阪神(☆3対2★)広島 =リーグ戦12回戦(2022.07.06)・阪神甲子園球場=
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広島
0200000002201
阪神
00030000X3510
勝利投手:西 勇輝(5勝6敗0S)
(セーブ:岩崎 優(1勝3敗17S))
敗戦投手:床田 寛樹(7勝5敗0S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(8号・2回表2ラン)

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◆阪神が3連勝。阪神は0-2で迎えた4回裏、2死満塁の好機から北條の2点適時打で同点とする。さらに続く山本にも適時打が飛び出し、リードを奪った。投げては、先発・西勇が7回途中2失点の好投で今季5勝目。敗れた広島は、打線が3回以降わずか1安打と沈黙した。

◆5日の広島戦に先発予定だった阪神西勇輝投手は6日にスライド先発する。矢野監督は「飛ばす必要もない。勇輝に今までも任せてきた」と信頼を明かした。虎キラー床田もスライドしてくるが、6月7日ソフトバンク戦以来の5勝目を目指す。また、7日の同戦はプロ初勝利を目指してドラフト3位新人桐敷が登板する。広島3連戦で登板予定だった藤浪について、指揮官は「1回、ファームで投げたりした状態から(考える)。その後の9連戦もある」と説明。2軍戦登板を経て再昇格の機会をうかがう。

◆阪神近本光司外野手(27)は5月28日から29試合連続安打中。この間、46安打しているが、打席別の安打数は第2打席が14本で最も多く、第1打席は7本だけ。史上8人目の30試合連続安打へ、第2打席に注目したい。

◆あっぱれ!阪神近本光司外野手(27)が、30試合連続安打を達成し、11年マートンの球団記録に並んだ。プロ野球では76年張本勲(巨人)、77年福本豊(阪急)に並ぶ歴代5位。球界のレジェンド左打者に肩を並べた。4回2死、広島先発の床田から中前打を放った。連続試合安打のプロ野球記録は79年高橋慶彦(広島)の33で、あと「3」。左打者最長は15年秋山翔吾(西武)の31試合で、あと「1」。順調にいけば、9日のヤクルト戦(神宮)が日本記録に並ぶ「Xデー」となる。また、入団以来4年連続100安打以上も同時達成。球団では後藤次男、吉田義男に続き3人目の快記録だ。8年連続で続けた吉田の4年目は56年。それ以来66年ぶりの快挙となった。

◆阪神が2点を追う4回、2死走者なしから3点を奪い逆転した。火付け役は3番の近本光司外野手(27)だった。中前打で球団最長タイとなる30試合連続安打で出塁。さらに安打と四球で2死満塁にチャンスを拡大すると、今季4度目のスタメン起用に北條史也内野手(27)が応えた。広島先発左腕床田の内角152キロに詰まりながらも左前へしぶとく落とし、同点となる2点適時打。6月3日の日本ハム戦以来19打席ぶりの打点となった。続く7番山本泰寛内野手(28)が2戦連続適時打となる中前適時打を放ち逆転。今季ここまで0勝9敗2分けと未勝利の広島に、このまま勝利といきたいところだ。

◆阪神西勇輝投手(31)が、7回1死まで被安打2、2失点と好投し、6月7日以来の5勝目を挙げた。2回、先頭のマクブルームを失策で出塁させ、直後に坂倉に先制2ランを被弾。だが3回以降は立ち直った。6回に先頭の床田に左翼線を破られ、無死一塁としたが、続く野間を三塁ゴロ。羽月、菊池涼も打ち取り、無失点。7回、先頭のマクブルームを空振り三振に取り、左の坂倉、小園に打順が回る直前で左腕の渡辺と交代した。6月21日広島戦は5回5失点、同28日DeNA戦は6回途中6失点と大量失点が続いていたが、スライドで臨んだこの日は西勇らしい投球を見せた。

◆広島が阪神に今季12戦目にして初めて敗れた。打線は2回に先制した。エラーで出塁したライアン・マクブルーム内野手(30)を一塁に置いて、坂倉将吾捕手(24)が右越えの8号2ラン。2点のリードを奪った。ところが、先発床田寛樹投手(27)が4回につかまった。2死から連打と四球で2死満塁とすると、北條史也内野手(27)に左前にポトリと落ちる2点適時打で同点とされた。なお2死一、二塁で次打者山本泰寛(28)にしぶとく二遊間を破られる中前適時打で勝ち越しを許した。いずれも打ち取っていた当たりだったが、不運も重なり逆転された。結局この1点が決勝点となり、試合を落とした。床田は今季阪神戦3戦3勝と好相性だったが、初黒星で5敗目。チームもここまで阪神戦は2分けをはさんで9連勝中だったが、12戦目にして初黒星。勝てば88年の球団記録に並ぶ同一球団からの開幕10連勝だった。4位阪神に1ゲーム差に迫られた。

◆阪神渡辺雄大投手(30)が、好救援を見せた。7回に先発の西勇が先頭のマクブルームを空振り三振に打ち取り、交代。2番手で登板した渡辺は、2回に先制2ランを放った坂倉を二邪飛に。続く小園も空振り三振に抑え、気合のこもったガッツポーズとともにマウンドを降りた。「ちょっと登板間隔もあいていましたが、あの場面で左2人をしっかり抑えることができて、役割は果たせたと思いますし、よかったです!」と振り返った。

◆阪神が広島から今季初勝利を挙げた。対広島の連敗を9で止める勝利は、近本光司外野手(27)の球団タイ記録から生まれた。2点を追う4回2死無走者で相手先発の床田寛樹投手(27)から中前打。11年マートンの30試合連続安打の球団記録に肩を並べた。佐藤輝明内野手(23)も右安打で続き、大山悠輔内野手(27)は四球を選んで満塁。この絶好機で北條史也内野手(27)が遊撃と左翼の間に落ちる適時打を放ち、同点に。さらに山本泰寛内野手(28)の中前打で勝ち越した。先発の西勇輝投手(31)が7回1死まで2安打2失点と好投し、渡辺雄大(30)、湯浅京己(22)、岩崎優(31)と3投手での盤石の継投で接戦をものにした。阪神は今季0勝9敗2分けと広島相手に勝てなかったが、12試合目でようやく白星を手にした。これで3連勝。3位広島に1ゲーム差に迫った。

◆阪神が広島から今季初勝利を挙げた。2点ビハインドの4回に北條史也内野手(27)、山本泰寛内野手(28)のタイムリーで逆転に成功した。先発の西勇輝投手(31)が7回1死まで2安打2失点と好投し、渡辺雄大(30)につなぐ盤石の継投で接戦をものにした。阪神は今季0勝9敗2分けと広島相手に勝てなかったが、12試合目でようやく白星を手にした。甲子園で今季初のお立ち台に立った北條は「今年めっちゃ暗いので、でも、ケータイのライトがめっちゃきれいだなと思います」とさっそく北條節をさく裂させた。4回2死満塁でのタイムリーについては「試合前から、6番ということで、近本に『2アウト満塁とかプレッシャーかかる場面で回ってくるぞ』と言われていた。いらんこと言いやがってと思いながら、でもほんまにその通りになったので、打ててよかった」とニヤリ。手応えについて「めっちゃ詰まったんで手折れたかなと思いました。規則正しい生活がああいう風につながるかなと思います」と語り、爆笑を誘った。さらに、直後の山本のタイムリーについて問われ「えっ? 別になんとも思ってないです(笑い)」。最後はファンに向けて「え~そうですね、今日試合早く終わったので、みんな飲んで帰ってください!」とらしさ全開だった。

