1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 10 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 1 | 2 |
勝利投手:平田 真吾(2勝2敗0S) 敗戦投手:高木 京介(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆DeNAが延長戦を制した。DeNAは3回表、桑原の適時打などで2点を先制する。4-4で迎えた延長10回には、佐野の犠飛などで一挙4点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・平田が今季2勝目。敗れた巨人は守備のミスが絡み、痛い敗戦を喫した。
◆DeNAフェルナンド・ロメロ投手(27)が、10日の巨人戦で6月1日のオリックス戦以来の1軍の先発マウンドに上がる。今季、巨人戦は3試合に先発し、2勝1敗、防御率5・17。今季4度目の対戦に向け「再昇格後初めての試合なので、まずは自分のベストを尽くすことを心掛けて投げていきます」と意気込んだ。
◆DeNA宮崎敏郎内野手(33)が好調だ。6月成績は83打数22安打、打率2割6分5厘だったが、7月はここまで28打数13安打、打率4割6分4厘。7月に入って全試合で安打を打っており、月間13安打は松本剛(日本ハム)に並んで両リーグ最多タイ。
◆JR水道橋駅のほど近くの二郎インスパイア系の人気ラーメン店「ぽっぽっ屋」の営業再開が再々延期となった。店内の改装工事のため一時休業中で当初は7日に再開予定も工期の遅れで10日に延期。さらに、11日に再延期となった。東京ドームの最寄り駅・水道橋周辺はラーメンの激戦区で煮干ししょうゆの「勝本」、家系の「田中」、魚介豚骨の「つじ田」などの名店がひしめく。勝本は言わずもがなの有名店。田中は学生を中心にファンが多く、巨人村田修一コーチ、阿部慎之助コーチも来店経験がある。つじ田はつけ麺が人気メニュー。ぽっぽっ屋は浅草開化楼の中太縮れ麺に、豚骨スープを乳化させ、てんこ盛りの野菜がそびえ立つ。日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏、和田一浩氏も舌鼓を打った。ぽっぽっ屋の店舗内の張紙には「当店のラーメンは3度食べると本当のおいしさが分かります」と掲示されている。プロ野球の3連戦。巨人は今カードは、ここまで1敗1分け。3戦目に"本当の力"を示せるか。
◆巨人アダム・ウォーカー外野手(30)が、来日初となる1番スタメンに名を連ねた。6月は打率3割3分と好調だったが、7月に入り32打数5安打で打率1割5分6厘とバットは湿りがち。それだけに1番で心機一転、復調につなげたい。
◆DeNA三浦大輔監督(48)がリクエストに成功した。2点リードの3回2死一、三塁から、ポランコのゴロを捕球した森の一塁への送球がやや浮き、セーフと判定された。一塁手のソトも「アウト」をアピールする中、三浦監督はすかさずベンチから飛び出し、リクエストを要求し、リプレー検証の末にアウトに覆った。
◆DeNAが、森敬斗内野手(20)の四球を起点に、足も絡めた攻撃で巨人のエース菅野から2点を先取した。0-0で迎えた3回、先頭の森が粘った末に四球で出塁。1死一塁から蝦名が右前打でチャンスを広げ、桑原将志外野手の左前適時打で先制点を挙げた。さらに1死一、三塁から一塁走者の桑原が初球に二盗を成功。佐野の遊ゴロの間に2点目を奪った。先制打を放った桑原は「追い込まれていたので、何とか前に打球を飛ばそうと思っていました。先制点を挙げることができ、良かったです」とコメントした。
