オリックス(☆6対1★)楽天 =リーグ戦11回戦(2022.06.29)・ほっともっとフィールド神戸=
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楽天
0100000001900
ORIX
00023010X61001
勝利投手:田嶋 大樹(4勝3敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(5勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(7号・4回裏2ラン)

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◆オリックスは1点を追う4回裏、吉田正の2ランが飛び出し、逆転に成功する。続く5回には、中川圭の適時二塁打などで3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・田嶋が7回9安打1失点の粘投で今季4勝目。敗れた楽天は、先発・岸が乱調で、打線も再三の好機を生かせなかった。

◆楽天小深田大翔内野手(26)が地元兵庫で初打点を挙げた。2回2死一塁、オリックス田嶋のスライダーを捉える右二塁打で先取点をもぎ取った。「ラッキーなヒットでしたが、打点がついたので率直にうれしいです」と喜んだ。神戸国際大付から近大に進んだ小深田にとって、ほっともっと神戸は高校、大学時代に何度もプレーした球場。「特に思い出に残っているのは大学時代にこの球場で、大学通算100安打目を打った時です」と懐かしむ。応援に来た地元や高校の友人たちに2安打を見せたが、試合は逆転負けとなった。

◆楽天岸孝之投手(37)が5回途中8安打5失点で3敗目を喫した。1点リードで迎えた4回、先頭の3番中川圭を中前打で出すと、続く吉田正に甘く入ったチェンジアップを拾われた。右中間スタンド中段まで届く2ランとなり、逆転を許した。5回も1死一塁から上位打線に3連打され、1死二、三塁の状態で降板。「真っすぐがよかったので要所、要所でもっと真っすぐを使っていければよかったかなと思います。チームに申し訳ないです」と反省した。

◆オリックスの主砲は、やはり頼れる。1点を追う4回。吉田正尚外野手(28)が、楽天岸のチェンジアップを完璧にとらえた。打った瞬間にファンもスタンドインを確信した一撃は、右中間席へ一直線。逆転の7号2ラン。「いい当たりで、打球が上がってくれました」。ここ5試合で3本塁打。夏に強い男が、本領を発揮してきた。通算119本目のアーチは、オリックス時代のイチロー氏の118本を抜いた。5回にもセンターへの犠飛。7回には強烈な左翼線への二塁打を放った。今季本塁打を打った試合は6勝無敗だ。左太もも裏の筋損傷は、完治していない。「打つ方は問題ない。ただ、走る部分が...。(強度を)上げ過ぎての一気にダウンは難しいので。全力を尽くしつつも、コントロールするのもプロだと思う」。遠征先には特注のマットレスを持参。「枕も自分のものを持っていきますよ」と睡眠時の血流などもチェック。万全を目指し、回復を図る。「チーム状況もありますけど、離脱はできない気持ちもあります。ベストパフォーマンスは分からないですけど。最低限ね。何とかチームに。今は打つだけですけど、何とか貢献したいという気持ちです」と主砲の責任感を口にする。本塁打なら全力で走れなくてもいい。そのアーチがチームを鼓舞する。中嶋監督も「絶好調だとは思わないが、最後の二塁打は強いライナーで(調子が)戻ってくるのかな」と復調を感じ取っている。「投手が頑張っているので、打線が点を取って(連勝モードに)持って行きたい」という指揮官の目に、背番号7はひときわ頼もしく見えるはずだ。【高垣誠】○...オリックス田嶋が7回1失点の好投で4勝目を挙げた。22日のソフトバンク戦で2年ぶりの完封勝利を挙げたことで、試合の入りは慎重に行きすぎたという。2回に先制点を許したが、味方の援護点をもらってからは「体と心が合致して出力のある球が投げられた」と7回まで無失点に抑えた。「本当に点を取ってもらったおかげ。そうでなければ7回まではきつかった」と野手陣に感謝した。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】29日、ほっともっと神戸での楽天戦前練習に励むオリックス投手陣。突然始まったジャンケン大会からの大騒ぎ。久々の「わちゃわちゃシリーズ」です。

◆オリックス・吉田正尚外野手(28)が逆転の7号2ランを放った。「甘く入ってきたボールを一発で仕留めることができました! しっかりといいスイングが出来ましたし、逆転の一打になってくれてよかったです!」0─1の四回無死一塁。楽天先発・岸が投じた130キロのチェンジアップをとらえ、右中間中段席まで運んだ。25日のロッテ戦(ゾゾマリン)以来、3試合ぶりの一発は四回まで1失点と粘りを見せる先発の田嶋を援護する逆転弾となった。

◆2試合連続で「1番・遊撃」で出場の楽天・小深田が二回、右翼線へ適時二塁打。チームが苦手のオリックス・田嶋から先制点をもぎ取った。「いいところに落ちてくれてよかったです」2死一塁で迎えた第2打席。1ボールから130キロのスライダーに食らいついた。打球は右翼線にポトリと落ち、一走・太田が一気に生還。クロスプレーで捕手・若月が本塁アウトをアピールする隙を付き、小深田も三塁を陥れた。左腕・田嶋には今季はここまで3試合、計20回で2点しか取れていなかった。試合前時点で楽天に対し防御率0・90を誇っていた天敵から幸先良く得点したが、先発の岸が踏ん張れなかった。四回、吉田正に逆転2ランを許すと、五回にも連打で1死満塁とされ、中川圭に中越えに2点二塁打を浴びた。則本に並ぶチームトップの6勝目を目指したが、五回途中8安打5失点で無念の降板となった。(加藤次郎)

