広島(☆5対3★)阪神 =リーグ戦15回戦(2022.07.20)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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阪神
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広島
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勝利投手:薮田 和樹(1勝0敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗19S))
敗戦投手:浜地 真澄(0勝2敗0S)
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◆広島が逆転勝利。広島は2点を追う7回裏、野間と菊池涼の連続適時打などで4点を挙げ、試合をひっくり返す。投げては、3番手・薮田が1回無失点で2年ぶりの白星。敗れた阪神は、序盤に3点を奪い試合を優位に進めるも、守備のミスが響き痛い敗戦を喫した。

◆広島のスタメンとベンチ入りメンバーが発表された。PCR検査で陽性判定された堂林翔太内野手(30)とライアン・マクブルーム内野手(30)の2選手の出場選手登録を抹消。活動停止中の2軍から出場選手登録された選手はおらず、23日先発予定の森下暢仁投手(24)とプロ入り196試合連続先発登板の日本記録を持つ野村祐輔投手(33)がベンチ入りした。それでも最大26人枠を一つ余らせた25人。野村がこの日、登板すれば、プロ入り初の中継ぎ登板となる。マクブルームに代わって、坂倉将吾捕手(24)がプロ入り初めて4番に入った。

◆球団通算5500勝に王手をかける阪神が初回に無死走者なしから2点を先制した。1、2番が倒れたが近本四球、佐藤輝が左前へ詰まりながらも安打を放ち2死一、三塁。5番大山悠輔内野手(27)が初球を中前へはじき返す先制適時打。近親者の新型コロナウイルス感染を受けて濃厚接触者として離脱していた。復帰2戦目で8日ヤクルト戦(神宮)以来の打点を挙げた。続く糸原健斗内野手(29)も右前へ2者連続適時打を放ち、初回から先発西勇輝投手(31)に2点を援護した。

◆阪神がまさかの逆転負けを喫し、球団通算5500勝はお預けとなった。悪夢は2点リードの7回に訪れた。3番手浜地真澄投手(24)が1死一、二塁とされ小園に右前打を浴びると、これを佐藤輝明内野手(23)が捕球できず。打球処理にもたつく間に二塁走者が生還し、1点差に詰め寄られた。さらに1死一、二塁から、磯村の中飛を近本光司外野手(27)が失策。昨季ゴールデン・グラブ賞に輝いた名手のミスで1死満塁とすると、その後、代打羽月の二ゴロで同点に追いつかれた。流れは広島に傾き、野間、菊池涼に連続適時打を浴び、2点ビハインドの展開に。ミスが響いてプロ野球史上3球団目の大記録とはならず、借金は再び3となった。序盤に主導権を握り、先発投手が仕事を果たす。好調時の阪神らしい試合運びではあった。初回、大山悠輔内野手(27)の復帰後初タイムリーで先制。糸原健斗内野手(29)も適時打で続き、2点を先取した。1点を奪われた直後の2回には、島田海吏外野手(26)の適時で引き離していた。 先発西勇輝投手(31)は6回0/3を1失点。好投も今季7勝目とはならなかった。阪神は再び4位に転落した。

◆これぞ一丸野球。広島野間峻祥外野手(29)が7回に決勝打を放ち、コロナ禍のチームに勝利をもたらした。試合前にマクブルームと堂林の新型コロナウイルスの陽性判定が発表された。23日先発予定の森下をベンチ入りさせても上限の25人に満たない中で、広島らしいつなぎの野球で劣勢を跳ね返した。連敗を阻止して、22日から前半戦最後のヤクルト3連戦(神宮)に挑む。まるでサヨナラ打を打ったかのように、野間は一塁ベンチへ右腕を突き出した。劣勢の展開で相手のミスに乗じて2点差を追いついた7回。なお2死一、三塁で野手主将は追い込まれながら阪神3番手浜地のカットボールを引っ張った。打球が一、二塁間を抜け、三塁走者が生還。この日初めてリードを奪う一打が試合の流れだけでなく、チームの重い、重い空気をも振り払った。「ベンチ入りの野手が少ない中で何とか戦っていかないといけないので、出た選手がどれだけ仕事をするかが大事になる。そういったところで打てたことは良かった。同点にしてくれたので、いい流れに乗せてもらいました」まさに全員野球で勝ち取った。先発アンダーソンが5回3失点で降板した6回からは松本、薮田が無失点でつないだ。2点を追う7回は先頭坂倉が左前打で先発西勇をマウンドから降ろし、3番手浜地から連打で1点差とした。続く磯村の中飛を近本が落球し、代打羽月の二遊間の当たりも好捕されながら併殺は免れて同点とした。単打と相手のミスでつないだ攻撃を野手主将が結実させた。コロナ陽性者が相次ぐチームはこの日、4番マクブルーム、17日巨人戦で代打満塁弾の堂林が陽性判定を受けた。2軍選手18人が陽性を受けた16日以降、育成選手を含めた選手32人、スタッフ11人の計43人が陽性となる事態。23日ヤクルト戦先発濃厚の森下がベンチ入り。出場に備えてか、試合前のフリー打撃時には左翼で打球捕にも参加していた。危機的状況を広島らしい一丸野球で切り抜けた。今後も全員陰性が続く限り、PCR検査を続ける予定。完全に乗り越えたわけではない。野間は「みんな、厳しい状況というのは分かっていると思う。しんどいですけど、よりみんなで戦っていかないといけない。それはみんな、分かっていると思います」と表情を引き締めた。連敗を阻止する粘り腰。22日から前半戦最後の3連戦、今季苦手とする首位ヤクルトにも示したい。【前原淳】▽広島佐々岡監督(チーム一丸での逆転勝利に)「みんなで危機を乗り越えていかないといけない。1人1人が自覚を持ってやっていると思うし、今日は人数が少ない中でもベンチ(スタートの選手)、若い選手も、みんなともに戦っていた。ベンチでよく声が出ているし、いい雰囲気の中だからこそ、ああいう逆転劇が起こるんだと思います」▽広島坂倉(プロ初4番でマルチ)「4番でも5番でも同じ感じでは入っています。(7回)先頭で出られたので良かったです。試合は続くので、勝てるようにみんなでやりたいなと思います。」▽広島薮田(7回を3者凡退に抑えて2年ぶり勝利)「お久しぶりですという感じです。負けていた展開で行くことが多かったけど、今日は勝ちにつなげられたことがうれしいです」

