ロッテ(☆5対3★)西武 =リーグ戦14回戦(2022.07.19)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:東條 大樹(3勝2敗0S)
(セーブ:オスナ(2勝0敗1S))
敗戦投手:森脇 亮介(1勝1敗1S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(7号・7回裏3ラン)

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◆ロッテが逆転勝利。ロッテは1-3で迎えた5回裏、高部の適時三塁打で1点差に迫る。7回には2死一二塁の好機から中村奨の3ランが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、2番手・東條が今季3勝目。敗れた西武は、3番手・森脇が痛恨の一発を浴びた。

◆西武松本航投手が3試合連続イニング途中の降板となった。初回に3点の援護を受けるも、3回、5回と失点を積み重ね、6回2死一、二塁のピンチでマウンドを降りた。後続の佐々木が打ち取り、その回こそ切り抜けたものの、7回に逆転を許しチームは首位陥落。自身は5回2/3 5安打2失点で、前半戦最後の先発を勝ち星で飾れなかった。松本は「球数もかさみ、前回と同じような内容の投球になってしまって、悔しいです。この1週間調整してきたことが、マウンドでうまく出せませんでした。前半戦最後の登板になりましたが、課題もたくさんあるので、後半戦に向けてしっかり練習していきたいと思います」。前半戦を5勝3敗、防御率3.41で終え、後半戦に折り返す。

◆西武が逆転負けで1日で首位から陥落した。初回に3点先制も、1点リードの7回先頭の一塁へのゴロを山川が失策。ここから傷口を広げ、3番手森脇が逆転3ランを浴びた。3点差以上を逆転されたのは今季初めて。辻監督は「エラーがつきものだけど、やっぱりこれが野球。どんな形であれ1点取りにいったけど、それが出来なかった」。前夜に今季初めて浮上した首位から、ゲーム差なしの2位に後退した。

◆主将が「逆転されない西武」から逆転3ランを放った。ロッテ中村奨吾内野手(30)は1点を追う7回2死一、二塁、森脇の高め直球を捉え、左翼席に放り込んだ。「風もあったのでどうかなと思いましたけど、入ってくれてよかった」。大歓声の中を悠々と1周した。相手の西武は終盤に強い。今季ここまで、6回時点でリードしていた試合の勝利確率は97%。3点差をひっくり返したチームはなかった。中村奨は「序盤から点を取れたらいいんですけど、昨年も終盤に逆転して勝っていたチーム。1点ずつ返していこうと思いました」。フォークを念頭に置き、高めに目付けして、狙い打ちした。小島の負けを消したい思いもあった。昨季10勝の左腕は今年、まだ1勝と運に恵まれていない。「打線の援護がない試合もある。中継ぎと野手の頑張りで小島の負けも消せました」。本当は勝ちを付けてあげたかった。序盤に大量点はできなかったが、試合には勝った。2連勝でカード頭を取り、勝率を5割に戻した。球宴まで残り4試合。「オールスターまで全力で、選手全員で頑張っていきたい」。貯金をつくって、前半戦をターンする。【鎌田良美】▽ロッテ小島(6回まで投げきるも初回に3失点)「打者と戦うというよりも、自分自身をどう制御するかの投球になってしまった。初回から追う展開にして申し訳ない」

◆メジャー通算155セーブを誇るロッテのロベルト・オスナ投手が、来日初セーブを挙げた。2点リードの9回に4番手で登板。1安打2奪三振で無失点に抑えた。志願の3連投で「最後のイニングを任されるのは特別。優勝するためにここに来ている。いつでも投げます」と頼もしい。リリーフカーに乗らず、走ってマウンドに向かうのが恒例。この日は準備していた車がバックで引っ込み、その後ろから歩いて姿を現した登場にも沸いた。

◆ロッテ・小島が19日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する。前回登板は9日のオリックス戦(ほっと神戸)。左腕は「(本来の登板予定から)また雨でスライドしたが、無失点にこだわり、初回から飛ばして、チームに流れを持って来られるように頑張ります」と言葉に力を込めた。(ZOZOマリン)

