ヤクルト(☆4対2★)広島 =リーグ戦15回戦(2022.07.24)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
01001110X4814
勝利投手:サイスニード(5勝3敗0S)
(セーブ:マクガフ(0勝2敗25S))
敗戦投手:九里 亜蓮(4勝7敗0S)

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(7号・2回裏ソロ),長岡 秀樹(7号・5回裏ソロ),山田 哲人(16号・6回裏ソロ),オスナ(11号・7回裏ソロ)

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◆ヤクルトは1-1で迎えた5回裏、長岡のソロで勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、6回には山田のソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・サイスニードが6回2失点の好投で今季5勝目。敗れた広島は、打線が3安打と振るわなかった。

◆ヤクルト山田哲人内野手(30)が出場選手登録され、即「3番二塁」でスタメンに名を連ねた。8日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、19日から1軍に合流していた。前半戦最終戦で、頼れるキャプテンが戦列に戻ってきた。

◆ヤクルト山田哲人内野手(30)が出場選手登録され、即「3番二塁」で先発出場。勝ち越しの16号ソロを放った。2-2の同点で迎えた6回1死走者なしの第3打席。カウント1-1から九里の3球目、内角128キロスライダーを捉え左翼席へ運んだ。6月29日広島戦(マツダスタジアム)以来となる1発に、本拠地神宮のファンの拍手喝采を浴びながらダイヤモンドを周回。「(点を)取られた直後だったのでなんとか早く取り返したいという思いで打席に入りました。すぐに勝ち越すことが出来て良かったです」と振り返った。8日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、19日から1軍に合流。「迷惑かけてる分、僕は帰ってきたら、そこでしっかり(結果で)返さないといけないなというのはある」と話していた通り、有言実行の1発となった。

◆主力が復帰したヤクルトが前半戦ラストゲームに勝ち、マジック「41」が再点灯した。キャプテン山田哲人内野手(30)は、出場選手登録され、即「3番二塁」で先発出場。16号ソロを含む2安打1打点で存在感を示した。8日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、19日から1軍に合流して調整を続けてきた。19日の合流時に山田は「迷惑かけてる分、僕は帰ってきたら、そこでしっかり(結果で)返さないといけないなというのはある」と話していた。この試合の1回2死の第1打席では、広島九里の3球目を右翼線にポトリと落とす安打をマーク。次打者村上が三飛に倒れ、得点にはつながらなかったが、復帰初打席で「H」ランプをともした。そして、2-2の同点で迎えた6回1死の第3打席で勝負強さを見せた。カウント1-1から、内角128キロスライダーを捉え左翼席へ運ぶ決勝弾。6月29日広島戦(マツダスタジアム)以来のアーチに、本拠地神宮のファンの拍手喝采を浴びながらダイヤモンドを周回。控えめにナインとタッチを交わして喜んだ。この一戦では、同じく新型コロナに感染し離脱していた中村と塩見も復帰後初スタメン出場。首位チームに、前半戦ラストゲームで頼もしい戦力が戻ってきた。

◆広島秋山翔吾外野手(34)が24日、ヤクルト15回戦(神宮)を欠場した。練習には参加したものの、蔦木トレーナーは「練習中にイレギュラーがあった。(試合に)出ようと思えば出られるんじゃないかなと思うが、そこは本人とコーチが決めることなので」と説明。佐々岡監督は「下半身に張りがあったので大事を取って」と症状を悪化させないため欠場を判断した。広島移籍後、デビュー戦から13試合連続で先発出場していた。

◆広島は2戦連続本塁打の秋山が移籍後初めて先発から外れた打線が、2度ビハインドを追いつくも、首位ヤクルトに競り負けた。先発九里の3被弾を含む4本のソロを浴び、前半戦最終戦を勝利で飾ることはできなかった。連勝は3でストップ。再び勝率5割となり、前半戦を終えた。広島佐々岡真司監督(54)の談話は以下の通り。-前半戦を勝利で締めくくれなかった佐々岡監督 勝って後半に、という気持ちでいましたけどね。最低限の(勝率)5割というところ。-秋山選手の欠場は佐々岡監督 下半身に張りがあったので大事を取って。-オールスター休みがある中での欠場という判断佐々岡監督 そこまで(重傷ではない)。軽いと思いますし、それはまた休み明けに。まだ詳しいことは分かりません。-九里投手が途中降板佐々岡監督 張りというか、つったということです。-新型コロナ陽性となった1軍2選手は2軍で試合に出てからの合流か佐々岡監督 症状の出ている選手と出ていない選手の違いもある。症状が出て10日間にいればファームに出てからになるだろう。(症状がない選手も)すぐに1軍というのは分からない。体を見てから。