◆阪神がまさかの逆転負けを喫し、球団通算5500勝はお預けとなったが、大山悠輔内野手(27)が天敵アンダーソンから先制適時打を放った。初回2死一、三塁の第1打席。アンダーソンの初球直球を振り抜き、二遊間を破る中前適時打を放った。「ツーアウトからしぶとくつないで作ったチャンスだったので、積極的に打ちにいこうと思っていました。先制点を取ることができてよかったです」。大山に続き、2死一、二塁から糸原も右前打を放ち2点目。試合前まで対戦2試合で防御率0・00と苦戦していた右腕の出ばなをくじいた。大山は近親者の新型コロナウイルス感染で濃厚接触者と判断され、特例2022の対象選手として13日に抹消。17日にウエスタン・リーグ中日戦(鳴尾浜)で4回に代打で出場して実戦復帰し、18日に昇格した。19日の広島戦で「5番・一塁」で1軍復帰。8回に左前打を放ち、復帰後初めてHランプをともし、復帰後2戦目で貴重な先制打と主軸の役割を果たした。矢野監督は「初回も2回もツーアウトからの得点。いい攻撃はできた」と言いつつ「そこからの(追加点)やね」とあともう一押しを課題として挙げた。【三宅ひとみ】○...糸原が4試合連続安打となるタイムリーで存在感を示した。5番大山が先制打を放った直後の初回2死一、二塁。アンダーソンから右前適時打を放ち、序盤の主導権を握った。「先制した直後でチームの雰囲気もよかったですし、貪欲にもう1点を取りにいった結果、タイムリーになってよかった」。ただ、2点ビハインドの9回先頭では栗林に二直に仕留められ、反撃の口火を切ることができなかった。○...島田が2試合ぶりのスタメンで意地を見せた。1点差に迫られた直後の2回2死一塁にアンダーソンから右翼へ適時二塁打。一塁走者中野が一気にホームインし広島を引き離した。2ボールからの強振に「打者有利のカウントだったので、思い切って振り抜くことができた」と納得顔。「(中野)拓夢がよく走ってくれました」と後輩をねぎらった。

◆阪神石井大智投手(24)が連続試合無失点を「15」に伸ばした。2点ビハインドの8回に5番手で登板。先頭坂倉に安打を許したものの落ち着いて後続を断ち、1奪三振で無失点に抑えた。今季は2度の登録抹消があったものの、3月27日のヤクルト戦から無失点投球を続け、防御率は0・90まで良化。「ビハインドの展開でしたし、なんとかゼロで抑えて、次の攻撃への流れを作りたいと思っていた。今日の投球をまた次回に生かしていければ」と冷静に次を見据えた。