◆阪神近本光司外野手(27)が連続試合安打を大台の「30」に伸ばした。広島戦(甲子園)の4回に中前打で11年マートンの球団記録に並び、張本勲(巨人)、福本豊(阪急)に並ぶプロ野球5位タイに浮上。この一打を起点に一挙3得点で逆転し3連勝を決めた。試合後の近本の主な一問一答は以下の通り。(テレビインタビュー)-心境は「記録に対しては、うーん、素直にうれしいですし、意識はしていないんですけど、こうやって記録を残すことができて、自分自身というより、周りの人だったり、知り合いだったり、いろんな連絡があって。僕も元気はもらっているんですけど、そういう人たちのためにもうちょっと頑張ろうかなと思っています」-2死走者なしの場面だった「2アウトランナーなしかーと思って打席に入りました」-手応えは「その後、連打、四球で逆転したので、打ってよかったなと」-苦手床田から逆転。広島から今季初勝利「野球のセオリーというか、ノーアウトでランナー出て、というのが一番点が入りやすいんですけど、難しいですけど、2アウトから点というのはチームの流れ、試合の流れを決めるので、大きかった3点ではないのかなと思います」-球宴選出、広島戦初勝利などうれしいことが重なった「いやあ、そんなこともないですよ(笑い)。ただ、1試合1試合積み重ねだと思うんで、長い目で見ればうれしいでしょうし、今はあんまり感じないですね、シーズンが終わってから感じることだと思います」-記録更新が近づいて注目も。プレッシャーは「あんまり僕、記録にこだわりないんで、正直どうでもいいんですけど。ただ、毎試合ヒットを打ちたいというのがあるんで、それの積み重ねた結果だと思いますし、記録のためにやっているわけではないんで、まあね、30まで来たんですけど、10何試合の時が一番しんどかったですね、気持ち的にも」-それを乗り越えてレジェンドに並んだ。そのあたりはいかが「そのあたりはいかがですか(笑い)。まあ、光栄なことだと思うんで、うーん、いまは試合終わってすぐなんで何てコメントしていいか分からないんで、まあうれしいです」-明日に向けて一言「僕は1年目の時から毎試合ヒットを打つことを目標にしてたんで、明日もその気持ちで、どこかで1本、いいところで1本打つために今日から準備して。明日アンダーソンなんで、しっかりチームが勝てるようにやっていきたいと思います」(囲み取材)-試合前は記録のことが耳に入るが、試合になれば気にならない「いや、気になるでしょ(笑い)。気になるし、気にさせられるし、ねえ。でも、気になったところで自分のやることは一緒なんで、今日ヒット1本打つ、いいところで打つというのは変わらないんで、それはいいですね。ヒットなんで。これが何試合連続ホームランとかになったら話は変わってきますが、ヒットなんでまだいいです」-そういう重圧の中で続いているのは自信になる「いや記録がとかはないですね。そんだけ毎試合打てている、自分のヒットの形も自分の打ち方というのも変わっていないんで、同じポイントで打てているんで、そういうところは自分の中でいいなと思います」-日々の準備ができている「そうですね」-10何試合の時が一番しんどかった理由は「うーん、交流戦が終わってから休みがあって横浜ですね。自分の中できつかった。メンタル的にもきつかったですし、試合が空いたというのが。空いた状態からどうやって、というのが自分の中では」-昨日雨で中止。その辺の難しさもあったか「2日くらいは大丈夫ですよ」

◆阪神が今季広島から初勝利を挙げた。先発西勇輝投手(31)が7回途中2失点と粘りの投球で今季5勝目。2点を追う4回には阪神近本光司外野手(27)の30試合連続安打からチャンスを作り、試合をひっくり返した。今季この試合で0勝9敗2分けと苦しんでいた広島にようやく土を付けた。矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り?(テレビインタビュー)-いろんな選手が輝いた試合「そうですね、はい」-床田と投げ合った西勇は「前半、味方が足引っ張ったところでホームランという嫌な流れがありましたけど、その後もしっかりユウキらしく投げてくれました。今日のボールであればもうちょっと行かせたいなというところもあったんですけど、責任を十分に果たしてくれた、ユウキらしい投球でした」-渡辺にスイッチした場面で、決断の理由は「ナベもね、左バッターを抑えるというところではチームに貢献してくれていますし、昨日も中止だったんでね。今、野手もそうですけど、中継ぎも全員で戦うっていうことは、僕たちの野球としては大事なところにしているんでね。ナベにスイッチしてもしっかりやってくれるっていうところで、ナベにしました」-その渡辺は素晴らしい投球「2つのアウトかもしれないけど、緊張感がある中で、しっかりそれを果たしてくれたのは、本当にナイスピッチングでした」-8回湯浅も力強かった「オールスターもファン投票で選んでいただいて、いろんな思いを持ちながら成長してくれているんで。きょうも155キロ、今シーズンで一番速いかなっていうボールが出ていたんで、まだまだ成長していけると思います」-岩崎も3者凡退「スグル(岩崎)も自分らしい投球がなかなか出ていない部分があるかもしれないですけど、その中でもしっかり粘る。そういう工夫をしてくれているので、ここからまたスグルに頼っていかないといけないのかなと思っています」-素晴らしい立ち上がりだった床田から得点を取ったのは北條「ジョーはどんなところでもチームの力になってくれますけどね。ジョーが打ってくれるとすごいうれしいですし、逆にジョーが打たなくても納得さしてもらえるっていう、そういう野球に対する姿勢を持っている選手。そういう選手が打ってくれるというのは、また違った喜びがあります」-逆転劇に火付け役は30試合連続ヒットの近本。ついに球団記録に並んだ「いやあ、毎日ね、僕らもあまり触れてないんですけど、本人はそういうところをもちろん意識しながら毎日試合をやっている中で到達したっていうのは立派なことだと思いますし。また明日から新たなチャレンジになると思いますけど、もう思い切って行くだけだと思う。どんどん伸ばしていってくれたらと思います」-明日勝てば3位。先発はルーキー桐敷「桐敷もファームでいい成績を残してきての明日の登板になりますし、長いイニングというよりも目の前のバッターをしっかり抑える。そういう気持ちで投げ込んでほしいなと思います」

