オリックス(☆10対1★)ロッテ =リーグ戦15回戦(2022.07.10)・ほっともっとフィールド神戸=
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ロッテ
1000000001610
ORIX
11002114X101602
勝利投手:田嶋 大樹(5勝3敗0S)
敗戦投手:美馬 学(4勝6敗0S)

本塁打
【オリックス】中川 圭太(2号・8回裏2ラン),小田 裕也(1号・8回裏2ラン)

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◆オリックスは同点で迎えた2回裏、若月の適時打で勝ち越しに成功する。その後は、5回に宗と吉田正の適時打が飛び出すなど得点を重ね、終わってみれば16安打で10得点を挙げた。投げては、先発・田嶋が8回途中1失点の好投で今季5勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆背番号「112」が快音を響かせた。中日からトレード移籍したばかりのオリックス石岡諒太内野手(30)が移籍初安打を記録した。初出場だった前日は代走だったが、この日は「1番左翼」でスタメン。5回の先頭で左翼線にライナーを放ち、快足を飛ばして二塁に到達した。左翼では好守も見せた。背番号は「00」だが、この日もユニホームが間に合わず、清田ブルペン捕手の「112」をつけて出場した。

◆オリックスが今季初の2桁得点を挙げて大勝した。チーム16安打も今季最多と打線が爆発。試合後は連日の花火大会が開催され、神戸に集まった2万8821人のファンを喜ばせた。サプライズがはまった。中嶋聡監督(53)は「塁にたくさん出て、彼の加入でいろいろな刺激というか、いろいろポジションに入るので、大きな刺激になったと思います」。中日からトレードで加入したばかりの石岡諒太内野手(30)のことだ。移籍2試合目にして「1番左翼」でスタメンに抜てき。初回先頭で敵失で塁に出ると、そこから先制点につながった。5回の第3打席には先頭打者で左翼線にライナーで二塁打。この移籍初安打から2点が入った。6回には内野安打も放った。新戦力の躍動で打線全体に火がついた。中でも、今季主軸で出場を続ける中川圭太内野手(26)が大暴れ。二塁打、内野安打、犠打、二塁打で迎えた8回の第5打席に2号2ランをたたき込んだ。プロ2度目の4安打をマークした。投げては田嶋大樹投手(26)が4登板連続の白星で5勝目。8回途中まで1失点に抑えた。中嶋監督がポイントとしたのは初回の攻撃だった。石岡が敵失で出たあと、2番宗佑磨内野手(26)が送りバントを失敗した。悪い流れがあったが、そこから中川圭の二塁打と吉田正尚外野手(28)の内野ゴロで1点。すぐさま1-1と追いついたシーンだ。「先頭が出てバント失敗して。でもその後に打って取り返してくれて非常に良かった。昨年は誰かのミスを取り返すという感じがあったんで、そういう意味ではいいゲームでした」。優勝した昨年は、1人の力に頼らない野球で勝ちを拾ってきた。投打がかみ合う大勝の中で、指揮官が感じ取ったプラスの兆し。まだ5位にいるが、首位ソフトバンクとは5・5ゲーム差。「全然(上が)見えている感じはしないですけどね。自分のところで精いっぱい」と笑い飛ばした。【柏原誠】

