オリックス(★5対7☆)ソフトバンク =リーグ戦15回戦(2022.07.22)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
00301012071212
ORIX
03200000051001
勝利投手:松本 裕樹(3勝0敗0S)
(セーブ:モイネロ(0勝1敗14S))
敗戦投手:近藤 大亮(1勝3敗1S)

本塁打
【ソフトバンク】野村 勇(8号・3回表3ラン),柳田 悠岐(11号・7回表ソロ)
【オリックス】マッカーシー(4号・2回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは3-5で迎えた5回表、柳田の適時打で1点差に迫る。その後は7回に柳田のソロで追いつくと、続く8回に甲斐のスクイズなどで2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・松本が今季3勝目。敗れたオリックスは、打線が中盤以降つながりを欠いた。

◆MBS(毎日放送)のバラエティー番組「ゼロイチファミリアは褒められたい」でMCを務める桃月なしこ(26)が、オリックスソフトバンク15回戦の試合前に特別始球式を行った。「なしこ」の名前に合わせて背番号「745」でマウンドに上がると、大きく振りかぶり、左腕からワンバウンド投球を披露した。投球後は「悔しい結果だった。ふがいない。胃が痛いです。マウンドに立つと緊張で足が震えてしまった。練習と雰囲気が違うと体が感じてしまった」と反省した。報道陣にオリックスの印象を問われると「どういうイメージ? どういうイメージ? どういうイメージ!?」と反応。「去年、優勝されていたので、今年も勝てるように。波に乗れるように(ストライクを)決めたかったんですけど...どうしよう、私のせいで負けてしまったら。気持ちだけはストライクなので!」と笑顔を見せた。桃月なしこは18年より芸能活動を開始し"かわいすぎる現役ナース"と注目を浴びている。

◆オリックスが逆転負けで再び借金生活となった。同点の8回無死一、三塁からソフトバンク甲斐に決勝スクイズを決められた。直前に中堅の中川圭を一塁、一塁のマッカーシーを左翼、左翼の福田を中堅に変更してスクイズを警戒したが、成功せず。その後、元の形に戻した。中嶋監督はシフト変更に「アウトになったらでしょ。全てが」と唇をかんだ。

◆ソフトバンクが今季初めて、3点以上のビハインドをはね返しての逆転勝ち。前半戦首位ターンへの"マジック"を1とした。藤本博史監督(58)は「みんなが全員でよく頑張ってくれたなと思います」と、一丸となった選手をたたえた。2回に3点を先制されたが、3回にすぐさま同点。その裏に再度、2点リードを許したが、食らいついた。7回に追いつくと、同点で迎えた8回。藤本監督が執念の采配を見せた。先頭の野村大が三塁打で出ると、代走周東をコール。脇腹違和感のため先発起用できなかった韋駄天(いだてん)を、勝負どころで送り込んだ。リチャードが四球で一、三塁となると、オリックスはスクイズ警戒で守備シフトを変更。それでも藤本監督は「周東の足やから、ファーストかセカンドが取ってくれれば間違いなくセーフだと思っている」と、選手を信じ、正面突破でセフティースクイズを敢行した。甲斐がきっちり一塁側へ転がすと、周東が快足を飛ばし勝ち越しのホームを踏んだ。周東に加え、牧原大も左太もも裏の違和感があり先発を外れる苦しい状況。相手先発の左腕宮城対策として、3番柳田以外は8人の右打者を並べるオーダーで挑んだ。試合前時点で対戦防御率1点台だった宮城を3回で引きずり下ろすなど、粘りを見せた打線に指揮官は「すぐに点を取り返したところが大きかった」とうなずいた。球宴まで2試合。2位の西武とは1差。23日も勝ち、前半戦首位ターンを決める。【山本大地】▽ソフトバンク野村大(8回先頭で、決勝点への口火を切る三塁打)「とにかくできることをしっかりやろうと試合に臨みました。先頭打者で2回出塁することができたし、与えられた役割を果たすことができたと思います」▽ソフトバンク・モイネロ(9回を締め14セーブ目)「少し登板機会は空きましたが、自分らしい投球ができたと思います。明日からもチームの為に頑張ります」○...主砲柳田の1発で試合を引き戻した。1点差の7回、先頭打者で右中間スタンドに同点の11号ソロを打ち込んだ。「打ったのはフォークです。うまく拾うことができたと思います。正直スタンドに入るとは思いませんでしたが、同点の1本となって良かった」。6月24日の日本ハム戦(ペイペイドーム)以来、自身16試合ぶりとなる1発で勢いに乗ると打線は8回に勝ち越し。5回にも中前適時打を放っており、2打点の活躍でしっかり存在感を示した。○...1番セカンドで先発出場した野村勇が宮城を攻略した。3点を追う3回無死一、三塁から左翼席へ2戦連発となる8号3ラン。「チャンスだったので、積極的に自分の持ち味であるフルスイングをしようと打席に入りました。スタンドまで届いてくれて良かった」。5回、6回にも安打を放ち今季2度目の猛打賞。先発1番では過去2試合出場しノーヒットに終わっていただけに、後半戦に向けて猛アピールとなった。

