1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 |
ロッテ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:美馬 学(5勝6敗0S) (セーブ:益田 直也(0勝1敗22S)) 敗戦投手:東浜 巨(6勝4敗0S) |
ロッテ戦チケット予約 | ソフトバンク戦チケット予約 |
◆ロッテは1点先制された直後の1回裏、角中の適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた3回には、中村奨の犠飛で1点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、先発・美馬が7回1失点の力投で今季5勝目。敗れたソフトバンクは、先発・東浜が好投するも、打線が2回以降無得点と援護できなかった。
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が、6月27日ロッテ戦以来12試合ぶりに先発を外れた。藤本博史監督(58)は試合前に「膝が痛い、どうかなったと言うてるので」と話していた。柳田は試合前の打撃練習を行ったが、数球を打った後に練習を取りやめ、監督やトレーナーらと話し合ったあとロッカー室に下がっていった。試合にはベンチ入りしている。
◆お笑いコンビよゐこの濱口優(50)がロッテ-ソフトバンク14回戦の始球式を務めた。この日は「ゴクッとしあわせ クーリッシュスペシャルデー」として開催され、来場の先着1万人のロッテの人気アイス「クーリッシュバニラ」がプレゼントされた。「アイスがなきゃ生きてイケない」芸人の浜口がマウンドに上がった。大役を終えると「マウンドに向かう途中でマスコットが励ましてくれて、とてもリラックスできました。しっかりキャッチャーまで届いて良かったです。選手の方にも『ナイスピッチングでした!』と言っていただきうれしいです。バッター打ちとったどー!」と笑顔を見せた。
◆ロッテ荻野貴司外野手(36)がソフトバンク14回戦でスタメンを外れ、試合出場もなかった。試合後、井口資仁監督(47)は「上半身のコンディションが良くないということで」と状況を説明した。前日17日の試合中に違和感が報告されたという。井口監督は「今日の朝の状態は良かったんですけど、再発するのも怖いんで、今日は治療に専念しながら」とし「明日以降も様子見てやっていきたいと思います」とコメントした。荻野は今季、ひざのコンディション不良やわき腹の肉離れもあり、5月下旬に1軍昇格。その後は主に1番打者として活躍し、17日のソフトバンク戦でも3安打に加え、プロ通算250盗塁を達成している。
◆ソフトバンクが6月23日以来、約1カ月ぶりに首位から陥落した。柳田悠岐外野手(33)が左膝痛で欠場。コロナ禍や故障でで多くの主力が欠ける中、さらに主砲も不在となった打線がつながりを欠いた。西武がデーゲームで勝っていたため、首位を守るには勝つしかなかった一戦。藤本博史監督(58)は「柳田が出られなかったのもね。中心になる選手、核がなかったらしんどいよね」と嘆いた。初回は立ち上がりの不安定なロッテ美馬から、柳町の適時打で1点を先制した。だが2回以降に美馬が立ち直ると、なすすべなく「0」をスコアボードに並べ続けた。2回1死からリチャードが左前打を放ったが、その後は17人連続で凡退。美馬がマウンドに立っていた7回までに、再び走者を出せなかった。8回以降もオスナと益田の救援陣を打ち崩せなかった。今季の柳田は4月に左肩痛で離脱。6月27日ロッテ戦は首痛などで欠場した。柳田不在の試合は今季17試合目で、6勝10敗1分けと負け越し。主砲の存在感は大きい。不在をカバーすべく6~8番に増田、谷川原、リチャードのフレッシュな顔ぶれが並んだが、計1安打に抑えられた。指揮官は「もっともっと若い選手が食らいつくくらいのね。淡々と野球してたらチャンスは減っていく。もっとガツガツさがほしいよね」と、若鷹の奮起を求めた。移動日をはさんで、前半戦は残り5試合。1日も早く首位を奪回し、少なくとも1位ターンは決めておきたい。藤本監督は「なんとか柳田が治ることを祈っときましょう」と期待を込めた。【山本大地】○...東浜は6回2失点と粘投したが、6月8日以来の7勝目はならなかった。初回、3回に守備の乱れもあって1点ずつを失ったが、その後は走者を背負いながらも踏ん張った。だが勝利を呼び込めず「なかなか攻撃につながるような投球になりませんでした。中盤以降は自分らしい投球ができたと思いますが、初回からそのような投球をしないといけない」と悔しがった。
◆ロッテ高部瑛斗外野手(24)が1番打者として役割を果たした。荻野貴司外野手(36)が上半身のコンディション不良で欠場し、代わって開幕から長く1番を務めた高部が6月11日のDeNA戦以来となる1番起用に。1点を追う初回、いきなりソフトバンク東浜から安打を放つと、今季27個目の盗塁に成功。角中の適時打で同点のホームを踏んだ。3回にも好走塁で二塁打とし、中村奨の犠飛で決勝点となるホームを踏んだ。試合後には「1番の方が思い切っていける面では、自分の中で初球から攻めて行けた結果、いい安打が出たと思うので、打順に関係なくそういう気持ちを持ちながらやっていけたらなと感じました」とコメントした。昨年はイースタン・リーグで28盗塁をマークし、最多盗塁に輝いた。1軍でのチーム今季86試合目で、早くもそこに並んだ。
