ヤクルト(-新型コロナウイルスの影響のため試合中止-)阪神 =リーグ戦14回戦(2022.07.10)・明治神宮野球場=
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◆新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2試合連続となる阪神戦(神宮)の中止を発表したヤクルトが10日、午後になって新たに3人の感染を発表し、計27人なった。佐藤真一コーチ、大西広樹投手、宮本丈内野手の3人で、同日のスクリーニングのPCR検査で陽性判定を受けた。10日の午前には、大松尚逸コーチ、森岡良介コーチ、衣川篤史コーチ、中村悠平捕手、塩見泰隆外野手、スタッフ1人の計6人の新型コロナウイル陽性が判明したことも発表していた。 9日には高津臣吾監督、石井弘寿投手コーチを含めた1軍首脳陣、選手、スタッフ14人の新型コロナ感染が判明。投手は高梨裕稔、清水昇、田口麗斗、捕手は松本直樹、内山壮真、内野手は山田哲人、奥村展征、長岡秀樹、外野手は浜田太貴、丸山和郁、青木宣親。2軍でも8日から9日にかけて川端慎吾らスタッフを含め計4人が感染。この日までに1、2軍計27人が感染する緊急事態となった。またチーム編成が困難なため、同日午後1時開始予定だったイースタン・リーグDeNA戦(平塚)も中止となった。中止は3日連続となる。

◆ヤクルトは10日、スクリーニングのPCR検査の結果、大松尚逸打撃コーチ、森岡良介内野守備走塁コーチ、衣川篤史バッテリーコーチ、中村悠平捕手、塩見泰隆外野手とスタッフ1人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことを発表した。また、新たな6人の陽性判定を受け10日に開催予定だった阪神戦(神宮)が中止となることも発表された。これで3日間で計24人の感染が確認された。ヤクルト球団は「このたびは、阪神タイガースならびに、関係者の皆さま、ファンの皆さまには、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。ヤクルト球団は、これまで取り組んできた新型コロナウイルス感染症対策について、監督、コーチ、選手、スタッフ、関係者全員に再度周知徹底を図ってまいります」とコメントした。

◆阪神での現役時代、〝代打の神様〟として、虎党から絶大な支持を得たサンケイスポーツ専属評論家・八木裕氏(56)は岩崎優投手(31)、カイル・ケラー投手(29)のダブルストッパー案を提案。球宴までの屋外12試合で臨機応変の起用を首脳陣に求めた。中止は仕方ない。一気にヤクルトに追いつくのはかなり難しいが、前向きに苦しい夏場の戦いでまずはAクラス、そして2位を狙う戦いをしていくしかない。特に12日からの巨人、中日(いずれも甲子園)、広島(マツダ)の9連戦、一日の休みを挟んでのDeNA戦(甲子園)はすべて屋外の試合となる。昔と違って、近年の厳しい暑さは選手への負担は相当なものだ。投手陣、中でも救援陣のコンディションの維持は相当大変な作業になるはず。そこで1つの案として示したいのがダブルストッパーだ。現在は岩崎が過酷な九回を任されて、その役割をしっかり果たしているが、登板する日によっては、走者を出して苦しむケースもある。この先の暑い中では、毎日盤石の投球ができればいいが、なかなか、うまくはいかないことも予想される。そこで、もう一人のストッパーを準備して、岩崎を負担を軽減してはどうか。十分に任せられる候補がいる。ケラーだ。開幕直後は調整不足から打ち込まれてしまったが、2軍での調整、1軍での中継ぎを経て、今は九回を託しても問題なさそうな投球をしている。いきなり過酷な1点差での投入が不安なら、最初は「1、2点差なら岩崎」「3点差以上ならケラー」と使い分けても面白い。岩崎に休養日を与えることによって、これまでのような「一度、2軍に落として休ませる」過程を踏む必要もなくなるのではないか。幸いにして、阪神の救援陣は人材豊富で、勝ちパターンで出てくる投手と、1点ビハインドで投げる投手を比較しても、力にそん色がない。ケラーを後ろに回して、中継ぎが不安になるメンバー構成ではないのだ。ヤクルトが独走している要因の1つに、救援陣に無理をさせていない点が挙げられる。阪神も臨機応変の投手起用で、厳しい屋外での戦いを乗り越えてもらいたい。

