1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 |
楽天 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | X | 7 | 11 | 0 | 1 |
勝利投手:田中 将大(6勝7敗0S) 敗戦投手:田中 瑛斗(1勝2敗0S) 本塁打 |
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◆楽天は初回、島内の適時二塁打で先制する。続く2回裏に西川の適時打で加点すると、3点リードの7回には浅村のソロなどで3点を挙げ、試合の大勢を決めた。投げては、先発・田中将が7回無失点の力投で今季6勝目。敗れた日本ハムは、打線が5安打無得点と沈黙した。
◆楽天田中将大投手(33)の日本ハム戦は通算24勝10敗。カード別の最多勝利を記録しているが、07~13年が23勝6敗に対し、21~22年は1勝4敗。貯金17から借金3と、日本復帰後は日本ハム戦に苦労している。
◆楽天島内宏明内野手(33)が、自主隔離中の石井一久GM兼監督(48)に先制点とともに珍エールを送った。1回2死一塁で、左翼線への先制適時二塁打をマーク。新型コロナウイルス陽性者と接触があり、この試合自主隔離した同監督に代わって、真喜志康永ヘッドコーチが代行で指揮しており、「真喜志さん勝ちましょう。監督が帰ってきたら僕がしっかり休みます」と真剣な表情で語った。
◆日本ハム古川裕大捕手(24)が楽天田中将大投手(33)からプロ初安打を放った。7回の第3打席で、2ストライクからの3球目、135キロのスライダーを右前へ運んだ。プロ通算9打席目で、ついに飛び出したメモリアル安打。もちろん、BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)が記念球をしっかり"回収"。満員御礼となった球場全体に記念球を見せてアピールしていた。
◆BIGBOSSが厳しさを見せた。日本ハム新庄剛志監督(50)が7回の守備で適時失策を犯した万波中正外野手(22)を、失策直後に交代させた。試合後に取材に応じた新庄監督は「万波くんのプレーは、慌てる必要ないのに。ピッチャーがああいうプレーをされたら、次に投げる時のテンションにつながってくる。集中力を持って、やってもらわないと。あんなんしてたら、レギュラーは取れない」と、振り返った。万波は7回2死一塁で中前打の処理を誤って後逸。一塁走者の生還を許した。新庄監督が一塁側ベンチから飛び出すと、片岡奨人外野手(24)もベンチ前でキャッチボールしてから中堅へ向かった。立ち尽くしたままだった万波も、片岡が近寄ってくると、うつむきながら走ってベンチへ下がった。31日楽天戦(楽天生命パーク)で、再び中堅でスタメン起用するかを問われたBIGBOSSは「いや分からない、まだ。それはね」と、話した。
◆11歳差の"田中対決"は完敗だった。日本ハム先発の田中瑛斗投手は5回6安打3失点で自身2連敗。3四球全てが失点につながった。「チームに良いリズムをもたらす投球ができず、申し訳ない気持ち。要所で甘いボールを1球で仕留められ、自分の甘さを痛感した」。百戦錬磨の楽天田中将とは対照的な結果に終わり「出直して来ます」と、再起を誓った。○...2年目の古川裕が、9打席目でプロ初安打を放った。7回2死走者なしから、楽天田中将のスライダーを右前へ運んだ。「やっと出たなという思い。素晴らしい投手から打てたのは自身になる」。一塁ベースに到達すると、控えめに右拳を握った。上武大から20年ドラフト3位で入団。記念球は両親へ贈る予定で「どんどん安打を積み重ねていきたい」と飛躍を期した。
