ヤクルト(★3対15☆)広島 =リーグ戦14回戦(2022.07.23)・明治神宮野球場=
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広島
634100100152212
ヤクルト
0000210003801
勝利投手:森下 暢仁(8勝5敗0S)
敗戦投手:原 樹理(6勝4敗0S)

本塁打
【広島】秋山 翔吾(3号・1回表3ラン),會澤 翼(3号・4回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(33号・6回裏ソロ)

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◆広島が大勝。広島は初回、秋山の3ランなどで一挙6点を先制する。その後は、2回表に秋山と坂倉の連続適時打が飛び出すなど、終わってみれば22安打で15得点を挙げた。投げては、先発・森下が6回3失点の好投で今季8勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が振るわなかった。

◆マジック再点灯がかかるヤクルトは、初回から大量リードを奪われる苦しい戦いとなった。チームトップタイの6勝を挙げる原が先発も、アウト1つを奪っただけで、1回途中7安打6失点でKOされた。自己最多となる7勝目を目指した右腕には、悪夢の立ち上がりとなった。先頭野間に10球粘られた末に左翼線への二塁打を浴びると、2番菊池涼には初球を三塁前にセフティーバントを決められ、無死一、三塁。さらに、前夜8回に同点2ランを含む4安打を放った秋山に先制3ランを許した。その後も1死一、三塁から羽月に2点適時三塁打を浴び、なお1死三塁から8番会沢にも初球を狙われ6点目を献上。わずか1/3回、29球で6失点。高津監督から2番手市川の名前がコールされ、無念の降板となった。急きょマウンドに上がった市川は、1回こそ抑えたが、勢いづいた広島打線の勢いを止められなかった。2回無死一塁から秋山に適時二塁打を浴びるなど3失点。3回にも4点を奪われ、2回2/3を7安打7失点。3回までに13失点の大量リードを許した。打線は5回に山崎の適時二塁打などで2点を返したが、序盤の失点が重くのしかかった。リーグ首位を独走するチームは、7月2日に2リーグ制後では最速となる優勝マジック53を点灯させた。だが、8~15日にかけて1、2軍、スタッフ含め合計29人が新型コロナウイルスに感染する非常事態に見舞われた。18日には今季ワーストの6連敗を喫するなど、7月はこの日まで5勝10敗と負け越す。山田、中村、塩見らコロナ感染者も徐々に1軍に合流。依然として2位以下には大きなゲーム差をつけてはいるが、前半戦終了間際に苦しい戦いが続く。6回、4番村上にリーグ独走の33号ソロが飛び出したが、12点を追う展開では焼け石に水だった。

◆新型コロナウイルス感染から復帰したヤクルト塩見泰隆外野手(29)が出場選手登録され、即代打で出場を果たした。5回に2点を返し、なお2死三塁の場面で登場。広島先発森下に対し、フルカウントからの9球目、高め直球をきっちり捉えたが、広島右翼の野間が前進して好捕。惜しくもヒットにはならなかった。そのまま中堅の守備に就いた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、33号ソロ本塁打を放った。大量12点を追う6回無死走者なし。広島先発森下に対し、カウント1-2からの5球目、低め117キロカーブを捉えて右翼席へ。20日巨人戦(神宮)以来、2試合ぶりの1発に「1点ずつ、出塁すること、それだけです」と振り返った。

◆ヤクルトは今季ワーストの22安打を浴びて2連敗、優勝マジック再点灯を逃した。先発原樹理投手(29)が1アウトしか奪えず、1回途中7安打6失点でKOされると、2番手以降も広島打線の勢いを止められなかった。それでも新型コロナウイルスから復帰した塩見と中村が代打で出場し、そのまま守備にも就いたのはプラス材料。高津監督も「徐々に体を慣らして、早くベストな状態に持っていって欲しいですね」と期待を込めた。▽ヤクルト山崎(5回に適時二塁打)「自分にできることをしようと思い打席に入りました」