◆阪神がまさかの逆転負けを喫し、球団通算5500勝はお預けとなった。怒りを通り越してあきれていたのだろうか。矢野監督は表情をゆがめた。試合後、球場から出てきた指揮官は、試合終盤に起こった守備の連続ミスについて問われた。防げたはずの失点だけに悔しい...。「そうやね」とポツリとこぼしたが、さらに質問をたたみかけられると「本人に聞いてくれよ!」と言い放った。論ずるに値せず。言外にそんな言葉がにじみ出ていた。目を疑うようなプレーが連発したのは2点リードで迎えた7回だ。1死一、二塁の場面。3番手浜地が小園に右前打を浴びると、右翼佐藤輝が打球へチャージするも、ボールをつかみ損ねてまさかの後逸。三塁をまわったところでストップしていた坂倉の生還を許し、1点差に迫られた。なおも1死一、二塁から磯村の打ち取った飛球を今度は、チーム屈指の名手である中堅近本が落球したのだ。悲鳴と歓声が交錯するマツダスタジアム。これで1死満塁のピンチを招き、羽月の二ゴロの間に同点に追いつかれた。続く野間には勝ち越しの右前適時打を許し、さらに菊池涼に右前打で5点目を失った。積極継投もこの日ばかりは裏目だった。指揮官は力投する先発西勇を7回無死一塁の場面でスイッチ。左腕渡辺がワンポイントで松山を遊飛に仕留めたが、その後にマウンドに上がった浜地が誤算だった。1/3回4安打3失点と打ち込まれて今季2敗目を喫した。成長著しい6年目右腕は前日19日に勝ちパターンの7回に投入されて3者凡退の結果を残していた。期待が大きいだけに矢野監督も「まだまだ経験の少ない投手だから、学んでいくような登板になったんじゃないのかな」と、成長の糧にしてくれと願うしかない。この日、マクブルーム、堂林らもコロナ陽性となり、ベンチ入り26人の枠も埋まらなかった広島に痛恨の逆転負け。借金1まであと少しのところで、借金3に逆戻りした。連勝も2でストップと波に乗れない。王手をかけていた球団通算5500勝もお預けで、順位も3位から4位に転落した。球宴まで残すは22日からのDeNA3連戦(甲子園)だけ。前半戦の貯金ターンは幻となったが、借金完済で勝負の後半戦を迎えたい。【桝井聡】▽阪神井上ヘッドコーチ(7回に佐藤輝、近本が相次いで失策し)「うちの看板選手がポロポロやって、特に外野手がああいうミスやると致命傷だよね。失点につながるのは明らか。今後に生かすためのエラーでなかったとしたら、今日の1敗はすごく大きい。ふんどしを締め直すところは見せてくれないと困る」○...西勇の7勝目がスルリと消えた。6回まで1失点で、7回の先頭坂倉に安打を許し2点リードで降板。ベンチで見守ったが、味方の失策もあり、チームは逆転負けした。渡米前に打率4割7分5厘と打たれていた秋山はチェンジアップで2打席連続二ゴロ併殺を奪うなど3打数無安打と仕事をさせなかった。矢野監督は「丁寧には投げていた」と粘りを評価。今季103イニングとなり、12年連続100イニング以上をクリアした。▽阪神渡辺(2番手で左の松山を遊飛に仕留め)「先発が粘り強く投げていたので、しっかり自分の役割を果たして、うしろにつなぐ気持ちだった。自分の持ち味を出すことができた」▽阪神岩貞(7回、4点を奪われ、なおも2死一、三塁で登板し、左の秋山を遊直)「流れを断ち切って、攻撃につながる流れをつくるつもりで投げた。しっかり自分のボールを投げることができた」○...新外国人ロドリゲスが、21日の2軍オリックス戦(杉本商事BS)の内容次第で1軍昇格の可能性も出てきた。矢野監督が「明日(21日)を見てから考える」と話した。元オリックスでマイナー215本塁打の助っ人は8日に来日。ここまで2軍で3試合に出場し8打数2安打、1打点。この日の2軍の同戦は欠場していた。アピールすれば22日からのDeNA3連戦(甲子園)でデビューとなりそうだ。

◆広島3番手の薮田和樹投手(29)が7回を3者凡退に抑え、2年ぶり白星を手にした。先発予定だった18日阪神戦が降雨中止となり、中継ぎに回った。「理想は3者凡退。それが今日はできて良かった。下(2軍)で先発調整をさせてもらって、上がってきた。先発をしたかったというのはある。でも、どんな役割でも。上にいられるのは本当にチャンスでしかない」。配置転換となり迎えた初登板で、きっちりと役割を果たした。

◆野手主将の広島野間峻祥外野手(29)が値千金の決勝打を放った。1-3の7回に相手のミスに乗じて同点に追いつき、なお2死一、三塁。浜地から右前へ勝ち越し打を放った。「ベンチ入りの野手が少ない中で、何とか戦っていかないといけないので、出た選手がどれだけ仕事をするかが大事。同点にしてくれたので、いい流れに乗せてもらいました」。コロナ禍に見舞われるチームの苦境を救い、連敗を阻止した。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神・小幡竜平内野手(21)が「7番・二塁」で6月25日の中日戦(甲子園)以来の先発に名を連ねた。19日は代打で途中出場し、1打数1安打、1犠打。若虎の勢いがチームを3連勝、さらに2リーグ分立前を含む、球団通算5500勝に導く。

◆広島・坂倉将吾捕手(24)が第75代4番打者としてスタメンに名を連ねた。この日、開幕から4番を務めていたライアン・マクブルーム内野手(30)が新型コロナウイルスの感染を有無を調べるPCR検査で陽性判定を受け、「特例2022」で出場選手登録抹消。今季ここまで91試合に出場し、打率・303、8本塁打、46打点の坂倉が代役を務めることになった。