◆虎キラーで落とした。広島床田寛樹投手(27)が阪神12回戦(甲子園)に先発。今季3戦3勝と好相性の相手だが、2点リードの4回に3点を失い、逆転された。打線の反発もなく、今季阪神戦初黒星で5敗目を喫した。チームの開幕からの阪神戦連勝も「9」(2分けをはさむ)で止まった。4位阪神には1ゲーム差に迫られた。7日も敗れると、6月20日以来のBクラス転落となる。マウンドから床田が本塁ベースカバーに向かう。祈りを込めて打球の行方を見つめた。左翼手羽月は定位置やや後方から猛チャージ。力の無い飛球を追ったが、無情にも白球は芝生に落ちた。返球はこない。ぼうぜんと立ち尽くし、生還した走者2人を見送った。2点リードの4回。2死から連打と四球で2死満塁とし、北條を迎えた。カウント2-2と追い込み、内角152キロで差し込んだが、左前にポトリとはずんだ。走者2人がかえり、同点。「力を入れた分、詰まる幅が大きくなって、間に落ちてしまった。高かったからだと思う」。わずかに浮いた勝負球を悔いた。ここで踏ん張りたかったが不運は重なった。2死一、二塁とピンチは続き、打者は山本。ツーシームで芯を外した。打球に勢いはなかったが、遊撃手小園のグラブのわずか右を抜ける中前適時打。二塁走者が生還し、勝ち越し点を与えた。これが決勝点となる大きな1点になった。今季無類の好相性もかなわなかった。登板前には今季対戦成績3戦3勝も「そろそろ危ないんじゃないか」と懸念した通り、4戦目にして黒星をつけられた。「内角を狙ってきてるかなと思った。ある程度(対策)してきてると思った。再来週また当たるので、やり返せるように頑張りたい」。2週後に控える本拠地での同戦に向けて、早くも闘志を燃やした。佐々岡監督も「床田はあの回だけだった。粘った投球だった」と左腕の力投を称賛した。チームは今季の阪神戦、12戦目にして初黒星。4位阪神には1ゲーム差に迫られ、7日も敗れると6月20日以来のBクラスに転落する。指揮官は「明日も全員で戦わないといけない。我々は(阪神戦が得意という意識は)持っていない。紙一重の戦いが続いていた。また明日気を引き締めてやるだけ」。Aクラス死守へ、今季初敗戦後の一戦は落とせない。【前山慎治】○...打線が先発西勇ら阪神投手陣に今季最少2安打に抑えられた。2回に坂倉の2ランで先制も、その後は投手床田の左前打のみ。7回以降は走者を出すこともできなかった。朝山打撃コーチは「(西勇は)いつもは(両サイドに)散らしていたのが、今日はインサイドを続けたり、いつもとは違う球使いだった。(選手とは)試合中にも話はしていたけど、うまくいかなかった」と首をひねった。○...好調坂倉が8号先制2ランを放ち、20試合連続安打とした。2回無死一塁で阪神西勇の141キロ直球を捉え、右翼席に突き刺した。球団での20試合以上の連続安打は、19年の西川(27試合)以来。この日、阪神近本が記録した30試合連続安打には「数字と戦っていいことはないので、あまり数字にとらわれず、いい打席内容が増えているのでそれを続けていけるように頑張りたい」と足もとを見つめた。

◆スライド先発の阪神西勇輝投手(31)が7回途中まで2安打2失点と好投し、6月7日ソフトバンク戦以来の5勝目を挙げた。2回無死一塁で広島坂倉に先制2ランを浴びたが、立ち直った。7回、先頭のマクブルームを空振り三振に抑え、左打者2人が続く場面で渡辺と交代。2試合連続で5失点以上の苦投が続いていたが、トンネルを抜けた要因を「配球がよかったのかなと思いますけどね」と梅野をねぎらい「それに応えられた自分もいたのかなと思いますけどね」と振り返った。矢野監督も「責任を十分に果たしてくれた」と喜んだ。○...守護神岩崎が1番から始まる9回を3人で締め、17セーブ目を挙げた。リフレッシュ休養による抹消期間をはさんではいるものの、1イニングを3人で投げ終えたのは6月4日の日本ハム戦以来。矢野監督は「自分らしい投球がなかなか出ていない部分があるかもしれないですけど、その中でもしっかり粘る、そういう工夫をしてくれているので、ここからまた優に頼っていかないといけないのかなと思っています」と信頼を寄せた。

◆阪神近本光司外野手(27)が6日広島戦(甲子園)でプロ野球史上8人目となる30試合連続安打を達成し、11年マートンの球団記録に並んだ。球界では76年張本勲(巨人)、77年福本豊(阪急)に並ぶ歴代5位。レジェンド左打者に肩を並べた。連続試合安打のプロ野球記録は79年高橋慶彦(広島)の33で、あと3。阪神は4回に出た近本のチーム初安打から逆転し、待望の広島戦今季初勝利。7日も勝てば6月20日以来の3位に浮上する。近本は左手ひとさし指で一塁ベンチに合図した。盛り上がるナイン、甲子園の大きな拍手と反比例して、一塁ベース上で極めてクールだった。「あんまり僕、記録にこだわりないんで、正直どうでもいいんですけど...。ただ、毎試合ヒットを打ちたい。それの積み重ねた結果だと思います」4回2死。広島床田の147キロを中前に運んだ。5月28日ロッテ戦から30試合連続安打。11年マートンの球団記録に並んでも表情は崩れない。高橋慶彦の日本記録まで、あと3。「気になるし、気にさせられるし、ねえ。気になったところで自分のやることは一緒」。カウントダウンに入り、冷静さが一層際立つ。投手として関学大に入学。肩肘の故障に泣き、野手転向を決意したのは2年秋のこと。そこから野球部で1学年下の植松弘樹さん(27)と二人三脚のトレーニングが始まった。「このトレーニングはどう?」「何かいいエネルギー源はない?」。今も個人トレーナーを務め、アウトプットを交わす。「師匠」と表現したこともある後輩を相手に、人知れず聞き役に徹し、熱く語った夜がある。昨年12月。淡路島での自主トレ後、明石海峡大橋が見える露天風呂で汗を流した。関学大職員からトレーナー業への転職を決めていた植松さんの不安が次々と口を突く。先輩はその全てを優しく受け止めた。「いつも、ちゃんとダメなことはダメって言ってくれる。それがあるから今でもこうやって一緒にいる。だから、自分らしくやればいいんやで」後輩の背中を押す言葉は、自身を表しているようでもあった。俊足左打者でも「当て逃げ」しない。東浦中時代からの一本足打法は今でも不変。「自分らしさ」を極め、プロ野球の世界で個性を築いた。瀬戸内の夜景を前に語らった冬の1日が、22年シーズンの原点だ。4回は背番号5の一打を起点に3得点を奪い、一気逆転で3連勝。今季広島戦12戦目で初勝利を挙げた。球団史上3人目となる入団以来4年連続100安打も達成。3年連続球宴選出とメモリアルデーになった。「いろんな連絡があって僕も元気はもらっている。そういう人たちのためにもうちょっと頑張ろうかな」心は熱く、頭は冷静に。次の1打席に向かう。【中野椋】▼近本が連続試合安打を30とし、11年マートンと並んで球団最長となった。プロ野球全体では5位タイ。社会人野球出身選手としては、77年福本(松下電器→阪急)と並びトップだ。▼これで近本は、プロ1年目からの連続100安打以上を4年に伸ばした。球団では、吉田義男8年(53~60年)後藤次男5年(48~52年)に次ぐ3位だ。〇...阪神近本が30試合連続安打を記録し、球団最長記録に並ばれた元阪神のマット・マートン氏(40)が自身のツイッターで祝福した。日本語で「近本選手、30試合連続安打おめでとうございます! 日本記録目指して頑張ってください。アメリカから応援してます!」とツイートし、日本、米国の国旗の絵文字を並べた。残り3試合と迫った79年広島高橋慶彦の33試合を狙ってほしいと期待した。○...山本が勝ち越し打を放ち、広島戦今季初勝利に貢献した。2-2の4回2死一、二塁で、打席に入ると「速くて入ってくる球っていうのを意識して一発で捉えられるように意識してやりました」。広島床田のツーシームを狙い通りに捉え、中前に運んだ。「勝つということが一番。広島に対して勝てたことはすごくチームとして自信につながる」と喜んだ。▼阪神は今季の広島戦で、12回戦にしてようやく初勝利を挙げた。今季このカードは、初戦から11戦勝ちなし(9敗2分け)。従来の開幕からの同一カード未勝利最長だった、88年の同じ広島戦10戦10敗を更新していた。

