1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 12 | 0 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 |
勝利投手:濵口 遥大(3勝3敗0S) (セーブ:伊勢 大夢(1勝2敗1S)) 敗戦投手:アンドリース(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆DeNAは両軍無得点で迎えた4回表、ソトのソロで先制する。そのまま迎えた9回には、佐野の適時二塁打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・濱口が8回途中無失点の力投で今季3勝目。2番手・伊勢はプロ初セーブを記録した。敗れた巨人は、打線が振るわなかった。
◆巨人先発のマット・アンドリース投手(32)は、今季3試合で0勝0敗。過去の登板では左打者に対して26打数3安打の打率1割1分5厘も、右打者には21打数11安打の同5割2分4厘。苦手の右打者を抑えて、来日初勝利となるか。
◆"守護神"不在のピンチを"伊勢大明神"が救った。DeNA伊勢大夢投手(24)が、イニングまたぎでプロ初セーブを挙げた。3連投中だったエスコバーがベンチを外れ、同じく3連投中だった守護神山崎も休養させる方針の中、1回1/3を無失点。昨季かなわなかったセーブを、屈辱を味わった東京ドームで挙げた。チームは2分けを挟み連勝。5位ながら、2位巨人に3ゲーム差とした。あの日、かなわなかった至福の時間をかみしめるように、伊勢はマウンドに集まったチームメートと勝利のタッチを重ねた。プロ3年目で念願の初セーブ。「昨日も試合を見ていて、セーブすることは難しいなと思った。セーブという言葉にとらわれず、8回、8回と思った」。重圧がかかる9回を、伊勢流の思考で乗り越えた。名前が呼ばれたのは1点リードの8回2死一、二塁だった。一瞬、よぎったのは昨年10月3日の巨人戦。1点リードの9回に登板したが、同点とされ、セーブに失敗した。「去年のことを思い出して、緊張した」と振り返ったが、セットアッパーの時と同じ8回からの登板。「いつも通り、という風にすんなり入れた」と冷静さを取り戻した。前夜、同点2ランを放ったポランコをフォークで一ゴロに封じ、ピンチを脱出。続く9回は、1死から八百板に安打を許したが、中山、重信を力でねじ伏せた。「去年投げさせてもらって、その経験が生きています。ヤスさん(山崎)や、三嶋さんのようにチームを背負って投げることを目標にしてきた中で、1歩を踏み出せた」と心に刻んだ。今季は開幕から21試合連続無失点を記録。SNSを中心に"伊勢大明神"とも呼ばれる。3連投中だったエスコバーがベンチ外、守護神山崎も休養させる方針の中、伊勢は朝から覚悟を固めていた。前夜の試合はベンチ外で「申し訳ない思いがあったし、今日は絶対に抑えるという思いでした」と2戦連続で引き分けた仲間の思いも背負った。三浦監督は、「腹をくくった」継投と明かした上で言った。「去年の伊勢とは違いますから。どんな場面でも結果を出してくれています」。全幅の信頼でイニングまたぎの最終回を託し、その思いに、伊勢がプロ初セーブでしっかりと応えた。【久保賢吾】伊勢大夢(いせ・ひろむ)1998年(平10)3月7日、熊本県生まれ。九州学院では3年春夏に甲子園出場。明大ではリーグ戦通算22試合で4勝4敗、防御率2・89。3年夏に大学日本代表選出。19年ドラフト3位でDeNA入団。20年6月20日広島戦でプロ初登板。今季からセットアッパーとなり、開幕から21試合連続無失点。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2760万円。