◆阪神が先制。5番・大山悠輔内野手(27)が中前適時打を放った。「ツーアウトからしぶとくつないで作ったチャンスだったので、積極的に打ちにいこうと思っていました。先制点を取ることができてよかったです」一回2死から近本が四球を選ぶと佐藤輝が左前打でつなぎ一、三塁の好機を作った。近親者のコロナ陽性で濃厚接触者となり、19日の同戦で1軍復帰した大山が打席へ。アンダーソンの初球、144㌔直球をとらえた。鋭い打球は二遊間を抜けて、中前へ。阪神戦は2試合に登板で、防御率0・00だった助っ人右腕を攻略し、幸先よく先制した。打線はなおも2死一、二塁から糸原が右前適時打を放って追加点。糸原は「先制した直後でチームの雰囲気もよかったですし、貪欲にもう1点を取りにいった結果、タイムリーになってよかったです」と胸を張った。4番から3連打で2-0としたが、その裏に先発の西勇が無死一、三塁から二ゴロ併殺の間に1点を失い、2-1となった。

◆阪神・島田海吏外野手(26)が二回に追撃の適時二塁打を放った。「打者有利のカウントだったので、思い切って振り抜くことができましたし、(中野)拓夢がよく走ってくれました」一回同様、2死からだった。1番の中野が中前打を放って出塁。島田はアンダーソンの143㌔直球を引っ張った。打球が右翼線に弾む間に、一走・中野がヘッドスライディングでホームに生還。2-0から1点をかえされた直後の攻撃で、再び広島を突き放した。島田は19日の広島戦は相手先発が左腕の床田ということもあり、スタメンを外れていた。打点をあげるのは8日のヤクルト戦(神宮)以来。スタメン落ちの悔しさをバットにぶつけ、しっかりとアピールした。

◆阪神の先発・西勇輝投手(31)は七回途中6安打2失点(自責1)で降板した。2-0の一回、いきなり無死一、三塁のピンチを背負う。打席にはオリックス時代も含めて通算成績は相手の打率・475(40打数19安打、1本塁打、試合前時点)と苦手とする秋山。ここを二ゴロ併殺でしのぎ、失点1にとどめた。四回も無死一塁で秋山を二ゴロ併殺。五回2死一、二塁のピンチでは代打・会沢を中飛に仕留めた。西勇は七回先頭の坂倉に左前打を浴びたところで降板。今季の登板イニング数を103回とし、12年連続で100イニング以上を達成した。バトンを受けた中継ぎ陣は2番手・渡辺が松山を遊飛に仕留め、1死一塁。3番手・浜地がマウンドに上がったが、長野に三塁内野安打を許して一、二塁とすると、小園が右前打。これを右翼手・佐藤輝がファンブルし、3-2と詰め寄られた。なおも1死一、二塁から、磯村の打球を今度は中堅手・近本が落球。代打・羽月の二ゴロの間にさらに1点を失い、3-3の同点に追いつかれた。浜地はさらに、2死一、三塁で野間に右前打を許して逆転・・・。カープ打線を止められず、菊池涼にも右前適時打を浴び、3-5とされた。逃げ切りムードが一転、守備のミスから試合をひっくり返された。

◆阪神は主力の守りのミスが投手陣の足を引っ張り、痛恨の逆転負けを喫した。連勝は「2」で止まった。一回は大山、糸原の2者連続適時打で幸先よくスタートしたが、落とし穴が3-1の七回に待っていた。好投していた西勇が先頭の坂倉に左前打を許し、変則左腕の渡辺にスイッチ。松山を遊飛に仕留め、ベンチは浜地を送り込んだが...。その後1死一、二塁から小園の右前打を佐藤輝が後逸する間に1点差に追い上げられると、続く磯村の中堅への飛球を、近本がまさかの落球。塁が埋まり、代打・羽月の二ゴロの間に追いつかれた。なおも2死一、三塁から野間の右前適時打で勝ち越しを許すと、菊池涼にも右前適時打を浴び、この回だけで4点を失った。ベンチの積極采配で好調なブルペン陣を投入した矢野阪神だったが、ミスの連発で自ら勝利への流れを手放した。

◆広島が逆転勝ちした。2点を追う七回に外野の2失策にも乗じて追い付き、なおも2死一、三塁から野間、菊池涼の連続適時打で2点を勝ち越した。薮田が2年ぶりの勝ち星。阪神は継投策が裏目で、七回だけで5安打を許した。

