広島(★2対9☆)ヤクルト =リーグ戦11回戦(2022.06.29)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:原 樹理(6勝3敗0S)
敗戦投手:遠藤 淳志(3勝5敗0S)

本塁打
【ヤクルト】山田 哲人(15号・4回表ソロ),村上 宗隆(28号・8回表2ラン),村上 宗隆(29号・9回表2ラン)
【広島】坂倉 将吾(7号・7回裏ソロ)

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◆ヤクルトは両軍無得点で迎えた4回表、山田のソロなどで2点を先制する。その後は、7回に濱田の適時三塁打で加点すると、8回には村上の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・原が6回無失点の好投で今季6勝目。敗れた広島は、投打ともに振るわなかった。

◆ヤクルト山田哲人内野手(29)が、先制の15号ソロを放った。4回無死、広島先発遠藤の3球目、真ん中高め141キロを完璧に捉えて左翼席上段へ。18日広島戦(神宮)以来、9試合ぶりの1発で先制点をもたらし「追い込まれていたがしっかりと振り抜くことが出来ました。先制することが出来て良かったです」と喜んだ。

◆ヤクルトが、山田哲人内野手(29)の15号先制ソロと、"村神様"村上宗隆内野手(22)の3試合連続28号2ラン&29号2ランで広島を破り、破竹の13カード連続勝ち越しを決めた。4回無死、山田が広島遠藤に対しカウント0-2からの3球目、真ん中高め141キロを完璧に捉えて左翼席上段へ。18日広島戦(神宮)以来、9試合ぶりとなる15号ソロに「追い込まれていたがしっかりと振り抜くことが出来ました。先制することが出来て良かったです」と喜んだ。キャプテンの1発で試合が動くと、続く4番村上が左前打で出塁し、5番坂口の打席で二盗に成功。坂口も右前打で無死一、三塁とすると、6番中村が中堅へ犠飛を放って2点目を挙げた。試合終盤は不動の4番のバットが爆発した。8回無死一塁から、4番村上が3試合連発となる28号2ランで追加点を挙げた。9回には再び2打席連発となる29号2ラン。6月に入って14本塁打と"村神様"の量産ペースが止まらない。先発は原。ここまで5勝3敗、防御率4・31の成績で、広島戦は2試合に登板し1勝0敗、防御率2・77と好相性。1回から6回まで毎回走者を出しながらも、要所で変化球を低めに集め、打たせて取る持ち味の投球を披露。6回を91球、7安打無失点とゲームを作った。

◆広島が首位ヤクルトに敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。1回から4回まで毎回走者を出しながら、2つの走塁失敗と2つの併殺で残塁なく攻撃を終えるちぐはぐな攻撃が目立った。一方でヤクルトには4回、先発遠藤が先頭の山田に2ストライクからの3球目真っすぐを左翼席に運ばれた。15号ソロ先制打弾を浴び、さらに連打と盗塁で一、三塁として、犠飛で失点。対照的に効果的な攻撃で流れは一気に傾いた。3点を追う7回に坂倉がソロを放ち追い上げるも、直後の8回に菊池保が村上に2ランを被弾。さらに9回は4番手松本が村上に2打席本塁打となる2ランを浴びるなど大量4失点で試合は決した。広島は前日28日までの阪神とDeNAとの6連戦を1分けを挟む5連勝で借金を完済して本拠地マツダスタジアムに戻ってきたものの、ヤクルトに連敗。今季ヤクルト戦8連敗で、自力V消滅となった。

◆ヤクルトの"村神様"村上宗隆内野手(22)が3試合連発となる28号2ラン&29号2ランを放った。月間14本塁打で、月間35打点と勢いが止まらない。まずは8回無死一塁から、28号2ランを左中間スタンドに運んだ。「点を取られた後だったのでなんとか追加点がほしたかった。しっかりと押し込むことが出来ました」。9回は無死一塁から2打席連発となる29号2ランを再び左中間スタンドに運んだ。「打ったのはカーブ。自分のスイングすることを心掛けて打席に入りました」と言った。。主砲の2発で対広島戦は引き分けを挟んで8連勝。13カード連続勝ち越しで、最短7月1日に優勝マジックが点灯する。