◆ヤクルトが今季ワーストの22被安打で大敗。2連敗で優勝マジック再点灯を逃した。先発の原樹理投手(29)が1アウトしか奪えず、1回途中7安打6失点でKOされると、2番手以降も相手打線の勢いを止められなかった。打線は5回に2点を返し、6回には4番村上が33号ソロを放ったが、序盤の大量失点が重くのしかかった。それでも新型コロナウイルスから復帰した塩見と中村が代打で出場し、そのまま守備にも就いたのはプラス材料となった。試合後の高津臣吾監督(53)の主な一問一答は以下の通り。-先発の原が序盤から崩れる苦しい展開そうですね。初回でね、完全に相手に勢いづかせてしまったっていう感じですね。-原はここまで前半戦で活躍してきたがピシャッと完封してくれとは思ってなくて。5回で3点でも4点でもしのげたらなんとか勝負になるんじゃないか、相手は森下投手ですけど、なんとか勝負になるんじゃないかなと思ってみてたんですけど。これじゃ、なかなか打つほうも難しかったと思いますね。-内山壮のリード面はちょっと今日は苦しんだのかなと思います。いろいろバッテリーコーチとピッチングコーチと先発の樹理と勉強して今日に挑んだと思うんですけど、なかなか構えたところに来なかったので。しんどかったんじゃないかと。-打線は0点では終わらなかった。村上にも1発が出たがすごく難しかったと思います。あの点差をしっかり集中して追い掛けるのはなかなか難しいこと。ただ大事な1打席であり、大事なゲームでありということは、おろそかにせずに、しっかり打席に立ってくれたんじゃないかと思います。-明日はオールスター前の最終戦。いい形で終わりたいそうですね。非常に悔しい思いをした今日なので。なんとかしたいですね。このまま終わりたくないですね。はい。-秋山が加入してからの広島打線はもちろん、いいバッターなので。すごく抑えるのは難しいですね。やはりその前後というところが生きてきますし、これだけ2試合で打たれたわけですから。何か間違いがあり、何か失敗があるんだと思います。-中村、塩見の復帰は明るい材料になるそうですね。ちょっとしんどいですけど、徐々に体を慣らして、早くベストな状態に持ってって欲しいなと思います。

◆2位広島が首位ヤクルトに15得点を奪って大勝した。広島が今季最多の22安打を放って大勝。この日は4安打の菊池涼を筆頭に6人が猛打賞。猛打賞のゲーム最多人数は48年巨人、50年大洋が記録した7人だが、広島では50年6月7日大洋戦、93年5月19日ヤクルト戦の6人に並ぶ球団最多タイ。また、菊池涼は1、2、3、4回にヒット。菊池涼が4イニング連続で安打を記録したのは、17年4月11日巨人戦以来2度目。4イニング以上の連続安打を2度マークした選手は、プロ野球史上初めてだ。