◆阪神は主力の守りのミスが投手陣の足を引っ張り、痛恨の逆転負けを喫した。3-1の七回1死一、二塁から小園の右前打を佐藤輝が後逸する間に1点差に追い上げられ、続く磯村の中堅への飛球を、近本がまさかの落球。満塁から代打・羽月の二ゴロの間に追いつかれ、2適時打で突き放された。試合後、井上ヘッドコーチは「たまに出る選手のミスじゃないからね。うちの看板選手がポロポロやって、特に外野手がああいうミスやると致命傷だよね」と厳しい表情だった。「(投げていた浜地に)申し訳ないなという気持ちをもって。やってしまったのはしょうがないから、これからね、どっちにしてもうちの看板選手2人がポロポロやっちゃってるわけだから。それをどっかで取り返すっていう。それで逆に亀裂じゃなくて絆が深まる。お前が投げる時は絶対守ってやるぞ、っていうような気持ちがさらにパワーアップするなら、〝生きるエラー〟になると思うけど。でもそれが浜地が信頼をなくした野手のエラーってなってしまうと、大変なことになってしまうんで」主力2人の〝これからの姿〟に強く期待し「今後に生かすためのエラーでなかったとしたら、今日の1敗はもうすごく大きいし、持ち直さないといけない意味で、もうちょっとしっかり、ふんどし締め直すというか、そういうところは見せてくれないと困るね」と話した。

◆阪神が連続失策で逆転負けを喫した。2点リードの七回、右前打を後逸した佐藤輝明内野手(23)に続き、次打者の中飛を近本光司外野手(27)が落球し、一気に4点を奪われて、勝ち試合を落とした。一回に大山悠輔内野手(27)、糸原健斗内野手(29)、二回には島田海吏外野手(26)がいずれも2死から適時打を放ったものの、三回以降は無得点で、巨人、ソフトバンクに次ぐ、球団5500勝はお預け。〝貯金ターン〟は消滅し、球宴までに勝率5割をクリアするためには、残り3戦全勝が必要となった。4位に転落した矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績43勝46敗2分、観衆2万5884人)。ーー七回は防げる失点だけに悔しい「うん。そうやね」ーー外野守備の2失策は「本人に聞いてくれよ」ーー痛いプレーだった「本人に聞いてって」ーー西勇は頑張った(6回0/3を投げて2失点で自責1)「バッターに、やっぱり追加点は必要だと思う。流れ的にね。簡単にというか、流れ的に向こうにズルズル行った感じはあった。その中で粘ってくれているところはあったけど。まあ、どっちにも、まだまだ上に行こうっていうチームで言うと、どっちかだけのことではないと思う。どっちにも課題はある」ーー西勇の投球は「丁寧には投げていたんで。まあ、初回の1点だけでという感じでは行けてたとは思うけど。そういう感じには見えたけど」ーー大山に一本出た「初回も二回もね、ツーアウトからの得点だったし。そういうところでもいい攻撃はできたんだけど。そっから(追加点)やね」ーー浜地の投球は(?回を投げて負け投手)「うーん。丁寧に行かないとアカンというところでは、どうしても思い切りが少なくなってしまう。それはあの状況では仕方ない部分もあるし。まだまだ経験の少ない投手だから、学んでいくような登板になったんじゃないのかな」ーーロドリゲスは「明日(21日)見てから考える」ーー明日の内容を「内容というか、考える」ーーそれ次第で昇格の可能性も「明日見てから」

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(78)は6回0/3で西勇輝投手(31)に交代を命じた矢野耀大監督(53)の采配について言及。外野手の連続失策も重なり、今後の戦いへの影響を危惧した。この負け方はよくない。今後に影響を及ぼしかねない逆転負けだ。まず指摘したいのは西勇の交代。七回無死から坂倉に左前打を浴びたが、どん詰まりの打球で、一気に崩れそうな投球には見えなかった。元々、球威で抑えるのではなく、緩急と抜群の制球力で打ち取るタイプ。あの場面で、そのパターンが崩れたとは思えなかった。ましてや、まだ77球。青柳と並ぶエースなんだから、最低100球、せめて七回は投げ切ってもらいたかった。坂倉に打たれた直後に慌てて渡辺にスイッチしたが、それほど不安だったのなら、七回の先頭から渡辺投入だったのでは、と思ってしまう。ただ、そんな選択肢になるような西勇の状態ではなかった。継投が阪神の大きな武器であることは認めるが、エース級登板の日は、少しでも長いイニングを任せるべきだったのではないか。西勇に責任を持たせる意味でも続投させて欲しかった。追加点を奪えない打線も見ていて寂しかった。一、二回に3点を奪ったが、三回から七回までの5イニングは佐藤輝の二塁打のみ。4イニングが三者凡退。へばっていたアンダーソン、劣勢で登板する投手たちに対して、打席での粘り強さが伝わってこない。「淡白」と責められても仕方がない攻撃を繰り返してしまった。「しつこいなぁ」と思われる打撃が必要だ。最後に外野手に起きたミス。誰にもミスはあるが、やはりプロ。どこかに気の緩みはなかったか。戒めは必要だ。絶対に勝てたし、勝たなければいけない試合だった。尾を引かなければいいのだが。心配になる1敗だ。