◆広島の自力優勝が消滅した。ヤクルトに16安打3本塁打を許し、敗戦。これで今季のヤクルト戦成績は1勝9敗1分け。4月13日に勝利したのを最後に1分けを挟んで8連敗となった。佐々岡真司監督(54)は試合後、「まだ70近く試合がある。(自力優勝消滅という)数字というよりも、やっていくしかない」と必死で前を向いた。佐々岡監督の一問一答は以下の通り。-先発遠藤は6回2失点。先発として役目は果たした4回、(山田のソロ)ホームランと(犠飛で)2点は取られましたけど6回まで粘り強く投げたと思います。-村上を止めないとしんどい試合が続くバッテリー間とスコアラーと、策は練ってるんでしょうけど、結果打たれたらそれは(配球の)読みの方なのか、甘い球なのか。作戦通り投げてるのかを把握して。-ヤクルトに8連敗。まず一つ勝ちたい去年からずっとやられっぱなしで、今年も勝っていない。選手も悔しいと思います。バッテリー間で後半、打たれる、走られる、そういうところはしっかりバッテリーでいろいろ考えないと、やっぱり今のヤクルトにはなかなか立ち向かっていけないと思います。-中継ぎ投手が手薄だが、2点ビハインドの8回に菊池保の選択の理由はビハインドで、ビハインドの投手で頑張ってもらわないといけない。勝ち(パターン)の投手をつぎ込めるかといえば、何でもかんでも、つぎこんだら、疲弊してしまう。今の役割でそこは。ビハインドで勝ちを持っていけるのか、毎回毎回投げたら、連投になる。(ビハインドが)役割の投手はそこで投げないと。結果出ないなら交代させられる。1軍で結果残さないと。-2軍の投手はほかにはいませんか(2軍からの)推薦は菊池(保)だった。推薦というところ。また考える。結果は結果として。残らなかったら変えていく。-自力優勝が消滅したまだ6月というところだが、これだけ負けが続くとそうなる。まだ70近く試合がある、数字というよりも、そこはやっていくしかない。