◆チームの役に立つ。その一心でオリックス・田嶋が先発のマウンドに上がった。プロ2度目の完封勝利を収めた一戦から中6日。対戦相手が変わっても気持ちは同じだ。「完封はなかなかできることじゃないので、まずは目の前の1イニングに集中して。とにかくチームに貢献できるようにしたい」前回22日のソフトバンク戦(京セラ)では4安打7奪三振で強力打線を封じ、2020年9月16日の楽天戦(ほっと神戸)以来2年ぶりに完封勝利。中日・大野雄を参考にして、胸を張るようにしたセットポジションで、3勝目を挙げた。新フォームの継続について、登板前には「マウンドに上がってから、自分の状態を見て」と話していたが、この日も〝大野スタイル〟だった。一回2死から四球と連打で満塁とされるも、和田恋を三ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。だが、二回2死から太田に右前打を許す。続く小深田の右翼線への飛球は風に押し戻され、前進して捕球しようとした杉本の手前にポトリ。適時二塁打となり、不運な形で先制点を許した。) 打線は試合前時点で19打席無安打と不調の杉本を5番に下げ、吉田正を4番に変更。これが的中し、0─1の四回無死一塁で吉田正が右中間席へ逆転の7号2ラン。「甘く入ってきたボールを一発で仕留めることができました!」。主砲が胸を張った一撃で、粘る左腕を援護射撃した。田嶋に4勝目をもたらした。(西垣戸理大)

◆オリックスは0―1の四回に吉田正の7号2ランで逆転し、五回は中川圭の2点二塁打、吉田正の犠飛で3点追加。七回は杉本の適時打で加点した。田嶋は9安打されながら7回を1失点で4勝目。楽天は岸が五回途中5失点と崩れた。

◆楽天先発の岸孝之投手(37)は8安打5失点で3敗目。今季の同一リーグ戦では最短となる4回?で降板した。1-0の四回に吉田正に右中間へ2ランを浴び、逆転。130キロのチェンジアップを完璧に捉えられ「要所要所でもっと真っすぐを使っていければよかった」と悔やんだ。続く五回には連打で1死満塁で中川圭に中越えの2点二塁打でさらに失点。五回途中、94球での降板に「チームに申し訳ないです」と肩落とした。石井監督は「全体的にちょっと空気が重い感じ。球数も使っちゃうし、あんまりいい状態ではなかったかな」と渋い表情だった。

◆楽天はオリックスに逆転負け。首位・ソフトバンクとのゲーム差が1に広がり、3位・西武とは同1・5に縮まった。先発の岸は8安打5失点で3敗目。今季の同一リーグ戦では最短となる4回?で降板した。打線は難敵のオリックス先発・田嶋から二回に小深田の右翼線への適時二塁打で先制するも得点は1点のみ。7回を1失点にまとめられ、今季は田嶋に対し、計27回で3得点となった。試合後の石井監督の一問一答は以下の通り。--先発の岸は序盤はゲームメークしていた「全体的に重い感じが。投球に、フォームとか体調とかじゃなくて、全体的にちょっと空気が重い感じがして。やっぱり最初、結構ボールから入ることも多かったし、カウントもそうですし、カウントの進み具合もちょっと重い感じがあったので、なかなか球数も使っちゃうし、あんまりいい状態ではなかったかなと思います」――打線は9安打でチャンスをつくったが田嶋に粘られた「そこで、それこそあと一本がってところだったと思うんですけど、もう一本押し込めておけば、また状況は変わったと思うんですけど」――和田の代打はチャンスで凡退続いたから「全く関係ないです。右ピッチャーが出てきて、もう1度チャンスメークしていく場面なので。その時その時で役割って違うので」――隙のない走塁はできていた「まあ、そうですね、ただやっぱり最後一押しっていうところはなかなかできなかったので、さっきも言ったんですけどチャンスで打てないから、交代っていうのはあんまりないかな、そういう懲罰的なことをするつもりもないし、その時その時の役割が大事にになってくるので、そういうところで選手を生かしてあげたいなと思っています。そこで言うと、その役割をもうちょっとね。またできなかったら次に生かしてほしいし、今日は全体的に(和田)恋とかそういうことじゃなくて、一押しができなかった、そこはちょっと後手後手になってしまいましたね」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
39301 0.565
(-)
-
(-)
73270
(-)
214
(-)
46
(-)
42
(-)
0.262
(-)
2.790
(-)
2
(-)
楽天
38311 0.551
(↓0.008)
1
(↓0.5)
73231
(+1)
209
(+6)
44
(-)
47
(-)
0.234
(-)
2.900
(↓0.05)
3
(-)
西武
38341 0.528
(↑0.007)
2.5
(↑0.5)
70233
(+6)
204
(+2)
56
(+1)
33
(-)
0.224
(↑0.001)
2.370
(↑0.01)
4
(-)
ロッテ
35361 0.493
(-)
5
(-)
71229
(-)
238
(-)
40
(-)
78
(-)
0.220
(-)
2.760
(-)
5
(-)
ORIX
36380 0.486
(↑0.007)
5.5
(↑0.5)
69208
(+6)
225
(+1)
31
(+1)
35
(-)
0.236
(↑0.001
2.720
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
27460 0.370
(↓0.005)
14
(↓0.5)
70235
(+2)
279
(+6)
57
(+1)
47
(-)
0.234
(↓0.001)
3.680
(↓0.04)