◆巨人が6回、本塁打攻勢で同点に追いついた。3点を追う先頭でポランコが左翼席へ12号ソロ。続く中田が四球を選び、迎えた大城。代わったばかりのDeNA田中健が投じた、外角高めの126キロスライダーを流し打ちし、技ありの1発を左翼席へ運んだ。貴重な同点の7号2ランとなった。ポランコは「とにかく芯でしっかりとコンタクトすることだけを考えていました」と語った。
◆DeNA桑原将志外野手(28)が、ダイビングキャッチでチームを救った。同点の8回2死満塁、巨人吉川のライナーに頭から飛び込み、勝ち越し点を阻止した。投手のエスコバーが両手でガッツポーズしながら、雄たけびを上げるビッグプレーだった。
◆巨人重信慎之介外野手が粘って、粘って、粘り倒した。同点の8回2死一塁、DeNAエスコバーを前に6球でフルカウントに持ち込むと、9球連続ファイルで食らいついた。16球目の155キロ直球を左前にはじき返し、チャンスを拡大させた。エスコバーも3球目から13球連続で150キロ超の直球勝負を挑んだ。なお、1打席での球数プロ野球記録は19球。
◆「オトコハダマッテ、ナゲルダケ」。DeNAエドウィン・エスコバー投手(30)が、魂の44球で1回を無失点に抑えた。同点の8回に登板。2死を奪った後、中山に中前打を浴び、重信には16球投じた末に左前打、代打石川を四球で2死満塁としたが、吉川の中直を桑原がダイビングキャッチした。桑原が捕球した瞬間、両手でガッツポーズしながら、雄たけびを上げ、桑原を笑顔で出迎えた。
◆DeNAが、延長10回の熱戦を制し、2分けを挟み3連勝を飾った。4-4で迎えた延長10回無死一、三塁、キャプテンの佐野が決勝の犠飛を放った。さらに1死満塁から、代打大和の犠飛で1点を追加し、伊藤光の2点適時二塁打でダメ押しした。8回はエスコバーが2死満塁のピンチを背負いながらも44球の熱投、9回は平田が1死一、三塁のサヨナラのピンチをしのいだ。チームは4位に浮上し、5月27日以来の借金4に戻した。ヒーローインタビューを受けた佐野は「チーム全員で戦えた。僕が今、ヒーローインタビューを受けてますけど、全員がヒーローだと思っています」とチーム一丸の勝利を強調した。○...リリーフ陣が勝ち越しを許さず、勝利を呼び込んだ。9日の巨人戦で回またぎで初セーブを挙げた伊勢がベンチを外れる中、同点の7回に入江を投入。8回はエスコバーが2死満塁のピンチを背負いながらも44球の熱投、9回は平田が1死一、三塁のサヨナラのピンチで粘った。三浦監督は「マウンドで攻める気持ちを示してくれた」とたたえた。
◆巨人のエース菅野智之(32)の7勝目が遠い。123球を投げ7回6安打4失点と粘ったが、6月2日ソフトバンク戦(東京ドーム)以来の勝利はお預けとなった。3回に2点を先制され、6回には2点を追加される苦しい展開だった。味方がその直後に3点を取り返し、4-4の同点に追いつくと、続く7回には意地を見せた。2死三塁とされて迎えた1番蝦名。ストライクゾーンからボールゾーンへ低く落ちる135キロスライダーで空振り三振に切って取ると、グラブを思いっきり2回たたき、ほえた。同点のまま8回から2番手平内にマウンドを譲り「今日の登板ではもちろん反省しなければいけない点はありますが、その中で収穫もあったので修正すべきところと続けていくところを見直して次の試合に臨みたいです」と振り返った。菅野は1カ月以上、勝ち星から遠ざかっている。
◆巨人のエース菅野智之(32)の7勝目が遠い。123球を投げ7回6安打4失点と粘ったが、6月2日ソフトバンク戦(東京ドーム)以来の勝利はお預けとなった。桑田真澄投手チーフコーチ(54)はこの日の投球について「スピードも出ていたし、ブルペンから良かった。ストレートとスライダーを中心に組み立てて投げていた。ただ今日はちょっと緩急を使えなかった分、横浜打線につかまってしまった」と感想を述べた。150キロの直球も見られたことで「次が楽しみ」とも語った。ここ2試合は中7日で登板。今年の調整法について「去年みたいに何度も離脱することだけは避けようと思っているので、(菅野)智之と話しながら1年間投げきることを目標としている。これからもシーズン通してしっかり投げてくれることを信じている」と語った。次回登板については「オールスターまであと1回、登板に備えていく形」と説明した。▽巨人菅野(7回6安打4失点で7勝目ならず) 反省しなければいけない点はあるが、その中で収穫もあった。修正すべきところと続けていくところを見直して次の試合に臨みたい。