◆中日からトレードで加入したばかりのオリックス石岡諒太内野手(30)が攻守に活躍し、大勝を導いた。地元神戸で輝いた移籍2試合目にして「1番左翼」で初スタメン。まず、2回の守備で山口の左翼線への飛球を倒れ込みながら好捕した。大拍手を浴び、その裏の勝ち越し点を呼び込んだ。追加点がほしい5回は先頭で左翼線にライナーを放ち、移籍初安打となる二塁打。6回も1死から内野安打で、安打はともに得点につながった。背番号「00」のユニホームがまだ間に合わず、清田打撃投手から借りた「112」が天然芝に輝いた。人生初のお立ち台で「ニックネームはエヴァです」と笑わせた。中日時代、力強い走り方がアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の初号機に似ていると言われ、じわじわ定着。見たことのなかった全作品もわざわざ見て"研究"した。打撃のレガースを初号機と同じ紫と黄緑にし、登場曲も中日時代の「残酷な天使のテーゼ」を持ち込んだ。プロ入りした16年、最初のキャンプを腰の手術で全休。その後育成契約も経験し、6年目の昨年、ようやく初安打した苦労人。今季からミート力を生かすスイングに変え、中日で3番に抜てきされるなど30歳でブレークの兆しを見せた。中嶋監督は「大きな刺激になる」と波及効果にも期待する。チームはまだ5位にいるが、首位とは5・5ゲーム差。昨季王者にとって、石岡は追走への重要パーツになるかもしれない。【柏原誠】○...田嶋が4登板連続の白星で5勝目を挙げた。初回に2死から2四球とふらついたが2回から持ち直した。気合満点の投球で8回途中まで1失点。だがイニングを投げきれず「もう眠れないです」と悔しさをあらわにした。JR東日本で1年ともにプレーした先輩の石岡が援護してくれた。「当時から練習を頑張る人だった。うれしかった」と拍手を送った。○...中川圭がサイクル安打まであと1歩の4安打と大暴れした。二塁打2本に単打、8回には左越えに2号2ランで突き放した。犠打も決めて、大きく今季最多10得点に貢献した3番打者。石岡、田嶋とお立ち台に上がり「今日はできすぎです。後ろに(吉田)正尚さんがいるので、つなぐ意識でした」と満足そうだった。

◆ロッテのタイロン・ゲレーロ投手(31)が、9日に頭部へ投球を当てたオリックス紅林弘太郎内野手(20)に謝罪した。通訳とともに試合前練習中の紅林のもとに向かい、帽子を取って謝った。9日の同戦の8回に、ゲレーロが投じた163キロ直球が紅林のヘルメットに直撃。オリックス中嶋監督らがベンチから飛び出し、両軍が本塁付近に集まり、グラウンドが一時騒然。ゲレーロは危険球退場となっていた。

◆中日との交換トレードでオリックスに新加入した石岡諒太内野手(30)が、「1番・左翼」で移籍後初スタメン。2─1の五回の先頭で左翼線へ二塁打を放ち、移籍後初安打も記録した。続く宗の右翼線適時二塁打で本塁に生還し、移籍後初得点も挙げた。石岡は8日に後藤との交換トレードが両球団から発表され、前日9日に入団会見。同日に即出場選手登録され、八回に代走として移籍後初出場を果たしていた。またこの日もユニホームが間に合わず、前夜同様にチームスタッフの背番号「112」を着用し、プレーした。

◆ロッテ・美馬学投手(35)は5回8安打4失点(自責点3)で降板。5勝目はならなかった。立ち上がりから制球が定まらず、序盤に失点を重ねる苦しい展開となり「(4回7失点の前回から)2試合続けてゲームを作ることができず、良い流れをもってくることができませんでした」と反省した。

◆オリックスが今季最多の16安打で大勝した。1―1の二回に若月の適時二塁打で勝ち越し五回に宗の適時二塁打と吉田正の適時打で2点を加え、その後も加点した。田嶋は八回途中1失点で4連勝の5勝目。ロッテは勝率5割に戻った。

◆先発したオリックス・田嶋大樹投手(25)が7回?を4安打1失点に抑え、4連勝で今季5勝目(3敗)を挙げた。一回に先制点を許すが、尻上がりに状態を上げ、追加点を与えず。今季最多の16安打を放った打線の大量援護もあり「二回以降よかったのも野手の方々のおかげ。次投げるときも恩返し、チームに貢献できるようにやっていきたい」と感謝した。