◆点火弾だ。広島秋山翔吾外野手(34)が、2試合連発となる3号先制3ランで今季最多22安打で15得点の大勝に導いた。1回の先制弾が打者一巡の猛攻を呼び、さらにその後も二塁打や四球、中前打で2試合連続猛打賞となる3安打4打点3得点。攻撃を活性化させ、苦手ヤクルトに連勝で6月7日以来の貯金1となった。勝率5割以上、Aクラスでのシーズン折り返しを決めた。またも秋山が火を付けた。1回無死一、三塁。カウント2-2からヤクルト先発原の甘く入ったカットボールを逃さなかった。鋭く振り抜いた打球は、右翼方向へ角度よく上がり、そのままスタンドに吸い込まれた。鮮やかな先制攻撃に広島打線は勢いづいた。この回さらに3点を奪って原をKOするなど打者一巡。その後も攻撃の手を緩めずに4回まで毎回得点の14得点で試合を決めた。「1、2番がいい形で回してくれた。打球が上がるところにきたので、前に飛んでくれて良かった。あまり感触はそこまでよかったわけじゃないんですけど。結果として良かった」さらに2回には左中間への二塁打で攻撃を加速させ、3回は冷静に四球を選んだ。7回にも中前へのクリーンヒットで2戦連続猛打賞。塁上を駆け回り、打線を活性化させた。2試合で計7安打の固め打ちで、打率を2割8分にまで上げた。自身の状態上向きよりも、打線として機能し、貢献できていることに手応えを感じている。そのためか、個人の話題に集中した移籍後初のヒーローインタビューに「もっと伝えたい言葉だったり、思いはあった」と苦笑いで振り返った。主砲マクブルームや西川を欠く中で今季最多22安打を記録し、15得点を奪った。苦手意識を振り払うような大勝で、今季ヤクルト戦初の連勝。6月7日以来の貯金生活となった。勝率5割以上、Aクラスでのシーズン折り返しも決めた。「この2試合に関して、チームにとって、いいところで打てたというのは良かった。明日も勝たないと(首位とのゲーム差は)1個しか詰まらない。明日また入りからチームとして頑張って行きたい」。秋山効果は打力による得点力アップだけではない。【前原淳】○...森下が大量援護を背に、6回3失点で8勝目を手にした。4回まで2安打無失点から、5回は3連打から2失点。6回には村上にソロを浴びた。試合後は「本当いつも野手の方に勝たせてもらってます。前回もそうですし、ここ最近ずっと点を取ってもらっている」と野手陣に感謝した。前半戦を自身4連勝で折り返す結果には「後半が本当に大事だと思うので、しっかり準備してやりたい」と1週間後に控える後半戦初登板へ表情を引き締めた。○...広島菊池涼は適時二塁打を含む4安打の固め打ちだ。1回無死二塁から三塁線へ絶妙なバントを転がして内野安打とし、秋山の先制3ランをお膳立てした。「やれることをやる。(粘って10球目を二塁打にした)野間も先頭でしっかり出てくれたので、セオリー通りに自分のやれることをやった結果がヒットになった。あれで自分の気持ちも楽になったというか。良かったです」。その後も右前打、左中間適時二塁打、左前打と快音を響かせた。▽広島佐々岡監督(秋山の先制3ランに) 初回にアキがつながりがあった中で、打ってくれてチームに勢いが出た。昨日、今日とホームランの大きさというのを感じている。1発の後もつながりある攻撃で得点をしている。そこは自分たちらしさだと思う。▽ヤクルト高津監督(2試合で9打数7安打6打点と打たれた広島秋山について) もちろんいいバッターなので。すごく抑えるのは難しいですね。これだけ打たれたわけですから、何か間違いがあり、失敗があるんだと思います。

◆広島秋山翔吾外野手が連夜の火付け役となり、今季最多22安打15得点の大勝に導いた。2戦連発となる3号先制3ランで口火を切ると、2回には左中間への二塁打で攻撃を加速させた。四球を選んだ3回まで3イニング連続得点。7回の中前打で2戦連続猛打賞とした。2試合で計7安打の固め打ちで、打率を2割8分にまで上げた。見せ場はいきなり訪れた。1回無死一、三塁。甘いカットボールを鋭く振り抜くと、打球は右翼席に吸い込まれた。「あれだけ1、2番がいい形で回してくれた。打球が上がるところにきたので、前に飛んでくれて良かった。あまり感触はそこまでよかったわけじゃないんですけど。結果として良かった」。秋山が打てば、打線はつながる。1回に原をKOするなど打者一巡の猛攻。その後も攻撃の手を緩めず、4回まで毎回得点の14得点で試合を決めた。同点弾の前夜は逆転勝利を呼び、この日の先制弾は大量得点を呼んだ。秋山が打点を挙げた試合は5連勝となった。ヤクルトへの苦手意識を振り払うような今季同カード初の勝ち越しで、6月7日以来の貯金1となった。秋山効果で勝率5割以上、Aクラスでのシーズン折り返しを決めた。広島が今季最多の22安打を放って大勝。この日は4安打の菊池涼を筆頭に6人が猛打賞。猛打賞のゲーム最多人数は48年巨人、50年大洋が記録した7人だが、広島では50年6月7日大洋戦、93年5月19日ヤクルト戦の6人に並ぶ球団最多タイ。また、菊池涼は1、2、3、4回にヒット。菊池涼が4イニング連続で安打を記録したのは、17年4月11日巨人戦以来2度目。4イニング以上の連続安打を2度マークした選手は、プロ野球史上初。