◆広島がヤクルトに投打で力負けし、自力優勝の可能性が消滅した。4回まで拙攻の連続で流れを相手に渡すと、中盤以降は投入した中継ぎ陣がいずれも失点してリードを広げられた。セ・リーグ首位を独走するヤクルトに8連敗(1分けをはさむ)で今季1勝9敗1分けとなった。僅差で迎えた中盤、広島ベンチに勝利へ向けた執念は感じられなかった。まだ2点差の7回を5日ぶり登板の新人森に託し、1失点。再び2点差に戻した8回は前日28日に再昇格後初登板で1回3安打1失点の菊池保にかけるも、2失点。首位独走のヤクルト相手に、僅差で追う展開でも消極的な継投策では反撃ムードは生まれない。勝ちパターンだけでなく、矢崎やターリーらも投入せず、終わってみれば大敗。まだ68試合を残して、自力優勝の可能性が消滅した。佐々岡監督 まだ6月というところだが、これだけ負けが続くとそうなる。まだ70試合近くある。数字というよりも、やっていくしかない。試合後は現状を受け入れるように淡々と話すも、この日の敗戦は波に乗りきれない今季を象徴するようだった。序盤は拙攻の連続。4回まで毎回走者を出しながら、2つの盗塁失敗と2つの併殺打。残塁なく3人で攻撃を終える、ちぐはぐさが勢いを止めた。試合の流れがヤクルトに傾いた4回、先発遠藤が先頭の山田に2ストライクから先制弾を許した。さらに足を絡められて失点。効果的な攻撃を見せつけられた。ヤクルトには1分けを挟んで8連敗で1勝9敗1分けとなった。特に警戒していたはずの山田と村上に3被弾。特に2打席連発の村上には今季対戦別本塁打数で最多となる9本塁打を献上し、山田にも同最多4本塁打を許している。球団記録に王手をかける7試合連続2桁安打も、敗戦の中では喜べない。大量ビハインドの9回に奪った1得点がチームのちぐはぐさを色濃くした。佐々岡監督は「選手も悔しいと思いますし、準備しないといけない。バッテリーでいろいろ考えないと今のヤクルトにはなかなか立ち向かっていけない」と促した。選手を使う、動かす、乗せるのもベンチの役割。待っているだけでは歯車はかみ合わない。まだヤクルト戦を14試合残すだけに、チームとして明確な対策が必要だ。【前原淳】○...先発遠藤は6回2失点と試合をつくったが、打線に援護されず、5敗目を喫した。0-0の4回、先頭山田にソロを打たれ、先制を許した。さらにその回、連打と犠飛でもう1点を失った。「ストライク先行で攻めの投球を心掛けていた。思ったより変化球が使えた」。直近4戦で勝ち星から遠ざかっているが、首位打線相手に2失点にまとめ、手応えも得た。○...坂倉が4戦ぶり7号ソロを含む複数安打で連続試合安打を「15」に伸ばした。3点を追う7回先頭でヤクルト2番手梅野の内角直球を右翼席へ運んだ。「今は割り切れて打席に入れている。強いスイングができている。(守備が)良いか悪いかは結果がすべて。勝てなくて悔しい」。マクブルームに並ぶチーム最多本塁打となったが、3戦ぶり捕手として勝利に導けず、笑顔はなかった。○...小園が今季6度目の猛打賞で食らいついた。3回先頭で遊撃内野安打。5回2死一塁では右前打を放ち、9回1死一、三塁では左前へ適時打。「やるべきことを1試合1試合やるだけ。秋山さんも入るし、(負傷中の西川)龍馬さんも帰ってくる。今の間に(遊撃を)定着させておかないと厳しい」。上本に遊撃スタメンを譲る日もある背番号51が、危機感を胸に3安打を固め打った。

◆今日にも3冠ヤ!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、今季5度目の2打席連続アーチを決め、チームを13カード連続の勝ち越しに導いた。8回に3戦連発となる28号2ランを放ち、9回にダメ押しの29号2ラン。3安打4打点で打率を3割2分まで引き上げ、首位打者のDeNA佐野に1厘差に迫った。DeNAが勝ち史上初の6月中のマジック点灯こそならなかったが、2リーグ制後最短の7月1日のM点灯の可能性は残した。"村神様"のバットが止まらない。まずは2点リードの8回無死一塁。村上はカウント2-0からの3球目、真ん中に入った131キロスライダーを逃さず捉え左中間席に運んだ。終盤でリードを広げる1発。広島ファンのため息を背に、悠然とダイヤモンドを周回し「点を取られた後だったので、何とか追加点が欲しかった。しっかりと押し込むことが出来ました」と喜んだ。そして9回。山田の適時打で点差を6点に広げ、なお無死一塁から、再びたたき込んだ。松本の4球目、甘く入った118キロをきっちり捉えた。打球は8回のVTRを見るかのように、同じく左中間席に吸い込まれた。2万4052人の観衆のどよめきを呼んだ1発にも「自分のスイングすることを心掛けて打席に入りました。良い角度で上がってくれました」と淡々。今季7度目となる1試合2発に「どっちもいい感じで打てたので。イメージ通りです」とうなずいた。この日の4打点で月間35打点。13年8月にバレンティンがマークした球団記録に並んだ。29本塁打、78打点は両リーグ断トツ。打率も3割2分まで引き上げ、大目標に掲げる「3冠王」もいよいよ手の届く位置にきた。絶好調と思える状態だが「『ゾーン』には入っていないですけど、今は本当に精神的にもいい状態で打席に立ててますし、それがいい方向につながっていると思います」と冷静そのもの。連日の大活躍も「でも終わったことなんで。また明日、同じように打って勝てるように頑張りたいと思います」と切り替えて先を見据えた。"村神様"に導かれるようにチームは13カード連続の勝ち越し。2リーグ制後初の6月中の優勝マジック点灯こそならなかったが、最速で7月1日にも「M」が点灯する。【鈴木正章】◆村神様 ファンの期待に応える神懸かり的な本塁打を放つ村上に対し、ネット上でささやかれるようになった言葉。20年8月には球団がオンライン受注生産で「村神様」ステッカーを販売。MVPを受賞した今季交流戦後には「村神降臨」とプリントされたTシャツやタオルなどを販売。"球団公認"の愛称となっている。▽ヤクルト高津監督(村上に) ベンチから見ていて雰囲気はすごく感じます。ということは、相手ベンチはもっと感じているのかなと思います。○...山田哲人内野手が15号先制ソロを放ち、勝利に貢献した。4回無死、広島遠藤に対しカウント0-2からの3球目、高め141キロ直球を左翼席上段へ。18日広島戦(神宮)以来、9試合ぶりの1発に「追い込まれていたが、しっかりと振り抜くことが出来ました。先制することが出来て良かったです」と喜んだ。村上との「YMアベック弾」は今季6度目。8回と9回にも安打を放つ猛打賞の活躍に、高津監督も「強いスイングが戻ってきた感じはします」と納得の表情だった。