◆巨人が接戦を落とし、引き分けを挟んで3連敗となった。DeNA3連戦は2敗1分けで負け越し。3試合とも先制点を奪われ、劣勢の試合展開を強いられた。エース菅野は7回6安打4失点、123球の粘投も勝利は呼び込めなかった。大チャンスを逃せば、大ピンチがやってくる。8回2死満塁で吉川の打球はDeNAの中堅・桑原の好プレーに阻まれた。9回1死一、三塁の絶好機は、一走の八百板がスタートを切った初球に中田が遊直併殺。そして延長10回に4点を勝ち越されて万事休した。原監督は「まあ、やっぱり勝ち越せなかったというところがね。こういうゲームになったということでしょうね。粘り強く戦ってはいましたけどね。もう1本というところでね。そこですね」と言った。あと1本。勝利への大原則を追い求めるしかない。▽巨人ポランコ(6回に2試合ぶりの12号ソロ) とにかく芯でしっかりとコンタクトすることだけを考えていた。▽巨人大城(6回に同点の7号2ラン) 打ったのはスライダー。しっかりと捉えることができた。
◆DeNAが巨人に守り勝ち、2分けを挟み3連勝で4位に浮上した。絶体絶命のピンチを救ったのは、中堅・桑原将志外野手のスーパープレーだった。同点の8回2死満塁、巨人吉川のライナーを「迷いはなかった」とダイビングキャッチ。「何とか助けられるようにと。ゼロで切り抜けられたのでよかった」と力を込めた。準備と判断、覚悟が詰まった「オンリーワン」の守備だった。やや左中間寄り、前めの位置から打った瞬間に反応。「後ろにそらしたらどうしようとかは考えてなかった。とにかくアウトを取るしかないと」と飛び込んだ。三浦監督からは「クワだからできるプレー。いちかばちかで打球を見ながら、桑原らしい最高のプレー」と称賛された。攻撃でも、アグレッシブに攻めた。3回1死一、三塁、菅野に追い込まれながらも先制の適時打をマーク。続く佐野の初球に二盗を成功させた。そして同点の延長10回無死二塁では、犠打を決めて佐野の決勝犠飛をお膳立て。畳み掛けるように代打大和の犠飛、伊藤光の2点適時二塁打で4点を勝ち越し試合を決めた。今週5試合で3度目の延長戦を制した。試合後の三浦監督の言葉が死闘を物語った。「いっぱいありすぎて...」と言った後、森の9回の守備、平田の粘投など選手名を次々と挙げ、たたえた。決勝犠飛を放った佐野は「僕が今、ヒーローインタビューを受けてますけど、全員がヒーローです!」。5月27日以来の借金4に戻し、反撃態勢が整い始めた。【久保賢吾】▽DeNA牧(6回に巨人菅野から適時二塁打) ここ最近、チャンスの場面で結果が出ていなかったので打てて良かったです。▽DeNA佐野(延長10回無死一、三塁から決勝の犠飛) ここ数試合、投手の方が本当にすごい頑張ってくれていたので、何とか勝ち越せるようにと打席に立った。
◆巨人・菅野智之投手(32)が10日のDeNA戦に中7日で先発する。前回2日の広島戦(マツダ)は7回5安打無失点と好投したが、打線の援護に恵まれず7勝目はならなかった。ダッシュなどで調整したエースは「何が大事か一番に考えてマウンドに上がり、チームが勝てるように、そして自分自身もいいピッチングをできるようにしたい」と気を引き締めた。
◆DeNAが3連勝で4位に浮上した。4―4の延長十回に佐野の犠飛、代打大和の犠飛、伊藤光の2点二塁打で4点を勝ち越した。七回から救援4投手が無失点でつなぎ5番手の平田が2勝目。巨人は投手陣が崩れ3連敗を喫した。