◆ヤクルトは10日、新たに中村悠平捕手(32)、塩見泰隆外野手(29)、大西広樹投手(24)、宮本丈内野手(27)、大松尚逸打撃コーチ(40)、森岡良介内野守備走塁コーチ(37)、衣川篤史バッテリーコーチ(41)、佐藤真一外野守備走塁コーチ(56)、スタッフ1人の計9人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表。この日開催予定だった阪神戦(神宮)は9日に続き中止となり、陰性が確認された小川、高橋ら先発投手陣が神宮外苑で練習を行った。8日からの3日間で高津監督や山田ら計27人(選手18人)が感染。球団は「これまで取り組んできた感染症対策について関係者全員に再度、周知徹底を図ってまいります」と談話を発表した。プロ野球の臨時12球団代表者会議がオンラインで開かれ、ヤクルトは12日の中日戦(豊橋)から試合を再開する方針を確認。松元ユウイチ作戦コーチ(41)が監督代行を務める。11日は陰性が確認された選手で分散練習を行い、名古屋へ移動する見込み。打線は村上を中心に組み、内川や西浦らを昇格させる。既に優勝へのマジックナンバーが点灯。この日に巨人が敗れたことで、球宴前の前半戦を2011年(最終2位)以来11年ぶりに首位でターンすることが決まったが、過去に例を見ない苦境が訪れた。

◆新たな〝鉄人〟が連戦を戦い抜く! 阪神は10日、ヤクルトに新たに計9人の新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で2試合連続で試合中止。神宮球場で全体練習を行った。今季12球団で唯一フルイニング出場を継続中の近本光司外野手(27)も練習に参加し、全試合フルイニング出場に意欲をみせた。〝鉄人〟と呼ばれた金本知憲氏(54)や鳥谷敬氏(41)のように試合に出続ける覚悟で、12日から始まる9連戦でチームを引っ張る。グラウンドに立ち続けた先に見えてくる世界がきっとある。30試合連続安打をやってのけた近本の次なる挑戦は全試合フルイニング出場だ。チームは巨人に勝ったDeNAに抜かれて5位に順位を下げたが、12日から迎える9連戦が正念場。近本がゲームセットまで休まず戦い続け、チームを押し上げる。「(フルイニング出場の)可能性があるのなら若いうちはやって。やらないと分からない世界もあると思うので」今季、ここまで12球団で唯一のフルイニング出場中。試合を重ね、「疲れている。みんな疲れている」と苦笑いしたが、試練は続く。真夏の厳しい暑さの中、12日から甲子園、マツダスタジアムと屋外球場での連戦が待ち受ける。だが、歩みを止めるつもりはない。現在借金5を抱え、後半戦に優勝争いに絡みたいチームの当座の目標は、勝率5割。球宴前の12戦を9勝3敗で戦えば、それがかなう。チームのリーダー格として、自ら休まず試合に出続ける覚悟を決めた。井上ヘッドコーチとの話し合いで、今季開幕戦からの83試合フルイニング出場の継続を自ら志願。「しんどいといっても1イニング、2イニング残して交代したところで、体力は変わらないし、それやったら、その2イニングを頑張って、その先に見える世界のほうが楽しみだと思う」と意欲を示した。打線の核を担う選手会長は、今やチームに欠かせない選手。中心選手としての責任感からチームを浮上させるために休まず戦う覚悟を決めた。それは、過去に虎を支えてきた鉄人たちと同じ道だ。1492連続試合フルイニング出場の世界記録を持つ金本知憲氏や、遊撃手で最多の667試合連続フルイニング出場の鳥谷氏も〝鉄人〟と呼ばれた。骨折しようと、連敗が続こうと、グラウンドに立ち続けてチームを支えてきた。2人のレジェンドと同様、近本も練習へのブレない姿勢が連続出場につながっている。「みんな結構、練習しない怖さを持っているので、僕は逆にそこはクリアできたと思っている。その調整をビビらずにできるかどうかだと思う」。連続試合安打を継続していた中でも疲れていると感じた日にはコンディションを考慮し、あえて打撃練習を行わず試合に臨むこともあった。一方で練習前にフェンス際を一人でランニングするルーティンは継続している。「今は(フルイニングで)続いているから。あまり目標は掲げないですけど、その日、その時にやることを、と思っているので」。