◆ヤクルトは史上初の6月中のマジック点灯こそならなかったが、2リーグ制後最短の7月1日のM点灯の可能性は残した。▼マジックメモ 広島の自力Vが消滅。セ・リーグでヤクルト以外に自力Vの可能性を残すのは、DeNAだけとなった。DeNAが阪神に勝ったため、ヤクルトの優勝マジック点灯は最短7月1日に延びた。史上初となる6月中のマジック点灯はならなかったが、2リーグ制後の最短M点灯日(65年南海の7月6日)を更新する可能性を残す。1日の点灯条件はヤクルトが30日広島戦、1日DeNA戦に○○か△○で無条件。DeNAの30日阪神戦の結果によっては別の条件も発生する。

◆ヤクルトの山田が、9試合ぶりとなる先制の15号ソロを放ち勝利に貢献した。四回に先頭打者で遠藤の甘く入った速球を完璧に捉えて左翼席上段にたたき込み「追い込まれたが、しっかりと振り抜くことができた。先制点を取れて良かった」と喜んだ。 4回ヤクルト無死、山田が左越えに先制の本塁打を放つ=マツダ 3―1の八回も無死から中前打で出て村上の2ランにつなげた。九回にも中前へ適時打し、3安打2打点の活躍。6試合連続安打と調子を上げてきた。

◆主砲のバットが止まらない。ヤクルトの4番・村上が八回無死一塁から左中間席へ28号2ラン。3番手右腕・菊池保のカットボールを捉え「しっかりと押し込むことができました」とうなずいた。昨年8月17―20日以来、自身2度目の3試合連発で、3番・山田とは今季6度目(通算30度目)のアベック弾。月間13本塁打は、球団の日本選手では2006年8月の岩村明憲を抜いて単独トップとなった。これだけで終わらない。村上は九回に左腕・松本から2打席連発となる29号2ランを左中間に放った。

◆セ・リーグ首位を独走するヤクルトは投打の歯車がかみあい、13カード連続勝ち越し。4番・村上宗隆内野手(22)が八回に28号2ラン、九回にも29号2ランを放った。昨年8月17―20日以来、自身2度目の3試合連発で、3番・山田とは今季6度目(通算30度目)のアベック弾。月間14本塁打は球団の日本選手では2006年8月の岩村明憲(12本)を抜いて単独トップとなった(球団記録は2013年8月のバレンティンの18本)。白球が広島の空に舞った。まずはヤクルト・山田が四回先頭で左翼席へ先制の15号ソロ。「追い込まれていましたが、しっかりと振り抜くことができました」と久々の手の感触を確かめながらダイヤモンドを一周した。2球ファウルでカウント0―2となった後の3球目。広島先発、遠藤の内角直球を捉えた。6月18日の広島戦(神宮)以来、9試合ぶりの一発。背番号1が均衡を破り、流れを呼び込んだ。) 山田の季節がやってくる。試合前の時点で打率・242はセ・リーグの規定打席到達者では27人中26位。74三振はリーグワーストだ。本調子とはいかないが、得意の夏場で一気に調子を上げたい。終盤には若き4番・村上のバットが止まらない。八回無死一塁から左中間席へ28号2ラン。3番手右腕・菊池保のカットボールを捉え「しっかりと押し込むことができました」とうなずいた。九回には4番手・松本からまたも左中間席へ29号2ラン。6月14本塁打目のアーチとなった。

