DeNA(☆3対1★)中日 =リーグ戦9回戦(2022.07.06)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
30000000X3710
勝利投手:大貫 晋一(6勝3敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗17S))
敗戦投手:小笠原 慎之介(3勝6敗0S)
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◆DeNAは初回、大田の適時打と宮崎の適時二塁打などで3点を先制する。投げては、先発・大貫が5回1失点。その後は4投手の継投でリードを守り、大貫は今季6勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・小笠原が好投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆DeNA大貫晋一投手が6日の中日戦に先発する。5日の同戦に先発予定だったが、雨天中止でスライドが決まった。三浦監督は「これ(雨)ばかりはコントロールできないですから、それを含めてローテーションを組んでいきたいです」とコメント。京山将弥の抹消を受け、今週末の巨人戦の有力候補にはロメロが浮上した。

◆侍ジャパン栗山英樹監督(61)が視察に訪れた。前日の巨人-ヤクルト戦(東京ドーム)に続き、今季2試合目の公式戦視察。試合前の練習時間には、DeNA三浦、中日立浪両監督と話し込んだ。今季途中で野手から投手に転向した中日根尾とも言葉を交わした。8月1日のプロアマ記念試合「U23NPB選抜対大学・社会人選抜」(神宮)で、NPB選抜の指揮を執る。そのメンバーに、根尾を呼んでいる。栗山監督は前日、根尾の起用について、立浪監督に中日の方針を確認し、それに添うと話していた。そのうえで「ピッチャーでいくのであれば、頭からいってもらうぐらいの感じでやってもらいたい」と、期待を込めて先発起用を示唆していた。

◆中日の借金が今季最多の「13」に膨れ上がった。左肩痛から復帰のビシエドを3番に据える打線で連敗脱出を狙ったが不発。大島、岡林の1、2番コンビが4安打で出塁も、5度の得点圏で、ビシエドの二ゴロでの1得点が精いっぱいだった。20イニング適時打なしで3連敗。DeNA戦5連敗で対戦成績は1勝8敗になった。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。-初回に3失点「(桑原の)盗塁悪送球からピンチを広げて、非常に痛い3点になってしまった」-初回無死三塁になった2番大田の打席途中から前進守備にした「カウントが追い込まれていたので、三振を取れる確率もある。追い込まれていたら打者も普通なら、いいところに投げられれば当てるだけの打撃になる可能性が高い。(結果の右前適時打は守備が)後ろに下がっていてもヒットだったかもしれないけどね」-小笠原は初回3失点に「あそこからつながれてしまった。立ち上がりから球が高かった。全般的に追い込んでから真ん中付近の球が多かったかな。トータルしたら、あとはよく踏ん張った。(攻撃では)チャンスはけっこうあったので、問題はそこ」-打線は四球を4つ取って、得点圏は5度「5回もあった? あー、それはあかんね。結局、二ゴロの1点だけ。タイムリーは出ていないからね。もう1回いろいろ徹底して。やってはいるけどなかなか、というところ」-打者もボール球に手を出す場面も「5回(2死満塁)の阿部のところ。あそこ(カウント1-1)での1球が我慢できればかなり、2ボール1ストライクになるところで、フォークを振ってしまっている。あの辺の意識を変えれば、見られたボールじゃないかな、と思った。阿部もいいところで打ってくれているが、今日はあの1球が(相手を)助けた」-1、2番は塁に出ている「出塁(できていること)は悪くはない。いい方だと思う。あとはクリーンアップでどうかえして、どう点を取るか。うちの場合はそこ」-ビシエドの状態は「そんなに悪くはないと思う」-DeNAとの対戦成績は1勝8敗「投手陣が3点に抑えている。いつもは打たれることは多いけど。初回の3点だけなので、打つ方ががんばらないといけない」-栗山監督がU23で根尾を先発させると「1イニングだと思うんですけど、まだ(投手に)なりたてなので、そんなにアレしないでくださいよとは言ったんですけど。使ってくれるのは非常にありがたいし、いい経験になる」

◆中日は借金が今季最多の「13」に膨れ上がった。左肩痛から復帰のビシエドを3番に据えたが、5度の得点圏ではビシエドの二ゴロの1得点のみ。大島、岡林の1、2番コンビが4安打で出塁も20イニング適時打なしで3連敗を喫した。立浪監督は「出塁(できていること)は悪くない。あとは主軸でどうかえして点を取るか。うちの場合はそこ」とがっくり。DeNA戦5連敗で対戦成績は1勝8敗になった。▽中日小笠原(6回6安打3失点で6敗目)「立ち上がりに点を取られてしまい、申し訳ありませんでした」

