広島(☆4対1★)DeNA =リーグ戦14回戦(2022.07.13)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:床田 寛樹(8勝5敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗18S))
敗戦投手:大貫 晋一(6勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(11号・1回表ソロ)

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◆広島は1点ビハインドで迎えた3回裏、野間の適時打で同点とする。続く4回に坂倉の犠飛で勝ち越すと、6回には長野の適時打などで2点を加えて、リードを広げた。投げては、先発・床田が8回1失点の快投で今季8勝目。敗れたDeNAは、打線が2回以降無得点と振るわなかった。

◆DeNA大貫晋一投手が、13日の広島戦で今季7勝目を目指す。広島戦は3度目の登板で「1人1人丁寧に攻めて、アウトを重ねていくこと」と力を込めた。前回登板の6日の中日戦では右広背筋に打球が直撃しながら、5回1失点で白星。「超音波などでしっかり治療してもらったので、いいピッチングができるように頑張ります」と意気込んだ。

◆広島先発の床田寛樹投手(27)は得点圏に走者を置いた場面で被打率1割8分2厘。対するDeNA先発の大貫晋一投手(28)も同場面で被打率1割7分と、ともにピンチで粘り強い。両軍の打線がチャンスで相手先発を攻略できるか。

◆DeNA石川達也投手(24)が、14日の広島戦でプロ初登板初先発のマウンドに上がる。先発予定だった東がこの日、体調不良を訴え、登板を回避。急きょ先発が決定した。6月21日に支配下選手契約を結び、5日に1軍に初昇格した2年目左腕は「率直にビックリしました。全力で腕を振り、攻めの投球を心掛けていきます」と意気込んだ。東について、三浦監督は「グラウンドに来て、体調不良を訴えたので、前日ですけども、明日は回避します」と説明した。初登板初先発の石川については「本当に急きょ、アクシデントになりましたけど、石川も投げたくて投げたくてうずうずしていると思います。いけるところまでというところで、思い切っていってくれればいいです」と期待した。

◆DeNAが、広島に敗れ、連勝が4でストップし、一夜で4位に転落した。1回に佐野の11号ソロで先制したが、3回に野間の適時打で同点に追いつかれ、4回に坂倉の犠飛で勝ち越しを許した。6回には、宮崎の失策から長野の適時打で追加点を奪われ、さらに会沢の犠飛で4点目を奪われた。3回は先頭への四球、4回は先頭への死球で、6回は失策をきっかけに失点。打線は床田の前に、1得点と沈黙した。今季、4連勝は3度あって、今季初の5連勝を目指したが、またもやはね返された。6回途中4失点で4敗目を喫した大貫は「思うようなボールを投げられず、自分のピッチングができませんでした。イニングの途中での交代となってしまい、リリーバーの方に申し訳ないです。次は長いイニングを投げられるように調整していきたいです」と悔しさをにじませた。