◆楽天田中将大投手(33)が危機的状況を救った。序盤は「手応えがなかった」というが、それでも3回まで1安打無失点。最初のピンチは4回2死一、三塁、日本ハム清宮の打席だった。カウント2-2から、151キロの直球で球宴MVPを空振り三振に斬った。「自分にとっても、あの1球でフォームがかみあった」。7回まで無失点投球を続け自身6勝目は、チームにとって大きな1勝だった。試合前、石井GM兼監督が新型コロナウイルス陽性者と接触のため自主隔離となり、真喜志ヘッドコーチが代行監督として指揮を執った。登板への影響は「特にない」と語ったが、敗れれば貯金は0に。最大18から貯金が消滅すれば、史上初という大ピンチを迎えていた。序盤はゴロアウトで仕留め、清宮の打席を潮目に三振を積み上げると、終わってみれば7奪三振。「いつもいつも調子がいいわけじゃない。そういう中でどういうピッチングを組み立てて行くかが大事」と、直球を軸にフォーク、スライダーでバットを誘い出し快投を演じた。この試合のウイニングボールは代役指揮官に手渡したが、石井監督は結果的に陽性となり、しばらくは指揮官不在の状況が続くことになる。試合後のお立ち台、埋め尽くされたスタンドに向かって、呼びかけた。「なかなかチームが波に乗れない時期が続いていますけども、絶対に優勝したいんで、チーム一丸となってまたここから頑張っていきます。みなさんもついてきてください」と大号令。これ以上ないリーダーシップを発揮したマー君とともに、楽天は後半戦を戦い抜く。【栗田成芳】○...島内が先制パンチを見舞った。初回2死一塁、左翼線適時二塁打で先制点をたたき出した。石井GM兼監督が自主隔離し、代行で指揮を執った真喜志ヘッドに向け、試合中の談話で「真喜志さん勝ちましょう。監督が帰ってきたら僕がしっかり休みます」と珍エール。お立ち台では、35番ではなく村林の66番のユニホームで登場し「僕もヒーローになると思わなかったので、村林のユニホームできちゃいました」とワールド全開だった。
◆楽天は30日、石井一久GM兼監督(48)が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表した。前日29日に陽性者と接触があったため、自主隔離。この日の日本ハム戦は真喜志康永ヘッドコーチ(62)が監督代行として指揮を執っていたが、試合後に発表された。今後も数試合は代役指揮官で臨むことになる。真喜志ヘッドコーチは「(監督が)いない分、一丸となってやるしかない」。試合後はウイニングボールを田中将から受け取り「しっかりもらいました。うれしいことはうれしい」と目尻を下げた。▽楽天西川(隔離明け2試合目で、古巣に3安打1四球2打点の活躍)「休んでいたのでしっかり働きますよ。石井監督、見てくれていますか? 僕、頑張ってます」
◆5安打無得点と打線が沈黙した日本ハムは、今季15度目の完封負け。試合後の新庄剛志監督(50)の主な一問一答は以下の通り。新庄監督 万波君のあのプレー(7回の守備、中前に転がった打球を後逸)は、慌てる必要ないのに。ピッチャーがああいうプレーをされたら、次に投げる時のテンションにつながってくる。集中力を持って、やってもらわないと。あんなんしてたら、レギュラーは取れない。-交代は即決?新庄監督 うん。ピッチャーに悪い。申し訳ない。田中君に関しては今日のテーマはテンポ良く、バッターのタイミングを狂わせる。でも、3点で抑えたのは成長。4点、5点はダメですけど、3点ですから。次の登板も力まずテンポ良く、リズム良く、バッターの芯を外す投球術をやってもらえたら、今後の成長になる。-四死球が多かった新庄監督 そうですね。フォアボール、いらないです。フォアボールはいかん。ストライク先行で。そこで打たれてもいいんですよ。フォアボールは、こっちがどういうコメントしていいか分からない。-無得点の打線は新庄監督 相手ピッチャーもいいピッチャーだし。ま、こういう日もあります。-古川裕がプロ初安打新庄監督 1人1人、またヒットでプロ野球の世界のスタートを、1人ずつ切ってくれている。ここからはもう、本人次第。一流プレーヤーになる第1歩なので、おめでとうですね。-明日以降、コロナから1軍復帰できそうな野手は新庄監督 いや、まだ聞いてない。ま、誰かはね。多分、2、3人戻って来るとは思いますけど、その報告はこれからなので。誰が来ても、試合に出たメンバーがチャンスをものにするという(ことに変わりはない)。1人1人が懸命にやっていると思う。-復帰した選手を、すぐ使うことには慎重になる新庄監督 いや、ないないない。俺が(試合に)出すんだから。取りあえずグラウンドで、思い切りプレーをしてもらって。何かミスをしたら、使った俺のせい。活躍したら選手のおかげ。-万波は明日(31日)もセンターで起用新庄監督 いや、分からない、まだ。それはね。
