中日(☆4対1★)ヤクルト =リーグ戦13回戦(2022.07.14)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
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勝利投手:笠原 祥太郎(1勝0敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝1敗20S))
敗戦投手:小川 泰弘(5勝4敗0S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(4号・7回裏2ラン)

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◆中日は1点を追う1回裏、木下の犠飛で同点とする。そのまま迎えた3回に木下の適時打で勝ち越すと、7回には木下の2ランが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・笠原が5回1失点で3年ぶりの白星。敗れたヤクルトは、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆今季のヤクルト村上宗隆内野手(22)はバンテリンドームで24打数11安打、5本塁打、打率4割5分8厘。同球場で5本塁打は阿部、A・マルティネスら中日選手を抑えて最多だ。今日も得意球場で好打を見せて、コロナ禍で苦しむチームに白星をもたらすか。

◆高津監督をはじめ、山田、青木ら選手、スタッフ含め1、2軍で合計28人の新型コロナウイルス感染者が出たヤクルトは、ベテランの内川聖一内野手(39)が「3番左翼」で今季初スタメン。

◆中日が3連勝。笠原は粘りの投球で5回を1失点とし、3年ぶりの白星を挙げた。打っては木下が1回に同点の犠飛、3回に勝ち越し適時打、7回に2ランを放って全4点をたたき出した。ヤクルトは、打線が2回以降は沈黙し3連敗。

◆ヤクルトは中日に逆転負けで3連敗。DeNAが勝利したため、2日に点灯した優勝マジックが消滅した。今季初先発初出場の内川が1回1死一塁から右翼線に二塁打。オスナの先制打をお膳立てしたが、なお1死満塁から西浦が併殺打。松元監督代行は「逆方向のバッティングはさすが内川。(先制後に)あと1本が出なかったのは残念なところ」と振り返った。15日からのDeNA戦(横浜)に向け「選手たちの気持ちが下がらないように、しっかりその背中を押していきたい」と前を向いた。▽ヤクルト小川(6回9安打2失点で4敗目)「立ち上がりはリズムを作ることができなかったが、何とか最少失点で粘ることはできたと思います。リードしている状況で後ろにつなぐことができず悔しいです」▽ヤクルト宮台(移籍後初登板で1回を3者凡退)「すごく緊張しましたが、チームに貢献したいという思いで必死に投げました。また抑えられるように良い準備をしていきたいです」

◆中日笠原祥太郎投手(27)が1082日ぶりの白星を手にした。今季2度目の先発で初回1点を失いながら、要所を締めて5回5安打1失点。チームを3連勝に導いた。5回2死から内川、村上に連続四球で満塁となったが、左腕は腕を振った。オスナにカウント1-0から宝刀がさえた。109キロチェンジアップで遊飛。ピンチを脱し、90球で出番を終えた。「木下さんにいい報告ができる」3年ぶりの勝利で脳裏に浮かんだのは、昨年8月3日に急逝したチームメート木下雄介さん。19年に笠原は初の開幕投手を務めたが、4月に不整脈が判明し手術を受けた。同年7月28日DeNA戦の白星を最後に、右脇腹痛などもあり20年は登板ゼロ。21年も終盤4試合登板で未勝利に終わった。自主トレをともにし、親交の深かった木下さんからは「ぜんぜん勝ってない。早く1軍で投げろよ」と辛口のゲキを受けたこともあった。契約解除も頭をよぎったが、先輩の励ましに支えられた。スタンドには妻と2人の娘の応援もあった。同じ左腕の松葉が新型コロナウイルス感染で離脱中。「もどかしかった。いつ勝ったのか忘れた。長かった。まだローテに入れていない。入れるようにしたい」。笠原が、先発陣のピースとしてマウンドに戻ってきた。【伊東大介】○...中日木下が全得点をたたき出した。2戦連続で3番起用されると、初回は同点の中犠飛を放った。3回2死一、二塁では勝ち越しの左前適時打。7回1死一塁では左翼へ4号2ランで4打点。「笠原の家族が見に来ていて。家族ぐるみの付き合いで、彼の娘が好き。娘さんのために打ちました」。お立ち台で勝利の女神の存在を打ち明け、スタンドの爆笑を呼んだ。今季から長さ35インチの長尺バットを使う扇の要が、打線をけん引した。▽中日立浪監督(3年ぶり白星の笠原について)「(5回内川の四球は)しっかり勝負して欲しかった。先発投手がいないのでチャンスはある。次が大事なのでがんばってもらいたい」▽中日R・マルティネス(29試合連続無失点で20セーブ)「練習でやっていることが試合でできているからだと思う。これからもチームに貢献できるようにしっかり準備する」