◆DeNAのセンター、桑原将志外野手(28)がスーパープレーでチームを救った。3―3の八回2死満塁。抜ければ逆転を許す吉川の手前へのライナーに飛びつき、見事なダイビングキャッチで無失点で切り抜けた。最大の危機を脱したチームは延長十回に勝ち越し、引き分けを挟んで3連勝を飾り、試合のなかった阪神を抜いて4位に浮上した。1点も許されない終盤の大ピンチ。桑原は「巨人の打者が非常に粘り強かったし、エスキー(エスコバー)が一番苦しかったと思うので、何とか助けられるようにと、そういう準備はしていた」と振り返る。左打者の左中間寄りへ切れていく難しい打球。前進守備の勢いそのままに飛びついた。抜ければ大量失点の可能性もあったが「いや、もう迷いはなかったですね。後ろにそらしたらどうしようとかは考えてなかったので、とにかくアウトを取るしかないと思っていたので、その準備はできていたので良かったです」と雄たけびをあげ、場内からは大きな拍手が起こった。三回には菅野から先制打も放った。「追い込まれていたし、何とかコトを起こして、点が入ればいいなという気持ちで。結果、2点取れたので良かった」とうなずいた。7日の中日戦(横浜)ではフェンスに激突しながら好捕。「(体は)大丈夫」と語るガッツマンは「みんな目の前の試合を勝つ気持ちは日々強くなっている。本当にいい集中力でゲームができている。僕もしっかり自分のプレーができるように頑張る」と気合を入れた。
◆巨人・菅野智之投手(32)が7回6安打4失点の力投を見せたが、勝敗はつかなかった。三回1死一、三塁から桑原に先制の左前適時打、佐野の遊ゴロの間に2点を献上。さらに1-2とした六回にも牧の適時二塁打、宮崎の犠飛で2失点した。それでも、この日の直球は最速151キロを計測。本来の球威が戻りつつあるエースに桑田真澄投手チーフコーチは「緩急を使えなかったぶん、DeNA打線にちょっとつかまった」と振り返り、「スピードも150キロを超えるボールも出てきたので、また次が楽しみ」と次回登板に期待した。
◆巨人・大城が7号2ランを放った。2点差とした六回無死一塁で田中健のスライダーを一閃。「しっかりと捉えることができた」と左翼席に弾丸ライナーで突き刺した。プロ5年目の今季は、6月に打撃不振のため初の2軍落ちを経験。ファームで体を一から鍛え直した成果もあり、最近7試合で4本塁打をマークしている。
◆DeNA・佐野が4―4の延長十回無死一、三塁の好機で左腕の高木から決勝の右犠飛を放った。「ここ数試合、投手が本当に頑張っていたので何とか勝ち越せるようにと打席に向かった。最低限の仕事はできたかな」と振り返った。三回1死二、三塁でも、きっちりと内野ゴロで打点を挙げるなど、2安打2打点の活躍で主将がチームを引っ張った。
◆巨人は一打サヨナラの好機をつぶし、延長十回に力尽きて貯金がなくなった。1分けを挟んで3連敗を喫し、首位・ヤクルトとのゲーム差は13に広がった。原辰徳監督(63)は「もう一本というところ」と淡々と振り返った。同点の九回1死一、三塁。中田は初球を捉えたが、遊直に倒れた。一塁走者・八百板はスタートを切っており、遊撃から一塁へボールが転送されて併殺となった。これで流れを手渡し、守備の乱れも絡んだ十回に一挙4点を奪われた。3点を追う六回にポランコのソロと大城の2ランで試合を振り出しに戻した。途中出場の重信は八回のエスコバーとの対戦で粘りに粘り、16球目を左前に運んだ。原監督が「粘り強く戦っていた」と評した打線で気がかりなのは、今カードで13打数1安打と元気がなかった4番・岡本和だ。5番を打った坂本が負傷離脱し、主砲にかかる期待は大きくなる。「何とかそこ(不振)を抜け出てこないとね」。指揮官は奮起を求めた。(鈴木智紘)
◆DeNAが3連勝で4位に浮上した。4―4の延長十回に佐野の犠飛、代打大和の犠飛、伊藤光の2点二塁打で4点を勝ち越した。七回から救援4投手が無失点でつなぎ5番手の平田が2勝目。データBOXは以下の通り。DeNAが延長試合に勝利したのは6月11日のロッテ戦(○2-1、ZOZOマリン、十一回に大和の勝ち越し二塁打)以来、今季5度目。巨人相手に勝利したのは2016年7月22日(○3-2、横浜、十二回に筒香嘉智のサヨナラ本塁打)以来6年ぶり。敵地東京ドームに限れば、04年4月22日(○5-3、十回に金城龍彦の勝ち越し2ラン)以来18年ぶり。