◆俺超え。広島床田寛樹投手(27)がDeNA打線を8回7安打1失点に抑え、8勝目を挙げた。前半戦だけで自身のシーズン最多勝利を更新。この日発表された監督推薦による、3年ぶり2回目の球宴出場決定を自ら祝った。首脳陣が大きな期待を寄せる左腕が、チームを1日で3位に再浮上させた。マウンドさばきにも、風格が漂う。先発床田は1回に先制弾を浴びる立ち上がり。直球も、変化球も、制球も本調子ではなかった。それでも、蒸し暑いマウンド上で涼しい表情を貫いた。両サイド低めを丁寧に突き、走者を出しても慌てない。自ら4個の打球を処理する守備力はいつも通り。テンポのいい投球が攻撃のリズムを生み、逆転勝利を呼んだ。「今年一番悪いんじゃないかというくらいのブルペンだった。点は取られましたけど、粘って投げられたというのは自分の中ですごく成長したんじゃないかな」"球宴からの男"が、球宴までにシーズン自己最多の勝ち星を手にした。昨季は5勝のうち4勝が後半戦に記録したもので、20年も5勝のうち4勝が9月以降に得たものだった。横山投手コーチから「スズムシ」と呼ばれ続けた。「スズムシのように秋だけに鳴くのではなく、シーズン通して活躍してもらいたい。乗り越えてもらいたいから、そう呼び続けた」。今年、ようやく一皮むけた。試合前には球宴の監督推薦選手が発表され、2度目の出場が決まった。広島先発陣で唯一の選出。「基本は真っすぐ、パームで行こうかなと思っています」と意気込んだ。前回球宴初出場の19年は、夏場以降にスタミナ切れ。練習量が落ちたことが原因だった。今年はオフから「競争」と口にしながらも「左のエース」と自覚し、負荷をかけて取り組んできた。8回まで首脳陣から継投を尋ねられない無言の続投に「今までよりも少しは信頼してもらえるようになったのかな」と立場が上がった気がした。1日でチームを3位再浮上に導く投球に、佐々岡監督は「勝ちが付いて自信につながっている部分もあると思う。"お前は勝てる投手になれる"とずっと言ってきた」と言葉でも成長を認める。開眼左腕が、存在感を放ち続ける。【前原淳】▽広島栗林(9回を3者凡退に抑え、2年連続球宴出場御礼セーブ)「チームの勝利に貢献できたのはすごく良かったと思います。結果的に9球で終われたのは良かったと思います」。▽広島坂倉(4回に決勝犠飛)「チャンスだったので初球から積極的に打ちにいきました」○...上本が13日、下半身のコンディション不良のため、出場選手登録を抹消された。12日のDeNA13回戦(マツダスタジアム)で痛め、広島市内の病院で検査を受けた。蔦木トレーナーは「試合中にアクシデントがあり抹消しました。(タイミングについて)そこは分からないです。明日から3軍に合流します」と説明。今季ここまで中堅を中心に自己最多71試合に出場し、打率3割8厘、0本塁打、20打点の成績を残していた。○...長野が1軍復帰から2戦連続先発し、2戦連続安打で存在感を示した。6回1死三塁、大貫の外角球をうまくバットにひっかけて三遊間を破った。技ありの左前適時打で追加点をもたらし、試合中は「トコ(床田)が頑張って投げているので、ランナーを返すことが出来て良かったです。いいところに転がってくれました」とコメントした。○...床田はウイニングボールを移籍後本拠地初勝利となった秋山にプレゼントした。「(9回に登板した)栗林が最後に抑えるの早すぎてハイタッチに間に合わなかった。ちょうどベンチに行ったときに、栗林がくれたんですけど、秋山さんに渡してと(伝えた)」。その後、秋山から直接感謝の言葉を返され、うれしそうに笑った。

◆広島の野間が三回に適時打を放った。低めの変化球をうまくすくって右前へ運んだ。「簡単に追い込まれてしまったので、何とか粘り強くつなぐ気持ちでいった」と振り返った。五回には中前打をマークして、複数安打とした。プロ8年目を迎えた野手主将だが、好不調の波も大きく、外野の定位置をまだつかみきれていない。同じ左打者で、米球界を経て、入団してきた秋山が先発起用されて以降は、出番を減らしていた。野間は「出たところで、自分のできることを、全力でがむしゃらにやるだけ」と目の前のプレーに集中している。

◆広島が3位浮上。0―1の三回に野間の適時打で追い付き、四回に坂倉の犠飛で勝ち越した。六回に長野の適時打と会沢の犠飛で突き放した。床田は8回1失点で自己最多の8勝目、栗林が18セーブ目。DeNAは連勝が4で止まった。

◆勝てばDeNAと順位が入れ替わり3位に再浮上する一戦。この日、監督推薦で2019年以来自身2度目の球宴出場が決まった広島・床田がプロ6年目で最多の8勝目を懸けマウンドに上がった。「どこのチームも一緒ですけど、やっぱり主軸に得点圏で回さないように、先頭打者をしっかり取れるようにしたいと思う」DeNAは今季初対戦で、昨季3試合で0勝2敗、防御率7・24。前回6日の阪神戦(甲子園)は7回3失点で黒星を喫したものの今季は試合前時点で7勝5敗、防御率2・78と好成績を残しており、チーム屈指の安定感を誇る。一回、先頭・蝦名に中前打を許したが、桑原を投ゴロ併殺打に仕留めた。2死走者なしで佐野に右越えソロを浴びて先制点を献上したが、追加点は許さなかった。二回は三者凡退、三、四回は2イニング連続で得点圏に走者を背負ったが、打者の内角を突き本塁を踏ませなかった。打線は三回に先頭・小園の四球と床田の犠打で2死二塁とし、野間が同点の右前打を放った。四回には先頭・秋山の死球からマクブルームが中前打でつなぎ、坂倉の左犠飛で勝ち越しに成功した。チームは12日にDeNAに敗れて連敗し、4位に転落した。今季4度も連敗を止めている床田が期待通りの投球を披露し、自己最多の8勝目。チームは3位に浮上した。(柏村翔)

◆DeNA・東克樹投手(26)が13日、広島戦前の練習で体調不良を訴えた。三浦大輔監督(48)は「グラウンドに来てから体調不良を訴えたので、明日(14日)は回避します」と先発予定だった14日の登板は回避する。代役には6月21日に育成から支配下登録された石川達也投手(24)が先発。これがプロ初登板になる。プロ入り後は先発経験がほぼないが、イースタン・リーグでは18試合に登板し1勝1敗、防御率1・40の好成績。左腕は「持ち味の直球を全力で腕を振って攻めの投球を心掛けていきたいです」と武者震いした。

