年9月10日のヤクルト・山田(神宮。投手は能見、能見、岩田)以来?...甲子園での3打席連発は10年6月29日の阪神・ブラゼル以来12年ぶり。阪神以外の選手では1961年4月23日の中日・中利夫、84年7月31日の巨人・中畑清以来38年ぶり3人目

◆ヤクルト追撃への希望が目いっぱい膨らむ先制打を放ったが、大山の奮闘は勝利につながらず...。それでも、この日、70打点に到達し、虎の歴史に名を刻んだ。「ガンケルがいい投球を続けてくれていますし、早く先制点がほしかったので、打つことができてよかったです」主導権を握る一打に胸を張ったのは、0-0の四回だ。近本、佐藤輝の連打で無死一、三塁とし、原のシュートを捉える右前への先制打でファンをわかせた。1打点を稼ぎ、4年連続で70打点以上をクリア。阪神では2003年から7年連続の金本知憲以来となり、生え抜きでは掛布雅之以来、さらに右打者に限れば田淵幸一以来の快記録を達成した。「(打点を挙げて)貢献できていると思いますけど、僕一人だけの結果じゃない。勝てるのも全員が一つになって仕事ができているから」と話していた。どのレジェンドも虎の顔として勝敗のすべての責任を背負った。大山も打線全体の思いを受け取り、重圧を力に変えて打点を積み上げてきた。これまでも、これからも、変わらぬ思いでチャンスに快音を奏でる。いよいよ真夏の長期ロードがスタート。1カード目となる2日からの巨人3連戦(東京ドーム)も、主役は大山だ。今季の巨人戦で打率・313、3本塁打、11打点という好データが背中を押してくれる。5位巨人相手に取りこぼしは許されない。矢野阪神を再び上昇気流に乗せる。(新里公章)

◆試合前の打撃練習中にスタンドからも祝福の拍手が送られました。「きょうはいつもと違う順番でした。先に若手が打ったんです。佐藤輝や中野たちが打って、前半の組が終わってみんなで球拾いをするタイミングで糸井さんが登場しました。そのときにBGMが替わったんです」それまで流れていたアップテンポな楽曲が、♪ハッピーバースデー トゥーユーになり、打者担当のトラ番原田遼太郎もハミングしながら報告してきました。事前申し込みの練習見学に当選したファンクラブKIDS会員とタイガースアカデミーの子供たち計220人と、その付き添いの保護者も手拍子でリズムを取って超人の41歳の誕生日を祝っています。糸井は帽子をとって感謝。三塁側ベンチから歩み寄ってきた同学年のヤクルト・青木からも祝福の言葉をかけられていました。「去年引退した鳥谷さんとも一緒なんですよね。すごいなあと改めて思います」原田はオールスター戦を取材したあと、7月29、30日は休みを取っていましたが、連休中も、もう一人の気になる選手をテレビ観戦してチェック。30日の試合で16号ソロを含む2安打を放った佐藤輝の復調に、ひと安心していました。「オールスターでも調子悪そうでしたから。逆方向、行くんかい!! と思いました。2日からの巨人戦が楽しみです」単独2位で阪神が夏のロードに出ます。気がかりなのは最初のカード、2日からの巨人3連戦(東京ドーム)。コロナ禍で試合の延期が続いている巨人は、はたしてチーム編成が可能なのか。「試合してほしいです」と心配していたのは、投手担当の織原祥平です。「僕は、あした(1日)も神宮球場に行きます。森木投手が選ばれているU23NPB選抜と大学・社会人選抜の試合(野球伝来150年のプロアマ記念試合)を取材して、そのまま東京に残る予定です」織原が東京ドームに出張するのは今季2度目。前回は、4月1、2、3日の3連戦でした。「開幕9連敗の7敗目、8敗目、9敗目を目の前で見ました。9連敗なんてするはずがないと思っていたので...」どど~ん、と落ち込みました。「だから、巨人に3連勝してやり返してほしいんです」一方、淡々としていたのはサブキャップの新里公章です。「コロナの影響ですからこれはもう、どっちになってもしようがないですよ。試合は、どうせいつかやるわけですしね」新里みたいな冷静な意見もありますが、私は織原以上にあつかましく考えています。巨人は2日からの阪神3連戦(試合が開催できればですが)の次は、神宮でヤクルト3連戦。阪神が巨人に3連勝すれば、尻に火がついた巨人がヤクルト戦を必死に勝ちに行く...。そうなったら、この日は村上の3発にやられたけれど、阪神の『奇跡』がまた見えてくる...と思っています。いまの阪神、そんな虫のいいことを考えさせてくれるくらいには強くなっていますから。最後の打者になってしまった糸井にも、次はきっといい場面で出番が回ってきますよ。超人、ドンマイ!!

◆アカ~ン(涙)!! わが阪神が逆転Vを逃すことになる原因を挙げるなら、本日の延長十一回2死一塁の場面で、そこまで2アーチの村上と勝負にいって、スタンドにほうり込まれたバッテリー...いや、歩かせるという腹をくくれなかったベンチの采配なのだ!!何であの場面、村上との勝負を選択した? 首位・ヤクルトに3連勝で8ゲーム差とするのと、敗れて10ゲーム差に後退する、その差は大き過ぎる~!! 後半戦は一つの采配が、命とりになることだけは胸に刻んでくれー!!例えば2点リードの五回無死一、二塁でバントの苦手な中野が案の定バントミスをしたが、チーム力の落ちている今のヤクルトをつぶす気なら、代打・北條で送りバント。真綿で首を絞めるくらい、イヤらしく勝ちにいかないとアカンやろー!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
57361 0.613
(↑0.004)
-
(-)
49415
(+4)
358
(+2)
113
(+3)
56
(-)
0.254
(↓0.001)
3.390
(↑0.03)
2
(-)
阪神
48472 0.505
(↓0.006)
10
(↓1)
46335
(+2)
271
(+4)
62
(-)
74
(+1)
0.240
(-)
2.530
(↑0.01)
3
(-)
広島
46493 0.484
(↓0.005)
12
(↓1)
45379
(+5)
369
(+6)
57
(+1)
19
(+3)
0.254
(↑0.001)
3.440
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
42452 0.483
(-)
12
(↓0.5)
54314
(-)
352
(-)
68
(-)
31
(-)
0.250
(-)
3.570
(-)
5
(-)
巨人
45501 0.474
(-)
13
(↓0.5)
47371
(-)
436
(-)
110
(-)
45
(-)
0.246
(-)
4.090
(-)
6
(-)
中日
41501 0.451
(↑0.007)
15
(-)
51274
(+6)
339
(+5)
50
(-)
32
(+1)
0.249
(↑0.001)
3.510
(↓0.02)