◆DeNAの2番打者は大田だ! 大田泰示外野手(32)が初回に先制打を放ち、チームの連敗を2で止めた。先頭桑原が内野安打。盗塁と敵失で無死三塁となった。ここで、中日内野陣が前進した。その時点で、既にフルカウントだった大田は「前に来てくれた、というより、前に来ちゃったな、と。来たら来たでプレッシャーがかかる」。そこからチェンジアップ2球をファウルでしのぎ、最後は147キロ直球を右前に運んだ。二塁手の右横を抜けた。定位置だったら抜けなかったかもしれない。「まあ、強く打てば間を抜ける。追い込まれていて、うまいこと間を抜けました」と、勝負の場面を振り返った。6月30日の阪神戦から2番に入り、これで4試合連続で安打と打点を記録した。三浦監督からはバントの指示はなく「泰示らしくやってくれ」と言われている。日本ハム時代にも親しんだ打順。新天地でも"恐怖の2番"となる。▽DeNA三浦監督(大田は)出ないときでもしっかり準備してくれている。いい形でコンパクトに、おっつけて、先制点は非常に大きな1点でした。(初回に計3得点と)一気に波を作ってくれたと思います。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が一振りで侍ジャパン栗山監督の目を奪った。初回に1点を先制し、なお無死二、三塁で中日小笠原から中堅へ犠飛。「チャンスで得点することができて良かったです」。走者をかえす4番の仕事でチームの連敗を2でストップ。8回には二塁打を放った。ネット裏の栗山監督は、中止にはなったが、3月の強化試合で代表に呼んでくれた。試合前にあいさつし「見てるよ」と言葉をもらった。「栗山監督とお会いして緊張してましたが、アピールしていきたいと思います」と、来春WBCでの代表入りを目標に掲げた。純粋な思いは、栗山監督にも伝わった。「初々しさがあって、野球をやる喜びを感じる。この年になると、そういう若い人を見るのは、すごくうれしい」と笑った。もちろん、プレーも高評価。「(犠飛は)簡単そうに見えて強引さが消えていた。4番として何をすべきか、すごく対応力がある。状況に合わせて、いろんなバッティングができる」。初見ばかりの国際大会で、対応力は大きな武器となる。ヤクルト山田、広島菊池涼、巨人吉川、楽天浅村...豊富な人材がそろう中、侍の二塁手を誰に託すのか。「悩ましいだろう」。そう話す顔は、うれしそうだった。【古川真弥】▽DeNA三浦監督(4番牧に)「犠牲フライも、しっかりと仕事をしています。よくやってくれてます」▽DeNA大貫(5回にビシエドの痛烈な打球を背中に受け、その回限りで降板も5安打1失点で6勝目)「今日は塁にランナーを出すことが多かったです。次回登板はその点を改善できるよう、調整から自分と向き合い取り組んでいきたいと思います」▽DeNA宮崎(2安打1打点でリーグトップ打率を維持)「チームのために自分の打席でできることをやるだけと、精いっぱいやってます」▽DeNA大田(初回に先制打。2番で4試合連続安打と打点)「栗山監督にファイターズで(2番に)使ってもらって、三浦監督はそこに当てはめてくれている。たくさん経験した打順なので、やりやすいというのはあると思います」

◆「BLUE☆LIGHT SERIES 2022 Supported by nojima」として行われ、試合後にはスペシャルゲストのビートボックスクルー・SARUKANIが登場した。場内の照明が落とされ、ライブが開催。スタンドのDeNAファンはブルーライトを手に、勝利の余韻にも浸った。SARUKANIは「360度にお客さまがいるスタジアムという空間と、熱量を持ったたくさんのファンの皆さまに囲まれてパフォーマンスをさせていただき、すごく楽しかったです。とても貴重な経験をさせていただきありがとうございました! 以上、SARUKANIでした!」とコメントした。

◆DeNAの宮崎が一回に適時二塁打を放ち、4試合ぶりの打点を挙げた。2点を先行し、なお1死二塁。小笠原の浮いたチェンジアップを捉えて左中間にはじき返し「自分のスイングができ、最高の結果となって良かった」と喜んだ。三回も右前打を放ち、7月は4試合のうち、3試合で複数安打をマーク。持ち前の広角に打ち分ける巧みな打撃で好調さを見せつけている。4月に左太もも裏を痛め、1カ月近く戦列を離れた。復帰後は先発出場を続け、3日の試合では規定打席に到達して打率はリーグトップに名を連ねた。2017年以来の首位打者へ向け、快調に安打を積み重ねている。

