オリックス(☆5対0★)ソフトバンク =リーグ戦16回戦(2022.07.23)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(10勝5敗0S)
敗戦投手:石川 柊太(3勝5敗0S)
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◆オリックスは初回、杉本の適時打で1点を先制する。続く2回裏には、福田と中川圭の連続適時打で3点を挙げ、試合を優位に進めた。投げては、先発・山本が8回無失点の快投で今季10勝目。敗れたソフトバンクは、先発・石川が試合をつくれず、打線も沈黙した。

◆オリックス山本由伸投手(23)がパ・リーグ10勝一番乗りを目指す。昨年は同僚の宮城がリーグで最初に10勝しており、オリックス勢が2年以上続けてリーグ一番乗りすれば83年今井→84年山田→85年佐藤義以来となる。

◆オリックス-ソフトバンク16回戦(京セラドーム大阪)は「バファローズポンタDAY」として開催され、3回終了時にバファローズ☆ポンタとBsGirlsが新ダンスの「たぬきダンス」を披露した。緩やかなテンポの「ポンタのうた。」に合わせ、たぬきの耳としっぽをつけた球団公式ダンス&ボーカルユニットがグラウンドで笑顔を振りまいた。日本ハムの「きつねダンス」に対抗したアイデアとみられる。【写真特集】きつねダンスにライバル?オリックスBsガールズが「たぬきダンス」披露

◆ソフトバンクが珍しい、コリジョンルールの適用で失点した。5回無死一、三塁でオリックス若月が一塁へゴロ。野村大が捕球してすぐに本塁へ返球し、タイミングは楽々タッチアウトに見えた。だがオリックス中嶋監督がリクエストし、リプレー検証。捕手の甲斐が、走者の進路をふさいでいたと判定され、コリジョンルールでセーフに覆った。三塁走者宗の生還が認められ、ソフトバンクは5点目を失った。

◆日本ハムの球団マスコットとファイターズガールが試合中に踊る「きつねダンス」は、動画配信サイトで多くの再生回数を稼ぎ、球界でひそかなブームとなっている。それに負けじと?オリックスのBsGirlsが「たぬきダンス」を披露した。オリックス-ソフトバンク16回戦(京セラドーム大阪)は「バファローズポンタDAY」として開催され、3回終了時にバファローズ☆ポンタとBsGirlsが新ダンスの「たぬきダンス」を披露した。緩やかなテンポの「ポンタのうた。」に合わせ、たぬきの耳としっぽをつけた球団公式ダンス&ボーカルユニットがグラウンドで笑顔を振りまいた。

◆オリックスのエース山本由伸投手(23)が8回120球4安打無失点の好投で、リーグトップの今季10勝目をマークした。先発当日のオリックス山本にはピリピリした「近づかないでオーラ」のようなものはない。自然体で、笑みがはじけている。この日は20歳の宮城が丸刈り姿で現れ、いつものようにイジった。試合前練習が始まる前、球団公式のビデオカメラをスタッフから借り、愛情たっぷりにその丸刈り頭を撮影。リラックスしていた。試合になると、調子が良くてもピンチでも淡々と投げている。それが自然体。「もちろん、いろいろ考えてしまったり、感情の起伏もありますけど、基本は"いつも通り"を心掛けていますね」。試合中にバファローズ☆ポンタが「たぬきダンス」を躍っても集中力を切らさなかった。先発マウンドは基本的に週に1度やってくる。「(次の登板を)考えると楽しい。勝つと、もっと楽しい。究極は、みんなが活躍して勝つこと。僕は、そのために(調整期間で)考える。試合の日は一生懸命、投げるだけです」。いつも通りを積み重ね、リーグ一番乗りの10勝目につながった。【オリックス担当=真柴健】