◆2ストライクから投じた3球目の直球は高めに甘く入った。0─0の四回無死。広島・遠藤が山田に3球勝負を挑んだが、ライナーで左翼席に運ばれてしまった。「どのバッターもホームランがある。そこを気を付け、中心バッターの前に走者をためないように心掛け、ひとり一人丁寧に投げられたら」こう警戒していた遠藤だったが、山田に先制ソロを浴び、ガックリ。さらに村上、坂口に連打されて一、三塁となり、中村に中犠飛を許して2点目を失った。敗れれば自力優勝が消滅する一戦で、序盤に重い2点がのしかかった。打線は二回1死一塁で上本が二ゴロ併殺、三回無死一塁でD3位・中村健(トヨタ自動車)が三ゴロ併殺と走者を進めることができない。2点を追う五回にこの試合初めて2死一、三塁と得点圏に走者を進めたが、中村健が空振り三振して無得点。六回2死一、二塁でもマクブルームが放った打球は遊撃・長岡のグラブに収まった。0―3の七回にようやく坂倉の7号ソロで反撃を開始したが、遅かった。チームは27日に米大リーグ・パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となった秋山の獲得を発表した。日米通算1476安打の安打製造機の加入でチームは上昇気流に乗りたいところだったが...。連敗で自力優勝の可能性が消滅した。(柏村翔)

◆セ・リーグ首位を独走するヤクルトは投打の歯車がかみあい、13カード連続勝ち越し。4番・村上宗隆内野手(22)が八回に28号2ラン、九回にも29号2ランを放った。昨年8月17―20日以来、自身2度目の3試合連発で、3番・山田とは今季6度目(通算30度目)のアベック弾。月間14本塁打は球団の日本選手では2006年8月の岩村明憲(12本)を抜いて単独トップとなった(球団記録は2013年8月のバレンティンの18本)。連日の主砲の活躍にツイッターでは「村上くん」「村神さま」「ドン引き」といった関連ワードがトレンド入り。「村神さま~凄すぎる」「今日もランナー哲さんで村神さま降臨」と神がかった活躍を称えるツイートもあれば「流石にヤクルトファン全員ドン引きしてます!」「村上くん今後全部敬遠されちゃわない...???(ドン引き)」「ファンまでもがドン引きwww」など驚きの声も上がっていた。

◆セ・リーグ首位を独走するヤクルトは投打の歯車がかみあい、13カード連続勝ち越し。4番・村上宗隆内野手(22)が八回に28号2ラン、九回にも29号2ランを放った。今季6勝目を挙げた先発の原樹理投手(28)がお立ち台に上がった。一問一答は以下の通り。--ピッチングを振り返って「そうですね、野手の人に助けてもらいながら、その中で、徐々に修正できたかなと思います」--立ち上がり、走者出しながら出しながらも落ち着いていた「僕、ゴロピッチャーなんで、ヒットを打たれることは、結構多いんですけど。その後、どうやって粘るかっていうところなので、そのへんゲッツーとかでうまく切り抜けれたかなっていう風に思います」--中盤のピッチングは「最近あまりいいピッチングができてなかったので、なんとしても守り切るんだと思って投げてました」--6勝は自己最多タイ「特に意識はせずに、目の前の一つ一つをしっかり戦っていくっていうことだけだと思うので、これからも頑張っていきたいと思います」--チームは投打がかみ合って好調「日々の積み重ねがこういう結果につながっていると思うので、これからも継続していきたいなと思います」--終盤に打線の援護「すごく心強い打線だなって思いながら見てました」--ファンにひと言「まだまだこの状態を継続して勝ちを積み重ねて頑張っていきますので、これからもご声援よろしくお願いします」