◆コロナ禍のヤクルトが中日に逆転負けで3連敗。DeNAが勝利したため、2日に点灯した優勝マジックが初消滅した。「3番左翼」で今季初先発初出場の内川が1回1死一塁から右翼線に二塁打を放ち、オスナの先制打をお膳立てしたが、なお1死満塁で西浦が併殺打に倒れた。8回から東大出身左腕の宮台が移籍後初登板。1回をパーフェクトに抑えたのはプラス材料となった。高津監督に代わり指揮を執る松元作戦コーチの試合後の主な一問一答は以下の通り-あと1点が遠かった初回にオスナも何とかかえすことができて。その後、西浦がゲッツーになってしまったけど、あと1本が出なかったのは残念なところですね。守備の方は点を取った後、1点すぐに返されたところは正直なところ、もうちょっとケアしてほしいところでもあります。クイックであったりとか、そういった準備はもう少し必要じゃないかなと。-初出場の内川が二塁打を放ち先制点につなげたそうですね。無理をせずに逆方向のバッティングはやっぱり、さすが内川ですね。-先発小川は走者を出しながらも粘りの投球そうですね。粘り強く投げてくれたと思うし。打つ方はいいリズムを作ることができなかったので、そこを小川は我慢強く投げてくれて、次につながるんじゃないかなと思います。-宮台が移籍後初登板本当に久しぶりの登板だと思うし、本当に腕の振り良くて、コントロールも良くて、攻める投球で次につながると思うし、これからもっともっと頑張ってもらいたいですね。-昨日の試合後、今日の試合前に高津監督と連絡を取ったりは今日のスタメンで内川を使おうってことで、みんなで、後ろにつなぐ強い気持ちで、それを常にやってくださいと。-チームは連敗。明日はどんな戦いを明日、移動ゲームで大変ですけど、選手たちの気持ちが下がらないように僕らコーチ陣はしっかりその背中を押して、明日から、また頑張っていきたいです。

◆中日木下拓哉捕手(30)が全得点をたたき出した。2戦連続で3番起用されると、初回は同点の中犠飛を放った。3回2死一、二塁では勝ち越しの左前適時打。7回1死一塁では左翼へ4号2ランで4打点。「笠原の家族が見に来ていて。家族ぐるみの付き合いで、彼の娘が好き。娘さんのために打ちました」。お立ち台で勝利の女神の存在を打ち明け、スタンドの爆笑を呼んだ。今季から長さ35インチの長尺バットを使う扇の要が、打線をけん引した。

◆高津監督をはじめ、山田、塩見ら計28人(18選手)が新型コロナの陽性判定を受けたヤクルトがスタメンを発表。今季初めて「3番・左翼」に内川聖一内野手(39)、「8番・二塁」には武岡龍世内野手(21)が入った。

◆首位のヤクルトは3連敗。一回にオスナの右前適時打で先制したが、その裏、先発の小川が木下拓の犠飛に許し同点に追いつかれた。三回も木下拓に左前適時打を浴び、6回9安打2失点で4敗目(5勝)。七回は2番手・コールが木下拓に左越え2ランを浴び、突き放された。この日は39歳のヤクルト・内川が「3番・左翼」で先発出場。今季初打席で右翼線を破る二塁打を放つと、右拳を握って小さくガッツポーズをみせた。「何を言っていいのかわからないくらい正直、緊張しています。でも昨日と同じように絶対に躍動するんだという気持ちで頑張りましょう」試合前の声出しを任されると心境を吐露しながら、ナインの士気を高めた。先発での出場は昨年5月29日のオリックス戦以来。1軍出場も今季初めてだったが、いきなり結果を残した。一回1死一塁で左腕・笠原の139キロ直球をうまくはじき返して好機を演出。オスナの先制となる右前適時打をお膳立てした。スワローズに激震が走った。8日以降、高津監督や主力の山田、塩見ら28人(うち選手18人)が新型コロナウイルスの陽性判定。2軍から総勢14人が代替選手選手として1軍に合流する事態となった。5日ぶりに公式戦を再開した14日の同戦は主砲・村上が先制2ランを放ったが、終盤に逆転されて悔しい敗戦だった。仕切り直しの一戦。重要な村上の前を託されたのは2008年から7年連続で打率3割を記録した球界屈指のバットマン、内川だった。ヤクルト移籍2年目の今季はイースタン・リーグに45試合出場し、打率・333、3本塁打、25打点。好調を維持して1軍に呼ばれるのを待っていた。「(離脱した)選手の悔しい気持ちも受け取って、チームスワローズの一員として頑張りたい」。仲間のためにも集中力を研ぎ澄ませ、打席に立った。