◆阪神近本光司外野手(27)の関学大の1学年後輩で、学生時代から現在も個人トレーナーを務める植松弘樹さん(27)が日刊スポーツの取材に応じ、球団タイ記録となる30試合連続安打の舞台裏を明かした。記録が止まりかけた3日の中日戦が今季の進化を象徴するゲームと分析した。【聞き手=中野椋】近本さんとは関学大時代から打撃、体の使い方、野球への考え方など一緒に考え、今も日々追求しています。なぜ継続して安打を打てているのか。結論から言えば、過去4年の中で最も"整っている"状態だからだと言えます。整っているとはどういうことか。それは調子、相手投手にかかわらず、自らにベクトルを向け、やるべきことができている状態。体と頭の準備が打席に入る前にできている。不安が限りなく少ない状態で打席に入れていると思います。よく話します。相手はコントロールできないから、自分をコントロールしましょうって。でも1年目、2年目とか、開幕直後の数字が悪い時は、ヒットを打ちたいって気持ちが強い。それで相手に合わせた結果、自分のスイングができないまま試合が終わってしまう。それは僕らの中で、おおいに反省すべきことです。3日の中日戦で柳投手から、3打席目で右前打を放った試合が象徴的でした。「柳がどうかよりも、自分の問題だった」と試合後に話していたのを記事で見ました。このコメントこそ、普段から話していること。本人は「今日はダメだなと思った」と話していたようですが、もし、あの試合でヒットが止まっていても、前の2打席に後悔は残っただろうけど、3打席目以降に後悔は残らなかったはずです。逆に言うと、安打を打てても、自分のスイングができずに終わっていたら反省すべき。記録うんぬんより、そこなんです。近本さんは独特な感覚の持ち主。「足を上げてから打つ瞬間の記憶はなくて、気づいたら打球が飛んでいる」と言います。打席では無意識だからこそ、僕らの会話は日々の打席を言語化して振り返ることが主。言語化することで課題も見えてくるし、やるべきことが見えてくるんです。正直、連続試合安打の話題は僕らの中では出ない(笑い)。やっていることの副産物。ミーティングで話している時の冷静さがあれば、相手関係なく打てる。目標の200安打へ、折り返しの100安打まで来ました。自分のやるべきことをできれば、結果はついてくると信じています。

◆阪神近本光司外野手(27)が6日広島戦(甲子園)でプロ野球史上8人目となる30試合連続安打を達成し、11年マートンの球団記録に並んだ。球界では76年張本勲(巨人)、77年福本豊(阪急)に並ぶ歴代5位。レジェンド左打者に肩を並べた。連続試合安打のプロ野球記録は79年高橋慶彦(広島)の33で、あと3。近本の父・恵照さん(よしてる、61)でも分からないことがある。毎年のオフ、淡路島に帰省の際には野球のことはほとんど話さないという。「家では普通の近本光司ですね。テレビではプロ野球選手の近本光司として見ますけど、そっちが別人のように見えます」。実家では素朴な27歳。驚異的な集中力の源は何か、疑問のままだ。父だから分かることもある。「家庭を持った自覚というか、そういうのは少しは出てきたのかな」。18年3月に結婚。19年7月には第1子の長女が生まれ、すくすくと育っている。一家の大黒柱としての自覚が、パフォーマンスにもつながっていると推察する。「内心はいけるところまでいきたいと思っているんちゃうかな。小さい時から負けず嫌いで、何でも一番に、というのはあったでしょうから」。平成の大横綱、貴乃花にあやかって「強い男になるように」とつけられた「光司」の名前。その通りに、プレッシャーをはねのけ周囲の期待に応える男になった。「ここまで来たら、143試合終わるまで続けてもらったら」。父の"むちゃぶり"にも応えてしまうかも、と思わせる集中力が、頼もしい。【阪神担当 中野椋】

◆ファン投票セ・リーグ中継ぎ投手部門で球宴初選出された阪神湯浅京己投手が1回0封で27万8348票の熱い支持に応えた。1点リードの8回に登板。広島先頭の上本を150キロの直球で右飛に仕留めると、会沢は155キロの直球で空振り三振に。最後は代打宇草を二ゴロに料理し、9回の岩崎にバトンタッチした。「自分のできることを精いっぱいやろうと思って強い気持ちで打者に向かって投げた結果。3人で抑えることができました」と胸を張った。ある場面を思いながら、球宴を待ち望んでいた。06年の「阪神藤川VS西武カブレラ」の打席だ。最終回のマウンドに上がった藤川は、打席の西武カブレラにニヤリと直球の握りを見せつけ、直球を予告。その通りオール直球勝負を貫き、最後は152キロで空振り三振に斬った伝説の名場面だ。「やっぱり真っすぐで勝負したいというのはあります」と意気込みながらも直球予告は「できないです」と笑い交じりに話していたが、ファン投票に後押しされるようにリーグトップの23ホールド目で広島戦今季初勝利に貢献した。【三宅ひとみ】

◆阪神佐藤輝明内野手(23)が、球宴2年連続ファン投票セ・リーグ外野手部門トップ選出に苦手床田打ちで応えた。2点を追う4回2死一塁。目の前で3番近本が球団最長タイの30試合連続安打を放ち球場がざわめく中、一塁線へ強烈な打球を放ったがわずかにファウル。「ええ-っ! 」と、残念がったが、即気持ちを切り替え、直後の内角高め148キロ直球を詰まりながら右前へ力で運んだ。これが今季床田から12打席目で初めて打った安打となり、一、三塁にチャンスを広げ、この回の一挙3点の逆転劇につなげた。天候不良のため中止となった前日5日に「床田投手にはいつもやられている。何とか頑張る」と話していた通り、スライド登板してきた左腕を打った。チームも床田には昨年から5連敗中だったがストップ。今季広島相手にようやく1勝し、3連勝と勢いがついてきた。球宴で対戦したい相手にロッテ佐々木朗の名前を挙げた。5月27日の交流戦では3打数無安打2三振だった。「全然バットに当たらなかった。全力で振りたい。三振ばかりだったので。しっかり速い球をはじき返せたら」と話し、どこまではじき返すかを問われると「スタンドまで。はい。頑張ります」と笑って豪快なアーチを狙うことを誓った。昨年の球宴第2戦ではオリックス宮城から本塁打を放ち敢闘賞を獲得。「(本塁打を)2本くらい打てばMVPも取れるかなと」と、初のMVPで表彰台の真ん中に立つつもりだ。今季は飛距離より確実性を求め、ここまでは81試合で14本塁打だが、力勝負の球宴では「どうせなら本塁打を狙いたい」と、全打席アーチ狙いでいく。「普段は関わりのない選手たちと接する機会があるので楽しみ。聞くチャンスがあればどんどん聞いてみたい」と、学びの場としても多くの収穫を得るつもりだ。【石橋隆雄】