◆楽天西川遥輝外野手(30)が、コロナ隔離明け2試合目で大暴れした。「1番左翼」でスタメン出場し、3安打1四球2打点。復帰戦の前夜は9番で右翼フェンス直撃二塁打を放っていたが、1番復帰戦でリードオフマンとしての存在感を発揮した。石井GM兼監督も陽性判定を受け、しばらくは指揮官不在が続く。チームのピンチの中で復調の兆しを見せ、後半戦初勝利に大きく貢献した。帰ってきたリードオフマンが、存在感を見せつけた。西川は1点リードの2回2死一、二塁で、日本ハム田中の初球、144キロ直球を捉えた。ど真ん中を右前適時打。さらに4回2死三塁ではカウント1-1から、これも真ん中に入ったカットボールを中前へはじき返し、ベース上でガッツポーズ。昨季まで所属した古巣日本ハム相手に2打点の活躍。「打てたことによってベンチも少しでも盛り上がってくれればなと思って打席に入った」と、チームをバットでもり立てた。前夜の後半戦初戦でようやく戻ってきたばかりだった。18日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、チームを離脱。隔離期間を経て、復帰戦では9番打者でフェンスの直撃二塁打を放っていた。この日は、石井GM兼監督が、陽性者と接触したため自主隔離という緊急事態。西川は試合中の談話で「休んでいたのでしっかり働きますよ。石井監督、見てくれていますか? 僕、頑張ってます」と、アピールした。4月は3割6分を超えた打率が、5月以降は不振に陥り、2割1分6厘まで落ちた。復調の兆しを感じていた時に陽性判定を受け、離脱した。「症状的には本当に軽かったので、それよりもメンタル的にすごくへこんだ時期でしたね」。1軍戦はテレビで観戦。21安打17得点で圧勝した20日のソフトバンク戦に「打線が爆発して、ああいう点の取り方ができれば、絶対チームが勝つよなと思ってみていましたね」と、理想のゲームを思い描いた。3安打は4月24日の西武戦以来3カ月ぶり。1四球含む4出塁で、1番打者としての役割を十分に果たした。1度チームを離れて、実感できたことがある。「いいチームだなと思いましたね、本当に」。リードオフマンとして、勝利の輪に加わった。【栗田成芳】
◆BIGBOSSが鬼になった。日本ハムは楽天15回戦(楽天生命パーク)で今季15度目の0封負け。新庄剛志監督(50)が試合後、最初に触れたシーンは7回の守備交代だった。新庄監督 万波くんのプレーは、慌てる必要ないのに。ピッチャーがああいうプレーをされたら、次に投げる時のテンションにつながってくる。集中力を持って、やってもらわないと。あんなんしてたら、レギュラーは取れない。0-4の7回2死一塁の場面。2試合連続で「4番中堅」でスタメン出場していた万波が中前への打球を後逸。一塁走者が生還して5点目を失った(記録は安打と失策)。BIGBOSSは「ピッチャーに悪いからね。申し訳ない」と、交代を即断。5月27日巨人戦(札幌ドーム)でも、万波は右翼守備で同様の適時失策あったが、ミス直後に交代を決断したのは今回が初めてだ。新庄監督は投手交代とともに、万波の交代も球審に告げた。片岡がベンチ前でキャッチボール後に中堅へ向かうまで、万波もその場から動けず、痛恨のプレーを悔いた。31日同戦でも中堅でスタメン起用するかを問われた指揮官は「いや分からない、まだ」と、結論は出さなかった。チームを襲うコロナ禍の影響で、ベンチ入りの野手は通常より2人少ない14人態勢で後半戦はスタートした。苦境は続いているが、近々に1軍復帰できそうな選手もいる。「誰が来てもね、試合に出たメンバーがチャンスをものにする」とBIGBOSS。レギュラー争いは継続中。新庄監督が選手を見極める目も厳しくなってきた。【木下大輔】
◆10歳差の〝田中対決〟で懸命に腕を振った。日本ハム・田中瑛斗投手(23)が今季3度目の先発。7月1日に育成選手から支配下復帰を果たしたばかりの右腕が、楽天・田中将との投げ合いに挑んだ。「僕が小さい頃から日本を代表する投手。投げ合えて光栄です」。相手は「あの24連勝のイメージがすごく強い。メジャーに行ってからもずっと映像で見ていました」という憧れの存在だ。田中将が24連勝した2013年、田中は中学2年生だった。2018年に大分・柳ケ浦高からドラフト3位で入団し、5年目。20年に右肘の手術を受け、昨季は育成選手として過ごしただけに、プロの舞台で対戦できることに感慨深さをにじませた。楽天生命パークでの初登板に、試合前は「(周囲の施設が)ディズニーランドみたい」と声を弾ませた。「(楽天は)打撃がいい印象。どこのチームもそうだけど、甘いところに投げたら打たれるのはわかっている。勝てる投球をしたい」と意気込んでいたが、立ち上がりから失点を重ねた。一回2死一塁で島内に左翼線二塁打を浴びて先制を許すと、二、四回にも失点。いずれも四球が失点に絡む悔しい結果となった。5回6安打3失点で降板。田中対決で下克上とはいかなかった。