新たな鉄人として全力でプレーし、夏場の連戦を引っ張る。(織原祥平)新たな〝鉄人〟が連戦を戦い抜く! 阪神は10日、ヤクルトに新たに計9人の新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で2試合連続で試合中止。神宮球場で全体練習を行った。今季12球団で唯一フルイニング出場を継続中の近本光司外野手(27)も練習に参加し、全試合フルイニング出場に意欲をみせた。〝鉄人〟と呼ばれた金本知憲氏(54)や鳥谷敬氏(41)のように試合に出続ける覚悟で、12日から始まる9連戦でチームを引っ張る。グラウンドに立ち続けた先に見えてくる世界がきっとある。30試合連続安打をやってのけた近本の次なる挑戦は全試合フルイニング出場だ。チームは巨人に勝ったDeNAに抜かれて5位に順位を下げたが、12日から迎える9連戦が正念場。近本がゲームセットまで休まず戦い続け、チームを押し上げる。「(フルイニング出場の)可能性があるのなら若いうちはやって。やらないと分からない世界もあると思うので」今季、ここまで12球団で唯一のフルイニング出場中。試合を重ね、「疲れている。みんな疲れている」と苦笑いしたが、試練は続く。真夏の厳しい暑さの中、12日から甲子園、マツダスタジアムと屋外球場での連戦が待ち受ける。だが、歩みを止めるつもりはない。現在借金5を抱え、後半戦に優勝争いに絡みたいチームの当座の目標は、勝率5割。球宴前の12戦を9勝3敗で戦えば、それがかなう。チームのリーダー格として、自ら休まず試合に出続ける覚悟を決めた。井上ヘッドコーチとの話し合いで、今季開幕戦からの83試合フルイニング出場の継続を自ら志願。「しんどいといっても1イニング、2イニング残して交代したところで、体力は変わらないし、それやったら、その2イニングを頑張って、その先に見える世界のほうが楽しみだと思う」と意欲を示した。打線の核を担う選手会長は、今やチームに欠かせない選手。中心選手としての責任感からチームを浮上させるために休まず戦う覚悟を決めた。それは、過去に虎を支えてきた鉄人たちと同じ道だ。1492連続試合フルイニング出場の世界記録を持つ金本知憲氏や、遊撃手で最多の667試合連続フルイニング出場の鳥谷氏も〝鉄人〟と呼ばれた。骨折しようと、連敗が続こうと、グラウンドに立ち続けてチームを支えてきた。2人のレジェンドと同様、近本も練習へのブレない姿勢が連続出場につながっている。「みんな結構、練習しない怖さを持っているので、僕は逆にそこはクリアできたと思っている。その調整をビビらずにできるかどうかだと思う」。連続試合安打を継続していた中でも疲れていると感じた日にはコンディションを考慮し、あえて打撃練習を行わず試合に臨むこともあった。一方で練習前にフェンス際を一人でランニングするルーティンは継続している。「今は(フルイニングで)続いているから。あまり目標は掲げないですけど、その日、その時にやることを、と思っているので」。新たな鉄人として全力でプレーし、夏場の連戦を引っ張る。(織原祥平)

◆阪神は10日、ヤクルトに新たに計9人の新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で2試合連続で試合中止。神宮球場で全体練習を行った。井上ヘッドコーチは12日から始まる9連戦に向け「こうやって試合が、土、日、月と3日間空くのはアレだな、と思うけど。そんなに不安要素というのはない」と話した。「マイナビオールスターゲーム2022」まで残り12試合。「借金4、5、6くらいで足踏みしちゃっているので。目標として一番、明確にできるのは12試合で借金を返したい」と前半戦で勝率5割復帰を目指していく。