◆広島は16被安打9失点の完敗で3連戦の1試合を残し3カードぶりの負け越しが決まった。今季のヤクルト戦は8連敗となり自力優勝の可能性が消滅。佐々岡監督の試合後の一問一答は次の通り。──遠藤は6回5安打2失点で5敗目(3勝)。先発としては役目は果たした「四回、(山田の先制)ホームランと(中村の犠飛で)2点は取られましたけど六回まで粘り強く投げたと思います」──村上は八回と九回の2打席連発を含む3安打4打点。28日の1戦目も3ランを浴びており、止めないとしんどい試合が続く「ずっと調子がいい中できのうもね。バッティングがいいからバッテリー間と、スコアラーが策は練ってるんでしょうけど、結果打たれたらそれは読みの方なのか、甘い球なのか、そういうところをしっかりと作戦通り投げてるのかを把握していく」──ヤクルトに8連敗で1勝9敗1分け。まずは勝ちたい「去年からずっとやられっぱなしで、ことしも勝ってないということで選手も悔しいと思いますし、準備をしないといけない。バッテリー間で後半打たれる、走られる、そういうところはしっかり考えないと。やっぱり今のヤクルトにはなかなか立ち向かっていけないと思います」──2番手のD2位・森が1回1失点、3番手・菊池保が1回2失点、4番手のD5位・松本が1回4失点。中継ぎが手薄か「ビハインドでは、ビハインドの投手が頑張ってもらわないといけない。勝ちの投手をつぎ込めるかといえば、何でもかんでもつぎこんだら疲弊してしまう。今の役割で、ビハインドで勝ちに持っていけるか。(勝ちパターンが)毎回毎回投げたら連投になる。役割の投手はそこで投げないと。結果出ないなら交代させられる。1軍で結果を残さないと」──2軍で他に有力な中継ぎは「(2軍からの)推薦が菊池保だった。また考える。結果は結果。残らなかったら代えていく」──自力優勝の可能性が消滅「まだ6月というところだが、これだけだけ負けが続くとそうなる。まだ70近く試合がある。数字というよりも、そこはやっていくしかない」

◆ヤクルト・原樹理投手(28)が6回7安打無失点で2018年の自己最多に並ぶ6勝目(3敗)。大粒の汗をぬぐいながら、92球を振り返った。「ゴロピッチャーなので、安打を打たれることは多いですけど、そのあとどうやって粘るかというところ。その辺はゲッツーとかでうまく切り抜けられたかなと思う」打たせて取る投球スタイルなだけに、毎回走者を背負った。ただ、「最近あまりいい投球ができていなかったので、なんとしても守り切るんだと思って投げた」と力投。五回は2死一、三塁とされたが、中村健を空振り三振に抑えた。期待を込めて報道陣の前で厳しい言葉を並べてきた高津監督は「6回を投げ切ったので彼にとっては100点。(自己最多は)素晴らしいこと。ぜひ自己新を狙っていただきたい」とさらなる成長を求めた。7年目右腕が進化の時を迎えている。