◆首位のヤクルトは序盤に投手陣が打ち込まれ、広島に2連敗。先発の原が誤算で?回を6失点で4敗目(6勝)を喫した。目を背けたくなるような、まさかの光景だった。ヤクルトの先発マウンドに上がったのは、チームトップタイの6勝を挙げている原。連敗阻止を期待されたが、1回持たずに降板した。決して悪くなかった。だが、広島打線を止められなかった。先頭・野間から4連打を浴び、5番・長野を三直に抑えたがそこからまた3連打。額に大粒の汗を浮かべ首をかしげた右腕はわずか?回で29球、7安打6失点で交代を告げられた。勝利すれば、2018年のキャリアハイを更新する7勝目となっていたが、次戦に持ち越しとなった。前半戦はチームを支える活躍をしただけに、優勝争いが佳境に入る後半戦に向け、課題を明確にし悪い部分を持ち越すことなく臨みたい。2番手でマウンドに上がった高卒4年目右腕・市川も2回?で7安打7失点とアピールできず。五回終了時点で12点差をつけられる厳しい展開となった。ただ、新型コロナウイルスの陽性判定を受け、すでに1軍に合流していた塩見がこの日、出場選手登録されるなど戦力は続々と戻ってきている。歓喜の秋を迎えるべく、我慢の7月を過ごす。

◆広島が3連勝。今季最多の22安打で、15得点。一回に秋山の3号3ランなどで6点を先制し、二回は秋山の適時二塁打などで3点。その後も加点した。森下は6回3失点で8勝目。ヤクルトは先発の原が一回途中で降板した。

◆広島・白浜裕太捕手(36)が2020年以来、2年ぶりの1軍出場を果たした。敵地にもかかわらず、両軍のファンから拍手が起こった。15─3の八回無死一塁で代打として登場。1─2からの4球目の直球をバットに当てたが浅い飛球は中堅手・塩見のグラブに収まった。5年ぶりの安打は持ち越しとなったが、ベンチに戻る際に再び拍手が起こった。2004年に地元広島の広陵高を経て、ドラフト1位で広島に入団。今季はプロ19年目でこの日を含め通算87試合にとどまるが、球界ではベテラン捕手として注目を集めている。

◆猛攻の号令をかけたのはこの男のバットだった。試合開始直後の一回無死一、三塁。3年ぶりに日本球界に復帰した広島・秋山(前パドレス3A)が移籍後初の2戦連発となる3号3ランを放った。「1、2番が完璧なつなぎでチャンスを作ってくれたので、そのおかげで打つことができた」先頭・野間が9球粘った末に左翼線二塁打を放つと、菊池涼が三塁線へのセーフティーバントを決めて好機を拡大。ここで秋山が原のスライダーを捉え、右翼席へ突き刺した。勢いは続く。坂倉が左前打で出ると、1死後に小園が右前打でつなぎ一、三塁とし、羽月がワンバウンドで一塁の頭上を越える2点三塁打で加点。さらに会沢の左前打で6点目を挙げ、原を降板に追い込んだ。秋山は22日のヤクルト戦で2ランを含む4安打の固め打ち。今月8日の中日戦(バンテリンドーム)で1軍昇格後、試合前時点で出場12試合のうち6試合で無安打と波はあるが、西武時代(2011~19年)に首位打者1回&最多安打4回と安打を量産した実力を発揮してきた。5月8日のDeNA戦(マツダ)は21安打17得点を記録するなど、今季のカープはいったん火がついたら止まらない。攻撃の手を緩めず、二回に3点、三回に4点、四回にも1点と得点を重ねていった。(柏村翔)