◆難関を破ったのは、18歳の観察力だった。ロッテ松川虎生捕手(18)は試合後、振り返った。「1回、ああいう形で攻めた結果があそこにポテンで1点入りましたけど、そのあと清水バッテリーコーチに『カーブとスライダーを軸にストライク先行でいこう』と言われたので。デスパイネの時も内角のツーシームを使いながら、最後はカーブで三振とれたのかなと思います」前日17日、勝利へ進む中の8回、オスナがソフトバンクの4番デスパイネに痛恨の同点弾を浴びた。その後、延長戦の末に敗退。この日も1点差で進み、当然のようによぎる場面だ。カーブは「すごく縦に入ってました。風もありましたし」と松川は言う。その緩い球を、デスパイネへの勝負球に選んだ。「その前の反応を見て。フォークが抜けるのが怖くて、引っかけたフォークを普通に見送られたので。カーブの低めで勝負しようかなと」。本塁打だけは避けたい場面で、危機察知能力を最大限に働かせた。要求通りに投げきった美馬学投手(35)にとっても「デスパのカーブとか、僕の中では考えてなかったんで。ここでカーブ使うんだと。本当によく(打者を)見ていたんじゃないかなと思う」と驚くべき配球だった。美馬はここ2試合、計11失点と打ち込まれていた。開幕後、17歳年下の松川とずっとバッテリーを組む。配球を考え込む傾向がある美馬に対し、テンポ良く進める松川を、あえて首脳陣が組ませた。負けが続き、勝ちが続き、また負けだしていた。「投げたくない球もたまにあったりするんですけど、それが今日はなかったし。自分のことも相手のこともしっかり考えてリードしてくれたと思います」。共同作業でつかんだ5勝目を喜んだ。【金子真仁】
◆お笑いコンビ「よゐこ」の濱口優(50)が、「ゴクッとしあわせ クーリッシュスペシャルデー」と銘打たれた試合で、始球式を務めた。〝アイスがなきゃ生きていけない芸人〟でおなじみの濱口は、ノーバウンド投球を披露し、大きな拍手を受けた。球団広報を通じて、「マウンドに向かう途中でマスコットが励ましてくれて、とてもリラックスできました。しっかりキャッチャーまで届いてよかったです! 選手の方にも『ナイスピッチングでした!』と言っていただきうれしいです! バッター打ちとったど-!」とコメントした。
◆ロッテが接戦を制し連敗を3で止めた。同点の三回に中村奨の犠飛で勝ち越し。先発の美馬は制球が良く、7回3安打1失点で5勝目を挙げた。益田が22セーブ目。ソフトバンクは打線が振るわず、1得点にとどまり2位に転落した。
◆ソフトバンクの先発・東浜巨投手(32)は6回2失点の粘投を見せたが、打線がロッテの美馬学投手(35)ら3投手の前に5安打に終わり、連勝を逃し、日本ハムに勝利した西武に首位を明け渡した。一回、安打と四球で2死一、二塁として、打席には柳町。内角球に詰まりながらも、ふらふらと舞った打球が三塁後方にポトリと落ち、先制の適時打となった。柳町は「冷静に自分のスイングをすることだけを考えていました。難しいボールに手を出してしまい、当たりはよくなかったが、いいところに飛んでくれました」と振り返った。この日は柳田が先発を外れた。オーダーから名前が消えたのは6月27日のロッテ戦(東京ドーム)以来。この日はベンチには入ったものの、出番なく試合終了。今季は打率・264、10本塁打、42打点。主将としてグラウンドの内外でチームを引っ張ってきた柳田の欠場は気がかりな材料だ。柳田を欠いた打線は、二回以降は3安打。美馬の前になかなかつながらず、1得点に終わった。試合前の時点で今季7戦7勝だったZOZOマリンでの黒星となるなど、波に乗り切れない。
◆ソフトバンクの東浜は6回7安打2失点と試合をつくったものの4敗目を喫した。自身は2018年以来、4年ぶりの3連敗と勝ち星から遠ざかり「なかなか攻撃につながる投球にならなかった」と悔やんだ。同点の三回は連打で無死一、三塁のピンチをつくり、中村奨に犠飛を許して勝ち越しを許す。2死後に連続四球で満塁とするも、菅野を速球で左飛に打ち取り追加点は与えなかった。四回以降は持ち味のシンカーで要所を締め「中盤から自分らしい投球はできた」と、手応えも得たようだ。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
西武 |
47 | 39 | 1 | 0.547 (↑0.006) | - (↓0.5) |
56 | 283 (+5) | 244 (+1) | 70 (-) | 41 (-) |
0.225 (-) | 2.370 (↑0.02) |
2 (1↓) |
ソフトバンク |
44 | 37 | 1 | 0.543 (↓0.007) | 0.5 (↑0.5) |
61 | 302 (+1) | 250 (+2) | 54 (-) | 49 (-) |
0.256 (↓0.001) | 2.780 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
42 | 40 | 1 | 0.512 (↑0.006) | 3 (↑0.5) |
60 | 287 (+8) | 269 (+3) | 50 (-) | 62 (+2) |
0.241 (↑0.002) | 3.160 (-) |
4 (1↑) |
ロッテ |
42 | 43 | 1 | 0.494 (↑0.006) | 4.5 (↑0.5) |
57 | 265 (+2) | 296 (+1) | 48 (-) | 85 (+1) |
0.220 (-) | 2.980 (↑0.02) |
5 (1↓) |
ORIX |
43 | 46 | 0 | 0.483 (↓0.006) | 5.5 (↓0.5) |
54 | 266 (+3) | 281 (+8) | 40 (-) | 38 (-) |
0.238 (↓0.001) | 2.790 (↓0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
36 | 51 | 0 | 0.414 (↓0.005) | 11.5 (↓0.5) |
56 | 284 (+1) | 310 (+5) | 68 (-) | 60 (+2) |
0.237 (↑0.001) | 3.410 (↓0.01) |
コメント