1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | 4 | 1 |
勝利投手:本前 郁也(3勝1敗0S) (セーブ:益田 直也(0勝1敗21S)) 敗戦投手:松本 航(5勝3敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは0-0で迎えた5回表、中村奨の2ランで先制に成功する。直後に1点を返されるも、6回には安田の内野ゴロの間に1点を加え、リードを広げた。投げては、先発・本前が5回1失点と試合をつくり今季3勝目。敗れた西武は守備の乱れが失点につながり、痛い敗戦を喫した。
◆西武山川穂高内野手(30)は今季27本塁打のうち、ベルーナドームで12本打っており、同球場では通算99本。ベルーナドームの最多本塁打は中村(西武)の214本で、100本以上は5人。史上6人目の100号を狙う。
◆西武源田壮亮内野手(29)と高木渉外野手(22)が12日のロッテ11回戦(ベルーナドーム)で、新型コロナウイルスの陽性疑いにより途中交代した。試合前に1軍選手、スタッフらに行った定期的なスクリーニングによるPCR検査の途中結果が試合中に出て判明。源田は7回表の守備から、高木は6回裏に代打を送られ、試合から退いた。試合前には松井稼頭央ヘッドコーチ(46)が陽性判定を受けたことも発表。11日に発熱があり、抗原検査で判明。頭痛と倦怠(けんたい)感の症状もある。接触のあった平石打撃コーチ、高山打撃コーチ、佐藤外野守備・走塁コーチが自宅待機となったが、陰性が確認された。
◆打球を見守りながらロッテ中村奨吾内野手(30)は祈った。「ファウルになるな」。5回無死二塁、進塁打狙いの中で西武松本のフォークが中に入ると、迷わず引っ張った。願いは実り、左翼ポール直撃の先制2ラン。「ノーアウトだったので、なんとかランナーを進めようという気持ちが最高の結果になったと思います」と喜んだ。チーム力の勝利だ。松本には6月21日の対戦では8回途中まで無安打に抑えられた。打線として直球に打ち負けず、球数を放らす作戦がはまった。4回2/3、113球で引きずり降ろした。チーム力は投打に現れた。6回からはリリーフ陣がつなぎ、打線もつないだ。6回先頭で二塁打の荻野を高部が確実に送り、1死一、三塁から併殺崩れの間に3点目。7回は代走和田の好走塁が敵失を誘い、4点目をつかんだ。勢いに乗っていた西武を止め、連敗を2でストップ。再び貯金1とし、まだ4位ながら首位ソフトバンクとは3ゲーム差だ。井口監督は「まずはオールスターまで順位を1つでも上げられるように」。中村奨は「ピッチャーはずっと頑張ってくれている。なんとか、野手陣でもっともっと貢献したい」。熱い夏にする。【古川真弥】○...本前が5回4安打1失点で3勝目を挙げた。毎回走者を出したが、145キロ前後の直球で右打者の懐を攻め、変化球との緩急で最少失点に抑えた。「欲を言えば、カード頭ですし、もう少し長いイニングを投げられれば良かったです」と自ら次回への課題を挙げ、勝っても口元を引き締めた。井口監督は「しっかり自分の投球をしてくれた」とねぎらった。
◆西武が4失策で流れを失った。象徴的だったのは7回無死二塁で、打者に振り逃げされた場面。送球を受けた一塁手ジャンセンが三進した和田を刺そうと悪送球。もともとタイミングもセーフで痛い4点目を奪われた。5回に浴びた先制2ランも、一走は源田の悪送球で出塁。6回の1失点も併殺の取り損ね。記録は外崎の悪送球ながら、ショートバウンドをジャンセンが捕り切れず。辻発彦監督は「守備の乱れがすべてに結びついた」と反省を促した。
◆西武中熊大智捕手(25)が13日、支配下登録され埼玉・所沢の球団事務所で会見を行った。背番号64、推定年俸は450万円。育成4年目でようやくたどり着き「ここがゴールではなく、ここからがスタート。バッティングが持ち味だと思っているので、早く1軍の戦力となれるように頑張っていきたい」と、2桁背番号での活躍を誓った。イースタン・リーグでは今季45試合に出場し打率2割9分6厘と結果を残していた。同席した渡辺久信GMは「昨年3年目の7月いっぱいまでに1軍登録なかった時点で、絶望感だったり喪失感だったりいろんな思いがあったと思う。その中で彼は真面目なんで一生懸命練習するタイプ。球団としてももう1回見てみたいというところで、今回そういうチャンスがめぐってきた」。チームにとっては今季、滝沢、長谷川に続く育成選手から3人目の支配下登録となった。
◆ロッテの中村奨が、0―0の五回無死二塁で6号2ランを放った。松本の甘く入ったフォークボールをすくい上げると、打球は左翼ポールを直撃。「点を取ることができて良かった」と控えめにコメントした。四回まで毎回走者を出しながらチームは無得点だった。中村奨も一回1死二塁で中飛に倒れるなど、決定打を欠いていた。五回は名手源田の失策で得た好機で、失投を逃さずに仕留めた。4、5月は月間打率が2割台前半に低迷するなど苦しんだ。ただ、徐々に調子を上げ、6月5日からは3番に座り続けている。7月は試合前まで月間打率3割4分6厘。復調した主将が打線を引っ張っている。
◆西武・松本航投手(25)は五回途中6安打2失点で降板。6勝目はならなかった。「ふがいないです。調子自体は悪くなかったのですが、ゲームを作ることができませんでした」立ち上がりから毎回走者を出しながらも四回まで無失点で粘ったが、五回に捕まった。先頭の高部の遊ゴロを遊撃・源田が一塁へ悪送球。無死二塁とされると、中村にカウント1-2からのフォークを捉えられ、左翼ポール直撃の先制2ランを浴びた。