◆阪神近本光司外野手(27)が6日広島戦(甲子園)でプロ野球史上8人目となる30試合連続安打を達成し、11年マートンの球団記録に並んだ。球界では76年張本勲(巨人)、77年福本豊(阪急)に並ぶ歴代5位。レジェンド左打者に肩を並べた。連続試合安打のプロ野球記録は79年高橋慶彦(広島)の33で、あと3。阪神は4回に出た近本のチーム初安打から逆転し、待望の広島戦今季初勝利。7日も勝てば6月20日以来の3位に浮上する。極寒の夜だった。昨年12月末。近本と個人トレーナーの植松弘樹さん(27)は、露天風呂から明石海峡大橋の夜景を眺めていた。植松さんは、関学大時代の1学年後輩。アマチュア時代から二人三脚でトレーニングに励み、現在も献身的にサポートしている。そんな、「師匠」と表現したこともある後輩が、悩んでいた。関学大職員からトレーナー業への転職を決めており、不安が次々と口を突いた。トレーナー業もプロの世界。自分の個性は何なのか。結果を出すことはできるのか。新たな道へ進むにあたって、霧が晴れていなかった。先輩はその全てを優しく受け止めた。「いつも、ちゃんとダメなことはダメって言ってくれる。それがあるから今でもこうやって一緒にいる。だから、自分らしくやればいいんやで」後輩の背中を押す言葉は、自身を表しているようでもあった。俊足左打者でも「当て逃げ」しない。淡路市・東浦中時代からの一本足打法は今でも不変。「自分らしさ」を極め、プロ野球の世界で個性を築いた。瀬戸内の夜景を前に語らった冬の1日が、22年シーズンの出発点。男の絆が、快挙の裏にある。【中野椋】

◆阪神近本光司外野手(27)が6日広島戦(甲子園)でプロ野球史上8人目となる30試合連続安打を達成し、11年マートンの球団記録に並んだ。球界では76年張本勲(巨人)、77年福本豊(阪急)に並ぶ歴代5位。レジェンド左打者に肩を並べた。連続試合安打のプロ野球記録は79年高橋慶彦(広島)の33で、あと3。阪神は4回に出た近本のチーム初安打から逆転し、待望の広島戦今季初勝利。7日も勝てば6月20日以来の3位に浮上する。▼近本は、プロ1年目からの連続100安打以上を4年に伸ばした。球団では、吉田義男8年(53~60年)後藤次男5年(48~52年)に次ぐ3位だ。

◆阪神は5日の広島戦(甲子園)が中止となり、西勇輝投手(31)は6日の同戦にスライドで先発することが決定。6日に先発予定だった藤浪晋太郎投手(28)の次回登板日は白紙となった。矢野監督は「(6日は)西勇でいくよ。1日伸びたことをね、プラスにとらえてくれたら。(藤浪)晋太郎は、その後の9連戦もあるし」と、12日からの9連戦での先発起用の可能性を示唆した。7日の同戦は予定通り、D3位・桐敷拓馬投手(23)=新潟医療福祉大=が4月14日の中日戦(バンテリンドーム)以来の1軍先発マウンドに立つ。

◆阪神・近本光司外野手(27)がここまで29試合連続安打と記録を伸ばし続けている。この日安打を放てば30試合連続となり、2011年のマートンと並ぶ球団記録となる。またチームは、ここまで広島に0勝9敗2分けと大苦戦。近本のバットで初勝利を目指す。

◆阪神・近本光司外野手(27)が「3番・中堅」で先発出場。四回に中前打を放ち、球団タイ記録となる30試合連続安打をマークした。0―2の四回2死走者なしで迎えた第2打席で広島先発・床田の147㌔の速球を捉え、中前に運んだ。打線が左腕に苦しんでいたなかで放ったチーム初安打。ここから佐藤輝の右前打、大山の四球で満塁となり、6番・北條は詰まらされながら左前に落として走者2人が生還し、同点。さらに、続く山本も一、二塁からしぶとく二遊間を破り、勝ち越した。近本は5月28日のロッテ戦(ZOZOマリン)から途絶えることなく安打を放ち続け、ついにこの一打で2011年にマートンが打ち立てた球団記録に並んだ。球界では1976年の張本勲(巨人)、77年の福本豊(阪急)に並ぶ歴代5位。球場の虎党から大きな拍手を浴びた。

◆阪神・西勇輝投手(31)が先発し、七回途中2安打2失点(自責1)で降板した。二回に先頭・マクブルームを遊ゴロ失策で出塁させ、続く坂倉には高めに浮いた141㌔を右翼席へ運ばれ、先制点を与えた。しかし、コースを突く投球を心がけて崩れることなく、三回から五回までノーヒット投球。先頭・床田に左翼への安打を許した六回も続く1番からの好打順を打たせて取り、ゼロで切り抜けた。七回はマクブルームから空振り三振を奪い、坂倉、小園と左打者が続くところで左腕・渡辺にバトンを渡した。広島・床田との投げ合いは5月10日(甲子園)、6月21日(マツダ)に続いて今季3度目。過去2戦はともに投げ負けていたなかで3度目でのリベンジ成功へ、わずか2安打という好投で役目を終え、勝利投手の権利を手にした。

◆阪神が逆転勝ちし、今季12試合目で対広島初勝利を収めた。二回に坂倉の右翼2ランで先制を許したが、四回2死から近本がチーム初安打で球団タイ記録の30試合連続安打となる中前打を放つと、この一打をきっかけに北條の同点左前2点打、山本の中前適時打で3点を挙げ、逆転に成功した。先発・西勇は坂倉に一発を打たれたあとを立て直し、6回1/3を投げて2安打2失点(自責1)と好投。七回途中でバトンを受けた渡辺がこの回を、湯浅は八回を、岩崎が九回をそれぞれ抑え、リードを守り抜いた。