◆見えた、令和初の三冠王!! セ・リーグ首位のヤクルトは29日、広島11回戦(マツダ)に9―2で快勝し、3連勝。13カード連続勝ち越しを決め、2位・巨人とのゲーム差を今季最大の12とした。2点差に詰め寄られた八回に村上宗隆内野手(22)が3試合連発となる2ランを放つと、九回にも駄目押しの29号2ラン。月間14本塁打は球団の日本選手では2006年8月の岩村明憲(12本)を抜いて最多となり、打率・320としてリーグトップのDeNA・佐野恵太外野手(27)に1厘差に迫った。 9回、2点本塁打を放つヤクルト・村上宗隆) 敵、味方は関係ない。マツダスタジアムは騒然としていた。一体、何本打つんだ。村上が2本塁打を含む5打数3安打4打点で3連勝に貢献。大活躍を見せたが、試合後は淡々と振り返った。「(本塁打は)どちらもいい感じで打てたのでイメージ通りでした。今は本当に精神的にもいい状態で打席に立ててますし、それがいい方向につながっているのかなと」2点差に詰め寄られた八回無死一塁で、左中間席へ28号2ラン。昨年8月17―20日以来、自身2度目となる3試合連続本塁打で流れを引き戻した。試合を決定づけたのも主砲の一振り。九回無死一塁で、またも左中間席へ2打席連発の29号2ランを放った。怖いほど打ちまくっている。直近6試合で8発目。シーズン56発ペースとなった。月間14本塁打は2006年8月の岩村明憲(12本)を抜き球団の日本選手最多。月間35打点も13年8月のバレンティンの球団最多記録に並んだ。本塁打と打点(78)はリーグトップを独走。打率も・320に上げ、トップのDeNA・佐野に1厘差と肉薄した。3番に座った山田も快音を響かせ、〝YM砲〟がそろい踏みした。四回先頭で左翼席上段へ先制の15号ソロ。内角直球を捉えた9試合ぶりの一発に「追い込まれていましたが、しっかりと振り抜くことができました」。山田と村上のアベック本塁打は今季6度目で通算30度目。左右の主軸がアーチをかけた試合の勝敗は17勝12敗1分け(勝率・586)だ。 互いに高め合い、認め合う仲だ。リーグ首位を独走する中、山田は「チームは強いけど、それよりもムネ(村上)がすごい。〝助っ人〟みたい」と冗談交じりにそのすごさを明かす。村上は7歳上の先輩について「僕の前に山田さんが打つことによっていい形でまわってきたりするので本当に心強いですし、チームを一緒に優勝に導きたい」と共闘を約束。この日も村上の2本塁打の前には山田が出塁し、お膳立てしていた。チームは3連勝で6月は18勝4敗。月間18勝以上は02年8月(19勝)、10年8月(18勝)に次いで12年ぶり3度目で、30日に勝てば球団記録に並ぶ。2位・巨人とは今季最大の12ゲーム差。優勝へのマジックナンバーは最短7月1日に点灯する。「これも終わったことなので、また明日同じように打って勝てるように頑張りたい」と謙虚に振り返った村上。〝YM砲〟が居並ぶ姿は心強く、頼もしい。(赤尾裕希)★岩村から金言 1年目にプロ野球選手のいろはを学んだ大先輩を超えた。2018年1月。ルーキーだった村上は、新人研修会で講師役を務めたBCリーグ・福島の監督、岩村明憲氏の言葉に耳を傾けた。「地に足をつけることが大事。上を、上を目指してほしい」とエールを受け「野球人としてのプライドやプロ意識について話されていた。自分も大事にしていきたいと思った」と金言を胸に刻んだ。あれから4年。球団日本選手の月間本塁打記録を塗り替えた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
49231 0.681
(↑0.005)
-
(-)
70334
(+9)
251
(+2)
89
(+3)
51
(+2)
0.257
(↑0.003
3.030
(↑0.01)
2
(-)
巨人
40380 0.513
(↓0.006)
12
(↓1)
65312
(+2)
332
(+3)
85
(-)
37
(-)
0.248
(↓0.001)
3.830
(↑0.01)
3
(-)
広島
35373 0.486
(↓0.007)
14
(↓1)
68280
(+2)
284
(+9)
36
(+1)
13
(-)
0.257
(↑0.001
3.520
(↓0.08)
4
(-)
阪神
34402 0.459
(↓0.007)
16
(↓1)
67257
(+2)
230
(+4)
50
(+1)
60
(+3)
0.238
(-)
2.820
(↓0.02)
5
(-)
DeNA
31380 0.449
(↑0.008)
16.5
(-)
74242
(+4)
289
(+2)
53
(+1)
25
(-)
0.249
(-)
3.770
(↑0.04)
6
(-)
中日
31420 0.425
(↑0.008)
18.5
(-)
70216
(+3)
292
(+2)
38
(-)
24
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.840
(↑0.03)