◆楽天は「4番・右翼」の島内宏明外野手(32)が、一回に先制の適時二塁打。昨季の打点王(96打点)が後半戦初打点を挙げ、先制点をもたらした。2死一塁、フルカウントで一走・浅村がスタートを切った。島内は相手先発・田中の135キロのスライダーをたたいて左翼線へ運び、浅村が一気に生還した。試合前、渡辺打撃コーチは「高めに浮いてきた球を、しっかり捉えられるように」と狙い球を指示していた。見事に体現してみせた4番。試合途中に球団を通じて広報された談話では「真喜志さん、勝ちましょう。監督が帰ってきたら僕がしっかり休みます」とジョークを交えた〝島内節〟で振り返った。球団はこの日、石井監督が29日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた球団職員と接触があったため、ベンチ入りせずに自主隔離すると発表。代わって真喜志ヘッドコーチが監督代行として指揮を執った。監督不在という緊急事態に、頼りになる主砲がしっかりと仕事を果たした。4番の先制打を皮切りに、打線は二、四回にも西川の2打席連続適時打で追加点。先発の田中将を援護した。
◆楽天の田中将が7回を5安打無失点で6勝目を挙げた。打線は一回に島内の適時二塁打で先制。二、四回はともに西川の適時打で加点、七回は浅村の18号ソロなどで3点を加え、計11安打で打ち勝った。日本ハムは中盤の逸機が響いた。
◆日本ハムは相手先発・田中将を前に得点できず、連勝とはいかなかった。新庄剛志監督(50)の試合後の一問一答は以下の通り。「(自ら切り出し)万波くんのあのプレー(七回に後逸し適時失策)は、慌てる必要ないのに。やっぱりピッチャーが、ああいうプレーをされたら次のテンション、次のプレーの時のテンションにつながってくるから。集中力を持ってやってもらわないと。あんなのしていたらレギュラーはとれない」--万波の交代はすぐ決断「そうそう。ピッチャーに悪い。申し訳ない。(先発)田中くんに関しては、今日のテーマはテンポよくバッターのタイミングを狂わせる。でも3点で抑えたのは、まあ成長していく上で、4点5点はだめですけど3点だったから。次の登板も力まずテンポ良くバッターのスイング(のタイミング)を外す投球術を覚えてもらえたら今後の成長になる」--四死球が失点に絡んだ「フォアボールいらないですね。フォアボールはいかん。やっぱストライク先行でね。そこで打たれてもいい。フォアボールはもう、どういうコメントしていいか分からない。こっち側がね」--打線は「相手ピッチャー(楽天・田中将)、いいピッチャーだし。まあこういう日もあります」--古川裕が初安打「ね。良かったです。1人1人、初ヒットでプロ野球のプロの世界のスタートを1人ずつ切っていているので。ここからはもう本人次第でね、すごいチームプレーになる第一歩なので、おめでとうですよ」--明日以降(コロナ陽性から復帰して)戻ってくる野手は「まだ聞いていないけど、まあまあ誰かはね。たぶん2、3人戻ってくるとは思いますけど、そのへんの報告はこれからだと思います。まあ誰が来てもね、試合に出たメンバーがチャンスをものにするという。1人1人が懸命にやっていると思うので」
◆楽天の西川が4月24日以来の3安打で同30日以来の2打点を挙げ、勝利を呼んだ。1―0の二回2死一、二塁で初球を右前へ適時打し、四回2死三塁ではカットボールを中前へ適時打。お立ち台で「めっちゃハッピーです」とおどけた。八回にも中前打したが「ヒットは出ているけどスイング的にはまだしっくり来ていない。すごいたまたま感が強い」と気の緩みはない。18日に新型コロナウイルス感染が判明し、29日に1軍復帰。1番打者に戻って勝負強さを発揮し「休んでいたので、しっかり働きますよ」と意欲を示した。