◆オリックスのエース山本由伸投手(23)が8回120球4安打無失点の好投で、リーグトップの今季10勝目をマークした。この日の最速は京セラドーム大阪での自己最速を更新する157キロを計測。大きく曲がるカーブを有効に使い、緩急を生かしてソフトバンク打線を翻弄した。2年連続の2桁勝利は「先発投手の1つの合格ライン」と設定し、「もっともっと勝ち星を積んでいきたい」とリーグ連覇に向けて意気込んでいた。この白星で、チームは勝率5割復帰。前半戦の日程で残すは24日ソフトバンク戦の1試合。先発は左腕の田嶋。一戦必勝で貯金を作り、後半戦に向かいたい。

◆ソフトバンクが今季10度目の完封負けを喫した。今季2戦2勝だったオリックス山本に8回まで抑え込まれた。藤本博史監督(58)は「まあ、山本くんに完敗ということで。会見拒否でよろしいですか」と、冗談も飛び出すほど、手も足も出ない完敗だった。今季は分が良かったとはいえ「ナンバーワンの投手やからね」と、山本への警戒を緩めていなかった藤本監督は、打線に並ぶ若手に対して「気負い負けだけしないようにね。逆に、いい投手と対戦できるくらいの気持ちで入ってくれたらいい」と心構えを説いていた。「仕掛けていけるところは仕掛けていく」と、足で揺さぶっての攻撃もイメージしていたが、その上を行かれた。結局1度も二塁を踏ませてもらえず「得点圏にも行けんかったわ」と嘆いた。昨年から1度も勝ち越すことができておらず、6度連続で負け越している「鬼門」の京セラドーム大阪で1勝1敗となった。24日は球宴前ラストの1戦だ。2位西武の勝敗にかかわらず、引き分け以上で首位ターンが決まる。藤本監督は「明日最後、全力で全員で戦っていきます」と力を込めた。きっちり勝って、前半戦を締めくくる。【山本大地】

◆オリックスのエース山本由伸投手(23)が8回4安打無失点で、リーグ一番乗りで10勝目をマークした。最速157キロの真っすぐとカーブの緩急を有効に使い、ソフトバンク打線に二塁を踏ませず9三振を奪った。前半戦最後の登板で「先発投手の1つの合格ライン」と設定した2桁勝利を2年連続でクリアし、「もっともっと勝ち星を積んでいきたい」と力を込めた。ただ慢心はなく、120球を要したことに「今日はボール球も多く、球数もかさんでしまった」と反省。初回2死から3番柳田に許した四球に「スムーズに入れなかった」と頭をかいた。仲間に背中を押され、乗った。今季初めて1番に入ったベテラン安達が、初回は四球を選んで5番杉本の適時打で先制のホーム。「味方に点を取ってもらって、その後、力抜けた。何とか8回まで行けました」。救援陣の気持ちを理解し、1つのアウトでも多く奪う。チームは3連投をさせない方針で、近藤、阿部がベンチを外れた。エース右腕は「1イニングでも長く投げられた方が、中継ぎの人の緊張を抑えられる。1人、休息になると、パワーを違う場面で使うことができる」。自身も18年に救援で54試合に登板。主に「8回の男」を任された。「あのとき、西さん(阪神)は7、8回まで投げてくれるだろう...と予想できるぐらい、ブルペンはリラックスできていた。イニングを計算できる(先発)投手は、メンタル面の負担も軽減できる。だから、1試合、1イニング、打者1人、1球...。真剣に投げるんです」その思いの集積で、MVPや沢村賞を獲得した昨年の8月20日を上回る早さで2ケタに到達した。中嶋監督は「自分の求めているところが、ものすごい高い選手」と評価。エースの快投で勝率を5割に戻した。依然5位ながらも首位とのゲーム差は3・5。逆転連覇へ、視界が開けてきた。【真柴健】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チーム のとっておき映像プレイバック】オリックス投手陣のわちゃわちゃシリーズ新作です。いつもの山本由伸、宮城大弥、そして刺客(黒木優太)の、ほっこりシーンをどうぞ。