◆ヤクルトに新型コロナウイルス陽性者が続出したため、連日の中止となった。38勝43敗2分で首位ヤクルトと15・5差の5位の阪神・矢野耀大監督(53)は逆転優勝に向け、意欲的に語った。一問一答は以下の通り。ーー中止となったが、どうしようもないこと「確率的に減ることはないわけだから。そういう(中止になる)確率は高いだろうなと思いながら。これは仕方がないよね」ーー10日は伊藤将が先発予定だった「(12日からの甲子園での)巨人戦にずらそうかなと思っている」ーー前回も巨人戦でいい結果だった(5月22日に完封勝利)「対相手というのは、相性とかもあると思うけどね。自分のピッチングが先決やと思う。そういう投球ができているので。心配はしていないです」ーー9連戦。ある程度は6人で回すことなどもできそうかなと思うが、そのあたりは「才木はもう一回どこかで投げさそうかなと思っているけど」ーー結果的に投手にゆとりができた。西勇をあえて中5日で火曜日に持ってくるつもりは「ないないないない。(13日の)水曜日」ーー火曜日に伊藤将「いやいやいや。火曜日はウィルカーソン」ーー借金が5。オールスターまでの12試合で返済できる数字「それは理想やけどね。そこまで行ければ。後半何とか面白くできるようにというのは、ずっと選手も思ってくれていると思う。俺もやっぱりいったんそこで、オールスターブレークも短いけど、そこで、そこまでの戦いというのは、ウチにとってもすごく大事になると思う。そこを目指しながらやっていくというのは変わりない」ーー9月にヤクルト戦が増える。そこまでに盛り返せれば面白い「もちろんいいことは想像して。春先あんだけ苦しかったところから、みんなで何とかここまでこれたし、この先ここからいい意味で、ひっくり返すことになったらとんでもない歴史的な年になると思う。そういうことはもちろん想像しながらやって行きたいけど。その9月のヤクルト戦までどうのこうので考えてやって行くことではないと思うんで。ヤクルトはある意味先を見て戦っていく今の状況かなと思うけど、ウチはヤクルト戦だからどうのこうのってのはない。あとは目の前の試合を戦うことしかできないんで」ーー青柳がお立ち台で優勝を目指すためにと。みんなを勇気づけた「みんなを勇気づけるというか、別にみんなも思ってると思うし、それをヤギが代弁して言ってくれてるというか、みんながそういう意識を持ってる。お立ち台全員立つワケじゃないんだから。別に誰かが優勝を諦めてるってことはないと思うし、ヤギが代弁してくれたと思うけど」ーーあと6勝で球団5500勝「みんなでしか積上げて来れない歴史ある球団はもちろんだし、いろんな選手やスタッフや監督、コーチがあってこそなんでね。伝統ってやっぱり大事にしていきたいこと。その道中に関われるのは、そういうことも改めて思い出したりとかする機会かなと思うけど。そこを5500どうのこうのって考えることはないけど」ーー6連戦はウル虎の夏。お客さんも同じユニで盛り上がる「まあ、もちろん球団も盛り上げたいというところと一体感も含めてやっていること。本拠地で戦えるのでパワーを貰えたり、一つになれることはあると思う。俺らにとってはいいことかなと思うけど」ーー去年、9回2死からの5連打サヨナラもウル虎(7月12日のDeNA戦)「うん。そうやったね。あれは俺も一生、忘れることのない試合やけど、毎試合、毎試合劇的な試合ができるわけじゃないけど、子どもの夏休みはまだか? 夏休みっていうことだけじゃなくても、みんなの思い出に残るような試合は作っていきたいと思う。きっかけがユニホームだったり、5500のこととかだったりが絡めばもちろんいい。そういう風には考えています」ーー5500勝の中で選手としても関わった中で「阪神の伝統」は感じるか「ここで言われん話はいっぱいあるけど(笑)阪神の伝統...。それはファンの人が作ってくれているものが多いんじゃないの。熱狂的っていうね。そういうところも含めて、今シーズンも今のところ一番(客が)入ってくれている。そういうことも含めて。俺らだけで作れるもんじゃないから。さっきも言ったように。そこに関わってくれたね。阪神ファンのお父さんの家で影響を受けて、そのまま阪神ファンになったのは、関西ではある話だと思う。受け継がれていったものというのは、伝統っていうものをファンの人が作ってくれたのはあると思う。そこに巨人が関わってくると思うし、巨人戦というのは一番楽しみにしてくれている相手。次は火曜日からそういう相手になる。 あとはやっぱり甲子園は特別だよ。高校野球の憧れもありながら、天然芝で一体感がある球場は減っているやん。風が吹いて右翼に飛ばないとかいろいろあるけど、タイガースファン、球場も作り上げてくれている一つにはなっているのかなと思う」