◆新型コロナウイルス陽性の4番マクブルームと堂林を欠く広島が、逆境をはね返した。2点を追う七回。佐々岡監督が「こういう状況の中、今一番ふさわしい」と4番に起用した坂倉が先頭で左前打。これが起点となり、2失策にもつけ込み、同点。さらに野間と菊池涼の連続適時打で2点勝ち越した。「失策でチャンスをもらい、そこを突いて、うちらしいつなぎでいい攻撃ができた」と監督。陽性者続出の2軍は活動停止中で、選手の入れ替えもできないまま臨んだ一戦。「自覚を持って、みんなが戦っていた。だからこそ、こういう逆転劇が起こる」と満足げだった。

◆広島は1─3の七回に一挙4点を挙げ、逆転勝利を飾った。3位の座を守り、2位・DeNAに0・5差で追走。試合後の佐々岡真司監督(54)の一問一答は次の通り。──七回は一挙4得点で逆転。小園の右前打を佐藤輝が後逸、磯村の中飛を近本が落球。打線がつながった「そうですね。失策ででチャンスがあった中でも、そこを突いて、らしいつなぎで、良い攻撃ができた」──七回に1点差に迫り、なおも1死満塁から代打・羽月。二ゴロで追いついた「前に飛ばせば何か起きる、事が起きるということ。初球からしっかり打ってくれた結果だと思う。そういう思い切りの良さというのは。あそこで併殺崩れの1点というのは大きかったと思います」──この日、マクブルームと堂林が新型コロナウイルスで陽性判定を受け「特例2022」で出場選手登録抹消。代役でプロ初の4番を務めた坂倉は七回先頭で左前打を放った「こういう状況(コロナ禍)になった中で、今の中では坂倉が一番、4番というところにふさわしいと思う。みんなで危機を乗り越えていかないといけない。一人一人が自覚を持ってやっていると思うし、きょうは人数が少ない中でも、本当にベンチ内、若い選手もみんな、ともに戦っていた。ベンチでよく声が出ているし、いい雰囲気。だからこそ、ああいう逆転劇が起こるんだと思います」──先発枠の野村、森下がベンチ入り「野村は中(継ぎ)でというのはきのうから考えていた。森下の場合は緊急事態。急きょ、野手が少ないということで最後の最後に何かあったときの〝打〟の方で入れました」──薮田は1─3の七回に登板し、1回無失点で2020年以来の白星を挙げた「薮田のテンポの良さ、リズムの良さ、そういうところが逆転につながったと思う。3人でしっかりとテンポよくね。らしいピッチングだったと思います」──2軍の陰性判定を受けた一部の選手が活動再開「きょうから始めていると思いますし、最終的な陰性確認というのが夕方あったと思う」──2軍から野手の1軍昇格は「今(マクブルームと堂林の抹消で)野手が足りないので野手2人。今のところ2人を入れる予定」

◆島田が勝負どころで快音を響かせ、一時は勝利への勢いを加速させた。2-1の二回2死一塁でカウント2-0から直球を捉え、右翼線への適時二塁打で点差をひろげた。「打者有利のカウントだったので、思い切って振り抜くことができましたし、(中野)拓夢がよく走ってくれました」。一走から一気に生還した後輩をねぎらい、出場8試合ぶりの打点に胸を張った。

◆ポロリ、ポロリじゃ勝てません。阪神は3-5で広島に逆転負けし、4位に後退した。2点リードで迎えた七回、先発の西勇を早めに降ろすと、佐藤輝、近本の2失策が相次ぎ、痛恨の4失点。痛~い敗戦を喫した。球宴まであと3試合。借金3を完済するべく、締まっていこうぜ!他の誰でもなく、近本のグラブからこぼれ落ちた白星だから、激痛だ。目を背けたくなるほどの守乱が、七回に突然ぶり返した。エラーと記録に残らないミスを重ね、つかみたかった一戦を自分たちから差し出した。矢野監督は受け入れられなかった。「本人に聞いてくれよ」こう繰り返すしかなかった。何がどうなってこうなったのか-。天を仰ぐ近本を、指揮官はベンチからぼう然と見つめるしかなかった。2点リードで七回に入ると、先頭の坂倉に左前打を許した西勇を将はスパッと代えた。まだ77球だったが、チームは前日まで「六回終了時にリードしていれば25連勝中」で、強みとする継投に踏み切った。だが、この日に限れば悪夢への入り口だった。渡辺が1死を奪い、3番手の浜地が長野に三塁線を襲う当たりを打たれる。これを糸原が内野安打としてしまい、暗雲が漂うと、もう止まらなかった。まずは1死一、二塁から小園に許した右前打を、右翼・佐藤輝がファンブルして二走の生還を許す。続く一、二塁で磯村が左中間寄りに放った浅い飛球が、惨劇を決定的なものに変えた。前進してきた近本が、昨季ゴールデングラブ賞にも輝いた名手が、余裕を持った足取りで落下点に迫りながら、グラブに当てて落とした。代打・羽月の二ゴロ併殺崩れで同点。野間と菊池涼の連続適時打で3-5だ。勝てたはずの一戦、勝ちたかった一戦は、あっという間に乱れた。勝っていれば、借金を「1」に減らし、2位DeNAにも0・5差と迫って、球宴前の「勝率5割」は目前だった。球団通算5500勝の節目にも、矢野監督通算250勝にも王手をかけていた。大山が先制打を放ち、佐藤輝もマルチ安打で、打つべき人が打っていたのに、ミスの許されない男たちがミスを連発。新型コロナウイルスの陽性判定を受ける選手が続出し、先発投手の森下がイニング間の外野手とのキャッチボールを務めるほど緊急事態だった鯉に、みすみすひっくり返された。失策数はリーグで3番目に多い「53」になった。13ゲーム差の首位ヤクルトを少しでも追いたいというのに、交流戦後の26試合は22失策で、巨人のリーグワースト失策数「61」の方を〝猛追〟している。井上ヘッドは「看板選手2人(佐藤輝と近本)がポロポロやっちゃってるわけだから。それをどこかで取り返す。それで逆に亀裂じゃなくて絆が深まる」と必死で前向きな言葉を絞り出した。悔しさをどうつなげていくのかも、本人たちにしか決められない。一人一人が受け止め、立ち上がるしか道はない。(長友孝輔)★ともに打は奮闘 痛い守備のミスを犯した3&4番コンビだが、打席では結果を残した。近本は一回に2死から四球で出塁して先制劇の起点となり、落球直後の八回は一塁への強いゴロで全力疾走し、内野安打にした。佐藤輝も一回に詰まらされながら左前に落としてチャンスを広げ、五回は右中間二塁打で2試合ぶりの複数安打をマーク。だが、悔しさからか試合後はしばらくベンチから動けず。選手バスにはいつも以上に遅く、最後に乗り込んだ。