◆ほっともっとフィールド神戸に、エヴァンゲリオンが〝出現〟した。8日に後藤との交換トレードで中日から新加入したオリックス・石岡が、「1番・左翼」で移籍後初スタメン。移籍後初安打に初マルチ、初得点と躍動し、出身地の神戸でプロ初のお立ち台に上がった。「(お立ち台は)初めての経験なのですごく緊張しているんですけど、移籍後初スタメンで結果が出たのでよかったです」総司令である中嶋監督の起用に応えた。まずは守備で魅せる。二回、先頭の山口が放った左翼線への飛球をスライディングキャッチ。JR東日本時代の後輩にあたる先発・田嶋を好守でもり立てた。2─1の五回には左翼線へ二塁打を放ち、移籍後初安打。続く宗の右翼線適時二塁打で本塁に生還し、移籍後初得点もマーク。六回の第4打席では二塁内野安打でHランプを灯した。長い手足と走る姿が人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する「汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン初号機」に似ていると中日時代から話題で、愛称は「エヴァ」。ヒーローインタビューでもファンに「初めまして石岡です。ニックネームは『エヴァ』です」と挨拶した。同アニメや映画シリーズもすべて視聴するなど、自らもエヴァ好き。実際、初号機の走る姿を見て、「あ、似ているな」と実感したという。戦う場所を新天地に移し、まさに「シン・エヴァンゲリオン」。中嶋オリックスリーグ連覇計画遂行の一員となる。(西垣戸理大)ほっともっとフィールド神戸に、エヴァンゲリオンが〝出現〟した。8日に後藤との交換トレードで中日から新加入したオリックス・石岡が、「1番・左翼」で移籍後初スタメン。移籍後初安打に初マルチ、初得点と躍動し、出身地の神戸でプロ初のお立ち台に上がった。「(お立ち台は)初めての経験なのですごく緊張しているんですけど、移籍後初スタメンで結果が出たのでよかったです」総司令である中嶋監督の起用に応えた。まずは守備で魅せる。二回、先頭の山口が放った左翼線への飛球をスライディングキャッチ。JR東日本時代の後輩にあたる先発・田嶋を好守でもり立てた。2─1の五回には左翼線へ二塁打を放ち、移籍後初安打。続く宗の右翼線適時二塁打で本塁に生還し、移籍後初得点もマーク。六回の第4打席では二塁内野安打でHランプを灯した。長い手足と走る姿が人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する「汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン初号機」に似ていると中日時代から話題で、愛称は「エヴァ」。ヒーローインタビューでもファンに「初めまして石岡です。ニックネームは『エヴァ』です」と挨拶した。同アニメや映画シリーズもすべて視聴するなど、自らもエヴァ好き。実際、初号機の走る姿を見て、「あ、似ているな」と実感したという。戦う場所を新天地に移し、まさに「シン・エヴァンゲリオン」。中嶋オリックスリーグ連覇計画遂行の一員となる。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
42341 0.553
(↓0.007)
-
(-)
66288
(-)
236
(+2)
48
(-)
49
(+1)
0.258
(↓0.001)
2.810
(↑0.01)
2
(-)
西武
43371 0.538
(↑0.006)
1
(↑1)
62267
(+6)
234
(+3)
68
(+2)
37
(-)
0.226
(-)
2.450
(↓0.01)
3
(-)
楽天
40371 0.519
(↓0.007)
2.5
(-)
65267
(+3)
247
(+6)
49
(+2)
57
(-)
0.238
(↑0.001)
3.100
(↓0.04)
4
(-)
ロッテ
40401 0.500
(↓0.006)
4
(-)
62255
(+1)
283
(+10)
45
(-)
82
(-)
0.219
(-)
3.000
(↓0.08)
5
(-)
ORIX
40430 0.482
(↑0.006)
5.5
(↑1)
60244
(+10)
255
(+1)
36
(+2)
36
(-)
0.239
(↑0.002
2.730
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
33490 0.402
(↑0.007)
12
(↑1)
61270
(+2)
299
(-)
66
(-)
54
(+1)
0.235
(↓0.001)
3.500
(↑0.04)