◆夏だ。大いに暴れようじゃないか。巨人原辰徳監督が打線の奮起を促した。DeNA浜口、伊勢の2投手の継投に三塁を踏めず、今季6度目の完封負けを喫した。7回までは増田陸、中山の2安打のみと沈黙。「もうちょっと積極的にいくというのは必要でしょうね」と歯がゆさが残った。腰痛で離脱中の坂本を欠くクリーンアップは試行錯誤が続く。3番丸、4番岡本和に続く5番は、日替わりで中島、中田、ポランコを起用。相手投手との相性、データをにらみ送り出すも、この日のポランコは4打数無安打に沈んだ。「やっぱりクリーンアップというのはそういう役割だからね。こういう形になりやすいでしょうな。まあ、相性、期待をして送り出しているということだね」と得点源が機能しなかった。首位ヤクルトを12・5ゲーム差で追い、3位広島は1・5ゲーム差で迫る。追い上げムードを加勢させる"熱い戦い"ができるか。原監督は「まあ、やっぱり打線がもう少しいかないとね。暑い中でもこの東京ドームという、いい環境でやっているわけだからね。もう少し暴れないといけませんね」と呼びかけた。熱く、暴れようじゃないか。【為田聡史】▽巨人元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(坂本不在の打線に) 5番打者が非常にカギになっている。固定できれば(岡本)和真も勝負してくれる。今のところは流動的にやるしかない。
◆DeNA浜口遥大投手が、7回2/3無失点の好投で約1カ月半ぶりの3勝目を挙げた。戸柱のリードに導かれながら、直球で押し込み、要所でチェンジアップ、スライダーなどを織り交ぜた。3連投中だったエスコバーがベンチ外など、救援陣が登板過多の中で先発の役割を全うしながら、試合後は「チームが勝てたのが一番うれしいです。伊勢が頑張ってくれたので、本当のヒーローは伊勢です」とプロ初セーブの後輩をたたえた。
◆DeNA伊勢大夢投手(24)が、イニングまたぎで試合を締め、プロ初セーブを挙げた。1点リードの8回2死一、二塁から登板。ポランコを一ゴロでピンチを脱し、9回も無失点に抑えた。3連投中だったエスコバーがベンチを外れ、山崎、平田も3連投の中、プロ3年目の右腕が、チームを救った。チームは2引き分けを挟み連勝を飾って、借金を5とした。
◆巨人マット・アンドリース投手が5回1失点で来日初黒星を喫した。毎回の被安打も粘投で持ちこたえたが、4回、ソトのソロ弾に屈した。打球が左足に直撃して緊急降板した6月18日の中日戦以来の登板に、「少し緊張したけど、良い感覚で投げられた。長い回を投げることが目的だった」と振り返った。
◆巨人が今季6度目の完封負けを喫し、首位ヤクルトに12・5ゲーム差に離された。この日、中日に勝利した3位広島には1・5ゲーム差に迫られた。左足に打球が直撃して、途中降板した6月18日の中日戦(バンテリンドーム)以来の登板となったアンドリースは毎回の7安打を浴びながらも粘ったが、4回にソトに浴びた先制アーチが響いた。5回7安打1失点で来日初黒星を喫した。打線はDeNA先発浜口の前に沈黙。8回途中まで5安打無失点と封じられた。8回には2死から連打で一、二塁のチャンスを作り、浜口をマウンドから引きずり降ろすも、2番手伊勢の前に、ポランコが一ゴロに倒れた。9回には1死から八百板が右前打で走者を出すも、回またぎの伊勢の前に後続が倒れ、引き分けを挟んで2連敗となった。
◆巨人がDeNAと対戦し0-2で敗戦。先発は巨人がアンドリース、DeNAは浜口遥大。
◆巨人マット・アンドリース投手(32)が、毎回の7安打を浴びながらも5回1失点と粘ったが、来日初勝利はお預けとなった。最大のピンチは3回。連打と死球で無死満塁として、DeNAの4番牧を迎えた。127キロカーブでタイミングを狂わせ、三ゴロで本塁併殺打。続く宮崎も遊ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。しかし4回1死からソトに左翼への先制ソロを浴び、5回を投げ終えたところで2番手今村にマウンドを託した。左足に打球が直撃して、途中降板した6月18日の中日戦(バンテリンドーム)以来の登板となったアンドリースは「3週間ぶりにマウンドに上がって少し緊張したけれど、良い感覚で投げることができたよ。チームのために長いイニングを投げることが目的だった」と振り返った。