◆ヤク者そろってM41!! 新型コロナウイルスから復帰初戦となったヤクルト山田哲人内野手(30)が、決勝の16号ソロを放った。同点の6回1死、広島九里の3球目の内角フォークを左翼席へ。「しっかり捉えることができた。角度もついてくれたので、ホームランだなと思いました」。DeNAが敗れたため、優勝マジック41を再点灯させた。また同じくコロナから復帰した塩見、中村も初スタメンで勝利に貢献。左半月板クリーニング手術から復帰したサンタナも含め、前半戦最終戦で戦力が整ってきた。納得の変化球打ちだ。6月29日広島戦(マツダスタジアム)以来のアーチ。「今日だけじゃなく前回もその球でやられているというのもありました。いつか来るだろうなというのは頭にあったので。根拠はないけど、自分を信じていきました」と振り返った。8日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、19日から1軍に合流。「迷惑かけてる分、僕は帰ってきたら、そこでしっかり(結果で)返さないといけない」と話していた通り、まさに有言実行の1発だった。コロナ禍に苦しんだチームだが、この日は1番塩見が2安打をマーク。6番中村は無安打も強気なリードで投手陣を引っ張った。5番サンタナも先制の7号ソロ。戦力も充実してきた状況に「今日の勝利は大きい。自分が活躍できたというのも良かった」と喜んだ山田だが、「残りの52試合、厳しい勝負が待っていると思います。気を引き締めて1戦1戦やっていくしかない」。すぐに気持ちを切り替えた。【鈴木正章】○...サイスニードが、6回3安打2失点で5勝目を挙げた。立ち上がりから根気よく投げて試合をつくり、「前回よりも状態良く、良い感覚で投げることが出来ました」と振り返った。お立ち台では、決勝弾を放った同い年の山田に「ヤマダ、ダイダイダイスキ!!」とラブコール? を送り感謝した。▽ヤクルト・オスナ(7回に11号ソロ)「流れ的にも追加点がほしかったので打つことが出来てよかった。甘い球を一発で仕留めることが出来た」▽ヤクルト・サンタナ(2回に先制7号ソロ)「サイスニードに先制点をプレゼントしたかった。自分の良いスイングができた」

◆広島九里亜蓮投手(30)が3被弾で7敗目を喫した。2回にサンタナに先制ソロを浴びると、同点の5回は長岡に勝ち越しソロ。再び同点となった6回は山田に決勝ソロを浴び、さらに2死一塁で足がつって途中降板となった。前回4被弾した神宮で再び1発攻勢に散った。「いいところを打たれたというよりも、真ん中付近の球を打たれている。考えながらやっていきたい。(アクシデントは)そこは言い訳にできない」。チームの連勝は3で止まり、貯金を失い前半戦を終えた。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(30)が2―2の六回に勝ち越しの16号ソロを放った。広島先発・九里が投じた内角スライダーを芸術的な内角さばきで、左翼席に運んだ。新型コロナウイルスに感染し、8日に出場選手登録を抹消されていた山田。自主隔離と数日の調整を経てこの日に再登録。復帰戦で見事な放物線を描いた。

◆ヤクルトが4本塁打の一発攻勢で前半戦の最終戦を白星で飾り、優勝マジックナンバー「41」を再点灯させた。この日出場選手登録され、「3番・二塁」で先発出場した山田哲人内野手(30)が2―2の六回に16号ソロを放ち、これが決勝点となった。左袖に刺繍(ししゅう)された「C」のワッペンが神宮の熱風にはためいた。ヤクルトのキャプテン、山田が新型コロナウイルス感染から復帰。8日に出場選手登録を抹消されていたが、自主隔離と調整を経て「3番・二塁」の〝定位置〟に帰ってきた。そして、いきなり神宮を沸かせる。一回2死から広島先発・九里が投じた直球に差し込まれながらも、長打警戒で後退していた右翼の前に落ちる安打。復帰戦で「H」ランプを灯し、二塁を陥れようとする素振りも見せる積極姿勢を見せた。塩見、山田、中村がスタメンに名を連ね、野手陣はコロナ禍に見舞われる前にほぼ近づいた。この日は二回にサンタナが7号ソロ、五回に長岡が7豪ソロ、六回に山田が16号ソロ、七回にはオスナが11号ソロ。神宮で派手な花火を打ち上げ、後半戦へ向かう。