◆一回、1点先制してなお2死一、二塁で糸原が右前適時打を放ち、広島先発・アンダーソンに猛攻を仕掛けた。大山に続く適時打に、「先制した直後でチームの雰囲気もよかった。貪欲にもう1点を取りにいった結果、タイムリーになってよかった」と声を弾ませた。大山が19日から5番に復帰したことで、この日は6番で、打順別では今季最多53試合目のスタメン。住み慣れた居場所で存在感を発揮した。

◆帰ってきた男は先制打で光をもたらした。しかし、最後の打席で巡ってきた重要局面で倒れた。全力疾走も届かず、反撃の芽は消えていく。悔しさをにじませ、大山は帰路につく選手バスへと乗り込んだ。「ツーアウトからしぶとくつないで作ったチャンスだったので、積極的に打ちにいこうと思っていました。先制点を取ることができてよかった」一回2死から作った一、三塁の先制機。アンダーソンの初球、144キロ直球を中前へ、はじき返した。前日19日に新型コロナウイルス濃厚接触者判定から1軍復帰し、即スタメンでヒット。そして、2試合連続安打で復帰後初打点。頼れる5番の復活は虎打線に勢いをもたらし、二回も2死から得点を奪った。ただ、矢野監督が「初回も二回もツーアウトからの得点だった。いい攻撃はできたんだけど。そこから(追加点)やね」と振り返ったように、三回以降はスコアボードにゼロが並ぶ。攻撃でのキーポイントを挙げるとすれば、七回に守備のミスで逆転を許した直後の八回。なんとしても野手陣が奮起しなくてはいけないところだった。先頭の近本が粘って一塁内野安打をもぎ取った。続く佐藤輝は鋭くはじき返すも中飛。1死一塁で大山が打席に向かった。点差は2点。一発出れば、ミスから生じた負の連鎖を帳消しにできた。大山が打てば、虎は再び顔を上げて前に進むことができた。しかし、結末は無情。森浦の131キロチェンジアップを引っ掛け、痛恨の遊ゴロ併殺に終わった。もちろん、帰ってきた大山が勝負強く打点を挙げたことはチームにとっても大きい。ただ、19日の1軍復帰戦でヒットを放っても「まずは今日勝てたことが何より」と言う男だ。最優先事項はチームの勝利。敗戦の悔しさ、責任は人一倍感じている。最後の打席で断ち切れなかった負の連鎖。虎に漂う不穏なムードは、必ず自らのバットで吹き飛ばしてみせる。(原田遼太郎)