◆阪神・近本光司外野手(27)が四回の中前打で連続試合安打を「30」とし、2011年のマートンの球団記録に並んだ。チームは近本の入団から4年連続100安打ともなった記念すべき一打を皮切りに2死満塁とし、北條史也内野手(27)の左前2点打で追いつき、山本泰寛内野手(28)の中前打で勝ち越した。西勇輝投手(31)は6回?を投げ、2失点(自責1)で6月7日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来の白星で5勝目(6敗)。開幕からの引き分けを挟む広島戦連敗を「9」で止めた矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(37勝42敗2分、観衆3万6890人)。ーー西勇は?「前半、味方が足を引っ張ったところでホームラン(二回、中野の失策後に坂倉に2ラン浴びる)というイヤな流れがありましたが、その後もしっかり勇輝らしく投げてくれましたし、今日のボールなら、もうちょっと行かせたい部分もあったんですが、責任を十分に果たしてくれた勇輝らしい投球でした」ーー渡辺に交代した決断は(七回一死無走者で坂倉に対して渡辺投入)「ナベも左バッターを抑えるところではチームに貢献してくれていますし、昨日(5日)も中止でしたし、今野手もそうですし、中継ぎも全員で戦うというところでは、僕たちの野球では大事にしているんで、ナベにスイッチしてもしっかりやってくれるところで、ナベにしました」ーーその渡辺が素晴らしいピッチング「2つのアウトかもしれないですが、緊張感ある中で、しっかり果たしてくれたのは、ナイスピッチングでした」 ーー湯浅も「オールスターもファン投票で選んで頂いて、いろんな思いも持ちながら成長してくれてるんで、今日も155キロですかね、今シーズン一番速いかなというボールも見られたんで、まだまだ成長して行ってくれると思います」ーー最後は岩崎「優も自分らしさが出ていない部分もあるかもしれませんが、その中でもしっかり粘る投球をしてくれているんで、ここから優に頼っていかないとダメなんで、力になってくれると思います」ーー北條が同点打「ジョーがね、どんなところでもチームの力になってくれますけど、ジョーが打ってくれるのは、すごく嬉しいですし、逆にジョーが打たなくても、納得させてもらえる野球に対する姿勢がある選手なんで、そういう選手が打ってくれるというのは、また違った喜びがあります」ーー近本が火付け役。30試合連続安打「毎日、僕らはあまり触れていないですが、本人はもちろん意識しながら毎日試合をやっている中で到達したのは立派なこと。明日(7日)から新たなチャレンジになりますが、思い切って行くだけだと思うんで、ドンドン伸ばして行ってくれたらと思います」ーー7日勝てば、広島に代わって3位。先発は桐敷「桐敷もファームでいい成績を残して登板になりますし、長いイニングというより目の前のバッターを抑える気持ちの入った投球をしてくれれば、いいかなと思います」

◆阪神・近本光司外野手(27)が四回の中前打で連続試合安打を「30」とし、2011年のマートンの球団記録に並んだ。チームは近本の入団から4年連続100安打ともなった記念すべき一打を皮切りに2死満塁とし、北條史也内野手(27)の左前2点打で追いつき、山本泰寛内野手(28)の中前打で勝ち越した。西勇輝投手(31)は6回?を投げ、2失点(自責1)で6月7日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来の白星で5勝目(6敗)。開幕からの引き分けを挟む広島戦連敗を「9」で止めた矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(37勝42敗2分、観衆3万6890人)。(テレビインタビュー)ーー西勇は?「前半、味方が足を引っ張ったところでホームランというイヤな流れがありましたが、その後もしっかり勇輝らしく投げてくれましたし、今日のボールなら、もうちょっと行かせたい部分もあったんですが、責任を十分に果たしてくれた勇輝らしい投球でした」ーー渡辺に交代した決断は(七回一死無走者で板倉に対して渡辺投入)「ナベも左バッターを抑えるところではチームに貢献してくれていますし、昨日(5日)も中止でしたし、今野手もそうですし、中継ぎも全員で戦うというところでは、僕たちの野球では大事にしているんで、ナベにスイッチしてもしっかりやってくれるところで、ナベにしました」ーーその渡辺が素晴らしいピッチング「2つのアウトかもしれないですが、緊張感ある中で、しっかり果たしてくれたのは、ナイスピッチングでした」ーー湯浅も「オールスターもファン投票で選んで頂いて、いろんな思いも持ちながら成長してくれてるんで、今日も155キロですかね、今シーズン一番速いかなというボールも見られたんで、まだまだ成長して行ってくれると思います」ーー最後は岩崎「優も自分らしさが出ていない部分もあるかもしれませんが、その中でもしっかり粘る投球をしてくれているんで、ここから優に頼っていかないとダメなんで、力になってくれると思います」) ーー北條が同点打「ジョーがね、どんなところでもチームの力になってくれますけど、ジョーが打ってくれるのは、すごく嬉しいですし、逆にジョーが打たなくても、納得させてもらえる野球に対する姿勢がある選手なんで、そういう選手が打ってくれるというのは、また違った喜びがあります」ーー近本が火付け役。30試合連続安打「毎日、僕らはあまり触れていないですが、本人はもちろん意識しながら毎日試合をやっている中で到達したのは立派なこと。明日(7日)から新たなチャレンジになりますが、思い切って行くだけだと思うんで、ドンドン伸ばして行ってくれたらと思います」ーー7日勝てば、広島に代わって3位。先発は桐敷「桐敷もファームでいい成績を残して登板になりますし、長いイニングというより目の前のバッターを抑える気持ちの入った投球をしてくれれば、いいかなと思います」 (囲み)ーー西勇は「うん。良かったよ」ーー中継ぎ陣の期待「みんなが期待するのは抑えること。もちろん、そう思って出してはいるんだけど、そこまでのね、ナベだってソフトバンクの戦力外となってうちに来て。その後の姿勢とここまでの貢献を含めて、そういうものが、あそこの登板につながる判断になる。そういうものを見せてくれるのは俺らの決断というのは、目の前のことだけじゃない。中継ぎ陣がそれぞれ持ち味出しているかなと思います」ーー広島戦初勝利で弾みがつく「弾みつけたい。ここまでやられっぱなしだった。床田だって立ち上がりを見たら流れも良くなかったところがあったけど。崩したというところまで行けなかったけど、負けをつけたところで自身が流れを変えて行かないと。相手が流れを変えてくれるのを待ってても仕方がないのでね。そういうところでは何とか勝ちをつけた、床田に負けをつけたところをね、明日の勢いにつなげて行きたいなと思います」ーー試合前に北川打撃コーチが右打者からチャレンジといっていた「床田に関して右がそんなに特別打ってるわけじゃないんだよね。左だってそこそこは打ってるから、極端に右を苦手にしているピッチャーじゃない。さっきの話も出させてもらったけど、ジョーも結果は出てないけど状態的には悪くないなと中日戦も見ていたし、さっきも言ったようにアイツだったら何かやってくれる期待感と、ダメな時でもジョーだったら納得させてもらえる普段の、アイツがベンチで応援するとか野球に対する姿勢とか。そういうものがあったんで、そういうものも含めて。ヤスもね、しぶといというか、守備でも攻撃でも何かやってくれそうな雰囲気を持った選手。そういった2人をね、ツーアウトからのチャンスやったと思うけど、そこを一気に3点にしてくれたので。しぶとさを出してくれたかなと思います」ーー近本の今季の成長、落ち着きぶりは「春先は苦しんでいたけどね。成長というか、うーんまぁ、まずはこうやってずっとね、去年の最後の方は試合に出られない時もあったけど、ずっと試合に出る準備。体の準備だったり試合に臨むまでの準備をすごくしっかりできる選手なので。それがあってこその結果、連続試合だったり3割だったり、そういうものがつながってるので。プロとしてしっかりしたモノを見せてくれているのが積み重なっての成長だと思うのでね。自覚というのは、まだ年数は浅い方だけど、しっかりやるので。そこらへんも含めての、体の強さというか、そういうのがあるんじゃないかな」