◆DeNAネフタリ・ソト内野手(33)が、得意の東京ドームで先制の8号ソロを放った。4回1死、カウント1-2から巨人アンドリースのチェンジアップを左翼席に運んだ。「チェンジアップをうまく前で捉えることができました。ストライクゾーンにきた球をシンプルに前で捉える意識で打席に向かったことが、いい結果につながり、良かったです」今季、試合前の時点で、打率4割1分7厘と得意にする東京ドームで、2本目のアーチだった。
◆前日8日に死去した安倍晋三元首相に哀悼の意を表し、東京ドームのバックスクリーン上部に日の丸が半旗で掲げられた。
◆前回登板で左脚に打球を受けた影響で約3週間ぶりの先発となった巨人・アンドリースが、5回7安打1失点で来日初黒星を喫した。試合前までの被打率は左打者の・115に対し、右打者は・524。「良い感覚で投げることができた」と振り返ったが、この日もソトに先制ソロを浴びるなど、右打者に5安打を許した。原監督は「もう少し右バッターに対して工夫が必要」と注文をつけた。
◆観客のため息が続いた。セ・リーグ2位の巨人は今季6度目の零封負けを喫し、引き分けを挟んで2連敗。原辰徳監督(63)は6安打に終わった打線の奮起を求めた。「やっぱり打線がもう少しいかないとね。暑い中でも、この東京ドームといういい環境でやっているわけだから。もう少し暴れないといけませんね」七回までDeNA・浜口に2安打に封じ込まれた。1点を追う八回2死から3番・丸、4番・岡本和が連打したが、5番・ポランコが一ゴロに倒れ、決定機を逃した。原監督は「クリーンアップとはそういう(打撃で貢献する)役割だからね。(不発なら)こういう形になりやすい」と肩を落とした。ここ2試合は3-5番が計24打数3安打と寂しい。勝負強い坂本が腰痛で離脱してからの3試合は中島、中田、ポランコと日替わりで起用する5番も悩みどころだ。首位・ヤクルトとのゲーム差は12・5に広がり、気が付けば3位・広島と1・5差。12球団最多の97本塁打を誇る打線が、本来の迫力を取り戻したい。(谷川直之)
◆DeNAの伊勢が、3年目で初のセーブを挙げた。1―0の八回2死一、二塁のピンチで登板。内角へのフォークボールでポランコを一ゴロに仕留めると、回をまたいだ九回も危なげなく点を与えなかった。「チームを背負って投げることを目標にしてきた中で、とりあえず一歩を踏み出せた」とうなずいた。150キロを超える直球とマウンド度胸が持ち味の右投手。中継ぎとして好投を続けて三浦監督の信頼を勝ち取り、登板が続いていた抑えの山崎に代わって大事な場面で起用された。「体力は人一倍ある。一試合でも、一球でも多く投げたい」と意欲満々だった。
◆巨人のマット・アンドリース投手(32)が中20日で先発し、5回7安打1失点と粘投した。毎回走者を背負いながら、ソトのソロによる1失点でしのいだ。三回は連打と死球で無死満塁のピンチを招いたが、牧を三ゴロ併殺打、宮崎を遊ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。助っ人右腕は前回6月18日の中日戦(バンテリンドーム)で左ふくらはぎ付近に打球を受けた影響もあり、登板間隔が空いていた。
◆DeNAが無失点リレーで逃げ切った。浜口が八回2死まで5安打4四球で3勝目。2番手伊勢が九回も抑え、プロ初セーブを挙げた。打線は四回にソトのソロで先制し、九回に佐野の適時二塁打で加点した。巨人は6度目の零敗。
◆〝恐怖の7番〟だ。DeNA・ソトが四回、アンドリースの変化球に泳がされながらも、左翼席へ先制の8号ソロ。1日のヤクルト戦以来の一発に「うまく前でとらえることができた。ストライクゾーンにきた球をシンプルに前で捉える意識で向かったことが、いい結果につながり良かった」と笑みを浮かべた。
◆2位・巨人は6安打で今季6度目の零敗を喫し、3位・広島に1・5ゲーム差に詰め寄られた。原辰徳監督(63)は「もうちょっと積極的にいくというのは必要でしょうね。もう少し暴れないといけませんね」と打線に注文をつけた。相手先発・浜口のチェンジアップと直球のコンビネーションに苦戦し、七回まで単打2本に抑えられた。八回は2死一、二塁の好機をつくったが、ポランコが一ゴロに倒れた。