◆西武のジャンセンが3点二塁打を放ち、9日以来の複数打点をマークした。0―0の一回、制球に苦しむ小島から2四球と愛斗の二塁打でつくった2死満塁の好機で、外寄り低めの速球を捉えて左中間へ運び「甘い球が来たら振ろうと思って打席に入った」と振り返った。五回には高めの速球を中前へはじき返し、ここ5試合で3度目の複数安打とした。来日1年目で内外野を守れる万能選手。右股関節を痛めて4月16日に出場選手登録を外れ、6月19日に復帰した。打撃の調子がなかなか上がらなかったが、練習で辻監督や平石打撃コーチの指導に熱心に耳を傾け、日本の野球に適応しつつある。

◆ロッテが勝率5割に復帰した。2―3の七回に中村奨の3ランで逆転した。2番手の東條が3勝目、オスナが来日初セーブ。西武は首位陥落。一回に3点を先行したが、その後は好機を生かせず、3番手の森脇が手痛い一発を浴びた。

◆西武は3―2の七回に森脇が中村奨に3ランを浴びて逆転負けを喫した。試合のなかったソフトバンクとのゲーム差がなくなり、勝率により1日で首位陥落。辻監督は「(打たれた球は)高めの外から甘く入ってきた。失投だった。あの1球が痛かった」と嘆いた。9連戦の4戦目。抑えの増田が新型コロナウイルス感染で離脱した苦しい状況下で、安定していた中継ぎが崩れた。辻監督は「(二回以降に)1点でも取っておけば流れも変わってきていたと思う」と悔やんだ。

◆ロッテのオスナが来日初セーブを挙げた。5―3の九回に登板し、1安打を許しながらも155キロ前後の速球で押して無失点。「最後のイニングを任されるのは特別。勝利に貢献できてうれしい」と胸を張った。2019年にアストロズで38セーブを挙げてア・リーグ最多セーブに輝き、大リーグ通算155セーブと実績十分。井口監督は、疲労を考慮してベンチ入りメンバーを外した益田の代役に起用し「3連投でもいいから投げたいと直訴してくれた」とうれしそうだった。

◆メジャー通算155セーブのロッテ・オスナが、来日初セーブを挙げた。疲労を考慮されてベンチ入りを外れた益田の代役で九回に登板。1安打を許したが無失点に封じ「最後のイニングを任されるのは特別。勝てたのが本当にうれしい」と笑みを浮かべた。 井口監督は「3連投を直訴してくれた。短期間で日本語も覚えている」と感心しきりだった。

◆主将が2夜続けてお立ち台に上がった。ロッテ・中村奨吾内野手(30)が1点を追う七回、逆転7号3ランを左翼席に突き刺した。「何とか1点という気持ちで打席に入って、最高の結果になった。(先制したら強い西武に)逆転勝ちは大きいです」2死一、二塁で勝ちパターンの一角を担う森脇の直球を強振し、1万2854人の観衆の前でダイヤモンドを一周。前夜の決勝犠飛に続く殊勲打となった。猛暑を迎え「おなかを壊したくないので冷たい物は飲まない」と体調管理を徹底。睡眠を最優先に寝室の温度を26・5度に設定し、体を冷やさないように心掛けている。3連戦の初戦を制して勝率5割に復帰し、井口監督は「オールスターまでに貯金をしたい」。残り4試合で〝公約〟を果たす。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
44371 0.543
(-)
-
(↓0.5)
61302
(-)
250
(-)
54
(-)
49
(-)
0.256
(-)
2.780
(-)
2
(1↓)
西武
47401 0.540
(↓0.007)
0
(-)
55286
(+3)
249
(+5)
70
(-)
41
(-)
0.225
(-)
2.370
(-)
3
(-)
楽天
42401 0.512
(-)
2.5
(↑0.5)
60287
(-)
269
(-)
50
(-)
62
(-)
0.241
(-)
3.160
(-)
4
(-)
ロッテ
43431 0.500
(↑0.006)
3.5
(↑1)
56270
(+5)
299
(+3)
49
(+1)
85
(-)
0.221
(↑0.001
2.980
(-)
5
(-)
ORIX
44460 0.489
(↑0.006)
4.5
(↑1)
53273
(+7)
282
(+1)
41
(+1)
40
(+2)
0.239
(↑0.001)
2.770
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
36520 0.409
(↓0.005)
11.5
(-)
55285
(+1)
317
(+7)
68
(-)
60
(-)
0.237
(-)
3.450
(↓0.04)