◆DeNAは10日、巨人13回戦(東京ドーム)に延長十回の末、8―4で勝利。「2番・中堅」で出場した桑原将志外野手(28)が三回に先制打、八回の守備では超美技で満塁のピンチを救った。チームは2分けを挟み3連勝を飾り、4位浮上。3位・広島に0・5ゲーム差に迫り、12日に始まる直接対決(マツダ)でAクラスを狙う。その瞬間、日曜日の東京ドームに詰めかけた3万8121人の観客が息をのんだ。4-4の八回2死満塁。吉川が放った左中間寄り手前へ切れていくライナーに、桑原が猛然と突っ込む。抜ければ大量失点の可能性もあったが見事なダイビングキャッチで最大のピンチを脱した。「迷いはなかった。後ろにそらしたら、とかは考えなかった」延長十回のシーソーゲーム。始まりも桑原だった。三回1死一、三塁。巨人のエース・菅野に食らいついた。2球で追い込まれてから外角低めの変化球を見極め、食い込んでくる内角球もカット。「何とかコトを起こそうと、それだけでした」。最後は7球目のスライダーをしぶとく左前に運んだ。昨季は不動の1番打者だったが、この日は6月29日以来8度目の2番でのスタメン。「自分らしくいく中で、中軸につなげていけるように」と、十回先頭で蝦名が二塁打を放つと、きっちり犠打に成功。野選も重なりチャンスを広げ、佐野の決勝犠飛を呼んだ。4月に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、5月は打率・188と苦悩の日々が続いた。「野球ができないのは苦痛で、何とかうっぷんを晴らそうと思ったけど結果が出なくて。悔しかったけど、日々一歩ずつ進んでいこうと思った」。6月は打率・333。得意の夏場へ状態を上げてきている。打線は3本の犠飛を放ち、全8得点の半分を適時打以外で記録。春季キャンプから取り組んできた1点を確実に取りにいく攻撃を体現し、6-10日の5連戦で3度目の延長戦を制した。2分けを挟み3連勝。借金を4に減らして4位浮上だ。3位・広島に0・5ゲーム差、2位・巨人にも2ゲーム差に迫った。12日からは敵地で広島と3連戦に臨む。「変わらず常に攻める気持ちで、走攻守で自分の働きができるように」と桑原。闘志を燃やすガッツマンがチームをAクラスへと押し上げる。(浜浦日向)★森も美技 森もピンチを救う華麗なプレーを見せた。4-4で迎えた九回1死一、三塁。一打出ればサヨナラ負けのピンチに、中田の鋭いライナー性の打球を20歳の遊撃手がジャンプ一番、最高到達点でキャッチした。飛び出していた一塁走者も、素早い送球でアウトに。三浦監督は「ファインプレー」と称賛し、SNSにも「森敬斗とはバネである」など賛辞が並んだ。DeNAは10日、巨人13回戦(東京ドーム)に延長十回の末、8―4で勝利。「2番・中堅」で出場した桑原将志外野手(28)が三回に先制打、八回の守備では超美技で満塁のピンチを救った。チームは2分けを挟み3連勝を飾り、4位浮上。3位・広島に0・5ゲーム差に迫り、12日に始まる直接対決(マツダ)でAクラスを狙う。その瞬間、日曜日の東京ドームに詰めかけた3万8121人の観客が息をのんだ。4-4の八回2死満塁。吉川が放った左中間寄り手前へ切れていくライナーに、桑原が猛然と突っ込む。抜ければ大量失点の可能性もあったが見事なダイビングキャッチで最大のピンチを脱した。「迷いはなかった。後ろにそらしたら、とかは考えなかった」延長十回のシーソーゲーム。始まりも桑原だった。三回1死一、三塁。巨人のエース・菅野に食らいついた。2球で追い込まれてから外角低めの変化球を見極め、食い込んでくる内角球もカット。「何とかコトを起こそうと、それだけでした」。