◆阪神での現役時代、〝代打の神様〟として、虎党から絶大な支持を得たサンケイスポーツ専属評論家・八木裕氏(56)は30試合連続安打を達成した近本光司外野手(27)に言及。広島への苦手意識を払しょくする一打を高く評価した。近本の連続試合安打記録は誰にでも出来るものではないし、素晴らしいのひと言。1試合1試合、勝負を重ね、成長しながら打っている。どんな打者でも打席でヒットを打てる確信なんて持てない。その中で記録のプレッシャーと戦いながら結果を残し続けている。見事だ。この日も振り返ってみれば阪神が放った5安打のうち、いい当たりのヒットは近本の一打だけ。2死から放った一打をきっかけに苦手にしていた床田から3点を奪って逆転した。野球の面白さ、難しさを感じさせる逆転劇だったし、タイガースは近本が引っ張っていくチームだと改めて感じた。1つも勝てなかった広島にようやく勝った意味も大きい。ここまで9連敗していたこと自体が〝おかしな〟ことだった。とはいえ、その〝おかしな〟ことが現実に起きていたのも事実。たった1つの勝利だが、これでチーム内に「普通に戦えば勝てる」という空気が芽生えたはず。野球とはそういうもの。対カープの意識も、対床田の意識も、気に消えただろう。近本のおかげだ。近本には、ぜひ球団新、日本新を達成してもらいたい。楽しみに見守らせてもらう。同時に、この1勝で3位も、2位も狙える状況ができてきた。大きな意味のある1勝だった。

◆広島の床田は今季3勝を稼いでいた得意の阪神戦で逆転を許し、5敗目を喫した。序盤からテンポ良く打たせて取り、2―0の四回も難なく2死としたが、近本に初安打となる中前打を許してからリズムが狂った。安打と四球で満塁を招き、北條と山本に連続適時打を浴びて3失点。いずれも速球を捉えられ「いいボールだったけど、ちょっと高かった」と悔やんだ。今季の阪神戦の連勝(2分けを挟む)は9でストップ。佐々岡監督は「床田は粘っただけに打線が援護できていれば」と、2安打どまりの攻めを残念がった。

◆阪神で2011年に30試合連続安打を放ったマートンさんが、自らの球団記録に並んだ近本を祝福した。自身のツイッターで「おめでとうございます!日本記録目指して頑張ってください。アメリカから応援しています」などとつづった。15年までプレーした阪神では来日1年目の10年、イチローがオリックス時代に樹立したプロ野球記録を更新する214安打を放った。現在の日本記録は秋山(西武、現広島)が15年にマークした216安打で、この年には31試合連続安打を放っている。

◆オールスターのファン投票で阪神・佐藤輝明内野手(23)が外野手部門で、湯浅京己投手(22)が中継ぎ部門でそれぞれ1位を獲得した。佐藤輝は2度目、湯浅は初の選出となった。両選手は広島戦でも活躍して勝利に貢献。155キロの表示に観客がどよめく。湯浅が〝球宴御礼ホールド〟でチームの広島戦の今季初勝利に貢献。充実感たっぷりに登板を振り返った。「強い気持ちでバッターに向かっていった結果が、3人でしっかりと抑えることができた」先発した西勇が七回途中2失点と好投。そのあとを抑えた渡辺からバトンを受け、3番手で3-2の八回からマウンドに上がった。先頭の上本を右飛に仕留め、続く会沢を2球で追い込んだ。「自分のできることを精いっぱいやろうと思った」と、右腕を目いっぱいに振って投じた155キロ直球でバットに空を切らせた。続く代打・宇草も二ゴロに料理し、三者凡退。リーグトップ独走の23ホールドに、矢野監督も「まだまだ成長していける」と期待を寄せた。この日、発表されたオールスターのファン投票最終結果で、セ・リーグの中継ぎ投手部門1位に輝いた。27万8348票を集め、試合前の会見では「素直にうれしいですし、すごく光栄」と喜びを語っていた。球宴で印象に残ったシーンに挙げたのは、2006年に尊敬する藤川球児氏(現阪神SA)が打者に全球直球勝負を予告し、カブレラ(当時西武)から空振り三振を奪った対決だ。自身も「やっぱり真っすぐで勝負したいというのはあります」と力を込めた。対戦したい打者にあげたオリックス・吉田正との勝負も、自慢の直球で制してみせる。「オールスターでもいい姿を見せられるように、これからしっかりと毎日、準備をして頑張っていきたいと思います」セ界の強打者を封じてきた直球で、パのスターたちも抑える。夢舞台でも虎の若きセットアッパーが主役になる。(平野佑治)

◆阪神・近本光司外野手(27)が6日の広島戦(甲子園)で球団記録に並ぶ30試合連続安打を達成。関学大時代の近本を指導した竹内利行氏(72)=関学大元監督=が偉業の瞬間を神戸市の自宅で見届け、お祝いのコメントをよせた。球団史に名を残すまでに成長した教え子が学生時代から見せていた一徹な性格。貫き通すその思いで、次は日本記録を樹立することを期待した。--球団記録に並ぶ30試合連続安打「大したもんやね。尊敬します。すごい選手になったな、と。去年、ゴールデングラブと最多安打をとったときにメールを入れたら、『もっと頑張ります』と返事をくれた。彼にとっては、まだまだ大きな目標がある。自分の思いをきっちりと持っている子やから、その通りに頑張ってくれていると思いますね」--好調の要因はどう見ている「自分の思いというのを持って、それに向かって一徹にやるタイプの子。その一徹さが大阪ガスさんで磨かれてなおかつプロでも生きているんじゃないでしょうか。人に嫌われるようなマイペースではなく、自分の思いをキッチリ持っているから周りにもその思いを理解してもらえる。一徹な心を持っているなと思います」--日本記録の33試合連続が見えてきた「本人さんは案外思っていても表に出さないタイプだから。何の気なしにやってしまいそうな気もしますな。さっきから何度も言っていますが一徹、自分の思いを持った選手。だから、サラリーマンとしても大成するやろうと思って。大阪ガスさんという、いい会社にいったなと思ったら、プロの道に行かざるをえないような活躍をしてしまったから(笑)。また、今日一つ、壁を越えた。本人はなんとも思っていないんでしょうけど。もう楽しみですね」--次の記録へ向けエールを「彼の活躍が、大学の同期、関学の学生さんの励みにもなると思う。関学のためにも頑張ってくれというといてください(笑) それは冗談で。球団の記録に並ぶようなすごい選手になったんやから、ここまできたら、頑張って日本記録も抜いてほしいです」

