西武(☆2対1★)ロッテ =リーグ戦13回戦(2022.07.14)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:今井 達也(1勝1敗0S)
(セーブ:平良 海馬(1勝2敗3S))
敗戦投手:二木 康太(2勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】佐藤 都志也(5号・5回表ソロ)

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◆西武は1点を追う5回裏、長谷川の内野ゴロの間に同点とする。なおも続く好機で愛斗が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・今井が6回1失点の好投で今季初勝利。敗れたロッテは打線が相手を上回る8安打を放つも、再三の好機を生かせなかった。

◆西武が反撃に出たのは1点を追う5回だった。ジャンセンが2本目の安打で出塁。続く滝沢も右前打で一、三塁とし、長谷川の遊ゴロの間に三走が生還し同点に追い付いた。なおも2死二塁で、愛斗が低めの球に食らい付き左前適時打で逆転に成功した。愛斗は「後輩たちが作ってくれたチャンスだったので、ぼくが絶対打って、勝ち越せるようにと思って打席に入りました」と気合をみなぎらせた。

◆西武がついに首位に肉薄した。先発の今井達也投手が6回6安打1失点で今季初勝利。後続もピンチをつくりながらも、0行進でロッテ打線を退け、2連勝を飾った。これでチームは3カード連続勝ち越しで、直近9戦は7勝2敗と好調を維持。最大8・5ゲーム差から首位ソフトバンクとゲーム差なしで、勝率はわずか2厘差に迫った。15日の移動日を挟み、16日にも単独首位に浮上する可能性がある。辻発彦監督は「投手陣の頑張りが一番だと思いますよ。そういうピッチャーの頑張りが野手にも乗り移ってくると思うし。打線がちょっといいピッチャーをなかなか打てないので。粘り強くなってきたし、そう言う意味ではバランスがちょっと良くなってきたかなと思います」と話した。今井(気迫みなぎる103球で今季初勝利を挙げ)「前回登板より、球がストライクゾーンに集まっていて、変化球で三振も取れました。全体的にストライク先行でいけたところが良かったと思います。ランナーを出してからも、絶対に抑えてやるという強い気持ちだけは忘れずに投げていました」

◆西武今井達也投手が今季本拠地初登板で初勝利を挙げ、チームは首位に肉薄した。1点リードの6回2死二、三塁で、ロッテ角中を150キロの直球で見逃し三振に打ち取った。けがで出遅れリハビリ中、パドレス・ダルビッシュに相談しながら体重を約5キロ増に鍛え上げた。「打てるもんなら打ってみろと気持ちの面で負けないように毎イニング投げていたんで、結果として表れてよかった」。チームは首位ソフトバンクに0ゲーム差に迫った。

◆ロッテは西武を上回る8安打を放ったが、佐藤都のソロ1点にとどまり2連敗した。前夜に続き、得点機で1本が出なかった。6回2死二、三塁では角中が見逃し三振。7回無死二、三塁と8回無死満塁でも後続が凡退した。8回は井上が併殺、角中が三振に倒れ、井口監督は「やっぱり中堅、ベテランがしっかりああいう場面で最低限の仕事をしてもらわないと、なかなか点は入らない」。6月30日以来の借金1となった。▽ロッテ二木(1点リードの5回に2失点し、4回2/3で降板して2敗目)「最後粘り切れずに追い越されてしまったので...。何とか最少失点で切り抜けたかったです」▽ロッテ佐藤都(5回に外角150キロを捉える5号ソロ)「打ったのはストレート。何とか塁に出ようと思っていった結果だと思います」

◆西武本田圭佑投手が、大ピンチで火消し役を演じきった。7回から登板した2番手佐々木が先頭に死球、次打者の犠打の処理を自ら失策して無死二、三塁。ここでバトンを受け取り、続く藤岡を三ゴロ、荻野貴を空振り三振に切った。最後は、暴投の間にホームを狙った三走岡をグラブトスで仕留めてしのぎきった。本田は「目の前のバッターを抑えようとマウンドに上がりました」と淡々。辻監督は「今日は本田がすべて」とたたえた。

◆西武のブライアン・オグレディ外野手(30)が二回に先制12号ソロを放った。両軍無得点で迎えた二回2死からの打席。ロッテ先発・石川の変化球を右翼席に運び、「打ったのはたぶんチェンジアップだと思う。1球目に失敗したセーフティーバントの次のボールも同じようなボールがきたんだ。バントを失敗したけど、球筋が良く見えたおかげでホームランを打つことができた」と笑顔で振り返った。

◆西武・今井が14日のロッテ戦(ベルーナ)に先発する。今季初勝利をかけて本拠地のマウンドに上がる右腕は13日、「ロッテ打線は足を絡めて攻めてくる印象がある。その点をケアしたい」と警戒した。開幕直前に右内転筋の炎症で離脱し、4月下旬には2軍で左足首を捻挫した。今季初登板となった前回7日のオリックス戦では6回3失点と試合を作ったが黒星を喫した。(ベルーナ)