◆ヤクルトが4本塁打の一発攻勢で前半戦の最終戦を白星で飾り、優勝マジックナンバー「41」を再点灯させた。この日出場選手登録され、「3番・二塁」で先発出場した山田哲人内野手(30)が2―2の六回に16号ソロを放ち、これが決勝点となった。山田のヒーローインタビューは以下の通り。--まずは勝利をもぎ取った今の気持ちを教えてください「素直にうれしい気持ちでいっぱいです」--久しぶりのプレー「チームに迷惑をかけていたのでここからはしっかり活躍して、1試合でも多く勝利に貢献したいなと思ってました」--スタメン発表で山田選手の名前が呼ばれた時にファンの皆さん大きく、わきました「やっぱりすごい力になりますし、今日ホームラン打てたのも声援があったからだと思っています。ありがとうございます」--六回は同点の場面でした。どんなイメージで打席へ「フォークで結構やられていたので、変化球タイミングで。それがうまいことハマってくれました」--オールスター前最後の試合に勝利。あらためて今日一日を振り返って「今日の勝利はすごい大きいと思いますし、残り後半戦、優勝目指して、チーム一丸で戦っていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします」

◆ヤクルトが4本塁打の一発攻勢で前半戦の最終戦を白星で飾り、優勝マジックナンバー「41」を再点灯させた。この日出場選手登録され、「3番・二塁」で先発出場した山田哲人内野手(30)が2―2の六回に16号ソロを放ち、これが決勝点となった。先発のサイスニード投手(29)は6回3安打2失点とゲームを作り、5勝目(3敗)を挙げた。サイスニードのヒーローインタビューは以下の通り。--今日は連敗中のマウンドを託された「今日はいろんな選手が戻ってきましたし、チームとしてすごい勝ち方をしました。前半戦最後の試合を勝てて嬉しいです」--今日投げてて良かったところは「今日は真っすぐが良くて、両コーナーへ投げれました。中村捕手も阿吽の呼吸で、そこも良かった。守備も打線も自分のことを助けてくれて感謝してます」--今日は4本のホームラン「ホームランを打ってもらうのはとても嬉しいですし、今日4本出たんですけど特別嬉しい。コロナで離脱していた選手たちが戻ってきて嬉しいです」--ファンへ向けてメッセージを「(日本語で)ヤマダ、ダイダイダイスキ!!」

◆広島は3安打2得点に抑えられた。前日までの3連勝はいずれも2桁安打と打線が活発だった。勢いは続かず、佐々岡監督は「勝って後半に、という気持ちだったが」と話した。3番に定着し、当たりが出てきていた秋山が欠場したことも響いた。「下半身の張り。大事を取った。(症状は)軽いと思う」と佐々岡監督。ベンチに座って戦況を見つめていたが、出番はなかった。

◆ヤクルト・長岡秀樹内野手(20)が1―1の五回に7号ソロ。新型コロナウイルスに感染したが、復帰後6試合目で早くも2本目のアーチ。あどけない表情を浮かべながらも飄々とダイヤモンドを一周した。「何とか先に勝ち越したかった。入ってくれてよかったです」九里が投じた逆球の内角直球を右翼席まで運んだ。開幕戦で遊撃のスタメンを勝ち取り、その後もレギュラーを譲らなかった。復帰後も新星の存在感がまぶしく、定位置を強固なものにしようとしている。23日は被安打22、15失点で大敗。「選手がどういう気持ちでグラウンドに立つか気にはしていたんですけど、そんな心配はよそに全力を尽くして勝とうという気持ちが表れた試合だった」と評した指揮官。20歳は巧みなバットコントロールで試合を動かす力を持っている。(横山尚杜)