◆メモリアル打で待望コイ倒! 阪神は広島に3-2で競り勝ち、今季12試合目で初勝利をつかんだ。四回、近本光司外野手(27)が2011年のマートンに並ぶ球団記録の30試合連続安打を放ち、逆転の口火。オールスターでも外野手部門でファン選出された頼れる男が躍動し、チームは3連勝! きょうにも3位浮上だ!!虎の逆転劇は歴史に残る安打から始まった。捉えた打球が中堅の芝生ではずむと、球場は大きな歓声に包まれた。近本が0-2の四回、2011年のマートンの球団記録に並ぶ30試合連続安打となる中前打を放った。「素直にうれしいですし、こうやって記録を残すことができて、自分自身というより、知り合いだったり、いろんな(方から)連絡があって。僕も元気はもらっているんですけど、そういう人たちのために、もうちょっと頑張ろうかなと」5月28日のロッテ戦(ZOZOマリン)から始まった大きな記録。近本に並ばれたマートン氏(現大リーグ、カブス競技運営部門補佐)は「とてもいい仕事をしているね。フィールド全体を使って、ヒットを打つことができている。さまざまなタイプの投手と対戦し、ヒットを打つためには、とても大切なことだよ」と海の向こうからメッセージを寄せた。記念すべき一打は、入団から4年連続で3桁安打となるシーズン100本目の安打。だが近本がうれしかったのは、今季3度対決して1完封を含む3敗、防御率1・17と封じ込まれていた左腕、床田攻略の突破口を開く役割を果たしたことだ。近本の一打が口火を切り、満塁のチャンスで北條が左前へ同点2点打。さらに山本の中前への勝ち越し打へとつながり、広島に今季12試合目で初勝利。近本は「2アウトからの得点というのはチームの流れ、試合の流れを決めるので、大きかった3点ではないかなと思う」と喜んだ。この日発表された「マイナビオールスターゲーム2022」(7月26日、ペイペイドーム、同27日、松山)のファン投票の最終結果で、近本は外野手部門3位で選出された。3度目の球宴出場。それでも、常に考えているのは自分のことよりチームでの役割だ。 「何とか勝つために、勝ちにつながるためにどういうプレーをしていったらいいのかというのは常に考えている。ここまでまだまだ納得しない成績ばかりなので、しっかり引っ張っていけたら」キャンプ中も朝の体操に始まり、練習が終わってからの体のケアまでルーティンを変えない。そんな姿に、井上ヘッドコーチも「こちらが言わなくてもできるタイプ。マイペースというか、頑固というか...。4年目とは思えない」と舌を巻く。7日に勝てば3位浮上のチャンスにつけた矢野監督は、近本に「また明日から新たなチャレンジになるが、どんどん伸ばしていってくれたら」とハッパをかける。1979年に高橋慶彦(広島)が達成した日本記録の33試合まで、あと「3」と迫った。それでも近本は「記録のためにやっているわけじゃない。日本記録やら30試合なんやら...そこは意識していない」とサラリと言ってのけた。周囲が騒いでも平常心でいられる。そこが近本のすごさだ。(三木建次)

◆虎の将・矢野殿、こちらの逸品をご賞味あれ!「うむ、これは何じゃ? なに、鯉? 下げろー! ワシャ、鯉は口に合わん!! 一口だけでも? う~む、仕方ないな。ウムム~、美味ではないかー!! 今年11度も出したのに1度も食わなかったって? すまん、食わず嫌いであった!! 『西の鯉の生き作り』うまい~!!」その夜、さらに御膳に並べられたのは、大阪名物たこ焼きならぬ『とこ(床田)焼き』で、こちらもパクリ。宴を盛り上げる美酒は、9年間熟成させた『ホージョー(2点打の北條)酒』に、老舗・巨人亭より授かった『匠の酒、山本(決勝打)』。おまけにヒット三十重ねの『近本重』で、余は満足じゃ!!の夜となったのだった。何はともあれ12試合目で、鯉の呪縛から解放されたのは大き~い! 後半戦は、鯉食べ放題の店だと思って食いまくったれ~!!

◆すげぇ~。ヒットを打つのは、かくも簡単なものなのか...と思ってしまう、球団タイ記録達成の瞬間だった。近本の連続試合安打が「30」に到達。いよいよ40年以上破られていない夢の日本記録「33」が見えてきた。ホントは、簡単なはずがない。ヒット一本打つのに、どれだけプロが苦労しているのか、何十年も担当記者として、間近でずっと見てきた。でも、そう感じさせないところに、今の近本のスゴさがある。実は、2、3週間前から、ずっと気になっていることがあった。マートンが球団記録の30試合連続安打を放った時期の記憶がほとんどないのだ。桧山進次郎、大豊泰昭、和田豊...。自分が担当記者として接した猛者たちが、連続試合安打を伸ばした期間はいろんな思い出が蘇る。すぐに自慢話もできる。なのに、最も長い30試合も打ち続けた優良助っ人の日々を、なぜ、思い出せないのか。というわけで、わが社のデータを紐解いて、過去の紙面を探ってみたら...。2011年10月。マートンの記録は、とんでもなくシーズンが押し詰まった時期に達成されたものだった。そして「30試合」に到達した日は、あの年の阪神の「優勝の可能性が完全に消滅した日」だった。サンスポ1面は、当時監督・真弓明信の進退を伝える、緊迫感MAXの記事が躍っていた。なるほどねぇ。何となく、理由が判明した。あの日の1面原稿の筆者は、現運動部長・堀啓介。マートンの「30試合」は3面で、現在は大谷翔平(エンゼルス)の取材で全米を駆け回っている山田結軌がトラ番として執筆していた。というわけで、運動部長席の堀のスマホを鳴らしてみた。 「あぁ、そういうことですか。僕も結構、記憶には自信があるんです。でも、マートンの記録の記憶が全くないので、どうしてかな、とずっと思っていたですよ。監督問題の真っ只中だったんですね。正直、阪神の試合はまともに見ることもできず、球団首脳の取材をしていましたからねぇ」そうか、そうか。堀部長も同じモヤモヤを抱いていたらしい。こんなことを言ったら、マートンさんに申し訳ないが、サンスポ全体が〝それどころではない〟ムードの中で取材をしていたのだろう。11年の歳月が流れて、いま、トラ番たちは思い切り満喫しながら、近本の記録更新の日々を眺めている。1カ月以上続いているんだから、ヒットの思い出、何か1つはあるはず。しっかり語り継げよ-。さあ、近本より「上」は日本プロ野球史上でも4人しかいなくなった。その中の1人が、この日の対戦相手カープに入団した秋山翔吾。7年前に「31」まで記録を伸ばしている。当時のサンスポの超敏腕西武担当に聞いた話を紹介しよう。「連続試合の質問をすごく嫌がっていました。ヒーローインタビューでもその話題はNGになったほどでしたから」あの安打製造機でも、取材攻勢にナーバスになったという。近本にとっての朗報は、コロナ禍により取材人数の制限で、取材攻勢にはならないことか。静かな環境は保証されている。心置きなく、打ってもらいましょう。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
52261 0.667
(↓0.008)
M51
(-)
64359
(+3)
272
(+4)
95
(-)
54
(-)
0.257
(-)
3.040
(↓0.01)
2
(-)
巨人
43400 0.518
(↑0.006)
11.5
(↑1)
60330
(+4)
348
(+3)
93
(+3)
38
(+1)
0.249
(-)
3.770
(↑0.01)
3
(-)
広島
37403 0.481
(↓0.006)
14.5
(-)
63296
(+2)
301
(+3)
40
(+1)
14
(-)
0.254
(↓0.002)
3.460
(-)
4
(-)
阪神
37422 0.468
(↑0.006)
15.5
(↑1)
62274
(+3)
243
(+2)
53
(-)
63
(-)
0.237
(-)
2.800
(↑0.02)
5
(-)
DeNA
34400 0.459
(↑0.007)
16
(↑1)
69262
(+3)
312
(+1)
56
(-)
27
(+1)
0.252
(-)
3.810
(↑0.04)
6
(-)
中日
32450 0.416
(↓0.005)
19.5
(-)
66222
(+1)
304
(+3)
40
(-)
24
(-)
0.247
(-)
3.780
(↑0.02)