◆中日が3連勝。笠原は粘りの投球で5回を1失点とし、3年ぶりの白星を挙げた。打っては木下が一回に同点の犠飛、三回に勝ち越し適時打、七回に2ランを放って全4点をたたき出した。ヤクルトは、打線が二回以降は沈黙し3連敗。

◆東大出身の宮台が八回にヤクルト移籍後で初登板し、1回を三者凡退とした。3点リードされた場面でマウンドに上がり、平田ら2者を空振り三振に仕留め「すごく緊張した。必死に投げた。またしっかり抑えられるようにいい準備をしたい」と冷静に話した。日本ハムを戦力外となり合同トライアウトを経て昨季入団。2018年の初登板以来の1軍マウンドに、松元監督代行は「久しぶりでも腕の振りが良かった。これからもっと頑張ってほしい」と期待した。

◆東大出身左腕の宮台が、日本ハムから加入して2年目で初登板。八回に3番手でマウンドに上がり、1回を無安打無失点に封じた。1軍の舞台はプロ初登板した1年目の2018年以来4年ぶり。最速149キロを計測した直球を軸に2三振を奪い「すごく緊張しました。チームに貢献したいという思いで必死に投げました」とホッとした表情で振り返った。?6回2失点で4敗目を喫したヤクルト・小川 「リードしている状況で後ろにつなぐことができず悔しい」

◆首位・ヤクルトが今季2度目の3連敗。新型コロナウイルスの感染拡大で主力が続々と離脱するピンチで優勝へのマジックナンバーが消滅した。「あと1本が出なかったのは残念。点を取った後に1点をすぐに返されたところは、もうちょっとケアしてほしかった」松元ユウイチ監督代行(41)は冷静に敗因を分析した。8日以降、高津監督や山田、青木ら18選手が陽性判定を受ける緊急事態のなか、開幕2カード目(対巨人)以来の3連敗となった。それでも明るい光はある。39歳の内川が3番で今季初出場。一回の初打席で技ありの右翼線二塁打を放ち、オスナの先制打をアシストした。守備では2015年以来、7年ぶりとなる左翼での先発出場で、はつらつとプレーした。この日の敗戦で球団通算5000敗(4406勝333分け)となった。「選手の気持ちやモチベーションが下がらないように、コーチ陣が背中を押して、明日からまた頑張っていきたい」と松元監督代行。チーム一丸で、まずは目の前の〝1勝〟を目指す。(森祥太郎)■データBOX?首位のヤクルトに点灯していた優勝へのマジックナンバーが消滅した。中日に敗れ、マジック対象チームのDeNAが広島に勝利したため、DeNAの自力優勝の可能性が復活。DeNAが残り62試合に全勝すれば、勝率・709で、ヤクルトがDeNA戦を除く全試合に勝利した場合の・704を上回る。?ヤクルトのマジック再点灯は最短で15日。DeNAとの直接対決に勝てば、マジック「46」が再点灯する。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
53291 0.646
(↓0.008)
-
(-)
60374
(+1)
293
(+4)
97
(-)
55
(+1)
0.256
(↓0.001)
3.100
(↓0.01)
2
(-)
巨人
44451 0.494
(↓0.006)
12.5
(-)
53344
(-)
388
(+3)
101
(-)
40
(-)
0.244
(↓0.002)
3.830
(↑0.01)
3
(1↑)
DeNA
38412 0.481
(↑0.007)
13.5
(↑1)
62287
(+4)
330
(+3)
60
(+1)
30
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.640
(↑0.01)
4
(1↑)
阪神
40442 0.476
(↑0.006)
14
(↑1)
57298
(+3)
250
(-)
56
(+2)
66
(+1)
0.240
(-)
2.720
(↑0.03)
4
(1↓)
広島
40443 0.476
(↓0.006)
14
(-)
56320
(+3)
324
(+4)
43
(-)
16
(-)
0.252
(-)
3.380
(↑0.01)
6
(-)
中日
36461 0.439
(↑0.007)
17
(↑1)
60243
(+4)
318
(+1)
42
(+1)
26
(+1)
0.248
(↑0.001
3.650
(↑0.03)