◆カープ先発のアンダーソンといえば...。あれは七夕の夜。連続試合安打を「30」まで伸ばしていた近本を完全に封じ込み、記録をストップさせた男だ。妙に気になるんです、この手のストッパーが。勝手に「近本を抑えた男!」と意気込んでいたが、意外なほど、社内では反応は鈍かった。「心配する必要ないですよ」というムード。なるほど、一回に2点、二回に1点。あっさり攻略した。恐れていたのは私だけ?感心したり、警戒したり、ニュース価値なんて、人それぞれ。「阪神の勝利命」の方に、ヤクルトやDeNAの勝敗を語っても意味がない?朝、眠たい目をこすりながらテレビのスイッチをオンにした虎番・原田遼太郎の目に飛び込んできたのは、MLBのオールスター。いきなり1番・大谷翔平(エンゼルス)の打席だ。快腕カーショー(ドジャース)にバットを折られながらも中前打。夢の球宴初安打をマークして、日本中のオオタニサ~ンファンは大喜びだ。原田に感想を聞くと「打ちましたね。すごいことなんでしょうけれど」と、なぜかトーンは低い。ならば、前日(19日)に日本中の注目を集めた羽生結弦のプロスケーター宣言も原田に感想を求めた。あの大谷も、羽生にエールを送っていることだし。「羽生も立派。高尚な話をしていましたね」どこか真心がこもっていない。大谷翔平も羽生結弦も、そして原田遼太郎も、1994年生まれの同い年。野球界で、フィギュアの世界で、新聞記者として、稀に見るスーパースターがそろった黄金世代(原田も加えます、この際ですから)。だが、原田の関心は全く別のところにあった。「スマホの速報でビックリしたのは高校野球で広陵が負けたことです」広島県で生まれ育った原田の中では、大本命・広陵が県大会3回戦で英数学館というチームに敗れ去ったことが、黄金世代の世界的ニュースより上だったのだ。つい先日のこと。原田は鳴尾浜球場で2軍を取材した際に、未来のエース候補・西純矢と談笑した。西純の弟・凌矢クンは現在、広陵野球部3年。「初戦、強豪の広島新庄との対戦だったんだね。事実上の優勝戦だったのでは?」「なんとか、サヨナラで勝ちましたが、弟は出ていなかったので、次の試合こそ...」そんな会話をしたばかり。甲子園に出場すれば、優勝候補に挙げられても不思議ではなかっただけに、信じられない結末だった。きっと、西純にとっても、ショックなニュースだっただろう。ここからは余談。参考までに、近本があと少しまで迫った連続試合安打の日本記録、高橋慶彦(元広島など)が樹立した「33」をストップさせたのは誰なのか? ストッパーに妙なこだわりを持つので調べてみた。立ちはだかったのは当時の虎のエース・江本孟紀(本紙専属評論家)。高橋を4打数無安打、カープを2安打完封していた。「相変わらず、カッコいいことをしてますね」。当番デスク・牧慈も感心しきり。ここ一番で、しれっと活躍するサムライはカッコいい。逆にプロがエラー、エラー。これはちょっとカッコ悪い。個人的に昨夜の一番の衝撃は、まさかの落球...。

◆本日の阪神の逆転負けに一言、ヘタクソ!!(笑) 先発西勇が六回まで1失点で仕事をして、七回先頭の坂倉にヒットを許したところで左殺しの渡辺が松山を3球で仕留め、「さあ、この後は浜地くん頼んまっせェ!」「はい、はい、おまかせ下さーい!」とマウンドに上がったら、佐藤輝のエラーや近本のポロリが出て絵に描いたような逆転負けときたもんだ~!!アハハハ...、こりゃもう誰が悪いとかの問題でなく、どんなスゴイ人にもミスはあるんや!! ネット社会で重箱の隅をつつくような陰湿なことは阪神ファンはせーへんのや!! 次頑張ったれー!!と器の大きさを見つけたろやないかー!!さあ、オールスターまであと3試合、DeNAに3連勝すれば、夢の5割に届くのだ!! それはなかなか難しい? な~に、プロの選手が平凡なフライを落球するより確率的には高いんじゃねーの!!(何だかんだ根にもってるじゃねーか!!)

◆阪神の3番手の浜地は不運も重なり、1死しか取れずに4安打3失点(自責0)で2敗目を喫した。七回1死一塁でバトンを受けるも、安打に味方のミスも重なり、アウトを重ねられず。1死満塁では代打・羽月の二ゴロで併殺を取り切れず同点とされ、野間、菊池涼に連続適時打を浴びたところで交代を告げられた。失点は7試合ぶり。ベンチに引き揚げる表情には悔しさがあふれていた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
55321 0.632
(↑0.004)
-
(-)
55399
(+8)
321
(+2)
104
(+2)
55
(-)
0.257
(↑0.001)
3.240
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
42422 0.500
(↑0.006)
11.5
(-)
57310
(+6)
342
(+4)
66
(+3)
31
(-)
0.251
(-)
3.560
(↑0.01)
3
(-)
広島
44453 0.494
(↑0.005)
12
(-)
51352
(+5)
342
(+3)
51
(-)
16
(-)
0.253
(-)
3.380
(-)
4
(1↓)
阪神
43462 0.483
(↓0.006)
13
(↓1)
52310
(+3)
260
(+5)
57
(-)
70
(-)
0.239
(-)
2.610
(↑0.01)
5
(-)
巨人
45501 0.474
(↓0.005)
14
(↓1)
47371
(+2)
436
(+8)
110
(-)
45
(+1)
0.246
(↓0.001)
4.090
(↓0.05)
6
(-)
中日
38501 0.432
(↓0.005)
17.5
(↓1)
54256
(+4)
334
(+6)
46
(+2)
28
(-)
0.247
(↑0.001)
3.570
(↓0.03)