◆楽天の真喜志監督代行が初采配で快勝した。石井監督が自主隔離となり急きょ巡ってきた役割だった。ウイニングボールを受け取り「選手が躍動してくれた。これといってサインもあまり出さなかったし、選手に感謝したい」と実感を込めた。試合後には石井監督の新型コロナ陽性が判明。「いない分、一丸となってやるしかない。戻ってくるまでは何とか勝ちにこだわってやっていければ」と背筋を伸ばした。
◆日本ハムの2年目・古川裕大捕手(24)がプロ初安打を放った。「7番・捕手」で先発出場し、七回2死で迎えた第3打席だった。楽天先発・田中将に2ストライクと追い込まれてからの3球目を捉えて中前へ。「1本出て、出したかったのでよかったです。やっと出たなという思いでした」と振り返った。古川裕は福岡・久留米商高から上武大を経て2021年ドラフト3位で入団。ルーキーイヤーの昨季は1軍出場がなく、今年4月9日に1軍デビューを果たした。ファーム暮らしが続くもどかしい日々の中、担当の高橋スカウトからの言葉が支えになった。「辛抱強くやれよ」―。「負けんなよ」―。「最近、連絡があって、すごく支えになった」。9打席目での初安打に、ほっとした笑顔を浮かべた。記念球を受け取り、手をたたいた新庄監督は「良かったです。一人一人、初ヒットでプロの世界のスタートを切っていっている。ここからは本人次第。第一歩なので、おめでとうですよ」とうなずいた。踏み出したプロとしての第一歩。古川裕は「素晴らしい投手から打てたのは自信になる。これからどんどん安打を積み重ねていきたいです」とさらなる活躍を誓った。
◆楽天・西川遥輝外野手(30)が2打席連続適時打を含む3安打2打点。前日29日にコロナ離脱から約2週間ぶりに復帰し、16日のオリックス戦以来となる「1番・左翼」で出場した。相手先発・田中から二回は右前へ、四回には中前へはじき返した。八回先頭では、中前打でダメ押し点のお膳立て。「石井監督、見てくれていますか? 僕、頑張っています」と自主隔離でベンチ入りしなかった指揮官にエールを込めて振り返った。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
50 | 43 | 2 | 0.538 (↑0.005) | - (-) |
48 | 319 (+6) | 280 (-) | 76 (-) | 46 (+2) |
0.227 (↑0.001) | 2.480 (↑0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
46 | 42 | 1 | 0.523 (↓0.006) | 1.5 (↓1) |
54 | 325 (-) | 295 (+6) | 60 (-) | 50 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.040 (↓0.04) |
3 (-) |
ORIX |
50 | 47 | 0 | 0.515 (↑0.005) | 2 (-) |
46 | 311 (+6) | 308 (+4) | 47 (-) | 45 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 2.790 (-) |
4 (-) |
楽天 |
45 | 43 | 2 | 0.511 (↑0.005) | 2.5 (-) |
53 | 328 (+7) | 295 (-) | 59 (+1) | 67 (-) |
0.245 (↑0.001) | 3.140 (↑0.04) |
5 (-) |
ロッテ |
46 | 46 | 1 | 0.500 (↓0.005) | 3.5 (↓1) |
50 | 306 (+4) | 333 (+6) | 56 (-) | 89 (-) |
0.225 (-) | 3.120 (↓0.03) |
6 (-) |
日本ハム |
38 | 56 | 0 | 0.404 (↓0.005) | 12.5 (↓1) |
49 | 301 (-) | 342 (+7) | 71 (-) | 62 (+1) |
0.234 (↓0.001) | 3.440 (↓0.02) |
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