◆広島が逆転で連敗を2で止めた。DeNAと順位が入れ替わり1日で3位浮上。試合後の佐々岡真司監督(54)の一問一答は次の通り。──床田が8回7安打1失点でプロ6年目で最多の8勝目「床田が本当に粘り強く投げ抜いてくれた。本調子ではないように見えましたけど、それでも試合を作ってくれた。初回に(佐野に)ホームランを打たれましたけど、その後は勝ちにつながる投球だったと思います」──成長した部分「勝ちが付いてきて自信につながっている部分もあると思う。今年は開幕から良い形で入って、今年はやれるという自信が出てきている。ずっと集中して1試合1試合投げる力は持っていますし、『お前は勝てる投手になれる』とずっと言ってきた。球の力、ストレートを含めて全変化球を勝負球にできる。そういうところだと思います」──走者を背負ってから粘り強い「自信というところから来ているところもあるだろうし、今年は本当に落ち着いて、マウンド上で投げ切れている。対自分ではなく、対バッターに、いろいろ考えながら投げられている。そういった余裕もあると思う。ただキャッチャーミットを目掛けて投げているのではなく、配球を自分でも考えながら投げているように見える」──3年ぶりに日本球界に復帰した秋山(前パドレス3A)は3打数無安打1死球。12日の本拠地デビュー戦は4打席連続三振と本拠地での2試合を終えて安打が出ていない「きのう(12日)4三振しましたけど、話をしても前向きに取り組めていますし、まだまだ(1軍昇格して)5試合目ということでまったく心配していません。その中でもよく声をかけながら練習し、チームに溶け込んでいますし、まったく心配していないです」──9連戦の2戦目を終えた「前半戦最後の9連戦、そして最後の(22~24日は神宮(でヤクルトとの)3連戦。とにかく前半戦を良い形を終われるように。まだ借金(40勝43敗で3の借金)があるので、1つ1つ集中してやりたいと思います」──打線は三回に野間の適時打、四回に坂倉の犠飛で逆転。六回は長野の適時打、会沢の犠飛でリードを広げた。相手のミスに乗じて得点「そうですね。(三回は先頭打者への)四球絡み。(六回も先頭打者への)エラー絡みでつながって1点1点という。うちらしいといえばうちらしい点の取り方だったと思う」

◆DeNAは床田を崩せず、連勝は4で止まった。12日に4月1日以来の単独3位に浮上したが、1日で4位に後退。三浦大輔監督(48)は「得点圏に進めながら、もう一本が出なかった。内野ゴロが多くうまく攻められた」と攻略に苦戦したことを認めた。一回に佐野の11号ソロで先制したが、その後は今季初対戦だった床田の前に決定打を欠いた。当初14日の先発予定だった東が試合前練習中に体調不良を訴え、プロ初登板となる代役に6月21日に支配下登録された石川を立てる。「投げたくてうずうずしていると思う。思い切っていってくれればいい」と指揮官。球宴までの借金完済を掲げるDeNA。9連戦中に正念場が訪れた。(横山尚杜)

◆広島の上本が下半身のコンディション不良のため出場選手登録を抹消された。12日のDeNA戦で途中交代となり、13日に病院を受診したという。蔦木トレーナーは「12日の試合中にアクシデントがあった」と話した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
53281 0.654
(↓0.009)
M48
(↑1)
61373
(+3)
289
(+6)
97
(+1)
54
(-)
0.257
(↓0.001)
3.090
(↓0.04)
2
(-)
巨人
44441 0.500
(↓0.006)
12.5
(-)
54344
(-)
385
(+13)
101
(-)
40
(-)
0.246
(↓0.001)
3.840
(↓0.07)
3
(1↑)
広島
40433 0.482
(↑0.006)
14
(↑1)
57317
(+4)
320
(+1)
43
(-)
16
(+1)
0.252
(↓0.001)
3.390
(↑0.03)
4
(1↓)
DeNA
37412 0.474
(↓0.007)
14.5
(-)
63283
(+1)
327
(+4)
59
(+1)
29
(-)
0.251
(-)
3.650
(↑0.02)
5
(-)
阪神
39442 0.470
(↑0.007)
15
(↑1)
58295
(+13)
250
(-)
54
(-)
65
(+2)
0.240
(↑0.003)
2.750
(↑0.03)
6
(-)
中日
35461 0.432
(↑0.007)
18
(↑1)
61239
(+6)
317
(+3)
41
(+1)
25
(-)
0.247
(-)
3.680
(↑0.01)