◆プロ野球は24日、前半戦最後の5試合が行われた。昨季日本一に輝いたヤクルトは広島15回戦(神宮)に4―2で勝利。連敗を止め、優勝へのマジックナンバー「41」が再点灯した。新型コロナウイルス感染から戦列に復帰した山田哲人内野手(30)が同点の六回に決勝の16号ソロ。貯金は前半戦終了時点で球団史上最多の「22」となった。マイナビオールスターゲーム2022(26日ペイペイドーム、27日坊っちゃんスタジアム)を挟んで、後半戦は29日にスタートする。左袖に刻まれた「C」のワッペンが神宮を吹き抜ける熱風ではためいた。新型コロナウイルスに感染していた山田が、復帰戦で決勝アーチ。2―2の六回に広島先発、九里が投じた内角フォークボールを芸術的なスイングで左翼席に運んだ。「素直にうれしい気持ちでいっぱい。チームに迷惑をかけていたので、1試合でも多く活躍したいと思っていました」首位を独走し、さらなる栄華を迎えようとした7月。チームは未曾有のコロナ禍に見舞われた。1軍主力を含む計19選手がPCR検査で陽性判定を受けて離脱。山田も発熱とのどの違和感の症状が出て、8日に出場選手登録を抹消された。30歳の誕生日を迎えた16日は自宅隔離中でDeNA戦をテレビ観戦。サヨナラ負けしたチームを悔しい気持ちで見守った。「早く戻りたかった」。復帰への思いをグッと抑え、調整期間で最善を尽くした。そして、前半戦最後のこの日、「3番・二塁」の〝定位置〟に帰ってきた。主将2年目。これまでの野球人生では無縁の役割だったが、ふと思い返すと理想のリーダーが頭に浮かんだ。「やっぱり、高校のキャプテンはすごかったね。『ザ・キャプテン』という感じ。発言力、まとめる力、行動でも常に先頭に立っていた。厳しかったけど、誰も文句をいうやつがいなかった」大阪・履正社高で遊撃の山田と二遊間のコンビを組んだ同級生の江原祥太さん。「本当にすごかったよ。誰もが認めていた感じ」と熱弁するほどの人物だった。仲間がまずいプレーをすれば、岡田龍生監督(61)=現東洋大姫路監督=のノックを止めて、選手で話し合った。「監督が思ったことを言う前にキャプテンが言うんだよ。一回(選手を)集めてもいいですかって」江原さんは関大でも主将を務め、現在は高校教員として、教壇に立っている。「教師姿は見たことがないけど、想像できるね」とリーダーとしてあるべき姿の指針となり、理想の主将像が輪郭を表してきた。だが、まだ手の届くところにはない。打率・257、16本塁打、51打点、8盗塁。「求められている数字ではない」と言い切った。後半戦に向け、「自分自身が活躍することが一番だと思う。そこを一番に頑張りたい」と決意を示した。7月に6勝11敗と苦しんだチームだが、主将の復帰戦で計4本塁打が飛び出し、14日に一度は消えた優勝へのマジックナンバーが「41」で再点灯した。前半戦終了時の貯金22は野村克也監督の下で日本一となった1995年を超える球団最多記録だ。「これからもっとしんどい時期に入ってくる。もっと、もっと我慢していかないといけない」と高津監督は気を引き締めた。狙うのは連覇のみ。ヤクルトナインの先頭に再び背番号「1」が立った。(横山尚杜)★メンバー続々復帰 前半戦最後の試合でフルメンバーに近づいた。塩見、山田、中村がスタメンに名を連ね、攻撃陣はコロナ禍に見舞われる前のオーダーにほぼ戻った。残る野手は1軍に同行しながら調整を続ける青木、2軍調整中の川端、宮本、浜田ら。一方、投手ではリリーフの清水、田口が万全の状態に仕上げるために23日から2軍に再合流した。ともにブルペン入りし、先発の高梨を含め、後半戦からの1軍復帰を目指す。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
56341 0.622
(↑0.004)
M41
(-)
52408
(+4)
343
(+2)
109
(+4)
56
(-)
0.256
(-)
3.340
(↑0.03)
2
(1↑)
阪神
46462 0.500
(↑0.005)
11
(-)
49320
(+1)
264
(-)
59
(-)
71
(-)
0.239
(-)
2.570
(↑0.02)
2
(-)
広島
46463 0.500
(↓0.005)
11
(↓1)
48374
(+2)
351
(+4)
56
(-)
16
(-)
0.256
(↓0.001)
3.370
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
42452 0.483
(↓0.005)
12.5
(↓1)
54314
(-)
352
(+1)
68
(-)
31
(-)
0.250
(↓0.001)
3.570
(↑0.02)
5
(-)
巨人
45501 0.474
(-)
13.5
(↓0.5)
47371
(-)
436
(-)
110
(-)
45
(-)
0.246
(-)
4.090
(-)
6
(-)
中日
38501 0.432
(-)
17
(↓0.5)
54256
(-)
334
(-)
46
(-)
28
(-)
0.247
(-)
3.570
(-)