◆ソフトバンク先発石川はチームを3連勝に導くことはできなかった。初回、先頭安達の四球をきっかけに1点を先制された。2回にも先頭若月の死球から3点を失った。制球に苦しみ5回109球を投げ8安打、5失点で降板。「力不足です。申し訳ありません」。広報に無念のコメントを残し、唇をかんだ。今季は14試合に先発し3勝5敗。右足首を故障した影響もあってか、投球フォームの試行錯誤を繰り返した。前半戦最後のマウンドも結果を残すことができなかった。

◆オリックスの杉本が0―0の一回に適時打を放ち、4試合ぶりの打点をマークした。2死一、二塁で石川の内角速球を的確にミートして中前にはじき返した。この試合前まで5打数無安打と抑えられていた右投手からの今季初安打に「先制点になってくれて良かった」と素直に喜んだ。本塁打王に輝いた昨季と同様に、主砲吉田正の次を打つ打者として存在感を示している。一回は吉田正が1死一、二塁で空振り三振に倒れた後、きっちりと中軸の仕事を果たした。4―0の四回は吉田正の死球で2死一、二塁で回ってきたが、強烈なライナーは惜しくも二塁正面に飛んだ。

◆オリックスの山本が8回無失点で、リーグ一番乗りの10勝目。一回に杉本の適時打で先制し、二回は中川圭の2点適時打など効果的に加点した。ソフトバンクは打線が散発4安打で、今季10度目の零敗。連勝は2で止まった。

◆オリックスのエース、山本が首位ソフトバンク相手に8回無失点。リーグ一番乗りとなる10勝目を挙げた。「今、パ・リーグは混戦になっている。登板する試合は全部勝って、貢献したい」試合前にこう決意を語っていた山本は、ソフトバンクの強力打線を相手に無難な立ち上がりを見せる。すると、援護したい打線は一回に杉本が先制打。2死一、二塁から中前へ適時打を放ち、「先制点になってくれてよかったです!」と振り返った。二回にも福田の適時二塁打、中川圭の2点打で4点をリード。野手陣がエースをもり立てた。チームは前日22日に敗れ、再び借金「1」。だが、この日はエースの好投に、打線も5回に駄目押しともいえる1点を加える。昨年は宮城がリーグ一番乗りで10勝目をマークしており、オリックスの投手陣が2年連続で10勝一番乗りは、阪急時代の1983年の今井雄太郎、84年の山田久志、85年の佐藤義則が3年連続で記録して以来、37年ぶりとなった。チームにとっても自身にとっても大事な登板で、右腕が8回無失点で9奪三振。ピンチらしいピンチも迎えず、九回は代わった本田が3人で仕留めた。(西垣戸理大)

◆ソフトバンクの石川は序盤から乱れ、5回8安打5失点で5敗目を喫した。今季ワーストタイの5四死球と制球難が失点につながり「力不足です。申し訳ありません」と言葉を絞り出した。好投手山本との投げ合いを期待されたが、立ち上がりからつまずいた。一回に適時打で先制を許すと、二回は2四死球で1死一、二塁に。福田、中川圭の連続適時打でさらに3点を失い、唇をかんだ。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46391 0.541
(↓0.007)
-
(-)
57319
(-)
277
(+5)
58
(-)
50
(-)
0.255
(↓0.002)
2.930
(↓0.03)
2
(-)
西武
48422 0.533
(-)
0.5
(↓0.5)
51306
(+3)
269
(+3)
73
(-)
44
(+1)
0.226
(↓0.001)
2.450
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
46431 0.517
(↑0.006)
2
(↑1)
53290
(+7)
313
(+6)
52
(+2)
88
(+2)
0.223
(↑0.001)
3.020
(↓0.02)
4
(-)
楽天
43422 0.506
(-)
3
(↑0.5)
56311
(+3)
291
(+3)
57
(+2)
67
(+2)
0.244
(-)
3.230
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
47470 0.500
(↑0.005)
3.5
(↑1)
49289
(+5)
292
(-)
44
(-)
42
(+1)
0.240
(↑0.001
2.760
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
36550 0.396
(↓0.004)
13
(-)
52294
(+6)
330
(+7)
70
(+1)
61
(-)
0.235
(-)
3.440
(↓0.01)