◆DeNAは9日、巨人12回戦(東京ドーム)に2―0で勝利。浜口遥大投手(27)が、八回途中5安打無失点。三塁すら踏ませぬ快投で、1カ月半ぶりの3勝目を挙げた。チームはDeNAとなった2012年から100度目の零封勝ち。2試合続けて延長十二回を戦い、満身創痍(そうい)だったチームを6年目左腕が救った。伊勢も〝反撃〟した。浜口の後を受け八回2死一、二塁で登板。ポランコを一ゴロに仕留めると、九回もマウンドに上がり無失点で締め、プロ3年目で初セーブを挙げた。昨年10月3日の巨人戦(東京ドーム)で初めて抑えで起用されたが、1点差を追いつかれた。「去年の経験が生きていることは感じた」と同じマウンドで成長を示し「(山崎)ヤスさんや三嶋さんのように、チームを背負って投げることを目標にしてきた中で、一歩を踏み出せた」と胸を張った。
◆DeNAは9日、巨人12回戦(東京ドーム)に2―0で勝利。浜口遥大投手(27)が、八回途中5安打無失点。三塁すら踏ませぬ快投で、1カ月半ぶりの3勝目を挙げた。チームはDeNAとなった2012年から100度目の零封勝ち。2試合続けて延長十二回を戦い、満身創痍(そうい)だったチームを6年目左腕が救った。ハマちゃんがほえた!! 浜口は八回、先頭の吉川に安打を許したが、続くウォーカーを二ゴロ併殺打に仕留めて雄たけびを上げた。連打を許し降板後も、ベンチから大声でチームを鼓舞。最後は伊勢を笑顔で出迎え、何度も背中をたたいた。「みんなで勝ち取った勝利。自分が投げた試合であまり勝てていなかったので、チームが勝てたことが一番うれしい」序盤から一歩も引かなかった。直球が走らない中でも、変化球でカウントを整えゲームメーク。4番の岡本和をチェンジアップとフォークで2三振に仕留めるなど、七回まで2安打と安定した投球で5月26日以来の3勝目を手にした。東京ドームの借りは、東京ドームで返す。昨季、初めて開幕投手を務めた巨人戦で、3回6失点でKOされた。「もちろん悔しい思いがすごい強かったけど、その経験を自分の財産として、いい選手になっていくことが大事」と鍛錬を積み、同じマウンドでチームスローガンを体現する〝反撃〟。2年ぶりの巨人戦白星を挙げた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
53 | 27 | 1 | 0.663 (-) | M49 (-) |
62 | 370 (-) | 283 (-) | 96 (-) | 54 (-) |
0.258 (-) | 3.050 (-) |
2 (-) |
巨人 |
43 | 42 | 1 | 0.506 (↓0.006) | 12.5 (↓0.5) |
57 | 336 (-) | 364 (+2) | 97 (-) | 39 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 3.810 (↑0.02) |
3 (-) |
広島 |
39 | 41 | 3 | 0.488 (↑0.007) | 14 (↑0.5) |
60 | 308 (+7) | 310 (-) | 43 (+2) | 14 (-) |
0.254 (-) | 3.440 (↑0.04) |
4 (-) |
阪神 |
38 | 43 | 2 | 0.469 (-) | 15.5 (-) |
60 | 282 (-) | 246 (-) | 54 (-) | 63 (-) |
0.237 (-) | 2.770 (-) |
5 (-) |
DeNA |
35 | 40 | 2 | 0.467 (↑0.008) | 15.5 (↑0.5) |
66 | 267 (+2) | 315 (-) | 57 (+1) | 28 (+1) |
0.250 (↑0.002) | 3.660 (↑0.05) |
6 (-) |
中日 |
33 | 46 | 1 | 0.418 (↓0.005) | 19.5 (↓0.5) |
63 | 231 (-) | 313 (+7) | 40 (-) | 25 (-) |
0.248 (-) | 3.730 (↓0.03) |
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