◆DeNAが継投で逃げ切り勝ち。一回に大田の適時打と牧の犠飛、宮崎の適時二塁打で3点を先制。大貫が5回を1失点、以降は4投手が踏ん張って反撃を許さなかった。大貫は6勝目。中日は拙攻続きでチャンスを生かせずに3連敗。

◆DeNAの大貫は5回を1失点にまとめ、6勝目を挙げた。要所を締めて許したのは内野ゴロの間に奪われた1点だけだったが、4四球と制球に苦しみ「走者を出すことが多かった。改善できるよう自分と向き合い取り組んでいきたい」と反省の言葉を口にした。五回にビシエドの強烈なライナーを背中付近に受け、この回を投げきって交代した。三浦監督は「本人は行く気満々だったが、無理はさせたくない」と大事を取っての措置と説明した。

◆DeNAは6日、中日9回戦(横浜)に3―1で勝った。牧秀悟内野手(24)が、1―0の一回に中犠飛を放つなど3打数1安打1打点で勝利に貢献。日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)が視察に訪れた中、ファン投票でのオールスター戦初選出が発表された直後の試合で存在感を示した。来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦うメンバーの有力候補の一人。確かな技術で〝御前&御礼〟の活躍を見せた。) 場面に応じた4番の役割を、牧が完遂した。一回、大田の先制右前打で先制し、なお無死二、三塁。力みなく中堅へはじき返した飛球が、貴重な追加点につながった。三走がタッチアップで生還。「チャンスだったので、得点できて良かった」とうなずいた。必ずしも連打や長打で得点は奪えない。牧は悔しそうにベンチへ戻ったが、内野ゴロを狙った内角低めのチェンジアップに対し、バットをボールのわずか下に入れて外野まで飛ばしたのは、高い技術あればこそだ。そのバットコントロールに舌を巻いたのが侍ジャパンの栗山監督だ。「簡単そうに見える犠飛だけど、強引さは消えているし、4番として何をすべきか、そういう対応力。2年目だけど、改めてかなり成長している。本当に打つ能力の高さを感じています」と目を見開き熱弁した。さらに、同監督は状況に対応した打撃技術を「幅がある」と表現し「牧選手が一番出来ている」と評価。試合前に初めて対面し、言葉を交わした牧は「お会いできて緊張しました。見てくれていると言っていただいたので、アピールしたい」と鼻息を荒くした。試合前に発表された球宴のファン投票最終結果では、2014年以降に二塁手部門での選出を分け合ってきた山田(ヤクルト)、菊池涼(広島)の〝牙城〟を崩し、2年目での初選出も果たした。チームは本拠地4連勝で3位・広島に1・5ゲーム差と接近。牧がチームのAクラス入りと日の丸のユニホームを力強く手繰り寄せる。(横山尚杜)★ハマスタ青色に この試合は『BLUE☆LIGHT SERIES』として開催。来場者にペンライトが配布され、ハマスタのスタンドが青色に染まった。試合後はビートボックスチーム、SARUKANIがライブを実施。同イベントは7日も行われ、シンガー・ソングライター、優里が来場する。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
52261 0.667
(↓0.008)
M51
(-)
64359
(+3)
272
(+4)
95
(-)
54
(-)
0.257
(-)
3.040
(↓0.01)
2
(-)
巨人
43400 0.518
(↑0.006)
11.5
(↑1)
60330
(+4)
348
(+3)
93
(+3)
38
(+1)
0.249
(-)
3.770
(↑0.01)
3
(-)
広島
37403 0.481
(↓0.006)
14.5
(-)
63296
(+2)
301
(+3)
40
(+1)
14
(-)
0.254
(↓0.002)
3.460
(-)
4
(-)
阪神
37422 0.468
(↑0.006)
15.5
(↑1)
62274
(+3)
243
(+2)
53
(-)
63
(-)
0.237
(-)
2.800
(↑0.02)
5
(-)
DeNA
34400 0.459
(↑0.007)
16
(↑1)
69262
(+3)
312
(+1)
56
(-)
27
(+1)
0.252
(-)
3.810
(↑0.04)
6
(-)
中日
32450 0.416
(↓0.005)
19.5
(-)
66222
(+1)
304
(+3)
40
(-)
24
(-)
0.247
(-)
3.780
(↑0.02)