◆「すっごくいい天気です。タイガースの選手は今、グラウンドで練習中ですが、これぞ、野球日和です」神宮球場から〝とにかく明るい〟トラ番・織原祥平が電話してきた。野球日和はいいんだけれど、実に空しい報告だ。ヤクルトのチーム内のコロナ感染者は2日間で23人になってしまい、またしても早々と中止決定。試合があれば喜ばしい野球日和も、練習しかできないんだから、「あぁ、もったいない」のため息しか出ない。「ファンの方は残念だと思いますが、僕も気合が入った東京出張だったので、半端ない落ち込みです」〝とにかく明るい〟から、落ち込んでいる様には見えないのだが...。織原によると、神宮球場に来たのは2020年3月以来だとか。2年4カ月前の神宮はコロナ禍での開幕延期を受けて、練習試合として実施。それでも、トラ番記者が普通に球場に行き、試合前のベンチに入るなど、普通に選手を取材した〝最後〟の遠征だった。思い出すシーンがある。球団首脳が「みなさん(感染は)大丈夫ですか? 選手に感染したら大変ですからねぇ」と報道陣にも注意喚起していたら、皮肉にも数日後、阪神に12球団選手で最初の感染者が出てしまった。こればっかりは仕方がないんだけれど。結局、この後、日本中でコロナが猛威をふるい、開幕は6月まで遅れた。東京五輪も延期。全世界に悪夢の日々が始まってしまった。織原にも2年4カ月前のほろ苦い記憶が...。「朝、大阪の自宅マンションで起きて、呆然です。寝坊で大遅刻して、試合の終盤に神宮に着いたんです。優しい当時のトラ番キャップに唯一、叱られた日でした」失敗なんて、誰にもある。そこから、猛反省した織原は、二度と遅刻することなく(?)記者として成長しております。今からちょうど24年前の7月10日。阪神のエース藪恵壹が、巨人の主砲・清原和博に通算4度目の死球をぶちあてた。東京ドームは両軍入り乱れ、乱闘寸前。清原が当てられるたびに鬼の形相で怒るから、トラ番記者はヒヤヒヤだった。ところが、藪は内角ギリギリへ投げ続けた。通算3度目の死球直後、清原がマウンドに詰め寄りながら指を3本立て「3度目やぞ!」と威嚇。試合後には「顔ゆがめたる」とほえまくった。恐る恐る藪に清原の怒りを伝えてみた。「3本? ああ、見えてましたよ。『俺は年俸3億円』って言いたかったんでしょ」〝とにかく明るい〟藪は、全く動じないのだ。あの清原に平気で言い返し続けた。4度目の直後、清原は「命掛けてるんや。こうなったら必殺技を考えなアカンな」。これに対して藪は「球を避ける〝技〟ですか?」。今でこそ、やり取りを笑って振り返れるけれど、当時は「これ、書いて大丈夫なんかなぁ」と心配になったほど。令和の時代に望んでも無理であろう〝番外編〟。ケンカしろ! 舌戦しろ! とは言わない。でも、勝負の中に、気の利いたコメントを発してもらえれば...。〝とにかく明るい〟サンスポにしたいので。野球がない夜。阪神の猛反撃を願いつつ、つい、いろんなことを考えてしまいます。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
53271 0.663
(-)
M49
(-)
62370
(-)
283
(-)
96
(-)
54
(-)
0.258
(-)
3.050
(-)
2
(-)
巨人
43431 0.500
(↓0.006)
13
(↓0.5)
56340
(+4)
372
(+8)
99
(+2)
40
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.820
(↓0.01)
3
(-)
広島
39423 0.481
(↓0.007)
14.5
(↓0.5)
59309
(+1)
312
(+2)
43
(-)
14
(-)
0.253
(↓0.001)
3.410
(↑0.03)
4
(1↑)
DeNA
36402 0.474
(↑0.007)
15
(↑0.5)
65275
(+8)
319
(+4)
57
(-)
29
(+1)
0.250
(-)
3.660
(-)
5
(1↓)
阪神
38432 0.469
(-)
15.5
(-)
60282
(-)
246
(-)
54
(-)
63
(-)
0.237
(-)
2.770
(-)
6
(-)
中日
34461 0.425
(↑0.007)
19
(↑0.5)
62233
(+2)
314
(+1)
40
(-)
25
(-)
0.247
(↓0.001)
3.690
(↑0.04)