◆人気コスプレイヤーでタレントの桃月なしこ(26)が特別始球式を行った。自身2度目の始球式では背番号「745」のユニホームで登場し、投じたボールは一塁側へ大きくそれるワンバンド投球。「本当にふがいないです。これを毎回繰り返すのか、と思うと胃が痛いです」と悔しがった。今月に入り事務所のスタッフと練習を行ったが「マウンドに立つと緊張で足が震えてしまってダメでしたね。練習のときとマウンドに立ったときと全然違って、あんまり周りを意識しないようにやった方がいいよとアドバイスをたくさんいただいていたんですけど、本当にキャッチャーしか見ないようにしようと思っていても、視界にいろんなものが入っちゃったりとか、BGMが入っちゃったりとかして、練習と雰囲気が違うと体が感じてしまって、足の震えにつながってしまいました」と終始悔しそうに振り返っていた。

◆ソフトバンクの野村勇が2試合連続アーチとなる8号3ランを放った。三回無死一、三塁で、宮城の真ん中付近に入ったスライダーをフルスイング。ぎりぎりで左翼フェンスを越え「届いてくれて良かった」と満面の笑みを浮かべた。五回の第3打席には山崎福の速球を左前へはじき返し、2試合連続の複数安打もマーク。6月下旬に新型コロナウイルスに感染し、7月17日に1軍に戻ったばかりだが、その影響を感じさせない打棒を見せつけた。持ち味の俊足に加え「強く振れるのが強み」と言うパンチ力での貢献も目立つ。4月21日にプロ初本塁打を放った思い出深い京セラドーム大阪で、再び存在感を示した。

◆オリックスの宮城は今季最短の3回5安打3失点で降板した。3―0の三回、先頭打者から連打で無死一、三塁とし、野村勇に甘く入ったスライダーを左越えに運ばれた。さらに2死から再び招いた一、三塁ではグラシアルの強い打球にグラブをはじかれたが、こぼれ落ちた球を素早く拾って一塁へ送球し、勝ち越し点は許さなかった。6月21日に6勝目を挙げてから白星が遠い。オールスター戦前、最後の登板も不本意な結果に終わり「早いイニングでマウンドを降りる形になって申し訳ない」と唇をかんだ。

◆ソフトバンクは1点差の七回に柳田の11号ソロで追い付き、八回に甲斐が勝ち越しのスクイズを決め、デスパイネの押し出し四球で加点した。5番手の松本が3勝目、モイネロが14セーブ目を挙げた。オリックスの連勝は3で止まった。

◆オリックスは同点の八回に勝負をかけた守備位置変更も実らなかった。無死一、三塁でスクイズ阻止のため、中堅の中川圭を一塁に、一塁のマッカーシーを左翼につかせた。思惑通り、甲斐のバントは一塁側へ。だが中川圭の懸命の本塁送球は及ばず、三塁走者の生還を許した。中嶋監督は「三塁走者は(俊足の)周東選手だったし、本当にいいバントをされた」と相手の攻撃をたたえた。

◆ソフトバンクの柳田が6月24日の日本ハム戦以来となる、11号ソロを放った。1点を追う七回、先頭で打席に立つと阿部のフォークボールを捉え、右中間席へ運んだ。チームの逆転勝ちにつなげた貴重な一発に「うまく拾うことができた」とうなずいた。五回には1死二塁で、中前へ適時打。出場した試合での連続安打を12に伸ばした。藤本監督も好調の主将の活躍に「いいところで打ってくれた」とたたえた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46381 0.548
(↑0.006)
-
(-)
58319
(+7)
272
(+5)
58
(+2)
50
(-)
0.257
(↑0.001
2.900
(↓0.01)
2
(-)
西武
48421 0.533
(↑0.005)
1
(-)
52303
(+9)
266
(+4)
73
(-)
43
(+2)
0.227
(↑0.002)
2.460
(↓0.01)
3
(1↑)
ロッテ
45431 0.511
(-)
3
(↓0.5)
54283
(-)
307
(-)
50
(-)
86
(-)
0.222
(-)
3.000
(-)
4
(1↓)
楽天
43421 0.506
(↓0.006)
3.5
(↓1)
57308
(+4)
288
(+9)
55
(-)
65
(+1)
0.244
(-)
3.250
(↓0.05)
5
(-)
ORIX
46470 0.495
(↓0.005)
4.5
(↓1)
50284
(+5)
292
(+7)
44
(+1)
41
(-)
0.239
(-)
2.790
(↓0.04)
6
(-)
日本ハム
36540 0.400
(-)
13
(↓0.5)
53288
(-)
323
(-)
69
(-)
61
(-)
0.235
(-)
3.430
(-)