最後は7球目のスライダーをしぶとく左前に運んだ。昨季は不動の1番打者だったが、この日は6月29日以来8度目の2番でのスタメン。「自分らしくいく中で、中軸につなげていけるように」と、十回先頭で蝦名が二塁打を放つと、きっちり犠打に成功。野選も重なりチャンスを広げ、佐野の決勝犠飛を呼んだ。4月に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、5月は打率・188と苦悩の日々が続いた。「野球ができないのは苦痛で、何とかうっぷんを晴らそうと思ったけど結果が出なくて。悔しかったけど、日々一歩ずつ進んでいこうと思った」。6月は打率・333。得意の夏場へ状態を上げてきている。打線は3本の犠飛を放ち、全8得点の半分を適時打以外で記録。春季キャンプから取り組んできた1点を確実に取りにいく攻撃を体現し、6-10日の5連戦で3度目の延長戦を制した。2分けを挟み3連勝。借金を4に減らして4位浮上だ。3位・広島に0・5ゲーム差、2位・巨人にも2ゲーム差に迫った。12日からは敵地で広島と3連戦に臨む。「変わらず常に攻める気持ちで、走攻守で自分の働きができるように」と桑原。闘志を燃やすガッツマンがチームをAクラスへと押し上げる。(浜浦日向)★森も美技 森もピンチを救う華麗なプレーを見せた。4-4で迎えた九回1死一、三塁。一打出ればサヨナラ負けのピンチに、中田の鋭いライナー性の打球を20歳の遊撃手がジャンプ一番、最高到達点でキャッチした。飛び出していた一塁走者も、素早い送球でアウトに。三浦監督は「ファインプレー」と称賛し、SNSにも「森敬斗とはバネである」など賛辞が並んだ。最新のランキングデータの取得に失敗しました。しばらく経ってから再表示してください。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
53 | 27 | 1 | 0.663 (-) | M49 (-) |
62 | 370 (-) | 283 (-) | 96 (-) | 54 (-) |
0.258 (-) | 3.050 (-) |
2 (-) |
巨人 |
43 | 43 | 1 | 0.500 (↓0.006) | 13 (↓0.5) |
56 | 340 (+4) | 372 (+8) | 99 (+2) | 40 (+1) |
0.248 (↑0.001) | 3.820 (↓0.01) |
3 (-) |
広島 |
39 | 42 | 3 | 0.481 (↓0.007) | 14.5 (↓0.5) |
59 | 309 (+1) | 312 (+2) | 43 (-) | 14 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.410 (↑0.03) |
4 (1↑) |
DeNA |
36 | 40 | 2 | 0.474 (↑0.007) | 15 (↑0.5) |
65 | 275 (+8) | 319 (+4) | 57 (-) | 29 (+1) |
0.250 (-) | 3.660 (-) |
5 (1↓) |
阪神 |
38 | 43 | 2 | 0.469 (-) | 15.5 (-) |
60 | 282 (-) | 246 (-) | 54 (-) | 63 (-) |
0.237 (-) | 2.770 (-) |
6 (-) |
中日 |
34 | 46 | 1 | 0.425 (↑0.007) | 19 (↑0.5) |
62 | 233 (+2) | 314 (+1) | 40 (-) | 25 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.690 (↑0.04) |
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