◆敵地・ベルーナドームがため息に包まれた。ロッテ・中村奨吾内野手(30)が五回、左翼ポールを直撃する6号2ラン。ようやく試合の均衡を破った。「(ロッテ先発の)本前が頑張っているので、先に点を取ることができてよかった」。無死二塁から松本の4球目、132キロのフォークボールを引っ張った。一回1死二塁の先制機は中飛。三回の打席は見逃し三振に倒れ、3打席目に主将の意地をみせた。打撃では、なかなか本来の力を発揮できなかった。勝利の立役者になった試合でも、井口監督から「普段からもっと打ってくれればいいのに」といじられるほど。次第に調子を取り戻し、試合前の時点で打率を・255まで上げていた。82試合を消化したチームはこれで、41勝40敗1分けで再び貯金「1」に。首位ソフトバンクが敗れたため、4位ながらゲーム差は「3」と急迫した。大混戦のパ・リーグでまだまだチャンスがある。この日から2位西武、ソフトバンク、そして再び西武と計9試合。指揮官は「ここから。まだ順位は気にしていないが、上位チームをたたかないとAクラス入りは見えてこない」と気を引き締めて3連戦初戦に臨んだ。チームはこの〝試練の9試合〟に快勝でスタートした。(広岡浩二)
◆ロッテの本前は5回4安打1失点と粘り、約1カ月ぶりの白星となる3勝目を挙げた。「リズムはあまり良くなかったが、結果的に5イニングを投げられたのは良かった」と安堵した。毎回、走者を出しながら緩急を付け、丁寧に投げた。2―0の五回は1点を失いなお2死一、二塁で外崎を空振り三振に仕留めた。それでも、申告敬遠を含む4四球を与えたことに「しっかり修正して、少なくできるようにしたい」と反省を忘れなかった。
◆西武は12日、源田壮亮内野手と高木渉外野手が新型コロナウイルスの陽性疑いの判定を受けたため、出場していたベルーナドームでのロッテ戦を途中で退いた。球団によると、感染を調べる定期的なスクリーニング検査の結果が試合中に判明したという。試合前には、松井稼頭央ヘッドコーチが新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表していた。11日に発熱があり抗原検査で判明した。接触のあった平石洋介、高山久両打撃コーチ、佐藤友亮外野守備・走塁コーチを自宅待機としたが、検査の結果は陰性だった。また、中日は阿部寿樹内野手が、近親者が陽性判定を受けたため濃厚接触者となり、感染拡大防止特例の対象選手として出場選手登録を外れた。ソフトバンクでは育成の石塚綜一郎捕手が陽性。ヤクルトは、PCR検査で11日に受検したスタッフ1人が陽性となった。中日戦で愛知県豊橋市に遠征中の首脳陣、選手らは12日の検査で全員が陰性だった。ヤクルトは主力に多数の感染者が出て9、10日の阪神戦が中止となっていた。
◆ロッテ・中村奨吾内野手(30)が五回無死二塁から、左翼ポールを直撃する先制の6号2ランを放った。ヒーローインタビューは以下の通り。――五回は得点圏に走者を置いての打席でした「ノーアウトだったので、何とかランナーを進めようという気持ちが、最高の結果になったと思います」――ホームランは左翼ポール直撃。打球の行方は見えていた?「見えてたんですけど、ファウルにならないように祈ってました」――チームとして10安打。故障者も戻ってきて主将として「みんな少しずつ調子を上げてきてると思うので、また明日、野手陣でピッチャーを盛り上げられるよう頑張りたい。ピッチャーはずっと頑張ってくれている。何とか野手陣でもっともっと頑張って勝ちに貢献したい」――この勝利で貯金が1に「また明日頑張ってどんどん貯金を増やせるように。また応援よろしくお願いします」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
42 | 35 | 1 | 0.545 (↓0.008) | - (-) |
65 | 290 (+2) | 240 (+4) | 49 (+1) | 49 (-) |
0.258 (-) | 2.830 (↓0.02) |
2 (-) |
西武 |
43 | 38 | 1 | 0.531 (↓0.007) | 1 (-) |
61 | 269 (+2) | 238 (+4) | 69 (+1) | 37 (-) |
0.226 (-) | 2.440 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
40 | 37 | 1 | 0.519 (-) | 2 (↑0.5) |
65 | 267 (-) | 247 (-) | 49 (-) | 57 (-) |
0.238 (-) | 3.100 (-) |
4 (-) |
ロッテ |
41 | 40 | 1 | 0.506 (↑0.006) | 3 (↑1) |
61 | 259 (+4) | 285 (+2) | 46 (+1) | 83 (+1) |
0.219 (-) | 2.980 (↑0.02) |
5 (-) |
ORIX |
41 | 43 | 0 | 0.488 (↑0.006) | 4.5 (↑1) |
59 | 248 (+4) | 257 (+2) | 37 (+1) | 37 (+1) |
0.240 (↑0.001) | 2.720 (↑0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
33 | 49 | 0 | 0.402 (-) | 11.5 (↑0.5) |
61 | 270 (-) | 299 (-) | 66 (-) | 54 (-) |
0.235 (-) | 3.500 (-) |
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