◆3年ぶりに日本球界に復帰した広島・秋山翔吾外野手(34)が先制の3号3ランを含む3安打4打点の大暴れ。移籍後初のヒーローインタビューは敵地の神宮球場。アナウンサーとのやり取りは次の通り。──日本に帰ってきてお立ち台は秋山「初めてだと思います」──カープファンの前でのヒーローインタビューはどんな気持ち「できれば初めて立つのはマツダだとちょっと思っていましたが、こういう機会なので、東京のファンの皆さんの前でごあいさつさせていただこうと思いました」──一回無死一、三塁で先制3ラン。どんな気持ちで打席へ「1、2番(野間が二塁打、菊池涼がバント安打)が良い形で回してくれたので、とにかく先に点が取れるようにと考えて打席に立ちました」──22日は4安打、23日は3安打。今の打撃の状態は「まだ反省する打席もあるので、これがピークにならないように、どんどん伸ばしていきたいと思います」──広島でのプレーはどう感じている「日々、新鮮な発見もありますし、いろんな方に応援をしてもらっている。これだけカープのファンがいたんだなと改めて気づきました」──チームは3連勝で2位をキープ。チームの雰囲気は「勝っていても、負けていても明るいベンチになっていると思う。またあした引き締めてやりたいと思います」──最後に自己紹介をかねてメッセージをお願いします「東京のカープファンの皆さん初めまして秋山翔吾です。よろしくお願いします。これからも自分の役割、いろんなところで貢献できたらと思っているので応援してほしいと思っています。よろしくお願いします」

◆広島の森下は8勝目を挙げた。序盤に大量援護をもらい、6回を7安打3失点にまとめた。味方の攻撃時間が長くても集中力を切らさず「立ち上がりはうまく入れた。野手の方に勝たせてもらっています」と謙虚に言った。先発の軸として今季も力を発揮。前半戦で着実に勝ち星を積み上げた。「後半が本当に大事。しっかり準備してやりたい」と向上心をのぞかせた。

◆ヤクルトは先発の原がプロ最短となる1/3回を7安打6失点で降板。4敗目を喫した。キャリアハイを更新する7勝目を目指した右腕だったが、立ち上がりから制球に苦しみ、広島打線の猛攻を止められず。わずか29球で交代を告げた高津監督は「初回で完全に相手に勢いづかせてしまった。まさか初回で交代するとは思っていなかったので計算外。これでは打つほうも難しい」と厳しい言葉を並べた。

◆若き主砲の一発が、うつむきかけていた燕党の顔を前に向かせた。セ・リーグ首位のヤクルトは、3―15で大敗を喫して2連敗。それでも、六回に村上宗隆内野手(22)が右翼席へ意地の一発を放った。序盤から大量リードを奪われる苦しい展開。それでも、村上を中心に懸命に反撃を続けた打線に、高津監督は「あの点差で集中して追い上げるところはなかなか難しい。大事な1打席であり、大事なゲーム。おろそかにせず打席に立ってくれた」と評価した。4番として簡単に負けるわけにはいかなかった。森下のカーブに体を泳がされながらも食らいつき、球宴前では球団最多の33本塁打目。プロ野球記録の60本塁打を放った2013年のバレンティンを抜いた。多くの学校で夏休み初日となったこの日、神宮球場にも満員御礼の2万9679人が訪れた。多数の新型コロナウイルス感染者が出る中で「勝つ喜びを改めて実感できていることが幸せ」と孤軍奮闘してきた村上。思い出の1ページに刻まれるような放物線を描いた。24日が前半戦最終戦。「このまま終わりたくない」と高津監督。若き主砲が勝利へのアーチをかけてくれるはずだ。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
55341 0.618
(↓0.007)
-
(-)
53404
(+3)
341
(+15)
105
(+1)
56
(+1)
0.256
(-)
3.370
(↓0.13)
2
(-)
広島
46453 0.505
(↑0.005)
10
(↑1)
49372
(+15)
347
(+3)
56
(+2)
16
(-)
0.257
(↑0.003
3.360
(↑0.01)
3
(1↑)
阪神
45462 0.495
(↑0.006)
11
(↑1)
50319
(+3)
264
(+1)
59
(-)
71
(-)
0.239
(-)
2.590
(↑0.02)
4
(1↓)
DeNA
42442 0.488
(↓0.006)
11.5
(-)
55314
(+1)
351
(+3)
68
(+1)
31
(-)
0.251
(-)
3.590
(↑0.01)
5
(-)
巨人
45501 0.474
(-)
13
(↑0.5)
47371
(-)
436
(-)
110
(-)
45
(-)
0.246
(-)
4.090
(-)
6
(-)
中日
38501 0.432
(-)
16.5
(↑0.5)
54256
(-)
334
(-)
46
(-)
28
(-)
0.247
(-)
3.570
(-)