◆帽子からのぞく茶髪を振り乱し、西武・今井が何度もほえた。今季の本拠地初登板で6回6安打1失点の熱投だ。「全体的にストライク先行でいけたところが良かったと思います。ランナーを出してからも、絶対に抑えてやるという強い気持ちだけは忘れずに投げていました」一回から気迫の投球だった。2番・高部の打席で156キロを計測するなど、直球に力があった。2-1の六回、2死から連打で二、三塁のピンチを招いたが、角中を外角低めへの150キロの直球で見逃し三振に仕留め、叫んだ。高橋、松本とともに先発3本柱の一人として期待されながら、開幕直前に右内転筋の炎症で離脱。順調に回復していた4月下旬に左足首を捻挫し、1軍復帰は遠のいた。今季初登板となった7日のオリックス戦(京セラ)は6回4安打3失点で試合をつくったものの、黒星を喫した。五回に佐藤都にソロを浴びて先制を許したが、打線が直後に援護した。1死一塁から滝沢の右前打で一、三塁とし、長谷川の遊ゴロで同点。さらに2死二塁から愛斗が左前適時打で勝ち越しに成功した。降板後、救援陣が七回に無死二、三塁、八回には無死満塁のピンチを招いたが、ロッテの拙攻もあり、いずれも無失点で切り抜けた。最後は平良が3人で仕留めて2連勝。今井の復帰は首位浮上を狙う西武に、大きな追い風となる。(湯浅大)

◆ロッテは拙攻が目立ち、接戦を落とした。1点を追う六、七、八回はいずれも三塁まで走者を進めながら得点できず、勝率5割を割った。井口監督は「チャンスはいっぱいあった。そういうところでのバッティングでしょうね」と厳しい表情だった。八回は無死満塁から井上が三ゴロ併殺打、続く角中は空振り三振に倒れた。ベテラン勢が好機をものにできず、監督は「しっかりとあの場面で最低限の仕事をしてもらわないと、なかなか点は入らない」と奮起を求めた。

◆西武は〝投げる本田圭佑〟が大仕事を果たした。2-1の七回無死二、三塁のピンチに登板。2死二、三塁としたところで捕手・森が低めの変化球を前にはじいたが、本田は素早いダッシュと正確なグラブトスで三走・岡を本塁で刺した。お立ち台で右腕は「ああいう大事な場面でのグラブトスのために、ファームでもたくさん練習してきた。その成果が出た」と胸を張った。決勝の左前適時打に西武・愛斗 「絶対に打って勝ち越せるようにと思って打席に入った」

◆帽子からのぞく茶髪をなびかせ、全力で腕を振った。西武・今井達也投手(24)が6回6安打1失点。2戦目で待望の今季初勝利をつかんだ。「けがの期間中に1軍で投げられない悔しさがあった。去年までよりチームの勝ちに対して貪欲になった。それが全面に出て良かった」直球は最速156キロをマークした。2-1と逆転した直後の六回に2死二、三塁のピンチを招いて打席に角中を迎えたが、「打てるもんなら打ってみろという気持ちで投げた」。3ボールから3球連続でストライクを投げ込み、最後は外角低めへの150キロで見逃し三振を奪い、ほえた。高橋、松本とともに先発3本柱の一人と期待されながら、開幕直前に右内転筋の炎症で離脱。2軍ではSNSを通じて親交を持ったダルビッシュ(パドレス)からの助言をもとに肉体を改造し、約3カ月で体重は5キロ増の82キロとなった。「(増量で)体がぶれなくなって、変化球が安定するようになった」。スライダーやカットボールの精度が上がり、投手が不利なカウントでも自信を持って投げられるようになったという。戻ってきた右腕の熱投で、チームの貯金は今季最多の7。首位ソフトバンクにゲーム差なしと肉薄し、辻監督は「投手陣の頑張りが一番だと思います」と評価した。勝負の夏場に向けて、指揮官は栃木・作新学院高時代の2016年夏の甲子園大会で優勝投手になった今井をキーマンに指名。夏男とともに首位をうかがう。(湯浅大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
43361 0.544
(↓0.007)
-
(-)
63296
(+2)
245
(+3)
52
(+1)
49
(-)
0.256
(↓0.001)
2.790
(-)
2
(-)
西武
45381 0.542
(↑0.005)
0
(↓1)
59274
(+2)
239
(+1)
70
(-)
39
(+1)
0.226
(-)
2.400
(↑0.01)
3
(-)
楽天
40391 0.506
(↓0.007)
3
(-)
63269
(-)
256
(+6)
49
(-)
58
(-)
0.237
(↓0.001)
3.140
(↓0.04)
4
(-)
ロッテ
41421 0.494
(↓0.006)
4
(-)
59260
(+1)
290
(+2)
47
(+1)
83
(-)
0.219
(-)
2.980
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
42440 0.488
(↑0.006)
4.5
(↑1)
57253
(+3)
263
(+2)
39
(+2)
38
(+1)
0.237
(↓0.001)
2.710
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
35490 0.417
(↑0.007)
10.5
(↑1)
59279
(+6)
301
(-)
68
(+1)
56
(+1)
0.235
(-)
3.440
(↑0.04)